JP6115810B2 - スタジオ用警報装置およびスタジオ装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、テレビスタジオ等に用いられ、人に対し警報を発するためのスタジオ用警報装置およびスタジオ装置に関する。


一般に、テレビスタジオ等のスタジオ装置は、図4の平面図に代表して示すように、壁面には、白い壁で構成されたホリゾント面Hが建てられ、このホリゾント面に上下方向からローホリゾントライトLで照明を当てることによって、例えば、夜明けから夕暮れまでの空の変化を印象的に連続再現したり、地と空の渾然とした無限の光空間を創ることなどが行われている。
また、これら照明装置、特に下から照明を行うためのローホリゾントライトLは、画面から無くすことが必要で、ホリゾント面HとフロアFとの境界には、これら照明装置等を収納するための堀、すなわち、ロアーホリゾントピットPが形成されている。このロアーホリゾントピットPは、スタジオ内の壁の略1/2を囲むように設けられたホリゾント面Hに沿って、フロアFから一段低く掘ってある。このロアーホリゾントピットPの深さは、照明装置等の機械類を完全に収納できる幅と深さが必要で、例えば、幅約1.0m、深さ約0.6m、場合によっては、照明装置を2段にして設置することもあり、深さは1m程度に形成される。
そして、ロアーホリゾントピットPの中からローホリゾントライトLによって光を照射することで、スタジオ内が暗くなった状態でフロアFと壁、すなわち、ホリゾント面Hが一体化した無限の光空間等を創りだすことができる。
特開2003−135868号公報 特開2004−162494号公報 実開平2−80896号公報
しかし、スタジオでの撮影は、通常必要のない箇所は暗くなっており、スタッフや出演者が誤ってこのロアーホリゾントピットPに落下する虞がある。ロアーホリゾントピットP内には、ローホリゾントライトLや他の効果器具、配線関係の機材等が置かれており、落下した場合には怪我をしたり、器具を破損したりする事故が発生する虞がある。
従来は、これら事故を防止するために、ロアーホリゾントピットPとフロアFとの境の縁部を盛り上げる手段もあったが、盛り上げた箇所を跨いでしまったり、逆につまずいてしまう虞がある。また、ポールなどを必要に応じて立てて、チェーンやバンドなどでガイドする方法もあるが、ポール等は本番では撮影の邪魔になる箇所を倒さなければならない。また、例えチェーンやベルトがあっても、暗いスタジオでは上方にあるセットなどに気をとられていると、場合によっては乗り越えて落下する虞もある。
これらの問題を解決するためには、ロアーホリゾントピットPに近づく前に危険を伝えることが必要であり、危険警告エリアに入ったことで警報するためには、カーテンセンサやエリアセンサを設置する方法がある。しかし、スタジオ内のセットは、ロアーホリゾントピットPの近くまで建てることもあり、セット変更の都度センサの検知領域を調整する必要があり、煩雑な作業となり現実的ではない。また、ホリゾント面Hは、通常、境界が見えないように、カーブを描いてスタジオの大半を囲んでいる場合が多く、センサを設置する場所が難しい問題もある。
また、監視カメラを使う方法もセットの位置により、機能しなかったり、台数を増やしたりしなければならない。また、システムも高価になってしまう。人感センサを使う方法は移動体の熱源を利用しているため、さまざまな熱源のあるスタジオでは頻繁に誤動作してしまう可能性がある。
また、警報の方法も、危険感知箇所のライトを付けて光で警報する方法があるが、どちらを向いているか判らない対象者に対して、本番やリハーサル中など、どこに警報照明がされているか判らない状態であり、有効な警報照明をするのは難しい。警報音を出す方法もあるが、ブザーなどではその音が何の警報音であるか知らない場合には効果が無い、まして、本番やリハーサル中など色々な音が出ているときには尚更である。また、スタジオの広い範囲に伝わる警報照明や警報音では、収録や本番を止めてしまう虞がある。
