JP6115482B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の制御対象の制御に用いる制御プログラムを書き換え可能な電子制御装置に関する。
従来、記憶内容の書き換えが可能な不揮発性メモリに制御プログラムを記憶する電子制御装置において、制御プログラムの書き換えに要する時間を短縮するために、外部装置で圧縮された書換データを受信するものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−163180号公報
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、圧縮によるデータ低減量が書換データの内容によっては少なくなり、制御プログラムの書き換えに要する時間を短縮する効果が小さくなる場合があるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、制御プログラムの書き換えに要する時間を短縮することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の電子制御装置は、不揮発性メモリと、第1受信手段と、第2受信手段と、書換手段とを備える。
まず不揮発性メモリは、記憶内容の書き換えが可能であり、所定の制御対象を制御するための制御プログラムを記憶する。
そして第1受信手段は、不揮発性メモリに記憶された制御プログラムの内容を書き換えるための第1書換データを第1通信線を介して外部から受信する。また第2受信手段は、不揮発性メモリに記憶された制御プログラムの内容を書き換えるためのデータであり第1書換データとは異なる第2書換データを、第1通信線とは異なる第2通信線を介して外部から受信する。
そして書換手段は、少なくとも、第1受信手段により受信した第1書換データと、第2受信手段により受信した第2書換データとを不揮発性メモリに書き込むことにより、不揮発性メモリに記憶された制御プログラムの内容を書き換える。
このように構成された電子制御装置では、制御プログラムの内容を書き換えるための第1書換データと、制御プログラムの内容を書き換えるための第2書換データとを、互いに異なる通信線を介して同時に受信することができる。このため、本発明の電子制御装置は、1つの通信線を介して第1書換データと第2書換データを順次受信する場合よりも、制御プログラムの内容を書き換えるためのデータを受信するのに要する時間を短縮することができる。これにより、本発明の電子制御装置は、制御プログラムの書き換えに要する時間を短縮することができる。
ECU1の構成を示すブロック図である。 分割処理を示すフローチャートである。 プログラム送信処理を示すフローチャートである。 受信処理を示すフローチャートである。 書換処理を示すフローチャートである。 プログラム書換動作を説明するためのブロック図である。 プログラム書換装置3とエンジンECU2の動作を示すシーケンス図である。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の車載通信システム1は、図1に示すように、車両のエンジンを制御する電子制御装置(Electronic Control Unit)2(以下、エンジンECU2という)と、プログラムの書き換えを行うためのプログラム書換装置3とを備える。
エンジンECU2とプログラム書換装置3は、車両に搭載されている通信線4,5,6を介して互いにデータ通信可能に接続される。また通信線4,5,6には、プログラム書換装置3を通信線4,5,6に対して着脱可能とするためのコネクタ7が設けられている。
エンジンECU2は、車両に搭載され、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)11と、フラッシュROM12と、通信回路13,14,15とを備える。
フラッシュROM12は、記憶内容を書き換え可能な不揮発性メモリであり、マイコン11がエンジンを制御するために実行する制御プログラムPG1を記憶する。
通信回路13,14,15はそれぞれ、例えばCAN(Controller Area Network)通信プロトコルに従い、車両に搭載されている他のECU(不図示)との間で通信線4,5,6を介してデータの送受信を行う。また通信回路13,14,15はそれぞれ、コネクタ7を介してプログラム書換装置3に接続された場合に、プログラム書換装置3の通信回路23,24,25との間でデータの送受信を行う。なお本実施形態では、通信線4,5,6を介した通信の通信速度はそれぞれ、500kbps,250kbps,500kbpsである。
マイコン11は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどから構成されている。そしてマイコン11は、フラッシュROM12に記憶された制御プログラムPG1に基づいて、エンジンを制御するための処理を実行し、車両に取り付けられた電気負荷(インジェクタ等)を制御するための制御信号を出力する。
また、マイコン11のRAMには、受信バッファBF1,BF2,BF3が設けられている。受信バッファBF1,BF2,BF3はそれぞれ、通信回路13,14,15が受信したデータを一時的に記憶するための記憶領域である。
プログラム書換装置3は、マイコン21と、操作部22と、通信回路23,24,25を備える。
マイコン21は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどから構成されている。そしてマイコン21は、エンジンECU2の制御プログラムPG1を書き換えるための処理を行う。
操作部22は、プログラム書換装置3の使用者(通常は、エンジンECU2の制御プログラムを書き換える作業者)からの外部操作による指令を入力するためのものである。操作部22は、制御プログラムの書き換えを指示するために予め設定された書換開始操作が操作部22に対して行われると、その旨を示す書換開始信号を出力する。
通信回路23,24,25はそれぞれ、コネクタ7を介してエンジンECU2に接続された場合に、エンジンECU2の通信回路13,14,15との間でデータの送受信を行う。
またプログラム書換装置3は、エンジンECU2へ送信する新たな制御プログラムPG2(以下、新制御プログラムPG2ともいう)が記憶された記憶媒体26を着脱可能に接続するコネクタ(不図示)を備えている。そしてプログラム書換装置3は、記憶媒体26がコネクタを介して接続されている場合に、マイコン21と記憶媒体26との間でデータの入出力が可能に構成されている。
次に、プログラム書換装置3が実行する分割処理の手順を説明する。分割処理は、操作部22からの上記書換開始信号がマイコン21に入力すると開始される処理である。
この分割処理が実行されると、プログラム書換装置3のマイコン21は、図2に示すように、まずS10にて、新制御プログラムPG2を分割する処理を行う。具体的には、新制御プログラムPG2を構成するデータについて、通信回路23,24,25が分担してエンジンECU2へ送信する部分を、通信回路23,24,25の通信速度に基づいて、通信速度が大きいほど送信データ量が多くなるように決定する。
本実施形態では、通信回路23,24,25の通信速度はそれぞれ、500kbps,250kbps,500kbpsである。すなわち、通信回路23,25の通信速度は通信回路24の2倍である。このため、S10では、新制御プログラムPG2のサイズがNバイト(Nは整数)であるとすると、新制御プログラムPG2における{(2×N)/5}バイト分の領域が通信回路23,25のそれぞれに割り当てられ、(N/5)バイト分の領域が通信回路24に割り当てられる(図6を参照)。以下、新制御プログラムPG2のうち、通信回路23,24,25に割り当てられた部分を、分割プログラムDP1,DP2,DP3という(図6を参照)。
そしてS20にて、通信回路23,24,25のそれぞれに対して、新制御プログラムPG2についてS10で割り当てられた部分(すなわち、分割プログラムDP1,DP2,DP3)の送信を指示するプログラム送信命令を出力し、分割処理を終了する。
次に、通信回路23,24,25が新制御プログラムPG2をエンジンECU2へ送信する処理(以下、プログラム送信処理という)の手順を説明する。プログラム送信処理は、マイコン21からの上記プログラム送信命令が通信回路23,24,25に入力すると開始される処理である。
以下、通信回路23,24,25を代表して、通信回路23が実行するプログラム送信処理を説明する。
このプログラム送信処理が実行されると、通信回路23は、図3に示すように、まずS110にて、新制御プログラムPG2の書き込みを要求する書込要求をエンジンECU2へ送信する。
