JP6114742B2 - 3dディスプレイのための位置インジケータ - Google Patents

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Description

本発明は、三次元[3D]画像データを処理するための装置及び方法に関する。本発明は更に、3D画像データ、3D画像データを含む記憶媒体及び3D画像データを処理するためのコンピュータプログラムに関する。
3Dディスプレイ、特に3Dディスプレイを備えるテレビは、それらが立体的奥行知覚を観察者に提供するので、消費者の間で次第に普及している。このため、いわゆる自動立体視3Dディスプレイは、少なくともシーンの左ビュー及び右ビューを含む観察コーンを提供するための光学コンポーネント(例えば、レンチキュラ・レンズアレイ)を有する。これは、観察コーンの中にしかるべく位置するときに、観察者が各々の目で異なる画像を見ることを可能にする。
特定の自動立体視ディスプレイ(時には自動多視点ディスプレイと呼ばれる)は、左ビュー及び右ビューだけではなく、同じシーンの複数のビューを提供する。これは、観察者が、シーンの立体視知覚を依然として得つつ、観察コーン中の複数の位置を呈すること、すなわち、ディスプレイの前で左右に動くことを可能にする。
しかしながら、観察者によって呈される全ての位置が、シーンの立体視知覚を得るために等しく適切であるというわけではない。特に、ディスプレイが一連の観察コーンとして観察コーンを繰り返すように用意される場合、観察者は、左目が所与の観察コーンの最も外側の右側ビューを知覚し、右目が隣接する観察コーンの最も外側の左側ビューを知覚するように位置づけられる可能性がある。そのような観察位置において、観察者は、シーンが多くの場合に誤った深さを有するように見える、いわゆるシーンの疑視知覚を得る。疑視知覚は、頭痛及び視覚的負荷の他の症状を引き起こすことが知られている。
疑視知覚によって引き起こされる上述の視覚的負荷にもかかわらず、観察者にとって、自分が疑視観察位置にいることは必ずしも明らかでない。
US6,055,013は、各々のローブ中に、すなわち各々の観察コーン中に4つのビューを提供する自動立体視ディスプレイを開示する。観察者は、疑視観察位置が隣接するローブの境界に存在する広い範囲の観察自由度を有するといわれている。疑視位置の視覚的指標を観察者に提供するための技術が説明される。このため、視差光学部品が、暗い中央ローブにおける指標を提供するために配置され、隣接するローブにおける指標は明るい。そして次のローブは再び暗いなどである。したがって、疑視観察位置において、観察者の少なくとも一方の目は、暗くない位置指標を見る。
このように、US6,055,013の技術は、望ましい立体視観察位置と好ましくない疑視観察位置とを観察者が区別することを可能にする。
上記の技術の問題は、それが観察コーン中の立体視観察位置を観察者が区別することを可能にするためには不適当であることである。
観察コーン中の立体視観察位置を観察者が区別することを可能にする装置、3D画像データ及び方法を提供することが本発明の目的である。
本発明によれば、3Dディスプレイでの表示のための3D画像データを処理するための装置が提供される点において、この目的は実現され、3Dディスプレイは、観察コーン中で、3D画像データの一連のビューを隣接して放射するように用意され、一連のビューは、一連のビューのうちの2つの異なるビューを知覚する観察者による観察コーン中の複数の観察位置における3D画像データの自動立体視観察を可能にし、当該装置は、3Dディスプレイに表示されるときに、一連のビューの中での一連のビューのうちの2つの異なるビューの相対位置を視覚的に表す位置インジケータを観察者に提供するために、3D画像データ中にグラフィカル形状を確立するように用意されるインジケータ生成器を有する。
本発明の更なる態様において、3Dディスプレイでの表示のための3D画像データが提供され、3Dディスプレイは、観察コーン中で、3D画像データの一連のビューを隣接して放射するように用意され、一連のビューは、一連のビューのうちの2つの異なるビューを知覚する観察者による観察コーン中の複数の観察位置における3D画像データの自動立体視観察を可能にし、3D画像データは、3Dディスプレイに表示されるときに、一連のビューの中での一連のビューのうちの2つの異なるビューの相対位置を視覚的に表す位置インジケータを観察者に提供するためのグラフィカル形状を有する。
本発明の更なる態様では、3Dディスプレイでの表示のための3D画像データを処理するための方法が提供され、3Dディスプレイは、観察コーン中で、3D画像データの一連のビューを隣接して放射するように用意され、一連のビューは、一連のビューのうちの2つの異なるビューを知覚する観察者による観察コーン中の複数の観察位置における3D画像データの自動立体視観察を可能にし、当該方法は、3Dディスプレイに表示されるときに、一連のビューの中での一連のビューのうちの2つの異なるビューの相対位置を視覚的に表す位置インジケータを観察者に提供するために、3D画像データ内のグラフィカル形状を確立する。
本発明の更なる態様において、プロセッサ・システムに上述の方法を実行させるための命令からなるコンピュータプログラムが提供され、当該コンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体上で実現される。
本発明によれば、処理される3D画像データは、3D画像データの一連のビューを放射する3Dディスプレイ、すなわち、自動立体視マルチビュー3Dディスプレイに表示可能である。このように、3D画像データは、各々のビューのための画像データを含むいわゆるマルチビュー画像データであることができる。そのような3D画像データは、自動立体視マルチビューディスプレイに直接表示されることができる。或はまた、3D画像データは、左ビュー及び右ビューのための画像データから成るステレオ画像データであるか、又は、二次元[2D]画像データ+深さデータであることができる。そのような3D画像データは、一連のビューを得るために処理されることを必要とする場合がある。その目的のために、3Dディスプレイは、ステレオ画像データの場合にはいわゆるビュー補間を用いることができ、あるいは、2D画像データ+深さデータの場合にはいわゆるビュー・レンダリングを用いることができる。いうまでもなく、上記の技術は、3D画像/ビデオ処理の分野、特に3D画像/ビデオ変換の分野から知られている。
3Dディスプレイは、観察コーンの形で、すなわち、コーン形状にて、3Dディスプレイの表示面(すなわち、3Dディスプレイの光放射面によって形成される1つの面)から生じるビューのシーケンスとして、 一連のビューを放射する。例えば、5ビュー自動立体視3Dディスプレイの観察コーンは、最も外側の左ビュー、中間の左ビュー、中央ビュー、中間の右ビュー及び最も外側の右のビューを有することができる。観察者は、観察位置に配置されて一連のビューのうちの2つの異なるビューを知覚すると、例えば、左目で最も外側の左ビューを知覚して、右目で中間の左ビューを知覚すると、又は、左目で中央ビューを知覚して、右目で中間の右ビューを知覚すると、3D画像データの立体視表示を得る。一般に、一連のビューのうちの2つの異なるビューは、2つの隣接するものであることができる。このように、3Dディスプレイは、複数の観察位置において立体視表示を提供する。
