JP6122904B2 - 漏洩磁束型トランス - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、漏洩磁束型トランスに関する。
電流共振型DC−DCコンバータにおいて用いられるトランスとして、1次コイルから2次コイルに伝わる磁束の漏れを積極的に利用する漏洩磁束型トランスが知られている。漏洩磁束型トランスの代わりに、一般的なトランスと独立した別のインダクタとを用いて漏洩磁束型トランスと同様の機能を実現できるが、配線が長くなる、形状が大きくなるといった欠点があるため、小型化、回路の簡略化といった観点から漏洩磁束型トランスが用いられることが多い。一般的に利用される漏洩磁束型トランスとしては、例えば巻線間の距離を取ったトランスがある。
国際公開第2005/015725号パンフレット
しかし、上述の漏洩磁束型トランスでは、トランスで発生する漏洩磁束が各巻線内部を通過するため、導線内部に渦電流が発生し、銅損失が増加する。結果として、電力変換効率が低下してしまう。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、電力変換効率の低下を抑制することができる漏洩磁束型トランスを提供することを目的とする。
本実施形態に係る漏洩磁束型トランスは、主コアと、第1巻線と、第2巻線と、1以上のパスコアとを含む。主コアは、閉磁路を形成する第1磁性体であって、外足および中足を有する。第1巻線は、前記中足の長手方向を軸として、当該中足を囲繞するように巻回される。第2巻線は、前記中足の長手方向を軸として、前記第1巻線を囲繞するように巻回される。パスコアは、前記第1巻線の最内周から前記第2巻線の最外周までの領域のうち、一部分を前記軸方向に沿って貫通する第2磁性体であって、当該第2磁性体の両方の端部からそれぞれ漏洩する磁束のうち前記第1巻線内部を通過する磁束が閾値以下となる位置まで、当該第2磁性体が延在する。
本実施形態に係る漏洩磁束型トランスの上面図。 本実施形態に係る漏洩磁束型トランスの側面図。 本実施形態に係る漏洩磁束型トランスの断面図。 漏洩磁束型トランスを図1BのB−B’線で切断し、y軸方向から見た場合の漏洩磁束型トランスの断面図。 本実施形態に係るパスコアの形状を示す図。 本実施形態のパスコアの端部の形状の変形例を示す図。 漏洩インダクタンスの値を調整する方法の第1の変形例を示す図。 漏洩インダクタンスの値を調整する方法の第2の変形例を示す図。 漏洩インダクタンスの値を調整する方法の第3の変形例を示す図。 漏洩インダクタンスの値を調整する方法の第4の変形例を示す図。 漏洩インダクタンスの値を調整する方法の第5の変形例を示す図。 漏洩インダクタンスの値を調整する方法の第6の変形例を示す図。 本実施形態の漏洩磁束型トランスが用いられる電流共振型DC−DCコンバータの等価回路の一例を示す回路図。 従来例の漏洩磁束型トランスの断面図。 従来例の漏洩磁束型トランスの断面図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る漏洩磁束型トランスについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
本実施形態に係る漏洩磁束型トランスについて図1A、図1Bおよび図2を参照して説明する。
図1Aは、漏洩磁束型トランスの上面図であり、図1Bは、漏洩磁束型トランスの側面図である。図2は、漏洩磁束型トランスを図1AにおけるA−A’線で切断したときの断面図である。
本実施形態に係る漏洩磁束型トランス100は、主コア101、ボビン102、第1巻線103、第2巻線104、パスコア105およびピン106を含む。
主コア101は、例えば、鉄やフェライトといった磁性体であり、外足および中足を有する「日」の字形状の閉磁路構造となるように形成される。なお、主コア101は、接合面がない「日」の字形状であってもよいし、「日」の字形状となるようにコアを組み合わせて形成されてもよい。例えば、E型コアとI型コアとを連結する、2つのE型コアを対向して連結する、または、ロの字型の中にI型を連結することにより、「日」の字形状の閉磁路構造を生成してもよい。なお、中足の形状は、本実施形態では、円筒形状を想定するが、これに限らず、多角柱形状または楕円柱形状など、どのような形状であってもよい。また、主コア101は、主コア101の透磁率を調整するため、主コア101の磁路の一部にエアギャップなどを施した形状により形成されてもよい。
ボビン102は、中空の円環形状であり、中空部分に主コア101の中足が挿入されるように形成される。なお、ボビン102と中足との間には、絶縁体が挿入されてもよい。
第1巻線103は、例えば銅線であり、ボビン102を囲繞するように巻回される。すなわち、主コア101の中足の長手方向を軸として、中足を囲繞するように巻回される。
