JP6122303B2 - 粉体採取装置及び粉体採取方法 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内の粉体を、所望の重量だけ採取する粉体採取装置及び粉体採取方法に関する。
従来、所望の重量の粉体を採取するために、重量に応じた体積の粉体を採取する装置が知られている(例えば、特許文献1(特開2002−18269号公報))。このような装置では、重量を計量する時間が必要ないため、効率よく粉体を採取することができる。
しかし、特許文献1(特開2002−18269号公報)のような装置では、採取した粉体のかさ密度が一定になるとは限らず、採取した粉体の重量がばらつく可能性がある。特に、微量の粉体を採取する際には、高い重量精度が要求されることが多いが、採取した粉体のかさ密度が想定した値と異なる場合には、採取した粉体の重量に大きな誤差が生じる可能性がある。
本発明の課題は、所望の重量の粉体を採取するために、重量に応じた体積の粉体を採取する粉体採取装置及び粉体採取方法において、採取される粉体の重量のばらつきを低減させることのできる、信頼性の高い粉体採取装置及び粉体採取方法を提供することにある。
本発明に係る粉体採取装置は、中空部材と、第1駆動部と、加圧部と、検出部と、を備える。中空部材は、一端に開口が形成されている。第1駆動部は、中空部材を粉体の入った容器に対して相対的に前進させて、中空部材を、開口の形成された第1端部側から容器内の粉体に挿入し、中空部材を容器に対して相対的に後退させて、中空部材を、開口から中空部材の中に入った粉体と共に容器内の粉体から抜き出す。加圧部は、第1端部が容器内の粉体に挿入された状態で、開口から入った中空部材の中の粉体に圧力をかける。検出部は、加圧部が粉体にかける圧力の大きさを検出する。
ここでは、中空部材の中に入った粉体を所望の圧力で加圧することができ、中空部材内の粉体のかさ密度を所望の値に調整することができる。そのため、中空部材を用いて所定の体積の粉体を採取すれば、粉体の重量を直接計量することなく、採取する粉体の重量を所望の値に調整することができる。その結果、短時間に、正確な重量の粉体を採取することができる。
また、本発明に係る粉体採取装置では、加圧部は、中空部材の内部を中空部材の内壁に沿って移動可能なピストンを有することが望ましい。ピストンは、粉体の入った容器に対して相対的に前進させられることで、中空部材の中の粉体に圧力をかけることが望ましい。
ここでは、ピストンを容器に対して相対的に前進させることで、中空部材の中の粉体を、容易に所望の圧力で加圧することができる。その結果、正確な重量の粉体を採取することができる。
また、本発明に係る粉体採取装置は、容器の下方に設けられた計量器を更に備えることが望ましい。第1駆動部は、第1端部を下方に向けた中空部材を、容器に対して相対的に下方に前進させて、中空部材を容器内の粉体に挿入することが望ましい。加圧部は、中空部材の中の粉体に上方から圧力をかけることが望ましい。検出部は、計量器の計量値を用いて、加圧部が粉体にかける圧力の大きさを検出することが望ましい。
ここでは、容器の下方に設けられた計量器の計量値を用いて、中空部材の中に入った粉体にかけられる圧力を容易に検出できる。そのため、正確な重量の粉体を採取することが容易である。
また、本発明に係る粉体採取装置は、第2駆動部を更に備えることが望ましい。第2駆動部は、加圧部が中空部材の中の粉体に圧力をかけた後であって、第1駆動部が中空部材を容器内の粉体から抜き出す前に、第1駆動部が中空部材を容器に対して相対的に移動させる方向と直交する方向に、中空部材を容器に対して相対的に移動させることが望ましい。
あるいは、第2駆動部は、加圧部が中空部材の中の粉体に圧力をかけた後であって、第1駆動部が中空部材を容器内の粉体から抜き出す前に、第1駆動部が中空部材を容器に対して相対的に移動させる方向に延びる回転軸周りに、中空部材を容器に対して相対的に回転させるものであることが望ましい。
これにより、中空部材を容器内の粉体から抜き出す時に、中空部材の内部に入った粉体と、容器内の粉体とが分離されやすい。そのため、中空部材を容器内の粉体から抜き出す時に、本来採取すべきではない容器内の粉体が中空部材の中の粉体と共に採取されたり、中空部材の中の粉体が容器内の粉体に引っ張られて脱落したりすることを抑制できる。その結果、過不足なく、所望の重量の粉体を採取することができる。
また、本発明に係る粉体採取装置では、第1駆動部は、中空部材を容器に対して前進させることが望ましい。ピストンは、第1駆動部が中空部材を容器に対して前進させる際に、中空部材の第1端部が容器内の粉体内部の第1所定位置に到達するまでは、中空部材の開口を塞ぐように動かされ、その後一旦停止させられることが望ましい。ピストンは、第1駆動部が第1端部を容器内の粉体内部の第2所定位置まで更に前進させた後に、中空部材と同速度で中空部材の前進方向に動かされることで、中空部材の中の粉体に圧力をかけることが望ましい。
ここでは、中空部材の第1端部が容器内の粉体内部の第1所定位置に到達するまでは、ピストンが、中空部材と同時に動かされるため、中空部材とピストンとを別々に動かす場合に比べ、効率よく粉体を採取することができる。
また、ピストンは、第1端部が容器内の粉体内部の第1所定位置に到達するまでは、中空部材の開口を塞ぐように動かされるため、中空部材の内部に空気が入り込みにくく、中空部材の中の粉に(採取する粉体に)空隙が形成されることがない。そのため、正確な重量の粉体を採取することができる。さらに、中空部材の内部の空気を取り除くための機構や、中空部材の内部の空気を取り除くための時間が不要であり、低コストで効率のよい粉体採取装置を実現できる。
また、本発明に係る粉体採取装置では、ピストンは、第1駆動部により動かされることで、中空部材の中の粉体に圧力をかけることが望ましい。
これにより、中空部材とピストンとを同時に動かしながら、中空部材の中の粉体に圧力をかけることが容易である。
本発明に係る粉体採取方法は、容器に入った粉体を採取する方法であり、第1〜第3工程を備える。第1工程では、下端に開口が形成された中空部材を、下端側から容器内の粉体に挿入し、開口から中空部材の内部に粉体を取り入れる。第2工程では、開口から中空部材内に入った粉体に、容器の下方に配される計量器を用いて把握される圧力値が所定の値になるように、上方から圧力をかける。第3工程では、中空部材を、中空部材の内部の粉体と共に、容器に入った粉体から抜き出す。
ここでは、中空部材の中に入った粉体を所定の圧力で加圧するため、中空部材内の粉体のかさ密度を所望の値に調整することができる。そのため、中空部材を用いて所定の体積の粉体を採取すれば、粉体の重量を直接計量することなく、採取する粉体の重量を所望の値に調整することができる。その結果、短時間に、正確な重量の粉体を採取することができる。
また、本発明に係る粉体採取方法では、第2工程と第3工程との間に、第4工程を更に備えることが望ましい。第4工程では、中空部材が容器に対して相対的に水平方向に移動させられることが望ましい。
