JP6118058B2 - 固体撮像素子、撮像装置、及び制御方法 - Google Patents
固体撮像素子、撮像装置、及び制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6118058B2 JP6118058B2 JP2012220715A JP2012220715A JP6118058B2 JP 6118058 B2 JP6118058 B2 JP 6118058B2 JP 2012220715 A JP2012220715 A JP 2012220715A JP 2012220715 A JP2012220715 A JP 2012220715A JP 6118058 B2 JP6118058 B2 JP 6118058B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- solid
- photoelectric conversion
- image
- imaging device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
2次元格子構造を有して複数の画素が配置され、各画素が光軸方向に第1の層と第2の層を含む複数の層に分離された光電変換手段を有する固体撮像素子であって、各画素につき、第1の層に含まれる光電変換手段と第2の層に含まれる光電変換手段とは、互いに直交する被分割方向に2分割され、分割されたそれぞれの領域で撮像レンズの異なる瞳領域を通過した光を受光するフォトダイオードを含むことを特徴とする。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、撮像装置の一例としての、本発明の固体撮像素子を有するデジタルカメラ100に、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、本発明の固体撮像素子を有する任意の機器に適用可能である。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の機能構成を示すブロック図である。
ここで、本実施形態の固体撮像素子102の構造について、図を用いて詳細を説明する。
次に、本実施形態の固体撮像素子102の設計について、図を用いて説明する。
I(d)∝exp(−α・d)
となる。ここで、αは吸収係数であり、可視光域の波長に対し単調減少する値である。本式によれば、dが小さい層(最上面からの深さが比較的浅い層)で光電変換する波長成分は短い波長成分に留まり、変換可能な波長幅は狭くなる。また、dが大きい層(最上面からの深さが深い層)で光電変換する波長成分は短い波長から長い波長まで含まれ、変換可能な波長幅は広くなる。
このような構成をもつ本実施形態のデジタルカメラ100の撮影処理について、図7のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、システム制御部113が、例えばROM115に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、RAM114に展開して実行することにより実現することができる。なお、本撮影処理は、例えば両眼立体視用の画像を撮影する立体撮影モード設定された状態でデジタルカメラ100が起動された際に開始されるものとして説明する。
と計算することで変換を行えばよい。また垂直視差(v方向)を有する画像信号対I2から原色ベイヤー配列を有する、画像を時計方向に90度回転させた際の右眼用(図8(b)の上側(u))の画像を生成する場合も、図8(b)に示されるI2の2×2画素ごとに、
と計算することで変換を行えばよい。このようにして得られたh11l’及びv21u’はR画素、h12l’及びv22u’はGr画素、h21l’及びv11u’はGb画素、h22l’及びv12u’はB画素に相当する。
[実施形態2]
上述した実施形態1では、単位画素の光電変換部が二層構造を有する例について説明した。本実施形態では、単位画素の光電変換部が三層構造を有する例について説明する。なお、本実施形態のデジタルカメラ100の機能構成は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
以下、本実施形態の固体撮像素子102の設計について、図を用いて説明する。
このような構成の固体撮像素子102を有する本実施形態のデジタルカメラ100の撮影処理について、以下に説明する。なお、処理の流れとしては上述した実施形態1の撮影処理と同様であるため、以下の説明では異なる処理を行うステップについて、本実施形態の処理を説明するものとする。
・奇数行奇数列は第3層の画像信号
・奇数行偶数列及び偶数行奇数列は第2層の画像信号
・偶数行偶数列は第1層の画像信号
を選択することで生成される。また図8(b)のような垂直視差を有する両眼立体視用の画像信号対I2は、
・奇数行奇数列及び偶数行偶数列は第2層の画像信号
・奇数行偶数列は第1層の画像信号
・偶数行奇数列は第3層の画像信号
を選択することで生成される。
となる。また垂直視差を有する画像信号対I2から原色ベイヤー配列を有する、画像を時計方向に90度回転させた際の右眼用の画像を生成する場合は、
となる。このようにして得られたh11l’及びv21u’はR画素、h12l’及びv22u’はGr画素、h21l’及びv11u’はGb画素、h22l’及びv12u’はB画素に相当する。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (7)
- 2次元格子構造を有して複数の画素が配置され、各画素が光軸方向に第1の層と第2の層を含む複数の層に分離された光電変換手段を有する固体撮像素子であって、
各画素につき、前記第1の層に含まれる前記光電変換手段と前記第2の層に含まれる前記光電変換手段とは、互いに直交する被分割方向に2分割され、分割されたそれぞれの領域で撮像レンズの異なる瞳領域を通過した光を受光するフォトダイオードを含む
ことを特徴とする固体撮像素子。 - 前記2次元格子構造の第1の方向において連続する画素は、同一階層における前記光電変換手段の被分割方向が異なり、
前記2次元格子構造の前記第1の方向と直交する第2の方向において連続する画素は、同一階層における前記光電変換手段の被分割方向が同一である
ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。 - 前記第2の方向において連続する画素列には異なる色のカラーフィルタが適用され、
前記第2の方向において連続する画素は、少なくとも1つの同一階層の前記光電変換手段に含まれる前記フォトダイオードの層厚が異なる
ことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像素子。 - 前記光電変換手段は、予め定められた波長成分の光を光電変換するように、各層に含まれる前記フォトダイオードの層厚が決定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
- 前記固体撮像素子の光電変換手段により光電変換されて得られた画像信号のうち、同一の被分割方向に2分割された層についての画像信号を用いて、該被分割方向に視差を有する両眼立体視用の画像を生成する生成手段を有することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
前記撮像装置の生成手段が、前記固体撮像素子の光電変換手段により光電変換されて得られた画像信号のうち、同一の被分割方向に2分割された層についての画像信号を用いて、該被分割方向に視差を有する両眼立体視用の画像を生成する生成工程を有する
ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012220715A JP6118058B2 (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | 固体撮像素子、撮像装置、及び制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012220715A JP6118058B2 (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | 固体撮像素子、撮像装置、及び制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014075393A JP2014075393A (ja) | 2014-04-24 |
JP6118058B2 true JP6118058B2 (ja) | 2017-04-19 |
Family
ID=50749364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012220715A Active JP6118058B2 (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | 固体撮像素子、撮像装置、及び制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6118058B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6458343B2 (ja) * | 2014-02-27 | 2019-01-30 | 株式会社ニコン | 撮像装置 |
JP6671130B2 (ja) * | 2014-12-02 | 2020-03-25 | キヤノン株式会社 | 撮像素子、撮像装置、焦点検出装置ならびに画像処理装置およびその制御方法 |
KR20180024604A (ko) | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 삼성전자주식회사 | 이미지 센서 및 그 구동 방법 |
JP2019086785A (ja) * | 2018-12-27 | 2019-06-06 | 株式会社ニコン | 撮像素子および撮像装置 |
JP2022071585A (ja) | 2020-10-28 | 2022-05-16 | キヤノン株式会社 | 光電変換装置、光電変換システム、および移動体 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002314062A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-25 | Canon Inc | 固体撮像装置および撮像システム |
JP2007066962A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Fujifilm Corp | カラー固体撮像装置及びデジタルカメラ |
JP4839990B2 (ja) * | 2006-07-06 | 2011-12-21 | 株式会社ニコン | 固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置 |
JP5045012B2 (ja) * | 2006-07-20 | 2012-10-10 | 株式会社ニコン | 固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置 |
JP5473493B2 (ja) * | 2009-08-31 | 2014-04-16 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法 |
JP5866760B2 (ja) * | 2010-12-16 | 2016-02-17 | 株式会社ニコン | 撮像装置 |
JP5785398B2 (ja) * | 2011-02-17 | 2015-09-30 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及び画像信号処理装置 |
-
2012
- 2012-10-02 JP JP2012220715A patent/JP6118058B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014075393A (ja) | 2014-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6848941B2 (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
JP6780745B2 (ja) | 電子機器 | |
JP5547349B2 (ja) | デジタルカメラ | |
JP2023024534A (ja) | 撮像素子 | |
JP2020077886A (ja) | 撮像素子 | |
US9894281B2 (en) | Electronic apparatus, method for controlling electronic apparatus, and control program for setting image-capture conditions of image sensor | |
CN204697179U (zh) | 具有像素阵列的图像传感器 | |
JP6375607B2 (ja) | 電子機器、電子機器の制御方法、及び制御プログラム | |
EP3018893A1 (en) | Electronic apparatus, electronic apparatus control method, and control program | |
CN105306786A (zh) | 用于具有相位检测像素的图像传感器的图像处理方法 | |
KR20160015737A (ko) | 이미지 촬영 장치 및 이미지 촬영 방법 | |
JP6561428B2 (ja) | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム | |
US11785345B2 (en) | Electronic device, imaging device, and imaging element for obtaining exposure of each area of image | |
JP6343870B2 (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
JP6118058B2 (ja) | 固体撮像素子、撮像装置、及び制御方法 | |
JP2014107596A (ja) | 撮像素子および撮像ユニット | |
JP6520036B2 (ja) | 電子機器 | |
JP6488545B2 (ja) | 電子機器 | |
JP2017194558A (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
CN107005632B (zh) | 电子设备 | |
JP2016072863A (ja) | 電子機器、再生装置、記録媒体、記録プログラム、再生プログラム、記録方法および再生方法 | |
JP6671868B2 (ja) | 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体 | |
JP2015139018A (ja) | 電子機器及び制御プログラム | |
JP6885374B2 (ja) | 電子機器 | |
JP2018019348A (ja) | 撮像装置、画像処理方法、画像処理システム、及び画像処理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160719 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160914 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170324 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6118058 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |