JP6114998B1

JP6114998B1 - 石鹸の製造方法

Info

Publication number: JP6114998B1
Application number: JP2015219171A
Authority: JP
Inventors: 菊一西
Original assignee: 菊一西
Priority date: 2015-11-09
Filing date: 2015-11-09
Publication date: 2017-04-19
Anticipated expiration: 2035-11-09
Also published as: JP2017088713A

Abstract

【課題】毎日使用する石鹸は、安全であることが第一である。天然物で、飲食用の植物、海産物から素材を選択し、体に安全で安心して使用できる石鹸の製造方法を提供することである。
【解決手段】人体に安全で、肌を洗う石鹸は、あわび殻体粉末品のミネラル成分と、飲用植物、飲用海産物が持つ肌にやさしい成分を含有するあわび殻体粉末品混合濃縮水を製造し、苛性ソーダを混入したあわび殻体粉末品混合濃縮液を生成し、植物性混合オイルとを混合し、攪半し、石鹸溶液を生成し、型成形することにより安心して使用でき、肌にやさしさを与えることができる石鹸の製造方法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、あわび殻体粉末品混合濃縮液と、植物性混合オイルとを混合し、石鹸溶液を生成する石鹸の製造方法に関するものである。

肌を洗い、肌を守る石鹸は、皮膚障害、アレルギー性反応を起こさない、高い安全性であること。化学物資を配合する石鹸は、肌の安全性に疑問を感じる。安心して使用することができる石鹸は、化学物質の配合をなくし、天然物である、あわび殻体粉末品、植物、海産物の粉末品、および植物性混合オイルとで混合生成する石鹸の製造方法から製造されるものである。

あわび殻体粉末品を生成する方法として、あわびの貝殻を高温焼成処理、粉砕処理で生成する方法で、生成した粉体を含有した化粧料（特許文献１参照）が提供されている。しかし貝殻外殻皮に付いた海藻、フジツボ、外殻皮、および貝殻の不純物混入部とともに高温焼成処理、粉砕処理することは、純粋なあわび殻体粉末品でない。

特開２００１−０４８７４８号公報。

従来の技術では、あわび貝殻の外殻皮に付いた付着物、外殻皮、および不純物混入部を除去せず粉砕処理することは、あわび殻体粉末品に不純物を含有するという問題があった。本願発明は、従来の問題点を解決するもので、あわび貝殻の外殻皮に付いた付着物を除去し、外殻皮、および不純物混入部を削除し、稜柱層と真珠層からなるあわび殻体から粉末品を生成し、主成分の炭酸カルシウム、ミネラル、アミノ酸を含有するあわび殻体粉末品を混合する石鹸の製造方法を提供することを課題とする。

上述した課題を解決するために、本発明の石鹸の製造方法は、あわび殻体粉末品混合濃縮液と、植物性混合オイルとを混合し、攪半し、石鹸溶液を生成し、型成形する石鹸の製造方法であり、前記あわび殻体粉末品混合濃縮液は、あわび殻体粉末混合濃縮水に苛性ソーダを少量づつ混合し、撹拌されることにより製造され、
前記あわび殻体粉末品混合濃縮水は、あわび殻体粉末品、植物、海産物の粉末品と、飲料水とを混合し、加熱沸騰処理されることにより製造され、
前記あわび殻体粉末品は、あわび貝殻表面の外殻皮に付く不純物を除去、外殻皮と不純物混入部を研削加工で削除し、稜柱層と、真珠層からなるあわび殻体を製造し、前記あわび殻体を粉砕加工、乾式研削加工からなる石鹸の製造方法である。

前記植物、海産物の粉末品は、ヨモギ、ドクダミ、柿、桜、アロエ、金柑、柚子、カリン、ゴーヤ、大豆、および小豆の植物を水洗いし、乾燥処理し、粉砕加工し、植物粉砕品を製造し、ナマコ、牡蠣、アメフラシの半固形品、ワカメの茎下部を、乾燥処理し、粉砕加工し、海産物粉末品を製造し、前記植物粉末品と、前記海産物粉末品より選ばれる少なくとも1種を混合する石鹸の製造方法である。

