JP6116974B2 - 電動工具用電池パック - Google Patents
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Description
この電動工具用電池パックは、一般に、外装としても機能する筐体ケースと、筐体ケース内に装置されるバッテリ本体とを備える。バッテリ本体は、充放電可能な複数のバッテリセルと、この複数のバッテリセルの充放電を制御する回路基板とを備える。このため、回路基板には、バッテリセルに対して充放電をするために接続される正負の接続端子が設けられている。また、この回路基板には、取り付けられた工具本体や取り付けられた充電器に対して信号を送受信するための信号端子が設けられている。
この信号端子は、この電動工具用電池パックが被装着具に装着された場合に、この電動工具用電池パックに関する情報等を送受信させる通信用の信号端子として構成される。この信号端子は、一般に複数種類の情報ごとに応じて設けられる。このため、複数の信号端子は、一般に隣接配置されている。
他方、このように設けられる信号端子を保護するにあたっては、例えばホットメルトモールディングとも称される、低温低圧成形樹脂による信号端子の被覆加工も考えることができる。しかしながら、このような低温低圧成形樹脂による信号端子の被覆加工だけでは十分に足りていないとの声もあり、さらなる工夫が求められている。
この第1の発明に係る電動工具用電池パックによれば、第一の端子と第二の端子との間の回路基板には、回路基板を貫通するスリットが設けられている。このため、この回路基板を貫通するスリットは、これら第一の端子と第二の端子とを隔てるように作用することができる。これによって、配置される第一の端子と第二の端子とに水がかかってしまうことがあっても、このスリットにより配置される第一の端子と第二の端子とを隔てて、かかった水を分断させることができる。したがって、かかった水を介して、第一の端子と第二の端子とが電気的に接続してしまうのを防止することができる。
また、第3の発明に係る電動工具用電池パックは、下側ケースと、前記下側ケースに対して固定される上側ケースと、前記下側ケースに収容されるバッテリセルと、前記バッテリセルを保持するセルホルダと、前記バッテリセルに接続される回路基板と、前記回路基板に並列配置されて接続される第一の端子および第二の端子と、を有し、前記第一の端子および前記第二の端子のいずれもは、四方向のうちの一方向のみが前記回路基板に連接されることにより該回路基板に支持されている、ことを特徴とする。
すなわち、図1の外観斜視図は、電池パック10の前側外観を示している。図2の外観斜視図は、図1の電池パック10を後側外観を示している。図3の斜視図は、図1の電池パック10のバッテリ本体30の前側斜視を示す斜視図である。図4の斜視図は、図3のバッテリ本体30の後側斜視を示している。図5の斜視図は、上側ケース23の内部側を示している。図6の断面図は、図2における(VI)-(VI)断面矢視を示している。図7の断面図は、図2における(VII)-(VII)断面矢視を示している。図8の斜視図は、回路基板42(制御部41)を分離させたバッテリ本体30を示している。図9の斜視図は、回路基板42を取り外してバッテリ本体30の電池部31のみを示している。図10の平面図は、上面視した回路基板42を示している。以下、この電池パック10について説明するにあたって、図示記載のとおりの前後上下左右の方向に基づいて説明する。なお、この電池パック10における前側は、電池パック10をスライド装着させる方向に基づいた前側にて設定される。また、この電池パック10における上側は、不図示の被装着具に対して電池パック10と対面する方向に基づいた上側にて設定される。
制御部41は、電池部31の上側に配置される。制御部41は、各種の制御処理を行う回路基板42を有する。回路基板42は、マイコン420(図10参照)が装備されており、バッテリセル33の状態を監視して充放電に関する制御を行っている。このため、この回路基板42には、7本のバッテリセル33の左右両端の電極に取り付けられているリード板34の端部が電気的に接続されている。具体的には、リード板34の上端が接続箇所35として設定されて、回路基板42に対して接続されている。この接続箇所35は、第1リード板341に対応する第1接続箇所351、第2リード板342に対応する第2接続箇所352、第3リード板343に対応する第3接続箇所353、第4リード板344に対応する第4接続箇所354により、構成される。つまり、これらの4つのリード板34(341〜344)は、4つの接続箇所35(351〜354)を介して回路基板42に直接固定されていると、リード板34を固定する際の製造作業を簡略化することができて製造の容易化を図ることができる。