その後S120にて、分割プログラムDP1から、未送信のデータを、予め設定された送信データ量分(フラッシュROM12への書き込み単位(本実施形態では256バイト)の倍数)抽出する。
そしてS130にて、全体サイズと書込先アドレスと書込サイズが記述された書込データ送信通知をエンジンECU2へ送信する。全体サイズは、分割プログラムDP1の全体のデータ量を示す。書込先アドレスは、S110で抽出したデータをフラッシュROM12へ書き込むときの先頭アドレスを示す。書込サイズは、上記の送信データ量を示す。
さらにS140にて、S120で抽出したデータを書込データとして送信し、S150にて、分割プログラムDP1の全データを送信したか否かを判断する。ここで、全データを送信していない場合には(S150:NO)、S160にて、通信回路13から書込完了通知(後述)を受信したか否かを判断する。
ここで、書込完了通知を受信していない場合には(S160:NO)、S160の処理を繰り返すことにより、書込完了通知を受信するまで待機する。そして、書込完了通知を受信すると(S160:YES)、S120に移行する。
またS150にて、分割プログラムDP1の全データを送信した場合には(S150:YES)、プログラム送信処理を終了する。
次に、エンジンECU2が実行する受信処理の手順を説明する。受信処理は、通信回路23,24,25の何れか1つから上記書込要求を受信すると開始される処理である。
この受信処理が実行されると、エンジンECU2のマイコン11は、図4に示すように、まずS210にて、通信回路23,24,25の何れか1つから、データを受信したか否かを判断する。ここで、データを受信していない場合には(S210:NO)、S210の処理を繰り返すことにより、データを受信するまで待機する。そして、データを受信すると(S210:YES)、S220にて、受信したデータが書込データ送信通知であるか否かを判断する。
ここで、受信したデータが書込データ送信通知である場合には(S220:YES)、S230にて、書込データ送信通知の送信元に対応して予め設けられた受信量累積カウンタの値を設定する。具体的には、受信量累積カウンタの値を、書込データ送信通知に記述されている書込サイズ分増加させる。
またS240にて、書込データ送信通知の送信元に対応して予め設けられた受信完了判定値および格納完了判定値を設定し、S210に移行する。具体的には、受信完了判定値を、書込データ送信通知に記述されている全体サイズを示す値に設定する。また格納完了判定値を、書込データ送信通知に記述されている書込サイズを示す値に設定する。
またS220にて、受信したデータが書込データ送信通知でない場合には(S220:NO)、S250にて、受信したデータが書込データであるか否かを判断する。ここで、受信したデータが書込データでない場合には(S250:NO)、S210に移行して、上述の処理を繰り返す。
一方、受信したデータが書込データである場合には(S250:YES)、S260にて、受信した書込データを、書込データを受信した通信回路に対応した受信バッファに格納する。すなわち、通信回路13,14,15で受信した書込データはそれぞれ、受信バッファBF1,BF2,BF3に格納される。
そしてS270にて、書込データの送信元に対応して予め設けられた格納量累積カウンタの値を設定する。具体的には、格納量累積カウンタの値を、受信した書込データのデータ量分増加させる。
その後S280にて、格納量累積カウンタの値が上記の格納完了判定値以上であるか否かを判断する。すなわち、対応する受信バッファに、書込データ送信通知に記述されている書込サイズ分の書込データが格納されたか否かを判断する。
ここで、格納量累積カウンタの値が格納完了判定値未満である場合には(S280:NO)、S210に移行して、上述の処理を繰り返す。一方、格納量累積カウンタの値が格納完了判定値以上である場合には(S280:YES)、S290にて、マイコン11のRAMに設けられている書込待機バッファBF4(図1を参照)に、受信バッファに格納されている書込データの書き込みを指示する書込指示情報を格納する。なお、書込指示情報には、受信バッファ特定情報および書込先アドレスが含まれる。受信バッファ特定情報は、書込データが格納された受信バッファ(すなわち、受信バッファBF1,BF2,BF3の何れか1つ)を特定する情報である。また書込先アドレスは、書込指示情報に対応する書込データ送信通知から抽出される。