さらに、スタジオには、不慣れな一般見学者が入ることもあり、ロアーホリゾントピットPへ一般者が落下する虞もある。また、一般見学者においては、知らずにスタジオ内のセットに近づき、セットを倒したり破損させたりする虞もあることから、人が、特に一般見学者がセットに近付けないようにするための警報も行う必要がある。このため、スタジオにおいては、ロアーホリゾントピットPへの落下を防止するための警報を行うとともに、セット等へ近付けないようにするための警報を如何に簡単な手段によって実現するかが重要な課題となっている。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたもので、簡単な手段によって、警報を行うことが
可能なスタジオ用警報装置およびスタジオ装置を提供しようとするものである。
本発明の実施形態におけるスタジオ用警報装置は、本体と報知手段を具備する。本体は、
可撓性を有する平板状をなし、ホリゾント面を有するスタジオのロアーホリゾントピットに対し、その可撓性を利用して出し入れ可能に設けられる。報知手段は、本体に設けられ警報を発する。
本発明によれば、簡単な手段で、警報を行うことが可能なスタジオ用警報装置およびスタジオ装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態で、落下防止警報装置としてのスタジオ用警報装置を設置した状態のスタジオ装置を示し、(a)はスタジオ用警報装置をロアーホリゾントピットから引き出した状態を示す断面図、(b)はスタジオ用警報装置をロアーホリゾントピットに落とし込んだ状態を示す断面図。 同じくスタジオ用警報装置を示し、(a)は正面図、(b)は下面図。 同じくスタジオ用警報装置の回路ブロック図。 同じくスタジオ装置の平面図。 同じくスタジオ用警報装置を設置した状態のスタジオ装置の一部を示す平面図。 同じくスタジオ用警報装置の変形例を示す正面図。 本発明の第2実施形態であるスタジオ用警報装置を示し、(a)は正面図、(b)は回路ブロック図。
以下、本発明の実施形態について図に従い説明する。
実施形態1
本実施形態は、本発明における落下防止警報装置としてのスタジオ用警報装置10を構成するもので、図1に示すように、人が落下する虞のある段の内部および人が進入する段の縁部の間に、すなわち、スタジオのロアーホリゾントピットPの内部およびフロアの縁部の間に対し、出し入れ可能に設けられた本体11と、本体に設けられ、本体内部若しくは外部からの報知情報に応じて警報を発する報知手段15、16等で構成される。
本体11は、図2に示すように、合成樹脂やゴム等の電気絶縁性を有し、かつ一定の剛性を有する柔軟性素材からなるシート11aで構成する。このシート11aは、矩形状、本実施形態では約1.8m程度の正方形をなす厚さ約5mm程度の平板状に構成される。
電源部13は、図3に示すように、報知手段15、16の制御を行う制御部13aと報知情報の送信、受信を行う送受信部13bで構成する。この電源部13は、図2に示すように、電気絶縁性を有し、かつ一定の剛性を有する合成樹脂で、細く長い箱体に構成されたケース体13c内に収納され、シート11aの一辺、図2(a)において左方の辺に設けられる。
センサ14は、細く長いテープ状のスイッチやテープ状をなす複数の圧力センサで構成され、シート11aの上面に対し一定の略等しい間隔を有してそれぞれが配設される。このセンサ14は、人が足を踏むことによって、その圧力を検知して報知情報を生成する。
スピーカ15は、本実施形態の報知手段を構成するもので、センサ14の報知情報に応じて警報音を発生するための薄型のスピーカで構成される。このスピーカ15は、図2に示すように、電気絶縁性を有し、かつ一定の剛性を有する合成樹脂で、細く長い箱体に構成されケース体15a内に収納され、シート11aの一辺、図2(a)において右方の辺に設けられる。また、ケース体15aの長手方向上面の略中央部分に、出し入れ用の取手15bが設けられる。
上記のように、電源部13を収納したケース体13cとスピーカ15を収納したケース体15aは、それぞれの底面がシート11aの両辺の上面に対し、接着剤やねじ等の固定手段によって強固に取り付けられる。そして、スピーカ15を収納したケース体15aは、図2(b)の下面図に示すように、シート11aの上面から突出して設けられ、後述するローホリゾントピットPに設けられたガイドバーG(図1)に係止するための係止部15cを構成している。
発光体16は、上記スピーカ15とともに、本実施形態の報知手段を構成し、センサ14の報知情報に応じて光を放射するもので、例えば、細く長いテープ状のLEDや有機ELで構成されている。この複数の発光体16は、上記のように、略一定の間隔を有して配設された複数のセンサ14の間に配設される。
