JP6115951B2 - 電流センサ - Google Patents

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本発明は、被測定電流の電流値を測定する電流センサに関し、例えば、複数の導体を備えた電流センサに関する。
インバータにおいては、例えば、モータ駆動用に流れる出力電流を測定するため、電流センサを備えたものが広く利用されている。電流センサにあっては、各種装置のレイアウト等の都合上、小型化することが強く要請されている。
このような電流センサとして、出力電流が流れる2本又は3本のバスバを並設したものが知られている(特許文献1参照)。これらバスバの電流を測定する場合、リング状をなす磁気コアを備えたセンサを各バスバそれぞれに配設する構成(特許文献2参照)の他、コアレスとして被測定電流による磁界の変化を測定する磁気センサを各バスバそれぞれに設ける構成も考えられる(特許文献3参照)。
特開2010−175474号公報 特開平8−15330号公報 特開2010−8315号公報
しかしながら、前記磁気コアを備えたセンサでは、1本のバスバにつき、1体の磁気コアを挿通するため、バスバの間隔を大きく設定することが不可欠となり、前述の小型化の要請に反する、という問題がある。一方、前記磁気センサにあっては、並設したバスバの間隔を小さくすると、近接するバスバを流れる電流により発生する磁場の影響を大きく受け、測定誤差が大きくなる。かかる測定誤差は、磁場の影響を受けないようにバスバ間の間隔を大きくしたり、屈曲させたりすることで解消し得るが、かかる間隔を大きくしたり、屈曲させたりすると、電流センサ全体が大きくなって小型化の要請に反してしまう、という問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バスバ等の複数の導体を有する構成において、磁気センサの測定誤差を小さくすることができ、且つ、全体サイズの小型化を図ることができる電流センサを提供することにある。
本発明の電流センサは、平行に配置された第1導体及び第2導体と、前記第1導体に設けられた第1磁気センサとを備えた電流センサにおいて、前記第1導体及び第2導体は、電流が流れる方向に延びる板状の本体と、前記本体に形成された第1穴とをそれぞれ備え、前記第1穴によって前記本体を流れる電流が前記第1穴を挟むように位置する一対の第1電流路に分岐され、前記第1磁気センサは、前記第1導体の第1穴の内側に配置されるとともに、前記第1導体の第1電流路を流れる電流による感度軸方向の誘導磁界を検出し、前記第1磁気センサの磁界検出位置において、前記第2導体の各第1電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第1導体及び第2導体間の距離と、前記第2導体の第1穴の形状とが設定されることを特徴する。
この構成によれば、第1導体の第1穴内に設けた第1磁気センサによって誘導磁界を検出するので、従来の磁気コアを備えたセンサを採用する構成に比べ、並設された第1導体及び第2導体を接近させることができる。この接近によって、電流センサ全体のサイズの小型化を図ることができ、しかも、第1磁気センサにおいて、第2導体の第1電流路における誘導磁界の感度軸方向の成分の和がゼロとなるよう上記条件が設定されるので、第2導体を流れる電流の影響によって第1磁気センサでの測定誤差が大きく発生することを回避することができる。
本発明の電流センサにおいては、前記第1導体及び第2導体は、前記本体に形成された第2穴をそれぞれ備え、前記第2穴によって前記本体を流れる電流が前記第2穴を挟むように位置する一対の第2電流路に分岐され、前記第2導体の第2穴の内側には第2磁気センサが配置され、前記第2磁気センサは、前記第2導体の第2電流路を流れる電流による感度軸方向の誘導磁界を検出し、前記第2磁気センサの磁界検出位置において、前記第1導体の各第2電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第1導体及び第2導体間の距離と、前記第1導体の第2穴の形状とが設定されてもよい。この構成によれば、第1磁気センサと同様にして、第2導体に設けた第2磁気センサにおいても、測定誤差が生じることを抑制することができる。