装置は、3D画像データ中にグラフィカル形状を確立するために3D画像データを処理するインジケータ生成器を含む。グラフィカル形状は、特定の空間属性(例えば特定の方位又は特定の空間配置)を有する描画された又は書き込まれた要素である。グラフィカル形状は、3D画像データ中に確立されて、それ自体3D画像データの一部になる。グラフィカル形状は、3Dディスプレイ上の3D画像データの一部として表示されるときに、一連のビューのうちの2つの異なるビューを知覚している観察者に位置インジケータを提供するように配置される。このように、グラフィカル形状は、2つの異なるビューのうちの少なくとも一方において位置インジケータを提供する。そのうえ、グラフィカル形状は、位置インジケータとして一連のビューの中での2つの異なるビューの相対位置のグラフィカル表現を提供する。このように、位置インジケータは、例えば、2つの異なるビューが一連のビューの中の中央に位置することを示すことができる。
いうまでもなく、一般的に、観察者によって知覚される一連のビューの中での2つの異なるビューの相対位置と観察コーンの中での観察者の相対的な観察位置との間には高い対応関係が存在する。特に、一連のビューが観察コーンの中で均等に分配される場合、一連のビューの中での相対位置と観察コーンの中での相対的な観察位置との間には直接の対応関係が存在する場合がある。したがって、位置インジケータは、観察コーンの中での観察者の相対的な観察位置を視覚的に表すこともできる。
本発明による手段は、3Dディスプレイに表示されるときに、それは、一連のビューのうちの2つの異なるビューを知覚している観察者に、観察コーンの中での一連のビューに対する観察者が現在知覚するビューの相対的な位置を視覚的に表す位置インジケータを提供する3D画像データが提供されるという効果を有する。したがって、グラフィカル形状は、一連のビューのうちの2つの異なるビューの少なくとも1つに対応する3D画像データの部分に確立される。相対的な位置は、観察者に、一連のビューに対する彼が現在知覚している2つの異なるビューの位置を示し、すなわち、現在知覚されているビューが一連のビューの中でどのように配置されているかについての視覚的情報が観察者に提供される。したがって、観察者は、位置インジケータから、現在知覚している2つの異なるビューが、例えば一連のビューの中央に位置するのか、一連のビューの左側に位置するのかなどを、直接確認することができる。
そのうえ、相対位置のグラフィカル表現を提供することによって、グラフィカル表現が観察者に対して相対位置を直接視覚的に描写するので、観察者は位置インジケータを解釈するために基準系を必要としない。
本発明は、一連のビューの中の使用可能な2つの異なるビューの全てが立体視観察を得るために同様に望ましいというわけではないとの認識に部分的に基づく。この理由は、一連のビューのうちのサブセットのみがシーンのオリジナルの記録である場合があり、他のビューが、ビューの前記サブセットの内挿又は外挿によって生成されるからである。内挿は、ビュー中に現れる補間アーチファクトをもたらす場合があり、結果として、内挿されたビューは、前記オリジナルのビューより品質が低い場合がある。そのうえ、外挿は、ビュー中に現れる外挿アーチファクトをもたらす場合があり、外挿アーチファクトは一般的に内挿アーチファクトよりも深刻である。したがって、外挿されたビューは、内挿されたビューより品質が低い場合がある。
長所として、位置インジケータは、観察者にアーチファクトの量がより少ない立体視表示を提供する新たな観察位置への方向を観察者が決定することを可能にするために、より高い品質を有するビューに対する、一連のビューのうちの2つの異なるビューの相対的な位置を視覚的に示すことができる。
オプションとして、インジケータ生成器は、3Dディスプレイに表示されるときに、一連のビューの中での一連のビューのそれぞれ2つの異なるビューの相対位置を視覚的に表す一連の位置インジケータのうちのそれぞれの1つを、一連のビューのうちの任意の2つの異なるビューを知覚する観察者に提供するために、3D画像データ中に一連のグラフィカル形状を確立するように用意される。
3D画像データ中に一連のグラフィカル形状を確立することによって、観察者は、一連のビューのうちの任意の2つの異なるビューを知覚するときに、一連の位置インジケータのうちの1つを提供される。したがって、位置インジケータは観察コーン内の複数の観察位置で提供されて、観察コーンの中の複数の観察位置において観察位置に関するフィードバックを観察者が得ることを可能にする。長所として、観察者は、アーチファクトの量がより少ない立体視表示を観察者に提供する新たな観察位置への方向をより容易に決定することができる。
オプションとして、3Dディスプレイは、一連の繰り返される観察コーン中に一連のビューを放射するように配置され、インジケータ生成器は、3Dディスプレイに表示されるときに、一連のビューのうちの最も外側のビューを知覚する観察者に、繰り返される観察コーンの接近を観察者に視覚的に示すための位置インジケータを提供するために、3D画像データ中にグラフィカル形状を確立するように用意される。
観察者は、少なくとも一連のビューのうちの最も外側のビューを知覚するときに、すなわち、観察コーンの最も外側における観察位置を有し、したがって繰り返される観察コーンに近いときに、位置インジケータを提供される。したがって、位置インジケータは、繰り返される観察コーンに接近していることを観察者に知らせる。さらに、位置インジケータが一連のビューの中での一連のビューの最も外側のビューの相対的な位置を表すので、観察者は、繰り返される観察コーンがどちら側に位置するかを判定することをできる。長所として、観察者は、観察コーンの中で新たな観察位置を得ることを望むときに、観察コーンの中に留まること、すなわち、繰り返される観察コーンへと移動しないことを可能にする視覚的情報を提供される。
本発明の上述したオプションの態様は、3Dディスプレイは、いわゆる光学クロストークの発生に起因して、一連のビューの各々を重なり合う態様で提供する可能性があるとの認識に部分的に基づく。したがって、たとえ一連のビューのうちの最も外側のビューが立体視表示において用いられることができるとしても、ビューは、繰り返される観察コーンの隣接するビューからのクロストークを被る場合がある。長所として、観察者は、観察コーンの中でそのような観察位置を回避することができる。
オプションとして、インジケータ生成器は、3Dディスプレイに表示されるときに、一連のビューのうちの中央のビューを知覚する観察者に、観察コーンの中央の近傍を観察者に視覚的に示すための位置インジケータを提供するために、3D画像データ中にグラフィカル形状を確立するように用意される。
観察者は、少なくとも一連のビューのうちの中央のビューを知覚するときに、すなわち、一連のビューの中央に位置するビューを知覚するときに、位置インジケータを提供される。したがって、位置インジケータは、観察者が一連のビューの中央又はその近くにいることを観察者に知らせる。いうまでもなく、一連のビューが観察コーンの中で均等に分配される場合、位置インジケータは、観察者に、観察コーンの中央(すなわち中心軸)に又はその近くにいることを知らせる。長所として、一連のビューが2D画像データと深さデータから生成される場合、一連のビューのうちの中央近くのビューは、他のビューより少ない量のアーチファクトを有することができる。したがって、観察者は、より低い量のアーチファクトが与えられる観察位置を容易に決定することができる。
オプションとして、3Dディスプレイは、3Dディスプレイの表示面にわたり異なる放射角度で観察コーンを放射することによって観察距離のために最適化され、インジケータ生成器は、3Dディスプレイに表示されるときに、一連のビューの中での一連のビューのうちの2つの異なるビューの相対位置を視覚的に表す更なる位置インジケータを観察者に提供するために、3D画像データ中に更なるグラフィカル形状を確立するように用意され、位置インジケータと更なる位置インジケータは、観察距離インジケータを一緒に構成する。