これにより、中空部材を容器内の粉体から抜き出す時に、中空部材の内部に入った粉体と、容器内の粉体とが分離されやすい。そのため、中空部材を容器内の粉体から抜き出す時に、本来採取すべきではない容器内の粉体が中空部材の中の粉体と共に採取されたり、中空部材の中の粉体が容器内の粉体に引っ張られて脱落したりすることを抑制できる。その結果、過不足なく、所望の重量の粉体を採取することができる。
本発明に係る粉体採取装置では、中空部材の中に入った粉体を所望の圧力で加圧することができ、中空部材内の粉体のかさ密度を所望の値に調整することができる。そのため、中空部材を用いて所定の体積の粉体を採取すれば、粉体の重量を直接計量することなく、採取する粉体の重量を所望の値に調整することができる。その結果、短時間に、正確な重量の粉体を採取することができる。
本発明に係る粉体採取方法では、中空部材の中に入った粉体を所定の圧力で加圧するため、中空部材内の粉体のかさ密度を所望の値に調整することができる。そのため、中空部材を用いて所定の体積の粉体を採取すれば、粉体の重量を直接計量することなく、採取する粉体の重量を所望の値に調整することができる。その結果、短時間に、正確な重量の粉体を採取することができる。
本発明の一実施形態に係る粉体計量装置の概略側面図である。粉体計量装置のシリンダ及びピストンと、粉体の入った容器とは、断面図で示している。 図1の粉体計量装置のブロック図である。 図1の粉体計量装置の粉体採取動作を示したフローチャートである。 図3の粉体採取動作時の、シリンダ及びピストンの動きを説明するための概略側断面図である。シリンダ及びピストンの下端近傍と、粉体の入った容器とのみを描画している。 変形例1Fに係る、第2駆動部の一例としての計量器回転部を説明するための、粉体の入った容器、計量器、及び計量器回転部の概略平面図である。 変形例1Hに係る、シリンダ及びピストンの容器に対する動きを説明するための概略側面図である。シリンダ及びピストンの下端近傍と、粉体の入った容器とのみを描画している。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る粉体採取装置10及び粉体採取方法について説明する。なお、下記の実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(1)全体構成
本実施形態に係る粉体採取装置10は、容器C内の粉体Pを所望の重量だけ採取する装置である。ここでは、粉体採取装置10は、粉体Pとして歯科用セメントを取り扱うものであるが、これに限定されるものではない。
粉体採取装置10により採取された粉体Pは、例えば、図示されないコンベアにより搬送される個別容器に入れられる(渡される)。粉体Pが入れられた個別容器は、後段の工程へとコンベアにより搬送される。
粉体採取装置10は、図1及び図2のように、主に、シリンダ21と、シリンダ駆動部30と、加圧部40と、計量器50と、計量器揺動部60と、制御部80と、を有する。粉体採取装置10は、後述するように、容器C内の粉体Pに挿入されたシリンダ21内部に形成されるシリンダ空間Sの体積と、シリンダ21の中に入った粉体Pに加圧部40のピストン44がかける圧力の大きさと、によって、採取する粉体Pの重量を調整している。
シリンダ21は、両端が開口した、中空の部材である。粉体採取装置10は、シリンダ21を容器C内の粉体Pに挿入し、シリンダ21の中空部を用いて粉体Pを採取する。
シリンダ駆動部30は、シリンダ21及び加圧部40のピストン44を、容器Cに対して前進又は後退させるように駆動する。
加圧部40は、シリンダ21の内部を移動可能なピストン44と、ピストン44を駆動するピストン駆動部41と、を主に有する。粉体採取装置10は、シリンダ21の中に入った粉体Pに、加圧部40により所望の圧力をかけることで、採取される粉体Pの重量が所望の値になるよう調整する。
計量器50は、加圧部40がシリンダ21の中の粉体Pにかける圧力の大きさを検出するために用いられる。
計量器揺動部60は、計量器50を水平方向に揺動させる。
制御部80は、シリンダ駆動部30、ピストン駆動部41、及び計量器揺動部60の動きを制御する。また、制御部80は、計量器50の計量値を受け付ける。制御部80は、機能部として検出部80aを有する。検出部80aは、計量器50の計量値を用いて、加圧部40が、シリンダ21の中の粉体Pにかける圧力の大きさを検出する。
(2)詳細構成
以下に、粉体採取装置10の、シリンダ21と、シリンダ駆動部30と、加圧部40と、計量器50と、計量器揺動部60と、制御部80と、について詳細を説明する。
(2−1)シリンダ
シリンダ21は、中空部材の一例である。シリンダ21は、図1のように、両端に(上下端に)開口が形成された、中空の部材である。
シリンダ21は、図1のように、第1開口22aが形成された第1端部22を下方に向け、第2開口23aが形成された第2端部23側を上方に向けた状態で、粉体Pの入った容器Cの上方に配される。シリンダ21の中空部は、鉛直方向に延びる。シリンダ21は、後述するシリンダ駆動部30のロッド32の上端と、連結部材24及び連結部材25を介して接続されている(図1参照)。
シリンダ21は、シリンダ駆動部30により駆動され、容器Cに対して、前進又は後退するように移動させられる。言い換えれば、シリンダ21は、シリンダ駆動部30により駆動され、容器Cに向かって下方に、又は、容器Cから遠ざかるように上方に移動させられる。シリンダ21は、容器Cに対して前進するように移動させられることで、第1開口22aが形成された第1端部22側から(下端側から)、容器C内の粉体Pに挿入される。
シリンダ21の内部(中空部)には、シリンダ21の第2端部23に形成された第2開口23aから、加圧部40のピストン44が挿入されている(図1参照)。ピストン44は、ピストン駆動部41により駆動されることで、シリンダ21の内部を移動する。シリンダ21の内部の第1端部22側には、粉体Pを採取するためのシリンダ空間Sが、シリンダ21及びピストン44により形成される(図4(c)〜(f)参照)。
後述するように、シリンダ21が第1端部22側から容器C内の粉体Pに挿入され、ピストン44が停止した状態で、シリンダ21が容器Cに対して前進するように移動させられると、第1開口22aから、シリンダ21の中に(シリンダ空間Sに)、粉体Pが入り込む。後述するように、第1開口22aから入ったシリンダ21の中の(シリンダ空間S内の)粉体Pには、シリンダ21の第1端部22が容器C内の粉体Pに挿入された状態で、加圧部40のピストン44により圧力がかけられる。
なお、ここでは、シリンダ21を用いて採取される粉体Pの重量は、10mg〜1000mg(1g)程度とごく微量である。そのため、シリンダ21の内径は数ミリ程度である。例えば、シリンダ21の内径は6mmである。
(2−2)シリンダ駆動部
シリンダ駆動部30は、第1駆動部の一例である。シリンダ駆動部30は、電動アクチュエータである。ただし、シリンダ駆動部30は、電動アクチュエータに限定されるものではなく、シリンダ21を、粉体Pの入った容器Cに対して前進又は後退させるように駆動することが可能なものであればよい。また、シリンダ駆動部30は、後述するように、加圧部40のピストン44を、粉体Pの入った容器Cに対して前進又は後退させるように駆動する。