本発明の電流センサにおいては、前記第1導体及び第2導体の前記各第1穴は、前記第1導体及び第2導体に電流が流れる方向と垂直な直交方向に並んで対向し、前記第1導体及び第2導体の前記各第2穴は、前記直交方向に並んで対向しても良い。この構成によれば、第2導体を流れる電流の影響による第1磁気センサでの測定誤差をより適切に抑制することが可能になる。
本発明の電流センサにおいては、前記第2導体を第1導体と挟む位置に、それらと平行に配置された第3導体を備え、前記第3導体は、電流が流れる方向に延びる板状の本体と、前記本体に形成された第1穴及び第2穴とを備え、前記第1導体ないし第3導体は、前記本体に形成された第3穴をそれぞれ備え、前記第3穴によって前記本体を流れる電流が前記第3穴を挟むように位置する一対の第3電流路に分岐され、前記第3導体の第3穴の内側には第3磁気センサが配置され、前記第3磁気センサは、前記第3導体の第3電流路を流れる電流による感度軸方向の誘導磁界を検出し、前記第3磁気センサの磁界検出位置において、前記第2導体の各第3電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第2導体及び第3導体間の距離と、前記第2導体の第3穴の形状とが設定され、且つ、前記第1導体の各第3電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第1導体及び第3導体間の距離と、前記第1導体の第3穴の形状とが設定され、前記第2磁気センサの磁界検出位置において、前記第3導体の各第2電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第2導体及び第3導体間の距離と、前記第3導体の第2穴の形状とが設定され、前記第1磁気センサの磁界検出位置において、前記第3導体の各第1電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第1導体及び第3導体間の距離と、前記第3導体の第1穴の形状とが設定されてもよい。この構成によれば、第1ないし第3導体の3本の導体とし、それぞれに磁気センサを設けても、各磁気センサの測定誤差が発生することを回避でき、且つ、隣り合う導体の間隔を小さくして電流センサの小型化を図ることができる。
本発明の電流センサにおいては、前記第1導体及び第2導体間の距離と、前記第2導体及び第3導体間の距離とは同一に設定されてもよい。この構成によれば、第1ないし第3導体をそれぞれ適切に設置し易くすることができる。
本発明の電流センサにおいては、前記第1導体乃至第3導体の前記各第1穴は、前記第1導体乃至第3導体に電流が流れる方向と垂直な直交方向に並んで対向し、前記第1導体乃至第3導体の前記各第2穴は、前記直交方向に並んで対向し、前記第1導体乃至第3導体の前記各第3穴は、前記直交方向に並んで対向させても良い。この構成によれば、第1導体乃至第3導体の3本の導体とし、それぞれに磁気センサを設けても、各磁気センサの測定誤差が発生することをより適切に抑制することが可能となる。
本発明により、バスバ等の複数の導体を有する構成において、磁気センサの測定誤差を小さくすることができ、且つ、全体サイズの小型化を図ることができる電流センサを提供できる。
実施の形態に係る電流センサを模式的に示す斜視図である。 実施の形態に係る電流センサの正面図である。 実施の形態に係る電流センサの各バスバの側面図である。 実施の形態に係る電流センサのセンサユニットの側面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図5の構成の一部を省略した説明用断面図である。 図5の構成の一部を省略した説明用断面図である。 図5の構成の一部を省略した説明用断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 図9の構成の一部を省略した説明用断面図である。 図9の構成の一部を省略した説明用断面図である。 図9の構成の一部を省略した説明用断面図である。 実施の形態における条件を設定するために用いるグラフである。 実施の形態における条件を設定するために用いるグラフである。 変形例1における条件を設定するために用いるグラフである。 変形例1における条件を設定するために用いるグラフである。 変形例2における条件を設定するために用いるグラフである。 変形例2における条件を設定するために用いるグラフである。
