JP6117977B1 - 足指入力用キーボードを有する電子楽器 - Google Patents
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Abstract
Description
前記足指入力用キーボードは、踵から足根小球部までを載せる足載せ部、および前記足載せ部の前方に楽音入力キーを配置する領域を設けた基板と、前記基板の楽音入力キー配置領域に複数の楽音入力キーを備え、第1足指乃至第3足指及び第5足指の各足指の腹部で押下可能な位置に楽音入力キーを配置し、
第1足指用と第5足指用に各々1の楽音入力キーを備え、第2足指、第3足指の2足指の屈折操作に対応する1の楽音入力キーを備えたことを特徴とする電子楽器。である。
前記足指入力用キーボードは、踵から足根小球部(足指の付け根)までを載せる足載せ部、および前記足載せ部の前方に楽音入力キーを配置する領域を設けた基板と、前記基板の楽音入力キー配置領域に複数の楽音入力キーを備え、第1足指(拇指)乃至第5足指(小指)の各足指の腹部で押下可能な位置に楽音入力キーを配置したことを特徴とする。
このような構造のキーボードであれば、第1足指乃至第5足指の屈折・伸展操作によって楽音の高低や長短を自由に調節でき、メロディーが演奏できるという作用を有する。上記楽音入力キーは、ピアノ等の鍵盤楽器における鍵(キー)に相当する。
さらに、前記足指入力用キーボードは、第1足指(拇指)用と第5足指(小指)用に各々1の楽音入力キーを備え、第2足指(示指)、第3足指(中指)の2足指の屈折操作に対応する1の楽音入力キーを備えたことを特徴とする。
人間の足指の動作特性において、第1足指は独立して屈折及び上方へ伸展でき最も自由度が高い。次いで、第5足指は独立して伸展はできないが、第1足指乃至第5足指を伸展した状態で第1足指側を浮かせ気味にして第5足指を屈折することで、実質的に第5足指単独で楽音入力キーを押下することができる。第2足指乃至第4足指は、意識的に独立して屈折・伸展させることはできず、略同列的に動作する。特に第4足指は、第2・第3足指にも、第5足指にも連れ回り的に動作する。また、第2足指、第3足指においても、まったく同時に屈折する訳ではなく、何れかの指が優先して屈折すると考えられるが、第2足指及び第3足指が押圧できる大きさの楽音入力キーを採用すればよい。
このような人間の足指の動作特性を考慮して、足指の数より少ない数の楽音入力キーを設置することで、無理・無駄のない楽音キー入力操作が可能になる。
このように、楽音入力キーの取付位置(取付方向を含む)及び高さを調節可能にすることで、取付方向を含む楽音入力キーの位置を演奏者ごとに最適化でき、楽音入力キーの操作感と入力の正確さが向上する。
また楽音入力キーの操作面の高さに高低差をつけることで、各足指の太さや動作速度の違いなどに起因する入力タイミングのずれを吸収し、滑らかな演奏を可能にする。
操作した楽音入力キーの単独又は組合せに応じた楽音コード生成制御をすることにより、少ない楽音入力キーに多くの楽音を割り当てることができ、発音制御可能な楽音の数を増やすことができる。
上記したように人間の足指動作において、第2足指乃至第4足指は個別に屈折することができず、略同列的に動作し、かつ、第2足指乃至第4足指を屈折するときに第5足指も付随的に屈折する動作特性がある。第2足指、第3足指で操作する楽音入力キーの入力操作時は、この第5足指の不要な動作による第5足指用楽音入力キーの入力信号を無視することで不所望な楽音の発生を抑制することができる。
このように左右一対のキーボードを連携して一体の足指入力用キーボードを構成して楽音制御を行うと、左右足指の連携動作が可能になり、左右両脚足指の同時入力操作に対しても楽音の割り当てが可能になる。その結果、少ない楽音入力キーに対してより多くの楽音を割り当てることができるとともに、左右の足指の一体感が生じて楽音入力が円滑に行えるようになる。
このように左右一対の足指入力用キーボードを一元化して特定の足指の楽音入力キーをシフトキーに設定して楽音制御することで、楽音入力キーの数を増やすことなく制御可能な楽音の数を増やすことができ、音域の拡大を図れる。
このように、特定の楽音に対して半音上り又は半音下りの楽音を予め並列的に保持し切替可能にすることで、ヘ長調やニ長調などに特有の半音、例えばヘ長調の場合の「フラット付のシ(B♭)」やニ長調の場合の「シャープ付のファ(F#)」の楽音を予め保持しておき、1つの楽音入力キーに、基本のハ長調の楽音と、前記半音上り又は半音下りの楽音の、2つの楽音を設定しておき、曲目の調に応じて基本のハ長調と切替可能にすることで、半音入力用楽音キー(ピアノ等の黒鍵)を設けることなく演奏可能な曲目を増やすことができ、楽音入力キー数の増加を抑制することができるとともに、演奏の容易化が図れる。
