JP6115400B2 - 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 - Google Patents
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Description
上記課題を解決する蓄電装置の製造方法は、隣り合うケース部品がビーム溶接による接合部を介して密閉構造に構成されているケースに電極組立体を収容した蓄電装置の製造方法であって、隣り合う前記ケース部品が対向する面の間にその外周面が挟持される突条部と、前記突条部に連続し、かつ隣り合う前記ケース部品それぞれの外周面に沿う方向に突出する突出部とを有した、前記ビーム溶接に使用される照射ビームの吸収率が、前記ケース部品の前記照射ビームの吸収率より高い金属部材を配置し、前記突出部に向けて前記照射ビームを照射して前記ビーム溶接を行う。この構成によれば、隣り合うケース部品はケース部品同士の当接面に対してビームが照射されることにより溶接すべき箇所が溶融して溶接されるのではなく、金属部材にビームが照射されて金属部材を介してケース部品が加熱されて溶接される。そして、金属部材及びケース部品の両者が溶融して固溶体を形成して溶接される場合と、金属部材は溶融せずに隣り合うケース部品の溶接部のみが溶融して溶接される場合とがある。いずれの場合も、隣り合うケース部品の当接面にビームを照射して溶接を行う場合に比べて、ピンホールやクラックの発生が抑制され、溶接すべき隣り合うケース部品の表面状態や組立精度に影響なく溶接不良を抑制防止した状態でビーム溶接を行うことができる。
図1及び図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、四角箱状のケース11内に積層型の電極組立体12及び電解液(図示せず)が収容されている。ケース11は、ケース本体13と、その開口部13aを覆う蓋体14とが間に金属部材15が存在する状態で溶接されて密閉構造に構成されている。ケース本体13及び蓋体14はそれぞれケース部品を構成する。即ち、ケース11は、複数のケース部品を間に金属部材15が存在する状態で溶接して密閉構造に構成されている。
突条15aが矩形環状に形成されている。そして、金属部材15の突条15aが蓋体14の段差部14c及びケース本体13の開口側端面と当接し、かつ突条15aを挟んだ内面がケース本体13及び蓋体14の外周面に当接した状態で、ケース本体13と蓋体14とが金属部材15を介してレーザ溶接(ビーム溶接)されて接合部23が突条15aの周面に沿って形成されている。金属部材15は、レーザ溶接に使用される照射ビームの吸収率が、ケース部品の照射ビームの吸収率より高い材質であるニッケルで形成されている。ニッケルはYAGレーザ(波長1.06μm)の吸収率がアルミニウムの3倍程度ある。
二次電池10を組み立てる場合、図3(a)に示すように、ケース本体13内に電極組立体12を収容した後、ケース本体13の上端部に金属部材15を載置嵌合する。次に図3(b)に示すように、正極端子20が蓋体14の孔14aを貫通する状態で、蓋体14の段差部14cが金属部材15の突条15aと嵌合し、かつ下端がケース本体13の上端に当接した状態で、蓋体14をケース本体13にレーザ溶接で溶接する。図示しないが、負極端子21も蓋体14の孔14aを貫通する状態となっている。
(1)蓄電装置(二次電池10)は、電極組立体12を収容するケース11が複数のケース部品(ケース本体13及び蓋体14)をビーム溶接(レーザ溶接)して密閉構造に構成された蓄電装置である。そして、隣り合うケース部品(ケース本体13及び蓋体14)は、間に金属部材15が存在する状態で溶接されている。したがって、隣り合うケース本体13と蓋体14の当接面にビームを照射して溶接を行う場合に比べて、ピンホールやクラックの発生が抑制され、溶接すべき隣り合うケース部品の表面状態や組立精度に影響なく溶接不良を抑制防止した状態でビーム溶接を行うことができる。
○ 金属部材15は、ケース11から突出する部分の断面形状が矩形状に限らず、例えば、図4に示すように、鎌状であってもよい。
○ 金属部材15は、必ずしも環状となる状態に配置されなくてもよい。例えば、ケース本体13が有底角筒状の場合、金属部材15をケース本体13の開口部13a及び蓋体14の各角部と対応する箇所にのみ配置したり、あるいは角部を除いた各辺と対応する箇所にのみ配置したりしてもよい。また、角部と辺の部分の両方に間隔を空けて複数の金属部材15を配置してもよい。
○ ビーム溶接は、レーザ溶接に限らず、電子ビーム溶接であってもよい。
○ 二次電池10は電解液が必須ではなく、電解質として電解液を使用する構成であっても、電解液を使用せずに固体電解質や高分子電解質を使用する構成であってもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
Claims (5)
- 隣り合うケース部品がビーム溶接による接合部を介して密閉構造に構成されているケースに電極組立体を収容した蓄電装置であって、
隣り合う前記ケース部品の間には、前記ビーム溶接に使用される照射ビームの吸収率が、前記ケース部品の前記照射ビームの吸収率より高い金属部材が配置されており、
前記金属部材は、隣り合う前記ケース部品が対向する面の間にその外周面が挟持される突条部と、前記突条部に連続し、かつ隣り合う前記ケース部品それぞれの外周面に沿う方向に突出する突出部とを有し、
前記接合部は、前記突条部の周囲において隣り合う前記ケース部品それぞれが溶融したものであることを特徴とする蓄電装置。 - 隣り合う前記ケース部品は、前記金属部材を跨いだ状態で連続している請求項1に記載の蓄電装置。
- 前記ケース部品は、ケース本体及び蓋体である請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
- 前記ケース部品はアルミニウム系金属製である請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
- 隣り合うケース部品がビーム溶接による接合部を介して密閉構造に構成されているケースに電極組立体を収容した蓄電装置の製造方法であって、
隣り合う前記ケース部品が対向する面の間にその外周面が挟持される突条部と、前記突条部に連続し、かつ隣り合う前記ケース部品それぞれの外周面に沿う方向に突出する突出部とを有した、前記ビーム溶接に使用される照射ビームの吸収率が、前記ケース部品の前記照射ビームの吸収率より高い金属部材を配置し、
前記突出部に向けて前記照射ビームを照射して前記ビーム溶接を行うことを特徴とする蓄電装置の製造方法。
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