JP6112810B2 - 生体情報処理装置、及び生体情報処理装置における表示方法 - Google Patents

生体情報処理装置、及び生体情報処理装置における表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、生体情報処理装置、及び生体情報処理装置における表示方法に関する。
生体の診断には様々な生体情報が用いられる。心電計により計測される心電図(例えば、標準12誘導心電図)は、代表的な生体情報の1つであり、心疾患等の診断に広く用いられる。標準12誘導心電図は、被検者の四肢に装着された4つの心電電極から得られる6つの誘導心電図(I、II、III、aVR、avL、aVF)と、被検者の胸部に装着された6つの心電電極から得られる6つの誘導心電図(V1、V2、V3、V4、V5、V6)とからなる。被検者から計測された標準12誘導心電図の波形特徴に基づいて、被検者の心疾患を診断することができる。
心電図検査の結果及びこの結果に基づく所見は、レポートとして纏めて記録されたうえで被検者に提供されることがある。レポートのフォーマットとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。このフォーマットでは、前方から見た心臓の絵図の周囲に、I誘導、II誘導、III誘導、aVR誘導、avL誘導及びaVF誘導の各波形が配置され、上方から見た心臓の絵図の周囲に、V1誘導、V2誘導、V3誘導、V4誘導、V5誘導及びV6誘導の各波形が配置される。
ところで、心疾患の主たる原因の1つは動脈硬化である。これは脳血管疾患や末梢動脈疾患についても同様のことがいえる。社会の急速な高齢化に伴い、医療分野においては、動脈硬化性疾患の予防は重要なテーマとなっており、動脈硬化を早期発見して適切な治療をすることが重要である。また、近年では、高齢者を中心に、閉塞性動脈硬化症(ASO)と呼ばれる下肢動脈の血流障害が増加している。閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化が進展した結果として発症するものの1つである。
動脈硬化の診断に用いられる生体情報処理装置として、血圧脈波検査装置がある。血圧脈波検査装置は、血圧や脈波といった生体情報を計測することで、下肢血管の血流障害の検査や全身の動脈伸展性の検査を行うことができる。前者の検査では、動脈の詰りを示す指標(動脈閉塞指標)が、後者の検査では、動脈の硬さを示す指標(動脈硬化指標)が、それぞれ検査結果として算出される。なお、以下の説明では、便宜上、動脈閉塞指標や動脈硬化指標の総称を「動脈状態指標」という。また、血圧や脈波の計測によって行われる血流障害の検査や動脈伸展性の検査の総称を「血圧脈波検査」という。
ここで、動脈状態指標について幾つかの例を挙げて説明する。なお、各指標の計測手法及び計算方法はここで説明するものだけに限定されず、様々な手法があり得る。
下肢血管の血流障害の検査で用いられる指標は、例えばABI(Ankle Brachial Index)である。
ABIは、足首の収縮期血圧の値を上腕の収縮期血圧の値で除算して得られる値であり、APIまたはABPIと呼ばれることもある。ABIに類似した指標として、TBI(Toe Pressure Index)と呼ばれるものもある。TBIは、足趾(足の指)の収縮期血圧の値を上腕の収縮期血圧の値で除算して得られる値であり、TPIまたはTBPIと呼ばれることもある。
動脈伸展性の検査で用いられる指標としては、例えば、大動脈PWV(Pulse Wave Velocity)(例えば、非特許文献1参照)やbaPWV(brachial-ankle Pulse Wave Velocity:上腕−足首間PWV)(例えば、非特許文献2参照)、CAVI(Cardio-Ankle Vascular Index)(例えば、非特許文献3参照)等がある。
