JP6121071B1 - 経路評価装置および経路評価方法 - Google Patents

経路評価装置および経路評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6121071B1
JP6121071B1 JP2016562274A JP2016562274A JP6121071B1 JP 6121071 B1 JP6121071 B1 JP 6121071B1 JP 2016562274 A JP2016562274 A JP 2016562274A JP 2016562274 A JP2016562274 A JP 2016562274A JP 6121071 B1 JP6121071 B1 JP 6121071B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
information
evaluation
unit
generated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016562274A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017010143A1 (ja
Inventor
佳明 安達
佳明 安達
雅彦 伊川
雅彦 伊川
裕喜 小中
裕喜 小中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6121071B1 publication Critical patent/JP6121071B1/ja
Publication of JPWO2017010143A1 publication Critical patent/JPWO2017010143A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3453Special cost functions, i.e. other than distance or default speed limit of road segments
    • G01C21/3492Special cost functions, i.e. other than distance or default speed limit of road segments employing speed data or traffic data, e.g. real-time or historical
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3407Route searching; Route guidance specially adapted for specific applications
    • G01C21/3423Multimodal routing, i.e. combining two or more modes of transportation, where the modes can be any of, e.g. driving, walking, cycling, public transport
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3446Details of route searching algorithms, e.g. Dijkstra, A*, arc-flags, using precalculated routes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3453Special cost functions, i.e. other than distance or default speed limit of road segments
    • G01C21/3484Personalized, e.g. from learned user behaviour or user-defined profiles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3691Retrieval, searching and output of information related to real-time traffic, weather, or environmental conditions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Social Psychology (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

経路情報取得部(11)によって、各外部データベース装置(90)から、経路の出発地から目的地までの経由地に関する経路情報を含む経路情報を取得する。取得された各経路情報を、経路再現部(12)によって、経路評価装置(10B)の内部で使用される形式で再現する。評価基準記憶部(14)に記憶される評価基準に基づいて、経路評価部(13)によって、経由情報で表される経由地を含む経路に関する時間および距離を計算することで評価結果を生成して、経路情報を評価する。生成された評価結果を表示部(21)に表示するように、表示制御部(15)によって表示部(21)を制御する。

Description

本発明は、複数のウェブサーバ装置または外部データベース装置などの外部装置から経路情報を取得して、取得した経路情報を評価する経路評価装置および経路評価方法に関する。
たとえば、第三者によって設置されるウェブサーバ装置(以下「第三者ウェブサーバ装置」という)または外部データベース装置などの外部装置から情報を取得して、ユーザに提供するナビゲーション装置がある。第三者ウェブサーバ装置は、たとえば、施設に関する施設情報、経路に関する経路情報、および交通に関する交通情報などを配信する。外部データベース装置は、これらの施設情報、経路情報および交通情報などを記憶する。経路情報は、たとえば、順路、旅行時間および旅行距離などの情報を含む。交通情報は、たとえば、渋滞、旅行時間、工事および事故などの情報を含む。
ナビゲーション装置は、たとえば、複数の第三者ウェブサーバ装置または外部データベース装置などの外部装置から取得される複数の情報をユーザに提供する。特許文献1に開示されるナビゲーション装置は、互いに異なるデータ形式を有する複数の情報を、共通のデータ形式に変換して、画面上に並べて表示することによって、複数の情報をユーザに提供する。
特許文献2に開示される統合検索処理装置は、複数の第三者ウェブサーバ装置または外部データベース装置などの外部装置から取得される情報と、ナビゲーション装置の情報とを検索できるナビゲーション装置を開示する。特許文献2に開示されるナビゲーション装置は、第三者ウェブサーバ装置または外部データベース装置などの外部装置の情報を共通のデータ形式に変換して、外部装置の情報と、ナビゲーション装置の情報とを1つの情報として統合することによって、ユーザに提供する。
特開2014−2717号公報 特開2007−26296号公報
前述の特許文献1,2に開示されるナビゲーション装置において、複数の第三者ウェブサーバ装置または外部データベース装置などの外部装置から取得される経路情報をユーザに提供する場合、複数の第三者ウェブサーバ装置または外部データベース装置などの外部装置から取得される経路情報は、異なる地図情報および交通情報に基づいて、異なるアルゴリズムを用いて探索を行うことによって生成されたものである可能性がある。したがって、ユーザが複数の経路情報を単純に比較することができないという問題がある。
本発明の目的は、複数の第三者ウェブサーバ装置または外部データベース装置などの外部装置から取得される複数の情報を公平に比較して評価することができる経路評価装置および経路評価方法を提供することである。
本発明の経路評価装置は、外部に設置される複数の外部データベース装置から、経路に関する経路情報を取得して評価する経路評価装置であって、各前記外部データベース装置から前記経路情報を取得する経路情報取得部と、前記経路情報取得部によって取得される各前記経路情報を、自装置の内部で使用される形式で再現する経路再現部と、前記経路再現部による再現によって生成される前記経路情報を、出発地から目的地までの経由地ごとに交通手段の差異で区間情報に分割する経路情報分割部と、前記区間情報の前記交通手段に応じて、前記区間情報の評価を行う処理部を決定し、決定した処理部に前記区間情報の評価を要求する経路評価要求部と、前記経路情報分割部によって生成される前記区間情報を評価するための評価基準を記憶する評価基準記憶部と、前記評価基準記憶部に記憶される前記評価基準に基づいて、前記経路情報分割部によって生成される前区間情報を評価する経路評価部と、前記経路評価要求部による要求によって前記処理部で生成される各前記区間情報の評価結果を結合することによって、前記経路情報の評価結果を生成する評価結果結合部と、前記評価結果結合部による結合によって生成される各前記経路情報の前記評価結果を表示部に表示するように前記表示部を制御する表示制御部とを備え、各前記経路情報は、前記経路の出発地から目的地までの経由地に関する経由情報を含み、前記経由情報は、前記経由地への交通手段の情報を含み、前記経路評価要求部は、前記交通手段ごとに設定される複数の外部情報処理サーバ装置および前記経路評価部の中から、前記処理部を決定し、決定された前記処理部は、前記評価基準に基づいて、前記経由情報によって表される経由地を含む経路に関する時間および距離を計算することによって、前記評価結果を生成することを特徴とする。
本発明の経路評価方法は、複数の外部データベース装置から、経路に関する経路情報を取得して評価する経路評価方法であって、各前記外部データベース装置から、前記経路の出発地から目的地までの経由地に関する経由情報を含む前記経路情報を取得し、取得した各前記経路情報を、経路評価装置の内部で使用される形式で再現し、再現した前記経路情報を、出発地から目的地までの経由地ごとに交通手段の差異で区間情報に分割し、前記区間情報の前記交通手段に応じて、前記区間情報の評価を行う処理部を決定し、決定した処理部に前記区間情報の評価を要求し、要求によって前記処理部で生成される各前記区間情報の評価結果を結合することによって、前記経路情報の評価結果を生成し、結合によって生成される各前記経路情報の評価結果を表示部に表示するように前記表示部を制御することを特徴とする。
本発明の経路評価装置によれば、経路情報が複数の外部データベース装置から取得されて評価される。経路評価装置は、経路情報取得部と、経路再現部と、経路情報分割部と、経路評価要求部と、評価基準記憶部と、経路評価部と、評価結果結合部と、表示制御部とを備えて構成される。経路情報取得部によって、各外部データベース装置から経路情報が取得され、経路再現部によって、経路評価装置の内部で使用される形式で再現される。経路再現部による再現によって生成される経路情報が、経路情報分割部によって、出発地から目的地までの経由地ごとに交通手段の差異で区間情報に分割される。経路評価要求部によって、区間情報の交通手段に応じて、区間情報の評価を行う処理部が決定され、決定された処理部に区間情報の評価が要求される。評価基準記憶部に記憶される評価基準に基づいて、経路情報分割部によって生成される区間情報が、経路評価部によって評価される。経路評価要求部による要求によって処理部で生成される各区間情報の評価結果が、評価結果結合部によって結合されることによって、経路情報の評価結果が生成される。評価結果結合部による結合によって生成される各経路情報の評価結果を表示部に表示するように、表示制御部によって表示部が制御される。各経路情報は経由情報を含み、経由情報は経由地への交通手段の情報を含む。経路評価要求部は、交通手段ごとに設定される複数の外部情報処理サーバ装置および経路評価部の中から、処理部を決定する。決定された処理部は、評価基準に基づいて、経由情報によって表される経由地を含む経路に関する時間および距離を計算することによって、評価結果を生成する。