観察コーンが表示面にわたって異なる放射角度で放射されるので、スクリーン上の2つの位置インジケータは、一般的に、異なる放射角度で放射される観察コーンに対応する。位置インジケータは、観察コーンごとに、ビューの各々の系列の中の一連のビューのうちの2つの異なるビューの相対位置を観察者が決定することを可能にする。いうまでもなく、3Dディスプレイは、表示面上の各々の観察コーン中の一連のビューのうちの同じ2つの異なるビュー内で特定の観察距離に観察者を提供するために最適化され、ディスプレイ全体にわたって一連のビューのうちの同じ2つの異なるビューを観察者が知覚することを可能にする。位置インジケータは、観察者が、両方の観察コーン中で実際には一連のビューのうちの同じ2つの別のビューを知覚するかどうかを決定することを可能にする。長所として、観察者は、両方の観察コーン中で一連のビューのうちの同じ2つの別のビューを知覚していないことを決定する場合、しかるべく観察距離を調節することができる。
オプションとして、位置インジケータ及び更なる位置インジケータは、3Dディスプレイの両側で観察者に提供される。位置インジケータ及び更なる位置インジケータの前記構成は、特に観察距離インジケータを構成するために適している。
オプションとして、装置は、3Dディスプレイを含む。
オプションとして、装置は、3D画像データに依存して一連のビューを生成するためのビュー・レンダリング装置を更に備え、ビュー・レンダリング装置はインジケータ生成器を含み、インジケータ生成器は、一連のビューのうちの2つの異なるビュー中にグラフィカル形状を確立するように用意される。
オプションとして、装置は、放送送信から3D画像データを受信する放送受信機、インターネットから3D画像データを受信するためのインターネット受信機、及び、記憶媒体から3D画像データを読み出す記憶媒体読取装置のグループのうちの少なくとも1つを有する。
オプションとして、グラフィカル形状は、(i)一連のビュー中の基準ビューの基準位置を視覚的に表すための基準形状、及び(ii)一連のビュー中の一連のビューのうちの2つの異なるビューの現在の位置を視覚的に表すための位置形状を有し、グラフィカル形状は、3Dディスプレイに表示されるときに、一連のビューの中での一連のビューのうちの2つの異なるビューの相対位置を視覚的に表す相対的な空間的アライメントを有する位置インジケータの基準部分及び位置部分を観察者に提供するために、3D画像データ中に配置される。
したがって、位置インジケータは、少なくとも2つの部分から成り、基準部分は一連のビューの中での基準ビューの基準位置を表し、位置部分は一連のビューの中での一連のビューのうちの2つの異なるビューの現在位置を視覚的に表し、基準部分と位置部分との間の空間的アライメントは、一連のビューの中での一連のビューのうちの2つの異なるビューの相対位置を表す。位置インジケータの前記構成は、特に、前記相対位置の直観的なグラフィカル表現を提供するために適している。
オプションとして、3D画像データは、二次元[2D]画像データ及び2D画像データの深さを表すための深さデータを含み、(i)3Dディスプレイの表示面上で位置インジケータの基準部分を観察者に提供するために中立の深さで深さデータ中に基準形状を確立すること、及び(ii)3Dディスプレイの表示面から突き出ていているか又はへこんでいる位置インジケータの位置部分を観察者に提供するために非中立の深さで深さデータ中に位置形状を確立することによって、位置インジケータの基準部分及び位置部分の相対的な空間的アライメントが確立される。
3Dディスプレイの表示面上に位置インジケータの基準部分を提供することによって、基準部分は、一連のビューの全体にわたって、すなわち観察コーンの全体にわたって、一定の位置に位置するように見える。3Dディスプレイの表示面から突き出ているか又はへこんでいる位置インジケータの位置部分を提供することによって、位置部分は、一連のビューの全体にわたって、すなわち観察コーンの全体にわたって、位置が変化するように見える。3D画像データのビュー・レンダリングによって、一般的に、位置インジケータの両方の部分は、一連のビューの中央において空間的に整列配置され、一連のビューの最も外側のビューに向けて次第に位置がずれるようになる。このように、グラフィカル形状の構成は、一連のビューの中での一連のビューのうちのそれぞれ2つの異なるビューの相対位置を視覚的に表す一連の位置インジケータを自動的に確立する。長所として、このグラフィカル形状は、特に位置インジケータを確立するために適切である。長所として、2D画像データ+深さデータフォーマットが記憶及び/又は送信のために適切であるので、グラフィカル形状も3D画像データの一部として記憶及び/又は送信のために適切である。
オプションとして、上述の3D画像データを含む記憶媒体が提供される。
本発明の2つ以上の上述の実施の形態、実装又は態様は、有用であると考えられる任意の態様で組み合わせられることができることが当業者によって認識されるだろう。
装置、3D画像データ、方法並びに/又は(装置及び/若しくは3D画像データの説明された修正及び変更に対応する)コンピュータプログラムの修正及び変更は、詳細な説明の記載に基づいて当業者によって実行されることができる。
本発明は、独立請求項において定められる。有利な実施の形態は、従属請求項において定められる
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に説明される実施の形態から明らかであり、それらを参照して説明される。
3D画像データを処理するための装置、及び、一連のビューを隣接して放射することによって3D画像データを表示するための3Dディスプレイを示す図。 グラフィカル形状の第1の系列を示す図 グラフィカル形状の第2の系列を示す図。 グラフィカル形状の第3の系列を示す図。 隣接するビュー間の光学的クロストークをほとんど示さない3Dディスプレイ上の位置インジケータの視覚的印象を示す図。 隣接するビュー間の重大な光学的クロストークを示す3Dディスプレイ上の位置インジケータの視覚的印象を示す図。 2D画像データ中に確立されるグラフィカル形状を示す図。 深さデータ中に確立されるグラフィカル形状を示す図。 一連の繰り返される観察コーンにおいて一連のビューを放射する3Dディスプレイ並びに立体視観察位置及び疑視観察位置を示す図。 立体視観察位置における位置インジケータを示す図。 疑視観察位置における位置インジケータを示す図。 異なる観察距離における、観察距離インジケータを共に構成する、位置インジケータ及び更なる位置インジケータを示す図。 3Dディスプレイ、放送受信機、インターネット受信機及び記憶媒体読取装置を有する装置を示す図。 3D画像データを有する記憶媒体を示す図。
図1は、3D画像データ122を処理するための装置120を示す。装置120は、3D画像データ122中にグラフィカル形状を確立するように用意されるインジケータ生成器140を含む。装置120は、3Dディスプレイ160にグラフィカル形状がその中に確立された3D画像データ122を提供するために3Dディスプレイ160に接続される。3Dディスプレイ160は、自動立体視3Dディスプレイであり、表示層162及び光学層164の組み合わせとして図1に示される。表示層162は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)層又は有機LED(OLED)層であることができる。光学層164は、いわゆるレンチキュラ・レンズアレイ層又は視差バリヤ層であることができる。光学層のこれらの及び他の例が、自動立体視3Dディスプレイの分野において知られている。