このように、1の楽音入力キー操作で、目標周波数のみの楽音を発生する発音制御と、目標周波数に対して1Hz以上相違した2以上の異なる周波数の楽音を並列して同時に発生する発音制御とを切替可能にしたので、必要に応じてビブラート演奏や和音演奏をすることができる。
その外装ケースの内部左右端に左脚用前記足指入力用キーボード及び右脚用前記足指入力用キーボードを夫々配置し、
前記左脚用足指入力用キーボードと右脚用足指入力用キーボードの中間に該左脚用足指入力用キーボードと右脚用足指入力用キーボードとを左右に仕切るかたちに電子装置収納領域を配置し、
該電子装置収納領域には、スピーカーボックスと、前記楽音制御装置及び前記楽音発生制御装置と、前記楽音制御装置及び前記楽音発生制御装置に電力を供給する電源装置とを、配置収納し、携行可能な一体式としたことを特徴とする。
このように本発明の電子楽器を一体式としたので携行が可能になった。
また、足指を意識的に動かすことは、ふくらはぎの筋肉を動かすことであり、2016年4月に発生した熊本地震の被災者が数多く罹患した「エコノミークラス症候群」に対する顕著な予防効果という身体的効果が期待できる。
さらに、足指で楽器を演奏するときは、曲の記憶または楽符等の視覚による音楽情報を、日常的には動かし慣れていない足指の動作に変換し、発音した楽音のリズム(発音継続時間)や楽音の高低(周波数)の適否を判断しつつ、それを次の足指の動作にフィードバックしつつメロディーを奏でるという一連の動作を繰り返すことになり、手指による楽器の演奏にも増して、脳の記憶領域や視覚領域、運動制御領域、聴覚領域などの脳神経活動が複合的に活発化され、その結果として高齢者の認知症を予防するという身体的効果も期待できる。
本実施例の足指で演奏する電子楽器は、足指で楽音キー入力が可能な足指入力用キーボードと、該キーボードの楽音入力キーからの入力信号に応じて所定の楽音コードを生成する楽音制御装置と、前記楽音コードに基づいて楽音を発生する楽音発生制御装置とで構成される。
図1は本実施例の足指で演奏する電子楽器の概観図である。図2は左右キーボードの入力キーの配置を表わしている。
図1に示すように、本実施例の足指で演奏する電子楽器1は、平面視略正方形の筐体100の内部に、足指で楽音キー入力が可能な左右一対の足指入力用キーボード2R、2Lと、該キーボード2R、2Lを仕切るように筐体中央部に電子装置収納領域を配置した。該電子装置収納領域には、図の右側からスピーカーボックス65、楽音発生制御装置6及び楽音制御装置4、並びに前記楽音制御装置4及び楽音発生制御装置6に電力を供給する電源装置70が縦一列に収納されている。
このような装置配置にすることで、上記左右キーボード2の楽音入力キー3からの信号に応じて所定の楽音コードを生成する楽音制御装置4と前記キーボード2と楽音制御装置4を接続する信号線5と、該楽音制御装置4が生成した楽音コードに基づいて楽音を発する楽音発生制御装置6を含む電子楽器1をコンパクトに構成できる。
また、電子楽器1を一体式に構成したので、使用時には蓋101を適度な傾斜角に開いて演奏を行い、保管時には筐体の蓋101を閉じておくことができる。また、運搬時には蓋101を閉じて把持部103を持って自由に移動できる。さらに、重量配分を左右均等にして重心の偏りをなくし、持ち運びしやすい構造にしてある。(図1、図2参照)
なお、本実施例の電子楽器1は、前記足指入力用キーボード2と、前記楽音制御装置4と、前記楽音発生制御装置6等を別体に、又は一部合体して構成することができる。
楽音入力キー3を位置調節可能な構造としたのは、個人差および習熟による最適キー位置の変化に対応するためである。左脚の足指入力用キーボード2L及び右脚の足指入力用キーボード2Rは左右対称形に作られている。
前記2つの足型M及びFのつま先と内側を一致させた場合、第1足指(拇指)では男子の押圧点MP1と女子の押圧点FP1は縦方向及び横方向にずれているのが認められる。第2足指(示指)では、男子の押圧点MP2と女子の押圧点FP2は縦方向のずれは殆どなく横方向に若干のずれが認められる。第3足指(中指)では足幅の相違が男子の押圧点MP3と女子の押圧点FP3の位置の相違に現れており、縦方向のずれは小さいが横方向のずれが大きくなっている。第4足指(薬指)では男子の押圧点MP4と女子の押圧点FP4は縦方向及び横方向のずれが顕著であり、男子の足型Mの第4足指(薬指)の押圧点MP4と女子の足型Fの第5足指(小指)の押圧点FP5が略一致している。
