JP6118943B1 - 車両のタイヤ洗浄装置及びその洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 この発明は汚れの激しい貨物車両のタイヤ洗浄を容易にし、且つ、経済性、作業性、メインテナンス性の優れた車両のタイヤ洗浄装置及びその洗浄方法を早期に開発・提供する事にある。【解決手段】 貨物車両の大きさに適合した、所定の幅寸法と勾配と高さ寸法を有し、且つ、貨物車両の進入側と退出側にそれぞれ1か所設けた侵入・退出スロープと、該侵入・退出スロープと侵入・退出スロープ間にボルト・ナット等の係止部材で連結して設けた複数の主洗浄ピットから成り、且つ、タイヤ洗浄時は、タイヤ洗浄装置内に貨物車両の大きさに適合した所定量の水を貯水し、貨物車両を走行させて、貨物車両全体に振動を与えて車両のタイヤに付着した泥を除去洗浄するものである。【選択図】 図1
Description
この発明は、トラックやダンプカー等の貨物・工事車両のタイヤ洗浄装置及びその洗浄方法に関するものである。
従来、トラックやダンプカーに限らず、車両の洗浄方法には、水と洗剤の混合液を車両全体に噴射させながら回転ブラシを複数装着した装置を前後方向に移動させて車両を洗浄する方法が一般的である。その為、車両を洗浄する為には、ガソリンスタンドや洗車場等に出向いて行く必要が有り、土木・建築工事現場等で使用する汚れの激しい貨物車両の洗浄作業は、時間的な制約や経済面等、多々問題があった。
又、トラックやダンプカー等は、舗装道路だけでなく、特に工事現場や山道等の泥道を頻繁に走行する為、その汚れ方は尋常ではなく、水を掛けた位では汚れを綺麗に除去することは非常に困難であった。
そこで、本発明はトラックやダンプカー等、汚れの激しい貨物・工事車両でも容易に汚れを落とすことが可能で、且つ、工事現場等広い場所に本装置を設置する事で、時間的ロスが解消され、且つ、電力や動力、又、多くの水量を必要としない経済的な車両のタイヤ洗浄装置及びその洗浄方法を早期に開発することが望まれている。
そこで、上記課題を解決する為に、この発明は汚れの激しい貨物・工事車両のタイヤ洗浄を容易にし、且つ、経済性、作業性、メインテナンス性の優れた車両のタイヤ洗浄装置及びその洗浄方法を早期に開発・提供する事にある。
この課題を解決する為の手段として、貨物・工事車両の大きさに適合した、所定の幅寸法と勾配と高さ寸法を有し、且つ、貨物車両の進入側と退出側にそれぞれ1か所設けた進入・退出スロープと、該侵入・退出スロープと進入・退出スロープ間にボルト・ナット等の係止部材で連結して設けた複数の主洗浄ピットから成り、該主洗浄ピットは、上部に着脱可能に設けた泥落としピットと、下部に設けた洗浄ピットと、前記泥落としピットと洗浄ピットの中間部に挟着して設けた緩衝用ゴム板とから成り、該泥落としピットは貨物・工事車両の大きさに適合した、所定の幅寸法と長さ寸法と高さ寸法を有し、且つ、底板と左右側板から成るコの字状の枠体を形成し、且つ、該左右側板の上部にコの字状に折り曲げ形成した鍵状部を設け、且つ、該鍵状部の側面部にはズレ防止用のボルト・ナット等の係止部材を複数螺着して設け、且つ、該底板上面部の左右方向に複数の山形アングル状の泥落とし部材を所定間隔に複数設け、且つ、該洗浄ピットは、前記泥落としピットが重合可能な所定の幅寸法と長さ寸法と高さ寸法を有し、且つ、左右側板及び底板の前後に複数の係止穴を有する連結フランジ板をそれぞれ設け、且つ、該緩衝用ゴム板は、前記洗浄ピットの底板上面部に挿着可能な所定の幅寸法と長さ寸法に形成して設け、且つ、貨物・工事車両の進入側と退出側のスロープ頂上部から主洗浄ピット間に、止水用側板を左右にそれぞれ設け、且つ、主洗浄ピットと主洗浄ピットの連結部及び主洗浄ピットと進入・退出スロープの連結部底面部に複数の連結部破損防止用カバーをそれぞれ設けたものである。
又、主洗浄ピットの上部に設けた泥落としピットを着脱可能に設けて、蓄積したピット内の貯泥を定期的に清掃可能に設けたものである。