このように、複数の外部データベース装置から取得された複数の経路情報を同一の基準で評価した評価結果を表示部に表示するように、表示制御部によって表示部が制御される。これによって、複数の経路情報を同一の基準で評価した評価結果が表示部に表示されるので、ユーザは、複数の外部データベース装置から取得された複数の経路情報を公平に比較して評価することができる。したがって、経路評価装置の信頼性を向上させることができる。
また、経路情報分割部が経路情報を交通手段の差異で区間情報に分割して、経路評価要求部が区間情報の評価を経路評価部または外部情報処理サーバ装置に要求することによって、区間情報の評価結果を生成する。そして、評価結果結合部が各区間情報の評価結果を結合することによって、経路情報の評価結果を生成する。これによって、複数の交通手段を含む複雑な経路であっても、経路情報を正確に評価することができる。
本発明の経路評価方法によれば、経路情報が複数の外部データベース装置から取得されて評価される。各外部データベース装置から経路情報が取得され、経路評価装置の内部で使用される形式で再現される。再現された経路情報が、出発地から目的地までの経由地ごとに交通手段の差異で区間情報に分割される。区間情報の交通手段に応じて、区間情報の評価を行う処理部が決定され、決定された処理部に区間情報の評価が要求される。要求によって処理部で生成される各区間情報の評価結果が結合されることによって、経路情報の評価結果が生成される。結合によって生成される各経路情報の評価結果を表示部に表示するように表示部が制御される。
このように、複数の外部データベース装置から取得された複数の経路情報を同一の基準で評価した評価結果を表示部に表示するように表示部が制御される。これによって、複数の経路情報を同一の基準で評価した評価結果が表示部に表示されるので、ユーザは、複数の外部データベース装置から取得された複数の経路情報を公平に比較して評価することができる。したがって、評価の信頼性を向上させることができる。
また、再現された経路情報は、出発地から目的地までの経由地ごとに交通手段の差異で区間情報に分割され、区間情報の交通手段に応じて、区間情報の評価を行う処理部が決定され、決定された処理部に区間情報の評価が要求される。要求によって処理部で生成される各区間情報の評価結果が結合されることによって、経路情報の評価結果が生成される。これによって、複数の交通手段を含む複雑な経路であっても、経路情報を正確に評価することができる。

本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明の第1の実施の形態である経路評価装置1を備える情報提供装置2の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態である経路評価装置10を備える情報提供装置3を含む情報提供システム100の構成を示すブロック図である。 図2に示す情報提供システム100を構成する第三者ウェブサーバ装置6および経路評価装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 図2に示す評価基準記憶部14に記憶される評価設定プロファイルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の経路評価装置10における経路情報提供処理に関する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態である経路評価装置10を備える情報提供装置3Aを含む情報提供システム100Aの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の情報提供装置3Aにおける交通情報取得処理に関する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態である経路評価装置10Aを備える情報提供装置3Bを含む情報提供システム100Bの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態の経路評価装置10Aにおける経路再現要求処理に関する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態である経路評価装置10Bを備える情報提供装置3Cを含む情報提供システム100Cの構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の第5の実施の形態の経路評価装置10Bにおける評価処理に関する概略を説明するための図である。 本発明の第5の実施の形態の経路評価装置10Bにおける経路情報の評価に関する処理手順を示すフローチャートである。 経路再現部12によって第三者経路情報を内部形式で再現されることによって生成される経路情報を示す図である。 経路評価結合部53によって生成される経路情報A1の評価結果を示す図である。 経路情報分割部51が記憶する交通手段分割表を示す図である。 経路情報分割部51が、図15に示した交通手段分割表に基づいて、図13に示す経路情報を分割することによって生成した区間情報を示す図である。 経路情報分割部51が、図15に示した交通手段分割表に基づいて、図13に示す経路情報を分割することによって生成した区間情報を示す図である。 経路情報分割部51が、図15に示した交通手段分割表に基づいて、図13に示す経路情報を分割することによって生成した区間情報を示す図である。 経路情報分割部51が、図15に示した交通手段分割表に基づいて、図13に示す経路情報を分割することによって生成した区間情報を示す図である。 経路評価要求部52が記憶する経路評価要求表を示す図である。 経路評価要求部52が記憶する経路評価要求表を示す図である。 経路評価要求部52によって生成される区間情報の評価結果を示す図である。 経路評価要求部52によって生成される区間情報の評価結果を示す図である。 経路評価要求部52によって生成される区間情報の評価結果を示す図である。 経路評価要求部52によって生成される区間情報の評価結果を示す図である。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態である経路評価装置1を備える情報提供装置2の構成を示すブロック図である。本実施の形態の経路評価装置1およびそれを備える情報提供装置2は、移動体、たとえば車両とともに移動可能に構成される。本実施の形態では、情報提供装置2は、経路を案内するナビゲーション機能を有するナビゲーション装置によって実現される。本発明の他の実施の形態である経路評価方法は、本実施の形態の経路評価装置1によって実行される。
情報提供装置2は、経路評価装置1および表示部21を備えて構成される。経路評価装置1は、経路情報取得部11、経路再現部12、経路評価部13、評価基準記憶部14および表示制御部15を備えて構成される。
情報提供装置2の外部には、不図示の複数の第三者ウェブサーバ装置が設けられる。経路情報取得部11は、各第三者ウェブサーバ装置から、経路に関する経路情報を取得する。経路情報取得部11は、取得した複数の経路情報を経路再現部12に与える。
経路再現部12は、経路情報取得部11によって取得される各経路情報を、自装置である経路評価装置1の内部で使用される形式で再現する。経路再現部12は、再現した複数の経路情報を経路評価部13に与える。
評価基準記憶部14は、予め定める評価基準を記憶する。ここで、「評価基準」とは、経路再現部12による再現によって生成される複数の経路情報を評価するための基準である。
経路評価部13は、評価基準記憶部14に記憶される評価基準に基づいて、経路情報を評価する。経路評価部13は、評価結果を表示制御部15に与える。
表示制御部15は、経路評価部13による評価によって生成される各経路情報の評価結果を表示部21に表示するように、表示部21を制御する。具体的には、表示制御部15は、経路評価部13から与えられる評価結果を表示部21に与えて表示させる。表示部21は、表示制御部15から与えられた評価結果を表示する。
以上のように本実施の形態では、経路情報が複数の第三者ウェブサーバ装置から取得されてユーザに提供される。経路評価装置1は、経路情報取得部11と、経路再現部12と、経路評価部13と、評価基準記憶部14と、表示制御部15とを備えて構成される。経路情報取得部11によって、各第三者ウェブサーバ装置から経路情報が取得され、経路再現部12によって、経路評価装置1の内部で使用される形式に再現される。経路再現部12による再現によって生成される複数の経路情報が、評価基準記憶部14に記憶される評価基準に基づいて、経路評価部13によって評価される。経路評価部13による評価結果を表示部21に表示するように、表示制御部15によって表示部21が制御される。
このように、複数の第三者ウェブサーバ装置から取得された複数の経路情報を同一の基準で評価した評価結果を表示部21に表示するように、表示制御部15によって表示部21が制御される。これによって、複数の経路情報を同一の基準で評価した評価結果が表示部21に表示されるので、ユーザは、複数の第三者ウェブサーバ装置から取得された複数の経路情報を公平に比較して評価することができる。したがって、経路評価装置1の信頼性を向上させることができる。
<第2の実施の形態>
図2は、本発明の第2の実施の形態である経路評価装置10を備える情報提供装置3を含む情報提供システム100の構成を示すブロック図である。本実施の形態の経路評価装置10および情報提供装置3は、前述の第1の実施の形態の経路評価装置1および情報提供装置2と構成が類似するので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
情報提供システム100は、複数の第三者ウェブサーバ装置61,62,63,…と、情報提供装置3とを備えて構成される。以下の説明では、複数の第三者ウェブサーバ装置61,62,63,・・・を、まとめて「第三者ウェブサーバ装置6」という場合がある。
第三者ウェブサーバ装置6と情報提供装置10とは、互いに通信可能に構成される。経路評価装置10およびそれを備える情報表示装置3は、移動体、たとえば車両に搭載可能に構成される。本実施の形態では、情報表示装置3は、経路を案内するナビゲーション機能を有するナビゲーション装置によって実現される。本発明の他の実施の形態である経路評価方法は、本実施の形態の経路評価装置10によって実行される。
第三者ウェブサーバ装置6は、インターネット上のサーバ装置である。第三者ウェブサーバ装置6は、情報提供装置3からの要求に応じて経路探索を行い、経路情報を生成する。以下の説明では、第三者ウェブサーバ装置6が生成した経路情報を、「第三者経路情報」という場合がある。
複数の第三者ウェブサーバ装置6は、各第三者ウェブサーバ装置6が保持する地図情報および交通情報などの情報に基づいて、それぞれの探索アルゴリズムを用いて、それぞれが異なるデータ形式の第三者経路情報を生成する。したがって、各第三者ウェブサーバ装置6が生成する第三者経路情報は、互いに異なる基準、方法および形式で生成された経路情報である。第三者ウェブサーバ装置6は、生成した第三者経路情報を情報提供装置3に送信する。
情報提供装置3は、経路評価装置10、入力部20および表示部21を備えて構成される。経路評価装置10は、経路情報取得部11、評価基準記憶部14、表示制御部15、情報データベース(database;略称:DB)30および経路評価処理部40を備えて構成される。情報DB30は、地図情報DB31および交通情報DB32を備える。経路評価処理部40は、経路再現部12、経路評価部13および経路情報DB41を備える。
経路情報取得部11は、複数の第三者ウェブサーバ装置6が生成した第三者経路情報を、インターネットを介して受信することによって取得する。経路情報取得部11は、取得した第三者経路情報を経路評価処理部40、具体的には経路再現部12に与える。
第三者経路情報は、出発地、目的地、順路および評価値を表す情報を含んで構成される。第三者経路情報に含まれる順路を表す情報は、たとえば、緯度および経度の座標点列、地図情報の道路リンク列などで表現される。第三者経路情報に含まれる評価値を表す情報は、たとえば、当該経路情報の旅行距離、旅行時間、燃料消費量を表す情報を含んで構成される。
