JP6111064B2 - 球補給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機島の上部に配設された球補給樋を流れる遊技球を遊技機に分配可能な球補給装置に関するものである。
ぱちんこ機やスロット機等の遊技機が設置された遊技場では、一般的に、複数の遊技機を並設して形成した遊技機島が備えられている。そして、通常、この種の遊技機島は、その内部に遊技媒体を搬送する搬送路が設けられ、その搬送路を介して、各遊技機への遊技媒体の供給を可能にしたり、逆に遊技機から排出された遊技媒体をタンク等に回収することを可能にしている。
特に、ぱちんこ機を備えた遊技機島(以下、ぱちんこ島ともいう)では、各ぱちんこ機に遊技球を供給するための搬送路の一部が、ぱちんこ機の並設方向に延伸した球補給樋と、その球補給樋を流れる遊技球を各ぱちんこ機側に分配する球補給装置(所謂補給シュート)と、補給シュートから排出された遊技球をぱちんこ機に導く可撓性流路とによって形成されている。そして、この種のぱちんこ島は、球補給樋がぱちんこ機よりも上方に配され、補給シュート及び可撓性流路によって、球補給樋よりも下方に位置するそれぞれのぱちんこ機に遊技球を流すことができる構成にされている。
ところで、遊技場では、ゴト行為等の防止や遊技場の売り上げを管理する等の目的で、各遊技機に供給される遊技媒体の数量が管理されている。そして、その1つの方法として、各ぱちんこ島において、球補給樋と各ぱちんこ機との間に、球計数機能が備わった球受口(所謂、キャリー)が設けられている。そして、一般的に、この球受口に備わった球計数機能は、ぱちんこ機に導入される遊技球を、1つずつカウントするものが多く利用されている。すなわち、この種の球受口を採用した場合、当該球受け口に至るまでに遊技球を列状に整列させる必要がある。
そこで、従来より、球受口よりも上流側であって、球補給樋よりも下流側に位置する補給シュートに、遊技球を1列に整列させる整列機能を付与し、補給シュートで整列させた遊技球を球受口側に流通させている(例えば特許文献1)。すなわち、多量の遊技球が球補給樋から流れて来たとしても、それらの遊技球は補給シュート内において1列に整列された状態となり、整列された先頭の遊技球から順次、球受口に導入される。より詳細には、補給シュートには、下方に向けて開口した排出口が設けられ、当該排出口を下方に向けて通過した遊技球が、可撓性流路を介して、1列に整列された状態で、球受口に導入される。
ところが、補給シュートと球受口との位置関係によっては、補給シュートと球受口との間に、可撓性流路を好適に配することが実質的に困難となっていた。より具体的には、ぱちんこ島では、通常、球補給樋が遊技球の搬送方向に下り勾配となるように設置されている。つまり、球補給樋は、遊技球の搬送方向下流側に近づく程、ぱちんこ機との高低差を小さくする。このため、ぱちんこ島では、補給シュートと可撓性流路を設置するための空間が狭小なものとなる。また、前記したように、補給シュートは、その排出口が下方に向けて開口した構造が採用されている。したがって、この種の補給シュートを用いた場合、球補給樋とぱちんこ機との高低差が一定未満となる場所においては、可撓性流路を当該補給シュートの鉛直下方に繋げることが実質的に困難となっていたため、改善が望まれていた。
そこで、近年においては、そのようにして形成された狭小空間であっても、可撓性流路の取り付けができるように、補給シュートの遊技球の排出口の位置を、その本体部の側面側に配したものが市場に提供されている。すなわち、この種の補給シュートでは、可撓性流路を、補給シュートの鉛直下方に接続するのではなく、補給シュートの側面側にほぼ水平姿勢で接続することができるため、従来よりも高低差を要することなく、可撓性流路の取り付けを可能としている。つまり、この補給シュートであれば、球補給樋とぱちんこ機との高低差が一定以上確保できない場合であっても、補給シュートと球受口に対して難なく接続することが可能となる。
特開2012−157461号公報
しかしながら、各ぱちんこ島の事情によって異なるが、補給シュートと球受口との位置関係によっては、可撓性流路を、補給シュートの排出口の開口の水平成分の方向と真逆の方向に蛇行させなければならない場合があり、その場合は、蛇行形状に変形させた部分の流路径が遊技球の直径を下回って、「球詰まり」を発生させる原因となっていた。