これらテープ状のセンサ14と発光体16は、シート11aの表面に対し、接着剤やねじ等の固定手段によって強固に取り付けられる。これにより、本体11は、複数のセンサ14と発光体16が交互に設けられた上面において、センサ14と発光体16の境目が折れ線となった鎧戸状に形成され、シート11aが柔軟性を有していることと相まって、全体として可撓性を有する平板状をなすように構成される。
なお、図2中17は永久磁石で構成されたストッパーで、シート11aに配設されたセンサ14のシート11aの両端から突出した部分に、接着剤やねじ等の固定手段によって強固に取り付けられている(電源部13のケース体13c、発光体16、スピーカ15のケース体15aに対しても設けてもよい。)。この複数個のストッパー17は、後述するロアーホリゾントピットPに設けられた鉄製のガイドバーG(図1)に吸着することによって、本体11を引き出した際に、目的とする所定の位置に停止させることができる。
上記に構成されたスタジオ用警報装置10は、図3の回路ブロック図に示すように、電源Eに接続された制御部13aと送受信部13bからなる電源部13、センサ14、報知手段であるスピーカ15および発光部16を有する。電源Eとしては、限定されるものではないが、人が踏む可能性があることから低圧の直流電源であることが好ましい。
制御部13aは、マイクロコンピュータ等で構成され、センサ14から送受信部13bに伝送された検知信号、すなわち、人が指定エリアに入ったことの報知情報に基づき警報音を出すための警報信号や警報光を発光させるための警報信号を生成して送受信部13bに伝送する。
送受信部13bは、制御部13aで生成された警報信号を、報知手段であるスピーカ15と発光体16に伝送する。そして、スピーカ15は、伝送された警報信号に基づき所定の警報音を発し、発光体16は、伝送された警報信号に基づき所定の警報光で発光する。
また、送受信部13bは、スタジオの中央制御室Cと有線または無線で接続され、制御部13aの制御状態を中央制御室Cに伝送するとともに、中央制御室Cからの報知情報によって制御部13aの遠隔制御が行われる。これにより、本実施形態のスタジオ用警報装置10は、本体11内部のセンサ14と外部の中央制御室Cからの報知情報に応じて、音や光によって警報を発することができる。また、中央制御室Cと有線で接続する場合には、併せて電源Eを供給するための電線を中央制御室Cから電源部13に配線するようにしてもよい。
次に、上記に構成されたスタジオ用警報装置を設置したスタジオ装置の構成につき説明する。
本実施形態のスタジオ装置は、テレビ用のスタジオ装置20を構成したもので、図4のスタジオ平面図に代表して示すように、壁Aの約1/2にわたってホリゾント面Hが建てられ、ホリゾント面Hの手前に、ホリゾント面に沿い略平行してロアーホリゾントピットPが掘られている。
そして、ロアーホリゾントピットP内には、多数のローホリゾントライトLがフロアFから見えないように並べられ、下方からホリゾント面に向かって光が放射されるように構成されている。このスタジオ装置20は、例えば、縦が約19m、横が15mの広さに構成され、ロアーホリゾントピットPの幅が約1m、深さが約0.5mに形成されている。
上記に構成されたスタジオ装置20に、上述した本実施形態のスタジオ用警報装置10が設置される。すなわち、人が落下する虞のある段の内部および人が進入する段の縁部の間に、本実施形態では、図4、図5に示すように、ロアーホリゾントピットPの内部およびフロアFの縁部の間に対し、本体11が出し入れ可能に設けられてスタジオ装置が構成される。
本実施形態では、ロアーホリゾントピットPの縁部、すなわち、ホリゾント面Hの反対側のロアーホリゾントピットPの縁部に沿って、多数のスタジオ用警報装置10が連接して設置される。そして、図1に示すように、ロアーホリゾントピットPの縁部には、鉄製のアングルからなるガイドバーGがフロアFから隙間tを有して設置されている。この隙間tの寸法は、スタジオ用警報装置10の平板状の本体11を差し込むことができるように形成され、鎧戸状の可撓性を有する本体11がその可撓性を利用して、折り曲げられながらロアーホリゾントピットPの縁部からピットの内部、すなわち、底に向かってスライドしながら落とし込まれる。
この際、本体11のケース体15aに設けられた係止部15cが、ガイドバーGの内面側に係止してストッパーの役目をなし(図1(b))、本体11全体がロアーホリゾントピットP内に落下しない。この状態で本体11は、フロアFから見えないようにロアーホリゾントピットP内に収納される。また、ケース体15aに設けられた取手15bによって、本体11を引き出すことができる(図1(a))。この際、センサ14の両端に設けられた永久磁石からなる複数のストッパー17が、鉄製のガイドバーGの内面側に対し、その都度吸着するので、必要な長さにしたところで手を離せば、本体11を必要な所定の位置に自動的に停止させることができる。さらに引き出すことによって取り外すこともできる。これにより、都度倉庫から出して電源に接続することがなく、設置や収納の手間を省き非常に便利であるとともに、スタジオのセットに応じた種々のエリアの警報を行うことが可能となる。
上記のようにして、本体11は、ロアーホリゾントピットPに対し、その可撓性を利用してスライドすることにより出し入れが可能で、かつ取り外しが可能になるように設けられる。なお、図5中、Sは、フロアFの奥に設置されたセット(大道具)である。
次に、上記のスタジオ装置に設置されたスタジオ用警報装置の作動を説明する。
先ず、本番の前に本実施形態のスタジオ用警報装置10を設置する。設置に際しては、予め決められた手順に従って、人が落下する虞のある段の内部および人が進入する段の縁部の間に、すなわち、本実施形態では、ロアーホリゾントピットPの縁部に設置するスタジオ用警報装置10を選び、本体11のケース体15aに設けられた取手15bによって、ロアーホリゾントピットPから引き出す。この際、図5に示すように、セットSを設置した場所等においては、セットSの邪魔にならないように、本体11を途中まで引き出す(図5中、10−1で示す状態)。このとき、引き出した位置で手を離せば、永久磁石からなるストッパー17とガイドバーGの吸着によって、本体11を自動的に所定の位置に停止させることができ、引き出し操作を簡単に行うことができる。また、必要のない場所等においては、本体11を引き出さずに、ロアーホリゾントピットP内に落とし込んだままにする(図5中、10−2で示す状態)。そして、引き出された本体11に対し、電源を投入する。
そして、スタッフや出演者が、ロアーホリゾントピットPの存在に気がつかず、万一、ロアーホリゾントピットPに近づいてきて、本体11を足で踏むと、センサ14がその圧力を検知して検知信号、すなわち、人が指定エリアに入ったことの報知情報を、送受信部13bを介して制御部13aに伝送する。
制御部13aは、この報知情報を基に警報音を出すための警報信号や警報光を発光させるための警報信号を生成し、送受信部13bを介して、報知手段であるスピーカ15と発光体16に伝送する。そして、スピーカ15は、伝送された警報信号に基づき所定の警報音、本実施形態においては、「止まってください。危険です。」と「注意。ホリピットがあります。」の音声を順番に繰り返して発し、指定エリアに入り危険であることを、その場所の足元で警報する。
さらに、同時に、発光体16は、伝送された警報信号に基づき所定の警報光、本実施形態では、「赤色光の短時間点滅」を繰り返して発光し、指定エリアに入り危険であることを、その場所の足元で、上記音声とともに警報する。これにより、音声と光によって危険であることの警報を発することができ、ロアーホリゾントピットPへの落下を防止することが可能になる。この場合、音声の音量は、踏んだ人が聞こえる程度にすることが好ましい。
また、一般見学者がいる場合においては、図5に一例を示すように、セットSの手前に、本実施形態のスタジオ用警報装置10を複数枚敷き詰めるように設置する(図5中、10−3で示す)。これにより、一般見学者が誤ってセットSに近づき、本体11を足で踏み人が指定エリアに入ると、上記同様にして、例えば、スピーカ15から「注意。セットがあります。」の音声を繰り返し発し、また発光体16では「青色光の短時間点滅」を繰り返して発光するようにして、指定エリアに入り注意する必要があることを、その場所の足元で警報する。これにより、音声と光によって注意を喚起する警報を発することができ、人がセットSに接触して倒したり破損を防止することが可能になる。