PWVとは、脈波伝播速度であり、血管上の異なる2点間の距離の値を2点での脈波の時間差の値で除算して得られる、速度の単位を持つ値である。脈波の計測には、例えば、空気伝導式、光電式、空気袋式、アモルファス式、トノメトリ式など、各種方式の脈波センサが用いられる。また、PWV計測の対象部位としては、弾性動脈である大動脈が採用されることがあり、大動脈で計測されたPWVを大動脈PWVという。大動脈PWVの計測方法としては、主に2つのものがある。
一方の大動脈PWV計測方法では、例えば次の式(1)により大動脈PWVを求める。
PWV=(b+c−a)/ΔT ・・・(1)
ここで、ΔTは、頸動脈部での脈波立ち上がり部と大腿動脈部での脈波立ち上がり部との時間差であり、aは、胸骨上窩から頸動脈部までの距離であり、bは、胸骨上窩から臍部までの距離であり、cは、臍部から大腿動脈部までの距離である。
他方の大動脈PWV計測方法では、例えば次の式(2)により大動脈PWVを求める。
PWV=D×1.3/(ΔT+Tc) ・・・(2)
ここで、ΔTは、頸動脈部での脈波立ち上がり部と大腿動脈部での脈波立ち上がり部との時間差であり、Tcは、心II音(大動脈弁閉鎖の際に生じる心音)の開始から頸動脈部での脈波の切痕部(ノッチ)までの時間であり、Dは、心II音を計測する心音マイクが置かれた第II肋間胸骨右縁から大腿動脈部までの直線距離であり、1.3は解剖学的補正値である。
また、baPWVは、例えば次の式(3)により求められる。
baPWV=(La−Lb)/Tba ・・・(3)
ここで、Tbaは、カフを用いてそれぞれ計測される、上腕での脈波立ち上がり部と足首での脈波立ち上がり部との時間差であり、Laは、大動脈弁口部から足首までの距離であり、Lbは、大動脈弁口部から上腕までの距離である。
また、CAVIの場合、上腕と足首(または膝窩)とにカフを装着して血圧および脈波の計測をすると共に、胸骨に心音マイクを装着して心音を計測する。CAVIは、例えば次の式(4)により求められる。
ここで、Psは、上腕の収縮期血圧であり、Pdは、上腕の拡張期血圧であり、ρは血液密度であり、ΔPは、Ps−Pdである。また、PWVは、脈波伝播速度であり、例えば次の式(5)により求められる。
ここで、Tbは、心II音の開始から上腕での脈波の切痕部までの時間であり、Tbaは、上腕での脈波立ち上がり部と足首での脈波立ち上がり部との時間差であり、Dは、心II音を計測する心音マイクが置かれた胸骨右縁第II肋間から大腿動脈部までの直線距離であり、1.3は解剖学的補正値であり、L2は、大腿動脈部から膝関節中央部までの直線距離であり、L3は、膝関節中央部から足首カフ装着中央部までの直線距離である。
例えば特許文献2には、心電図検査を行う心電計としての機能と、血圧脈波検査を行う血圧脈波検査装置としての機能と、を兼備する生体情報取得装置が記載されている。
特許文献2記載の生体情報取得装置では、心電図検査及び血圧脈波検査それぞれの検査結果、並びに双方の検査結果に対する総合的な判定の結果(総合所見)を、1つのレポート(生体情報検査結果レポート)に纏めて記録することができる。
特開2009−207528号公報 特開2008−168074号公報
増田善昭、金井寛著、「動脈脈波の基礎と臨床」、共立出版、15〜19ページ、2000年 小澤利男、増田善昭著、「脈波速度」、メジカルビュー社、28〜29ページ Kohji Shirai, Junji Utino, Kuniaki Ohtsuka, Masanobu Takada, "A Novel Blood Pressure-independent Arterial Wall Stiffness Parameter; Cardio-Ankle Vascular Index (CAVI)", Journal of Atherosclerosis and Thrombosis, Vol.13, No.2
ところで、特許文献2に記載されているような、心電図検査を行う心電計としての機能と、血圧脈波検査を行う血圧脈波検査装置としての機能と、を兼備する生体情報取得装置においては、画面上に現在表示されている画像が、心電図検査に関わる画像なのか、血圧脈波検査に関わる画像なのかが、分かりにくい場合がある。