表示層162及び光学層164は、観察コーン180中で3D画像データ122の一連のビュー100を隣接して放射するために協調する。図1は、3Dディスプレイ160の中央から放射されている1つの観察コーン180を示す。しかしながら、表示層162及び光学層164が3Dディスプレイ160の表示面にわたって位置する複数の場所から観察コーンを放射するように協調することが認識される。例えば、光学層164が複数のマイクロ・レンズを含む場合、複数のマイクロ・レンズの各々は、観察コーン180と同一の又は同様の観察コーンを放射することができる。しかしながら、説明のために、図1は1つの観察コーンのみを示す。
観察コーン180は、一連のビュー100を含む。図1は、3Dディスプレイ160及び観察コーン180のトップダウン・ビューを示す。したがって、一連のビュー100は、右端のビュー10から左端のビュー90までを含む。一連のビュー100の各々は、観察コーン180の中で大体均等に分配されるように、すなわち、観察コーン180の起点に対してほぼ等しい立体角で放射されるように、示される。しかしながら、観察コーン180の中の一連のビュー100の他の適切な分布が同様に可能であることが認識される。
3Dディスプレイ160の前のスペースに位置する観察者は、一連のビュー100のうちの任意の2つの異なるビューを観察する(観察者の左目が前記2つのビューの左ビューを観察し、観察者の右目が前記2つのビューの右ビューを観察する)ことによって、3D画像データ122の自動立体視表示を得ることができる。これは、自動立体視表示が提供される観察コーン180中の複数の観察位置を提供する。しかしながら、3Dディスプレイ160は、任意の2つの異なるビューの代わりに一連のビューのうちの2つの隣接するビューを知覚する観察者に自動立体視表示を提供するように最適化されることができることが認識される。それゆえに、説明のために、本発明は、以降、観察者が一連のビューのうちの前記2つの隣接するビューを知覚する観察位置について説明される。図1は、そのような観察位置の2つの例、すなわち、観察コーン180の中央軸の近くに位置する中央観察位置182、及び、観察コーン180の端又は境界近くに位置する最も外側の観察位置184を示す。両方のこれらの観察位置において、観察者は、一連のビューのうちの2つの隣接するビューを知覚する。
なお、「観察位置」という用語は、一連のビューのうちの特定の2つの隣接するビューが知覚されることができる全ての位置を指すことが理解される。したがって、例えば、中央観察位置182は、左目が一連のビュー100のうちのビュー50を知覚し、右目が一連のビュー100のうちのビュー40を知覚する、観察者が観察コーン180の中で呈することができる全ての位置を指すことが理解される。
インジケータ生成器140の動作の間、インジケータ生成器は、3Dディスプレイ160に表示されるときに、一連のビューの中での一連のビューのうちの2つの隣接するビューの相対位置を視覚的に表する位置インジケータを観察者に提供するために、3D画像データ122中にグラフィカル形状を確立する。
ここで、「グラフィカル形状」という用語は、特定の空間属性(例えば特定の方位又は特定の空間配置)を有する、描かれた又は書き込まれた要素を指す。「3D画像データ中にグラフィカル形状を確立する」との用語は、3D画像データ中に画像及び/又は深さデータとしてグラフィカル形状を含める又は生成することを指す。「位置インジケータ」という用語は、グラフィカル形状が3D画像データ中に確立された結果として一連のビューのうちの2つの隣接するビューを知覚している観察者に提供されるグラフィカル表現を指す。位置インジケータは、3Dディスプレイのいわゆるスイートスポット、すなわち、3Dディスプレイの前の最適な観察位置に観察者を導くための位置インジケータの構成を表現するためのスイートスポット・インジケータと呼ばれることができる。
3D画像データ122は、いわゆるマルチビュー画像データであることができ、すなわち、一連のビュー100の各々又はサブセットのための画像データを含む。図1には示されていないが、この目的のために、装置120は、例えば、2D画像データ+深さデータから又はステレオ画像データから3D画像データ122を生成するためのビュー・レンダリング装置を有することができる。ビュー・レンダリング装置は、WO1997/023097-A3に記述されるようなビュー・レンダリング装置であることができる。
インジケータ生成器140は、一連のビュー100の中央ビュー50の画像データ中に、図2eに表されるようなグラフィカル形状204を含めることによって、3D画像データ122中にグラフィカル形状を確立することができる。したがって、中央観察位置182にいる観察者は、左目によって中央ビュー50の一部であるグラフィカル形状204を知覚する。グラフィカル形状204は、例えば、中央ビュー50に対応する画像データ中にグラフィカル形状204をオーバレイすることによって、ビュー中に含まれることができる。したがって、例えば3Dシーンのビューを示す画像データに次いで、画像データは、ここではグラフィカル形状204を含む。グラフィカル形状204は、比較的目立たないように、すなわち、3Dシーンのビュー自体からあまり気を散らさないように、中央ビュー50の画像データのコーナに含められることができる。いうまでもなく、その場合、観察者は、3Dディスプレイ160のコーナから生じる観察コーン中のグラフィカル形状204を知覚する。
グラフィカル形状204は、3Dディスプレイ160に表示されるときに、一連のビューの中での一連のビューのうちの2つの隣接するビューの相対位置を視覚的に表す位置インジケータとして機能する。この目的のために、グラフィカル形状204は、2つの要素から成るように図2eに示され、その相対的な空間的アライメントが前記相対位置を視覚的に表すように変化する。この特定の実施例において、グラフィカル形状204は、基準形状及び位置形状を含み、基準形状は一連のビュー100の中央、すなわち中央ビュー50を表すラインであり、位置形状は現在知覚されているビューを表すラインであり、基準ラインと位置ラインとの間の空間アライメントが、中央ビュー50に対する一連のビュー100の中での現在知覚されているビューの相対位置を表す。グラフィカル形状204が中央ビュー50中に含まれるので、基準ライン及び位置ラインの両方は、現在示されているビューが中央ビュー50に一致することを示すために空間的に整列配置される。したがって、いずれかの目で中央ビュー50を知覚している観察者は、一連のビュー内の現在知覚されているビューの相対位置を視覚的に表す位置インジケータを提供され、すなわち、位置インジケータは、中央観察位置182の観察者に、現在中央ビュー50を知覚していることを示す。
いうまでもなく、中央ビュー50が一連のビューのうちの2つの隣接するビューの一部として、すなわち立体視表示の一部として、観察者によって知覚されるならば、上記の位置インジケータはさらに、本質的に、一連のビューのうちの2つの隣接するビューの相対的な位置を観察者に示す。したがって、位置インジケータを知覚している観察者は、自分が、中央ビュー50及び中央ビュー50に隣接する更なるビューを知覚するように一連のビュー中に位置すると結論付けることができる。
なお、位置インジケータは、中央ビュー50とは異なるビューに対する相対的な位置を提供することができる。例えば、位置インジケータは、左端のビュー90及び/又は右端のビュー10に対する、あるいは、アーチファクトの量が最も少ないことが予想される一連のビュー中の1つ以上のビューに対する、一連のビュー内の現在知覚されるビューの相対的な位置を提供することができる。