シリンダ駆動部30は、シリンダ駆動部本体31と、ロッド32と、を主に有する。シリンダ駆動部本体31は、固定部材33を介して図示しないフレームに固定され、フレームにより支持される。ロッド32は、棒状に形成されている。ロッド32は、シリンダ駆動部本体31から上方に延びるように配置される。ロッド32の上端部は、連結部材25を介して、後述する加圧部40のピストン駆動部本体42と連結されている。また、ロッド32の上方の先端部は、連結部材25及び連結部材24を介して、シリンダ21と連結されている。ロッド32は、シリンダ駆動部本体31に出入り可能に構成されている。シリンダ駆動部30は、シリンダ駆動部本体31内に収容された図示しないモータによりロッド32を駆動し、ロッド32をシリンダ駆動部本体31に対して前進又は後退させる。ロッド32がシリンダ駆動部本体31に対して後退させられると、つまり、ロッド32がシリンダ駆動部本体31から遠ざかるように動かされると、ロッド32は、シリンダ駆動部本体31から出て行くように上方に動かされる。ロッド32がシリンダ駆動部本体31に対して前進させられると、つまり、ロッド32がシリンダ駆動部本体31に向かって動かされると、ロッド32は、シリンダ駆動部本体31に入り込むように下方に動かされる。
シリンダ駆動部30は、ロッド32をシリンダ駆動部本体31に対して前進させることで、ロッド32と連結されたシリンダ21を、粉体Pの入った容器Cに対して前進させる。つまり、シリンダ駆動部30は、ロッド32を下方に動かすことで、シリンダ21を、シリンダ21の下方に配置された容器Cに向かって下降させる。そして、シリンダ駆動部30は、シリンダ21を、第1開口22aの形成された第1端部22側から、容器C内の粉体に挿入する。
また、シリンダ駆動部30は、ロッド32をシリンダ駆動部本体31に対して前進させることで、ロッド32と連結された加圧部40のピストン44を、粉体Pの入った容器Cに対して前進させる。言い換えれば、シリンダ駆動部30は、ロッド32を下方に動かすことで、加圧部40のピストン44を、粉体Pの入った容器Cに向かって下降させる。シリンダ駆動部30は、後述するように、加圧部40のピストン44を、容器Cに向かって前進させることで、第1開口22aからシリンダ21の中に入った粉体Pに圧力をかける。
また、シリンダ駆動部30は、ロッド32をシリンダ駆動部本体31に対して後退させることで、ロッド32と連結されたシリンダ21を、粉体Pの入った容器Cに対して後退させる。つまり、シリンダ駆動部30は、ロッド32を上方に動かすことで、シリンダ21を、シリンダ21の下方に配置された容器Cから遠ざかるように上昇させる。そして、シリンダ駆動部30は、容器C内の粉体Pに挿入されていたシリンダ21を、第1開口22aからシリンダ21の中(シリンダ空間S)に入った粉体Pと共に、容器C内の粉体Pから抜き出す。
また、シリンダ駆動部30は、ロッド32をシリンダ駆動部本体31に対して後退させることで、ロッド32と連結された加圧部40のピストン44を、粉体Pの入った容器Cに対して後退させる。言い換えれば、シリンダ駆動部30は、ロッド32を上方に動かすことで、加圧部40のピストン44を、粉体Pの入った容器Cから遠ざかるように上昇させる。
シリンダ駆動部30のロッド32の動きは、制御部80により制御される。
(2−3)加圧部
加圧部40は、シリンダ21の第1端部22が容器C内の粉体Pに挿入された状態で、第1開口22aから入ったシリンダ21の中の粉体Pに(シリンダ空間S内の粉体Pに)圧力をかける。加圧部40は、ピストン44と、ピストン44を駆動するピストン駆動部41と、を主に有する。
(2−3−1)ピストン
ピストン44は、図1のように、上下方向に延びる棒状部材である。ピストン44は、その上端が、ピストン駆動部41のロッド43の下端と連結されている。ピストン44は、シリンダ21の第2端部23に形成された第2開口23aから、シリンダ21の内部(中空部)に挿入されている(図1参照)。ピストン44は、その外径が、シリンダ21の内径とほぼ等しくなるように(シリンダ21の内径よりもやや小さく)形成されている。ピストン44は、シリンダ21の内部を、シリンダ21の内壁に沿って移動可能である。
ピストン44は、後述するようにピストン駆動部41がロッド43を動かすことで、鉛直方向に延びるシリンダ21の内壁に沿って駆動される。つまり、ピストン44は、ピストン駆動部41がロッド43を動かすことで、上下方向に駆動される。
また、上述のように、加圧部40がシリンダ駆動部30のロッド32と連結されているため、ピストン44は、シリンダ駆動部30により、容器Cに対して前進又は後退するように駆動される。つまり、ピストン44は、シリンダ駆動部30によっても、上下方向に駆動される。
後述するように、ピストン44は、あるタイミングでは、シリンダ駆動部30のみにより駆動される。この時には、ピストン44は、シリンダ21と共に(同一の速度で)、上下方向に駆動される。この場合には、ピストン44とシリンダ21との相対位置は変化しない。
また、後述するように、ピストン44は、あるタイミングでは、ピストン駆動部41のみにより、あるいは、ピストン駆動部41及びシリンダ駆動部30の両方により駆動される。この場合には、ピストン44とシリンダ21との相対位置が変化する。
ピストン44は、後述するように、シリンダ21の第1端部22が容器C内の粉体Pに挿入された状態で、シリンダ駆動部30により下方に駆動され、シリンダ21の中の粉体Pに上方から圧力をかける。つまり、加圧部40は、シリンダ21の中の粉体Pに上方から圧力をかける。
(2−3−2)ピストン駆動部
ピストン駆動部41は、ピストン44を駆動する。ピストン駆動部41は、電動アクチュエータである。ただし、ピストン駆動部41は、電動アクチュエータに限定されるものではなく、ピストン44を駆動することが可能なものであればよい。
ピストン駆動部41は、ピストン駆動部本体42と、ロッド43と、を主に有する。ピストン駆動部本体42は、連結部材25を介して、シリンダ駆動部30のロッド32に支持される。ロッド43は、棒状に形成されている。ロッド43は、ピストン駆動部本体42から下方に延びるように配置される。ロッド43の下端部は、ピストン44の上端部と連結されている。ロッド43は、ピストン駆動部本体42に出入り可能に構成されている。ピストン駆動部41は、ピストン駆動部本体42内に収容された図示しないモータによりロッド43を駆動し、ロッド43を、ピストン駆動部本体42に対して前進又は後退させる。ロッド43がピストン駆動部本体42に対して後退させられると、つまり、ロッド43がピストン駆動部本体42から遠ざかるように動かされると、ロッド43は、ピストン駆動部本体42から出て行くように下方に動かされる。ロッド43がピストン駆動部本体42に対して前進させられると、つまり、ロッド43がピストン駆動部本体42に向かって動かされると、ロッド43は、ピストン駆動部本体42に入り込むように上方に動かされる。
