JP6115445B2 - エピタキシャル成長装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリコン単結晶基板の主表面にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャル成長装置に関する。
気相成長法により、シリコン単結晶基板の表面にエピタキシャル層を形成したシリコンエピタキシャルウェーハは電子デバイスに広く使用されている。近年、電子デバイスの微細化によって、エピタキシャル膜厚の面内均一化が重要な課題の一つとなっている。
エピタキシャル層の成長速度は温度の影響を強く受けるので、エピタキシャル層の膜厚均一性を向上させる為には、シリコン単結晶基板の面内の温度分布の制御が重要である。エピタキシャルウェーハ製造装置の加熱方式には様々なものがあり、シリコンウェーハを1枚ずつエピタキシャル成長させる枚葉エピタキシャル装置の場合は、シリコンウェーハの上下からハロゲンランプヒータで加熱する方式が多く使われる。ハロゲンランプに片口金型ランプを用いる場合はランプを円形に配列することになり、このランプの背後にはヒータからの熱線を反射して基板に照射するためのドーナツ状のリフレクタを配置する。また他に、サセプタの支持軸の保護や温度計測のための光路確保のために、サセプタに載置された基板の上下で、ドーナツ状のリフレクタの中心を通る円筒形状のリフレクタも配置される。
ヒータの背後に設置されるドーナツ状のリフレクタ形状の違いにより、基板の中心付近を強く照射するインサイド用ランプと、基板の周辺付近を強く照射するアウトサイド用ランプがあり、この両方のランプの照射強度を調整することにより、基板面内の温度分布の均一化を図っているが、基板中心付近の照度は急激に増大しやすく、インサイド/アウトサイド用ランプの照度を調整しても、急激に変動した照度分布が残ってしまう問題があった。これにより、基板面内の温度分布が不均一となり、エピタキシャル層の膜厚が不均一になってしまうという問題があった。
特許文献1や特許文献2では、ドーナツ状リフレクタの曲率半径の変更や、ランプ中心側に散乱体を有する構造にすることで、急激な照度分布を抑制し、温度分布を改善している。
特開2013-058627 特開2013-110145
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、エピタキシャル成長において、ヒータからの熱線を調節して、シリコン単結晶基板を面内均一に加熱し、膜厚が均一なエピタキシャル層を成長させることができるエピタキシャル成長装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のエピタキシャル成長装置は、サセプタに略水平に載置されたシリコン単結晶基板の主表面にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャル成長装置であって、前記サセプタの上下に各々配置され、放射状に円形に並べられた複数の棒状の単体ヒータを有するヒータと、前記上のヒータの上側及び前記下のヒータの下側に各々配置された上下のドーナツ状リフレクタとを備えるエピタキシャル成長装置において、前記シリコン単結晶基板近傍に前記ヒータからの熱線を散乱する散乱体及び/又は前記ヒータからの熱線を吸収する吸収体を有し、前記散乱体及び/又は前記吸収体が略円形状に設けられてなり、前記散乱体及び/又は前記吸収体の直径が、前記シリコン単結晶基板の直径の5〜50%の範囲にあり、前記散乱体及び/又は前記吸収体の位置がシリコン単結晶基板面の上方で、前記シリコン単結晶基板の表面からの距離が前記シリコン単結晶基板の直径の20%未満の範囲にあることを特徴とする。
散乱体及び/又は吸収体をシリコン単結晶基板或いはサセプタの上方、又はサセプタの下方に、略円形状に設置することで、シリコン単結晶基板の局所的な部分の温度を低下させることが出来、また、散乱体又は吸収体の位置、散乱量を変更することにより温度の低下部分と低下量をコントロールすることが可能である。