地図情報DB31は、経路評価処理部40の経路再現部12と経路評価部13とで利用される地図情報を記憶する。地図情報は、道路リンク単位で記憶される。地図情報は、道路形状データ、道路ネットワークデータおよび道路属性データを含む。道路形状データは、道路の線形を、緯度および経度で表したデータである。道路ネットワークデータは、道路間の繋がりを表すデータである。道路属性データは、道路種別、レーン数、制限速度などの道路属性を表すデータである。
交通情報DB32は、地図情報DB31の道路リンク単位で交通情報を記憶する。交通情報は、たとえば、渋滞の状況に関する渋滞情報、交通規制に関する交通規制情報、および工事に関する工事情報を含む。
本実施の形態では、情報DB30は、地図情報DB31および交通情報DB32を備えて構成されているが、本発明の他の実施の形態では地図情報DB31のみによって構成されてもよい。
評価基準記憶部14は、経路評価処理部40の経路評価部13における評価に用いる評価基準、具体的には評価設定値を、評価設定プロファイルとして記憶する。評価設定プロファイルの詳細については、後述する。経路評価処理部40は、経路情報取得部11から与えられた複数の第三者経路情報の評価を行う。
経路再現部12は、経路情報取得部11によって取得される各経路情報を、自装置である情報提供装置1の内部で使用される形式で再現する。具体的には、経路再現部12は、第三者経路情報に含まれる順路を、地図情報DB31の道路リンク列によって再現する。経路再現部12は、再現した順路を有する経路情報を生成する。経路再現部12は、経路情報取得部11から与えられた第三者経路情報と、生成した経路情報とを関連付けて、経路情報DB41に記憶する。以下の説明では、経路再現部12が再現した順路を有する経路情報を、「再現経路情報」という場合がある。経路情報DB41は、複数の再現経路情報を、出発地別および目的地別に記憶する。
経路評価部13は、情報DB30に記憶された情報と、評価基準記憶部14に記憶された評価設定プロファイルで設定された評価設定値とを用いて、経路情報DB41に記憶される複数の再現経路情報について、予め定められる項目の評価を行う。
経路評価部13は、複数の再現経路情報についての評価結果、具体的には複数の再現経路情報を評価した値(以下「評価値」という場合がある)を再現経路情報に含めて、評価値を含む再現経路情報を生成する。経路評価部13は、生成した複数の再現経路情報を表示制御部15に与える。経路評価部13で評価される項目は、たとえば、出発地から目的地までの距離、所要時間、燃料消費量、および右左折の回数などである。
表示制御部15は、経路評価処理部40から与えられた複数の再現経路情報に含まれる評価値を表示部21に与える。表示部21は、表示制御部15から与えられた評価値を表示画面に表示することによって、ユーザに提示する。ユーザは、表示部21に表示された複数の評価値を見比べて、1つの再現経路情報を選択することができる。このようにすることによって、ユーザが利用する経路が決定され、経路案内などで利用される。表示部21は、たとえば液晶ディスプレイなどの表示装置によって構成される。
入力部20は、たとえば、タッチパネルおよびキーボードによって構成される。ユーザは、入力部20を用いて、目的地、および経路探索の条件を入力することができる。またユーザは、入力部20を用いて、評価基準記憶部14に記憶されている評価設定プロファイルおよびその内容を変更することができる。
図3は、図2に示す情報提供システム100を構成する第三者ウェブサーバ装置6および経路評価装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。図3では、複数の第三者ウェブサーバ装置61,62,63,…のうち、第1の第三者ウェブサーバ装置61のハードウェア構成を代表として示す。残りの第三者ウェブサーバ装置62,63,…のハードウェア構成は、第1の第三者ウェブサーバ装置61のハードウェア構成と同一であるので、記載を省略する。以下の説明では、「第1の第三者ウェブサーバ装置61」を、「第三者ウェブサーバ装置6」という場合がある。
情報提供システム100は、第三者ウェブサーバ装置6、経路評価装置10を含む情報提供装置3、およびネットワーク8を備えて構成される。
第三者ウェブサーバ装置6は、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;略称:HDD)装置611、処理回路612、メモリ613および通信インタフェース(interface;略称:I/F)614を含んで構成される。
HDD装置611は、第三者ウェブサーバ装置6における各種の情報を記憶する外部記憶装置である。
処理回路612は、メモリ613に記憶されるプログラムを実行する。処理回路612は、たとえば、プロセッサ(Central Processing Unit、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、Digital Signal Processorともいう)によって構成される。
メモリ613は、第三者ウェブサーバ装置6における各種の情報、および処理回路612によって実行されるプログラムを記憶する。またメモリ613は、処理回路612における作業領域を構成する。
メモリ613は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリ、または磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、もしくはDVD(Digital Versatile Disc)などによって構成される。
通信I/F614は、第三者ウェブサーバ装置6が、ネットワーク8に接続するための通信制御を行うためのインタフェースである。通信I/F614には、図2に示す経路評価装置10との通信を行う通信装置が接続される。
経路評価装置10は、入力I/F71、出力I/F72、HDD装置73、通信I/F74、処理回路75、メモリ76およびセンサ77を含んで構成される。
入力I/F71には、前述の図2に示す入力部20を構成する装置、たとえば、タッチパネルおよびキーボードが接続される。
出力I/F72には、出力部を構成する装置が接続される。出力部を構成する装置は、たとえば、スピーカ、および前述の図2に示す表示部21を構成する装置、具体的にはディスプレイである。
HDD装置73は、経路評価装置10における各種の情報を記憶する記憶装置である。図2に示す地図情報DB31、交通情報DB32、経路情報DB41、評価基準記憶部14は、HDD装置73によって実現される。HDD装置73は、図2に示す経路情報取得部11、経路再現部12および経路評価部13にそれぞれ対応するプログラムを記憶する。
通信I/F74は、経路評価装置10が、ネットワーク8に接続するための通信制御を行うためのインタフェースである。通信I/F74には、図2に示す第三者ウェブサーバ装置6との通信を行う通信装置が接続される。通信I/F74、および通信I/F74に接続される通信装置を用いることによって、図2に示す経路情報取得部11による第三者経路情報の取得を実現することができる。
図3では、入力I/F71に接続される装置、出力I/F72に接続される装置、および通信I/F74に接続される装置のハードウェアが、経路評価装置10の内部に配設された構成としているが、経路評価装置10に外付けされる構成としてもよい。
処理回路75は、たとえば、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSPともいう)によって構成される。
経路評価装置10における経路情報取得部11、経路再現部12および経路評価部13の各機能は、処理回路75によって実現される。すなわち、経路評価装置10は、第三者ウェブサーバ装置6から経路情報を取得し、取得した経路情報を自装置の内部で使用される形式で再現し、再現された経路情報を評価基準に基づいて評価し、評価結果を出力するための処理回路75を備える。
メモリ76は、HDD装置73に記憶されている各種情報と各プログラムとを読み出して記憶する。また、メモリ76は、処理回路75における作業領域を構成する。
ここで、メモリ76は、たとえば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROMなどの、不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリ、または磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、もしくはDVDなどによって構成される。
経路情報取得部11、経路再現部12および経路評価部13の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、HDD装置73およびメモリ76に記憶される。
処理回路75は、メモリ76に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、前述の経路情報取得部11、経路再現部12および経路評価部13の機能を実現する。すなわち、経路評価装置10は、第三者ウェブサーバ装置6から経路情報を取得するステップと、取得した経路情報を自装置の内部で使用される形式で再現するステップと、再現された経路情報を評価基準に基づいて評価するステップと、評価結果を出力するステップとが、結果的に実行されることになるプログラムを記憶するためのHDD装置73およびメモリ76を備える。
また、これらのプログラムは、経路情報取得部11、経路再現部12および経路評価部13が行う処理の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
センサ77は、経路評価装置10が搭載される車両の現在位置を表す現在位置情報、車両の状態などを検出する。センサ77は、現在位置情報などの位置情報を取得する全地球測位システム(Global Positioning System;略称:GPS)信号受信装置などによって構成される。
ネットワーク8は、各第三者ウェブサーバ装置61,62,63,・・・と情報提供装置10とを相互に接続するための通信ネットワークである。ネットワーク8は、たとえばインターネットである。
図4は、図2に示す評価基準記憶部14に記憶される評価設定プロファイルの一例を示す図である。評価基準記憶部14には、前述のように評価基準となる評価設定値が、評価設定プロファイルとして記憶される。評価設定プロファイルは、複数の評価設定値を含む。評価設定値は、経路評価部13が評価で考慮可能な値を示す。評価設定値は、たとえば図4に示すように、車両速度(Velocity)、燃費(Consumption)、車両重量(Weight)、ユーザの車両運転技術力(SkillLevel)、交通情報の考慮有無(TrafficInfo)、交通信号の考慮有無(TrafficSignal)、坂道の考慮有無(SlopeWay)などである。ユーザは、評価設定プロファイルに含まれる評価設定値と、使用するプロファイルとを、入力部20を用いて変更することが可能である。
図5は、本発明の第2の実施の形態の経路評価装置10における経路情報提供処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートの各処理は、経路評価装置10を構成する経路情報取得部11、経路評価処理部40および表示制御部15によって実行される。図5に示すフローチャートの処理は、たとえば、入力部20によって経路評価装置10に第三者経路情報を表示する指示が入力されるか、または予め定める周期になると開始され、ステップa1に移行する。
ステップa1において、経路情報取得部11は、ネットワーク8を介して、第三者ウェブサーバ装置6から第三者経路情報を取得する。ステップa1の処理が終了すると、ステップa2に移行する。
ステップa2において、経路情報取得部11は、ステップa1で取得した第三者経路情報を解析して、第三者経路情報のデータ形式を変換する。具体的には、経路情報取得部11は、第三者経路情報の順路に関するデータ形式を、経路再現部21に入力可能な共通形式に変換する。ステップa2の処理が終了すると、ステップa3に移行する。