後述するように、ピストン44は、シリンダ駆動部30及びピストン駆動部41の両方で駆動される場合があるが、ここでは、シリンダ駆動部30は作動しないという条件下で、ピストン駆動部41だけが作動した場合、ピストン44の絶対位置がどのように変化するかについて説明する。ピストン駆動部41は、ロッド43をピストン駆動部本体42に対して後退させることで、ロッド43と連結されたピストン44を、粉体Pの入った容器Cに対して前進させる。つまり、ピストン駆動部41は、ロッド43を下方に動かすことで、ピストン44を下降させる。ピストン駆動部41は、ロッド43をピストン駆動部本体42に対して前進させることで、ロッド43と連結されたピストン44を、粉体Pの入った容器Cに対して後退させる。つまり、ピストン駆動部41は、ロッド43を上方に動かすことで、ピストン44を上昇させる。
シリンダ21が、シリンダ21の中に入った粉体Pと共に容器Cの粉体Pから抜き出され、粉体Pがシリンダ21の中から取り出される時には、ピストン駆動部41は、ピストン44を下方に移動させることで、シリンダ21の中に入った粉体Pを第1開口22aから押し出す。
ピストン駆動部41のロッド43の動きは、制御部80により制御される。
(2−4)計量器
計量器50は、重量を計量するための電子天びんである。計量器50は、上部に設けられた計量皿51(図1参照)にかかる重量を計量する。計量皿51には、図1のように、粉体Pの入った容器Cが置かれている。言い換えれば、計量器50は、容器Cの下方に配置される。容器Cは、計量皿51と固定されている。計量器50は、シリンダ駆動部30によりピストン44が駆動され、シリンダ21の中の粉体Pに圧力がかけられる際に、計量皿51にかかる重量を計量する。計量器50の計量値は、制御部80に送信される。制御部80の検出部80aは、計量器50の計量値を用いて、加圧部40が粉体Pにかける圧力の大きさを検出する。
(2−5)計量器揺動部
計量器揺動部60は、第2駆動部の一例である。計量器揺動部60は、計量器50を揺動させる機構である。
計量器揺動部60は、シリンダ21が容器C内の粉体Pに挿入された状態で、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向と直交する方向に、計量器50を揺動させる。なお、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向、及び、これに直交する方向とは、ここでは、上下方向(鉛直方向)及び水平方向である。計量器50の計量皿51に容器Cが戴置されていることから、計量器50が揺動されると、容器Cも同じ方向に揺動される。つまり、計量器揺動部60は、シリンダ21が容器C内の粉体Pに挿入された状態で、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向と直交する方向に、容器Cを揺動させる。
なお、ここでは、計量器揺動部60は、容器Cを(計量器50を)、図1中の矢印Aのように、ある一方向と、その逆方向とに、複数回、繰り返し揺動させる。なお、計量器揺動部60による容器C(計量器50)の揺動の態様は、例示であって、これに限定されるものではない。例えば、計量器揺動部60は、3つ以上の水平な方向に、容器Cを揺動させてもよい。例えば、計量器揺動部60は、ある一方向に、1回だけ容器Cを揺動させてもよい。
(2−6)制御部
制御部80は、粉体採取装置10の各部の動きを制御する。制御部80は、粉体採取装置10の各部と電気的に接続されている。例えば、制御部80は、図2のように、シリンダ駆動部30、ピストン駆動部41、計量器50、及び、計量器揺動部60と電気的に接続されている。
制御部80には、主としてROM、RAM、及びHDD(ハードディスク)等からなる記憶領域を含む。制御部80は、記憶領域に記憶されたプログラムをCPUに実行させることで、シリンダ駆動部30、ピストン駆動部41、及び、計量器揺動部60の動きを制御する。制御部80による、シリンダ駆動部30、ピストン駆動部41、及び、計量器揺動部60の動きの制御については後述する。
また、制御部80は、機能部として検出部80aを有する。検出部80aは、計量器50の計量値を用いて、加圧部40がシリンダ21の中の粉体Pにかける圧力の大きさを検出する。
(3)粉体採取動作
粉体採取装置10による、容器C内の粉体Pの採取動作について、図3及び図4を用いて説明する。本発明の一実施形態に係る粉体採取方法についても併せて説明する。
初めに、粉体Pの採取動作の開始前の、シリンダ21及びピストン44の待機位置について説明する。シリンダ21は、図4(a)のように、粉体Pの入った容器Cの上方の、所定位置に配置されている。ピストン44は、シリンダ21の第1端部22の第1開口22aを塞ぐように配置されている。言い換えれば、ピストン44は、その下端が、シリンダ21の下端(第1端部22の下端)と同じ高さに位置するように配置されている(図4(a)参照)。
次に、粉体採取装置10による粉体Pの採取動作(粉体採取方法)について説明する。
まず、ステップS1では、制御部80は、シリンダ21及びピストン44を、同じ速度で、容器Cに対して所定距離だけ前進させる。言い換えれば、制御部80は、シリンダ21及びピストン44を、同じ速度で、容器Cに向かって降下させる。これにより、シリンダ21は、第1開口22aの形成された第1端部22側から容器Cの粉体P内に挿入され、ピストン44は、下端側から粉体P内に挿入される。
具体的には、制御部80は、シリンダ駆動部30に対して、ロッド32をシリンダ駆動部本体31に対して前進させるように指示する。言い換えれば、制御部80は、シリンダ駆動部30に対して、ロッド32を下方に動かすように指示する。その結果、ロッド32と連結されたシリンダ21及びピストン44は、その相対位置を変化させることなく(ピストン44がシリンダ21の第1開口22aを塞いだ状態で)、容器Cに対して前進する。言い換えれば、シリンダ21及びピストン44は、その相対位置を変化させることなく、容器Cに向かって下降する。なお、制御部80がステップS1でシリンダ21及びピストン44を移動させる距離は、シリンダ21の第1端部22及びピストン44の下端が、容器C内の粉体P内部の所定の第1位置(図4(b)参照)に到達するように決められている。なお、第1位置は、後述するステップS2〜ステップS7の間に、シリンダ21が容器Cに対して前進させられても、シリンダ21の第1端部22が容器Cと接触することがないように、適切に決定されている。
ステップS1の終了後、ステップS2へと進む。
ステップS2では、制御部80は、シリンダ21の第1端部22が容器C内の粉体P内部の所定の第2位置(図4(c)参照)に到達するように、シリンダ21を容器Cに対して前進させる(シリンダ21を容器Cに向かって下降させる)。一方、制御部80は、ピストン44を一旦停止させる。つまり、制御部80は、ピストン44の下端の位置が、第1位置から変化しないように、ピストン44を一旦停止させる(図4(c)参照)。