インジケータ生成器140は、3D画像データ122中に一連のグラフィカル形状を確立することもできる。例えば、インジケータ生成器140は、右端のビュー10中に図2iに示されるグラフィカル形状208を確立するまで、左端のビュー90中に図2aに示されるグラフィカル形状200、中間のビュー80中に図2bに示されるグラフィカル形状201などを、確立することができる。その結果として、一連のビューのうちの任意の2つの隣接するビューを知覚している観察者は、一連のビュー内の中での一連のビューのうちのそれぞれの2つの隣接するビューの相対位置を視覚的に表する一連の位置インジケータのそれぞれの1つを示される。例えば、中央観察位置182にいる観察者は、中央観察位置182において知覚される2つの隣接するビュー40, 50の相対位置を示す、図2eのグラフィカル形状204及び図2fの205の合成、すなわち平均として、位置インジケータを知覚する。その結果、観察者は、図5aに示されて、後でさらに説明される位置インジケータを知覚することができる。
図3a-3eは、ラインの傾きによって相対位置を視覚的に表すように配置される更なる一連のグラフィカル形状を示す。ここで、図3cに示されるような、垂直な、すなわち傾いていないラインは、中央ビュー50を示し、左の方のビューは、右に傾いているラインによって示される。このように、平均すると右の方へ傾斜する位置インジケータは、一連のビュー100の中央が現在示されるビューの右の方にある、すなわち、現在示されるビューが一連のビュー100の中央の左の方にあることを示すと、観察者によって直観的に解釈されることができる。
図4a-4eは、三角形のサイズ及び方向によって相対位置を視覚的に表すように配置される更なる一連のグラフィカル形状を示す。ここで、図4aに示されるような右を指している三角形は、観察者が一連のビュー100の中央のはるかに左に位置するビューを知覚していることを示し、図4bに示されるような右を指しているより小さい三角形は、観察者が一連のビュー100の中央の左に位置するビューを知覚していることを示すなどである。ここで、中央ビュー50は、図4cに示されるような垂直線によって示されることができる。
図5aは、インジケータ生成器140が3D画像データ122中に図2a-iに示される一連のグラフィカル形状を確立するように用意される場合の、中央観察位置182における観察者によって知覚される位置インジケータ230の視覚的印象を示す。したがって、中央観察位置182にいる観察者は、図2eのグラフィカル形状204及び図2fの205の合成、すなわち平均として、位置インジケータを知覚する。グラフィカル形状204及び205において位置が一致する基準ライン232の結果として、前記グラフィカル形状の合成が重なり合う基準ライン232を生ずることが明らかに見える。その結果、一連のビューのうちの任意の2つの隣接するビューを知覚している観察者は、観察位置にかかわりなく、一連のビュー100の中央の位置を示すために所定の位置に静的にとどまる基準ライン232を知覚し、一方、位置ライン234は、一連のビュー100にわたり位置が変化するように知覚される。
位置インジケータ230は、隣接するビュー間の光学的クロストークをほとんど伴わない3Dディスプレイ160に表示される3D画像データ122の結果であることができる。そのような光学的クロストークは、一般的にさまざまな理由のために自動立体視3Dディスプレイにおいて存在し、3Dディスプレイによって放射されるビューが、隣接するビューの減衰したバージョンを有することとなる。観察者に対するそのような光学的クロストークの視覚的印象は、場合によっては、空間的なぼけのそれである場合がある。図5bは、隣接するビュー間の相当な光学的クロストークを呈する3Dディスプレイ上の位置インジケータ240の例を示す。図5aの位置インジケータ230を図5bの位置インジケータ240と比較すると、図5aにおいて別個の位置ライン234として見えた位置ライン244が、一連のビュー内の一連のビューのうちの2つの隣接するビューの相対位置を観察者に視覚的に表す単一の位置形状244になる程度までぼやけた点において、後者がよりぼやけていることが認識される。
いうまでもなく、光学的クロストークの存在にかかわらず、観察者は、観察者の人間の視覚系による融合に起因して単一の位置ラインとして図5aに示される位置ライン234を知覚する場合がある。したがって、観察者は、実際には、位置ライン234の間に位置する1つの位置ラインを知覚する場合がある。さらに、一連のグラフィカル形状は特に、一連のビューのうちの2つの隣接するビュー中の位置インジケータとして示されるときに、2つの別個の要素ではなく1つの位置形状からなる位置インジケータの視覚的印象をもたらすように配置されることができることが認識される。この理由は、観察者が、一連のビュー内の一連のビューのうちの2つの異なるビューの相対位置よりむしろ観察コーン中の現在の1つの位置に位置インジケータを関連付ける場合があるので、1つの位置形状が観察者にとってより直観的である場合があるからである。例えば、人間の視覚系による融合は、同様の隣接するグラフィカル形状を生ずるために適切にわずかな増分だけ一連のグラフィカル形状のうちの隣接するものの距離及び/又は形状を変化させることによって促進されることができる。
3D画像データ122は、いわゆる2D画像データ+深さデータであることができる。図1には示されていないが、3Dディスプレイ160は、この目的のために、3D画像データ122から一連のビュー100を生成するためのビュー・レンダリング装置を有することができる。
インジケータ生成器140は、2D画像データ中に図6aに表されるようなグラフィカル形状250を含めることによって、そして深さデータ中に図6bに表されるようなグラフィカル形状250の深さ260を含めることによって、3D画像データ122中にグラフィカル形状を確立することができる。
図6aは、グラフィカル形状250が基準形状252及び位置形状254を含み、基準形状は、一連のビュー100の中央、すなわち中央ビュー50を表すラインであり、位置形状は、現在知覚されているビューを表すラインであり、基準ラインと位置ラインとの間の空間アライメントは、中央ビュー50に対する一連のビュー100の中での現在知覚されているビューの相対位置を表すことを示す。このように、図6aに示されるグラフィカル形状250は、図2eに示されるグラフィカル形状204と同様又は同一でありえる。
図6bは、グラフィカル形状250の深さ260が、基準形状深さ262及び位置形状深さ264を含むことを示す。基準形状252は中立の深さで深さデータ中に確立され、すなわち、基準形状深さ262は中立の深さ値を有することが図6bに示される。ここで、「中立の深さ」という用語は、3D画像データ122が3Dディスプレイ160に表示されるときに、結果として生じる位置インジケータの基準部分が、3Dディスプレイの表示面上に確立されるように、すなわち、3Dディスプレイ160から突出しているか又はくぼんでいるように見えないように選択される深さを指す。例えば、深さデータが8ビットの範囲を有するとき、すなわち0から255の間の深さ値を呈するとき、中立の深さは、127の深さ値と一致することができる。図6bはさらに、位置形状254は非中立的深さで深さデータ中に確立され、すなわち、位置形状深さ264は非中立的深さ値を有することを示す。したがって、結果として生じる位置インジケータの位置部分は、3Dディスプレイ160の表示面から突き出るか又はくぼむように確立され、すなわち、3Dディスプレイ160から突き出るか又は3Dディスプレイ160中にくぼんでいるように見える。