本発明者らは、平行に配置された複数の導体を備えた電流センサにおいて、被測定電流が流れる導体に穴を形成し、当該穴の内側に磁気センサを配置して感度軸方向の誘導磁界を検出する場合について検討を行った。この場合、導体同士の距離を小さくすると、被測定電流とは別の電流を流す導体を流れる電流(以下、隣接電流)による誘導磁界の影響を受け、磁気センサの測定精度は低下することとなる。そこで、本発明者らは、隣接電流が流れる導体にも穴を形成し、当該穴の形状と、磁気センサの位置と、導体同士の距離との関係を工夫すれば、隣接電流によって生じる誘導磁界の影響を十分に低減しつつ、電流センサ全体の小型化を実現できるのではないかと考えた。そして、この着想に基づき本発明を完成させた。以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の電流センサを模式的に示す斜視図であり、図2は、前記電流センサの正面図である。図3は、前記電流センサの各バスバの側面図であり、図4は、センサユニットの側面図である。図1及び図2に示すように、電流センサ1は、3つの導体である第1バスバ(第1導体)11、第2バスバ(第2導体)12、及び、第3バスバ(第3導体)13を備えている。各バスバ11〜13は、Y方向に並設されており、図2中左から右に向かって順に、第1バスバ11、第2バスバ12、第3バスバ13が配設されている。
図3Aにも示すように、第1バスバ11は、電流が流れる方向(Z方向)に延びる長尺の平板形状に形成された本体11aと、本体11aに形成された方形状の第1穴11b、第2穴11c及び第3穴11dとを備えている。本体11aは、その表裏の各面がZ−X面と平行に向けられている。
前記各穴11b〜11dは、方形状に形成され、図3Aにおいて、上から下方向(Z方向)に順に、第1穴11b、第2穴11c、第3穴11dが配設されている。各穴11b〜11dのZ方向の幅は同一にそれぞれ形成されている。また、第1穴11b及び第2穴11cのZ方向距離と、第2穴11c及び第3穴11dのZ方向距離とは同一に設定されている。第2穴11cのZ方向中心部は、本体11aのZ方向中心部に一致している。各穴11b〜11dのX方向の幅寸法(以下、「X幅」と称する)は、それぞれ異なって形成されている(詳細は後に述べる)。各穴11b〜11dのX方向中心部は、本体11aのX方向中心部に一致している。
本体11aをZ方向(図3Aの上から下方向)に流れる電流は、各穴11b〜11dによって当該各穴11b〜11dのX方向両側に分岐される。この分岐された電流が通流する領域であって、第1穴11bを挟むように位置する一対の領域が第1電流路11e,11e、第2穴11cを挟むように位置する一対の領域が第2電流路11f,11f、第3穴11dを挟むように位置する一対の領域が第3電流路11g,11gとされる。
ここで、図3A〜図3Cに示すように、第2バスバ12及び第3バスバ13は、第1バスバ11に対し、下述するように各穴11b〜11dのX幅が相違する以外は、同様の構成とされる。従って、第2バスバ12では、第1バスバ11に対応する構成の符号を「11※(※はアルファベット、以下同じ)」から「12※」に変え、第3バスバ13では、「13※」に変えて、上記の相違点以外の説明を省略する。
第1バスバ11の第1穴11bのX幅は、第2バスバ12の第2穴12cのX幅と、第3バスバ13の第3穴13dのX幅と同一(W1)に設定される。第1バスバ11の第2穴11cのX幅は、第2バスバ12の第1穴12b及び第3穴12dの各X幅と、第3バスバ13の第2穴13cのX幅と同一(W2)に設定される。第1バスバ11の第3穴11dのX幅は、第3バスバ13の第1穴13bのX幅と同一(W3)に設定される。従って、第3バスバ13は、第1バスバ11のZ方向の向きを逆にした形状と同一となり、第2バスバ12は、Z方向の向きを反転しても同一、つまり、X軸を対称軸とした対称形状に形成されている。
図1及び図2に示すように、第1バスバ11の第1穴11b、第2バスバ12の第2穴12c、第3バスバ13の第3穴13dには、それぞれセンサユニット21が装着されている。図4にも示すように、各センサユニット21は、各穴11b,12c,13dに不図示の係合構造によって固定される枠状のケース22と、このケース22の内側にX−Y面と平行な状態で支持される基板23と、この基板23に配設され、感度軸方向(図5参照)がY方向と平行に設定された磁気センサ24とをそれぞれ備えている。