一つに、設定画像において、心電図検査に関わる設定画像なのか、血圧脈波検査に関わる設定画像なのかが、分かりにくい場合がある。例えば、心電図検査についての検査結果の記録方式や印刷方式を設定する画像と、血圧脈波検査についての検査結果の記録方式や印刷方式を設定する画像とにおいては、それらの画像の間で同じような設定項目が表示されることが多いので、現在表示されている画像から、どちらの検査の設定画像が表示されているかを即座に識別することは難しい。そのため、例えば、現在表示されている設定画像が血圧脈波検査に関わるものであるにも拘わらず、ユーザが心電図検査に関わるものであると勘違いして、誤った設定をしてしまうおそれがある。誤った設定をしてしまうと、検査のやり直しに繋がることもある。一般に、医療分野では、検査のやり直しが患者への治療の遅れにも繋がることがあるので、このような、設定の誤りをできるだけ無くすることが求められる。
また、一つに、検査結果表示画像において、心電図検査に関わる検査結果画像なのか、血圧脈波検査に関わる検査結果画像なのかが、分かりにくい場合がある。ここで、各検査の検査結果画像としては、それぞれ、心電図波形を含む画像、及び、血圧脈波波形を含む画像が表示される。普通であれば、心電図波形と血圧脈波波形は波形形状が大きく異なるので、ユーザはその波形形状から現在表示されている検査結果表示画像が、心電図検査に関わる検査結果画像なのか、血圧脈波検査に関わる検査結果画像なのかを容易に識別できる。しかしながら、波形にノイズが乗った場合には、波形形状が崩れるので、どちらの検査波形なのかが分からなくなり、その結果、現在表示されている検査結果表示画像がどちらの検査結果画像なのかが分からなくなるおそれがある。
本発明の目的は、ユーザに、現在見ている画像がどの検査に関する画像であるかを、ひと目で認識させることができる、生体情報処理装置、及び生体情報処理装置における表示方法を提供することである。
本発明の生体情報処理装置の一つの態様は、
心電図検査に関わる画像と、血圧脈波検査に関わる画像と、を別画面に表示する表示部と、
前記心電図検査に関わる画像を前記表示部に表示する場合と、前記血圧脈波検査に関わる画像を前記表示部に表示する場合とで、波形表示エリア以外の画像の背景色を異なる色にする表示制御部と、
を具備する。
本発明の生体情報処理装置における表示方法の一つの態様は、
心電図検査を行う機能と、血圧脈波検査を行う機能と、を具える生体情報処理装置における表示方法であって、
前記心電図検査に関わる画像と、前記血圧脈波検査に関わる画像と、を別画面に表示するとともに、前記心電図検査に関わる画像を表示する場合と、前記血圧脈波検査に関わる画像を表示する場合とで、波形表示エリア以外の画像の背景色を異なる色にする。
本発明によれば、ユーザに、現在見ている画面がどの機能の画面であるかを、ひと目で認識させることができる。
本発明の一実施の形態に係る生体情報処理装置の構成を示す図 心電図検査に関わる設定画像の表示例を示す図 血圧脈波検査に関わる設定画像の表示例を示す図 心電図検査及び血圧脈波検査に共通の設定画像の表示例を示す図 心電波形を含む画像の表示例を示す図 血圧脈波波形を含む画像の表示例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る生体情報処理装置の構成を概略的に示す図である。
図1に示す生体情報処理装置1は、心電計としての機能と血圧脈波検査装置としての機能とを兼備した装置である。具体的には、生体情報処理装置1は、演算処理部10、表示部70、表示制御部71、印字部75、記憶部80、音声出力部85、入力部90、上肢用計測制御部101、下肢用計測制御部102、心音計測部103、心電図計測部104及び脈波計測部105を有する。上肢用計測制御部101には、2つのカフ21R、21Lがそれぞれホース21hを介して接続されており、下肢用計測制御部102には、2つのカフ22R、22Lがそれぞれホース22hを介して接続されており、心音計測部103には心音マイク23が接続されており、心電図計測部104には、四肢用心電電極部24a及び胸部用心電電極部24bが接続されており、脈波計測部105には、アモルファス式脈波センサ25a、25bが接続されている。上肢用計測制御部101及び下肢用計測制御部102は、生体情報処理装置1の血圧脈波計測部100を構成する。
