JP6110858B2 - ドッキングシステム及び汎用ネットワーク装置ドライバによる無線lan接続のハンドオーバ - Google Patents

ドッキングシステム及び汎用ネットワーク装置ドライバによる無線lan接続のハンドオーバ Download PDF

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Description

本発明は、ドッキング装置及びシステムに係り、更に詳細には、無線LAN接続のハンドオーバのための方法及びシステム並びにドッキング装置への汎用ドライバの組み込みに関する。
無線ドッキングは、携帯電話及びラップトップ等の携帯装置を静止ドッキング環境内に接続するために無線技術を使用する。この文献において、このような携帯装置は被ドッキング装置又は無線被ドッキング装置と称する。無線ドッキング環境はドッキング装置に大型スクリーン、キーボード、マウス及び入力/出力ポート等の周辺機器へのアクセスを提供し、これら周辺機器は当該被ドッキング装置上で動作しているアプリケーションと対話する際のエンドユーザの体験及び生産性を向上させるために使用することができる。無線ドッキングに関する1つの代表的な例は、携帯電話のユーザに該携帯電話上で動作しているアプリケーションと対話する際に一層大きなスクリーンを使用する可能性を与えることである。例えば、ドッキングされた携帯電話のユーザは、該携帯電話上で動作しているeメイルクライアント又はウェブブラウザと対話する際にTV又はPCモニタを使用する。
被ドッキング装置は1以上の無線ドッキングステーション(無線ドッキングホストとしても知られている)に無線でつながり、当該無線ドッキング環境における周辺機器に対するアクセス権を得る。最も簡単な場合、無線ドッキング環境は、例えば居間内、オフィス内の机上等の位置に単一の無線ドッキングステーションを有することにより実現され、該ドッキングステーションにはTV、PCモニタ、キーボード等の周辺機器が全て接続される。特別な例では、ブルートゥース無線キーボード及びUSBウェブカムがドッキングステーションに接続されて(永久的に対にされて)、ドッキング環境の一部となるようにすることができる。
ドッキング環境の一例が、図1に示されている。被ドッキング装置110はリンク115を介してアクセスポイント130と通信すると共に、リンク125を介してドッキングステーション120にもドッキングすることができる。リンク115は被ドッキング装置110をアクセスポイント130に接続する。この接続は被ドッキング装置110に、アクセスポイント130が属された例えばネットワーク160に対するアクセスを提供する。ネットワーク160はインターネット、LAN等へのアクセスも提供することができる。ドッキングステーション120に対するリンク125は被ドッキング装置110に例えばプリンタ140及びモニタ150等に対するアクセスを提供することができる。
ドッキングステーション120は、多くのやり方で実現することができる。該ドッキングステーションは、特別に設計された単一目的の装置とするか又は例えば特別なソフトウェアを実行するPCとすることができる。斯様なPCはドッキングを一層便利及び/又は効率的にするために取り付けられた追加のハードウェアを有することもできる。HDTV又は何らかの他のマルチメディア装置も、ドッキングステーションとして働くための組み込み機能を有することができる。
リンク115及び125に関しては、多くの被ドッキング装置が既にWi-Fiサポートを内蔵しているので、実際にはWi-Fiがアクセスポイントに対する無線ドッキング及び接続性を可能にする最も論理的な無線プロトコルであろう。しかしながら、被ドッキング装置はWi-Fiを内蔵するかも知れないが、異なる被ドッキング装置とドッキングステーションとの間のユーザにとり使いやすい形での装置間及び製造者間互換性を保証することを目指した完全な無線ドッキングシステムが、被ドッキング装置と関連する周辺機器を備えたドッキングホストとの間の容易且つ便利な自動的Wi-Fi接続設定を実現する斯かる被ドッキング装置とドッキングステーションとの間の一連のメカニズム又はプロトコルにより定義される。
ここでは、特定の本発明実施態様が、このようなドッキング環境及び無線ドッキングを実行することができる装置のための通信規格に関連して説明される。例えば、1つの解決策は、被ドッキング装置110とドッキングステーション120との間の一次接続(リンク125)としてのWi-FiダイレクトP2P(Wi-Fiピアツーピアとしても知られている)を、有利には被ドッキング装置とドッキングステーションに接続された周辺機器との間の容易且つ便利な自動的接続設定を提供する被ドッキング装置110とドッキングステーション120との間の一連の定義されたプロトコルと一緒に使用することである。
上記の定義されたWi-FiダイレクトP2Pは、1つの装置(例えば、ドッキングステーション120)に対するP2P接続を有すると同時にネットワーク160にアクセスするためにWi-Fiアクセスポイント130に対する接続を有することを可能にするが、このことは、被ドッキング装置110とドッキングステーション120との間の帯域幅に対する要求と、しばしば、競合し得る。高解像度短待ち時間表示出力、高品質オーディオ出力及びUSB入力等の種々のトラフィックタイプをトンネリングさせるための帯域幅要件は非常に高いので、被ドッキング装置110は自身のWi-Fiアンテナの全能力及び周波数範囲をドッキングステーション120とのWi-Fi接続のために使用しなければならない。このように、Wi-Fi能力をドッキングステーション120に対して開かれたWi-Fi接続及びWLANアクセスポイント130に対して開かれたWi-Fi接続の両方を同時に維持するために分け合う図1に示された接続は、多くの場合において最も好ましい選択枝ではない。
このように、被ドッキング装置110が2つの開かれた接続を同時に維持するドッキング環境は帯域幅の限界という問題を有しており、このことは、当該領域における全ての他の装置に定期的なインターネットアクセスサービスを提供するためにアクセスポイントにより使用されるWi-Fiチャンネルを飽和させ得る。このような環境は、2つの接続を全能力でサポートするために周波数ホッピング方式又は被ドッキング装置110上の2つのアンテナ/無線機を必要とすることにより、費用の増加及び複雑さという不利益も被り得る。