グラフィカル形状250及びその深さ260の結果として、観察者は、3Dディスプレイ160の表示面上に確立されて、3Dディスプレイ160上のその位置が一連のビュー100の任意の2つの隣接するビューの間で変化しないという点において、事実上2D基準部分に似ている基準部分を含む位置インジケータを知覚する。しかしながら、位置部分は、3Dディスプレイ160の表示面から突き出ているか又はへこむように確立されるならば、3Dディスプレイ上の位置が変化する。さらに、基準部分及び位置部分は、中央ビュー50において空間的に整列配置されて、一連のビュー100の中で中央ビュー50から例えば最も左側のビュー90の方へと逸脱するときに、ずれの程度が増加する。その結果として、一連のビュー100の任意の2つの隣接するビューを知覚している観察者は、一連のビュー100の中で一連のビューのうちのそれぞれの2つの隣接するビューの相対位置を視覚的に表す一連の位置インジケータのそれぞれ1つを示される。
いうまでもなく、位置インジケータの上記の配置は、グラフィカル形状250及びその深さ260を含む2D画像データ+深さデータ122を受信するビュー・レンダリング装置によって、一連のビュー100中に自動的に確立される。この理由は、ビュー・レンダリング装置が、非中立的な位置形状深さ264に応じて、一般的に、一連のビュー100の各々の中に位置形状を生成するために、位置形状深さ264に従って、位置形状254をシフトするからである。しかしながら、ビュー・レンダリング装置は、中立であるその基準形状深さ262のために基準形状252をシフトしない。したがって、ビュー・レンダリング装置は、2D画像データ+深さデータ122に応じて、図2a-iに示されるものと同様である一連のグラフィカル形状を生成する。
グラフィカル形状250は、2D画像データとグラフィカル形状を混合することによって、例えば、ビデオ処理の分野において知られるいわゆるαブレンディング技術を用いて、2D画像データ中に確立されることができる。グラフィカル形状の深さ260は、深さデータ中の任意の対応する深さ値を置き換えることによって、深さデータ中に確立されることができる。
さらに、同様の位置インジケータがステレオ画像データ中に確立されることもできることが認識される。例えば、右画像データ及び左画像データは、中立の深さにおいて基準形状を確立するために同じ位置に基準形状を各々有することができ、そして右画像データ及び左画像データは、非中立的な深さにおいて位置形状を確立するために異なる位置に位置形状を各々有することができる。このように、左画像データは図2aに示されるグラフィカル形状200を有することができ、右画像データは図2iに示されるグラフィカル形状208を有することができる。そしてビュー補間器は、ステレオ画像データを3Dディスプレイ160上の表示のためのマルチビュー画像データに変換するときに、自動的に、図2a-iに示されるものと同様の一連のグラフィカル形状を生成することができる。
図7aは、一連の繰り返される観察コーン中に一連のビューを放射するように用意される3Dディスプレイ300を示し、一連の繰り返される観察コーンのうち、中央観察コーン310、第1の繰り返される観察コーン320及び第2の繰り返される観察コーン330が示される。インジケータ生成器は、3Dディスプレイ300に表示されている3D画像データ中に一連のグラフィカル形状を確立することができる。例えば、インジケータ生成器は、中央観察コーン310の右端のビュー中に図2iに示されるグラフィカル形状208を確立するまで、最も左端のビュー中に図2aに示されるグラフィカル形状200を、中間ビュー中に図2bに示されるグラフィカル形状201などを、確立することができる。その結果として、中央観察コーン310の端又は境界の近くに位置する最も外側の観察位置312にいる観察者は、図7bに示されるような位置インジケータ340を知覚する。しかしながら、観察者は、右目で中央観察コーン310の最も左端のビューを知覚し、左目で第2の繰り返された観察コーン330の右端のビューを知覚する可能性がある、疑視観察位置314に偶発的に位置する場合がある。その結果として、観察者は、図7cに示されるような位置インジケータ350を知覚する。この位置インジケータ350は、中央観察コーン310の左端のビューが図2aに示されるグラフィカル形状200に対応し、第2の繰り返された観察コーン330の右端のビューが図2iに示されるグラフィカル形状208に対応するという事実のために、図2aのグラフィカル形状200と図2iの208との合併、すなわち平均である。その結果、位置インジケータ350の位置部分354は両方とも、基準部分352に対してずれており、さらに基準部分352に対して反対側に位置する。したがって、観察者は明確に形づけられた位置インジケータ350を知覚し、それによって、疑視観察位置314にいるというフィードバックを得る。
図8aは、3Dディスプレイ400の表示面にわたって異なる放射角度402で観察コーン410, 420を放射することによって観察距離のために最適化されている3Dディスプレイ400を示す。その結果、観察コーンは、3Dディスプレイにわたって異なる角度で放射される。説明のために、図7aは、3Dディスプレイ400の右側において放射されている観察コーン(すなわち、右側観察コーン410)、及び、3Dディスプレイ400の左側において放射されている観察コーン(すなわち、左側観察コーン410)のみを示す。異なる放射角度402は、一般的に、右側観察コーン410の及び左側観察コーン420の一連のビューの収束を提供するために選択される。これは、最適な観察距離432にいる観察者が、3Dディスプレイ400の左手側、すなわち左側観察コーン420、及び、3Dディスプレイ400の右手側、すなわち右側観察コーン410の両方において、左目によって中央ビューを知覚することを可能にする。いうまでもなく、観察者は、3Dディスプレイ400のより近くに、例えばより近い観察位置430のところにいるか、又は、3Dディスプレイからより離れて、例えばより遠い観察位置434のところにいる場合、3Dディスプレイ400全体にわたって同じビューを知覚することが可能ではありえない。その結果、観察者がより近い観察位置430で又はより遠い観察位置434にいるときには、観察経験は準最適に過ぎない場合がある。
インジケータ生成器は、左側観察コーン420中の位置インジケータを提供するために3Dディスプレイ400の左手側で3D画像データ中にグラフィカル形状を、右側観察コーン410中の更なる位置インジケータを提供するために3Dディスプレイ400の右手側で3D画像データ中に更なるグラフィカル形状を、確立するように用意されることができる。この目的のために、インジケータ生成器は、例えば図2eに表されるように、右側観察コーンの中央ビュー中にグラフィカル形状204を、そして左側観察コーンの中央ビュー中に同じグラフィカル形状204を、確立することができる。結果的に、観察者は、最適な観察位置432では位置インジケータ及び更なる位置インジケータを観察することが可能であるが、より近い観察位置430及びより遠い観察位置434では観察することができない。したがって、位置インジケータ及び更なる位置インジケータは、共に観察距離インジケータ440, 450, 460として機能する。
インジケータ生成器は、3D画像データ中に一連のグラフィカル形状を確立することもできる。例えば、インジケータ生成器は、左側観察コーン420及び右側観察コーン410の両方の一連のビュー中に図2a-iに示される一連のグラフィカル形状を確立することができる。その結果、より近い観察位置430にいる観察者は、図8bに示される位置インジケータ442及び更なる位置インジケータ444を知覚する(なお、説明のために、図8b, 8c及び8dの各々は、観察者の左目による知覚に対応し、立体視知覚には対応しない)。これは、観察者が3Dディスプレイ400に近すぎることを観察者に示すことができる。同様に、より遠い観察位置434にいる観察者は、図8dに示される位置インジケータ462及び更なる位置インジケータ464を知覚する。これは、観察者が3Dディスプレイから離れすぎていることを観察者に示すことができる。最後に、最適な観察位置432にいる観察者は、図8cに示されるような位置インジケータ452及び更なる位置インジケータ454を知覚する。これは、観察者が3Dディスプレイ400に対して最適な観察距離にいることを観察者に示すことができる。