接点部53は、図7に示す符号512(51)のみにて記載されてあるように、上面視略コ字形に折り曲げられて形成されている。具体的には、第2信号端子512は、支持部52から上側に延ばされた接点連接部531と、この接点連接部531の左右両側から前側に延出される接点部533,534とを有する。これら左側接点部533および右側接点部534のそれぞれには、互いに向き合う方向で凸をなすようにR形状を有している。これら左側接点部533および右側接点部534のそれぞれは、前側に向かうにしたがって互いに近接する。また、これら左側接点部533および右側接点部534のそれぞれの前端は、互いに向き合って接する。なお、図示符号の記載について省略しているが、この第2信号端子512以外の信号端子(第1信号端子511,第3信号端子513,第4信号端子514,第5信号端子515)についても、この第2信号端子512と略同一の構成を有して構成される。
上記した6つの信号端子51のそれぞれは、電池パック10として被装着具に装着された際に、この被装着具との間で互いの情報が送受信されるようになっている。具体的には、第1信号端子511は、被装着具(工具本体、専用充電器を含む)側のメインスイッチのオンオフに関する情報を受信する信号端子となっている。第2信号端子512は、電池パック10が被装着具(工具本体、専用充電器を含む)側に装着されているか否かに関する情報を送受信する信号端子となっている。第3信号端子513は、適宜のパラメータ等の被装着具(工具本体、専用充電器を含む)側に関する情報を電池パック10が受信する信号端子となっている。第4信号端子514は、被装着具(工具本体、専用充電器を含む)側に適宜のパラメータ等の電池パックに関する情報を送信する信号端子となっている。第5信号端子515は、被装着具(工具本体、専用充電器を含む)側に対して充放電の停止に関する情報を送信する信号端子となっている。第6信号端子516は、電池パック10から被装着具(工具本体、専用充電器を含む)側の回路に対してオンオフ制御を行う信号端子となっている。
このように設けられる信号端子51は、電池パック10に関する情報を送受信するための端子となっている。また、この信号端子51を通じて送受信される信号は、回路基板42にて制御処理された制御処理信号に基づいた信号である。この制御処理信号は、バッテリセル33の充放電の際の制御処理に基づく情報信号であり、回路基板42にて生成されるものとなっている。
雄フック機構80は、上記した被装着具に対してスライド装着させた場合に、この被装着具に対して取外し可能に係止する構造を有する。このため、雄フック機構80は、被装着具に対して係止するフック形状および解除操作する指掛かり形状を有して構成される。具体的には、雄フック機構80は、フック形状および指掛かり形状を具備するフック形構造体81と、このフック形構造体81を係止方向に付勢する付勢ばね85とを備える。このフック形構造体81は、フック部82と操作部83とを備える。このように構成される雄フック機構80は、被装着具に対してスライド装着することにより付勢ばね85の付勢力により自動的にフック部82を被装着具の雌部分に係止させる。また、付勢ばね85の付勢力に抗して操作部83を引下げ操作をすることにより、被装着具の雌部分に対するフック部82の係止を解除させ、この状態で電池パック10をスライドさせると被装着具から取り外すことができる。
図6に示すように、バッテリ本体30は、外装ケース20を構成する下側ケース21の内部に収容される。この下側ケース21は、上面が開口された略箱形にて形成される。この略箱形をなす下側ケース21は、上記したバッテリ本体30のうち電池部31を収容することができるように構成される。具体的には、略箱形をなす下側ケース21は、上下に略二段積みとなるように並べられるバッテリセル33を収めることが可能な深さを有している。このため、下側ケース21には、上下に略二段積みとなるバッテリセル33が略収容された状態となる。なお、この下側ケース21には、上下に貫通される雌螺子孔22が設けられている。この雌螺子孔22に不図示の螺子を通して上側ケース23の螺子ボス232に止めることにより、外装ケース20として一体となる。
これに対して、バッテリセル33の上側に配置される回路基板42に関しては、この下側ケース21の上面から上側に突き出されるように配置される。このように配置されるバッテリ本体30の制御部41は、次に説明する上側ケース23に収容される。このため、このバッテリ本体30の制御部41は、バッテリセル33が略収容される下側ケース21の上面から外部に露出されるように上側に突き出されるように配置されている。ここで、上側ケース23は、下側ケース21の上側にて下側ケース21と一体となるように下側ケース21に対して下側から螺子止めすることにより固定される。上側ケース23は、図5に示すように、上記した下側ケース21から上側に突き出される回路基板42を収容可能な箱形形状を有する。すなわち、上側ケース23は、下面が開口された略箱形にて形成されている。なお、この上側ケース23には、螺子止めするための螺子ボス232が設けられている。