この際、スタジオ用警報装置10は、ロアーホリゾントピットPに対し、出し入れができるように設置されているので、ロアーホリゾントピットPに設置されたものを引き出してセットSの注意喚起用に使うこともでき、都度倉庫から出して電源に接続することがなく非常に便利である。これにより、本実施形態のスタジオ用警報装置10は、ロアーホリゾントピットP以外の場所に移動させることで、他の場所における警報を行うこともでき、非常に便利である。
また、本実施形態において、送受信部13bは、スタジオの中央制御室Cと有線または無線で接続されているので、制御部13aの制御状態が中央制御室Cに伝送され、別室の中央制御室Cでスタジオ内の状況を確認したり、監視をすることができる。このため、時と場合によって、発光状態、音声内容、表示文字等を適切に切り替えることが可能になる。また、例えば、スタジオ内の危険な場所若しくは注意喚起が必要な場所が判明するので、スタジオ内のスタッフに対して中央制御室Cから危険や注意喚起の情報を伝達して、事故を未然に防ぐことが可能になる。
また、中央制御室Cからの報知情報によって、制御部13aの遠隔制御を行うこともでき、ロアーホリゾントピットPに予め設置された複数のスタジオ用警報装置10における設置作業が自動的に行われる。例えば、本体11を引き出すもの、途中まで引き出すもの、さらに引き出さないもの等を中央制御室Cで選択し、自動的に、その状態に設置することも可能になる。さらには、警報情報の音声内容、発光状態、さらには、表示状態等を適切に切り替えることも可能になる。
以上、本実施形態において、報知手段である発光体16は、発光面をディスプレイで構成してもよい。すなわち、図6に示すように、本体11は、上記同様にして、柔軟性素材からなるシート11aで構成し、さらに、発光体16は、柔軟性を有する高輝度ディスプレイ30で構成し、シート11aの上面に接着剤やねじ等の固定手段によって強固に固定し、本体11全体が可撓性を有する平板状をなすように構成する。そして、例えば、「危険」という赤色等の文字をディスプレイ30に表示するように構成する。この場合、センサ14は、圧力センサを発光面にマトリックス状に配置して構成するとよい。これにより、発光面を一面で発光させたり、ブロック状に発光させたりするようにしてもよい。さらに、上記のような音と光による警報と組み合わせて構成することによって、「音・光・文字」により、一層、確実な警報を行うようにしてもよい。これにより、スタジオの本番中の騒音の中でも危険や注意を、さらに察知し易くなる。
また、本体11をロアーホリゾントピットPから引き出した距離を感知する装置を設けることによって、足を踏み入れた場所で、ロアーホリゾントピットPに近い場合は、例えば、赤色で「危険。止まれ。」、少し離れた場所では、例えば、黄色で「注意」など、発光色や明るさ等を変えたり、音を変えたりするようにしてもよい。これにより、警報装置が作動しても、収録や本番にできるだけ影響を与えないようにすることが可能になる。
また、制御部13aで、発光、音声、文字等を制御するようにすれば、その場に応じた警報を行うことが可能になる。さらには、発光状態を選択することによって、照明の演出に使用することも可能になる。
また、本実施形態では、本体11内部に設けられたセンサ14および本体外部の中央制御室Cからの報知情報に応じて警報を発するように構成したが、本体内部のセンサ14のみ、または、中央制御室Cからの報知情報のみによって、落下防止警報装置、すなわち、スタジオ用警報装置を構成したものであってもよい。
実施形態2
本実施形態は、可撓性を有する平板状をなし、人が落下する虞のある段の内部および人が進入する段の縁部の間に、その可撓性を利用して出し入れ可能に設けられた本体と、本体に設けられ警報を発する報知手段により落下防止警報装置を構成したものである。
より具体的には、可撓性を有する平板状をなし、ホリゾント面を有するスタジオのロアーホリゾントピットに対し、その可撓性を利用してスライドすることにより出し入れ可能に設けられた本体と、本体に設けられ警報を発する報知手段によりスタジオ用警報装置を構成したものである。
換言すれば、実施形態1におけるセンサ14、スピーカ15、電源部13の送受信部13bを搭載しないで構成したスタジオ用警報装置10を構成したもので、以下、図7に実施形態1と同一部分に同一符号を付し、詳細は省略して説明する。