本発明においては楽音入力キー3に優先順位を設けて、第2足指、第3足指用楽音入力キー302を入力した場合に付随的に入力されてしまう第5足指用楽音入力キー305の入力信号をキャンセルすることにしている。しかし楽音入力キー305の入力が一瞬でも先に行われると、楽音入力キー305固有の楽音が一瞬発音され、それから所定の楽音入力キー302の楽音に切替わる現象が起きるときがある。このような過渡的な混音現象を効果的に抑制するために、楽音入力キー302の踏み板を楽音入力キー305の踏み板より相対的に高い位置に(足指に近づけて)固定している。このように踏み板に高低差を付けることで、楽音入力キー302の操作時に付随的に入力される楽音入力キー305より、楽音入力キー302を先に入力できるようにしている。
既述のように、第1足指は独立して屈折及び上方へ伸展でき、最も自由度が高い足指と考えられる。第5足指は独立して伸展はできないが、第1足指乃至第5足指を伸展させた状態で第1足指側を浮かせ気味にすれば、第5足指単独で楽音入力キーを操作することができる。第2足指乃至第4足指は独立して屈折・伸展は出来ず、略同列的に動作する。第4足指は第5足指とも連れ回り的に動作する。
このような足指の動作特性を考慮して足指入力用キーボードの入力パターンを検討すると次のような構成が考えられる。
このリレー回路による楽音制御では、302(RL)に対応する小型リレーのB接点(コイル無通電時閉、通電時開)を利用して楽音キー302(RL)入力時の305(RL)の入力をキャンセルしている。また、301(RL)と302(RL)の両方のA接点が閉(両方オン)のときレ(D4)又はシ(B4)の楽音を発生させている。
楽音発生制御回路61はタイマーIC(555)にコンデンサと半固定抵抗器を組み合わせた一般的な楽音発生回路である。上記発音制御回路41が前記楽音制御装置4に相当し、上記発音制御回路61が前記楽音発生制御装置6に相当する。
具体的には、左右脚用楽音入力キー305L、302L、301L、301R、302R、305Rの電気式スイッチの状態を2進数6桁の数値として把握し、前記スイッチのオン状態を1、オフ状態を0であらわす。
上記表1の例で、無音は「000000」の値となる。ド(C4)の楽音は「100000」の値になり、ソ(G4)は「000100」の値になる。また、楽音キー302RLを入力したときに楽音キー305RLをキャンセルするには、楽音キー305RLが「0」と「1」の値をとることを許容し、305RLの入力を無視して実質的にキャンセルする。例えばレ(D4)は「011000」と「111000」の2つの値をとる。ラ(A4)は「000010」と「000011」の2つの値をとる。
ド(C4)は「100000」で表わされ{1×2^5+0×2^4+0×2^3+0×2^2+0×2^1+0×2^0}であり10進数では「32」となる。
同様にしてソ(G4)は「4」となる。楽音キー105のキャンセルを行うレ(D4)は「24、56」の2つの値をとり、ラ(A4)は「2、3」の2つの値をとる。(表2参照)
例えば右脚の第5足指で入力するキー305Rをシフトキーに設定して、左脚のキー301L乃至キー305L及び合成キー304Lを操作することで、制御可能な楽音の範囲を拡張することができる。具体例として、シフトキー305Rを押しながら左脚第5足指のキー305Lの入力に対してド(C5、523Hz:合成キー305LS)、同様にキー302Lの入力に対してレ(D5、587Hz:合成キー302LS)キー301Lの入力に対してミ(E5、659Hz:合成キー301LS)、合成キー304Lの入力に対してファ(F5、740Hz:合成キー304LS)を設定した。
上記のような方法で楽音入力キーからの入力信号を楽音コードに変換すると、305Rのシフトキー化によるマイナス1楽音(表2におけるC5、523Hz)を差引いても新たに3楽音を追加設定できる。
この設定以外の楽音設定も自由であり、用途や曲目に応じた楽音設定が採用できる。また、シフトキーは足指入力用キーに限られず、例えば足首の左右のひねりを検出するスイッチや、足裏全体を前後左右に移動させ、その動きを検出するスイッチなどであってもよいし、身体の他の部位の動きを検出するものであってもよい。また複数のシフトキーを用いることができる。