その後S300にて、格納量累積カウンタをクリア(0に設定)する。
そしてS310にて、通信回路13,14,15の全てにおいて、その受信量累積カウンタの値が受信完了判定値以上であるか否かを判断する。すなわち、通信回路13,14,15がそれぞれ、分割プログラムDP1,DP2,DP3を構成する全データを受信したか否かを判断する。
ここで、通信回路13,14,15の少なくとも1つで、その受信量累積カウンタの値が受信完了判定値未満である場合には(S310:NO)、S210に移行して、上述の処理を繰り返す。一方、通信回路13,14,15の全てにおいて、その受信量累積カウンタの値が受信完了判定値以上である場合には(S310:YES)、S320にて、通信回路13,14,15の全てにおいて、その受信量累積カウンタをクリア(0に設定)し、受信処理を終了する。
次に、エンジンECU2が実行する書換処理の手順を説明する。書換処理は、通信回路23,24,25の何れか1つから上記書込要求を受信すると開始される処理である。
この書換処理が実行されると、エンジンECU2のマイコン11は、図5に示すように、まずS410にて、書込待機バッファBF4に書込指示情報が格納されているか否かを判断する。ここで、書込指示情報が格納されていない場合には(S410:NO)、S410の処理を繰り返すことにより、書込指示情報が格納されるまで待機する。そして、書込指示情報が格納されると(S410:YES)、S420にて、まず、書込待機バッファBF4に格納されている書込指示情報の中から最も早く書込待機バッファBF4に格納されたものを抽出する。そしてS420では、抽出した書込指示情報に含まれている受信バッファ特定情報に基づいて、書込データを抽出する受信バッファを特定する。
そしてS430にて、まず、S420で特定された受信バッファから書込データを抽出する。さらにS430では、S420で抽出した書込指示情報に含まれている書込先アドレスを先頭アドレスとして、受信バッファから抽出した書込データをフラッシュROM12に書き込む。
そして、書き込みが終了すると、S440にて、S420で抽出した書込指示情報を書込待機バッファBF4から消去する。さらにS450にて、S420で特定された受信バッファに対応する通信回路を介して書込完了通知を送信する。例えば、S420で特定された受信バッファが受信バッファBF2である場合には、通信回路14を介して書込完了通知をプログラム書換装置3へ送信する。
さらにS460にて、書込データ送信通知の送信元に対応して予め設けられた書込量累積カウンタの値を設定する。具体的には、書込量累積カウンタの値を、S430で書き込んだ書込データのデータ量分増加させる。
そしてS470にて、通信回路13,14,15の全てにおいて、その書込量累積カウンタの値が受信完了判定値以上であるか否かを判断する。すなわち、通信回路13,14,15がそれぞれ、分割プログラムDP1,DP2,DP3を構成する全データをフラッシュROM12に書き込んだか否かを判断する。
ここで、通信回路13,14,15の少なくとも1つで、その書込量累積カウンタの値が受信完了判定値未満である場合には(S470:NO)、S410に移行して、上述の処理を繰り返す。一方、通信回路13,14,15の全てにおいて、その書込量累積カウンタの値が受信完了判定値以上である場合には(S470:YES)、S480にて、通信回路13,14,15の全てにおいて、その書込量累積カウンタをクリア(0に設定)する。
そしてS490にて、データの検証を実行する。具体的には、新制御プログラムPG2に予め付加されているチェックサムを用いて、記憶媒体26に記憶されている新制御プログラムPG2と、フラッシュROM12に書き込まれた新制御プログラムPG2とが互いに一致しているか否かを確認する。
そしてS500にて、S490での検証結果に基づいて、記憶媒体26に記憶されている新制御プログラムPG2と、フラッシュROM12に書き込まれた新制御プログラムPG2とが互いに一致しているか否かを判断する。ここで、両データが一致している場合には(S500:YES)、S510にて、新制御プログラムPG2の書き込みが成功した旨を示す書込成功通知を、通信回路13,14,15を介してエンジンECU2へ送信し、書換処理を終了する。