又、主洗浄ピットの側板上部にコの字状に折り曲げ形成した鍵状部を設け、且つ、該鍵状部の側面部にはズレ防止用のボルト・ナット等の係止部材を複数螺着して設けたことで左右方向のズレを防止又は調整可能に設けたものである。
又、主洗浄ピットの泥落としピットと洗浄ピットのそれぞれの左右側板を底板の垂直線に対し、外向き方向に所定の傾斜角をそれぞれ設け、且つ、泥落としピットと洗浄ピットのそれぞれの長さ寸法を段階的に所定寸法だけ相違させて設けたものである。
又、進入・退出スロープの床面に鉄筋コンクリート用異形棒鋼等の滑り防止部材を所定間隔に複数設け、且つ、複数連結して設けた主洗浄ピットの床面部に山形アングル状の泥落とし部材を所定間隔にそれぞれ複数設けたタイヤ洗浄装置内に貨物車両の大きさに適合した所定量の水を貯水し、貨物・工事車両を走行させて、貨物車両全体に振動を与えて車両に付着した泥を除去洗浄するものである。
この発明の効果として、貨物車両の大きさに適合したタイヤ洗浄装置を設け、且つ、該装置内に貨物車両を走行させることで、車両に付着した貯泥を容易に除去可能にする為、無駄な電力や動力、又、一定量以上の水を必要とせず、無駄な垂れ流しがない。又、装置の設置場所を限定せず、工事現場等で使用可能となる為、時間的ロスが解消され、排泥が楽に出来る。
又、主洗浄ピットの泥落としピットと洗浄ピットの左右側板部を底板の垂直線に対し、外向き方向に擂鉢状に所定の傾斜角度をそれぞれ設け、且つ、泥落としピットと洗浄ピットのそれぞれの長さ寸法を所定寸法だけ相違させて設けることで、連結フランジ板部が他の主洗浄ピットの側板部に干渉することを防止可能に設けて、複数段に積層可能に設けることが可能と成り、効率的な搬送が可能と成る等、極めて有益なる効果を奏するものである。
この発明を実施するための形態として、本発明のタイヤ洗浄装置は設置場所に制限が無く、しかも環境や使用状況が過酷になることが予想される為、装置を製作する上で、材質の選定や防水対策、耐震対策等を考慮した装置に仕上げることが重要である。
そこで、この発明の一実施例を図1〜図5に基づいて詳述すると、まず、本発明のタイヤ洗浄装置は、図1に示すように、装置の進入側と退出側に山形状の進入・退出スロープ(1)(2)・(1)(2)をそれぞれ設け、且つ、進入スロープと退出スロープ間に複数の主洗浄ピット(5)をボルト・ナット等の係止部材(B)(N)でそれぞれ螺着連結して設け、且つ、進入側と退出側のスロープと主洗浄ピット間(5)に、止水用側板(3)(4),(3)(4)をそれぞれ係止部材(B)(N)でそれぞれ螺着連結して設け、更に、複数の主洗浄ピット(5)と主洗浄ピット(5)間の連結フランジ板(8a)部及び進入・退出スロープ(1)(2)と主洗浄ピット(5)間の連結フランジ板(8a)部に、破損防止用カバー(9)をそれぞれ複数設けている。
続いて、車両のタイヤ洗浄装置を、各パーツ毎に詳述すると、図2に示す進入・退出スロープ(1)(2),(1)(2)は図2(A)に示すように、貨物・工事車両の大きさに適合した所定の幅寸法(W1)と高さ寸法(H1)と勾配(α)をそれぞれ有し、且つ、傾斜床面部に鉄筋コンクリート用異形棒鋼等の滑り防止部材(1b)(2b)を所定間隔に複数設け、且つ、該スロープは図2(B)に示すように頂上部(T)で二分割され、ボルト・ナット等の係止部材(B)(N)でそれぞれ連結係止されている。又、スロープの頂上角部は地面と平行な水平部分を所定寸法設けて、貨物・工事車両の底部が干渉しないよう考慮したものである。
次に、図3に示す止水用側板(3)(4)について説明すると、止水用側板(3)(4)は、車両の進入側と退出側のスロープ内側左右に、連結用フランジ板部の係止穴(8b)を利用して、係止部材(B)(N)でそれぞれ螺着して設けて、主洗浄ピット(5)内に水(WA)を貯水時、水漏れを防止するものである。