本明細書における特定の実施態様は、有利にも、被ドッキング装置が例えばドッキングステーションに対する1つの接続を維持することを可能にする。上記ドッキングステーションは、上記被ドッキング装置が該ドッキングステーションを介してアクセスポイントに接続することを可能にすることにより中間(仲介)装置として働く(図2参照)。ユーザは、ドッキングステーションに接続されたプリンタにも接続されたまま、例えばホームネットワーク内のDLNA(デジタルリビングネットワークアライアンス(登録商標))装置を見付けるためにアクセスポイントに対する接続を必要とする当該被ドッキング装置上のアプリケーションを使用することができる。ドッキングステーションがアクセスポイントに対するプロキシとして動作し、これにより被ドッキング装置を該アクセスポイントに接続するための中間ノードとなることができれば非常に有益であり得る(図2参照)。
アクセスポイントに接続するために中間ノードを使用することは、WLANリピータ(中継器)及びブリッジにより実行される。しかしながら、これらの技術は無線アクセスポイントの範囲を拡張するものである。WLANブリッジ/リピータは元のアクセスポイントの“役割”を受け継ぎ、自身を典型的には元のアクセスポイントと同じサービスセット識別子(SSID)を備えたアクセスポイントとする。被ドッキング装置はWLANブリッジ/リピータに対する接続を設定することができ、該ブリッジ/リピータはトラフィックを元のアクセスポイントに転送する。この使用法は“無線配信システム”として知られている。既存の文献では、1つの無線システム(例えば、GPRS)のセッションが他の無線システム(例えば、Wi-Fi)に継ぎ目無く受け渡されるようなシステムも知られている。この接続の再構成は無線装置(例えば、電話)において行われ、外部のドッキングステーション装置に関わるものではない。
これとは対照的に、本発明によれば、無線ドッキングホストは、アクセスポイントに直接つながることはなく、被ドッキング装置に接続設備を提供するので、リピータ又はブリッジとして働くものではない。無線ドッキングの場合、シナリオは異なる。被ドッキング装置がアクセスポイントの範囲(例えば、自宅)内に入ると、該被ドッキング装置は特定のアクセスポイントに繋がるように構成され得る。即ち、該被ドッキング装置は該特定のアクセスポイントに対する接続を設定するためのSSID、セキュリティ証明(security credentials)等を知っている。該特定のアクセスポイントにつながると、該被ドッキング装置は、例えば、WLANにおける同一のアクセスポイントに接続されたDLNA装置を発見することができる。被ドッキング装置にセキュリティ証明を供給させることは、該被ドッキング装置が、ユーザが当該アクセスポイントに接続するために再びセキュリティを設定しなければならないことを要せずに、所与のネットワークをアクセスすることを許可されることを保証する。
しかしながら、複数のアクセスポイント及び恐らくは複数のドッキングステーションを含むネットワークには問題が存在する。例えば、オリフィス環境は、LAN内に複数のアクセスポイント及びドッキングステーションが存在するようなネットワーク環境を含み得る。被ドッキング装置がアクセスポイントに接続し、次いでドッキングステーションに接続しようと試みる場合、該ドッキングステーションは該被ドッキング装置が当該LEDネットワーク内の何のアクセスポイントに接続されているかを必ずしも知っていない。
従って、ここで述べる本発明実施態様によれば、被ドッキング装置はドッキングステーションに該被ドッキング装置のアクセスポイント接続証明及びパラメータを通知して、該ドッキングステーションが該被ドッキング装置と当該アクセスポイントとの間の接続のための中間プロキシとなるようにする。該ドッキングステーションは当該被ドッキング装置と当該アクセスポイントとの間の接続を“引き継ぐ”。該ドッキングステーションが該接続を“引き継いだ”場合、該被ドッキング装置は上記ドッキングステーションに対する及び上記アクセスポイントに対するアクセスを有することになる(図2参照)。
この本発明実施態様は、伝統的なプロキシ接続を使用するものとは異なることに注意されたい。伝統的な意味でのプロキシ接続は、典型的に、手動操作を必要とし、静的に実行される。ユーザは通常はプロキシ接続と直接的(ダイレクト)接続との間で切り換えることはなく、既存のシステムに対しては整った自動的ハンドオーバ手順又はプロトコルは存在しない。更に、典型的なプロキシプロトコルにおいて、プロキシは、該プロキシが仲介する両当事者により当該ネットワーク内の当事者として信頼されて開始する。本例において、最初はドッキングステーションとアクセスポイントとの間の信頼(セキュリティ証明)は存在せず、本発明実施態様によれば、ドッキングステーションは被ドッキング装置の証明を使用することによりドッキングステーションはアクセスポイントに対して信頼された当事者になる。従って、既存のシステムにおいては、直接的接続とプロキシ接続との間で切り換えるために、ユーザは先ず既存の直接的接続を切断し、次いで新しい組のネットワーク証明により再び新たなプロキシ接続を確立しなければならない。このように、既存のシステムにおける伝統的なプロキシアプローチは図1に示すような2つの接続の間での継ぎ目のないハンドオーバ(即ち、接続115をドッキングステーションに受け渡し、ドッキングステーション120に、被ドッキング装置110がアクセスポイント130に対して以前に持っていた直接的接続115を“受け継がせる”こと)を行うことはできない。
一実施態様において、ここに記載する本発明は被ドッキング装置をドッキングステーションにドッキングする無線ドッキングシステムに関するもので、上記ドッキングステーションは、上記被ドッキング装置に接続するための第1ネットワーク接続と、無線ネットワークアクセスポイントに接続するための第2ネットワーク接続と、プラグインネットワークインターフェース装置とを含み、上記被ドッキング装置との接続を確立すると、上記ドッキングステーションは該被ドッキング装置から上記無線ネットワークアクセスポイントにアクセスするための情報を受信すると共に、該被ドッキング装置と該無線ネットワークアクセスポイントとの間の接続を、該接続のために被ドッキング装置により供給されたネットワーク証明を用いてアクセスポイントに接続することにより且つ該被ドッキング装置と無線ネットワークアクセスポイントとの間のトラフィックをトンネリングすることにより引き継ぐ。上記プラグインネットワークインターフェース装置は、物理的にプラグインされる装置(例えば、USBドングル)、物理的に接続される装置、又は物理的なネットワークインターフェース装置を他の仮想/仮想化ネットワークインターフェース装置と共用する仮想/仮想化ネットワークインターフェース装置であり得る。