一方、両データが一致していない場合には(S500:NO)、S520にて、フラッシュROM12に書き込まれた新制御プログラムPG2をフラッシュROM12から消去する。そしてS530にて、新制御プログラムPG2の書き込みが失敗した旨を示す書込失敗通知を、通信回路13,14,15を介してエンジンECU2へ送信し、書換処理を終了する。
次に、このように構成された車載通信システム1の動作の具体例を説明する。
図7は、プログラム書換装置3とエンジンECU2の動作を示すシーケンス図である。なお図7では、図示の簡略化のために、通信回路24,25の図示を省略している。
図7に示すように、まず、書換開始操作が上記使用者により行われると、通信回路23,24,25はそれぞれ、書込要求をエンジンECU2へ送信する(送信データD01を参照)。その後、通信回路23,24,25はそれぞれ、書込データ送信通知をエンジンECU2へ送信する(送信データD02を参照)。
さらに通信回路23,24,25はそれぞれ、上記書込サイズ分の書込データを複数回に分けてエンジンECU2へ送信する(送信データD03と、図6の矢印AL1,AL2,AL3を参照)。
エンジンECU2は、通信回路23,24,25から書込データを受信する毎に、受信バッファBF1,BF2,BF3に格納する(処理P01を参照)。
なお図7では、受信バッファBF1、受信バッファBF2、受信バッファBF3の順に、上記書込サイズ分の書込データの格納が完了したとする。すなわち、書込待機バッファBF4には、まず、受信バッファBF1に対応する書込指示情報が格納され、次に、受信バッファBF2に対応する書込指示情報が格納され、最後に、受信バッファBF3に対応する書込指示情報が格納される。
このため、受信バッファBF1において上記書込サイズ分の書込データの格納が完了すると、エンジンECU2は、書込待機バッファBF4から、受信バッファBF1に対応する書込指示情報を抽出する(処理P02を参照)。このためエンジンECU2は、書込データを受信バッファBF1から抽出してフラッシュROM12に書き込む(処理P03と、図6の矢印AL4を参照)。その後、上記書込サイズ分の書込データの書き込みが完了すると、エンジンECU2は、通信回路13を介して書込完了通知をプログラム書換装置3へ送信する(送信データD04を参照)。
そして、プログラム書換装置3の通信回路23は、書込完了通知を受信すると、書込データ送信通知をエンジンECU2へ送信する(送信データD05を参照)。さらに通信回路23は、未送信の書込データのうち上記書込サイズ分を複数回に分けてエンジンECU2へ送信する(送信データD06を参照)。
エンジンECU2は、通信回路23から書込データを受信する毎に、受信バッファBF1に格納する(処理P04を参照)。
なおエンジンECU2は、通信回路13を介して書込完了通知(送信データD04を参照)を送信した直後に、書込待機バッファBF4から、受信バッファBF2に対応する書込指示情報を抽出する(処理P05を参照)。このためエンジンECU2は、書込データを受信バッファBF2から抽出してフラッシュROM12に書き込む(処理P06と、図6の矢印AL5を参照)。
その後にエンジンECU2は、受信バッファBF3に対応する書込指示情報を抽出する(処理P07を参照)。このためエンジンECU2は、書込データを受信バッファBF3から抽出してフラッシュROM12に書き込む(処理P08と、図6の矢印AL6を参照)。
次にエンジンECU2は、書込待機バッファBF4から、受信バッファBF1に対応する書込指示情報を抽出する(処理P09を参照)。このためエンジンECU2は、書込データを受信バッファBF1から抽出してフラッシュROM12に書き込む(処理P10を参照)。その後、上記書込サイズ分の書込データの書き込みが完了すると、エンジンECU2は、通信回路13を介して書込完了通知をプログラム書換装置3へ送信する(送信データD07を参照)。これにより、プログラム書換装置3の通信回路23は、書込データ送信通知と、未送信の書込データをエンジンECU2へ送信する(送信データD08,D09を参照)。
このように、受信バッファBF1,BF2,BF3のそれぞれについて分割プログラムDP1,DP2,DP3のフラッシュROM12への書き込みが完了すると、書換処理が終了する。