第2巻線104は、例えば銅線であり、第1巻線103と同様に主コア101の中足の長手方向を軸として、第1巻線103を囲繞するように巻回される。なお、第2巻線104と第1巻線103との間は、スペーサーにより空間を空けるようにしてもよいし、絶縁体が挿入されてもよい。このようにすることで、第1巻線103と第2巻線104との間の容量を低減したり、絶縁耐圧を確保することができる。なお、図1Aのように漏洩磁束型トランス100を上面から見た場合に、第2巻線104が主コア101の中足と外足との間に収まるように巻回されればよい。
パスコア105は、主コア101と材質が同一または異なる柱状の磁性体であり、第1巻線103の最内周から第2巻線104の最外周までの領域のうち、一部分を主コア101の中足の長手方向(軸方向)に沿って貫通するように配置される。なお、厳密に軸に平行ではなく、中心軸(図1A中、y軸)に対して、x軸方向に傾きを有してもよいし、z軸方向に傾きを有してもよい。さらに、後述するが、y軸を中心に回転するように傾きを有してもよい。
また、パスコア105は、両方の端部から漏洩する磁束のうち第1巻線103内部を通過する磁束が閾値以下となる位置に両方の端部が存在するように配置される。言い換えれば、パスコア105を形成する磁性体が、両方の端部から漏洩する磁束のうち第1巻線103内部を通過する磁束が閾値以下となる位置まで、(はみ出るように)延在する。閾値は、回路設計において許容される鎖交磁束の値により決定されればよい。なお、パスコア105の端部は、両方の端部から漏洩する磁束が第1巻線103内部を通過しない位置に存在することが望ましい。第1巻線103だけではなく、両方の端部から漏洩する磁束が第1巻線103および第2巻線104の両方の巻線内部を通過しない位置までパスコア105が延在する形状でもよい。
また、パスコア105の形状は、本実施形態では四角柱である場合を想定するが、多角柱、円柱、楕円柱その他の形状でもよい。さらに、本実施形態では、パスコア105が1つ配置される場合を例に説明をするが、複数配置されてもよい。パスコア105の数および材質を変更することで、漏洩インダクタンスを調整することができる。
ピン106は、回路に接続するためのピンであり、一般的なものであるのでここでの説明は省略する。
なお、第1巻線103と第2巻線104との間の絶縁耐圧を確保するための空間距離を取るなどの必要性から、ボビン102の端に巻線が存在しない部分があってもよい。また、本実施形態では、第1巻線103と第2巻線104との2巻線構造を想定しているが、3巻線以上の場合であってもよい。その際、パスコア105は、巻線構造の最内周から最外周までの領域のうち、一部分を貫通するように配置されればよい。
次に、主コア101の外足および中足、漏れ磁路について図3を参照して説明する。
図3は、漏洩磁束型トランス100を図1BのB−B’線で切断し、y軸方向から見たときの断面図である。また、第2巻線104に電流を流す場合を想定する。
第2巻線104に流れる電流によって発生する磁束(φ1)は、主コアの中足101−1とパスコア105とを「+y」方向に通過する。通過した磁束は元の中足101−1およびパスコア105に戻るが、このときパスコア105を通過して主コア101の外足101−2を通過して戻る磁束は、第2巻線104には鎖交するが第1巻線103には鎖交しないため、漏洩磁束となる。
ただ、第1巻線103と第2巻線104とは主コア101を介して密に結合しているので、第2巻線104に流れる電流により発生した磁束のうち第1巻線103を通過する漏洩磁束は少なくなり、漏洩磁束による効率の低下を軽減することができる。
一方、第2巻線104に流れる電流により発生した磁束のうちパスコア105に発生した磁束は、外足101−2を通過してパスコア105に戻り、第1巻線103を通過しないため、第2巻線104で発生した漏洩磁束が第1巻線103を通過してしまうことによる電力変換効率の低下を招かない。
次に、パスコア105の形状について図4を参照して説明する。
図4に示すように、パスコア105の端部401が主コア101側に向かって突出している。漏洩磁束型トランス100を側面方向(図4のx軸方向)から見た場合、第1巻線103および第2巻線104から突出した部分であって端部401を含む突出部と主コア101との距離、すなわちギャップが一定でない構成とする。図4の例では、パスコア105の両端の端部401が主コア101側に突出したL字形状となる。
このような構成にすることで、漏洩磁束が端部401のL字上の先端、すなわちギャップが小さい位置から支配的に出ることとなり、漏洩磁束が第1巻線103の内部を通過する割合がより少なくなるため、電力変換効率の低下をさらに抑制することができる。なお、上述の通り、漏洩磁束が第1巻線103の内部を通過しないように、両端の端部401が第1巻線103および第2巻線104から可能な限り離れていることが望ましい。さらに、漏洩磁束型トランス自体のサイズを考慮する場合、y軸方向において、端部401が主コア101の端(図4における主コア101のy軸方向の端部)以内となるように、パスコア105のサイズを設計することが望ましい。