また、上側ケース23には、この電池パック10を被装着具に対してスライド装着させた場合に、充放電端子44および信号端子51に対して被装着具側の端子が電気的に接続されるように形成されている。すなわち、特に図示しないが、被装着具側の端子は板形をなす雄形外部端子として形成される。このため、上側ケース23には、複数のスリット25,26が設けられている。これら複数のスリット25,26は、板形をなす雄形外部端子を差し込ませ、回路基板42に設けられた充放電端子44および信号端子51に対して電気的な接続がされるように形成される。具体的には、上側ケース23の左右両側には、上記した板形をなす雄形外部端子を充放電端子44に対してを接続させるための充放電端子用スリット25が設けられている。具体的には、上側ケース23には、プラス接続用端子441に対して、板形をなす雄形外部端子を差し込ませることができるようにプラス端子用スリット251が設けられている。また、上側ケース23には、マイナス接続用端子442に対して、板形をなす雄形外部端子を差し込ませることができるようにマイナス端子用スリット252が設けられている。また、この上側ケース23には、例えば専用充電器側の板形をなした雄形外部端子を接続することができるように、これら信号端子51に対応した信号端子用スリット26が6つ設けられている。この信号端子用スリット26は、上側ケース23のうち、左右両側で並列される充放電端子用スリット25同士の間に設けられている。なお、この信号端子用スリット26の下部には、スリット段差部261が形成されている。このスリット段差部261は、この電池パック10をスライド装着させる際の座面231と信号端子用スリット26の下端との間に形成される段差壁構造により形成されている。なお、このスリット段差部261は、座面231から上側に突き出される壁として機能もする。つまり、このスリット段差部261の段差壁構造によって、座面231から信号端子用スリット26に水や塵埃などの不要物が侵入してしまい難くしている。このように不要物の侵入を抑えることにより、電池パック10の耐久性は高められたものとなっている。なお、このスリット段差部261のような段差壁構造は、充放電端子用スリット25(プラス端子用スリット251,マイナス端子用スリット252)に対して設けられるものであってもよい。つまり、充放電端子用スリット25は、接続される端子の構造上、スリット幅が大きく設定されることがある。このような場合には、このような充放電端子用スリット25に段差壁構造が設けられていると、より顕著な効果を期待することができる。なお、このような段差壁構造としては、適宜の壁構造を選択することができる。すなわち、このような段差壁構造としては、充放電端子用スリット25に対して分離されて構成されるものであってもよく、座面231との相対(高低)差が生じるように構成されるものであれば、適宜の段差壁構造の構成を選択することができる。
また、上側ケース23には、フック用開口部271および操作用開口部272が設けられている。フック用開口部271は、雄フック機構80のフック部82を外部に突出可能にさせる開口部である。フック用開口部271から突き出されたフック部82は、外部の不図示の電動工具または専用充電器の雌部に対して係合されるようになっている。
操作用開口部272は、上記した雄フック機構80の操作部83を外部に露出可能にさせる開口部である。操作用開口部272から操作可能にされる操作部83は、フック用開口部271から外部に突き出されるフック部82の係合をユーザにより解除操作できるようになっている。また、この上側ケース23には、電池パック10を専用充電器に装着させて電池パック10を充電するに際し、外装ケース20の内部に装置されるバッテリセル33を冷却するため、セル冷却用通風口273が設けられている。なお、この外装ケース20に設けられるセル冷却用通風口273は、回路基板42に設けられる通気用開口部421と連通している。