そこで、本発明では、従来技術の問題点に鑑み、可撓性流路を球補給装置の排出口の開口の水平成分の方向と真逆の方向に蛇行させなければならない場合であっても、可撓性流路内において、「球詰まり」を発生させることがない球補給装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するべく提供される請求項1に記載の発明は、複数の遊技機が並設されて群をなした遊技機群の上部に配設された球補給樋から遊技球を分配して各遊技機側に導く球補給装置であって、本体部を有し、当該本体部には、遊技球を下流に向けて直列状に整列させる整列流路が設けられ、当該整列流路の下流端は、本体部の内外を水平成分を含む方向に連通した開口であり、当該開口は、可撓性流路が接続されるものであって、整列流路の流路方向に対して、上部側が下部側よりも張り出すような姿勢で傾斜していることを特徴とする球補給装置である。
なお、ここで言う「整列流路の流路方向に対して、・・傾斜」は、整列流路の流路方向に対して平行状態ともならず、直交状態ともならない関係を意味している。
ここで、先にも説明したが、ぱちんこ島の内部事情によっては、可撓性流路を、本体部に設けられた開口の開口方向と異なる方向、具体的には逆方向に折り返すような形状に変形しなければならない場合がある。つまり、この時の可撓性流路は、上方から下方に傾斜し、且つ、前記開口の水平成分の方向と逆方向に蛇行した形状となる。このため、従来の球補給装置を採用した場合、可撓性流路における折曲部にあたる部分の流路径が、一定以上維持できない状態となる場合があった。具体的に説明すると、従来の球補給装置は、整列流路の下流端を形成する開口の上部側端部と下部側端部が流路方向に差がない配置であり、いずれの側(前記上部側と前記下部側)も張り出した形状とはなっていない。そのため、従来の球補給装置に接続した可撓性流路を、図8に示すように折り曲げた場合、その折曲部における、外側壁と内側壁との間隔が極度に狭められてしまう。具体的には、折曲部における可撓性流路7の外側壁と、開口の下端側端部との間が、実質的な整列流路の最狭部となる。つまり、可撓性流路7を前記した形状に折り曲げた場合、折曲部における内側壁の折り曲げ点の位置が、整列流路の開口50の下端側端部の位置に拘束されてしまっていた。
そこで、本発明の球補給装置は、本体部の内外を水平成分を含む方向に連通した開口を、整列流路の流路方向に対して、上部側が下部側よりも張り出すような姿勢で傾斜させた構成にしている。つまり、本発明の球補給装置では、整列流路の開口における下部側の張出端部を、上部側の張出端部よりも流路方向上流側に位置させている。換言すれば、整列流路は、開口における上部側の張出端部から下部側の張出端部に至るまでの流路壁面の一部が欠落した構造である。このため、整列流路の開口に接続した可撓性流路を、下方に傾斜させつつ、当該開口の水平成分の方向と真逆の方向に折り曲げたとしても、当該可撓性流路の折曲部の内側は、基本的に、開口の上部側の張出端部よりも流路の上流側に位置する下部側の張出端部を基準として折れ曲がるため、従来よりも、折曲部における流路径を一定以上確保することができる。つまり、本発明によれば、折曲部における外側壁と内側壁との間隔が一定未満になってしまうおそれがない。また仮に、可撓性流路の折曲部における内側壁が、開口の下部側の張出端部を基準に折り曲がらなかったとしても、その折り曲げ点は、整列流路の開口に拘束されない欠落部分にあるため、たとえ流路径が一定未満であったとしても、流路を流れる遊技球の圧力によって、その流路径を押し広げることが可能である。つまり、本発明においては、前記いずれの状況であっても、可撓性流路において「球詰まり」が発生することが回避される。
したがって、本発明の球補給装置は、整列流路の下流端に形成された開口が水平成分を含んだ方向に開口しているため、球補給樋とぱちんこ機との高低差が一定未満であっても好適に設置することが可能であり、さらに可撓性流路を前記開口の水平成分方向と真逆の方向に蛇行させなければならない場合であっても、流路径が一定未満になることがないあるいは一定未満になったとしても流路径を一定以上に拡げることができるため、可撓性流路の折曲部における「球詰まり」の発生を回避することができる。
請求項2に記載の発明は、整列流路の下流端の開口は、ほぼ水平方向に開口していることを特徴とする請求項1に記載の球補給装置である。