ステップa3において、経路再現部12は、ステップa2でデータ形式が変換された第三者経路情報を地図情報DB31の道路リンク列で再現して、再現経路情報を生成する。第三者経路情報を再現するとき、第三者経路情報の順路が緯度および経度の座標点列で表現されている場合、座標点を地図情報DB31の道路リンクにマッチングさせるマップマッチング処理を行うことによって、座標点列から道路リンク列を生成して再現を行う。または、第三者経路情報の順路が地図情報DB31と異なる地図情報の道路リンク列で表現されている場合、道路リンク変換テーブルを用いた道路リンク変換処理を行うことによって再現を行う。
前述のマップマッチング処理は、たとえば、緯度および経度の座標系で表された第三者経路情報の順路を、地図情報DB31の道路リンクで表された再現経路情報の順路に変換する処理である。マップマッチング処理では、たとえば、第三者経路情報の順路を表す座標点について、座標点に近い道路リンクを地図情報DB31から取得し、取得した道路リンクをつなぎ合わせることで処理ができる。この処理を、第三者経路情報の順路を表す座標点列に適用することによって、再現経路情報の順路を表す地図情報DB31の道路リンク列を生成する。
前述の道路リンク変換処理は、第三者ウェブサーバ装置6に記憶される地図情報の道路リンクで表された第三者経路情報の順路を、地図情報DB31の道路リンクで表された再現経路情報の順路に変換する処理である。道路リンク変換処理に用いる道路リンク変換テーブルは、第三者ウェブサーバ装置6に記憶される地図情報の道路リンクを、地図情報DB31に記憶される地図情報の道路リンクへ一意に変換可能な表である。道路リンク変換テーブルは、たとえば、各地図情報の各道路リンクに一意に割り振られた識別子の対応テーブルなどである。
道路リンク変換処理では、第三者経路情報の各道路リンクについて、道路リンク変換テーブル内を検索する。道路リンクの検索によって、対応する地図情報DB31の道路リンクが存在する場合は、第三者経路情報の道路リンクに対応する地図情報DB31の道路リンクへ置き換える。道路リンクの検索によって、対応する地図情報DB31の道路リンクが存在しない場合は、存在する前後の道路リンクを最短で繋ぐ順路を生成する。この処理を、第三者経路情報の順路を表す道路リンク列に適用することによって、再現経路情報の順路を表す地図情報DB31の道路リンク列を生成する。ステップa3の処理が終了すると、ステップa4に移行する。
ステップa4において、経路再現部12は、生成した再現経路情報を経路情報DB41に記憶する。ステップa4の処理が終了すると、ステップa5に移行する。
ステップa5において、経路情報取得部11は、全ての第三者ウェブサーバ装置6から第三者経路情報を取得したか否かを判断する。全ての第三者ウェブサーバ装置6から第三者経路情報を取得したと判断された場合は、ステップa6に移行する。全ての第三者ウェブサーバ装置6から第三者経路情報を取得していないと判断された場合は、ステップa1に戻る。
ステップa6において、経路評価部13は、評価基準記憶部14から評価設定プロファイルを読み出し、読み出した評価設定プロファイルを解析する。ステップa6の処理が終了すると、ステップa7に移行する。
ステップa7において、経路評価部13は、経路情報DB41の再現経路情報の評価値を算出して、算出した評価値を含む再現経路情報を生成する。具体的には、経路評価部13は、解析した評価設定プロファイルの評価設定値と、情報DB30に記憶される情報とに基づいて、経路情報DB41に記憶されている同一の出発地および目的地を有する複数の再現経路情報について、予め定められる評価項目において予め定められる方法によって評価値を算出する。経路評価部13は、算出した評価値を元の再現経路情報に含めて、算出した評価値を含む再現経路情報を生成する。ステップa7の処理が終了すると、ステップa8に移行する。
ステップa8において、経路評価部13は、ステップa7で生成した再現経路情報を評価基準に基づいて並べ替える。ステップa8の処理が終了すると、ステップa9に移行する。
ステップa9において、評価結果表示部15は、経路評価部13による評価結果、具体的には、再現経路情報の評価値を表示する。これによって、再現経路情報の評価値をユーザに提示することができる。ステップa9の処理が終了すると、図5の全ての処理手順を終了する。
以上のように本実施の形態では、経路情報が複数の第三者ウェブサーバ装置6から取得されてユーザに提供される。経路評価装置10は、経路情報取得部11と、経路再現部12と、評価基準記憶部14と、経路評価部13と、表示制御部15とを備えて構成される。経路情報取得部11によって、各第三者ウェブサーバ装置6から経路情報が取得され、経路再現部12によって、経路評価装置10の内部で使用される形式に再現される。経路再現部12による再現によって生成される複数の経路情報が、評価基準記憶部14に記憶される評価基準に基づいて、経路評価部13によって評価される。経路評価部13による評価結果を表示部21に表示するように、表示制御部15によって表示部21が制御される。
このように、複数の第三者ウェブサーバ装置6から取得された複数の経路情報を同一の基準で評価した評価結果を表示部21に表示するように、表示制御部15によって表示部21が制御される。これによって、複数の経路情報を同一の基準で評価した評価結果が表示部21に表示されるので、ユーザは、複数の第三者ウェブサーバ装置6から取得された複数の経路情報を公平に比較して評価することができる。したがって、経路評価装置10の信頼性を向上させることができる。
また本実施の形態では、経路再現部12は、第三者ウェブサーバ装置6から取得される経路情報に含まれる順路を、地図情報に含まれる道路リンク列に一致させることによって、経路情報を再現する。これによって、複数の第三者ウェブサーバ装置6から取得されたデータ形式の異なる経路情報について、各経路情報に含まれる順路の表現を、地図情報DB31に記憶される地図情報の道路リンク列に変換することができる。したがって、統一された評価基準で、統一された評価を行うことが可能となる。
また本実施の形態では、経路評価部13は、評価設定プロファイルを解析して評価設定値を求めるとともに、経路再現部12による再現によって生成される複数の経路情報に含まれる道路リンク列について、評価設定値を用いて、経路情報毎に各道路リンク列を評価することによって、複数の経路情報の評価結果を求める。これによって、たとえば、ユーザの運転技能、趣向および車両特性などの評価設定値を考慮した評価を行うことができる。したがって、精度のよい予測を行うことができるとともに、複数の経路情報について、同一の基準で、公平な評価を行うことが可能となる。
また本実施の形態では、経路再現部12および経路評価部13によって利用される情報DB30は、地図情報DB31と交通情報DB32とを備える。地図情報DB31は、道路リンク列を含む地図情報を記憶する。交通情報DB32は、交通情報を、地図情報の道路リンクに対応付けて記憶する。これによって、経路評価部13において、地図情報と交通情報とを考慮することができる。したがって、経路情報について、距離、時間および燃費などの多様な項目で、経路情報を正確に評価することが可能となる。
以上に述べた本実施の形態では、経路再現部12によって生成される再現経路情報のみを経路情報DB41に記憶させて、表示部21で表示させる。これに限定されず、再現経路情報と、それに対応する第三者経路情報とを一つの情報として扱ってもよい。再現経路情報と、それに対応する第三者経路情報とを一つの情報として扱う場合、経路情報DB41には、再現経路情報と、それに対応する第三者経路情報とを1組の情報として記憶させて、表示部21では、再現経路情報の評価値と第三者経路情報の評価値とを表示して、ユーザに提示する。
このような構成によれば、再現経路情報の評価値だけでなく、元の第三者経路情報の評価値もユーザに提示されるので、ユーザは、経路評価装置10による評価値と、第三者ウェブサーバ装置6による評価値とを視認することが可能となる。これによって、ユーザは、評価値の乖離度合いの認識を確認することができるので、選択肢が増加する。したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
<第3の実施の形態>
図6は、本発明の第3の実施の形態である経路評価装置10を備える情報提供装置3Aを含む情報提供システム100Aの構成を示すブロック図である。情報提供システム100Aは、複数の第三者ウェブサーバ装置61,62,63,64,・・・と、情報提供装置10Aとを備えて構成される。以下の説明では、複数の第三者ウェブサーバ装置61,62,63,64,・・・を、まとめて「第三者ウェブサーバ装置6A」という場合がある。本実施の形態の情報提供システム100Aは、第1の実施の形態の情報提供システム100と構成が類似しているので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
本実施の形態における情報提供システム100Aは、第三者ウェブサーバ装置6Aとして、交通情報を提供する第三者ウェブサーバ装置(以下「交通情報サーバ装置」という場合がある)64を備える。また情報提供装置3Aは、交通情報サーバ装置64から交通情報を取得する交通情報取得部33を備える。
交通情報サーバ装置64は、交通情報取得部33に交通情報を提供するサーバ装置である。交通情報サーバ装置64が配信した交通情報は、交通情報取得部33によって取得されて、情報DB30の交通情報DB32に記憶され、経路評価部13で経路の評価に利用される。交通情報サーバ装置64は、複数存在してもよい。また、交通情報サーバ装置64は、経路情報を生成する第三者ウェブサーバ装置61,62,63,・・・によって実現されてもよい。
交通情報取得部33は、経路評価処理部40からの交通情報の要求に従い、交通情報サーバ装置64に交通情報の要求を行い、交通情報サーバ装置64から取得した交通情報を交通情報DB32に記憶させる処理部である。交通情報DB32に記憶された交通情報は、経路評価処理部13で経路の評価に用いられる。
図7は、本発明の第3の実施の形態の情報提供装置3Aにおける交通情報取得処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートの各処理は、情報提供装置3Aを構成する交通情報取得部33によって実行される。図7に示すフローチャートの処理は、たとえば、情報提供装置10Aの電源が投入されるか、または予め定める周期になると開始され、ステップb1に移行する。
ステップb1において、交通情報取得部33は、経路評価処理部40から交通情報の取得が要求されたか否かを判断する。経路評価処理部40は、経路情報に含まれる位置情報に基づいて、交通情報取得部33に交通情報の取得要求を行う。経路評価処理部40が交通情報の取得要求を行うタイミングは、経路再現部12によって経路が再現されるときでもよいし、経路評価部13によって経路が評価されるときでもよい。
ステップb1において、経路評価処理部40から交通情報の取得が要求されたと判断された場合は、ステップb2に移行する。経路評価処理部40から交通情報の取得が要求されていないと判断された場合は、経路評価処理部40から交通情報の取得が要求されるまで待機する。
ステップb2において、交通情報取得部33は、経路評価処理部40からの取得要求に従って、第三者ウェブサーバ装置6A、具体的には交通情報サーバ装置64に交通情報を要求する。ステップb2の処理が終了すると、ステップb3に移行する。
ステップb3において、交通情報取得部33は、第三者ウェブサーバ装置6A、具体的には交通情報サーバ装置64から交通情報を取得する。ステップb3の処理が終了すると、ステップb4に移行する。
ステップb4において、交通情報取得部33は、取得した交通情報の位置情報を地図情報DB31の道路リンクに変換する。ステップb4の処理が終了すると、ステップb5に移行する。
ステップb5において、交通情報取得部33は、交通情報を交通情報DB32に記憶する。交通情報DB32に記憶された交通情報は、経路評価部13が経路を評価するときに利用される。ステップb5の処理が終了すると、図7の全ての処理手順を終了する。
以上のように本実施の形態では、情報提供装置3Aは、交通情報取得部33を備える。これによって、第三者ウェブサーバ装置6A、具体的には交通情報サーバ装置64から配信される交通情報を、経路評価装置10内の交通情報DB32に記憶させることができる。これによって、第三者ウェブサーバ装置6Aから配信される交通情報と、経路評価装置10が保持している交通情報との両方を考慮して、経路情報を評価することが可能となる。したがって、経路情報を正確に評価することが可能となる。