このように構成されたエンジンECU2では、まず、記憶内容の書き換えが可能なフラッシュROM12が、エンジンを制御するための制御プログラムPG1を記憶する。
そして通信回路13は、分割プログラムDP1を通信線4を介してプログラム書換装置3から受信する。また通信回路14は、分割プログラムDP2を通信線5を介してプログラム書換装置3から受信する。また通信回路15は、分割プログラムDP3を通信線6を介してプログラム書換装置3から受信する。
そしてエンジンECU2は、通信回路13により受信した分割プログラムDP1と、通信回路14により受信した分割プログラムDP2と、通信回路15により受信した分割プログラムDP3とをフラッシュROM12に書き込むことにより、フラッシュROM12に記憶された制御プログラムPG1の内容を書き換える(S430)。
このように構成されたエンジンECU2では、制御プログラムPG1の内容を書き換えるための分割プログラムDP1,DP2,DP3を、互いに異なる通信線4,5,6介して同時に受信することができる。このためエンジンECU2は、1つの通信線を介し分割プログラムDP1,DP2,DP3を順次受信する場合よりも、制御プログラムPG1の内容を書き換えるためのデータを受信するのに要する時間を短縮することができる。これによりエンジンECU2は、制御プログラムPG1の書き換えに要する時間を短縮することができる。
また、分割プログラムDP1のデータ量(以下、第1書換データ総量という)は{(2×N)/5}バイトであり、分割プログラムDP2のデータ量(以下、第2書換データ総量という)は(N/5)バイトである。このため、第1書換データ総量の第2書換データ総量に対する比率(以下、データ総量比率という)は、2である。
そして、通信線4を介したデータ通信の通信速度(以下、第1通信速度という)は500kbpsであり、通信線5を介したデータ通信の通信速度(以下、第2通信速度という)は250kbpsである。このため、第1通信速度の第2通信速度に対する比率(以下、通信速度比率という)は、2である。
したがって、データ総量比率は通信速度比率に等しい。このため、第1通信速度と第2通信速度とが異なるのにもかかわらず、分割プログラムDP1を通信線4を介して受信するのに要する時間と、分割プログラムDP2を通信線5を介して受信するのに要する時間とを等しくすることが可能となる。これにより、通信線4および通信線5の何れか一方に通信負荷が集中するのを抑制することができる。
なお、分割プログラムDP3のデータ量(以下、第3書換データ総量という)は{(2×N)/5}バイトであり、通信線6を介したデータ通信の通信速度(以下、第3通信速度という)は500kbpsである。このため、第3書換データ総量および第3通信速度についても、第1,2書換データ総量および第1,2通信速度に対して上記の関係が成立する。
またエンジンECU2は、受信バッファBF1,BF2,BF3を備える。受信バッファBF1,BF2,BF3はそれぞれ、通信回路13,14,15により受信した書込データを、フラッシュROM12に書き込む前に一時的に記憶する。
そしてエンジンECU2は、受信バッファBF1に記憶された書込データのフラッシュROM12への書き込みが完了した後に、その旨を示す書込完了通知を通信線4を介して送信する(S450)。またエンジンECU2は、受信バッファBF2に記憶された書込データのフラッシュROM12への書き込みが完了した後に、その旨を示す書込完了通知を通信線5を介して送信する(S450)。またエンジンECU2は、受信バッファBF3に記憶された書込データのフラッシュROM12への書き込みが完了した後に、その旨を示す書込完了通知を通信線6を介して送信する(S450)。
これによりプログラム書換装置3は、通信線4,5,6を介して書込完了通知を受信することで、受信バッファBF1,BF2,BF3に記憶された書込データのフラッシュROM12への書き込みが完了したことを認識することができる。
このためプログラム書換装置3は、受信バッファBF1,BF2,BF3に記憶された書込データが、フラッシュROM12への書き込みの完了により不要になったことを書込完了通知により認識した後に、新たな書込データをエンジンECU2へ送信するという手順を採用することができる。
これによりエンジンECU2は、通信線4,5,6を介して書込データを受信するときにおける単位時間当たりの受信データ量を、書込データを書き込むときにおける単位時間当たりの書込データ量と同等に抑えることができる。
このためエンジンECU2は、単位時間当たりの受信データ量が単位時間当たりの書込データ量より大きくなることに起因して受信バッファBF1,BF2,BF3がオーバーフローしてしまうという事態の発生を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、エンジンECU2は本発明における電子制御装置、フラッシュROM12は本発明における不揮発性メモリ、通信回路13は本発明における第1受信手段、通信回路14は本発明における第2受信手段、S430の処理は本発明における書換手段である。
また、通信線4は本発明における第1通信線、通信線5は本発明における第2通信線、分割プログラムDP1は本発明における第1書換データ、分割プログラムDP2は本発明における第2書換データである。
また、受信バッファBF1は本発明における第1受信バッファ、受信バッファBF2は本発明における第2受信バッファ、S450の処理は本発明における第1完了通知送信手段および第2完了通知送信手段である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、3つの通信線4,5,6で分担して新制御プログラムPG2を送信するものを示したが、2つの通信線または4つ以上の通信線で分担して送信するようにしてもよい。
1…車載通信システム、2…エンジンECU、4,5,6…通信線、11…マイコン、12…フラッシュROM、13,14,15…通信回路

Claims (2)

  1. 記憶内容の書き換えが可能であり、所定の制御対象を制御するための制御プログラムを記憶する不揮発性メモリ(12)と、
    前記不揮発性メモリに記憶された前記制御プログラムの内容を書き換えるための第1書換データを第1通信線(4)を介して外部から受信する第1受信手段(13)と、
    前記不揮発性メモリに記憶された前記制御プログラムの内容を書き換えるためのデータであり第1書換データとは異なる第2書換データを、第1通信線とは異なる第2通信線(5)を介して外部から受信する第2受信手段(14)と、
    少なくとも、前記第1受信手段により受信した前記第1書換データと、前記第2受信手段により受信した前記第2書換データとを前記不揮発性メモリに書き込むことにより、前記不揮発性メモリに記憶された前記制御プログラムの内容を書き換える書換手段(S430)と、
    前記第1受信手段により受信した前記第1書換データを、前記不揮発性メモリに書き込む前に一時的に記憶する第1受信バッファ(BF1)と、
    前記第2受信手段により受信した前記第2書換データを、前記不揮発性メモリに書き込む前に一時的に記憶する第2受信バッファ(BF2)と、
    前記第1受信バッファに記憶された前記第1書換データの前記不揮発性メモリへの書き込みが完了した後に、その旨を示す第1書込完了通知を前記第1通信線を介して送信する第1完了通知送信手段(S450)と、
    前記第2受信バッファに記憶された前記第2書換データの前記不揮発性メモリへの書き込みが完了した後に、その旨を示す第2書込完了通知を前記第2通信線を介して送信する第2完了通知送信手段(S450)とを備える
    ことを特徴とする電子制御装置(2)。
  2. 前記書換手段による前記制御プログラムの内容の書き換えが完了するまでに、前記第1受信手段が前記第1通信線を介して受信する前記第1書換データの全データ量を第1書換データ総量とし、
    前記書換手段による前記制御プログラムの内容の書き換えが完了するまでに、前記第2受信手段が前記第2通信線を介して受信する前記第2書換データの全データ量を第2書換データ総量とし、
    前記第1通信線を介したデータ通信の通信速度を第1通信速度とし、
    前記第2通信線を介したデータ通信の通信速度を第2通信速度として、
    前記第1書換データ総量の前記第2書換データ総量に対する比率は、前記第1通信速度の前記第2通信速度に対する比率に等しい
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
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