磁気センサ24は、センサユニット21が装着される各穴11b,12c,13dの内側であって、各バスバ11〜13の厚み間の中央部に配設されている。磁気センサ24としては、磁気検出が可能な磁気センサであれば特に限定されない。磁気センサ24としては、例えば、GMR(Giant Magneto Resistance)素子やTMR(Tunnel Magneto Resistance)素子などの磁気抵抗効果素子を用いた磁気センサ、ホール素子を用いた磁気センサなどを適用できる。
ここで、図3に示すように、第1バスバ11の第1穴11bに配設された磁気センサ24が第1磁気センサ24a、第2バスバ12の第2穴12cに配設された磁気センサ24が第2磁気センサ24b、第3バスバ13の第3穴13dに配設された磁気センサ24が第3磁気センサ24cとされる。第1磁気センサ24aは、第1バスバ11における一対の第1電流路11e,11eを通流する被測定電流により発生する磁界を検出する。第2磁気センサ24bは、第2バスバ12における一対の第2電流路12f,12fを通流する被測定電流により発生する磁界を検出する。第3磁気センサ24cは、第3バスバ13における一対の第3電流路13g,13gを通流する被測定電流により発生する磁界を検出する。なお、各磁気センサ24a〜24cのX方向の位置は、各穴11b,12c,13dのX方向中心部から所定の距離D、それぞれ離れて位置しており、一対の被測定電流により発生する誘導磁界が相殺されてゼロにならないように設定される。
図1及び図2に示すように、各バスバ11〜13のZ軸方向両側には、板状のスペーサ26がそれぞれ設けられ、当該スペーサ26によって各バスバ11〜13が一体化されている。スペーサ26は、第1バスバ11及び第2バスバ12のピッチ間隔P1と、第2バスバ12及び第3バスバ13のピッチ間隔P2とを同一に保つように各バスバ11〜13を保持している。また、各バスバ11〜13に形成された各第1穴11b、12b、13b、各第2穴11c、12c、13c、及び、第3穴11d、12d、13dは、各バスバ11〜13に電流が流れる方向と垂直な直交方向すなわちY方向にそれぞれ並んで対向される。具体的には、第2バスバ12の第1穴12bは第2バスバ12のZ−X面の表裏面において、第1バスバ11の第1穴11b、第3バスバ13の第1穴13bとY方向の向きに対向して並設される。このとき、各第1穴11b、12b、13bのX方向の中心位置は一致している。さらに、各第2穴11c、12c、13cと各第3穴11d、12d、13dもY方向の向きに各第1穴11b、12b、13bと同じように並設される。さらに、このように並設された各バスバ11〜13の各第1穴11b、12b、13bのZ方向の幅位置は、Z方向にて一致するように保持される。同様に、各バスバ11〜13の各第2穴11c、12c、13c及び各第3穴11d、12d、13dもZ方向の幅位置は、Z方向にて一致するように保持される。
次に、第1磁気センサ24aの磁界検出について図5ないし図8を参照して説明する。図5は、図1のA−A線に沿う断面図であり、図6〜図8は、図5の構成の一部を省略した説明用断面図である。
図5及び図6において、第1バスバ11に所定電流が通流されると、第1電流路11e,11eに被測定電流が印加され、図5及び図6に示す破線の方向に誘導磁界M1,M2が発生する。第1バスバ11の第1穴11bにおける第1磁気センサ24aの磁界検出位置において、誘導磁界M1,M2は、磁界ベクトルV1,V2で図示する向き及び強度となる。磁界ベクトルV1,V2の向きは、第1磁気センサ24aの感度軸方向(Y方向)と平行であって逆向きとなる。このため、第1磁気センサ24aは、第1電流路11e,11eの被測定電流に対し、各誘導磁界M1,M2間の和によって生じる磁界を検出し、その強度に応じた電気信号(例えば電圧)を出力する。