また、前記散乱体及び/又は前記吸収体を略円形状に設けるにあたっては、略円形状の散乱体及び/又は吸収体を使用してもよいし、非円形状の散乱体及び/又は吸収体を並べて集合体として略円形状としたものを使用してもよい。また、略円形状であればリング状でもよく、その場合、前記散乱体及び/又は前記吸収体の直径は、リング状の外径をその直径とする。
前記散乱体及び/又は前記吸収体の位置がシリコン単結晶基板面の上方で、前記シリコン単結晶基板の表面からの距離が前記シリコン単結晶基板の直径の20%未満の範囲にあるのが好適である。すなわち、前記散乱体及び/又は前記吸収体の位置がシリコン単結晶基板面の上方且つ前記シリコン単結晶基板の直径の20%未満の距離に設けられるのが好適である。
前記散乱体及び/又は前記吸収体の位置がサセプタの下方で、前記サセプタの下面からの距離が前記シリコン単結晶基板の直径の20%未満の範囲にあるのが好適である。すなわち、前記散乱体及び/又は前記吸収体の位置がシリコン単結晶基板面の下方且つ前記シリコン単結晶基板の直径の20%未満の距離に設けられるのが好適である。
前記散乱体が、反射体であるのが好ましい。
前記反射体が、金メッキ製であるのが好ましい。
前記散乱体及び/又は前記吸収体が、細線形状であるのが好ましい。
前記散乱体及び/又は前記吸収体が、炭化珪素製又は炭化珪素で被覆されたものであるのが好ましい。例えば、前記炭化珪素で被覆されたものとしては、炭素製基材を炭化珪素で被覆したものが適用できる。
前記散乱体及び/又は前記吸収体が、石英製であるのが好ましい。
前記散乱体が、石英製散乱体であり、その表面粗さがRa0.01〜10μmであるのが好適である。
前記石英製散乱体が、高さ0.1〜10mmの凹凸表面を有する形状であるのが好適である。また、前記石英製散乱体が、波長1550nmにおける透過率で25%を超えるのが好ましい。
本発明によれば、エピタキシャル成長において、ヒータからの熱線を調節して、シリコン単結晶基板を面内均一に加熱し、膜厚が均一なエピタキシャル層を成長させることができるエピタキシャル成長装置を提供することができるという著大な効果を奏する。
本発明に係るエピタキシャル成長装置の一つの実施の形態を示す側面概略図である。 本発明に係るエピタキシャル成長装置の別の実施の形態を示し、(a)が側面概略図、(b)が(a)の部分拡大図である。 従来のエピタキシャル成長装置を示す側面概略図である。 従来のエピタキシャル成長装置におけるウェーハ面内温度分布を示すグラフである。 実施例2−5のウェーハ面内温度分布を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に、本発明に係るエピタキシャル成長装置の一つの実施の形態を示す。本発明のエピタキシャル成長装置10Aは、反応ガスを基板Wに対して略水平に導入して、基板W上に薄膜を気相成長させるための反応室11と、反応室11内にシリコン単結晶基板Wを略水平に配置するためのサセプタ12と、前記サセプタ12の上下に各々配置され、シリコン単結晶基板Wを加熱するための放射状に円形に並べられた複数の棒状の単体ヒータを有するヒータ15a,15bと、前記上のヒータ15aの中央に配置された円筒状リフレクタ14a及び前記下のヒータ15bの中央に配置された円筒状リフレクタ14bと、を備える。前記円筒状リフレクタ14a,14bにより、支持軸13の加熱防止や、温度計測のための光路を確保することができる。
サセプタ12は、該サセプタ12を回転させる機構を設けた支持軸13により支持されている。前記支持軸13はサセプタ12の周縁部を支持する複数のアーム部24a,24bを有している。また、上のヒータ15aの上側及び下のヒータ15bの下側には、上下のドーナツ状リフレクタ16a、16bが各々配置される。
前記円筒状リフレクタ14a,14b、ドーナツ状リフレクタ16a,16b及びヒータ15a,15bの構成については、特許文献1及び特許文献2に開示された円筒状リフレクタ、ドーナツ状リフレクタ及びヒータと同様の構成を採用することができる。