<第4の実施の形態>
図8は、本発明の第4の実施の形態である経路評価装置10Aを備える情報提供装置3Bを含む情報提供システム100Bの構成を示すブロック図である。情報提供システム100Bは、複数の第三者ウェブサーバ装置61,62,63,65,・・・と、情報提供装置10Bとを備えて構成される。以下の説明では、複数の第三者ウェブサーバ装置61,62,63,65,・・・を、まとめて「第三者ウェブサーバ装置6B」という場合がある。本実施の形態の情報提供システム100Bは、第1の実施の形態の情報提供システム100と構成が類似しているので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
本実施の形態における情報提供システム100Bは、前述の第1の実施の形態における経路再現部12によって行われる経路の再現を、第三者ウェブサーバ装置65によって行うように構成される。以下の説明では、経路の再現を行う第三者ウェブサーバ装置65を、「経路再現サーバ装置65」という場合がある。
本実施の形態の経路評価装置10Aは、第1の実施の形態の経路評価装置10における経路再現部12および情報DB30を、経路再現要求部50および経路再現サーバ装置65に置き換え、評価基準記憶部14に記憶される評価基準が経路再現要求部50によって読み出されるように変更した構成である。
経路再現要求部50は、経路情報取得部11によって取得された第三者経路情報の順路と、評価基準記憶部14に記憶される評価基準、具体的には評価設定値とを、探索の設定値として、経路再現サーバ装置65に経路の探索を要求する処理部である。経路再現要求部50が要求して、経路情報取得部11が取得した第三者経路情報は、経路情報DB41に記憶される。
経路再現サーバ装置65は、経路再現要求部50の経路探索の要求に従い、経路を探索して、経路情報を生成するサーバ装置である。経路再現サーバ装置65は、経路情報を生成する第三者ウェブサーバ装置61,62,63,・・・によって実現されてもよい。
図9は、本発明の第4の実施の形態の経路評価装置10Aにおける経路再現要求処理に関する処理手順を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートの各処理は、経路評価装置10Aを構成する経路再現要求部50によって実行される。図9に示すフローチャートの処理は、経路再現要求部50によって、経路再現サーバ装置65に経路の再現が要求され、経路情報取得部11によって第三者経路情報が取得されると開始され、ステップc1に移行する。
ステップc1において、経路再現要求部50は、経路取得部11によって取得された第三者経路情報が、要求した第三者経路情報であるか否かを判断する。要求した第三者経路情報であると判断された場合は、ステップc2に移行し、要求した第三者経路情報でないと判断された場合は、ステップc3に移行する。
ステップc2において、経路再現要求部50は、取得された第三者経路情報を経路情報DB41に記憶する。ステップc2の処理が終了すると、図8の全ての処理手順を終了する。
ステップc3において、経路再現要求部50は、評価設定プロファイルを解析する。ステップc3の処理が終了すると、ステップc4に移行する。
ステップc4において、経路再現要求部50は、経路再現サーバ装置65に経路の再現を要求する。具体的には、経路再現要求部50は、評価設定プロファイルと、当該第三者経路情報とから探索条件を生成して、経路再現サーバ装置65に経路の再現を要求する。探索条件は、評価設定プロファイルに含まれる車両速度および燃料消費量などと、第三者経路情報に含まれる目的地、中継地および出発地などとによって構成される。
経路再現サーバ装置65は、探索条件に従い、第三者経路情報を生成する。生成された第三者経路情報は、経路情報取得部11によって取得される。ステップc4の処理が終了すると、図9の全ての処理手順を終了する。
以上のように本実施の形態では、第1の実施の形態における経路再現部12に代えて、経路再現要求部50が設けられる。経路情報取得部11は、経路再現要求部50による要求によって経路再現サーバ装置65によって再現された経路情報を取得する。これによって、経路再現サーバ装置65が有する高精度な交通情報を用いて、その他の第三者ウェブサーバ装置6Bが生成した第三者経路情報を評価する場合に、経路再現サーバ装置65において経路を再現することになる。したがって、高精度な交通情報を有する経路再現サーバ装置65から交通情報を取得することなく、経路情報を公平に評価することができる。
<第5の実施の形態>
図10は、本発明の第5の実施の形態である経路評価装置10Bを備える情報提供装置3Cを含む情報提供システム100Cの構成を示すブロック図である。情報提供システム100Cは、複数の外部データベース(略称:外部DB)装置90,91,92,・・・と、外部情報処理サーバ装置66,67,・・・と、情報提供装置3Cとを備えて構成される。本実施の形態の情報提供システム100Cは、第1の実施の形態の情報提供システム1と構成が類似しているので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
本実施の形態における情報提供システム100Cは、前述の第2の実施の形態における情報提供システム100において、第三者ウェブサーバ装置60,61,62,・・・を、外部データベース装置90,91,92,・・・に置き換えるとともに、情報処理サーバ装置66,67,・・・を追加した構成である。
本実施の形態では、経路評価装置10Bは、自装置10B内のデータ形式に変換した経路情報の評価処理を、自装置10Bと、情報処理サーバ装置66,67,・・・とによって行うように構成される。具体的には、経路評価装置10Bは、経路情報を交通手段の差異で複数の区間情報に分割して、自装置10Bと情報処理サーバ装置66,67,・・・とによって評価する。
外部データベース装置90,91,92,・・・は、複数の経路情報を保持して、経路評価装置10Bに提供するウェブ上のデータベース装置である。以下の説明では、外部データベース装置90,91,92,・・・を、まとめて「外部データベース装置9C」という場合がある。外部データベース装置9Cは、第三者によって設置されてもよいし、経路評価装置10Bの製造会社によって設置されてもよい。
外部情報処理サーバ装置66,67,・・・は、出発地と目的地とを入力することによって、特定の交通手段を利用する経路情報を生成するウェブ上の経路探索サービスを実施するサーバ装置である。以下の説明では、外部情報処理サーバ装置66,67,・・・を、まとめて「外部情報処理サーバ装置6C」という場合がある。外部情報処理サーバ装置6Cは、経路評価装置10Bの製造会社によって設置されてもよいし、第三者によって設置されてもよい。
経路評価装置10Bは、第1の実施の形態の経路評価装置1に、経路情報分割部51、経路評価要求部52および評価結果結合部53を加えた構成である。
経路情報分割部51は、経路再現部12によって生成される経路情報を、交通手段の差異で複数の区間情報に分割する。
経路評価要求部52は、交通手段に応じて、経路評価部13または外部情報処理サーバ装置6Cに、経路情報に含まれる区間情報の評価を要求し、区間情報の評価結果を生成する。経路評価要求部52は、生成した区間情報の評価結果を経路評価部13、評価結果結合部53、外部情報処理サーバ装置6Cに与える。
評価結果結合部53は、経路評価要求部52から与えられた区間情報の評価結果を結合することによって、経路情報の評価結果を生成する。
本実施の形態における交通手段は、ユーザが2地点間の移動に利用する具体的な移動手段のことである。交通手段は、たとえば、徒歩、自家用自転車、自家用自動車、レンタカー会社、タクシー会社、バス会社、鉄道会社、航空会社、旅客輸送会社、などである。レンタカー会社およびタクシー会社のように、全く同じ移動が可能な交通手段は、単にレンタカーまたはタクシーと表記する場合がある。
また、本実施の形態における経路再現部12によって生成される経路情報は、経路の出発地と、経路の目的地と、出発地から目的地までの経由情報とを含んで構成される。経由情報は、経路の経由地と、その経由地へ至る交通手段とを含む。経路情報は、少なくとも1つ以上の経由情報を含む。
経路情報分割部51は、経路情報を交通手段の差異で分割するための交通手段分割表に基づいて、経路再現部12によって生成される経路情報を、交通手段の差異で1つ以上の区間情報に分割する。経路情報分割部51によって生成される区間情報は、出発地、目的地、交通手段または交通手段をまとめた交通手段類を含む情報である。
交通手段分割表は、少なくとも1つ以上の交通手段から構成される交通手段類を列挙した表であり、経路情報分割部51が経路情報を区間情報に分割するときに、分割するまとまりを判断するための表である。
経路情報分割部51は、交通手段は異なるが交通手段類が同一の経由情報が連続する場合、複数の経由情報を1つの区間情報として生成する。交通手段分割表は、複数の交通手段を1つのグループにまとめるための表であり、全ての交通手段を包含しなくてもよい。また、現実には種類が異なる交通手段を同じ交通手段類にまとめてもよい。
経路評価要求部52は、経路評価分割部51によって生成される区間情報の評価を、交通手段もしくは交通手段類ごとに対応する経路評価部13、もしくは外部情報処理サーバ装置6Cに要求する。また、経路評価要求部52は、外部情報処理サーバ装置6Cによって生成される区間情報の計算結果から、自装置10Bの内部で利用される区間情報の評価結果を生成する。
経路評価要求部52は、交通手段もしくは交通手段の種別ごとに、要求先と要求方法とを記載した経路評価要求表に基づいて、区間情報の評価を要求する。
区間情報の評価処理は、第1の実施の形態における経路情報の評価処理と同様である。具体的には、区間情報の評価処理は、出発地、目的地、経由地を通過する経路を作成して、その経路に係る移動時間、移動距離、移動費用、などといった経路の評価値を計算する処理である。経路評価部13および外部情報処理サーバ装置6Cは、区間情報の評価処理を実行することによって、評価値をまとめた評価結果を生成する。
経路評価要求表は、交通手段毎、または交通手段類毎に、区間情報の評価を要求するのに必要な情報を記憶する要求先情報を列挙する表である。要求先情報は、交通手段もしくは交通手段類と、外部情報処理サーバ装置6Cに区間情報の評価を要求するための評価要求情報と、外部情報処理サーバ装置6Cによって生成される評価結果から情報を抽出するための評価抽出情報とを含む。
評価要求情報は、外部情報処理サーバ装置6Cのサービス名称、外部情報処理サーバ装置6Cのアクセス先、アクセスに必要な項目などを含む。
評価抽出情報は、外部情報処理サーバ装置6Cによって生成される経路情報から抽出する項目、交通手段が変わるときに必要な乗換時間などを含む。
評価結果結合部53は、経路評価要求部52によって生成される複数の区間情報の評価結果における各評価値を、順路通りに結合することによって、1つの経路情報の評価結果を生成する。
次に、経路評価装置10Bが実行する処理の概要を、図11を用いて説明する。図11は、本発明の第5の実施の形態の経路評価装置10Bにおける評価処理の概略を説明するための図である。図11では、理解を容易にするために、経路情報取得部11および経路再現部12の図示を省略している。
ステップd1において、経路評価分割部51は、経路再現部12によって生成される経路情報e1を、交通手段の差異で区間情報e2に分割する。
ステップd2において、経路評価要求部52は、経路評価分割部51によって生成される区間情報の評価を、交通手段もしくは交通手段類に対応する経路評価部13もしくは外部情報処理サーバ装置6C(66,67)に要求する。
ステップd3において、経路評価部13および外部情報処理サーバ装置6C(66,67)は、経路評価要求部52によって要求される区間情報の評価を実施して、区間情報の評価結果e3を経路評価要求部52に提供する。
ステップd4において、経路評価要求部52は、経路評価部13および外部情報処理サーバ装置6Cによって生成された区間情報の評価結果e3から、自装置10Bの内部で利用される区間情報の評価結果の情報を抽出する。