すなわち、図7(a)に示すように、本体11は、実施形態1と同様に、柔軟性素材からなるシート11aで構成され、電源部13は、制御部13aのみによって構成し、制御部13aは、各種の警報光を出すための信号を生成する。
発光体16は、本実施形態の報知手段を構成し、例えば、細く長いテープ状のLEDや有機ELで構成され、この複数の発光体16が本体11の上面に配設され、制御部13aで生成される警報光の信号に応じて、例えば、「赤色の点滅光」を放射する。
テープ状の発光体16は、シート11aの表面に対し、接着剤やねじ等の固定手段によって強固に取り付けられる。これにより、本体11は、複数の発光体16の境目が折れ線となった鎧戸状に形成され、シート11aが柔軟性を有していることと相まって、本体11が全体として可撓性を有するように構成される。
上記に構成された落下防止警報装置、すなわち、スタジオ用警報装置10は、図7(b)の回路ブロック図に示すように、電源Eに接続された制御部13aからなる電源部13と発光体16で構成され、制御部13aで生成された警報光の信号を発光体16に伝送する。そして、発光体16は、伝送された信号に基づき所定の警報光で発光する。
上記に構成された本実施形態のスタジオ用警報装置10は、実施形態1と同様にして、ロアーホリゾントピットPやセットSに対し配設されてスタジオ装置が構成される。これにより、ロアーホリゾントピットPとセットSの手前側が、スタジオ用警報装置10によって赤色に点滅するので、スタジオ内の人は、危険であることや近づいてはいけないことがわかり、ロアーホリゾントピットPへの落下やセットSを倒したり破損したりすることが防止される。
本実施形態によれば、本体は可撓性を有しているので、実施形態1と同様に、ロアーホリゾントピットPへ設置することも可能になり、さらに、ロアーホリゾントピットPに設置したものを利用して、セットS等への警報装置にそのまま使用することができ、便利なスタジオ用警報装置10を提供することが可能になる。さらに、本体11は可撓性を有しているので、多少凸凹があるフロア面等に対しても柔軟に対応して設置することができ、自由に折り曲げて使用することができることから、一層、便利なスタジオ用警報装置10を提供することが可能になる。
また、本実施形態において、実施形態1の図6に示すように、「危険」等の文字を表示するようにしてもよい。さらに、報知手段として実施形態1と同様に、スピーカを設け、音声によって警報を行うようにしてもよい。この場合、スタジオの収録等に影響が出ないように、足元で聞こえるような小さな音で警報を発するように構成するとよい。以上、その他の構成・作動・作用効果・変形例等は、実施形態1と同様である。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の各実施形態に限定されることなく、例えば、実施形態1と実施形態2の落下防止警報装置、すなわち、スタジオ用警報装置を組み合わせてスタジオ装置を構成するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
10 落下防止警報装置としてのスタジオ用警報装置
11 本体
14 センサ
15、16 報知手段
20 スタジオ装置
H ホリゾント面
P ロアーホリゾントピット
F フロア

Claims (3)

  1. 可撓性を有する平板状をなし、ホリゾント面を有するスタジオのロアーホリゾントピット
    に対し、その可撓性を利用して出し入れ可能に設けられた本体と;
    本体に設けられ警報を発する報知手段と;
    を具備していることを特徴とするスタジオ用警報装置。
  2. 前記報知手段は、本体に設けられた足を踏むことによって報知情報を生成するセンサによ
    って警報を発するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のスタジオ用警報装置。
  3. ホリゾント面と;
    ホリゾント面とフロアとの境に設けられたロアーホリゾントピットと;
    ロアーホリゾントピットに出し入れ可能に設けられた請求項1または2に記載のスタジオ
    用警報装置と;
    を具備していることを特徴とするスタジオ装置
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