JP6121865B2 - 地中熱ヒートポンプシステム - Google Patents
地中熱ヒートポンプシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6121865B2 JP6121865B2 JP2013212175A JP2013212175A JP6121865B2 JP 6121865 B2 JP6121865 B2 JP 6121865B2 JP 2013212175 A JP2013212175 A JP 2013212175A JP 2013212175 A JP2013212175 A JP 2013212175A JP 6121865 B2 JP6121865 B2 JP 6121865B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- pipe
- hot
- heat pump
- pump system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
図1は、暖房システム100の概略の構成を示す図であり、この暖房システム100は、地中熱ヒートポンプシステム1と、この地中熱ヒートポンプシステム1を利用し温風を送出することができる温風機2を有する。地中熱ヒートポンプシステム1は、ヒートポンプ装置3と、地中Gの熱を採熱する採熱装置4とを有する。温風機2からは、地中熱ヒートポンプシステム1により採熱された熱により加温された温風が送出される。
温風機2は、放熱部5と送風機6とを有する。放熱部5は、パイプ7を介して後述するヒートポンプ装置3の吸熱部17に接続されている。放熱部5とパイプ7と吸熱部17とは環状の循環路8を形成し、この循環路8内には、不凍液等の熱媒9が充填されている。循環路8には、ポンプ10が備えられている。このポンプ10により、循環路8内の熱媒9は、循環路8内を循環させられる。
上述したように、地中熱ヒートポンプシステム1は、ヒートポンプ装置3と、採熱装置4とを有している。
ヒートポンプ装置3は、凝縮機11と、膨張弁12と、蒸発器13と、圧縮機14と、パイプ15と、放熱部16と、吸熱部17とを有する。凝縮機11、膨張弁12、蒸発器13、および圧縮機14は、パイプ15により接続され、環状の循環路18が形成されている。循環路18内には、たとえばアンモニア等の熱媒19が循環させられる。
採熱装置4は、採熱管20と、埋設管21と、温水流入管22とを有する。
図2および図3を参照しながら、埋設管21に温泉を流入させるための構成と、採熱装置4の構成について説明する。図2は、採熱装置4および温泉貯留槽28の構成を示す図である。図3は、温泉貯留槽28に温泉を供給する温泉供給システム31の構成を示す図である。
図3に示すように、温泉供給システム31は、湯元32から複数の家庭、たとえば、家庭33A,33B,33C,33Dにそれぞれ温泉を供給するシステムである。温泉供給システム31は、たとえば、長野県諏訪市とその近隣で、実際に採用されているシステムである。各家庭33A,33B、33C,33Dには、家庭33Aに例示するように、それぞれ、温泉貯留槽28が設置されている。各家庭33A,33B、33C,33Dの温泉貯留槽28と湯元32とは、パイプ34により接続され、湯元32から、各家庭33A,33B、33C,33Dの温泉貯留槽28に温泉を供給することができる。パイプ34には、ポンプ35が備えられ、所定の一定圧力で、湯元32から各家庭33A,33B、33C,33Dの温泉貯留槽28に、温泉が常時供給される。つまり、温泉貯留槽28には、単位時間あたり一定量の温泉が常時供給される。
採熱装置4は、上述したように、採熱管20と、埋設管21と、温水流入管22とを有する。温水流入管22には、温泉貯留槽28に貯留された温泉29がパイプ27を介して流入する。温水流入管22に流入した温泉貯留槽28からの温泉は、埋設管21に流入し、埋設管21内に貯留温泉30として貯留される。そして、貯留温泉30と採熱管20との間で熱交換が行われ、加温された熱媒24がヒートポンプ装置3に移動する。
埋設管21の形状については、円筒形とすることができる。埋設管21は、楕円筒形であっても角筒形であってもよいが、埋設管21を円筒形とすることで、埋設管21の容積に対する表面積を小さくでき、それにより、埋設管21から地中Gへの放熱量を小さくできる。
また、
D1:埋設管21の底部26の地表Fからの深度
D2:埋設管21の内径
SB:採熱管20の下端20Aの水面Mからの水深
SC:温水流入管22の流出口22Aの水面Mからの水深
としたとき、たとえば、D1を25メートル、D2を15センチ、SBを24.4メートル、SCを24.5メートルとすることができる。
上述したように、地中熱ヒートポンプシステム1は、ヒートポンプ装置3と、地中Gに埋設され、下方端が底部26により閉塞している埋設管21と、流出口22Aが埋設管21の内部に配置され、地中熱よりも温度の高い水である温泉を埋設管21に流入させる温水流路を形成する温水流入管22とを有し、ヒートポンプ装置3の採熱管20が埋設管21の内部に収容され、採熱管20の少なくとも一部は、温水流入管22から埋設管21内に流入し貯留された温水である貯留温泉30内に配置されている。
3 … ヒートポンプ装置(地中熱ヒートポンプ)
20 … 採熱管
20A 採熱管の下端
21 … 埋設管
22 … 温水流入管(温水流路)
22A … 流出口
22B … 埋設管内温水流入管(埋設管内流路)
26 … 底部(下方端)
27 … 温泉貯留槽
32 … 湯元
34 … パイプ(管)
37A,37B,37C … 給湯部(設備)
40 … 余剰温泉放流部
G … 地中
Claims (9)
- 地中熱ヒートポンプと、