次いで、評価結果結合部53は、経路評価要求部52によって生成される複数の区間情報の評価結果e3を順路通りに結合することによって、1つの経路情報の評価結果e4を生成する。
図12は、本発明の第5の実施の形態の経路評価装置10Bにおける経路情報の評価に関する処理手順を示すフローチャートである。図12に示すフローチャートの各処理は、外部情報処理サーバ装置6C、経路情報分割部51、経路評価部13、区間情報評価部52および評価結果結合部53によって実行される。図12に示すフローチャートの処理は、経路情報分割部12によって第三者経路情報の再現が行われ、経路情報が生成されると、ステップf1に移行する。
ステップf1において、経路情報分割部51は、交通手段分割表に基づいて、経路再現部12によって生成される経路情報を、交通手段の差異で区間情報に分割する。ステップf1の処理が終了すると、ステップf2に移行する。
ここで、ステップf1における分割の具体例について、図13、図15〜図19を用いて説明する。
図13は、経路再現部12によって第三者経路情報を内部形式で再現されることによって生成される経路情報を示す図である。図15は、経路情報分割部51が記憶する交通手段分割表を示す図である。交通手段分割表では、表の左に交通手段類,表の右に交通手段を示している。表は、右に示す交通手段が左に示す交通手段類に属することを表している。
図16〜図19は、経路情報分割部51が、図15に示した交通手段分割表に基づいて、図13に示す経路情報を分割することによって生成した区間情報を示す図である。以下、図13に示す経路情報を、「経路情報A」という場合がある。経路情報分割部51は、図13に示す経路情報Aを4つの区間情報に分割することによって、区間情報A1から区間情報A4までを生成する。図16は、区間情報A1を示す図である。図17は、区間情報A2を示す図である。図18は、区間情報A3を示す図である。図19は、区間情報A4を示す図である。
次に、具体例における分割処理について説明する。経路情報分割部51は、図13に示す経路情報Aの経由1の交通手段「自動車」と経由2の交通手段「CCC鉄道」が、図15に示す交通手段分割表において異なる交通手段類に属することから、図13に示す経路情報Aの経由1から、図16に示す区間情報A1を生成する。
区間情報A1は、経路情報Aの出発地から、出発地を「P県Q市R町XXX」に設定され、経由1の経由地から、目的地を「T駅」に設定され、交通手段分割表から、交通手段/類を「自動車」に設定される。経路情報分割部51は、区間情報A1を生成し終えると、区間情報A2の生成に移行する。
次に、経路情報分割部51は、図13に示す経路情報Aの経由2の交通手段「CCC鉄道」および経由3の交通手段「DDD鉄道」が、図15に示す交通手段分割表において同一の交通手段類に属することから、図13に示す経路情報Aの経由2および経由3から、図17に示す区間情報A2を生成する。
区間情報A2は、区間情報A1と同様に、区間情報A1の目的地から、出発地を「T駅」に設定され、経由3の経由地から、目的地を「H駅」に設定され、交通手段分割表から、交通手段/類を「鉄道」に設定される。また、区間情報A2は、2つの経由情報から生成されるので、経由2の経由地から、経由地「S駅」が追加される。経路情報分割部51は、区間情報A2を生成し終えると、区間情報A3の生成に移行する。
以降、同様にして、経路情報分割部51は、図13に示す経路情報Aの経由4から、図18に示す区間情報A3を生成し、図13に示す経路情報Aの経由5から、図19に示す区間情報A4を生成する。ただし、経由4の交通手段「EEEバス」は、図15に示す交通手段分割表において、交通手段類「その他」に属するので、経路情報分割部51は、図18に示す区間情報A3の交通手段/類に、交通手段「EEEバス」を設定する。経路情報分割部51は、以上のようにして経路情報から区間情報を生成する。
ここで、図12のフローチャートの説明に戻って、ステップf2において、経路評価要求部52は、経路評価要求表に基づいて、区間情報の再計算を自装置10Bで行うか否かを判断する。区間情報の再計算を自装置10Bで行うと判断された場合は、ステップf3に移行し、区間情報の再計算を自装置10Bで行わないと判断された場合は、ステップf5に移行する。
図12において、ステップf3およびステップf4は、自装置10Bの内部に存在する経路評価部13を用いた区間情報の評価である。また、ステップf5〜ステップf7は、外部情報処理サーバ装置6Cを用いた区間情報の評価である。
ステップf3において、経路評価要求部52は、区間情報の評価を経路評価部13に要求する。ステップf3の処理が終了すると、ステップf4に移行する。
ステップf4において、経路評価部13は、区間情報を再計算して、区間情報の評価結果を作成する。ステップf4の処理が終了すると、ステップf8に移行する。
ステップf5において、経路評価要求部52は、区間情報の評価を外部情報処理サーバ装置6Cに要求する。具体的には、経路評価要求部52は、区間情報の交通手段もしくは交通手段類を用いて、経路評価要求表から該当する交通手段もしくは交通手段類を持つ要求先情報を抽出する。また、経路評価要求部52は、要求先情報に含まれる評価要求情報に基づいて、経路情報分割部51によって生成される区間情報の評価を、外部情報処理サーバ装置6Cに要求する。
さらに具体的には、経路評価要求部52は、たとえば、出発地、目的地、経由地、出発時刻などの経路を一意に特定可能な情報を、外部情報処理サーバ装置6Cに送信することによって、区間情報の評価を要求する。ステップf5の処理が終了すると、ステップf6に移行する。
経路評価装置10Bと外部情報処理サーバ装置6Cとの通信は、通信手段を用いて行われる。たとえば、ウェブ通信でHTTP(Hypertext Transfer Protocol)、セキュアな通信を実現可能なSSH(Secure Shell)などを用いてもよい。また、外部情報処理サーバ装置6Cへのアクセス方法は、ウェブ通信でURL(Uniform Resource Locator)、IP(Internet Protocol)アドレスなどを用いてもよい。
ステップf6において、経路評価要求部52は、外部情報処理サーバ装置6Cから区間情報の計算結果が与えられたか否かを判断する。外部情報処理サーバ装置6Cから区間情報の計算結果が与えられたと判断された場合は、ステップf7に移行し、外部情報処理サーバ装置6Cから区間情報の計算結果が与えられていないと判断された場合は、外部情報処理サーバ装置6Cから区間情報の計算結果が与えられるまで待機する。
ステップf7において、経路評価要求部52は、外部情報処理サーバ装置6Cから与えられた計算結果に基づいて、区間情報の評価結果を作成する。より具体的には、経路評価要求部52は、評価抽出情報に基づいて、外部情報処理サーバ装置6Cによって生成される区間情報の評価結果から特定の項目を抽出して、単位を変換することによって区間情報の評価結果を生成する。ステップf7の処理が終了すると、ステップf8に移行する。
ステップf8において、経路評価要求部52は、全ての区間情報の評価結果を取得したか否かを判断する。全ての区間情報の評価結果を取得したと判断された場合は、ステップf9に移行し、全ての区間情報の評価結果を取得していないと判断された場合は、ステップf2に戻る。
ステップf9において、評価結果結合部53は、区間情報の評価結果を結合して、経路情報の評価結果を作成する。
図20および図21は、経路評価要求部52が記憶する経路評価要求表を示す図である。経路評価要求表は、評価要求情報を表す経路評価要求表1と、評価抽出情報を表す経路評価要求表2とを備えて構成される。図20は、経路評価要求表1であり、図21は、経路評価要求表2である。経路評価要求表1と経路評価要求表2とは、1つの表でもよい。
経路評価要求表1と経路評価要求表2は、表の内部の特定の1行を識別するためのキーとして、交通手段もしくは交通手段類を持つ。経路評価要求表1は、交通手段もしくは交通手段類、外部情報処理サーバ装置6Cのサービス名称、区間情報の評価を要求するための要求先アドレス、要求先アドレスに必要な必要項目、で構成される。経路評価要求表2は、交通手段もしくは交通手段類、交通手段ごとに設定される乗り換えに要する時間を表す交通手段乗換時間、外部情報処理サーバ装置6Cによって生成される評価結果からどの項目を抽出するかを表す抽出項目で構成される。
図22〜図25は、経路評価要求部52によって生成される区間情報の評価結果を示す図である。具体例における評価処理について説明する。まず、経路評価要求部52は、経路情報分割部51によって生成される区間情報の中から、経路情報の順路に基づいて、区間情報A1の評価を実施する。区間情報A1の交通手段/類は、「自動車」であり、経路評価要求表1によると要求先は「自装置」である。したがって、経路評価要求部52は、経路評価部13に区間情報A1の評価を要求する。
経路評価部13は、評価基準記憶部14に基づいて、区間情報A1の評価を実施して、区間情報A1の評価結果を生成する。経路評価要求部52は、経路評価部13による区間情報A1の評価が完了すると、次の区間情報である区間情報A2の評価に移行する。
経路評価要求部52は、区間情報A2の交通手段/類が「鉄道」であるので、経路評価要求表1から交通手段/類が「鉄道」の行を参照して、外部情報処理サーバ装置6Cのサービス名称「HHH鉄道サービス」、外部情報処理サーバ装置6Cの要求先「http://HHH.Express.xxxx/」を得る。
外部情報処理サーバ装置6Cのアクセスに必要な項目は、経路評価要求表1の必要項目より、出発地「source」、目的地「destination」、経由地「waypoint」、出発時刻「arrival」なので、経路評価要求部52は、それぞれの項目をURLに結合して、外部情報処理サーバ装置6Cに送信する。たとえば、経路評価要求部52は、区間情報A2の出発地が「T駅」なので、「source=T駅」を「http://HHH.Express.xxxx/」に連結して、「http://HHH.Express.xxxx/?source=T駅&・・・」を生成する。
さらに、経路評価要求部52は、現在時刻と、区間情報A2の前区間情報である区間情報A1の評価結果に含まれる移動時間「5分」と、経路評価要求表2の移動手段乗換時間「3分」とを加算した値を出発時刻とする。経路評価要求部52は、上記方法で生成されるURLを用いて外部情報処理サーバ装置6Cにアクセスする。
外部情報処理サーバ装置6Cは、経路評価要求部52によって生成されるURLを解析することで、出発地、目的地、経由地、出発時刻を考慮した経路を計算する。その結果、外部情報処理サーバ装置6Cは、経路評価要求部52が要求する出発時刻に出発し、出発地、目的地、経由地を通過する経路情報を生成すると共に、当該経路情報を経路評価要求部52に送信する。
外部情報処理サーバ装置6Cによって生成される経路情報の形式は、ウェブ上で用いられるHTML(Hyper Text Markup Language)、XML(Extensible Markup Language),JSON(JavaScript(登録商標)Object Notation)などを用いてもよい。
経路評価要求部52は、経路評価要求表2に記載の抽出項目に基づいて、外部情報処理サーバ装置6Cによって生成される経路情報を解析して、各評価値を抽出することによって、区間情報A2の評価結果を生成する。経路評価要求部52は、区間情報A2の評価が終了すると、次の区間情報である区間情報A3の評価に移行する。
経路評価要求部52は、区間情報A1および区間情報A2の評価と同様に、区間情報A3および区間情報A4の評価を行うことによって、区間情報A3の評価結果および区間情報A4の評価結果を生成する。経路評価要求部52は、区間情報A1から区間情報A4までの評価が完了すると、処理を終えて、経路評価結合部53の処理に移行する。
ここで、図12のフローチャートの説明に戻って、ステップf10において、経路情報データベースの全ての経路情報について、評価が完了したか否かを判断する。経路情報データベースの全ての経路情報について、評価が完了したと判断された場合は、全ての処理手順を終了する。経路情報データベースの全ての経路情報について、評価が完了していないと判断された場合は、ステップf1に戻る。