上記本発明実施態様において、ドッキングステーションは2つのWi-Fi無線機をサポートする必要があり得る。しかしながら、全ての無線ドッキングステーションが2つの内蔵Wi-Fi無線機を搭載するというものではない。従って、他の本発明実施態様では、無線ドッキングステーションは、有利には無線ドッキングステーションに第2のWi-Fi無線機を設けるプラグインネットワークインターフェースをサポートすることができる。
更に、無線技術が進化するにつれて、次世代無線規格の競合するバージョンが開発されている。従って、プラグインネットワークインターフェースを有することは、如何なる新規なバージョンの無線規格も、既存のドッキングステーションを改良置換又は交換することを要せずに、プラグインネットワークインターフェース内で実施化することができるという利点を有する。
従って、他の実施態様において、本発明は被ドッキング装置をドッキングステーションにドッキングする無線ドッキングシステムに関するもので、該ドッキングステーションは、上記被ドッキング装置に接続するための第1ネットワーク回路と、無線ネットワークアクセスポイントに接続するための第2ネットワーク回路と、プラグインネットワークインターフェース装置とを含み、上記被ドッキング装置との接続を確立すると、上記ドッキングステーションは該被ドッキング装置から上記無線ネットワークアクセスポイントにアクセスするための情報を受信すると共に、該被ドッキング装置と該無線ネットワークアクセスポイントとの間の接続を、該接続のために被ドッキング装置から受信された上記情報を用いてアクセスポイントに接続することにより且つ該被ドッキング装置と無線ネットワークアクセスポイントとの間のトラフィックをトンネリングすることにより引き継ぎ、上記被ドッキング装置は遠隔装置ドライバを有し、上記ドッキングステーションは該ドッキングステーションに接続される周辺機器装置の汎用装置ドライバを有し、該汎用装置ドライバは、当該被ドッキング装置から周辺機器装置へ該被ドッキング装置と上記プラグインネットワークインターフェース装置との間の無線接続を介してデータを送信するために、上記遠隔装置ドライバにより制御される。
他の実施態様において、本発明は被ドッキング装置をドッキングステーションに無線でドッキングする方法に関するもので、該方法は、上記被ドッキング装置と上記ドッキングステーションとの間の接続を第1ネットワーク接続を介して確立するステップと、上記ドッキングステーションにより上記被ドッキング装置から無線ネットワークアクセスポイントにアクセスするための情報を受信するステップと、上記ドッキングステーションにより上記被ドッキング装置と上記無線ネットワークアクセスポイントとの間の接続を、該接続のために上記被ドッキング装置から受信された上記情報を用いて上記アクセスポイントに第2ネットワーク接続を介して接続することにより且つ上記被ドッキング装置と上記無線ネットワークアクセスポイントとの間のトラフィックをトンネリングすることにより引き継ぐステップと、上記被ドッキング装置から上記ドッキングステーションに接続された周辺機器装置へ該被ドッキング装置と該ドッキングステーションにおけるプラグインネットワークインターフェース装置との間の無線接続を介してデータを送信するために、該ドッキングステーション内の汎用装置ドライバを該被ドッキング装置内の遠隔装置ドライバにより制御するステップと、を含む。
一般的に、本発明の種々の態様は、本発明の範囲内で如何なる可能な方法でも組み合わせ及び結合することができる。本発明と考えられる主題は本明細書の末尾の請求項に特別に示されると共に明確に記載されている。本発明の上述した及び他の特徴及び利点は、添付図面に関連して後述される詳細な説明から明らかとなるであろう。
図1は、本発明の実施態様によるドッキング及びアクセスポイントに接続するネットワーク環境を示す。 図2は、本発明の実施態様によるドッキングの後のネットワーク環境を示す。 図3は、本発明の実施態様によるハンドオーバ処理の高レベルのプロトコルの流れを示す。 図4は、Wi-Fi“n”(802.11n)規格による無線接続を介してドッキングするためのネットワーク環境を示す。 図5は、全装置に次世代無線規格を組み込んだ無線接続を介してドッキングするためのネットワーク環境を示す。 図6は、本発明の実施態様による構成を用いた無線接続を介してドッキングするためのネットワーク環境を示す。 図7は、本発明の実施態様による汎用装置ドライバを示す。
図1は、被ドッキング装置110がアクセスポイント130に接続するための無線範囲内にあるネットワーク環境を示している。アクセスポイント130は、例えば、Wi-Fiアクセスポイントであり得る。被ドッキング装置110がアクセスポイント130の範囲内に入ると、該被ドッキング装置110は接続115を介してアクセスポイント130につながる。被ドッキング装置110は、図2を参照して詳述するように、リンク125を介してドッキングステーション120にドッキングしようと欲し得る。ドッキングステーション120は、プリンタ140及び大型スクリーンモニタ150等の周辺機器装置に接続されている。
前述したように、被ドッキング装置110はアクセスポイント130に対する接続のための設定をドッキングステーション120に転送し、アクセスポイント130及びドッキングステーション120の各々に対する接続の代わりに、1つの接続を維持する。上記ドッキングステーションは、被ドッキング装置110が上記アクセスポイントに対する接続を該ドッキングステーションに移転することを可能にすることにより仲介装置として動作する(図2参照)。
ドッキングステーション120は、ドッキング時点で被ドッキング装置110が最初は何のアクセスポイント130に接続されていたか、当該携帯装置110が現在何のIPアドレスを有しているか、及び当該携帯装置110が何のTCP/IP接続を現在開いているか(例えばビデオをストリーミングするために)が分からないので、新たな接続へのハンドオーバは、当該ドッキングステーション120により所与のアクセスポイントに対して設定されるべき接続のパラメータの構成を含まなければならない。このハンドオーバは動的に構成可能とすることができる。何故なら、当該ネットワークには被ドッキング装置が接続されていたかも知れない複数のアクセスポイントが存在し得るからである。