図11は、上面視した隔離スリット61を拡大して示す平面図である。図11に示すように、隔離スリット61は、回路基板42を貫通させて形成される。この隔離スリット61は、概略、分離スリット62と連接スリット67とを連ねて設けることにより形成される。分離スリット62は、上記した信号端子51に対して隣接する各位置に設けられている。つまり、分離スリット62は、並列される信号端子51同士の間ごとに設けられるとともに、その並列される信号端子51同士の両側位置に位置される信号端子(511,516)の外側に設けられている。このため、この分離スリット62は、全部で7つ設けられる。この分離スリット62は、貫通間隔(幅)が略1mmとなるように設定されて、回路基板42を貫通して前後方向に延びるスリットとして形成されている。具体的には、第1信号端子511の右側には第1分離スリット621が設けられている。また、第1信号端子511と第2信号端子512との間には第2分離スリット622が設けられている。また、第2信号端子512と第3信号端子513との間には第3分離スリット623が設けられている。また、第3信号端子513と第4信号端子514との間には第4分離スリット624が設けられている。また、第4信号端子514と第5信号端子515との間には第5分離スリット625が設けられている。また、第5信号端子515と第6信号端子516との間には第6分離スリット626が設けられている。また、第6信号端子516の左側には第7分離スリット627が設けられている。このようにして、左右方向に並列配置される第1〜第6信号端子511〜516に対しての全ての隣接箇所に、第1〜第7分離スリット621〜617が設けられている。
この並列される7つの分離スリット62(611〜617)は、前端63(621〜627)が左右方向で並列されており、それぞれの前端63の前後方向位置も揃っている。また、後端64(631〜637)にあっても、左右方向で並列されており、それぞれの後端64の前後方向位置も揃っている。ここで、これら7つの分離スリット62(611〜617)の前端63(621〜627)は、左右方向に延びる連接スリット67に繋がっている。つまり、左右方向に延びる連接スリット67は、右端68が第1信号端子511よりも右側に配置されて第1分離スリット621の前端631と連なっている。また、連接スリット67の左端69は、第6信号端子516よりも左側に配置されて第7分離スリット627の前端637と連なっている。この連接スリット67も、貫通間隔(幅)が略1mmとなるように設定されて、回路基板42を貫通して左右方向に延びるスリットとして形成されている。
また、第1分離スリット621と連接スリット67とは、第1信号端子511とプラス接続用端子441との間に配置されている。これによって、第1信号端子511とプラス接続用端子441とを、第1分離スリット621と連接スリット67とによって確実に電気的に分断している。また、第7分離スリット627と連接スリット67とは、第6信号端子516とマイナス接続用端子442との間に配置されている。これによって、第6信号端子516とマイナス接続用端子442とを、第7分離スリット627と連接スリット67とによって確実に電気的に分断している。このようにして、信号端子51と充放電端子44との電気的な分断を確実にして、信号端子51の送受信の信頼性を高めている。
また、上記した電池パック10によれば、隔壁部71の上端731,751は、回路基板42に貫通して設けられる隔離スリット61を通り抜けて回路基板42に対しての隔壁部71の下端732,752の配置側とは反対側に配置されている。これによって、セルホルダ36に設けられる隔壁部71は、回路基板42の上面側に突き出されるように配置されて、信号端子51同士を隔てる隔壁として作用させることができる。つまり、上記した隔離スリット61により信号端子51同士を隔てる作用をより強固なものとすることができる。したがって、並列配置される信号端子51同士に水がかかってしまうことがあっても、隔壁部71はかかった水をより確実に分断させることができ、かかった水を介して信号端子51同士が電気的に接続してしまうのをより効果的に防止することができる。
上記した電池パック10によれば、信号端子51を支持する回路基板42は、周辺の回路基板42に対して、前側と左右両側が隔離スリット62により分断されている。つまり、回路基板42に並列配置されて接続される信号端子51のいずれもは、前後左右の四方向のうちの一方向のみとなる後側のみが回路基板42に連接されることにより回路基板42に支持されている。これによって、信号端子51は、いわゆる片持ち支持の状態となって上下方向に揺動することができる。したがって、信号端子51のいずれもに相手端子を接続するにあたって、相手端子の接続をする際の動きを柔軟に追従させることができる。よって、これら信号端子に対しての相手端子の電気的接続が、より行い易いようにすることができる。
また、上記した実施の形態の端子隔離構造60にあっては、隔離スリット61と隔壁部71とを備えて構成されるものとなっていた。しかしながら、本発明に係る端子隔離構造としては、この例に限定されることなく、隔壁部71を削除して隔離スリット61のみで構成されるようにしてもよい。このような場合には、分離スリット62の貫通間隔(幅)を1mm以上に設定するものであってもよく、適宜の貫通間隔を採用することができる。