ステップf10における結合の具体例について、図14、図16〜図19を用いて説明する。図14は、経路評価結合部53によって生成される経路情報A1の評価結果を示す図である。具体例における結合処理について説明する。経路評価結合部53は、区間情報A1の評価結果から区間情報A4の評価結果までに含まれる同一の項目について、評価値の加算を行うことによって、経路情報Aの評価結果を生成する。
たとえば、経路評価結合部53は、各区間情報の評価結果に含まれる移動距離を総和することによって、経路情報Aの評価結果に含まれる移動距離「55km」を生成する。また、経路評価結合部53は、経路情報Aの評価結果に含まれる移動時間の生成に、交通手段乗換時間も考慮する必要がある。
そこで、経路評価結合部53は、経路評価要求部52から取得する総乗換時間と、全区間情報の評価結果の移動時間とを総和することによって、経路情報Aの評価結果の移動時間「118分」を得る。経路評価結合部53は、移動費用についても同様に行う。経路評価結合部53は、全区間情報の全項目について計算を行い、経路情報Aの評価結果を生成すると、処理を終了する。
情報処理装置10Cの処理結果の具体例について、図13および図14を用いて説明する。図12のステップf1からステップf9までを実行することによって、図13に示す経路情報Aから、図14に示す経路情報Aの評価結果が生成される。経路情報Aと経路情報Aの評価結果を比較すると、移動距離、移動時間、移動費用の評価値が変化していることが分かる。これは、経路情報の各評価値が、経路評価部13もしくは外部情報処理サーバ装置6Cによって評価されることによって、正規化された値になるためである。
情報処理装置10Cは、ステップf1らステップf9までを、複数の交通手段を持つ複数の経路情報に実行することによって、複数の経路情報間で正規化された評価結果を生成して、複数の経路情報の評価結果をユーザに表示する。これによって、ユーザは、複数の交通手段を持つ複数の経路情報を、公正に比較することが可能になる。
図13から図25の経路情報の評価処理に関する具体例では、評価の項目として、移動距離、移動時間、移動費用を記載したが、評価の項目を追加または変更してもよい。経路情報の評価処理における評価の項目は、たとえば、旅行距離、乗車距離、乗換移動距離、旅行時間、乗車時間、乗換時間、出発時間、到着時間、所要費用、燃料消費量、混雑度合い、運動量、階段上下回数、などでもよい。
また、経路情報の経由情報に、経路の評価に関する制約条件を加えてもよい。制約条件は、たとえば、乗換時間、乗換距離、駐車場料金、発車時刻、列車種別、などがある。
経路情報分割部51の具体例では、交通手段分割表の交通手段類として、「バス」、「鉄道」など交通手段の種類ごとに記載したが、「バス1」、「バス2」、「鉄道とバス」といった分類でもよい。交通手段分割表は、複数の交通手段を1つのグループにまとめ、複数の交通手段を持つ区間情報を生成することによって、1つの情報処理サーバ装置に評価を要求するためのものである。
経路評価要求部52の具体例では、区間情報の評価結果を、出発地、目的地、経由地、移動距離、移動時間、移動費用、で構成したが、項目を追加または変更してもよい。
また、経路評価要求部52の具体例では、出発時刻が必要な定時性を有する交通手段を持つ区間情報の評価において、出発地の出発時刻と、前段の移動時間と、乗換時間から出発時刻を計算したが、前段の評価結果に到着時刻を加えて、前段の到着時刻と乗換時刻を加算した値を出発時刻にしてもよい。
また、経路評価要求部52の情報処理サーバ装置への要求方法を、HTTPによるURLアクセスで表現したが、別の方法でもよいし、複数のアクセス方法が混在してもよい。
評価結果結合部53の具体例では、加算による評価結果の算出を示したが、評価する項目に適合する算出方法に変更してもよい。評価結果結合部53の算出方法は、たとえば、最大値または最小値を取得する算出方法、各評価結果の平均または分散を取得する算出方法などでもよい。
また、評価結果結合部53が生成する経路情報の評価結果は、評価値だけでなく、経路評価部13および外部情報処理サーバ装置6Cが生成する詳細な項目を含めてもよい。
本実施の形態では、第1の実施の形態に係る情報提供装置1に加えて、外部情報処理サーバ装置6Cでも経路情報の評価処理を実現するために、経路情報分割部51、経路評価要求部52、評価結果結合部53が設けられる。
経路情報の評価処理では、経路情報分割部51が経路情報を交通手段ごとに複数の区間情報に分割して、経路評価要求部52が区間情報の評価を交通手段ごとに対応する経路評価部13もしくは外部情報処理サーバ装置6Cに要求することによって、区間情報の評価結果を生成する。そして、評価結果結合部53が複数の区間情報の評価結果を経路順に結合することによって、経路情報の評価結果を生成する。
これによって、経路評価装置1が正しく評価することができない交通手段を有する経路情報を評価する場合に、経路情報を交通手段で分割した区間情報を、交通手段ごとに対応する外部情報処理サーバ装置6Cで評価して、その評価結果を結合することによって、経路情報の評価結果を生成することになる。したがって、複数の交通手段を含む複雑な経路であっても、経路情報を正確に評価することができる。
以上のように本実施の形態によれば、経路情報が複数の外部データベース装置90,91,92,・・・から取得されて評価される。経路評価装置10Bは、経路情報取得部11と、経路再現部12と、評価基準記憶部14と、経路評価部13と、表示制御部15とを備えて構成される。経路情報取得部11によって、各外部データベース装置90,91,92,・・・から経路情報が取得され、経路再現部12によって、経路評価装置10Bの内部で使用される形式で再現される。
経路再現部12による再現によって生成される複数の経路情報が、評価基準記憶部14に記憶される評価基準に基づいて、経路評価部13によって評価される。経路評価部13による評価によって生成される各経路情報の評価結果を表示部21に表示するように、表示制御部15によって表示部21が制御される。各経路情報は経由情報を含み、経路評価部13は、評価基準に基づいて、経由情報によって表される経由地を含む経路に関する時間および距離を計算することによって、評価結果を生成する。
このように、複数の外部データベース装置90,91,92,・・・から取得された複数の経路情報を同一の基準で評価した評価結果を表示部21に表示するように、表示制御部15によって表示部21が制御される。これによって、複数の経路情報を同一の基準で評価した評価結果が表示部21に表示されるので、ユーザは、複数の外部データベース装置90,91,92,・・・から取得された複数の経路情報を公平に比較して評価することができる。したがって、経路評価装置10Bの信頼性を向上させることができる。
第1の実施の形態から第4の実施の形態における第三者ウェブサーバ装置60,61,62,63,64・・・は、外部データベース装置90,91,92,・・・に置き換えてもよい。
また、第4の実施の形態における第三者ウェブサーバ装置65は、本実施の形態における情報処理サーバ装置66,67,・・・に置き換えてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることが可能である。また、各実施の形態の任意の構成要素を適宜、変更または省略することが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1,10,10A,10B 経路評価装置、2,3,3A,3B,3C 情報提供装置、6,6A,6B,61,62,63,64,65 第三者ウェブサーバ装置、6C,66,67 外部情報処理サーバ装置、8 ネットワーク、9C,90,91,92 外部データベース装置、11 経路情報取得部、12 経路再現部、13 経路評価部、14 評価基準記憶部、15 評価結果表示部、20 入力部、30 情報DB、31 地図情報DB、32 交通情報DB、33 交通情報取得部、40 経路評価処理部、41 経路情報DB、50 経路再現要求部、51 経路情報分割部、52 経路評価要求部、53 評価結果結合部、71 入力I/F、72 出力I/F、73,611 HDD装置、74,614 通信I/F、75,612 処理回路、76,614 メモリ、77 センサ、100,100A,100B,100C 情報提供システム。

Claims (7)

  1. 外部に設置される複数の外部データベース装置から、経路に関する経路情報を取得して評価する経路評価装置であって、
    各前記外部データベース装置から前記経路情報を取得する経路情報取得部と、
    前記経路情報取得部によって取得される各前記経路情報を、自装置の内部で使用される形式で再現する経路再現部と、
    前記経路再現部による再現によって生成される前記経路情報を、出発地から目的地までの経由地ごとに交通手段の差異で区間情報に分割する経路情報分割部と、
    前記区間情報の前記交通手段に応じて、前記区間情報の評価を行う処理部を決定し、決定した処理部に前記区間情報の評価を要求する経路評価要求部と、
    前記経路情報分割部によって生成される前記区間情報を評価するための評価基準を記憶する評価基準記憶部と、
    前記評価基準記憶部に記憶される前記評価基準に基づいて、前記経路情報分割部によって生成される前区間情報を評価する経路評価部と、
    前記経路評価要求部による要求によって前記処理部で生成される各前記区間情報の評価結果を結合することによって、前記経路情報の評価結果を生成する評価結果結合部と、
    前記評価結果結合部による結合によって生成される各前記経路情報の前記評価結果を表示部に表示するように前記表示部を制御する表示制御部とを備え、
    各前記経路情報は、前記経路の出発地から目的地までの経由地に関する経由情報を含み、
    前記経由情報は、前記経由地への交通手段の情報を含み、
    前記経路評価要求部は、前記交通手段ごとに設定される複数の外部情報処理サーバ装置および前記経路評価部の中から、前記処理部を決定し、
    決定された前記処理部は、前記評価基準に基づいて、前記経由情報によって表される経由地を含む経路に関する時間および距離を計算することによって、前記評価結果を生成することを特徴とする経路評価装置。
  2. 前記経路再現部による再現によって生成される各前記経路情報は、連続する前記経由地間の前記交通手段を含み、
    前記経路情報分割部は、
    少なくとも一つ以上の前記交通手段を包含する交通手段類を分類する交通手段分類情報を有し、
    前記交通手段分類情報に基づいて、前記交通手段が同一の前記交通手段類に属しており、かつ連続する複数の前記経由地が表す経路を、一つの前記区間情報として生成することを特徴とする請求項に記載の経路評価装置。
  3. 前記経路評価要求部は、
    前記交通手段または少なくとも1つ以上の前記交通手段を包含する交通手段類ごとに設定され、前記区間情報の評価を要求するための要求先情報を有し、
    前記要求先情報に基づいて、前記経路情報分割部によって生成される前記区間情報の評価を要求する前記処理部を、前記交通手段または前記交通手段類に応じて決定し、
    前記要求先情報は、前記交通手段または前記交通手段類と、前記外部情報処理サーバ装置に前記区間情報の評価を要求するための評価要求情報とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の経路評価装置。
  4. 前記要求先情報は、前記外部情報処理サーバ装置によって生成される前記評価結果から情報を抽出するための評価抽出情報を含み、
    前記経路評価要求部は、前記評価抽出情報に基づいて、前記外部情報処理サーバ装置によって生成される前記区間情報の前記評価結果から、前記要求先情報に含まれる評価項目を抽出することによって、自装置の内部で使用される前記区間情報の前記評価結果を生成することを特徴とする請求項に記載の経路評価装置。
  5. 前記経路評価要求部は、
    前記区間情報の評価を、出発地から目的地まで順に要求し、
    出発時刻が必要な定時性を有する前記交通手段を含む前記区間情報を評価する場合、前記経由情報から到着時刻を取得するとともに、少なくとも1つ以上の前記交通手段を包含する交通手段類ごとに設定される乗換時間を取得して、取得した前記到着時刻と前記乗換時間を加算することによって、前記区間情報の評価に使用する出発時刻を生成することを特徴とする請求項1に記載の経路評価装置。


  6. 前記評価結果結合部は、前記経路評価要求部によって生成される各前記区間情報の前記評価結果に含まれる時間および距離に関する数値を、項目ごとに結合することによって、複数の前記区間情報の前記評価結果から1つの前記経路情報の評価結果を生成することを特徴とする請求項に記載の経路評価装置。
  7. 複数の外部データベース装置から、経路に関する経路情報を取得して評価する経路評価方法であって、
    各前記外部データベース装置から、前記経路の出発地から目的地までの経由地に関する経由情報を含む前記経路情報を取得し、
    取得した各前記経路情報を、経路評価装置の内部で使用される形式で再現し、
    再現した前記経路情報を、出発地から目的地までの経由地ごとに交通手段の差異で区間情報に分割し、
    前記区間情報の前記交通手段に応じて、前記区間情報の評価を行う処理部を決定し、決定した処理部に前記区間情報の評価を要求し、
    要求によって前記処理部で生成される各前記区間情報の評価結果を結合することによって、前記経路情報の評価結果を生成し、
    結合によって生成される各前記経路情報の評価結果を表示部に表示するように前記表示部を制御することを特徴とする経路評価方法。
JP2016562274A 2015-07-15 2016-04-28 経路評価装置および経路評価方法 Active JP6121071B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015140932 2015-07-15
JP2015140932 2015-07-15
PCT/JP2016/063417 WO2017010143A1 (ja) 2015-07-15 2016-04-28 経路評価装置および経路評価方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6121071B1 true JP6121071B1 (ja) 2017-04-26
JPWO2017010143A1 JPWO2017010143A1 (ja) 2017-07-13

Family

ID=57756950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016562274A Active JP6121071B1 (ja) 2015-07-15 2016-04-28 経路評価装置および経路評価方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10422651B2 (ja)
JP (1) JP6121071B1 (ja)
CN (1) CN108235726B (ja)
DE (1) DE112016003148B4 (ja)
WO (1) WO2017010143A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11409307B2 (en) * 2017-08-08 2022-08-09 Lg Electronics Inc. Apparatus for providing map
WO2020191701A1 (zh) * 2019-03-28 2020-10-01 北京百度网讯科技有限公司 一种路况预测方法、装置、设备和计算机存储介质
US11598639B2 (en) * 2019-05-20 2023-03-07 Schlumberger Technology Corporation System for offsite navigation
WO2021055463A1 (en) * 2019-09-19 2021-03-25 TerriTool, LLC Route optimization systems and methods

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300655A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Denso Corp グループ走行ナビゲーション方法,グループ走行ナビゲーションシステム,ナビゲーション装置および情報センタ
JP2010261802A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Alpine Electronics Inc ナビゲーション装置及びナビゲーションサーバ
JP2012127770A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Clarion Co Ltd 経路探索方法および装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10324961A1 (de) * 2003-06-03 2004-12-23 Robert Bosch Gmbh System und Verfahren zum Berechnen und/oder zum Ermitteln von Routen
JP4403759B2 (ja) 2003-09-02 2010-01-27 カシオ計算機株式会社 ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、及び、プログラム
JP4211706B2 (ja) * 2004-07-28 2009-01-21 株式会社日立製作所 交通情報提供装置
JP2007026296A (ja) 2005-07-20 2007-02-01 Hitachi Ltd 統合検索処理方法および装置
JP2008122183A (ja) 2006-11-10 2008-05-29 Denso Corp 施設情報処理装置及びプログラム
US20090182498A1 (en) 2008-01-11 2009-07-16 Magellan Navigation, Inc. Systems and Methods to Provide Navigational Assistance Using an Online Social Network
CN102110362B (zh) * 2011-02-01 2013-05-29 北京汉风和科技发展有限公司 一种规划出行路线的处理方法及系统
JP2014002717A (ja) 2012-05-23 2014-01-09 Denso Corp 情報検索システム、中継サーバ、データ形式変換プログラム、及び、移動端末
US9671238B2 (en) * 2015-03-30 2017-06-06 Telenav, Inc. Navigation system with a combined navigation mechanism and method of operation thereof

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300655A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Denso Corp グループ走行ナビゲーション方法,グループ走行ナビゲーションシステム,ナビゲーション装置および情報センタ
JP2010261802A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Alpine Electronics Inc ナビゲーション装置及びナビゲーションサーバ
JP2012127770A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Clarion Co Ltd 経路探索方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN108235726B (zh) 2021-04-16
WO2017010143A1 (ja) 2017-01-19
DE112016003148B4 (de) 2023-02-23
JPWO2017010143A1 (ja) 2017-07-13
CN108235726A (zh) 2018-06-29
US10422651B2 (en) 2019-09-24
DE112016003148T5 (de) 2018-03-29
US20180087917A1 (en) 2018-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110909096B (zh) 推荐上车点确定方法及装置、存储介质、电子设备
JP5599830B2 (ja) 経路案内システム、経路案内サーバ装置およびナビゲーション端末装置
CN107532920B (zh) 获得兴趣点数据的方法
JP5097087B2 (ja) 道路情報提供サービスセンタ装置、道路情報提供方法およびカーナビゲーション装置
US6477526B2 (en) System for and method of providing map information
JP6121071B1 (ja) 経路評価装置および経路評価方法
JP5066206B2 (ja) リンク列変換方法、道路情報提供装置および道路情報提供システム
US20080120021A1 (en) Guide Route Search Device, Guide Route Search Method, and Computer Program Thereof
TW201111744A (en) Method of verifying or deriving attribute information of a digital transportation network database using interpolation and probe traces
CN103329159A (zh) 移动信息终端、信息管理装置、以及移动信息终端用信息管理系统
US11624626B2 (en) Method, apparatus and computer program product for using a location graph to enable natural guidance
US20100057357A1 (en) Device for selecting area to be introduced and method thereof
US9983016B2 (en) Predicting short term travel behavior with unknown destination
JP5794453B2 (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラム、及びナビゲーション方法
JP2019020172A (ja) 経路提案装置および経路提案方法
JP4948205B2 (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーションシステムおよび経路表示方法。
JP2010043964A (ja) 計算機システム及び経路案内方法
JP5007152B2 (ja) ナビゲーションシステム、経路探索サーバおよび経路探索方法ならびに端末装置
JP2008170192A (ja) ナビゲーションシステム、経路探索サーバおよび経路探索方法ならびに端末装置
JP2010038860A (ja) ナビゲーション装置及び施設検索方法
KR20070023511A (ko) 인터넷을 이용한 여행지도 시스템
JP6141173B2 (ja) 地図情報および地図情報処理装置
KR100485868B1 (ko) 경로 정보 생성 방법 및 이를 이용한 경로 정보 제공 시스템
JP2014109772A (ja) 空間位置表示システム、及び地図表示システム
CN110646011A (zh) 导航路径选择方法、装置和车载设备

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6121071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250