すなわち、上下のヒータ15a、15bは、放射状に円形に並べられた複数の棒状の単体ヒータを有する。この単体ヒータとしては、例えばハロゲンランプを用いることができ、主に基板中央部に熱線を照射するインサイド用ランプである単体ヒータと、主に基板の周辺部に熱線を照射するアウトサイド用ランプである単体ヒータとを並べてヒータ15a、15bを形成する。これらインサイド/アウトサイド用の単体ヒータの照射強度を各々調節して基板を面内均一に加熱する。
上のヒータ15aの上側及び下のヒータ15bの下側に、上下のドーナツ状リフレクタ16a、16bが各々配置される。この上下のドーナツ状リフレクタ16a、16bの少なくとも一つは、ヒータ15a、15bの熱放射を収束させる円筒凹面形状の収束反射板部と、熱放射を分散させる平板形状の分散反射板部とを有する。これら収束反射板部、分散反射板部は、交互に形成されてもよいし、回転対称又は線対称に形成されてもよい。
そして、本発明のエピタキシャル成長装置10Aは、前記シリコン単結晶基板W又は前記サセプタ12の近傍に吸収体17が設けられており、前記ヒータ15a、15bからの熱線を吸収する吸収領域を有している。前記吸収体である吸収体17は円盤状であり、前記吸収体の直径が、前記シリコン単結晶基板の直径の5〜50%の範囲にある。なお、前記シリコン単結晶基板は円盤状のウェーハである。
図1の例では、吸収体17は円盤状のものを示した。図1の例では、吸収体17としては、炭素製基材を炭化珪素で被覆したものを示した。このように、炭化珪素製又は炭素製基材を炭化珪素で被覆したものであれば、ヒータからの熱放射を効果的に吸収させることができる。そして、前記吸収体の位置がサセプタ12の下方で、前記サセプタ12の下面からの距離がシリコン単結晶基板Wの直径の20%未満の範囲としてある。
上記のように吸収体17を設けることで、前記上のヒータ15a、15bからの熱線を吸収させる吸収領域が形成され、シリコン単結晶基板Wの局所的な部分の温度を低下させることができる。故に、シリコン単結晶基板Wを面内で均一に加熱することができるため、面内均一な膜厚のエピタキシャル層を成長させることができ、高品質のエピタキシャルウェーハを製造することができる。
次に、本発明に係るエピタキシャル成長装置の別の実施の形態を図2(a)(b)に示す。図2(a)(b)において、本発明のエピタキシャル成長装置10Bは、散乱体20としてリング形状の金メッキ製反射体を用いた以外は上記したエピタキシャル成長装置10Aと同様の構成である。なお、このような反射体の材質としては、例えば、ステンレス等の金属材料を金メッキしたものとすることができる。
前記上のヒータからの熱線を散乱させる散乱体20は、前記シリコン単結晶基板Wの直上に設けられており、前記シリコン単結晶基板Wの上面と前記上側ドーナツ状リフレクタ14aの下端との間に、支持部22を介して設けられている。そして、散乱体20の位置がシリコン単結晶Wの基板面の上方で、前記シリコン単結晶基板Wの表面からの距離が前記シリコン単結晶基板Wの直径の20%未満の範囲にある。
上記のように散乱体20を設けることで、前記シリコン単結晶基板Wの上面と前記上の円筒状リフレクタ14aの下端との間に、前記上のヒータ15aからの熱線を散乱させる散乱体が形成され、シリコン単結晶基板Wの局所的な部分の温度を低下させることが出来る。故に、シリコン単結晶基板Wを面内で均一に加熱することができるため、面内均一な膜厚のエピタキシャル層を成長させることができ、高品質のエピタキシャルウェーハを製造することができる。
また、散乱体20は、石英製散乱体とすることで、単体ヒータからの熱放射を効果的に散乱させることもできる。また、それらの表面粗さ、表面形状等を変えることで、散乱の度合いを調節することも容易である。