演算処理部10は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリ等を有し、メモリに記憶された生体情報処理プログラムをCPUで実行することにより、装置内各部の動作を制御するほか、各種検査の実行の際に必要な演算を行う。
表示部70は、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置であり、演算処理部10の制御に従って設定画面、操作ガイダンス或いは生体情報検査結果レポート等を表示する。本実施の形態の場合、表示部70は、タッチパネルにより構成されており、表示機能に加えて入力機能も備えている。つまり、表示部70は、ユーザのタッチ操作に応じた入力信号を得、この入力信号を、表示制御部71及び演算処理部10に出力する。
印字部75は、サーマルプリンタ等のプリンタ装置であり、演算処理部10の制御に従って生体情報検査結果レポート等を印字する。
記憶部80は、ハードディスク等の記憶装置であり、演算処理部10の制御に従って検査結果等を記憶する。
音声出力部85は、スピーカ装置であり、演算処理部10の制御に従って操作ガイダンス或いはアラーム音等を出力する。
入力部90は、キーボード、マウス或いはボタン等の入力装置であり、ユーザの操作に従って生成される入力信号を演算処理部10に出力し、演算処理部10に、操作内容に応じた制御及び演算を行わせる。
脈波計測部105は、アモルファス式の脈波計測手段である。脈波計測部105は、被検者に適切に装着されたアモルファス式脈波センサ25a、25bにより検出された検出信号に対して増幅等、所定の信号処理を施す信号処理回路を有する。脈波計測部105は、信号処理後の検出信号を被検者の脈波信号として演算処理部10に供給することにより、脈波の計測を行う。脈波計測部105から演算処理部10への脈波信号供給は、生体情報処理装置1の電源がオンのときに継続的に行われても良いし、演算処理部10からの要求に応じて行われても良い。脈波計測部105による脈波の計測は、演算処理部10で大動脈PWVを求める場合に好適に用いられる。この場合、アモルファス式脈波センサ25a、25bの一方は、被検者の頸動脈部に装着され、他方は、被検者の大腿動脈部に装着される。
心電図計測部104は、被検者に適切に装着された四肢用心電電極部24a及び胸部用心電電極部24bにより検出された検出信号に対して増幅等、所定の信号処理を施す信号処理回路を有する。心電図計測部104は、信号処理後の検出信号を被検者の心電図信号として演算処理部10に供給することにより、心電図の計測を行う。四肢用心電電極部24aは、典型的には、右手首、左手首、右足首及び左足首にそれぞれ装着される4つの心電電極からなる。両足首用の心電電極に関しては、両足首への装着が下肢に装着されたカフ22R、22Lにより妨げられないように形成されていることが好ましい。また、胸部用心電電極部24bは、典型的には、胸部の6箇所にそれぞれ装着される6つの心電電極からなる。心電図計測部104から演算処理部10への心電図信号供給は、生体情報処理装置1の電源がオンのときに継続的に行われても良いし、演算処理部10からの要求に応じて行われても良い。
心音計測部103は、被検者に適切に装着された心音マイク23により検出された検出信号に対して増幅等、所定の信号処理を施す信号処理回路を有する。心音計測部103は、信号処理後の検出信号を被検者の心音信号として演算処理部10に供給することにより、心音の計測を行う。心音計測部103から演算処理部10への心音信号供給は、生体情報処理装置1の電源がオンのときに継続的に行われても良いし、演算処理部10からの要求に応じて行われても良い。
上肢用計測制御部101と下肢用計測制御部102とから成る血圧脈波計測部100は、オシロメトリック式の血圧計測手段及び空気袋式の脈波計測手段を兼ねている。