前述のように第1バスバ11に所定電流が通流されると同時に、第2バスバ12及び第3バスバ13にも所定電流が通流される。第2バスバ12にあっては、第1電流路12e,12eに印加された電流により、図5及び図7に示す破線の方向に誘導磁界M3,M4が発生する。第2バスバ12の誘導磁界M3,M4は、第1磁気センサ24aの磁界検出位置において、磁界ベクトルV3,V4で図示する向き及び強度となる(図7参照)。磁界ベクトルV3,V4の感度軸方向の成分(Y方向成分)V3a,V4aは、それぞれ同一強度であって逆向きとなるよう調整される(この調整については、後に詳述する)。従って、誘導磁界M3,M4の感度軸方向の成分V3a,V4aの和がゼロとなり、第1磁気センサ24aでは、誘導磁界M3,M4による出力が実質的にゼロとなる。
第3バスバ13にあっては、第1電流路13e,13eに印加された電流により、図5及び図8に示す破線の方向に誘導磁界M5,M6が発生する。第3バスバ13の誘導磁界M5,M6は、第1磁気センサ24aの磁界検出位置において、磁界ベクトルV5,V6で図示する向き及び強度となる(図8参照)。磁界ベクトルV5,V6の感度軸方向の成分(Y方向成分)V5a,V6aは、それぞれ同一強度であって逆向きとなるよう調整される(この調整については、後に詳述する)。従って、誘導磁界M5,M6の感度軸方向の成分V5a,V6aの和がゼロとなり、第1磁気センサ24aでは、誘導磁界M5,M6による出力が実質的にゼロとなる。
以上のように、第1磁気センサ24aの感度軸方向において、第2バスバ12の誘導磁界M3,M4及び第3バスバ13の誘導磁界M5,M6による影響を十分に低減することができる。これにより、第1磁気センサ24aは、第1バスバ11の誘導磁界M1,M2による磁気を精度良く検出でき、ひいては、第1バスバ11に通流される電流も高精度に検出することができる。
なお、第3磁気センサ24c、第3バスバ13の第3穴13d、第2バスバ12の第3穴12d、及び第1バスバの第3穴11dの位置関係は、第1磁気センサ24a、第1バスバ11の第1穴11b、第2バスバ12の第2穴12b、及び第3バスバ13の第1穴13bをX軸周りに180°回転させた位置関係と同様となる。従って、第3磁気センサ24cの磁界検出位置において、第1バスバ11の第3電流路11gによる誘導磁界の感度軸方向成分の和がゼロとなり、第2バスバ12の第3電流路12gによる誘導磁界の感度軸方向成分の和もゼロとなる。この状態で、第3磁気センサ24cは、第3バスバ13の第3電流路13gによる誘導磁界を検出し、第3バスバ13に通流される電流も検出することができる。
次いで、第2磁気センサ24bの磁界検出について図9ないし図12を参照して説明する。図9は、図1のB−B線に沿う断面図であり、図10〜図12は、図9の構成の一部を省略した説明用断面図である。
図9及び図10において、第2バスバ12に通流される所定電流によって、第2電流路12f,12fに被測定電流が印加され、図9及び図10に示す破線の方向に誘導磁界M7,M8が発生する。第2バスバ12の第2穴12cにおける第2磁気センサ24bの磁界検出位置において、誘導磁界M7,M8は、磁界ベクトルV7,V8で図示する向き及び強度となる。磁界ベクトルV7,V8の向きは、第2磁気センサ24bの感度軸方向(Y方向)と平行であって逆向きとなる。このため、第2磁気センサ24bは、第2電流路12f,12fの被測定電流に対し、各誘導磁界M7,M8間の和によって生じる磁界を検出し、その強度に応じた電気信号を出力する。
第1バスバ11に通流される所定電流によって、第2電流路11f,11fに印加された電流により、図9及び図11に示す破線の方向に誘導磁界M9,M10が発生する。誘導磁界M9,M10は、第2磁気センサ24bの磁界検出位置において、磁界ベクトルV9,V10で図示する向き及び強度となる(図11参照)。磁界ベクトルV9,V10の感度軸方向の成分(Y方向成分)V9a,V10aは、それぞれ同一強度であって逆向きとなるよう調整される(この調整については、後に詳述する)。従って、誘導磁界M9,M10の感度軸方向の成分V9a,V10aの和がゼロとなり、第2磁気センサ24bでは、誘導磁界M9,M10による出力が実質的にゼロとなる。