調(しらべ)設定スイッチが2個の場合は、6個の足指用楽音入力キースイッチと合計して8個のスイッチのオン・オフ状態を1又は0で表わして2進法8桁の数字と捉え、これを10進数に変換して楽音コードを発生させる。2進数を10進数に変換する変換式と楽音コードをコンピュータに記憶しておき、楽音入力キーの入力操作に応じて、調(しらべ)に対応した楽音コードをスピーカ等の発音装置に出力することで、調(しらべ)に合致した演奏が可能になる。2切替スイッチ(4調(しらべ))、1オクターブ分の楽音コード表の一部を表4に示す。
実際の楽音コードテーブルは、調(しらべ)切替スイッチの4状態に応じたコードを含むが、例示には冗長すぎるので特徴的なコードのみ表4に示した。
なお、ハ長調(半音キーなし)はKSW1オフ、KSW2オフ。ヘ長調(シ♭)はKSW1オフ、KSW2オン。ト長調(ファ#)はKSW1オン、KSW2オフ。ニ長調(ド#、ファ#)はKSW1オン、KSW2オンと設定する。
本実施例では、演奏効果切替スイッチを切替えることで、所望する楽音の入力キー操作に対して、目標周波数のみの楽音を発生する制御と、目標周波数に対して1〜10Hz相違した2以上の異なる周波数の楽音を同時に発生する発音制御とを切替え可能にして、必要に応じてビブラート類似の演奏効果を演出している。
表5において。VSWがオフのときに楽音入力キー105L(C4)を押すと、キーの状態は「0100000」であり楽音コード「32」を発生する。
VSWがオンのときに楽音入力キー105L(C4)を押すと、キーの状態は「1100000」であり楽音コード「96」を発生する。
上記楽音発生制御装置62(MC1)の楽音コード‐周波数変換テーブルでは、楽音コード「32」に対応する発生周波数を262Hz(=C4)、楽音コード「96」に対応する発生周波数を260Hz(C4−2Hz)に設定してある。
上記楽音発生制御装置63(MC2)の楽音コード−周波数変換テーブルでは楽音コード「32」に対応する発生周波数を262Hz(=C4)、楽音コード「96」に対応する発生周波数を264Hz(C4+2Hz)に設定してある。
ビブラートスイッチ(VSW)を切替えることで、2系列の楽音発生制御装置から同一の楽音を発生させる制御と、近接した異なる周波数の楽音を発生させてビブラート類似効果を発生させる制御とを選択できる。表中のファ(F4)及び他の楽音についても同様の演奏効果切替制御を行うことができる。
また、複数の演奏効果切替スイッチ、及び対応可能な楽音制御装置を設けることで、上記ビブラート類似効果以外に、1の楽音入力キー操作で和音を形成する2以上の楽音を発生させることもできる。
100 筐体
101 蓋
102 ストッパー
103 把持部
2 足指入力用キーボード
2R 右脚足指入力用キーボード
2L 左脚足指入力用キーボード
10 基板
10A 足載せ部
10B 楽音入力キー配置領域
3 楽音入力キー
3A 電気的スイッチ
3B 楽音入力キー操作子
3B1 踏み板
3B2 機械的伝達機構
301 第1足指用楽音入力キー
302 第2・第3足指用楽音入力キー
304 第1足指及び第2・第3足指屈折入力による合成楽音キー
305 第5足指用楽音入力キー
3014 左右脚の第1指足同時屈折入力による合成楽音キー
3024 左右脚の第2・第3足指屈折入力による楽音合成キー
3044 左右脚の第1足指及び第2・第3足指屈折入力による合成楽音キー
3054 左右脚の第5指足同時屈折入力による合成楽音キー
4 楽音制御装置
41 楽音制御回路
5 信号線
6 楽音発生制御装置
61 楽音発生制御回路
62 第1の楽音制御兼楽音発生制御装置(マイコン1:MC1)
621 第1のオーディオアンプ
63 第2の楽音制御兼楽音発生制御装置(マイコン2:MC2)
631 第2のオーディオアンプ
65 スピーカーボックス
70 電源装置
F 成人女子の足型
FP1 女子の第1足指の押圧点
FP2 女子の第2足指の押圧点
FP3 女子の第3足指の押圧点
FP4 女子の第4足指の押圧点
FP5 女子の第5足指の押圧点
M 成人男子の足型
MP1 男子の第1足指の押圧点
MP2 男子の第2足指の押圧点
MP3 男子の第3足指の押圧点
MP4 男子の第4足指の押圧点
MP5 男子の第5足指の押圧点
VSW ビブラートスイッチ
VSWI ビブラートスイッチ・インジケータ
Claims (9)
- 足指で入力可能な楽音キーを備えた足指入力用キーボードと、該キーボードからの入力信号を受けて所定の楽音コードを生成する楽音制御装置と、前記楽音コードに基づいて楽音を発生する楽音発生制御装置とで構成され、