かかる構成によれば、整列流路の下流端の開口が、ほぼ水平方向に開口しているため、球補給樋とぱちんこ機との高低差が一定未満であった場合であっても、より好適に設置することが可能である。
本発明の球補給装置は、整列流路の下流端の開口は、その傾斜角度が、整列流路の流路方向に対して直交した状態を基準に、反時計回り方向に5〜30度であることが推奨される。
本発明の球補給装置は、整列流路の下流端を形成する開口を、整列流路の流路方向に対して、上部側が下部側よりも張り出すような姿勢で傾斜させたため、可撓性流路を球補給装置の排出口の開口の水平成分の方向と真逆の方向に蛇行させなければならない場合であっても、「球詰まり」を発生させることがない。また、本発明は、整列流路の下流端に形成された開口が、水平成分を含んだ方向に開口しているため、球補給樋とぱちんこ機との高低差が一定未満であっても好適に設置することができる。
本実施形態の球補給装置を備えた遊技機島を正面から見た断面図である。 図1の球補給装置を示す斜視図である。 図1の球補給装置に設けられた整列流路に注目した説明図である。 球補給装置を示す側面図である。 補給主流路に球補給装置を取り付けた状態を示す平面図である。 特殊な位置関係の球補給装置と球受口との間に設置された可撓性流路の変形部分を示す説明図である。 図6の可撓性流路の変形部分と従来の球補給装置に接続された可撓性流路の変形部分を比較した説明図である。 特殊な位置関係の従来の球補給装置と球受口との間に設置された可撓性流路の変形部分を示す説明図である。
以下に、本発明の実施形態に係る球補給装置について説明する。
本実施形態の球補給装置1は、所謂補給シュートであり、図示しない複数の弾球遊技機(以下、単にぱちんこ機という)が群をなした遊技機群(以下、遊技機島という)30への設置に適した構成である。具体的には、球補給装置1は、遊技機島30の内部に配された、遊技球(以下、単に球という)を各ぱちんこ機に搬送する補給流路32の一部を形成するものである。より詳細には、補給流路32には、図1に示すように、遊技機島30におけるぱちんこ機の並設方向に延伸した補給主流路(球補給樋)35と、その補給主流路35から各ぱちんこ機に向けて分岐した補給副流路36があり、本実施形態の球補給装置1は、補給副流路36の一部を構成する流路である。そして、本実施形態の球補給装置1は、1つの遊技機島30において、各ぱちんこ機への球の分配を可能にするべく、ぱちんこ機と同数分設置されている。
本実施形態の球補給装置1は、図2に示すように、外観が筐体状の本体部2を有し、その本体部2に球が整列しながら流通する整列流路11が形成されている。整列流路11は、図3に示すように、球の流れ方向上流端側の開口(導入口)12から下流端側の開口(排出口)13に渡って、流路底面が、水平方向を基準に若干の下り勾配で傾斜しており、さらに流路の中途において球の流れ方向の水平成分を真逆の方向に切り換える折返し部15を備えた構成である。すなわち、整列流路11では、導入口12から導入された球が、流路底面の傾斜に沿って下方に流れて、折返し部15を通過した後、折返し部15を通過する直前の水平成分方向とは真逆の方向に方向転換して、排出口13に向けて流れる。そして、排出口13に到達した球は、流路底面の傾斜に沿った向きを維持するようにして、外部に向けて排出される。
そして、本実施形態では、この外部に向けて球を排出する排出口13が、所定の形状を呈するように形成されている。すなわち、排出口13は、図2、4に示すように、上部側が下部側よりも流路の流れ方向に張り出すような傾斜状を呈するように形成されている。より詳細には、排出口13は、その上部側及び下部側が共有する1つの平面Sが、整列流路11の流れ方向Vに対して、傾斜する姿勢(整列流路11の流れ方向に対して直交する姿勢は除く)に形成されている。そして、前記共有平面Sの具体的な傾斜角度は、整列流路11の流れ方向Vに対して直交する状態を基準(基準線Bとする)に、反時計回り方向(図4基準)に、5〜30°、好ましくは10〜25°、より好ましくは12〜20°である。したがって、前記共有平面Sは、上端側を固定し、下端側を移動できるとしたならば、基準線Bから、当該下端側を反時計回り方向(図4基準)に5〜30°、好ましくは10〜25°、より好ましくは12〜20°移動させて形成された傾斜面である。