第3バスバ13に通流される所定電流によって、第2電流路13f,13fに印加された電流により、図9及び図12に示す破線の方向に誘導磁界M11,M12が発生する。誘導磁界M11,M12は、第2磁気センサ24bの磁界検出位置において、磁界ベクトルV11,V12で図示する向き及び強度となる(図12参照)。磁界ベクトルV11,V12の感度軸方向の成分(Y方向成分)V11a,V12aは、それぞれ同一強度であって逆向きとなるよう調整される(この調整については、後に詳述する)。従って、誘導磁界M11,M12の感度軸方向の成分V11a,V12aの和がゼロとなり、第2磁気センサ24bでは、誘導磁界M11,M12による出力が実質的にゼロとなる。
以上のように、第2磁気センサ24bの感度軸方向において、第1バスバ11の誘導磁界M9,M10及び第3バスバ13の誘導磁界M11,M12による影響を十分に低減することができる。これにより、第2磁気センサ24bは、第2バスバ12の誘導磁界M7,M8による磁気を精度良く検出でき、ひいては、第2バスバ12に通流される電流も高精度に検出することができる。
次に、上述の磁界ベクトルV3〜V6,V9〜12の感度軸方向の成分V3a〜V6a,V9a〜V12aの調整について説明する。
感度軸方向の成分V3a〜V6a,V9a〜V12aについて、本発明者らによる鋭意検討の結果、以下に述べるように各条件を設定することで、調整できることを見出した。
先ずは、距離D(図3参照)を設定し(ここでは、7mm)、各磁気センサ24a〜24cにおけるX方向の取り付け位置を決定したときに、図13及び図14のグラフに示す関係性があることを見出した。
図13のグラフは、バスバに形成された穴のX幅を複数タイプ設定してシミュレーションした結果である。図13のグラフにおいて、横軸は、磁気センサ24a〜24cの取り付け位置から、X幅を設定した穴までのY方向の移動量である。縦軸は、X幅を設定した穴を挟む一対の電流路による誘導磁界の強度を磁気センサ24a〜24cで測定し、その値を基準値に対する百分率で規格化した値である。この基準値は、穴のX幅を16mmとし、当該穴内に磁気センサ24a〜24cの磁界検出位置が位置する(横軸で示す移動量が0mmである)条件下で、磁気センサ24a〜24cによって測定される磁界の強度である。図14のグラフは、図13のグラフを、視点を変えて表したものである。図14のグラフにおいて、横軸は、図13のグラフで規格化した値(縦軸)が0%となる条件でのY方向の移動量(横軸)であり、縦軸は、穴のX幅である。
図14のグラフを見ると、横軸で約5.5mmの位置において、縦軸となる穴のX幅が約12mmとなることを見出すことができる。よって、図2に示すピッチ間隔P1,P2をそれぞれ5.5mmとする。そして、各磁気センサ24a〜24cが内部に位置する第1穴11b、第2穴12c、第3穴13dからピッチ間隔P1,P2離れた穴、つまり、第1バスバ11の第2穴11c、第2バスバ12の第1穴12b及び第3穴12d、第3バスバ13の第2穴13cのX幅となるW2(図3参照)の寸法をそれぞれ12mmとする。この結果、各磁気センサ24a〜24cにおいて、W2の寸法を12mmとした各穴11c,12b,12d,13c周りの誘導磁界による影響を抑制できることを見出した。
更に、ピッチ間隔P1,P2をそれぞれ5.5mmとしたので、第1磁気センサ24aと第3バスバ13の第1穴13bとの間隔、及び、第3磁気センサ24cと第1バスバ11の第3穴11dとの間隔はそれぞれ11mmとなる。ここで、図14のグラフを見ると、横軸で約11mmの位置において、縦軸となる穴のX幅が約23.2mmとなり、第1穴13b及び第3穴11dのX幅となるW3(図3参照)の寸法をそれぞれ23.2mmとすることを見出すことができる。この結果、第1及び第3磁気センサ24a、24cにおいて、W3の寸法を23.2mmとした各穴13b、11d周りの誘導磁界による影響を抑制できることを見出した。
ところで、各磁気センサ24a〜24cが内部に位置する第1穴11b、第2穴12c、第3穴13dのX幅を設定するにあたり、被測定電流による誘導磁界の強度が大きい方がより精度良く測定することができる。図13のグラフ中、横軸において、穴の内部を位置する0mmでは、X幅が16mmで磁界強度の規格化した値が最大となる。従って、第1穴11b、第2穴12c、第3穴13dのX幅となるW1(図3参照)の寸法をそれぞれ16mmとすることを見出すことができる。
