JP6122367B2 - 発光素子実装用基板およびこれを用いた発光素子モジュール - Google Patents
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Description
あることが記載されているが、今般においては、さらに高い反射率を有していることが求められている。
上させることができる。
倍から10万倍の倍率で観察し、アルミナ結晶は白く、ジルコニア結晶は黒く観察されることから、色調によりジルコニア結晶を特定する。なお、特定が困難な結晶については、付設のエネルギー分散型X線分光器(EDS)を用いて、ジルコニウムおよび酸素が検出されるかを確認すればよい。
する。なお、この算出を5箇所の視野において行ない、その平均値を本実施形態におけるジルコニア結晶の数におけるラメラ組織ジルコニア結晶の数の割合とする。
質量%のうち、ジルコニアの含有量がZrをZrO2換算で5質量%以上20質量%以下であることが好適である。ジルコニアの含有量がZrをZrO2換算で5質量%以上20質量%以下であるときには、反射率をさらに高めることができるとともに、機械的特性の向上を図ることができる。
のジルコニアの含有量は、まず、発光素子実装用基板1の一部を粉砕し、得られた粉体を塩酸などの溶液に溶解して希釈した後、ICP(Inductively Coupled Plasma)発光分光分析装置(島津製作所製:ICPS−8100)を用いてZr量を測定し、ZrO2に換算して求めればよい。また、3点曲げ強度については、JIS R 1601−2008(ISO 17565:2003(MOD))に準拠して測定すればよい。
ガラスの含有量が1質量%以上6質量%以下であることが好適である。上記構成を満たしているときには、熱伝導率の低下を抑制しつつ、反射率をさらに向上させることができる。ここで、反射率を向上させることができるのは、粒界に、アルミナ結晶ともジルコニア結晶とも屈折率の異なるガラスを存在させていることによる。なお、ガラスは、酸化マグネシウムおよび酸化珪素以外に、酸化カルシウム、酸化硼素、酸化亜鉛、酸化ビスマス等を含むものであってもよい。
ても確認することができる。
質量%以上70質量%以下、酸化マグネシウムが30質量%以上50質量%未満、前述した他の成分として酸化カルシウム等が10質量%未満であることが好適である。
し、安定化されていないジルコニア粉末は、例えば、発光素子実装用基板1であるアルミナ質焼結体を構成する全成分100質量%のうち、ジルコニアの含有量を5質量以上20質量
%以下とするには、焼結助剤とアルミナ粉末との合計100質量%に対して、5.3〜25質量%とすればよい。
量することが好適である。例えば、1次原料粉末における安定化されていないジルコニア粉末の質量が5質量%であるときには、1.05質量%以上6.3質量%以下とすればよい。
攪拌機内に入れて混合・攪拌してスラリーを得る。
ることによって、本実施形態の発光素子実装用基板1を得ることができる。また、発光素子実装用基板1を多数個取りする方法としては、焼成後にスリットを形成してもよいこと
はいうまでもない。
り、より高い反射率を有する発光素子実装用基板1を得ることが可能となる。また、粒界にガラスを存在させるには、焼成時における最高温度から室温までの降温速度を250℃/
h以上400℃/時間以下とすればよい。
した。
化されていないジルコニア粉末は、発光素子実装用基板を構成する全成分100質量%のう
ちの含有量が3質量%となるように、焼結助剤とアルミナ粉末との合計100質量%に対し
て3.1質量%秤量し、1次原料とした。
媒と、0.2質量%の分散剤とを攪拌機内に入れて混合・攪拌してスラリーを得た。その後
、得られたスラリーを噴霧造粒装置(スプレードライヤー)により噴霧造粒して顆粒を得た。
が10mmの正方形であり、厚みが1.0mmの本発明の発光素子実装用基板となる板状体を
得た。
用基板も準備した。
。
した。
kVの条件で5万倍の倍率で観察し、黒く観察されたジルコニア結晶を特定し、その数をカウントした。また、ラメラ組織ジルコニア結晶の数もカウントした。そして、ラメラ組織ジルコニア結晶の数をジルコニア結晶の数で除して100倍することにより特定視野にお
ける割合を算出した。そして、この算出を5箇所の視野で行ない、その平均値をジルコニア結晶の数におけるラメラ組織ジルコニア結晶の数の割合とした。
ジルコニア結晶の数におけるラメラ組織ジルコニア結晶の数の割合が50%以上となり、反
射率を向上できた。なお、昇温速度が1000℃を超えると反射率向上の効果が薄れることから、製造コスト、焼成炉の長寿命化の観点からは1000℃以下とすることが好適であることがわかった。
がZrO2換算で5質量%以上20質量%以下含むことにより、94.8%以上の反射率と410
MPa以上の強度が得られ、良好な反射率と基板としての強度が得られることが確認された。
。また、JIS R 1611−1997に準拠して熱伝導率の測定を行なった。
た。
Claims (3)
- ラメラ組織ジルコニア結晶を含むアルミナ質焼結体からなり、該アルミナ質焼結体を構成する全成分100質量%のうち、ジルコニアの含有量がZrO 2 換算で5質量%以上15質量%以下であり、ジルコニア結晶の数における前記ラメラ組織ジルコニア結晶の数の割合が50%以上であることを特徴とする発光素子実装用基板。
- 少なくとも酸化マグネシウムと酸化珪素とを含むガラスが粒界に存在し、前記アルミナ質焼結体を構成する全成分100質量%のうち、前記ガラスの含有量が1質量%以上6質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の発光素子実装用基板。
- 請求項1または請求項2に記載の発光素子実装用基板に発光素子が搭載されていることを特徴とする発光素子モジュール。
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