次に、図4は主洗浄ピット(5)の組立要領を示す斜視図で、該主洗浄ピット(5)は、泥落としピット(6)と緩衝用ゴム板(7)と洗浄ピット(8)から構成されている。そして、図4の枠内に示すように、洗浄ピット(8)の底板上面部に緩衝用のゴム板(7)を挿着し、その上に泥落としピット(6)を重合し、図5(B)に示すように、コの字鍵状部に設けた複数のボルト・ナット等の係止部材(B)(N)で係止し、左右方向のズレを防止又は調整する。尚、前記係止部材(B)(N)に関しては、六角ボルト・ナットに限定するものでは無く、寸切りボルト、Wナット等、現場の状況に応じて変更する事も可能である。
又、図5(A)は主洗浄ピット(5)組み付け時の断面図で、(B)は図5(A)のa部拡大詳細図で、(C)は図5(A)のb部拡大詳細図である。
又、図6は泥落としピット(6)内に蓄積した貯泥(M')をクレーン等の吊り手段(CR)を使用しての排泥作業状況を示す斜視図である。
又、図7は本発明の車両用タイヤ洗浄装置の使用例を示す全体斜視図である。
次に、本発明の車両用タイヤ洗浄装置の設置作業手順を説明すると、最初に下準備として、タイヤ洗浄装置の大きさに合わせた幅寸法と長さ寸法を有する鉄板を縦長方向に複数枚敷設し、その上にゴムマットを全面に敷設する。
続いて、複数の洗浄ピットの連結フランジ板(8a)部全面及び進入・退出スロープと主洗浄ピット(5)間の止水用側板(3)(4),(3)(4)部の結合部全面にシリコン剤等の防水部剤をそれぞれ塗布し、各連結部に設けた係止穴(8b)部にそれぞれボルト・ナット等の係止部材(B)(N)を螺着して固定しながら、予め敷設したゴムマットの上に洗浄ピットを縦長方向に複数枚並設していく。
続いて、連結した複数の洗浄ピット(8)の進入側と退出側に進入・退出スロープ(1)(2)を並設後、止水用側板(3)(4),(3)(4)を左右に係止部材(B)(N)でそれぞれ固着し、フランジ結合部とスロープ部にシリコン剤等の防水部材を入念に塗布する。
そして、並設したそれぞれの洗浄ピット(8)の上に泥落としピット(6)を重合しながら、鍵状部(6a)に設けたボルト・ナット等の係止部材(B)(N)で固着する。最後にそれぞれの主洗浄ピット連結部の床面に破損防止用保護カバー(9)をそれぞれ複数敷設して設置作業を完了する。
続いて、車両用タイヤ洗浄装置の使用方法について説明すると、まず、最初に主洗浄ピット(5)全体に、洗浄する車両に応じた所定量(水深200mm〜220mm)の水(WA)を注入後、水漏れの確認をする。そして、図7に示すように洗浄する貨物・工事車両(VE)を進入側から退出側に向けてゆっくり走行させ、貨物・工事車両走行時に発生する振動と、主洗浄ピット内(5)に貯水した水(WA)により、車両(VE)に付着した泥(M)を除去・洗浄する。
そして、繰り返し使用する間に、泥落としピット(6)内に貯泥(M')が蓄積する為、図6に示すように、清掃時は、まず、泥落としピット(6)を固着した複数の係止部材(B)(N)を緩めた後、クレーン等の吊り手段(CR)を使用して貯泥(M')を排土除去し、ピット内を洗浄後、元の洗浄ピット(8)に戻して、再度係止部材で固着して終了する。
この際、予備の洗浄ピットが有れば、それを使用しても構わない。
この際、予備の洗浄ピットが有れば、それを使用しても構わない。
又、車両の汚れが少ない場合は、泥落としピット(6)を外して、使用することも可能である。
その他の実施例として、前記実施例1で説明した主洗浄ピットの泥落としピットと洗浄ピットの左右側板部を図8又は図9に示すように、底板の垂直線に対し、外向き方向に擂鉢状に所定の傾斜角度(θ)をそれぞれ設け、且つ、図10に示すように、泥落としピット(6')と洗浄ピット(8')のそれぞれの長さ寸法を所定寸法だけ相違させて設けることで、連結フランジ板部が他の主洗浄ピットの側板部に干渉することを防止可能に設けて、複数段に積層可能に設けることが可能と成る。