石英製散乱体とした場合の表面粗さは、Ra0.01〜10μmであることが好ましい。また、石英製散乱体とした場合には、高さ0.1〜10mmの凹凸表面を有する形状であるのがさらに好適である。さらに、前記石英製散乱体が、波長1550nmにおける透過率で25%を超えることが好ましい。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1・比較例1)
実施例1として、図1のような直径300mmウェーハ用の枚葉式エピタキシャル成長装置において、直径300mmのシリコンウェーハの中心温度を1100℃に加熱したときのウェーハ面内温度分布を測定した。測定は、特公平07−058730に記載されている方法で行った。これは、イオン注入によって表面に不純物注入層が形成された拡散ウェーハを用意し、熱拡散後のシート抵抗を測定することによりウェーハの面内温度分布を求める方法である。実施例1では、図1に示すように、サセプタの下方でサセプタの下面からの距離が15mmの位置に直径50mmの円盤状の炭化珪素で被覆された炭素製の吸収体を設置した。このときのウェーハ中心部の温度減衰量(本願散乱体を設置した場合の、設置しなかった場合に比較した温度の低下量)は5.8℃、ウェーハ面内温度分布(ウェーハ面内温度均一性)は±3.6℃であった。実施例1の温度減衰量とウェーハ面内温度分布を表1に示す。
また、比較例1として、図3に示した従来の直径300mmウェーハ用の枚葉式エピタキシャル成長装置100において、シリコンウェーハの中心温度を1100℃に加熱したときのウェーハ面内温度分布を実施例1と同様に測定した。従来の枚葉式エピタキシャル成長装置100は、図1の吸収体17が設置されていないこと以外は図1の枚葉式エピタキシャル成長装置10Aと同様の構成である。比較例1の温度分布を図4に示す。比較例1の温度減衰量とウェーハ面内温度分布を表1に示す。比較例1のウェーハ面内温度分布は±6.5℃であった。
(実施例2)
図2(a)(b)のように、ウェーハ中心部の直上にリング形状の散乱体として円筒シリンダ形の散乱体を設置した直径300mmウェーハ用の枚葉式エピタキシャル成長装置において、シリコンウェーハの中心温度を1100℃に加熱したときのウェーハ面内温度分布を実施例1と同様に測定した。円筒シリンダ形の散乱体としては、図2(b)に示すように、直径dが80mm、シリンダ高さhが5mm、厚さtが2mmのものを使用した。使用した散乱体はリング形状の金メッキ製反射体であり、設置高さ(ウェーハ表面からの距離)を5mm,20mm,30mm,40mm,50mm,60mmと変更し温度減衰量を評価したところ、表2に示すように、それぞれ22.3℃,22.1℃,17.3℃,15.4℃,10.2℃,3.4℃であった。また、ウェーハ面内温度分布は、表2に示すようにそれぞれ±6.3℃,6.2℃,3.8℃,2.8℃,1.6℃,9.6℃であった。実施例2−5のウェーハ面内温度分布を図5に示す。
(実施例3)
図2(a)(b)のように、ウェーハ中心部の直上にリング形状の散乱体を設置した直径300mmウェーハ用の枚葉式エピタキシャル成長装置において、シリコンウェーハの中心温度を1100℃に加熱したときのウェーハ面内温度分布を実施例1と同様に測定した。散乱体は直径dが80mmの円筒シリンダ形のリング形状の金メッキ製反射体であり、シリンダ高さhを2mm,10mm,20mmに変更したもの(厚さtは2mm)、および直径0.5mmの金メッキ細線を螺旋状に重ねた形状(直径dは80mm)の反射体を使用した。温度減衰量を評価したところ、表3に示すように、それぞれ11.2℃,22.9℃,40.3℃,5.0℃であった。また、ウェーハ面内温度分布は、表3に示すようにそれぞれ±1.6℃,6.6℃,15.3℃,4.0℃であった。
(実施例4)
図2(a)(b)のように、ウェーハ中心部の直上にリング形状の散乱体を設置した直径300mmウェーハ用の枚葉式エピタキシャル成長装置において、ウェーハ中心温度を1100℃に加熱したときのウェーハ面内温度分布を実施例1と同様に測定した。散乱体は直径dが80mmの円筒シリンダ形のリング形状の石英製であり(厚さtは2mm)、シリンダの表面粗さをRa=0.01μm,0.1μm,10μmに加工したもの、及びシリンダ表面に幅2mm、深さ0.5mmの溝を2mm間隔で加工した凹凸表面を有するものの温度減衰量を評価したところ、表4に示すように、それぞれ5.4℃,8.0℃,12.9℃,12.1℃であった。また、ウェーハ面内温度分布は、表4に示すようにそれぞれ±3.8℃,2.5℃,1.6℃,1.6℃であった。