位置インジケータ及び更なる位置インジケータが観察コーンの中での左右の動きに関する位置インジケータとしてさらに機能することはいうまでもない。この場合には、両方の位置インジケータの位置部分は、観察コーンの中央に対する相対位置を示している基準部分に対する共通の水平オフセットを有し、両方の位置インジケータの位置部分間の距離は、最適な観察距離に対する観察距離を示す。したがって、観察者は、最適な観察距離で、かつ左側観察コーン420及び右側観察コーン410の中央に位置するときにのみ、図8cに示される位置インジケータ452及び更なる位置インジケータ454を知覚することができる。
図9は、3D画像データ122を表示するための3Dディスプレイ160、放送送信512から3D画像データ122を受信するための放送受信機510、インターネット516から3D画像データ122を受信するためのインターネット受信機514及び記憶媒体520から3D画像データ122を読み出すための記憶媒体読取装置518を有する装置500を示す。しかしながら、いうまでもなく、装置500は、上述のコンポーネントの全てを含む代わりに、前記コンポーネントのサブセットのみを有することができる。装置500は、例えば、レンチキュラに基づくマルチビュー3Dディスプレイ160を含む3Dテレビであることができる。装置500は、例えばブルーレイ・プレーヤー、ブルーレイ・レコーダ、セットトップボックス、パーソナル・コンピュータ、ハードディスク・レコーダなどであることができ、その場合には、装置は一般的に3Dディスプレイ160を備えない。図9には示されないが、装置500は、3D画像データ122中のグラフィカル形状の確立をオン又はオフすることをインジケータ生成器140にユーザが指示することを可能にするためのユーザ入力手段を有することができる。ユーザ入力手段は、ユーザが遠隔制御を用いてインジケータ生成器120に指示することを可能にするための遠隔制御信号受信機であることができる。したがって、ユーザは、3Dディスプレイ160上の位置インジケータの表示をオン/オフをすることができる。そのうえ、位置インジケータは、装置500のオンスクリーン表示(On-Screen Display:OSD)機能の一部であることができ、したがって、例えばボリューム又はチャネル・インジケータと同様に3Dディスプレイ160に表示されることができる。
放送受信機510は、例えば地上放送、衛星放送又は有線放送の受信のための、任意の適切な種類であることができる。インターネット受信機514は、任意の適切なタイプであることができ、例えばADSL、Ethernet、WLAN、UMTSなどによって必要とされるモデム機能を含むことができ、あるいは、インタフェース・プロトコル(例えばTCP/IP)であることができる。記憶媒体読取装置518は、記憶媒体520から3D画像データ122を読み出す任意の適切なタイプであることができ、記憶媒体520は、任意の適切なタイプ(例えばブルーレイ、DVD、フラッシュ・メモリ、ROM、RAMなど)である。
図10は3D画像データ620を含む記憶装置媒体600を示し、3D画像データ620は、3Dディスプレイに表示されるときに、一連のビューの中での一連のビューのうちの2つの隣接するビューの相対位置を視覚的に表す位置インジケータを観察者に提供するための、グラフィカル形状を含む。記憶媒体600は、任意の適切な情報キャリア(例えばブルーレイ・ディスク、DVDディスク、ハードディスクなど)であることができ、書き込み不可であってもよいし、書き込み可能であってもよい。前者の場合、記憶媒体600は、製造の間、3D画像データ620を情報キャリア上の物理マークに変換することによって3D画像データ620を含むように製造される。後者の場合、3D画像データ620は、一般的に、消費者またはコンテンツ作成者によって記憶媒体600上へ記録され、記録するステップは、3D画像データ620を記憶媒体600上の物理マークに変換することを伴う。グラフィカル形状は、記憶媒体読取装置(例えばBlurayプレーヤー)が3Dディスプレイ160上の位置インジケータの表示をオン又はオフすることを可能にするように、3D画像データ620中に含まれることができる。このため、グラフィカル形状は、補助画像データとして3D画像データ620中に含まれることができる。
明確性のための前記説明が異なる機能ユニットを参照して本発明の実施の形態を記載したことはいうまでもない。しかしながら、異なる機能ユニット又はプロセッサ間での機能の任意の適切な分散が、本発明を損うことなく用いられることができることは明らかである。例えば、別々のプロセッサ又はコントローラによって実行されると説明された機能は、同じプロセッサ又はコントローラによって実行されることができる。したがって、特定の機能ユニットに対する参照は、単に説明される機能を提供するための適切な手段に対する参照として見なされるべきであり、厳密な論理的又は物理的構造又は機構を示すわけではない。
本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの任意の組み合わせを含む任意の適切な形態で実施されることができる。本発明は、オプションとして、1つ以上のデータプロセッサ及び/又はデジタルシグナルプロセッサ上で動作するコンピュータソフトウェアとして少なくとも部分的に実施されることができる。本発明の実施の形態の要素及びコンポーネントは、任意の適切な態様で、物理的に、機能的に及び論理的に実施されることができる。実際、機能は、1つのユニットとして、複数のユニットとして、又は、他の機能ユニットの一部として、実施されることができる。このように、本発明は、1つのユニットにおいて実施されるか又は異なるユニットとプロセッサとの間で物理的に及び機能的に分配されることができる。
本発明がいくつかの実施の形態に関して説明されたが、それは、本願明細書において述べられる特定の形態に限定されることを意図しない。むしろ、本発明の範囲は、添付の請求の範囲によってのみ制限される。さらに、ある特徴が特定の実施の形態に関連して説明されたように思われるかもしれない、説明された実施の形態のさまざまな特徴が本発明に従って組み合わせられることができることを当業者は認識する。請求の範囲において、「有する」「含む」などの用語は、他の要素又はステップの存在を除外しない。さらに、複数の手段、要素又は方法ステップは、個別にリストされるが、例えば1つのユニット又はプロセッサによって実施されることができる。
さらに、個々の特徴が異なる請求項中に含まれる場合があるが、これらはおそらく都合よく組み合わせられることができ、異なる請求項中に包まれることは、特徴の組み合わせが可能でなく及び/又は有利ではないことを意味しない。さらに、ある特徴が請求項の1つのカテゴリに含まれることは、このカテゴリに限定されることを意味せず、その特徴が、適切に他の請求項カテゴリに同様に適用可能であることを示す。さらに、請求項中の特徴の順序は、何らかの特定の順序で特徴が動作する必要があることを意味せず、特に、方法の請求項中の個々のステップの順序は、ステップがこの順序で実行される必要があることを意味しない。むしろ、ステップは、任意の適切な順序で実行されることができる。更に、単数の参照は複数を除外しない。"a", "an", "第1", "第2" などへの言及は複数を除外しない。請求項中の参照符号は、単に明確な例として提供されており、いかなる態様によっても、請求の範囲を制限するものとして解釈されてはならない。