上肢用計測制御部101は、圧力センサ111R、111Lと、圧力センサ111R、111Lによる検出信号に対して増幅等、所定の信号処理を施す信号処理回路と、カフ21R、カフ21Lに対する給排気を行うポンプ及び排気弁と、この給排気動作を制御するCPUと、を有する。上肢用計測制御部101は、ホース21hを介してカフ21R、カフ21Lのゴム嚢21aR、21aLに空気を導入することでカフ21R、21Lの内圧(以下、カフの内圧を「カフ圧」という)を加圧すると共に、ゴム嚢21aR、21aLから空気を排出することでカフ21R、21Lのカフ圧を減圧する。カフ21Rは、右上腕に適切に装着されたカフを指し、カフ21Lは、左上腕に適切に装着されたカフを指す。加圧後のカフ圧の目標値は、脈波計測の場合と血圧計測の場合とで異なり、それぞれ個別に設定可能である。
脈波計測の場合、上肢用計測制御部101は、加圧後のカフ21R、21Lのカフ圧の変動を脈波信号として圧力センサ111R、111Lで検出し、検出された脈波信号を演算処理部10に供給する。脈波計測は、演算処理部10からの要求に応じて行われる。なお、脈波計測には、2つのカフ21R、21Lのうち片方のみが使用されても良いし、両方が使用されても良い。
血圧計測の場合、上肢用計測制御部101は、減圧中にカフ21R、21Lのカフ圧の振動を圧力センサ111R、111Lにより検出しながら、振幅の増大が最も顕著なカフ圧を収縮期血圧として検出すると共に、振動の減少が最も顕著なカフ圧を拡張期血圧として検出する。そして、上肢用計測制御部101は、検出された収縮期血圧及び拡張期血圧をそれぞれ示す血圧信号を演算処理部10に供給する。血圧計測は、演算処理部10からの要求に応じて行われる。なお、演算処理部10からの要求があった場合、通常は、カフ21Rのみを用いた血圧計測とカフ21Lのみを用いた血圧計測とが順次行われるが、これらの血圧計測は並行して行われても良い。
下肢用計測制御部102は、圧力センサ121R、121Lと、圧力センサ121R、121Lによる検出信号に対して増幅等、所定の信号処理を施す信号処理回路と、カフ22R、カフ22Lに対する給排気を行うポンプ及び排気弁と、この給排気動作を制御するCPUと、を有する。下肢用計測制御部102は、ホース22hを介してカフ22R、カフ22Lのゴム嚢22aR、22aLに空気を導入することでカフ22R、22Lのカフ圧を加圧すると共に、ゴム嚢22aR、22aLから空気を排出することでカフ22R、22Lのカフ圧を減圧する。カフ22Rは、右足首に適切に装着されたカフを指し、カフ22Lは、左足首に適切に装着されたカフを指す。加圧後のカフ圧の目標値は、脈波計測の場合と血圧計測の場合とで異なり、それぞれ個別に設定可能である。脈波計測時及び血圧計測時の下肢用計測制御部102の動作については、上肢用計測制御部101と同様であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
以上、生体情報処理装置1の概略構成について説明した。次に、本実施の形態による表示について詳細に説明する。
表示制御部71は、入力部90又は表示部(タッチパネル)70からの入力信号に基づいて、心電図検査に関わる画像、或いは、血圧脈波検査に関わる画像を表示する。そして、表示制御部71は、心電図検査に関わる画像を表示する場合と、血圧脈波検査に関わる画像を表示する場合とで、画像の背景色を異なる色にする。
具体的に、図2−図6を用いて説明する。図2−図6のうち、図2、図3及び図4は各検査に関する設定画像の例であり、図5及び図6は各検査の検査結果画像の例である。
先ず、図2、図3及び図4に示した、各検査に関する設定画像について説明する。図2は心電図検査に関わる設定画像の表示例を示す図であり、図3は血圧脈波検査に関わる設定画像の表示例を示す図であり、図4は心電図検査及び血圧脈波検査に共通の設定画像の表示例を示す図である。
図2、図3及び図4に示した設定画像においては、中央部に設定表示エリア201−1、202−1、203−1が配置され、設定表示エリア201−1、202−1、203−1よりも上の位置に項目表示エリア201−2、202−2、203−2が配置され、設定表示エリア201−1、202−1、203−1よりも下の位置にファンクションキー表示エリア201−3、202−3、203−3が配置される。