以上のように、本実施の形態では、各磁気センサ24a〜24cが第1穴11b、第2穴12c、第3穴13dの内部に位置し、被測定電流とは別の隣接電流による誘導磁界の影響を抑制するように前記各条件を見出したので、各磁気センサ24a〜24cでの測定誤差が生じることを抑制することができる。しかも、ピッチ間隔P1,P2を前述した寸法に設定でき、各バスバ11〜13を接近させて電流センサ1のY方向のサイズを小さくすることができる。なお、上記のシミュレーションにおいて、各バスバ11〜13のX方向の全体幅W0は30mmでY方向の厚みTは2mmとした。
なお、前記実施の形態における図13及び図14のグラフで示す関係性は、一例に過ぎないものであり、各磁気センサ24a〜24cにおけるX方向の取り付け位置を変更すると、これに応じてグラフで示す値も変わったものとなる。例えば、図13及び図14のグラフの条件となった距離Dより小さい値(例えば、4.5mm)とし、前述の基準値測定用の穴のX幅を10.6mmとすると、図15及び図16のグラフに示す関係性があることを見出した(以下、「変形例1」と称する)。また、図13及び図14のグラフの条件となった距離Dより大きい値(例えば、13mm)とし、前述の基準値測定用の穴のX幅を26.6mmとすると、図17及び図18のグラフに示す関係性があることを見出した(以下、「変形例2」と称する)。
変形例1及び2では、前述した図13及び図14のグラフに示す関係性と同様の要領によって、ピッチ間隔P1,P2及び穴のX幅となるW1〜W3を導き出すことができる。
従って、ここでは、変形例1及び2において導き出した各寸法の結果だけを下記に記載し、具体的な説明は省略する。
(変形例1)ピッチ間隔P1,P2:4.5mm、W1:10.6mm、W2:6.5mm、W3:18.5mm、W0:20mm、T(図2参照):2mm
(変形例2)ピッチ間隔P1,P2:9.1mm、W1:26.6mm、W2:20mm、W3:43.4mm、W0:50mm、T(図2参照):2mm
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することができる。例えば、各バスバ11〜13に形成された穴11b〜11d、12b〜12d、13b〜13dの位置、サイズ、形状は、上記実施の形態と同様に、各磁気センサ24a〜24cで被測定電流の誘導磁界を検出できる限りにおいて、種々の変更を行ってもよい。従って、穴11b〜11d、12b〜12d、13b〜13dの位置を各バスバ11〜13のX方向中心部からずれた位置としたり、その形状を円形や、楕円形、多角形としたりしてもよい。
また、第1ないし第3バスバ11〜13のうち、いずれか1本を省略した構成として2本のバスバにより電流センサ1を構成してもよい。更に、第1ないし第3バスバ11〜13に平行に配置されるバスバを増設し、4本以上のバスバにより電流センサ1を構成してもよい。この場合、各バスバの穴内に磁気センサ24を設け、当該磁気センサ24に隣接電流として影響し得る誘導磁界を発生するバスバに対し、上記実施の形態のように穴を形成すればよい。
また、磁気センサ24は、全てのバスバに設けなくてもよく、電流の測定が要求されるバスバだけに設けるようにしてもよい。
以上のように、上記実施の形態における各構成要素の配置、大きさなどは適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明は、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することができる。
本発明の電流センサは、例えば、インバータにおける電流の大きさを検知するために用いることが可能である。
1 電流センサ
11 第1バスバ(第1導体)
11a,12a,13a 本体
11b,12b,13b 第1穴
11c,12c,13c 第2穴
11d,12d,13d 第3穴
11e,12e,13e 第1電流路
11f,12f,13f 第2電流路
11g,12g,13g 第3電流路
12 第2バスバ(第2導体)
13 第3バスバ(第3導体)
24a 第1磁気センサ
24b 第2磁気センサ
24c 第3磁気センサ
M1〜M12 誘導磁界

Claims (6)

  1. 平行に配置された第1導体及び第2導体と、前記第1導体に設けられた第1磁気センサとを備えた電流センサにおいて、