地中に埋設され下方端が閉塞している埋設管と、
流出口が前記埋設管の内部に配置され、地中熱よりも温度の高い水である温水を前記埋設管内に流入させる温水流路と、
を有し、
前記地中熱ヒートポンプの採熱管が前記埋設管の内部に収容され、前記採熱管の少なくとも一部は、前記温水流路から前記埋設管内に流入し貯留された温水内に配置されている、
ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。 - 請求項1に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
前記温水流路の前記流出口は、前記埋設管内に貯留された前記温水中における前記採熱管の下端の水深の半分よりも下方に配置されている、
ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。 - 請求項2に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
前記温水流路の前記流出口は、前記採熱管の下端以下に配置されていること、
を特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
前記温水流路のうち、前記埋設管内に配置される部分である埋設管内流路の容積は、前記埋設管内流路に流れ込んだ前記温水が1日を通して平均で45分以内に前記流出口から前記埋設管内に流出する容積である、
ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
前記温水流路には、前記地中熱ヒートポンプシステム以外の設備で使用するための設備用温水の一部が前記温水として流される、
ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。 - 請求項5に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
前記設備用温水は、湯元から管を通して温泉貯留槽に供給され、この温泉貯留槽から前記設備に供給される温泉であり、前記温泉貯留槽には、所定の貯留量を超えたときに超えた分の前記温泉を前記温泉貯留槽の外に放流させる余剰温泉放流部が設けられ、前記温水流路には、前記余剰温泉放流部から放流された前記温泉が前記温水として流される、
ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。 - 地中熱ヒートポンプと、
地中に埋設され下方端が閉塞している埋設管と、
諸設備に地中熱よりも温度の高い温水を供給するための温水供給装置と、
流出口が前記埋設管の内部に配置され、前記温水供給装置が前記諸設備に供給する前記温水の一部を地中熱よりも温度が高い状態で前記埋設管内に流入させる温水流路と、
を有し、
前記地中熱ヒートポンプの採熱管が前記埋設管の内部に収容され、前記採熱管の少なくとも一部は、前記温水流路から前記埋設管内に流入し貯留された温水内に配置されている、
ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。 - 請求項7に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
前記温水供給装置は、前記諸設備に供給される温水を貯留する温水貯留槽を有し、
前記温水貯留槽には、所定の貯留量を超えたときに超えた分の前記温水を前記温水貯留槽の外に放流させる余剰温水放流部が設けられ、前記温水流路には、前記余剰温水放流部から放流された前記温水が流入する、
ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。 - 請求項8に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
前記温水供給装置は、前記諸設備に温水として温泉を供給する湯元であり、
前記温水貯留槽は、前記湯元から管を通して供給される温泉が貯留される温泉貯留槽である、
ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013212175A JP6121865B2 (ja) | 2013-10-09 | 2013-10-09 | 地中熱ヒートポンプシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013212175A JP6121865B2 (ja) | 2013-10-09 | 2013-10-09 | 地中熱ヒートポンプシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015075284A JP2015075284A (ja) | 2015-04-20 |
JP6121865B2 true JP6121865B2 (ja) | 2017-04-26 |
Family
ID=53000272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013212175A Active JP6121865B2 (ja) | 2013-10-09 | 2013-10-09 | 地中熱ヒートポンプシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6121865B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106440397B (zh) * | 2016-10-11 | 2018-07-06 | 中国科学院工程热物理研究所 | 一种季节性地下复合蓄热系统 |
CN110243015A (zh) * | 2019-07-06 | 2019-09-17 | 阜阳市砼行建材有限公司 | 高层建筑蓄热式空气源热泵供暖装置 |