図2に示されるように、被ドッキング装置210はドッキングステーション220にドッキングされる。被ドッキング装置210はドッキングステーション220に対して、該被ドッキング装置210がドッキングの前にWi-Fiアクセスポイント230に対して有していた該Wi-Fiアクセスポイント230のSSID、Wi-Fi接続のセキュリティ証明、当該装置のMACアドレス、現在のIPアドレス及び好ましいDNSサーバ等のネットワーク設定を転送する。ドッキングステーション220は、Wi-Fiアクセスポイント230に対する接続のために被ドッキング装置210から受信された上記ネットワーク設定(例えば、該被ドッキング装置のIPアドレス等)を用いることにより、且つ、被ドッキング装置210とWi-Fiアクセスポイント230との間の接続215及び225を介してのトラフィックをトンネリングすることにより、被ドッキング装置210とWi-Fiアクセスポイント230との間の接続を引き受ける(“引き継ぐ”)。この場合、被ドッキング装置210は、リンク215上でドッキングステーション220を介してプリンタ240及び大型スクリーンモニタ250等の周辺機器装置に対するアクセスを有すると共に、リンク215、ドッキングステーション220及びリンク225を介してアクセスポイント230に属するネットワーク260に対するアクセスを有することになる。
アクセスポイント230に対する既存の接続及び既存のネットワーク接続(例えば、ビデオをストリーミングするための)は、ドッキングステーション220を介しての接続により継ぎ目無しに且つ自動的に引き受けられ(“引き継がれ”)なければならない。アプリケーションに依存して、被ドッキング装置210が接続されるアクセスポイント230はドッキングの間に動的に変化し得る。しかしながら、ハンドオーバ処理は好ましくはユーザ及び被ドッキング装置210のアプリケーションにとり透明であるべきである。
一実施態様において、被ドッキング装置210とドッキングステーション220との間の接続はWi-Fi直接(ダイレクト)接続である。また、被ドッキング装置210がアクセスポイント230に対して持っていた直接接続は、該被ドッキング装置210とアクセスポイント230との間の接続を構成及び設定する間に中断又は閉じられ得る。しかしながら、可能性のある接続タイプは、他の接続規格、次世代無線規格又は競合する構成を含み得る。
他の実施態様において、ドッキングステーション220とドッキングする際に、被ドッキング装置210は、アクセスポイント230に接続するためにドッキングステーション220に対してトンネリング接続を使用するように自身を自動的に再構成する。このように、トラフィックは被ドッキング装置210とドッキングステーション220との間の新たなWi-Fi直接接続を介してトンネリングされる必要がある。
他の実施態様では、被ドッキング装置210がドッキングステーション220に当該非ドッキング装置210とアクセスポイント230との間のWLAN接続証明に関して通知することを可能にする新たなプロトコルが定義される。この場合、ドッキングステーション220は、当該携帯装置210の代わりにアクセスポイント230に接続すると共にトラフィックを該携帯装置210へ/からトンネリングする能力を持つために、該携帯装置210のIPアドレス及び他のパラメータを自動的に引き継ぐ。
ハンドオーバをサポートする上記新たなプロトコルは多くの形態を有することができる。一実施態様において、当該プロトコル相互作用は、無線ドッキングのための一層複雑なプロトコル交換、例えば被ドッキング装置がドッキング環境においてスクリーンを発見し、該スクリーンに接続することになるようなプロトコル交換の一部として実行される。他の例は、当該プロトコル相互作用が遠隔ドライバを用いてWi-Fi接続上でUSB CDC又は(R)NDISインターフェースコマンドを使用することに基づくものである場合である。
例示的なプロトコルの流れが図3に示されている。この例は、ハンドオーバのみに焦点を合わせたもので、次に記載されている。尚、図3に示されるイベントの順序はイベントの必須の順番ではなく、理解を容易にするための例に過ぎない。異なる順番及び同時的な順番も考えられる。
ステップ310:被ドッキング装置はドッキングステーションとのドッキングを開始する。このステップを実現するために、被ドッキング装置により該被ドッキング装置とドッキングステーションとの間の双方向通信チャンネルが形成される。このチャンネルは、例えば当該2つの装置間のブルートゥースリンク、ドッキングステーションに対するWi-Fi接続又はホームネットワーク上のTCP/IPプロトコルに基づくものとすることができる。後者の場合、当該通信チャンネルはアクセスポイントを介して実現される。この場合、被ドッキング装置及びドッキングステーションの両者は、恐らくは、アクセスポイントに対して安全な接続を有するので、これらは共に単一の(ローカル)IP(サブ)ネットワーク上に存在し、該被ドッキング装置がTCP/IPを用いて通信チャンネルを開くことを可能にする。
ステップ320:被ドッキング装置は上記双方向通信チャンネルを用いてドッキングステーションから該ドッキングステーションの能力を記述した情報を取り込む。この処理は、例えば上記双方向通信チャンネルを介して特定のコマンド“GET/capabilitiesinfo”を送信して、ドッキングステーションに該ドッキングステーションのコンピュータ読取可能な記述を含むバイトシーケンスを送信させることによって応答させることにより実行することができる。
ステップ330:被ドッキング装置は、該被ドッキング装置がアクセスポイントに対する接続のために使用しているのと同一のネットワーク証明を用いてアクセスポイントに接続することにより、且つ、被ドッキング装置とアクセスポイントとの間のトラフィックをトンネリングすることにより、当該ドッキングステーションの能力の1つが、該被ドッキング装置と当該アクセスポイントとの間の接続を“受け継ぐ”ことができることであることを見いだす。被ドッキング装置は、このドッキングステーションの能力を使用することを決定する(例えば、該被ドッキング装置内のソフトウェア)。