    前記第1導体及び第2導体は、電流が流れる方向に延びる板状の本体と、前記本体に形成された第1穴とをそれぞれ備え、前記第1穴によって前記本体を流れる電流が前記第1穴を挟むように位置する一対の第1電流路に分岐され、
    前記第1磁気センサは、前記第1導体の第1穴の内側に配置されるとともに、前記第1導体の第1電流路を流れる電流による感度軸方向の誘導磁界を検出し、
    前記第1磁気センサの磁界検出位置において、前記第2導体の各第1電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第1導体及び第2導体間の距離と、前記第2導体の第1穴の形状とが設定されることを特徴する電流センサ。
  2. 前記第1導体及び第2導体は、前記本体に形成された第2穴をそれぞれ備え、前記第2穴によって前記本体を流れる電流が前記第2穴を挟むように位置する一対の第2電流路に分岐され、
    前記第2導体の第2穴の内側には第2磁気センサが配置され、前記第2磁気センサは、前記第2導体の第2電流路を流れる電流による感度軸方向の誘導磁界を検出し、
    前記第2磁気センサの磁界検出位置において、前記第1導体の各第2電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第1導体及び第2導体間の距離と、前記第1導体の第2穴の形状とが設定されることを特徴する請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記第1導体及び第2導体の前記各第1穴は、前記第1導体及び第2導体に電流が流れる方向と垂直な直交方向に並んで対向し、
    前記第1導体及び第2導体の前記各第2穴は、前記直交方向に並んで対向していることを特徴とする請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記第2導体を第1導体と挟む位置に、それらと平行に配置された第3導体を備え、
    前記第3導体は、電流が流れる方向に延びる板状の本体と、前記本体に形成された第1穴及び第2穴とを備え、
    前記第1導体ないし第3導体は、前記本体に形成された第3穴をそれぞれ備え、前記第3穴によって前記本体を流れる電流が前記第3穴を挟むように位置する一対の第3電流路に分岐され、
    前記第3導体の第3穴の内側には第3磁気センサが配置され、前記第3磁気センサは、前記第3導体の第3電流路を流れる電流による感度軸方向の誘導磁界を検出し、
    前記第3磁気センサの磁界検出位置において、前記第2導体の各第3電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第2導体及び第3導体間の距離と、前記第2導体の第3穴の形状とが設定され、且つ、前記第1導体の各第3電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第1導体及び第3導体間の距離と、前記第1導体の第3穴の形状とが設定され、
    前記第2磁気センサの磁界検出位置において、前記第3導体の各第2電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第2導体及び第3導体間の距離と、前記第3導体の第2穴の形状とが設定され、
    前記第1磁気センサの磁界検出位置において、前記第3導体の各第1電流路を流れる電流による誘導磁界の前記感度軸方向の成分の和がゼロとなるように、前記第1導体及び第3導体間の距離と、前記第3導体の第1穴の形状とが設定されることを特徴する請求項2に記載の電流センサ。
  5. 前記第1導体及び第2導体間の距離と、前記第2導体及び第3導体間の距離とは同一に設定されることを特徴する請求項4に記載の電流センサ。
  6. 前記第1導体乃至第3導体の前記各第1穴は、前記第1導体乃至第3導体に電流が流れる方向と垂直な直交方向に並んで対向し、
    前記第1導体乃至第3導体の前記各第2穴は、前記直交方向に並んで対向し、
    前記第1導体乃至第3導体の前記各第3穴は、前記直交方向に並んで対向していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電流センサ。
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