Claims (13)

  1. 3Dディスプレイでの表示のために三次元[3D]画像データを処理するための装置であって、前記3Dディスプレイは、観察コーン中で、前記3D画像データの一連のビューを隣接して放射するように用意され、前記一連のビューは、前記一連のビューのうちの2つの異なるビューを知覚する観察者による前記観察コーン中の複数の観察位置における前記3D画像データの自動立体視観察を可能にし、当該装置は、前記3Dディスプレイ上に表示されるときに、前記一連のビューの中での前記一連のビューのうちの前記2つの異なるビューの相対位置を視覚的に表す位置インジケータを前記観察者に提供するために、前記3D画像データ中にグラフィカル形状を確立するように用意されるインジケータ生成器を有し、
    前記グラフィカル形状が、(i)前記一連のビューの中での基準ビューの基準位置を視覚的に表すための基準形状、及び(ii)前記一連のビューの中での前記一連のビューのうちの前記2つの異なるビューの現在の位置を視覚的に表すための位置形状を有し、前記グラフィカル形状が、前記3Dディスプレイ上に表示されるときに、前記一連のビューの中での前記一連のビューのうちの前記2つの異なるビューの前記相対位置を視覚的に表す相対的な空間的アライメントを有する前記位置インジケータの基準部分及び位置部分を前記観察者に提供するように、前記3D画像データ中に配置される、装置。
  2. 前記インジケータ生成器は、前記3Dディスプレイ上に表示されるときに、前記一連のビューの中での前記一連のビューのうちのそれぞれ2つの異なるビューの前記相対位置を視覚的に表す一連の位置インジケータのうちのそれぞれ1つを前記一連のビューのうちの任意の2つの異なるビューを知覚する前記観察者に提供するために、前記3D画像データ中に一連のグラフィカル形状を確立するように用意される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記3Dディスプレイが、一連の繰り返される観察コーン中で前記一連のビューを放射するように用意され、前記インジケータ生成器が、前記3Dディスプレイ上に表示されるときに、前記一連のビューのうちの最も外側のビューを知覚する前記観察者に、繰り返される観察コーンの接近を前記観察者に視覚的に示すための前記位置インジケータを提供するために、前記3D画像データ中に前記グラフィカル形状を確立するように用意される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記インジケータ生成器が、前記3Dディスプレイ上に表示されるときに、前記一連のビューのうちの中央のビューを知覚する前記観察者に、前記観察コーンの中央の接近を前記観察者に視覚的に示すための位置インジケータを提供するために、前記3D画像データ中に前記グラフィカル形状を確立するように用意される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記3Dディスプレイが、当該3Dディスプレイの表示面にわたって異なる放射角度で前記観察コーンを放射することによって観察距離に対して最適化され、前記インジケータ生成器が、前記3Dディスプレイ上に表示されるときに、前記一連のビューの中での前記一連のビューのうちの前記2つの異なるビューの前記相対位置を視覚的に表す更なる位置インジケータを前記観察者に提供するために、前記3D画像データ中に更なるグラフィカル形状を確立するように用意され、前記位置インジケータ及び前記更なる位置インジケータが一緒に観察距離インジケータを構成する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記位置インジケータ及び前記更なる位置インジケータが、前記3Dディスプレイの両側において前記観察者に提供される、請求項5に記載の装置。
  7. 前記3Dディスプレイを含む請求項1に記載の装置。
  8. 前記3D画像データに依存して前記一連のビューを生成するためのビュー・レンダリング装置をさらに有し、前記ビュー・レンダリング装置が前記インジケータ生成器を有し、前記インジケータ生成器が、前記一連のビューのうちの前記2つの異なるビュー中に前記グラフィカル形状を確立するように用意される、請求項7に記載の装置。
  9. 放送送信から3D画像データを受信する放送受信機、インターネットから3D画像データを受信するためのインターネット受信機、及び、記憶媒体から3D画像データを読み出す記憶媒体読取装置のグループのうちの少なくとも1つを有する、請求項1に記載の装置。
  10. 前記3D画像データが、二次元[2D]画像データ及び前記2D画像データの深さを表すための深さデータを有し、
    前記インジケータ生成器が、前記位置インジケータの前記基準部分及び前記位置部分の前記相対的な空間的アライメント
    (i)前記3Dディスプレイの表示面上の前記位置インジケータの前記基準部分を前記観察者に提供するために中立の深さにおいて前記深さデータ中に前記基準形状を確立すること、及び
    (ii)前記3Dディスプレイの表示面から突き出す又はへこむ前記位置インジケータの前記位置部分を前記観察者に提供するために非中立の深さにおいて前記深さデータ中に前記位置形状を確立すること、
    によって確立る、請求項に記載の装置
  11. 3Dディスプレイでの表示のために3D画像データを処理する方法であって、前記3Dディスプレイは、観察コーン中で、前記3D画像データの一連のビューを隣接して放射するように用意され、前記一連のビューは、前記一連のビューのうちの2つの異なるビューを知覚する観察者による前記観察コーン中の複数の観察位置における前記3D画像データの自動立体視観察を可能にし、当該方法は、前記3Dディスプレイ上に表示されるときに、前記一連のビューの中での前記一連のビューのうちの前記2つの異なるビューの相対位置を視覚的に表す位置インジケータを前記観察者に提供するために、前記3D画像データ中にグラフィカル形状を確立し、
    前記グラフィカル形状が、(i)前記一連のビューの中での基準ビューの基準位置を視覚的に表すための基準形状、及び(ii)前記一連のビューの中での前記一連のビューのうちの前記2つの異なるビューの現在の位置を視覚的に表すための位置形状を有し、前記グラフィカル形状が、前記3Dディスプレイ上に表示されるときに、前記一連のビューの中での前記一連のビューのうちの前記2つの異なるビューの前記相対位置を視覚的に表す相対的な空間的アライメントを有する前記位置インジケータの基準部分及び位置部分を前記観察者に提供するように、前記3D画像データ中に配置される、方法。
  12. 前記3D画像データが、二次元[2D]画像データ及び前記2D画像データの深さを表すための深さデータを有し、
    前記位置インジケータの前記基準部分及び前記位置部分の前記相対的な空間的アライメントを、
    (i)前記3Dディスプレイの表示面上の前記位置インジケータの前記基準部分を前記観察者に提供するために中立の深さにおいて前記深さデータ中に前記基準形状を確立すること、及び
    (ii)前記3Dディスプレイの表示面から突き出す又はへこむ前記位置インジケータの前記位置部分を前記観察者に提供するために非中立の深さにおいて前記深さデータ中に前記位置形状を確立すること、
    によって確立する、請求項11に記載の方法
  13. コンピュータによって実行されたときに前記コンピュータに請求項11または請求項12に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
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