ここで、表示制御部71は、心電図検査に関わる設定画像(図2)の背景色と、血圧脈波検査に関わる設定画像(図3)の背景色と、心電図検査及び血圧脈波検査に共通の設定画像(図4)の背景色とが、それぞれ異なる色となるように制御する。例えば心電図検査に関わる設定画像(図2)の背景色を青色とし、血圧脈波検査に関わる設定画像(図3)の背景色をオレンジ色とし、心電図検査及び血圧脈波検査に共通の設定画像(図4)の背景色を緑色とする。
本実施の形態の場合には、項目表示エリア201−2、202−2、203−2及びファンクションキー表示エリア201−3、202−3、203−3の背景色を、上述のように設定画像に応じて異なるようにする。
このようにすることで、ユーザは、表示部70に現在表示されている設定画像が心電図検査に関わる設定画像なのか、血圧脈波検査に関わる設定画像なのか、或いは共通の設定画像なのかを、ひと目で認識できるようになる。この結果、ユーザは、現在表示されている設定画像がどの検査に関する設定画像かを誤って認識することがなくなるので、このような認識誤りに基づく設定誤りを防止できる。
次に、図5及び図6に示した、検査結果表示画像について説明する。図5は、表示部70に心電波形を含む画像が表示された状態を示す。図6は、表示部70に血圧脈波波形を含む画像が表示された状態を示す。
図5に示すように、心電波形を含む画像では、中央部に心電波形表示エリア301−1が配置され、心電波形表示エリア301−1よりも上の位置に項目表示エリア301−2が配置され、心電波形表示エリア301−1よりも下の位置にファンクションキー表示エリア301−3が配置される。
また、図6に示すように、血圧脈波波形を含む画像では、中央部に血圧脈波表示エリア302−1が配置され、血圧脈波表示エリア302−1よりも上の位置に項目表示エリア302−2が配置され、血圧脈波表示エリア302−1よりも下の位置にファンクションキー表示エリア302−3が配置される。
ここで、表示制御部71は、心電図検査に関わる検査結果表示画像(図5)の背景色と、血圧脈波検査に関わる検査結果表示画像(図6)の背景色とが、それぞれ異なる色となるように制御する。例えば心電図検査に関わる検査結果表示画像(図5)の背景色を青色とし、血圧脈波検査に関わる検査結果表示画像(図6)の背景色をオレンジ色とする。
本実施の形態の場合には、項目表示エリア301−2、302−2及びファンクションキー表示エリア301−3、302−3の背景色を、上述のように設定画像に応じて異なるようにする。
このようにすることで、ユーザは、表示部70に現在表示されている検査結果表示画像が心電波形を含む心電図検査の検査結果表示画像なのか、血圧脈波波形を含む血圧脈波検査の検査結果表示画像なのかを、ひと目で認識できるようになる。これにより、例えば、波形にノイズが乗って波形形状が崩れた場合でも、ユーザは、現在表示されている検査結果表示画像がどちらの検査結果画像なのかを認識できる。この結果、ユーザは、背景色の色と波形形状の崩れとから、どちらの検査でノイズが発生しているかを認識できるようになるので、ノイズをなくすための対策をとることもできるようになる。例えば、心電波形にノイズが乗っていると認識した場合には、心電計と心電電極との接続をやり直したり、ノイズとなりそうな周辺の電子機器の動作を停止させたりするような、主に電気的なノイズの混入を排除するような対策を講じればよい。また、例えば、血圧脈波波形にノイズが乗っていると認識した場合には、カフの取り付け状態を再確認したり、被検者の姿勢を正させたりするような、主に電気的ではないノイズの混入を排除するような対策を講じればよい。
また、心電図検査と血圧脈波検査とで、検査の順番が決まっている場合には、背景色を見るだけで現在どちらの検査が行われているかを認識できるので、検査の進捗状況をひと目で認識できるようになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、心電図検査に関わる画像を表示部70に表示する場合と、血圧脈波検査に関わる画像を表示部70に表示する場合とで、画像の背景色を異なる色にしたことにより、ユーザは、表示されている画像が心電図検査に関するものか又は血圧脈波検査に関わるものかを、ひと目で認識できるようになる。この結果、ユーザは、検査の継続や、切り換え、設定などの操作をスムーズに行うことができるようになる。