なお、図4においては、排出口13の開口方向の水平成分を左方向とした場合を示したが、排出口13の開口方向の水平成分は他の方向(例えば右方向)であっても構わない。例えば、排出口13の開口方向が右方向であれば、共有平面の傾斜角度は、基準線Bから時計回り方向に5〜30°、好ましくは10〜25°、より好ましくは12〜20°となる。
また、別の視点から見れば、整列流路11の排出口13は、小口が傾斜状を呈するように切り取ったような形状とも言える。具体的には、排出口13は、整列流路11の流路方向に対して直交する方向に切り取った形状ではなく、下部側を欠落させるように切り取った形状である。つまり、整列流路11の下流端を含む一定の範囲の流路断面は円形であるため、傾斜状に切り取った排出口13の開口形状は楕円形である。そして当然ながら、整列流路11の排出口13の開口面積が、整列流路11の中途における流路断面積よりも大きくなる。
そして、本実施形態の球補給装置1には、本体部2の他、図2〜4に示すように、さらに球均し部材3と、球崩し部材5と、球止め部材6とが備えられている。そして、いずれの部材3、5、6も、整列流路11の折返し部15よりも下流側に配されて、それぞれが所定の接続方式で固定されている。
球均し部材3は、公知のそれと同様の機能を備えたものであり、整列流路11を流れる球のブリッジ現象を阻止するものである。そして、本実施形態では、球均し部材3として、軸支された部分を基準に揺動する錘部16(図6)を有した振り子が採用されている。
球崩し部材5は、公知のそれと同様の機能を備えたものであり、整列流路11において上方に向けて積み上がろうとする球を押さえ込むものである。そして、本実施形態では、球崩し部材5として、整列流路11の流路方向に沿って延びた天面形成部17(図6)を有し、その天面形成部17によって、整列流路11を流れる球を多段状に積み上がらないように規制する部材が採用されている。
球止め部材6は、公知のそれと同様の機能を備えたものであり、ぱちんこ機側への球の補給を強制的に停止するものである。そして、本実施形態では、球止め部材6として、摺動部19(図6)をスライド操作することによって、ピン状の規制部材(図示しない)が、整列流路11の底部から流路内に突入したり、流路外に退出する構造のものが採用されている。
次に、遊技機島30の内部に設置された球補給装置1と、それに関連する部材の位置関係について説明する。
球補給装置1は、前記したように、補給主流路35を流れる球を、各ぱちんこ機に分配するためのものであり、補給副流路36の一部を形成するものである。そして、補給副流路36は、球補給装置1と、その下流側の流路を形成する変形自在な可撓性流路7とで構成されている。すなわち、球補給装置1は、図5に示すように、その導入口12が、補給主流路35に連通するように接続されており、さらに、球補給装置1は、図1に示すように、補給副流路36を構成するべく、その排出口13を可撓性流路7と連通するように接続している。そして、球補給装置1に接続された可撓性流路7は、図1に示すように、その下流端を計数機能が備わった球受口9に接続している。つまり、本実施形態においては、球補給装置1と球受口9との間に流路を形成するべく、当該間に可撓性流路7が設置されている。
ところで、遊技機島30においては、図1に示すように、球補給装置1と球受口9との位置関係が、通常、2タイプに大別される。
具体的には、
(a)球受口9が球補給装置1の排出口13の開口の水平成分方向に存在する位置関係(図1)と、
(b)球受口9と球補給装置1が鉛直方向に概ね重なる位置関係(図1)、である。
かかる位置関係(a)、(b)であれば、可撓性流路7を無理な形状に変形することなく、球補給装置1と球受口9とを結ぶことができる。そのため、可撓性流路7に導入された球は、ぱちんこ機側に向けて、当該流路7内をスムーズに流通する。
一方、先にも説明したが、遊技機島30内部の事情によって、球補給装置1と球受口9との位置関係を、上記タイプに替えて、特殊なタイプにしなければならない場合がある。例えば、図1に示す球を下から上に向けて揚送する揚送装置40近傍に配された球補給装置1と球受口9との位置関係がそれにあたる。
すなわち、この特殊なタイプの位置関係は、
(c)球受口9が球補給装置1の排出口13の開口の水平成分方向と真逆の方向に存在する位置関係、である。