ステップ340:被ドッキング装置は、ドッキングステーションに対する現双方向通信チャンネルを閉じ、アクセスポイントと通信するための自身の内蔵無線機を停止し、ドッキングステーションに対する接続を確立するために自身の無線機の使用を開始する。例えば、被ドッキング装置は、特定の順序ではないが、ドッキングステーションとの上記双方向通信接続としてのブルートゥース接続を閉じ、アクセスポイントとのWi-Fi接続を閉じ、ドッキングステーションに対するWi-Fi直接接続を確立する。
ステップ350:ドッキングステーションに対する該接続が確立されたら、被ドッキング装置により該被ドッキング装置とドッキングステーションとの間の第2の双方向通信チャンネルが、今度は形成されたばかりの上記接続(例えば、ドッキングステーションに対するWi-Fi直接接続)を介して、形成される。
ステップ360:被ドッキング装置は、この第2の双方向通信チャンネルを介してドッキングステーションにコマンドを送信する。該コマンドは、被ドッキング装置とアクセスポイントとの間の接続を“受け継ぐ”ための機能が当該ドッキングステーションにより起動されるべきであることを示すものである。このコマンドは、この機能を働かせる(例えば、ドッキングステーションがアクセスポイントと再連結及び再認証することを可能にする)ために要する必要情報(コマンドパラメータ)を含む。例えば、Wi-Fiアクセスポイントの場合は:
・当該Wi-FiアクセスポイントのSSID(及び恐らくはチャンネル)。例えば、カプセル化されたUSB RNDISメッセージOID_DOT11_DESIRED_BSSID_LISTを用いる;
・当該Wi-Fiアクセスポイントに接続するために被ドッキング装置により使用されたIPアドレス;
・当該Wi-Fiアクセスポイントに接続するために被ドッキング装置により使用されたMACアドレス、該アクセスポイントのMACアドレス及び当該Wi-Fi連結の“宛先”のMACアドレス;
・当該Wi-Fiアクセスポイントに接続するために被ドッキング装置により使用されたWEP又はWPAキー。他のセキュリティ証明は、例えばWPA-2セキュリティが使用される場合、適切なCCMP又はTKIP保護フレームを形成するために、対マスターキー(PMK)、対トランジェントキー(PTK)、グループテンポラルキー(GTK)、ブロック暗号並びにMICコード及びメッセージシーケンス番号を含み得る。被ドッキング装置が当該アクセスポイントとのチャレンジ・レスポンス交換に参加して、証明の完全なコピーの代わりにドッキングステーションと一時的キーしか共有する必要がないようにすることが好ましい;
・被ドッキング装置とドッキングステーションとの間のIPパケットトンネリング接続のための設定パラメータ;
等である。
ステップ370:ドッキングステーションは要求された機能を起動し、被ドッキング装置の代わりに当該アクセスポイントとの接続を設定するので、該被ドッキング装置はドッキングステーションを介して当該アクセスポイントと再び作用し合うことができる。
使用されるトンネリングの正確な形態に依存して、コマンドパラメータは異なるであろう。上記例において、IPパケットは被ドッキング装置によりトンネルを介してドッキングステーションに送信され、該ドッキングステーションは、更に当該Wi-Fiアクセスポイントに送信する前に、これらIPパケットをWi-FiパケットにWEP又はWPAセキュリティと共に埋め込む責任を持つ。ドッキングステーションは、このようにする前に、該無線ドッキングステーションにより使用されるIPアドレスを合致させるべくIPヘッダ内のソースアドレスを変更する必要があり得る(被ドッキング装置により以前に使用されたもの)。
ここで、IPパケット経路指定が正しく設定されることを保証するためにステップの幾つかがなされる。被ドッキング装置Dがアクセスポイントとの通信でIPアドレスDIPを使用していたと仮定する。IPアドレスDIPを得た及び所与のアクセスポイントにより提供される無線LANを使用した一環として、当該無線アクセスポイントに接続される幾つかの装置は、自身のARPキャッシュ内に、MAC対IPアドレスマッピング(DIP,DMAC)を有し、ここで、DMACは当該被ドッキング装置のMACアドレスである。装置は、この情報を適切なMACアドレスにパケットを送信するために使用する。従って、当該無線LANに接続された装置は、IPパケットが他のMACアドレス(即ち、被ドッキング装置の代わりにドッキングステーションのMACアドレスHMAC)から突然到来した場合、何らかの形のMACなりすましが用いられ、これによりドッキングステーションが被ドッキング装置のMACアドレスDMACを引き継がない限り、混乱し得る。この問題を克服するために下記の動作を行うことができる。
− 被ドッキング装置によりアクセスポイントに接続するために使用されるIPアドレスDIPが、例えば該被ドッキング装置とドッキングステーションとの間のWi-Fi直接接続DC上の構成プロトコルを使用してドッキングステーションに送信される。該Wi-Fi直接接続により形成されるWi-FiダイレクトP2Pグループ内で使用されるIPアドレスは、被ドッキング装置に対してはDIP2であり、ドッキングステーションに対してはHIP2である。
− ドッキングステーションが被ドッキング装置のMACアドレスを引き継がず、代わりに自身のMACアドレスHMACを使用すると仮定すると、該ドッキングステーション及び/又は被ドッキング装置は(ドッキングステーションから接続DCを介して受信されるトンネリングされたIPパケットに応答することにより)、マッピング(DIP,HMAC)を含むARP応答メッセージを送信することにより自身のIPアドレスDIPに属するMACアドレスの如何なるARPリクエストに対しても回答する必要がある。ドッキングステーション及び/又は被ドッキング装置は、LAN全体に余計なARP応答メッセージをブロードキャストして、新たなマッピング(DIP,HMAC)を通知しなければならない。このことは、当該LANに接続された全ての装置にARPキャッシュを更新させるので、被ドッキング装置のIPアドレスDIPに宛てられたIPパケットは正しいMACアドレス(即ち、HMAC)に配信される。ドッキングステーションがアクセスポイントによりアドレスDIPを再び使用することを許可されるためには、被ドッキング装置が自身をアクセスポイントから認証解除又は連結解除しなければならないであろう。