例えば、主洗浄ピット(5')の泥落としピット(6')と洗浄ピット(8')の左右側板部の傾斜角度を10度にそれぞれ折り曲げ形成して設け、且つ、泥落としピット(6')と洗浄ピット(8')のそれぞれの長さ寸法(L3)(L3')(L3")を、1300mm(小型)と、1400mm(中型)と、1500mm(大型)の3種類に段階的に相違させて設けたものである。又、前記主洗浄ピット(5')の泥落としピット(6')と洗浄ピット(8')の長さ寸法は3種類に限定するものではなく、状況に応じて変更することも出来る。
又、前記の傾斜型主洗浄ピット(5')を使用時は、止水用側板のフランジ取付板部が傾斜型主洗浄ピットに適合した形状に成るよう変更する必要がある。
又、水深管理の方法として、進入・退出スロープの傾斜面部片側には、図11に示す様に、車両の大きさに適合して高さ調整可能なオーバーフロー用排出口をそれぞれ設け、雨天時等により水位が上昇し、車両の通過可能水深を越えないよう、一定量以上の水が入ると排出口から水を排出出来るよう設けても良い。この際の使用方法としては、車両の大きさに適合した傾斜面側の蓋と、側板側のプラグを外して使用する。
この発明の車両のタイヤ洗浄装置及びその洗浄方法は、汚れの激しい貨物車両でも容易に汚れを落とすことが可能で、且つ、工事現場等広い場所に本装置を設置する事で、洗浄のために費やす時間的ロスが解消され、且つ、電力や動力、又、一定量以上の水を必要とせず、無駄な垂れ流し使用が無いことで経済的である為、土木・建築市場に寄与する点で産業上の利用可能性を有する。
1 進入・退出スロープ
1' 排水口付進入・退出スロープ
1a スロープ本体
1b 滑り止め部材
1c' 排水口(蓋・パッキン付)
1d' 排水口(プラグ付)
2 進入・退出スロープ
2' 排水口付進入・退出スロープ
2a スロープ本体
2b 滑り止め部材
3 止水用側板
3a 側板本体
3b 吊りフック
3c 連結用係止穴
4 止水用側板
4a 側板本体
4b 吊りフック
4c 連結用係止穴
5 主洗浄ピット
5' 傾斜型主洗浄ピット
6 泥落としピット
6a 鍵状部
6b 吊りフック
6c 泥落とし部材
6' 傾斜型泥落としピット
6a' 鍵状部(傾斜型)
6b' 吊りフック(傾斜型)
6c' 泥落とし部材(傾斜型)
7 緩衝用ゴム板
8 洗浄ピット
8a 連結フランジ板
8b 連結用係止穴
8' 傾斜型洗浄ピット
8a' 連結フランジ板(傾斜型)
8b' 連結用係止穴(傾斜型)
9 破損防止用保護カバー
B ボルト等の係止部材
CR クレーン等の吊り手段
H1 高さ寸法(進入・退出スロープ)
H2 高さ寸法(主洗浄ピット)
H3 高さ寸法(傾斜型主洗浄ピット)
L2 長さ寸法(主洗浄ピット)
L3 長さ寸法(S)(傾斜小型主洗浄ピット)
L3' 長さ寸法(M)(傾斜中型主洗浄ピット)
L3" 長さ寸法(L)(傾斜大型主洗浄ピット)
M 車両に付着した泥
M' ピット内の貯泥
N ナット等の係止部材
P パッキン
T スロープ頂上部
VE 貨物車両
W1 幅寸法(進入・退出スロープ)
W2 幅寸法(主洗浄ピット)
W3 幅寸法(傾斜型主洗浄ピット)
WA 水
WR ワイヤロープ等の吊り部材
α 勾配
θ 主洗浄ピット側板傾斜角度
1' 排水口付進入・退出スロープ
1a スロープ本体
1b 滑り止め部材
1c' 排水口(蓋・パッキン付)
1d' 排水口(プラグ付)
2 進入・退出スロープ
2' 排水口付進入・退出スロープ
2a スロープ本体
2b 滑り止め部材
3 止水用側板
3a 側板本体
3b 吊りフック
3c 連結用係止穴
4 止水用側板
4a 側板本体
4b 吊りフック
4c 連結用係止穴
5 主洗浄ピット
5' 傾斜型主洗浄ピット
6 泥落としピット
6a 鍵状部
6b 吊りフック
6c 泥落とし部材
6' 傾斜型泥落としピット
6a' 鍵状部(傾斜型)
6b' 吊りフック(傾斜型)
6c' 泥落とし部材(傾斜型)
7 緩衝用ゴム板
8 洗浄ピット
8a 連結フランジ板