例えば、表示部70が各画面を高速にスクロールさせたり、ページ切り替えさせたりして、画面の中から、心電図検査に関わる画像、或いは、血圧脈波検査に関わる画像を、迅速に検索する場合などに便利である。特に、本実施の形態のように、画像における特定位置の背景色を異なるようにすれば、ユーザは、その位置だけを集中して見れば、その画像がどちらの検査に関する画像かを瞬時に識別できるようになる。
なお、上述の実施の形態では、背景色を異なるようにするエリアが、項目表示エリア201−2、202−2、203−2、301−2、302−2及びファンクションキー表示エリア201−3、202−3、203−3、301−3、302−3である場合について述べたが、本発明はこれに限らない。例えば、設定表示エリア201−1、202−1、203−1や、波形表示エリア301−1、302−1の背景色を、心電図検査に関わる画像と、血圧脈波検査に関わる画像とで異なる色にしてもよい。
なお、画像がどちらの検査に関する画像かを瞬時に識別できるようにするといった観点では、心電図検査の画像と血圧脈波検査の画像とにおける、重複した位置の背景色を異なる色とすることが好ましい。
また、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記実施の形態において説明した装置の構成および動作は例であり、これらを本発明の範囲において部分的に変更、追加および削除できることは明らかである。
1 生体情報処理装置
10 演算処理部
21R、21L、22R、22L カフ
21aR、21aL、22aR、22aL ゴム嚢
21h、22h ホース
23 心音マイク
24a 四肢用心電電極部
24b 胸部用心電電極部
25a、25b アモルファス式脈波センサ
70 表示部
71 表示制御部
75 印字部
80 記憶部
85 音声出力部
90 入力部
100 血圧脈波計測部
101 上肢用計測制御部
102 下肢用計測制御部
103 心音計測部
104 心電図計測部
105 脈波計測部
111R、111L、121R、121L 圧力センサ

Claims (4)

  1. 心電図検査に関わる画像と、血圧脈波検査に関わる画像と、を別画面に表示する表示部と、
    前記心電図検査に関わる画像を前記表示部に表示する場合と、前記血圧脈波検査に関わる画像を前記表示部に表示する場合とで、波形表示エリア以外の画像の背景色を異なる色にする表示制御部と、
    を具備する生体情報処理装置。
  2. 前記表示部は、計測波形の画像よりも上の位置及び又は下の位置に、項目表示エリア及び又はファンクションキー表示エリアを、表示し、
    前記表示制御部は、前記心電図検査に関わる画像を前記表示部に表示する場合と、前記血圧脈波検査に関わる画像を前記表示部に表示する場合とで、前記項目表示エリア及び又は前記ファンクションキー表示エリアの背景色を異なる色にする、
    請求項1に記載の生体情報処理装置。
  3. 前記心電図検査に関わる画像には、心電図検査の設定画像が含まれるとともに、前記血圧脈波検査に関わる画像には、血圧脈波検査の設定画像が含まれ、
    前記表示制御部は、前記心電図検査の設定画像と前記血圧脈波検査の設定画像との背景色を異なる色とする、
    請求項1又は請求項2に記載の生体情報処理装置。
  4. 心電図検査を行う機能と、血圧脈波検査を行う機能と、を具える生体情報処理装置における表示方法であって、
    前記心電図検査に関わる画像と、前記血圧脈波検査に関わる画像と、を別画面に表示するとともに、前記心電図検査に関わる画像を表示する場合と、前記血圧脈波検査に関わる画像を表示する場合とで、波形表示エリア以外の画像の背景色を異なる色にする、
    生体情報処理装置における表示方法。
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