CN115875849B (zh) * | 2022-11-29 | 2024-04-26 | 重庆交通大学 | 高寒地区中高地热利用系统 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000356433A (ja) * | 1999-06-17 | 2000-12-26 | Kubota Corp | 地中熱交換器、及び、熱源設備、及び、熱源設備の運転方法 |
JP2004184000A (ja) * | 2002-12-04 | 2004-07-02 | Ichio Ota | 温泉暖房器 |
JP2008209042A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Masahiro Izutsu | ヒートポンプ式空気調和システム、ヒートポンプ式給湯システム及びヒートポンプ式空気調和・給湯統合システム |
JP5005751B2 (ja) * | 2009-05-28 | 2012-08-22 | 株式会社藤島建設 | 冷熱式、温熱式、冷・温熱式ヒートポンプシステム |
JP2013057467A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Science Kk | 排熱回収型ヒートポンプ |
-
2013
- 2013-10-09 JP JP2013212175A patent/JP6121865B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015075284A (ja) | 2015-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5963790B2 (ja) | 地下水循環型地中熱採熱システム及び地中熱利用冷暖房又は給湯システム | |
NZ584774A (en) | Self-powered pump for heated liquid, fluid heating and storage tank and fluid heating system employing same, typically to allow for storage tank of solar power heated water to be located lower than solar panels | |
JP6121865B2 (ja) | 地中熱ヒートポンプシステム | |
KR101044413B1 (ko) | 빗물과 지열을 이용한 물과 에너지절약 시스템 및 그 운용방법 | |
JP5067956B1 (ja) | 熱交換システム | |
US20110203786A1 (en) | Waste Water Heat Transfer System | |
KR101715752B1 (ko) | 지하수를 이용한 지열 냉난방시스템 | |
WO2012066403A8 (en) | Closed-loop geothermal probe | |
JP5690960B1 (ja) | 熱交換システム | |
CN110017624A (zh) | 具有不同焓的双同心管的系统 | |
KR101234014B1 (ko) | Pe재질로 형성된 지열시스템 헤더 | |
US20130081780A1 (en) | Geothermal heat exchange system for water supply | |
JP2016070530A (ja) | 環境に配慮した地下水熱利用システム | |
JP2013024457A (ja) | 地熱利用熱交換システム | |
CN106969487A (zh) | 空调冷凝水回收利用装置及其控制方法 | |
CN208708987U (zh) | 无冷凝水恒温存储柜 | |
JP6262688B2 (ja) | 熱交換システム | |
KR101401153B1 (ko) | 축열탱크 및 이를 포함하는 태양열 온수기 | |
PL225387B1 (pl) | Gruntowy wymiennik ciepła | |
JP5765555B2 (ja) | タンク貯溜液の凍結防止装置、及び保温機能を備えた液貯溜タンク | |
CN204115236U (zh) | 一种家用热水器洗浴废水热量回收装置 | |
JP2001133049A (ja) | 凝縮水排水機能を持つ熱交換器付き雨水タンク | |
JP5028638B1 (ja) | 地熱利用構造および地熱熱交換器埋設構造 | |
CN106574823A (zh) | 用于能量回收的罐 | |
KR20190019788A (ko) | 온수배관에 연결된 온수저장탱크가 구비된 싱크대 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151030 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160906 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161003 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170307 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170330 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6121865 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |