JP6121141B2 - 熱間等静圧圧縮成形具および熱間等静圧圧縮成形により粉末材料から製品を製造する方法 - Google Patents
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Description
隣接し合うキャニスタ部材の少なくとも1つの組は、隣接し合うキャニスタ部材の少なくとも1つの組間に一連のZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を有してもよい。
第2の端部リングおよび内方円筒状キャニスタ部材の第2の端部のインターロック要素は、内方円筒状キャニスタ部材に環状軸方向延在突出部を、および第2の端部リングに環状溝を備えてもよい。
第1の端部リングおよび外方円筒状キャニスタ部材の第1の端部のインターロック要素は、第1の端部リングに環状軸方向延在突出部を、および外方円筒状キャニスタ部材の第1の端部に環状溝を備えてもよい。
第2の端部リングおよび外方円筒状キャニスタ部材の第2の端部のインターロック要素は、第2の端部リングに環状軸方向延在突出部を、および外方円筒状キャニスタ部材の第2の端部に環状溝を備えてもよい。
内方円筒状キャニスタ部材の第1の端部は、第1の端部リングに当接する半径方向内方延在膜を有してもよい。
外方円筒状キャニスタ部材の第1の端部は、第1の端部リングの環状突出部に当接する半径方向外方におよび軸方向に延在する膜を有してもよい。
第1の端部リングは、中空であり、熱間等静圧圧縮成形すべき粉末材料を受けるためのチャンバと相互連結されたサブチャンバを画成してもよい。
第1の端部リングは、半径方向内方に延在する環状部分を有してもよく、環状部分の半径方向内径は、内方円筒状キャニスタ部材の半径方向内径よりも小さい。
熱間等静圧圧縮成形具は、円筒状キャニスタ部材、第1の端部部材、および第2の端部部材を備えてもよく、円筒状キャニスタ部材は、熱間等静圧圧縮成形すべき粉末材料を受けるためのチャンバを形成し、第1の端部部材および円筒状キャニスタ部材の第1の端部は、第1の端部部材と円筒状キャニスタ部材の第1の端部との間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を有し、第2の端部部材および円筒状キャニスタ部材の第2の端部は、第2の端部部材と円筒状キャニスタ部材の第2の端部との間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を有する。
ケーシングは、ガスタービンエンジンケーシングであってもよい。
ケーシングは、タービンケーシング、圧縮機ケーシング、ファンケーシング、または燃焼ケーシングであってもよい。
粉末合金は、ニッケルベース超合金、チタン合金、または合金鋼を含んでもよい。
本方法は、チャンバの異なる領域に異なる粉末金属または異なる粉末合金を供給することを含んでもよい。
燃焼器ケーシング32は、図2に示すような熱間等静圧圧縮成形ツール150を使用して製造され得る。熱間等静圧圧縮成形ツール150は、図1に示す熱間等静圧圧縮成形ツールと実質的に同じであるため、同様の部分は、同様の数字により示される。熱間等静圧圧縮成形ツール150は、第1の端部リング56および外方円筒状キャニスタ部材54の第1の端部54Aのインターロック要素が、第1の端部リング56の中に環状溝170を、および外方円筒状キャニスタ部材54の第1の端部54Aの上に軸方向延在突出部168を備える点において、図1の熱間等静圧圧縮成形ツールとは異なる。これらのインターロック要素は、第1の端部リング56と外方円筒状キャニスタ部材54の第1の端部54Aとの間に一連のZ字型の漏れ流路を形成する。外方円筒状キャニスタ部材54の第1の端部54Aは、第1の端部リング56に当接する半径方向外方延在膜180を有する。第2の端部リング58および外方円筒状キャニスタ部材54の第2の端部54Bのインターロック要素は、第2の端部リング58の中に環状溝174を、および外方円筒状キャニスタ部材54の第2の端部54Bの上に軸方向延在突出部172を備える。これらのインターロック要素は、第2の端部リング58と外方円筒状キャニスタ部材54の第2の端部54Bとの間に一連のZ字型の漏れ流路を形成する。外方円筒状キャニスタ部材54の第2の端部54Bは、第2の端部リング58に当接する半径方向外方延在膜182を有する。
52 内方円筒状キャニスタ部材
52A 第1の端部
52B 第2の端部
54 外方円筒状キャニスタ部材
54A 第1の端部
54B 第2の端部
56 第1の端部リング
58 第2の端部リング
59 チャンバ
59A サブチャンバ
59B サブチャンバ
60 環状軸方向延在突出部
61 粉末材料
62 環状溝
64 環状軸方向延在突出部
66 環状溝
68 環状溝
70 環状軸方向延在突出部
72 環状溝
74 環状突出部
76 半径方向内方延在膜
78 半径方向内方延在膜
80 半径方向外方におよび軸方向に延在する膜
82 半径方向外方におよび軸方向に延在する膜
84 封止、隅肉溶接
86 封止、隅肉溶接
88 封止、隅肉溶接
90 封止、隅肉溶接
150 熱間等静圧圧縮成形ツール
168 軸方向延在突出部
170 環状溝
172 軸方向延在突出部
174 環状溝
180 半径方向外方延在膜
182 半径方向外方延在膜
250 熱間等静圧圧縮成形ツール
260 環状溝
262 環状溝
264 環状溝
266 環状軸方向延在突出部
276 半径方向内方におよび軸方向に延在する膜
278 半径方向内方におよび軸方向に延在する膜
350 熱間等静圧圧縮成形ツール
360 環状レッジ
362 環状軸方向延在突出部
364 環状レッジ
366 環状軸方向延在突出部
376 半径方向内方におよび軸方向に延在する膜
378 半径方向内方におよび軸方向に延在する膜
450 熱間等静圧圧縮成形ツール
550 熱間等静圧圧縮成形ツール
560 環状レッジ
562 環状軸方向延在突出部
564 環状レッジ
566 環状軸方向延在突出部
576 半径方向内方におよび軸方向に延在する膜
578 半径方向内方におよび軸方向に延在する膜
10 ターボファンガスタービンエンジン
11 吸気口
12 ファン
13 中間圧圧縮機
14 高圧圧縮機
15 燃焼器
16 高圧タービン
17 中間圧タービン
18 低圧タービン
19 排気口
26 第1のシャフト
28 第2のシャフト
30 第3のシャフト
32 燃焼器ケーシング
34 上流端部
36 下流端部
38 環状半径方向外方延在
40 環状半径方向外方延在フランジ
42 円周方向離間孔
44 インジェクタ
650 熱間等静圧圧縮成形ツール
660 環状溝
662 環状軸方向延在突出部
664 環状溝
666 環状軸方向延在突出部
672 環状溝
674 環状軸方向延在突出部
750 熱間等静圧圧縮成形ツール
752 内方円筒状キャニスタ部材
752A 第1の端部
752B 第2の端部
754 外方円筒状キャニスタ部材
754A 第1の端部
754B 第2の端部
760 環状軸方向延在突出部
762 環状溝
764 環状溝
766 環状軸方向延在突出部
Claims (18)
- 複数のキャニスタ部材を備える熱間等静圧圧縮成形具であって、前記熱間等静圧圧縮成形具は、隣接し合うキャニスタ部材の少なくとも1つの組を備え、前記複数のキャニスタ部材は、熱間等静圧圧縮成形すべき粉末材料を受けるためのチャンバを形成し、隣接し合うキャニスタ部材の前記少なくとも1つの組は、隣接し合うキャニスタ部材の前記少なくとも1つの組間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を有し、前記熱間等静圧圧縮成形具は、
内方円筒状キャニスタ部材、外方円筒状キャニスタ部材、第1の端部リング、および第2の端部リングを備え、前記外方円筒状キャニスタ部材は、前記内方円筒状キャニスタ部材から半径方向外方に離間されて、熱間等静圧圧縮成形すべき粉末材料を受けるためのチャンバを形成し、前記第1の端部リングおよび前記内方円筒状キャニスタ部材の第1の端部は、前記第1の端部リングと前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部との間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を有し、前記第2の端部リングおよび前記内方円筒状キャニスタ部材の第2の端部は、前記第2の端部リングと前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部との間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を有し、前記第1の端部リングおよび前記外方円筒状キャニスタ部材の第1の端部は、前記第1の端部リングと前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部との間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を有し、前記第2の端部リングおよび前記外方円筒状キャニスタ部材の第2の端部は、前記第2の端部リングと前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部との間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を有する、熱間等静圧圧縮成形具。 - 前記第1の端部リングおよび前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部の前記インターロック要素は、前記内方円筒状キャニスタ部材に環状軸方向延在突出部を、および前記第1の端部リングに環状溝を備え、前記インターロック要素は、前記第1の端部リングと前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部との間に一連のZ字型の漏れ流路を形成する、請求項1に記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記第2の端部リングおよび前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部の前記インターロック要素は、前記内方円筒状キャニスタ部材に環状軸方向延在突出部を、および前記第2の端部リングに環状溝を備え、前記インターロック要素は、前記第2の端部リングと前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部との間に一連のZ字型の漏れ流路を形成する、請求項1または2に記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記第1の端部リングおよび前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部の前記インターロック要素は、前記第1の端部リングに環状軸方向延在突出部を、および前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部に環状溝を備え、前記インターロック要素は、前記第1の端部リングと前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部との間にU字型の漏れ流路を形成する、請求項1、2、または3に記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記第2の端部リングおよび前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部の前記インターロック要素は、前記第2の端部リングに環状軸方向延在突出部を、および前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部に環状溝を備え、前記インターロック要素は、前記第2の端部リングと前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部との間にU字型の漏れ流路を形成する、請求項1から4のいずれかに記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部は、前記第1の端部リングに当接する半径方向内方延在膜を有する、請求項2に記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部は、前記第2の端部リングに当接する半径方向内方延在膜を有する、請求項3に記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部は、前記第1の端部リングの前記環状突出部に当接する半径方向外方におよび軸方向に延在する膜を有する、請求項4に記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部は、前記第2の端部リングの前記環状突出部に当接する半径方向外方におよび軸方向に延在する膜を有する、請求項5に記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記第1の端部リングは、中空であり、熱間等静圧圧縮成形すべき粉末材料を受けるためのチャンバと相互連結されたサブチャンバを画成する、請求項1から9のいずれかに記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記第2の端部リングは、中空であり、熱間等静圧圧縮成形すべき粉末材料を受けるためのチャンバと相互連結されたサブチャンバを画成する、請求項1から10のいずれかに記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記第1の端部リングは、半径方向内方に延在する環状部分を有し、前記環状部分の半径方向内径は、前記内方円筒状キャニスタ部材の半径方向内径よりも小さい、請求項1から11のいずれかに記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 前記第2の端部リングは、半径方向内方に延在する環状部分を有し、前記環状部分の半径方向内径は、前記内方円筒状キャニスタ部材の半径方向内径よりも小さい、請求項1から12のいずれかに記載の熱間等静圧圧縮成形具。
- 熱間等静圧圧縮成形により粉末材料から製品を製造する方法であって、複数のキャニスタ部材を形成するステップa)と、隣接し合うキャニスタ部材の少なくとも1つの組にインターロック要素を設けるステップであって、前記インターロック要素は、隣接し合うキャニスタ部材の前記少なくとも1つの組間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成する、ステップb)と、前記キャニスタ部材を共に封止することにより熱間等静圧圧縮成形具を形成するステップc)と、前記熱間等静圧圧縮成形具の前記複数のキャニスタ部材間に画成されたチャンバ内に粉末材料を供給するステップd)と、前記チャンバからガスを排気し、次いで前記チャンバを封止するステップe)と、熱および圧力を印加して前記熱間等静圧圧縮成形具の前記チャンバ内の前記粉末材料を圧密することにより圧密粉末材料製品を形成するステップf)と、前記圧密粉末材料製品から前記熱間等静圧圧縮成形具を取り外すステップg)とを含み、
前記ステップa)は、内方円筒状キャニスタ部材を形成し、外方円筒状キャニスタ部材を形成し、第1の端部リングを形成し、第2の端部リングを形成し、前記内方円筒状キャニスタ部材から半径方向外方に離間されるように前記外方円筒状キャニスタ部材を配置して前記チャンバを形成することを含み、前記ステップb)は、前記第1の端部リングおよび前記内方円筒状キャニスタ部材の第1の端部に、前記第1の端部リングと前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部との間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を設け、前記第2の端部リングおよび前記内方円筒状キャニスタ部材の第2の端部に、前記第2の端部リングと前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部との間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を設け、前記第1の端部リングおよび前記外方円筒状キャニスタ部材の第1の端部に、前記第1の端部リングと前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部との間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を設け、前記第2の端部リングおよび前記外方円筒状キャニスタ部材の第2の端部に、前記第2の端部リングと前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部との間にU字型またはZ字型の漏れ流路を形成するインターロック要素を設けることを含み、前記ステップc)は、前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部に対して前記第1の端部リングを封止し、前記内方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部に対して前記第2の端部リングを封止し、前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第1の端部に対して前記第1の端部リングを封止し、前記外方円筒状キャニスタ部材の前記第2の端部に対して前記第2の端部リングを封止して、熱間等静圧圧縮成形具を形成することを含み、前記ステップd)は、前記熱間等静圧圧縮成形具の前記内方円筒状キャニスタ部材と前記外方円筒状キャニスタ部材との間の前記チャンバ内に粉末材料を供給することを含む、方法。 - 前記圧密粉末材料製品は、ケーシングであり、前記ケーシングは、ガスタービンエンジンケーシング、タービンケーシング、圧縮機ケーシング、ファンケーシング、または燃焼ケーシングである、請求項14に記載の方法。
- 前記粉末材料は、粉末金属または粉末合金を含む、請求項14から15のいずれかに記載の方法。
- 前記粉末合金は、ニッケルベース超合金、チタン合金、または合金鋼を含む、請求項16に記載の方法。
- 前記チャンバの異なる領域に異なる粉末金属または異なる粉末合金を供給することを含む請求項16または17に記載の方法。
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