具体的には、制御部80は、シリンダ21の第1端部22が容器C内の粉体P内部の所定の第2位置に到達するように、シリンダ駆動部30に対して、所定長さだけロッド32をシリンダ駆動部本体31に対して前進させるように指示する。言い換えれば、制御部80は、シリンダ駆動部30に対して、図4(b)の状態から、所定長さだけ、ロッド32を下方に動かすように指示する。また、制御部80は、ピストン駆動部41に対して、ロッド32のシリンダ駆動部本体31に対する前進速度と同じ速度で、ロッド43をピストン駆動部本体42に対して前進させるように指示する。言い換えれば、制御部80は、ピストン駆動部41に対して、ロッド32の下降速度と同じ速度で、ロッド43を上昇させるように指示する。
この結果、シリンダ21の第1端部22は、容器C内の粉体P内部の第2位置に到達する(図4(c)参照)。ピストン44は、シリンダ駆動部30とピストン駆動部41とにより、逆方向に、同じ速度で駆動されることから、結果として同じ場所に静止する(図4(b)及び図4(c)参照)。
なお、第2位置は、ステップS2の終了時点で(シリンダ21の第1端部22が第2位置に到達し、ピストン44の下端は第1位置にある状態で)、シリンダ21とピストン44とにより形成されるシリンダ空間Sの体積が、採取する粉体Pの重量に応じて予め決定された所定の体積になるように決定される。これにより、粉体Pの重量に応じて、所定の体積の粉体Pを採取することができる。
ステップS1及びステップS2は、本発明に係る粉体採取方法における第1工程の一例である。
ステップS2の終了後、ステップS3へと進む。
ステップS3で、制御部80は、加圧部40のピストン44を用いて、第1開口22aからシリンダ21内に入った粉体Pに圧力をかける。
ステップS3では、具体的には、制御部80は、シリンダ駆動部30に対して、ロッド32をシリンダ駆動部本体31に対して前進させるように指示する。言い換えれば、制御部80は、シリンダ駆動部30に対して、ロッド32を下方に動かすよう指示する。つまり、ピストン駆動部30は、シリンダ21及びピストン44を、同速度で、容器Cに対して前進させる(図4(d)参照)。言い換えれば、ピストン駆動部30は、シリンダ21及びピストン44の相対位置を変化させることなく(シリンダ空間Sの体積を変化させることなく)、ピストン44を、シリンダ21の前進方向に動かす。その結果、第1開口22aから入ったシリンダ21の中の粉体Pには(シリンダ空間S内の粉体Pには)、ピストン44により、上方から圧力がかけられる。シリンダ駆動部30は、後述するステップS7まで、ピストン44を、容器Cに対して前進させ続ける。そのため、第1開口22aから入ったシリンダ21の中の粉体Pに作用する圧力は、基本的には時間とともに大きくなる。
ステップS3の後、ステップS4に進む。
ステップS4では、計量器50により重量の計量が行われる。その後、ステップS5に進む。
ステップS5では、制御部80の検出部80aは、ステップS4で得られた計量器50の計量値を用いて、加圧部40のピストン44がシリンダ21の中の粉体P(シリンダ空間S内の粉体P)にかける圧力を検出する。具体的には、検出部80aは、ステップS3開始前の計量器50の計量値と、ステップS4における計量器50の計量値と、シリンダ21の第1開口22aの面積と、からピストン44がシリンダ21の中の粉体Pを押す圧力を検出する。
なお、ここでは、検出部80aは、計量器50の計量値だけを用いて、シリンダ21の中の粉体Pに作用する力の大きさを検出してもよい。シリンダ21の第1開口22aの面積は変化しないので、検出部80aがシリンダ21の中の粉体Pに作用する力の大きさを検出することは、検出部80aがシリンダ21の中の粉体Pに作用する圧力の大きさを検出することと実質的に等しい。
ステップS5が終わると、ステップS6へと進む。
ステップS6では、制御部80により、ステップS5で検出された圧力が、所定値になったか否かが判定される。所定値は、採取する粉体Pの重量に応じて予め決定されている。なお、ここで、検出部80aにより検出された圧力が所定値になるとは、圧力が所定値と同一になる場合だけでなく、圧力が所定値に対し所定の範囲内となる場合を含む。
ステップS5で検出部80aがシリンダ21の中の粉体Pに作用する力の大きさを検出する場合には、制御部80は、ステップS6で、検出部80aが検出したシリンダ21の中の粉体Pに作用する力の大きさが、所定値になったか否かを判定してもよい。シリンダ21の第1開口22aの面積は変化しないので、このような判定を行うことは、検出部80aがシリンダ21の面積を更に用いてシリンダ21の中の粉体Pに作用する圧力を算出し、これが所定値になったか否かを判定することと、実質的に等しい。
ステップS6で、検出部80aにより検出された圧力の大きさが、所定値になったと判定されればステップS7へ進む。ステップS6で、検出部80aにより検出された圧力の大きさが、所定値になっていないと判定されればステップS4へ戻る。
ステップS7では、制御部80は、シリンダ21及びピストン44を停止させる。具体的には、制御部80は、シリンダ駆動部30に、ロッド32の駆動を停止するように指示する。その後、ステップS8へと進む。
なお、ステップS3からステップS7は、本発明に係る粉体採取方法における第2工程の一例である。
ステップS8は、本発明に係る粉体採取方法における第4工程の一例である。ステップS8では、シリンダ21を、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向と直交する方向に移動させることで、シリンダ21の中の粉体P(シリンダ空間S内の粉体P)と、容器C内の粉体Pと、の間にせん断力を作用させている。これにより、シリンダ21の中の粉体Pと、容器C内の粉体Pとが分離されやすく(縁切りされやすく)なる。
ステップS8では、シリンダ21は静止している。ステップS8では、容器Cを、静止しているシリンダ21に対して動かすことで、シリンダ21を容器Cに対して相対的に移動させている。
ステップS8について、具体的に説明する。ステップS8では、制御部80は、加圧部40がシリンダ21の中の粉体Pに圧力をかけた後であって、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器C内の粉体から抜き出す前に、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向と直交する方向に、容器Cを揺動させる。つまり、制御部80は、ステップS7の後であって、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器C内の粉体から抜き出す、後述するステップS9の前に、容器Cを水平方向に揺動させる。
具体的には、制御部80は、計量器揺動部60に対し、計量器50を水平方向に揺動させるよう指示する。これにより、計量器50の計量皿51に戴置された容器Cも、図4(e)のように、シリンダ21に対して水平方向に揺動させられる。言い換えれば、シリンダ21は、容器Cに対して相対的に水平方向に移動させられる。上述したように、計量器揺動部60は、図1の矢印Aのように、ある方向と、その逆方向とに、容器Cを複数回揺動させる。