すなわち、かかる位置関係(c)の球補給装置1と球受口9との間に可撓性流路7を設置する場合、可撓性流路7を無理に変形させなければならなかった。具体的には、このような条件下においては、可撓性流路7は、図6に示すように、球補給装置1の排出口13との接続直後の部分を、排出口13の開口の水平成分方向と真逆の方向に蛇行させる必要があった。しかしながら、従来、可撓性流路7を前記蛇行形状に変形させた場合、当該可撓性流路7における前記接続直後の変形部分の流路径が一定未満(球の直径未満)となる場合があり、「球詰まり」を発生させる原因となっていた。
そこで、本実施形態では、前記したように、整列流路11の下流端を形成する排出口13を、その下部側が傾斜状に欠落するような形状にしている。これにより、本実施形態の球補給装置1では、排出口13に接続された可撓性流路7を、排出口13の開口の水平成分方向と真逆の方向に変形させたとしても、可撓性流路7における変形部分の外側壁と内側壁との間の間隔を一定以上確保することに成功している。
以下、本実施形態の球補給装置1の特徴的機能について説明する。
前記位置関係(c)に基づいて設置された球補給装置1に接続された可撓性流路7は、排出口13の下部側を基準に変形するため、図7に示すように、従来に比べると(二点鎖線)、前記変形部分の内側壁が流路方向上流寄りで折れ曲がったような形状となる。一方で、その可撓性流路7の前記変形部分における外側壁の折れ曲がり位置は、従来のそれとほぼ同一である。つまり、本実施形態によれば、排出口13の下部側を上部側よりも流路方向上流側に位置するような傾斜状に成形して、可撓性流路7における前記変形部分における内側壁と外側壁との間隔を、従来よりも、実質的に拡げている。すなわち、排出口13の形状によって、可撓性流路7の変形部分における外側壁と内側壁との間、つまり可撓性流路7の流路径が一定未満になってしまうことを回避できる機能が付加されている。このように、本実施形態では、球補給装置1と球受口9とが位置関係(c)で設置されたとしても、可撓性流路7の流路径を球の直径以上に維持することができるため、前記位置関係(a)、(b)に基づいて設置された場合と同様、ぱちんこ機側に向けて、球をスムーズに流通させることができる。
以上のように、本実施形態の球補給装置1は、排出口13を、上部側が下部側よりも流路の流れ方向に張り出すような傾斜状を呈する形状に成形したため、位置関係(c)に基づいて、球補給装置1と球受口9とを設置し、それらに可撓性流路7を接続するような場合であっても、当該可撓性流路7の変形部分において、その流路径が球の直径未満となってしまう可能性が低い。すなわち、本実施形態によれば、いずれの位置関係(a)、(b)、(c)を採用しても、球補給装置1と球受口9との間に設置された可撓性流路7の流路径は一定以上に維持されるため、「球詰まり」が発生する可能性はほぼない。
上記実施形態では、球補給装置1の排出口13の開口方向が、ほぼ水平方向に向いた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、排出口の開口方向は、鉛直方向でなければ、いずれの方向であっても構わない。要するに、排出口の開口方向は、水平成分を有する方向であればいかなる方向でも構わない。
1 球補給装置
2 本体部
3 球均し部材
5 球崩し部材
6 球止め部材
7 可撓性流路
9 球受口
11 整列流路
12 導入口
13 排出口
15 折返し部
30 遊技機島(遊技機群)
32 補給流路
36 補給副流路

Claims (3)

  1. 複数の遊技機が並設されて群をなした遊技機群の上部に配設された球補給樋から遊技球を分配して各遊技機側に導く球補給装置であって、
    本体部を有し、当該本体部には、遊技球を下流に向けて直列状に整列させる整列流路が設けられ、当該整列流路の下流端は、本体部の内外を水平成分を含む方向に連通した開口であり、当該開口は、可撓性流路が接続されるものであって、整列流路の流路方向に対して、上部側が下部側よりも張り出すような姿勢で傾斜していることを特徴とする球補給装置。
  2. 整列流路の下流端の開口は、ほぼ水平方向に開口していることを特徴とする請求項1に記載の球補給装置。
  3. 整列流路の下流端の開口は、その傾斜角度が、整列流路の流路方向に対して直交した状態を基準に、反時計回り方向に5〜30度であることを特徴とする請求項1又は2に記載の球補給装置。
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