次に、パスコア105の端部401の形状の変形例について図5を参照して説明する。
図5(a)から(g)までに示すように、端部401の主コア101側に突出する形状としては、L字となるような長方形、正方形に限らず、半円、三角形、凸形状、または凹形状、さらにこれらの組み合わせでもよい。
また、図5に示すように、ギャップが最も小さい位置は、図5(b)のようにy軸方向の最端部に限らず、図5(a)、(c)および(d)に示すように、y軸方向の最端部からパスコアの中心側に位置してもよい。
さらに、図5(e)から(g)までに示すように、主コア101に最も近い位置が複数存在するような形状でもよい。このように、端部401の形状を変えることで、漏洩インダクタンスの値を調整することができる。
次に、漏洩インダクタンスの値を調整する方法の第1から第6の変形例として図6から図11までを参照して説明する。
図6のように、パスコア105が第1巻線103および第2巻線104からはみ出るように延在する部分L1および部分L2のサイズを変更することで、漏洩インダクタンスの値を調整することができる。
図7のように、パスコア105の端部401に突出部を設けない場合の、主コア101とパスコア105とのギャップL3およびギャップL4のサイズを変更することで、漏洩インダクタンスの値を調整することができる。
図8は、パスコア105の片方の端部401に突出部を設けた場合を示す。突出部が存在する端部のギャップL5と、突出部が存在しない端部のギャップL6とのサイズを変更することで、漏洩インダクタンスの値を調整することができる。
図9は、パスコア105の両方の端部401に突出部を設けた場合を示す。ギャップL5とギャップL7とのサイズを変更することで、漏洩インダクタンスの値を調整することができる。
図10は、パスコア105の端部401を主コア101のy軸方向の長さよりも長くなるように構成した場合を示す。パスコア105の両端の端部401のそれぞれの長さL8およびL10と、y軸方向における主コア101と両方の端部401とのそれぞれのギャップL9およびL11とのサイズを調整することで、漏洩インダクタンスの値を調整することができる。
図11は、図3と同様に、漏洩磁束型トランス100をB−B’線で切断した場合のy軸方向から見た断面図である。図11に示すように、四角柱であるパスコア105の長辺をx軸方向に対してz軸方向に傾けるように配置する。なお、パスコアが四角柱である場合に限らず、多角柱形状である場合に、主コア101に対向するパスコア105の面が、パスコア105の延在方向を軸として回転するように傾けてパスコア105が配置されればよい。このように配置した場合、主コア101に近い位置から漏洩磁束が発生するため、上述の変形例と同様に漏洩インダクタンスの値を調整することができる。
次に、本実施形態に係る漏洩磁束型トランス100を用いる電流共振型DC−DCコンバータの一例について図12を参照して説明する。
図12は、電流共振型DC−DCコンバータを等価回路で表現したものである。電流共振型DC−DCコンバータ1200は、FET駆動回路1201、キャパシタ1202、1203および1204、漏洩磁束型トランス100およびブリッジダイオード1205を含む。
回路自体の動作は、一般的なDC−DCコンバータの動作を行うため、詳細な説明は省略するが、キャパシタ1202の容量C1およびキャパシタ1203の容量C2の合成容量(C1+C2)と漏洩磁束型トランス100の漏洩インダクタンスLs、漏洩磁束型トランス100の励磁インダクタンスLp、および、ブリッジダイオード1205とキャパシタ1204を含む負荷抵抗によりLCR共振回路を構成する。
本実施形態に係る漏洩磁束型トランス100を用いることで、広い入力電圧範囲、広い負荷範囲で電流共振型DC−DCコンバータを制御することができ、制御範囲を拡大することができる。
具体的には、例えば、負荷電流が大きくなると、この電流によりパスコア105の両方の端部に生じる漏洩磁束が増加し、漏洩インダクタンスが変化する。これにより、パスコア105の端部に集中していた磁束が周囲に広がり、実行ギャップ長が長くなり漏洩インダクタンスが減少する。漏洩磁束型トランス100とキャパシタとの共振回路のゲインとなる共振周波数が上昇し、共振回路のゲインが上がる。
電流共振型DC−DCコンバータにおいて、共振回路のゲインを上げるためには、駆動周波数を下げる制御を行う必要があるが、本実施形態に係る漏洩磁束型トランス100を用いることで、漏洩インダクタンスを調整でき、駆動周波数制御の低下幅を小さくすることができる。結果として、広範囲の負荷変化に対応することができる。なお、入力電圧が低下した場合も同様に制御できる。