このように、容器Cを水平方向に揺動させることで、シリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す時に、シリンダ21の中の粉体Pと、容器C内の粉体Pとが分離されやすくなる。そのため、シリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す時に、本来採取すべきではない容器C内の粉体Pがシリンダ21の中の粉体Pと共に採取されたり、シリンダ21の中の粉体Pが容器C内の粉体Pに引っ張られて脱落したりすることを抑制できる。その結果、例えば、粉体Pが、凝集性や、付着性の高い物質であっても、過不足なく、所望の重量の粉体Pを採取することができる。
ステップS8終了後、ステップS9へと進む。
ステップS9は、本発明に係る粉体採取方法における第3工程の一例である。ステップS9では、制御部80は、シリンダ21を、シリンダ21の内部(シリンダ空間Sの内部)の粉体Pと共に、容器Cに入った粉体Pから抜き出す(図4(f)参照)。
具体的には、制御部80は、シリンダ駆動部30に対して、ロッド32をシリンダ駆動部本体31に対して後退させるように指示する。言い換えれば、制御部80は、シリンダ駆動部30に対して、ロッド32を上方に動かすよう指示する。その結果、ロッド32と連結された、シリンダ21及びピストン44は、その相対位置を変化させることなく(シリンダ空間Sの体積を変化させることなく)、容器Cに対して後退する。言い換えれば、シリンダ21及びピストン44は、その相対位置を変化させることなく、容器Cから遠ざかるように上昇する。その結果、シリンダ21は、シリンダ21の内部(シリンダ空間Sの内部)の粉体Pと共に、容器Cに入った粉体Pから抜き出される。
ステップS9の後、シリンダ21及びピストン44は、その相対位置を保ったまま、シリンダ駆動部30及び図示されない水平移動機構により、粉体Pの取り出し位置まで移動させられる。そして、シリンダ21及びピストン44が、粉体Pの取り出し位置に到達すると、制御部80は、ピストン駆動部41に、ピストン44を、その下端がシリンダ21の下端(第1端部22の下端)に到達するように動かすことを指示する。その結果、粉体Pはシリンダ21から取り出される。その後、シリンダ21及びピストン44は、その相対位置を保ったまま(ピストン44がシリンダ21の第1開口22aを塞いだ状態で)、粉体Pの採取動作の開始前の待機位置(図4(a)参照)に、シリンダ駆動部30及び図示されない水平移動機構により移動させられる。
なお、シリンダ21から粉体Pを取り出す際には、ピストン44の下端が、シリンダ21の第1開口22aから外部にはみ出すように駆動されてもよい。これにより、シリンダ空間Sの内部の粉体Pの全てが、確実に取り出されやすい。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態に係る粉体採取装置10は、中空部材としてのシリンダ21と、第1駆動部としてのシリンダ駆動部30と、加圧部40と、検出部80aと、を備える。シリンダ21は、一端に第1開口22aが形成されている。シリンダ駆動部30は、シリンダ21を粉体Pの入った容器Cに対して前進させて、シリンダ21を、第1開口22aの形成された第1端部22側から容器C内の粉体Pに挿入する。また、シリンダ駆動部30は、シリンダ21を容器Cに対して後退させて、シリンダ21を、第1開口22aからシリンダ21の中に入った粉体Pと共に、容器C内の粉体Pから抜き出す。加圧部40は、第1端部22が容器C内の粉体Pに挿入された状態で、第1開口22aから入ったシリンダ21の中の粉体Pに圧力をかける。検出部80aは、加圧部40が粉体にかける圧力の大きさを検出する。
ここでは、第1開口22aからシリンダ21の中に入った粉体Pを所望の圧力で加圧することができ、シリンダ21内の粉体Pのかさ密度を所望の値に調整することができる。そのため、シリンダ21を用いて所定の体積の粉体Pを採取すれば、粉体Pの重量を直接計量することなく、採取する粉体Pの重量を所望の値に調整することができる。その結果、短時間に、正確な重量の粉体を採取することができる。
(4−2)
本実施形態に係る粉体採取装置10では、加圧部40は、シリンダ21の内部を、シリンダ21の内壁に沿って移動可能なピストン44を有する。ピストン44は、容器Cに対して前進させられることで、シリンダ21の中の粉体Pに圧力をかける。
ここでは、ピストン44を容器Cに対して前進させることで、第1開口22aからシリンダ21の中に入った粉体Pを容易に所望の圧力で加圧することができる。その結果、正確な重量の粉体Pを容易に採取することができる。
(4−3)
本実施形態に係る粉体採取装置10は、容器の下方に設けられた計量器50を備える。シリンダ駆動部30は、第1端部22を下方に向けたシリンダ21を、容器Cに対して下方に前進させて、シリンダ21を容器C内の粉体Pに挿入する。加圧部40は、シリンダ21の中の粉体Pに上方から圧力をかける。検出部80aは、計量器50の計量値を用いて、加圧部40が粉体Pにかける圧力の大きさを検出する。
ここでは、容器Cの下方に設けられた計量器50の計量値を用いて、シリンダ21の中に入った粉体Pに作用する圧力を容易に検出できる。そのため、正確な重量の粉体を採取することが容易である。
また、計量器50を用いることで、シリンダ21を用いて粉体Pを採取した後の、粉体Pの入った容器Cの重量を計量することができるので、正しい重量の粉体Pが採取されたかを検証することも容易である。
(4−4)
本実施形態に係る粉体採取装置10は、第2駆動部としての計量器揺動部60を備える。計量器揺動部60は、加圧部40がシリンダ21の中の粉体Pに圧力をかけた後であって、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す前に、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向と直交する方向に、容器Cをシリンダ21に対して揺動させる。言い換えれば、計量器揺動部60は、加圧部40がシリンダ21の中の粉体Pに圧力をかけた後であって、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す前に、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向と直交する方向に、シリンダ21を容器Cに対して相対的に移動させる。
これにより、シリンダ21を容器Cの粉体Pから抜き出す時に、シリンダ21の内部に入った粉体Pと、容器C内の粉体Pとが分離されやすい。そのため、シリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す時に、本来採取すべきではない容器C内の粉体Pがシリンダ21の中の粉体Pと共に採取されたり、シリンダ21の中の粉体Pが容器C内の粉体Pに引っ張られて脱落したりすることを抑制できる。その結果、過不足なく、所望の重量の粉体Pを採取することができる。
(4−5)
本実施形態に係る粉体採取装置10は、シリンダ駆動部30は、シリンダ21を容器Cに対して前進させる。ピストン44は、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器に対して前進させる際に、シリンダ21の第1端部22が容器C内の粉体P内部の第1位置に到達するまでは、シリンダ21の第1開口22aを塞ぐように動かされ、その後一旦停止させられる。ピストン44は、シリンダ駆動部30が第1端部22を容器C内の粉体P内部の第2位置まで更に前進させた後に、シリンダ21と同速度でシリンダ21の前進方向に動かされることで、シリンダ21の中の粉体Pに圧力をかける。
ここでは、シリンダ21の第1端部22が容器C内の粉体P内部の第1位置に到達するまでは、ピストン44が、シリンダ21と同時に動かされるため、シリンダ21とピストン44とを別々に動かす場合に比べ、効率よく粉体Pを採取することができる。
また、ピストン44は、シリンダ21の第1端部22が容器C内の粉体P内部の第1位置に到達するまでは、シリンダ21の第1開口22aを塞ぐように動かされるため、シリンダ21の内部に空気が入り込みにくく、シリンダ21の中の粉体Pに(採取する粉体Pに)空隙が形成されることがない。そのため、正確に、所望の重量の粉体Pを採取することができる。さらに、シリンダ21の内部の空気を取り除くための機構や、シリンダ21の内部の空気を取り除くための時間が不要であり、低コストで効率のよい粉体採取装置10を実現できる。
(4−6)
本実施形態に係る粉体採取装置10では、ピストン44は、シリンダ駆動部30により動かされることで、シリンダ21の中の粉体Pに圧力をかける。
これにより、ピストン44とシリンダ21とを同時に動かし、シリンダ空間Sの体積は一定に保ったまま、シリンダ21中の粉体Pに圧力をかけることが容易である。
(4−7)
本発明に係る粉体採取方法は、容器Cに入った粉体Pを採取する方法であり、第1〜第3工程を備える。第1工程では、下端に第1開口22aが形成されたシリンダ21を、下端側から容器C内の粉体Pに挿入し、第1開口22aからシリンダ21の内部に粉体Pを取り入れる。第2工程では、第1開口22aからシリンダ21内に入った粉体Pに、容器Cの下方に配される計量器50を用いて把握される圧力値が所定の値になるように、上方から圧力をかける。第3工程では、シリンダ21を、シリンダ21の内部の粉体Pと共に、容器Cに入った粉体Pから抜き出す。
ここでは、第1開口22aからシリンダ21の中に入った粉体Pを所定の圧力で加圧するため、シリンダ21内の粉体Pのかさ密度を所望の値に調整することができる。そのため、シリンダ21を用いて所定の体積の粉体Pを採取すれば、粉体Pの重量を直接計量することなく、採取する粉体Pの重量を所望の値に調整することができる。その結果、短時間に、正確な重量の粉体Pを採取することができる。
(4−8)
本発明に係る粉体採取方法では、第2工程と第3工程との間に、第4工程を備える。第4工程では、容器Cがシリンダ21に対して水平方向に移動させられる。言い換えれば、第4工程では、シリンダ21が容器Cに対して相対的に水平方向に移動させられる。
これにより、シリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す時に、シリンダ21の内部に入った粉体Pと、容器C内の粉体Pとが分離されやすい。そのため、シリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す時に、本来採取すべきではない容器C内の粉体Pがシリンダ21の中の粉体Pと共に採取されたり、シリンダ21の中の粉体Pが容器C内の粉体Pに引っ張られて脱落したりすることを抑制できる。その結果、過不足なく、所望の重量の粉体Pを採取することができる。
(5)変形例
以下に本実施形態の変形例を示す。なお、複数の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(5−1)変形例1A
上記実施形態では、第1駆動部としてのシリンダ駆動部30により、シリンダ21及びピストン44が容器Cに対して前進又は後退するように駆動されるが、これに限定されるものではない。例えば、第1駆動部は、容器Cをシリンダ21及びピストン44に対して前進又は後退するように駆動するものであってもよい。つまり、第1駆動部は、シリンダ21及びピストン44の絶対位置を変化させる必要はなく、シリンダ21及びピストン44を、粉体の入った容器Cに対して相対的に前進又は後退させるものであればよい。
(5−2)変形例1B
上記実施形態では、容器Cの下方に計量器50を備え、検出部80aは、計量器50の計量値を用いて、加圧部40のピストン44がシリンダ21の中の粉体Pにかける圧力の大きさを検出しているが、これに限定されるものではない。例えば、シリンダ駆動部30に、加圧部40のピストン44がシリンダ21の中の粉体Pにかける力の大きさを計量する計測器が設けられてもよい。
(5−3)変形例1C
上記実施形態では、シリンダ駆動部30のロッド32と、加圧部40とが連結されており、シリンダ駆動部30が駆動されると、加圧部40のピストン44も駆動されるが、これに限定されるものではない。例えば、加圧部40は、ロッド32により支持されるのではなく、動かないフレームにより固定され、支持されてもよい。この場合には、ピストン44は、ピストン駆動部41のみによって駆動される。この場合には、制御部80は、上記実施形態で説明したようにシリンダ21及びピストン44が動かされるように、シリンダ駆動部30とピストン駆動部41とを適切に制御すればよい。
(5−4)変形例1D
上記実施形態では、第2駆動部としての計量器揺動部60は、容器Cを(計量器50を)揺動させるが、これに限定されるものではない。例えば、第2駆動部は、容器Cではなく、シリンダ21を、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向と直交する方向に揺動させてもよい。
(5−5)変形例1E
上記実施形態では、計量器揺動部60は、容器C(計量器50)を、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向と直交する方向に揺動させるが、これに限定されるものではない。例えば、計量器揺動部60は、容器Cを、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向と直交しない方向に駆動してもよい。ただし、シリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す時に、シリンダ21の内部に入った加圧後の粉体Pと、容器C内の粉体Pとを分離しやすくするためには、容器Cは、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向と直交する方向に揺動させられることが望ましい。
(5−6)変形例1F
上記実施形態では、第2駆動部としての計量器揺動部60は、容器Cを(計量器50を)揺動させるが、これに限定されるものではない。例えば、第2駆動部は、図5のような計量器回転部160であってもよい。計量器回転部160は、加圧部40がシリンダ21の中の粉体Pに圧力をかけた後であって、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す前に、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向に延びる回転軸O周りに、図5の矢印Rのように、容器Cをシリンダ21に対して回転させる。言い換えれば、計量器回転部160は、上記実施形態のステップS7の後であって、上記実施形態のステップS9の前に、鉛直方向に延びる回転軸O周りに、図5の矢印Rのように、容器Cをシリンダ21に対して回転させる。
また、例えば、第2駆動部は、シリンダ21を、シリンダ21の中心軸周りに回転させるものであってもよい。つまり、第2駆動部は、加圧部40がシリンダ21の中の粉体Pに圧力をかけた後であって、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す前に、シリンダ駆動部30がシリンダ21を容器Cに対して移動させる方向に延びる回転軸O周りに、シリンダ21を、容器Cに対して回転させるものであってもよい。
これらにより、シリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す時に、シリンダ21の中の粉体Pと、容器C内の粉体Pと、が分離されやすくなる。その結果、シリンダ21を容器C内の粉体Pから抜き出す時に、本来採取すべきではない容器C内の粉体Pがシリンダ21の中の粉体Pと共に採取されたり、シリンダ21の中の粉体Pが容器C内の粉体Pに引っ張られて脱落したりすることを抑制できる。その結果、例えば、粉体Pが、凝集性や、付着性の高い物質であっても、過不足なく、所望の重量の粉体Pを採取することができる。
(5−7)変形例1G
上記実施形態では、シリンダ21の第1端部22が容器C内の粉体P内部の第1位置に到達するまで、ピストン44がシリンダ21の第1開口22aを塞ぐように動かされるが、これに限定されるものではない。例えば、シリンダ21の第1端部22が容器C内の粉体P内部の第2位置に到達するようにシリンダ21だけが駆動された後、ピストン44の下端が容器C内の粉体P内部の第1位置に到達するようにピストン44が駆動されてもよい。ただし、粉体Pの採取時間を短くするためには、シリンダ21の第1端部22が容器Cの粉体P内の第1位置に到達するまで、シリンダ21及びピストン44は同時に駆動されることが望ましい。
(5−8)変形例1H
上記実施形態では、シリンダ駆動部30は、シリンダ21及びピストン44を、容器Cに対して鉛直方向に駆動するが、これに限定されるものではない。例えば、シリンダ駆動部30は、シリンダ21及びピストン44を、図6の矢印Bのように、容器Cに対して前進又は後退するように、斜め下方又は斜め上方に動かされるものであってもよい。
本発明は、所望の重量の粉体を採取するために、重量に応じた体積の粉体を採取する、粉体採取装置及び粉体採取方法において、採取される粉体の重量のばらつきを低減させることができる点で有用である。
10 粉体採取装置
21 シリンダ(中空部材)
22 第1端部
22a 第1開口
30 シリンダ駆動部(第1駆動部)
40 加圧部
44 ピストン
50 計量器
60 計量器揺動部(第2駆動部)
80a 検出部
160 計量器回転部(第2駆動部)
C 容器
O 回転軸
P 粉体
特開2002−18269号公報

Claims (8)

  1. 一端に開口が形成された中空部材と、
    前記中空部材を粉体の入った容器に対して相対的に前進させて、前記中空部材を、前記開口の形成された第1端部側から前記容器内の粉体に挿入し、前記中空部材を前記容器に対して相対的に後退させて、前記中空部材を、前記開口から前記中空部材の中に入った粉体と共に前記容器内の粉体から抜き出す、第1駆動部と、
    前記第1端部が前記容器内の粉体に挿入された状態で、前記開口から入った前記中空部材の中の粉体に圧力をかける加圧部と、
    前記加圧部が粉体にかける圧力の大きさを検出する検出部と、
    前記容器の下方に設けられた計量器と、
    を備え
    前記第1駆動部は、前記第1端部を下方に向けた前記中空部材を、前記容器に対して相対的に下方に前進させて、前記中空部材を前記容器内の粉体に挿入し、
    前記加圧部は、前記中空部材の中の粉体に上方から圧力をかけ、
    前記検出部は、前記計量器の計量値を用いて、前記加圧部が粉体にかける圧力の大きさを検出する、
    粉体採取装置。
  2. 前記加圧部は、前記中空部材の内部を前記中空部材の内壁に沿って移動可能なピストンを有し、
    前記ピストンは、前記容器に対して相対的に前進させられることで、前記中空部材の中の粉体に圧力をかける、
    請求項1に記載の粉体採取装置。
  3. 第2駆動部、を更に備え、
    前記第2駆動部は、前記加圧部が前記中空部材の中の粉体に圧力をかけた後であって、前記第1駆動部が前記中空部材を前記容器内の粉体から抜き出す前に、前記第1駆動部が前記中空部材を前記容器に対して相対的に移動させる方向と直交する方向に、前記中空部材を前記容器に対して相対的に移動させる、
    請求項1又は2に記載の粉体採取装置。
  4. 第2駆動部、を更に備え、
    前記第2駆動部は、前記加圧部が前記中空部材の中の粉体に圧力をかけた後であって、前記第1駆動部が前記中空部材を前記容器内の粉体から抜き出す前に、前記第1駆動部が前記中空部材を前記容器に対して相対的に移動させる方向に延びる回転軸周りに、前記中空部材を前記容器に対して相対的に回転させる、
    請求項1又は2に記載の粉体採取装置。
  5. 前記第1駆動部は、前記中空部材を前記容器に対して前進させ、
    前記ピストンは、
    前記第1駆動部が前記中空部材を前記容器に対して前進させる際に、前記中空部材の前記第1端部が前記容器内の粉体内部の第1所定位置に到達するまでは、前記中空部材の前記開口を塞ぐように動かされ、その後一旦停止させられ、
    前記第1駆動部が前記第1端部を前記容器内の粉体内部の第2所定位置まで更に前進させた後に、前記中空部材と同速度で前記中空部材の前進方向に動かされることで、前記中空部材の中の粉体に圧力をかける、
    請求項2に記載の粉体採取装置。
  6. 前記ピストンは、前記第1駆動部により動かされることで、前記中空部材の中の粉体に圧力をかける、
    請求項に記載の粉体採取装置。
  7. 容器に入った粉体を採取する粉体採取方法であって、
    下端に開口が形成された中空部材を、前記下端側から前記容器内の粉体に挿入し、前記開口から前記中空部材の内部に粉体を取り入れる第1工程と、
    前記開口から前記中空部材内に入った粉体に、前記容器の下方に配される計量器を用いて把握される圧力値が所定の値になるように、上方から圧力をかける第2工程と、
    前記中空部材を、前記中空部材の内部の粉体と共に、前記容器に入った粉体から抜き出す第3工程と、
    を備えた、粉体採取方法。
  8. 前記第2工程と前記第3工程との間に、第4工程を更に備え、
    前記第4工程では、前記中空部材が前記容器に対して相対的に水平方向に移動させられる、
    請求項に記載の粉体採取方法。
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