− ドッキングステーションは、DIPを、該ドッキングステーションによりアクセスポイントへ送信されるべき上記Wi-Fi直接接続DCを介して被ドッキング装置から受信されたIPパケットのIPヘッダにおけるソースアドレスとして使用する。IPパケットのカプセル化の形態に依存して、被ドッキング装置はDIPを該被ドッキング装置によるIPヘッダにおけるソースアドレスとして設定し得る。さもなければ、ドッキングステーションがソースアドレスをDIPに設定する必要がある。
− ドッキングステーションが如何なるブロードキャスト/マルチキャストパケット又は宛先アドレスとしてDIPを備えた如何なるパケットを受信した場合も、該ドッキングステーションは該パケットを、DIP2を宛先アドレスとして用いて接続DC上で被ドッキング装置へ(透明に又はカプセル化により)転送する。被ドッキング装置は、これらのIPパケットを、如何なる応答も接続DCを介してドッキングステーションを経てトンネリング返送されなければならないことを考慮に入れて、アクセスポイントに直接対する場合に通常に行うであろう様に使用し及び応答することができる。
− 被ドッキング装置は、自身のIPアドレスのDHCPリースをリフレッシュする内部バックグラウンド処理を、新たなマッピング(DIP,HMAC)を用いてリフレッシュし続けるように構成する。
− 被ドッキング装置は、上記の余分なARPメッセージを数回再送信して、過渡的なパケット配信エラーが当該LANに接続された装置の何処かに古いARPキャッシュの存在を生じさせる可能性を最少化する。
注記:上記方式は、ドッキングステーションが自身により自身のIPアドレスHIPを使用してWLANにアクセスするために自身のネットワークインターフェースを使用することを妨げるものではない。単一のインターフェースHIが2つのIPアドレス(即ち、DIP及びHIP)を受け持つことも、LANに接続された他の装置が自身のARPテーブル内に、これら両IPアドレスから単一のMACアドレスHMACへのマッピングを有することも可能である。
注記2:ここで述べるトンネリング方式は、IPトラフィックに対して動作する。しかしながら、MACプロトコルメッセージをトンネリングするためには、何らかの形態のMACなりすましが使用されねばならないであろう。
代替実施態様において、完全に形成された事前暗号化された802.11パケットをドッキングステーションに送信するために被ドッキング装置によりトンネルが使用され、該ドッキングステーションには、これらパケットを内部を変更しないで送信する責任のみを残す。上記事前暗号化された802.11パケットは、該パケットを被ドッキング装置とドッキングステーションとの間の接続を用いて正しく転送するために他のIPパケット内にカプセル化される必要があり得る。この代替実施態様において、前記パラメータは、使用されるべきWi-Fiチャンネル等の低レベル無線機設定を指定することに限定することができる。この代替実施態様において、当該接続を実現するために必要とされる証明は、最早、ハンドオーバを開始するために被ドッキング装置によりドッキングステーションへ送信されるパラメータの一部ではなく、必要な証明はトンネリングされる各パケット内に被ドッキング装置により事前に埋め込まれる。被ドッキング装置は、例えばフレームがアクセスポイントへ送信されるべき際の斯かるフレームの順序づけ及びWPA−2暗号化を管理することにより、ドッキングステーションがアクセスポイントへ送信すべき正しいフレームを構築する責任を全体的に又は部分的に負う。アクセスポイントに対するものであるフレームは、被ドッキング装置によりドッキングステーションに送信される。このことは、これらフレームを被ドッキング装置とドッキングステーションとの間の接続の接続証明を使用してカプセル化/パッケージ化することにより実行される。被ドッキング装置とドッキングステーションとの間の通信チャンネルは自身の暗号化を設け得るので、被ドッキング装置はある種の二重暗号化を実行しなければならない可能性がある。これらのメッセージを受信するドッキングステーションは、フレームを被ドッキング装置により構築されたままで単にアクセスポイントへ転送することができる。ドッキングステーションはアクセスポイントへのメッセージを暗号化する必要はないので、接続のハンドオーバの間においてセキュリティ証明が被ドッキング装置からドッキングステーションへ転送される必要はない。
しかしながら、この実施態様では、ドッキングステーションは、例えばMACなりすまし等を実行することにより、メッセージの発信人として被ドッキング装置に “扮する”必要がある。従って、依然として被ドッキング装置のMACアドレスをドッキングステーションに送信する必要がある。他のパラメータは、使用するWi-Fiチャンネル、聴取間隔等の低レベル無線機設定を含み得る。被ドッキング装置の接続が切断され、ドッキングステーションに受け渡される前に、該ドッキングステーションに被ドッキング装置により当該アクセスポイントと通信するために使用されていたものと同一のWi-Fiチャンネルを使用させることは、ハンドオーバ処理を高速化させ得る。何故なら、ドッキングステーションはデータを正しいチャンネル上で即座に送信することができるからである。このことは、後続のフレームを突然別のチャンネルで受信することによるアクセスポイントによる疑念も低減することができる。
ドッキングステーションの一実施態様において、該ドッキングステーションは被ドッキング装置とアクセスポイントとの間の2つの接続を2つの別個のWi-Fi無線サブシステム又は回路を有することにより実現する。例えば図2に示されるように、ドッキングステーション220に対して、1つの接続は被ドッキング装置210に接続するためのものであり、他の接続はアクセスポイント230に接続するためのものである。各回路は、ハードウェア回路エレメント及びソフトウェア構成要素の組み合わせを有することができる。しかしながら、2つの要求された接続が少なくとも幾つかのハードウェアエレメントを共用するようなドッキングステーションを形成することもできる。例えば、ドッキングステーションは、a)被ドッキング装置と通信するための5GHz帯域上でのWi-Fi‘n’(802.11n)通信及びb)Wi-Fiアクセスポイントと通信するための2.4GHz帯域上でのWi-Fi‘g’(802.11g)通信を同時に使用することが可能な単一のチップセットを含むことができる。ドッキングステーションにおける2つの無線接続の間の区別は、従って、当該ドッキングステーションをハードウェアレベルで調べる場合に必ずしも可視ではない、接続間の論理的区別として見られる。アンテナの同時的使用は:
A.各リンクがアンテナを時分割で使用する、別個のWi-Fiリンクを形成するために使用される単一の物理的アンテナが存在する;
B.各アンテナがリンクを実現するために使用される、少なくとも2つの別個の物理的アンテナが存在する、
なる2つの方法で実施化することができることに注意されたい。
上記例において、各リンクはドッキングステーションにおいて別個のMACアドレス及び/又は別個のIPアドレスを有することにより実現されることを特徴とし得る。単一のアンテナで時分割の場合、MACアドレス及び/又はIPアドレスなりすましを用いることができる。
更に、本発明によるシステムは被ドッキング装置110,210及びドッキングステーション220を有し、該ドッキングステーションは被ドッキング装置110,210に接続するための第1ネットワーク接続215を確立する第1手段と、無線ネットワークアクセスポイント130,230に接続するための第2ネットワーク接続225を確立する第2手段とを有し、
上記ドッキングステーション220は、第1ステップにおいて被ドッキング装置110,210から無線ネットワークアクセスポイント130,230にアクセスするための情報を受信するために上記ドッキングステーションと上記被ドッキング装置との間に安全な無線接続を確立すると共に、第2ステップにおいて上記ドッキングステーションと上記無線ネットワークアクセスポイントとの間の安全な無線接続を、該接続のために被ドッキング装置110,210から受信された上記情報を使用して該アクセスポイント130,230に接続することにより確立するように構成され、
上記ドッキングステーションは、更に、被ドッキング装置110,210と無線ネットワークアクセスポイント130,230との間のトラフィックのトンネリングを可能にするように構成される。
モードA(別個のWi-Fiリンクを形成するために使用される単一の物理的アンテナ)での正しい使用のために、上記第1及び第2手段は同一のハードウェア回路及び種々のレイヤを実施化する対応するソフトウェアドライバにより実施化され、上記リンクの各々は上記アンテナの時分割使用により形成される。この場合においては、アクセスポイントとの安全な接続を実現するための仮想アンテナを形成するためにIPアドレス及び/又はMACアドレスなりすましが用いられる。
モードB(2つの物理的アンテナ)での同時使用のために、上記第1及び第2手段は上記図を参照して説明されたような第1及び第2回路により実施化される。本発明の他の実施態様によれば、第2ネットワーク接続225を確立するための第2手段は、プラグインネットワークインターフェース装置(例えば、Wi-Fiドングル)に対応する。
現在、Wi-FiはIEEE 802.11n規格によりサポートされている。しかしながら、Wi-Fi‘n’のデータレートは幾つかのアプリケーションをサポートするには、及び長期間の発展を可能にするには十分な帯域幅を提供することはできない。例えば、図4に示されるような、Wi-Fi‘n’(802.11n)規格による無線接続を介してドッキングするためのサポートを考察する。図4はアプリケーション412を実行する被ドッキング装置410を示している。該アプリケーション412はデータを被ドッキング装置410のWi-Fi n1インターフェース414とドッキングステーション420のWi-Fi n2インターフェース424との間の接続を介して周辺機器装置430へ送信する。例えば、矢印は上記アプリケーションからドッキングステーション420を介してスクリーン(周辺機器430)までのビデオ情報の流れを示している。Wi-Fi‘n’データレートは、例えばドッキングステーションの高解像度スクリーン上にドッキングされた状態でビデオゲームを滑らかに再生するには十分に高くないであろう。例えば、60Hzでのピクセル当たり24ビットによる1280x1920ピクセルのスクリーン更新速度がサポートされる必要がある。これは3375Mbit/sのデータレートに達し、最も進んだWi-Fi‘n’構成で約束される300Mbit/sを遙かに超えている。ビデオ圧縮は或る程度助けとなり得るが、実際には、より高速な無線システムの使用が必要となる。
無線ドッキングに対する可能性のある予想計画は、Wi-Fi‘n’より大幅に速い次世代無線規格が使用されることである。次世代無線に対する多くの研究開発が存在し、時には60GHz帯及び/又はUWB変調を使用している。60GHz帯に基づく規格のバージョンは、時には、“win60”規格と称されている。
しかしながら、問題は、多くの研究開発はなされているが、“win60”等の単一の全世界的次世代無線規格が競合者の中で唯一の利用可能な残存オプションとして浮上するかが現在のところ保証されないという点である。
従って、単一の次世代規格の使用を義務づける単一“バージョン2”が定義され得ない場合、現在の規格を実施化するシステム及び方法は可能性のある将来の規格をサポートするための柔軟性を含むことが望ましい。ここで説明するシステム及び方法は、多くの可能性のある次世代無線規格が互換性のある方法でサポートされることを可能にするために構成可能なインターフェースを使用する。
図5は、例えば“win60”無線規格等の次世代無線規格を組み込むことに関連した実施態様を示している。被ドッキング装置510及びドッキングステーション520の両者は、次世代無線規格を実施化する無線次世代“win60”装置“win60 1”516及び“win60 2”526を組み込んでいる。アプリケーション512がビデオアプリケーションである例では、ビデオ情報は幅広の矢印で示された非常に“太い”パイプを介して流れることができ、周辺機器装置530(例えば高解像度表示スクリーン)において高解像度での滑らかな表示を可能にする。一実施態様においては、“バージョン1”装置との後方互換性のためにWi-Fi n1 514及びWi-Fi n2 524のブロックが存在することが期待される。この構成は、有利にも、エンドユーザにWi-Fiに対する後方互換性及び“win60”に対する前方互換性を提供する。