以上に示した本実施形態によれば、第1巻線と第2巻線との位置関係が漏洩磁束が発生しにくい位置関係であるので、位置関係に起因する漏洩磁束は少なく、第1巻線を通過する漏洩磁束が少ないため効率の低下を抑制することができる。さらに、パスコアを通過する磁束は、漏洩磁束として、第1巻線に鎖交せずに主コアの外足を通過するため、第1巻線を通過する磁束が少ない。よって、パスコアを通過する漏洩磁束による電力変換効率の低下を抑制することができる。
また、パスコアの端部の一部が主コアに近づくような形状とし、パスコアの配置位置を適宜変更することで漏洩インダクタンスを調整できる。結果として、広い入力電圧範囲、広い負荷範囲で電流共振型DC−DCコンバータを制御することができ、制御範囲を拡大することができる。
(従来例)
ここで、従来例となる漏洩磁束型トランスについて図13および図14を参照して説明する。
図13は、図2と同様の方向から見た従来例の漏洩磁束型トランスの断面図である。なお、断面は上下対称であるので、第1巻線および第2巻線を貫通するコアの中心より上半分を示す。
図13に示す従来例の漏洩磁束型トランスは、第1巻線1301と第2巻線1302との間に距離を設けることにより、図2の様に第1巻線1301と第2巻線1302との間に距離を設けることにより、漏洩インダクタンスLsを得ることができる。具体的には、第1巻線1301に流した電流により磁束φ1が発生し、磁束φ1は、第2巻線1302に鎖交する磁束φ2と第2巻線1302に鎖交しない磁束φsとに分流して元に戻ることになる。このとき、磁束φsが構成する第1巻線1301の鎖交磁束は、漏洩インダクタンスLsとなる。また、磁束φ2が構成する第1巻線の鎖交磁束は、励磁インダクタンスLpとなる。
図14に示すように、従来例の漏洩磁束型トランスでは、第1巻線1301に流した電流により発生する磁束φ1のうち、漏洩磁束となる磁束は必ずしも、第1巻線1301と第2巻線1302との空隙を通過する磁束φsだけでなく、第2巻線1302を通過する磁束φssも存在する。銅および空気の透磁率はほぼ1であり、第1巻線1301と第2巻線1302との空隙および第2巻線1302の領域の透磁率はほぼ等しいので、巻線の構造や、コアの形状によっても異なるものの、磁束φssは、磁束φsと比較して同等以上の磁束密度になると考えられる。
この磁束φssが第2巻線1302の場所を通過すると、第2巻線1302の銅線内部に渦電流が発生する原因となる。第2巻線1302の銅線内部に発生した渦電流は、銅損失を増加させ、結果として漏洩磁束型トランスの電力変換効率を低下させる。
このように、電流共振型DC−DCコンバータに使用されている従来の漏洩磁束型トランスは、電流共振型DC−DCコンバータの電力変換効率を低下させる要因となる問題点をもつ。
一方、本実施形態によれば、上述のように漏洩磁束による効率の低下を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…漏洩磁束型トランス、101…主コア、101−1…中足、101−2…外足、102…ボビン、103,1301…第1巻線、104,1302…第2巻線、105…パスコア、106…ピン、401…端部、1200…電流共振型DC−DCコンバータ、1201…FET駆動回路、1202,1203,1204…キャパシタ、1205…ブリッジダイオード。

Claims (3)

  1. 閉磁路を形成する第1磁性体であって、外足および中足を有する主コアと、
    前記中足の長手方向を軸として、当該中足を囲繞するように巻回される第1巻線と、
    前記中足の長手方向を軸として、前記第1巻線を囲繞するように巻回される第2巻線と、
    前記第1巻線の最内周から前記第2巻線の最外周までの領域のうち、一部分を前記軸方向に沿って貫通する第2磁性体であって、当該第2磁性体の両方の端部からそれぞれ漏洩する磁束のうち前記第1巻線内部を通過する磁束が閾値以下となる位置まで、当該第2磁性体が延在する1以上のパスコアと、を具備し、
    前記1以上のパスコアのうち少なくとも1つは、前記第1巻線および前記第2巻線から突出した前記端部を含む突出部のうちの一部が、前記主コア側に近づく形状であることを特徴とする漏洩磁束型トランス。
  2. 前記パスコアが多角柱形状である場合、前記主コアに対向する当該パスコアの面が、当該パスコアの延在方向を軸として回転するように傾くことを特徴とする請求項1に記載の漏洩磁束型トランス。
  3. 前記1以上のパスコアのうち少なくとも1つは、前記端部のうち少なくとも一方が、前記主コア側に突出した部分を有するL字形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の漏洩磁束型トランス。
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