前記足指入力用キーボードは、踵から足根小球部までを載せる足載せ部、および前記足載せ部の前方に楽音入力キーを配置する領域を設けた基板と、前記基板の楽音入力キー配置領域に複数の楽音入力キーを備え、第1足指乃至第3足指及び第5足指の各足指の腹部で押下可能な位置に楽音入力キーを配置し、
第1足指用と第5足指用に各々1の楽音入力キーを備え、第2足指、第3足指の2足指の屈折操作に対応する1の楽音入力キーを備えたことを特徴とする電子楽器。
- 前記足指入力用キーボードは、前記基板の前記楽音入力キー配置領域における前記楽音入力キーの高さを調節可能にしたことを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
- 前記足指入力用キーボードからの信号の楽音制御において、第1足指用楽音入力キーからの信号、及び第5足指用楽音入力キーからの信号、及び第2足指、第3足指の2足指の屈折操作に対応する楽音入力キーからの信号、及び第1足指用楽音入力キーと第2足指、第3足指用楽音入力キーの同時入力信号に対して、夫々1楽音コードを生成することを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
- 前記足指入力用キーボードからの信号の楽音制御において、複数の楽音入力キーを同時入力した時に、特定の楽音入力キーの入力をキャンセルすることを特徴とする請求項3記載の電子楽器。
- 前記足指入力用キーボードからの信号の楽音制御において、右脚足指用キーと左脚足指用キーの同時入力信号に対して、左右脚の足指の組合せに応じた1楽音コードを生成することを特徴とする請求項1、3、4の何れかに記載の電子楽器。
- 前記足指入力用キーボードからの信号の楽音制御において、一方脚の足指入力用キーボードの特定足指の楽音入力キーを、そのキー単独の入力操作では楽音信号を発しないシフトキーに設定し、該シフトキー操作時は他方脚の足指入力用キーボードの楽音入力キーはシフトキー非操作時とは異なる楽音コードを生成するように設定したことを特徴とする請求項5記載の電子楽器。
- 前記楽音発生制御装置は、特定の楽音に対して半音上り又は半音下りの楽音を予め並列的に保持しておき、曲の調に応じて切替可能にしたことを特徴とする請求項1、3、4、5、6の何れかに記載の電子楽器。
- 前記楽音制御装置は、所望する周波数の楽音を発生する楽音発生制御と、前記楽音周波数に対して1Hz以上相違する2以上の異なる周波数の楽音を同時並列的に発生する楽音発生制御とを切替可能にしたことを特徴とする請求項1、3、4、5、6、7の何れかに記載の電子楽器。
- 扁平な筐体と、該筐体の上面を開閉自在にする筐体の蓋と、筐体の一側面に設けた把持部とからなる外装ケースに、
その外装ケースの内部左右端に左脚用前記足指入力用キーボード及び右脚用前記足指入力用キーボードを夫々配置し、
前記左脚用足指入力用キーボードと右脚用足指入力用キーボードの中間に該左脚用足指入力用キーボードと右脚用足指入力用キーボードとを左右に仕切るかたちに電子装置収納領域を配置し、
該電子装置収納領域には、スピーカーボックスと、前記楽音制御装置及び前記楽音発生制御装置と、前記楽音制御装置及び前記楽音発生制御装置に電力を供給する電源装置とを、配置収納し、携行可能な一体式とした請求項1記載の電子楽器。
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JP2018194692A (ja) * | 2017-05-18 | 2018-12-06 | 光夫 栗田 | 足指入力用キーボードを有する電子楽器の演奏補助装置 |
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---|---|---|---|---|
JPS57128396A (en) * | 1980-08-16 | 1982-08-09 | Furantsuman Rainaa | Foot controlled musical instrument |
JP3181868U (ja) * | 2012-07-30 | 2013-02-28 | 健哲 福井 | 足操作用楽器 |
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Patent Citations (2)
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