8b 連結用係止穴
8' 傾斜型洗浄ピット
8a' 連結フランジ板(傾斜型)
8b' 連結用係止穴(傾斜型)
9 破損防止用保護カバー
B ボルト等の係止部材
CR クレーン等の吊り手段
H1 高さ寸法(進入・退出スロープ)
H2 高さ寸法(主洗浄ピット)
H3 高さ寸法(傾斜型主洗浄ピット)
L2 長さ寸法(主洗浄ピット)
L3 長さ寸法(S)(傾斜小型主洗浄ピット)
L3' 長さ寸法(M)(傾斜中型主洗浄ピット)
L3" 長さ寸法(L)(傾斜大型主洗浄ピット)
M 車両に付着した泥
M' ピット内の貯泥
N ナット等の係止部材
P パッキン
T スロープ頂上部
VE 貨物車両
W1 幅寸法(進入・退出スロープ)
W2 幅寸法(主洗浄ピット)
W3 幅寸法(傾斜型主洗浄ピット)
WA 水
WR ワイヤロープ等の吊り部材
α 勾配
θ 主洗浄ピット側板傾斜角度
Claims (3)
- トラックやダンプカー等貨物・工事車両における車両のタイヤ洗浄装置であって、該タイヤ洗浄装置は、貨物車両(VE)の大きさに適合した、所定の幅寸法(W1)と勾配(α)と高さ寸法(H1)を有し、且つ、貨物車両(VE)の進入側と退出側にそれぞれ1か所設けた進入・退出スロープ(1)(2)、(1)(2)と、該進入・退出スロープ(1)(2)と進入・退出スロープ(1)(2)間にボルト・ナット等の係止部材で連結して設けた複数の主洗浄ピット(5)から成り、該主洗浄ピット(5)は、上部に着脱可能に設けた泥落としピット(6)と、下部に設けた洗浄ピット(8)と、前記泥落としピット(6)と洗浄ピット(8)の中間部に挟着して設けた緩衝用ゴム板(7)とから成り、該泥落としピット(6)は貨物車両(VE)の大きさに適合した、所定の幅寸法(W2)と長さ寸法(L2)と高さ寸法(H2)を有し、且つ、底板と左右側板から成るコの字状の枠体を形成し、且つ、該左右側板の上部にコの字状に折り曲げ形成した鍵状部(6a)を設け、且つ、該鍵状部の側面部にはズレ防止用のボルト・ナット等の係止部材(B)(N)を複数螺着して設け、且つ、該底板上面部の左右方向に複数の山形アングル状の泥落とし部材(6c)を所定間隔に複数設け、且つ、該洗浄ピット(8)は、前記泥落としピット(6)が重合可能な所定の幅寸法(W2)と長さ寸法(L2)と高さ寸法(H2)を有し、且つ、左右側板及び底板の前後に複数の係止穴(8b)を有する連結フランジ板(8a)をそれぞれ設け、且つ、該緩衝用ゴム板(7)は、前記洗浄ピット(8)の底板上面部に挿着可能な所定の幅寸法(W2)と長さ寸法(L2)に形成して設け、且つ、貨物車両の進入側と退出側のスロープ頂上部(T)から主洗浄ピット(5)間に、止水用側板(3)(4)、(3)(4)を左右にそれぞれ設け、且つ、主洗浄ピット(5)と主洗浄ピット(5)の連結部及び主洗浄ピット(5)と進入・退出スロープ(2)の連結部底面部に複数の連結部破損防止用カバー(9)をそれぞれ設けたことを特徴とする車両のタイヤ洗浄装置。
- 主洗浄ピット(5)の側板上部にコの字鍵状に折り曲げ形成した鍵状部(6a)を設け、且つ、該鍵状部の側面部にはズレ防止用のボルト・ナット等の係止部材(B)(N)を複数螺着して設けたことで左右方向のズレを防止又は調整可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の車両のタイヤ洗浄装置。
- 主洗浄ピット(5')の泥落としピット(6')と洗浄ピット(8')のそれぞれの左右側板を底板の垂直線に対し、外向き方向に所定の傾斜角(θ)をそれぞれ設け、且つ、泥落としピット(6')と洗浄ピット(8')のそれぞれの長さ寸法(L3)(L3')(L3")を段階的に所定寸法だけ相違させて設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両のタイヤ洗浄装置。
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