また、本発明に係る外装ケースにあっては、2つ割りで分割構成されるケース構造として構成されるものである。すなわち、本発明に係る上側と下側とは、あくまで本発明に係る電動工具用電池パックを把握し易くするために区分けした例示であり、これに限定されるものではない。つまり、本発明に係る2つ割りで分割構成されるケース構造としては、左側と右側とで区分けする例示も含むものであり、このような一側と他側とで区分けする関係を含むものとなっている。
20 外装ケース
21 下側ケース
22 雌螺子孔
23 上側ケース
231 座面
232 螺子ボス
241,242 スライドガイド部
25 充放電端子用スリット
251 プラス端子用スリット
252 マイナス端子用スリット
26 信号端子用スリット
261 スリット段差部
271 フック用開口部
272 操作用開口部
273 セル冷却用通風口
28 操作視認可能部位
281 表示スイッチ配置箇所
282 LED表示部配置箇所
283 操作用切欠き部
30 バッテリ本体
31 電池部
33 バッテリセル
34(341〜344) リード板
35(351〜354) 接続箇所
36 セルホルダ
37 上部面
41 制御部
42 回路基板
421 通気用開口部
44 充放電端子
441 プラス接続用端子(正極端子)
442 マイナス接続用端子(負極端子)
45 内側接点端子
451 支持部
453 前接点部
454 後接点部
46 外側接点端子
461 支持部
463 前接点部
464 後接点部
47 充電残量表示装置
48 表示スイッチ
49 LED表示部
51(511〜516) 信号端子
52 支持部
53 接点部
531 接点連接部
533 左側接点部
534 右側接点部
60 端子隔離構造
61 隔離スリット(延伸部が挿し通される隙間)
62(621〜627) 分離スリット
63 分離スリットの前端
631 第1分離スリットの前端
637 第7分離スリットの前端
64 分離スリットの後端
67 連接スリット
68 連接スリットの右端
69 連接スリットの左端
71 隔壁部(延伸部)
72 前側隔壁部
731 前側隔壁部の上端(先端)
732 前側隔壁部の下端(基端)
74 両側隔壁部
751 両側隔壁部の上端(先端)
752 両側隔壁部の下端(基端)
77 螺子
80 雄フック機構
81 フック形構造体
82 フック部
83 操作部
85 付勢ばね
Claims (3)
- 下側ケースと、
前記下側ケースに対して固定される上側ケースと、
前記下側ケースに収容されるバッテリセルと、
前記バッテリセルに接続される回路基板と、
前記回路基板に配置されて接続される第一の端子および第二の端子と、を有し、
前記第一の端子と前記第二の端子との間の前記回路基板には、該回路基板を貫通するスリットが設けられており、
該スリットは、前記第一の端子と前記第二の端子の前側において左右方向に延びる連接スリットと、該連接スリットから後方へ延びる分離スリットを備え、該分離スリットが前記第一の端子及び前記第二の端子の双方についてそれぞれ左右両側に配置されている、ことを特徴とする電動工具用電池パック。 - 下側ケースと、
前記下側ケースに対して固定される上側ケースと、
前記下側ケースに収容されるバッテリセルと、
前記バッテリセルを保持するセルホルダと、
前記セルホルダの上面側に配置されて、前記バッテリセルに接続される回路基板と、
前記回路基板に並列配置されて接続される第一の端子および第二の端子と、を有し、
前記回路基板には、前記第一の端子及び前記第二の端子の双方についてそれぞれ左右両側に、当該回路基板を貫通して分離スリットが設けられており、
前記セルホルダの上面に設けた延伸部が、前記分離スリットを経て前記回路基板の上面側に突き出されて、前記第一の端子と前記第二の端子の双方についてそれぞれ左右両側に配置されている、ことを特徴とする電動工具用電池パック。 - 下側ケースと、
前記下側ケースに対して固定される上側ケースと、
前記下側ケースに収容されるバッテリセルと、
前記バッテリセルを保持するセルホルダと、
前記バッテリセルに接続される回路基板と、
前記回路基板に並列配置されて接続される第一の端子および第二の端子と、を有し、
前記回路基板には、前記第一の端子と前記第二の端子の前側において左右方向に延びる連接スリットと、該連接スリットから後方へ延びて前記第一の端子及び前記第二の端子の双方についてそれぞれ左右両側に配された分離スリットを具備してなる隔離スリットが当該回路基板を貫通して設けられており、
該隔離スリットにより後側のみが前記回路基板に連接された片持ち支持状態の部位に前記第一の端子と前記第二の端子が配置されている、ことを特徴とする電動工具用電池パック。
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