炭酸カルシウム、ミネラル、アミノ酸を含有するあわび殻体粉末品、植物、海産物の粉末品、および植物性混合オイルを混合し、石鹸溶液を生成し、安全で、安心して使用できる石鹸の製造方法を提供できる。

本発明の石鹸の製造方法を詳細に説明する。本発明で使用するあわび殻体粉末品は、あわび貝殻表面の外殻皮に付く付着物を除去し、外殻皮、あわび貝殻本体内に存在する不純物混入部を研削加工で削除し、稜柱層と真珠層からなるあわび殻体から生成する。

前記あわび殻体粉末品は、上述の稜柱層と真珠層からなるあわび殻体を粉砕機で粉砕加工、乾式研削加工で生成する。

本発明で使用する植物粉末品は、ヨモギ、ドクダミ、アロエの葉と茎、柿、桜、金柑、柚子の若葉、カリン、ゴーヤの果肉および大豆、小豆の種子をそれぞれ水洗いし、自然乾燥または通風乾燥で乾燥処理し、粉砕機で粉砕加工し、製造する。

本発明で使用する海産物粉末品は、ナマコ、牡蠣、アメフラシの内臓を除去し、煮詰め処理またはマイクロ波加熱処理してなる半固形品と、水洗いしたワカメの茎下部とを自然乾燥または通風乾燥で乾燥処理し、粉砕機で粉砕加工し、製造する。

前記あわび殻体粉末品２．０〜３．５質量％、前記植物粉末品と前記海産物粉末品より選ばれる少なくとも１種を０．４〜１．２質量％および地下水または水道水の飲料水を混合し、加熱沸騰処理し、炭酸カルシウム、アミノ酸を含有するあわび殻体粉末品混合濃縮水を製造する。前記あわび殻体粉末品混合濃縮水に苛性ソーダ２４．０〜２８．０質量％を少量づつ混入し液温４０℃〜６０℃を保持して攪半することで苛性ソーダを含有するあわび殻体粉末品混合濃縮液を製造する。

植物性混合オイルは、主材のオリーブオイル６７．０〜７２．０質量％と、副材のココナッツオイル、パームオイル、ツバキオイルおよびホホバオイルより選ばれる少なくとも１種の副材植物オイルとを油温４０℃〜６０℃で混合し、攪半し、液状保温する。

前記油温４０℃〜６０℃の植物性混合オイルに、液温４０℃〜６０℃の前記あわび殻体粉末品混合濃縮液を少量づつ混入し、攪半し、石鹸溶液を生成し、丸型、楕円型、四角型およびハート型等の石鹸形状に型成形する石鹸の製造方法である。

Claims

あわび殻体粉末品混合濃縮液と、植物性混合オイルとを混合し、攪半し、石鹸溶液を生成し、型成形することを特徴とする石鹸の製造方法であり、
前記あわび殻体粉末品混合濃縮液は、あわび殻体粉末混合濃縮水に苛性ソーダを少量づつ混合し、撹拌されることにより製造され、
前記あわび殻体粉末品混合濃縮水は、あわび殻体粉末品、植物、海産物の粉末品と、飲料水とを混合し、加熱沸騰処理されることにより製造され、
前記あわび殻体粉末品は、あわび貝殻表面の外殻皮に付く不純物を除去、外殻皮と不純物混入部を研削加工で削除し、稜柱層と、真珠層からなるあわび殻体を製造し、前記あわび殻体を粉砕加工、乾式研削加工により製造されることを特徴とする石鹸の製造方法。
前記植物、海産物の粉末品は、ヨモギ、ドクダミ、柿、桜、アロエ、金柑、柚子、カリン、ゴーヤ、大豆、および小豆の植物を水洗いし、乾燥処理し、粉砕加工し、植物粉砕品を製造し、ナマコ、牡蠣、アメフラシの半固形品、ワカメの茎下部を、乾燥処理し、粉砕加工し、海産物粉末品を製造し、前記植物粉末品と、前記海産物粉末品より選ばれる少なくとも1種とすることを特徴とする請求項１記載の石鹸の製造方法。