(実施例5)
図2(a)(b)のように、ウェーハ中心部の直上にリング形状の吸収体を設置した直径300mmウェーハ用の枚様式エピタキシャル成長装置において、ウェーハ中心温度を1100℃に加熱したときのウェーハ面内温度分布を実施例1と同様に測定した。吸収体は直径dが80mmの円筒シリンダ形状の石英製であり(厚さtは2mm)、波長1550nmにおける透過率を80%,25%,1%と加工したものの温度減衰量を評価したところ、表5に示すようにそれぞれ9.2℃,32.0℃,40.0℃であった。また、ウェーハ面内温度分布は表5に示すようにそれぞれ±1.9℃,11.1℃,15.1℃であった。
このように、本発明のエピタキシャル成長装置を用いることで、ウェーハの局所的な部分の温度を低下させることができ、また低下量のコントロールが可能であることが示された。
なお、上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
10A,10B:本発明のエピタキシャル成長装置、11:反応室、12:サセプタ、13:支持軸、14a、14b:円筒状のリフレクタ、15a、15b:ヒータ、16a、16b:ドーナツ状リフレクタ、17:吸収体、20:散乱体、22:支持部、24a,24b:アーム部、100:従来のエピタキシャル成長装置、d:直径、h:高さ、t:厚さ、W:シリコン単結晶基板。

Claims (9)

  1. サセプタに略水平に載置されたシリコン単結晶基板の主表面にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャル成長装置であって、前記サセプタの上下に各々配置され、放射状に円形に並べられた複数の棒状の単体ヒータを有するヒータと、前記上のヒータの上側及び前記下のヒータの下側に各々配置された上下のドーナツ状リフレクタとを備えるエピタキシャル成長装置において、
    前記シリコン単結晶基板近傍に前記ヒータからの熱線を散乱する散乱体及び/又は前記ヒータからの熱線を吸収する吸収体を有し、前記散乱体及び/又は前記吸収体が略円形状に設けられてなり、前記散乱体及び/又は前記吸収体の直径が、前記シリコン単結晶基板の直径の5〜50%の範囲にあり、前記散乱体及び/又は前記吸収体の位置がシリコン単結晶基板面の上方で、前記シリコン単結晶基板の表面からの距離が前記シリコン単結晶基板の直径の20%未満の範囲にあることを特徴とするエピタキシャル成長装置。
  2. 前記散乱体が、反射体であることを特徴とする請求項1記載のエピタキシャル成長装置。
  3. 前記反射体が、金メッキ製であることを特徴とする請求項記載エピタキシャル成長装置。
  4. 前記散乱体及び/又は前記吸収体が、細線形状であることを特徴とする請求項1〜いずれか1項記載のエピタキシャル成長装置。
  5. 前記散乱体及び/又は前記吸収体が、炭化珪素製又は炭化珪素で被覆されたものであることを特徴とする請求項1記載のエピタキシャル成長装置。
  6. 前記散乱体及び/又は前記吸収体が、石英製であることを特徴とする請求項1記載のエピタキシャル成長装置。
  7. 前記散乱体が、石英製散乱体であり、その表面粗さがRa0.01〜10μmであることを特徴とする請求項記載のエピタキシャル成長装置。
  8. 前記石英製散乱体が、高さ0.1〜10mmの凹凸表面を有する形状であることを特徴とする請求項又は記載のエピタキシャル成長装置。
  9. 前記石英製散乱体が、波長1550nmにおける透過率で25%を超えることを特徴とする請求項いずれか1項記載のエピタキシャル成長装置。
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