図6は、本発明の他の実施態様を示す。この実施態様によれば、新たな被ドッキング装置の作製者(例えば、携帯電話の製造供給元)は特定の次世代無線規格を選択する。説明を容易にするために、該規格は“con60”と呼ばれる次世代無線革新空間における“競合者”と称する。図6に示されるように、この競合者次世代無線規格は、“con60”1を実施化する装置616を追加することにより被ドッキング装置610に含められる。該“con60”1装置616は、被ドッキング装置610のために上記競合者次世代無線規格を実施化する。その目的は、ドッキングステーション620が“con60”プロトコル又は“con60”装置を扱う組込ソフトウェアを有さない“バージョン1”ドッキングステーションであっても、ドッキングステーション620にデータを送信する(Wi-Fi“n”により可能なものより大幅に高速で)ために“con60”1装置616を使用することである。ドッキングステーション内で上記“競合者”無線規格を実施化するために、“con60”を実施化する第2“con60”2装置646がコネクタ640を使用してドッキングステーション620に接続される。例えば、上記“con60”2装置646はUSBドングル(“ドングル”又は“スティック”の形状を持つUSB装置)として実施化することができ、上記コネクタ640はUSBコネクタとして実施化することができる。
ドッキングステーション620は接続された“con60”2装置646をUSB装置として認識することができるかも知れないが、ドッキングステーション620は該装置646を使用することができそうもない。何故なら、ドッキングステーション620は“con60”2装置646を初期化及び動作させるためのソフトウェアを有さないからである。この問題は、ドッキングステーションが“con60”2装置646と互換的となるように被ドッキング装置610内の特定の遠隔ドライバ“remote drv con60”618により遠隔的に制御することが可能な、汎用ドライバ“gen drv”628をドッキングステーション620に組み込むことにより新規な態様で克服される。
例えばアプリケーション(apps)612として図示されたビデオアプリケーションにおいて、ドッキングステーション620における汎用ドライバ“gen drv”628は、該ドッキングステーション620内の処理エレメントを介して“con60”2装置646により無線で受信されたデータを周辺機器630(例えば、スクリーン)に伝達することができる。従って、ビデオ情報は一層“太い”パイプを介して流れることができる。
一実施態様において、汎用ドライバ628は、特定の接続された“con60”2装置646を完全に制御するために必要とされる全ての知能(ソフトウェア)を含むものではない。この実施態様において、該ソフトウェアの幾らかは、該汎用ドライバ628とWi-Fi“n”インターフェースを介して通信する被ドッキング装置610内に(遠隔ドライバ618内に)存在する。上記2つのドライバ618及び628の間の接続は、“con60”2装置646が、被ドッキング装置610のWi-Fi n1 装置614とドッキングステーション620のWi-Fi n2 装置624との間の(レガシな低速度の)Wi-Fi“n”接続を介して初期化される前に生ずることもできる。“con60”2プロトコルを介しての接続が確立された後、上記遠隔ドライバの制御は“con60”装置を経るデータリンクを介して全体として又は部分的に実施することもできる。
図7は汎用遠隔ネットワークドライバの例示的詳細を示す。異なる実施態様は異なる実施化選択を行う。
図7に示された汎用ドライバ700は、3つの接続C710、D720及びR730を備えて示されている。3つの全ての接続は、双方向的メッセージの流れ(即ち、汎用ドライバへのメッセージ及び汎用ドライバからのメッセージ)を実施及びサポートする。
ドライバ700の全ての接続は、説明を容易にするために、双方向的メッセージの流れを伝えるように示されている。しかしながら、斯かる接続を例えばパケットのためのチャンネルとして、又はメソッド呼び出しを行うことができるオブジェクトインターフェースとしてモデル化する他のやり方も有効である。以下の説明においては、“メッセージ”の見方は、表記法として幾らか任意に選択される。
以下の実施態様に関しては、USBの特定の実施化が説明される。USBスタックにおける異なるレベルにおいては、異なるタイプのメッセージが定義される。最も低いレベルには、USBコネクタのワイヤを介して流れるUSB“パケット”が存在する。より高いレベルでは、USBはパケットを“トランザクション”にグループ化する。1つのトランザクションは、USB装置からのメッセージ又はUSB装置へのメッセージの何れかとして解釈することができる。装置へのメッセージにおいて、USBはペイロードデータを伝送する目的を持つトランザクションと、装置を制御する(例えば、設定を変更する)目的を持つトランザクションとの間の区別をする。好ましくは、前記汎用ドライバの構造を簡素化するために、接続CがUSBにより実現される場合、該コネクタを介して流れるメッセージは、USBパケットにではなく、USBトランザクションにマッピングする。この場合、USBで規格化されたトランザクションとUSBパケットとの間のマッピングは、ドッキングステーション内の一層低いレベルのスタックに任され、汎用ドライバのビルダ(builder)とは関係がない。
図7は、汎用ドライバ700の接続及び内部のものを示し:
・C710は前記無線装置“con60”2に対する接続であり;
・D720は当該ドッキングステーションの内部のものの残部に対する接続であり;
・“Disc”は下記に説明するメッセージ弁別器であり、メッセージを、
− MR:C710を介して到来する、con60”2に無線で受信されたパケット(例えば、当該ドッキングステーションに接続された周辺機器のためのビデオデータを含むパケット)を(又は斯かるパケットの一部を)含むメッセージ、及び
− 非MR:他のメッセージ、
なる2つのタイプに分離し;
・“Proc”は下記に説明するメッセージプロセッサであり;
・“Comm”は下記に説明するコマンドインタープリタである。
汎用ドライバ700はメッセージを、該汎用ドライバ700が該メッセージの内容の幾つか又は全てを理解することができなくても、接続された装置“con60”2に対して接続C710を介して送信及び受信することができる。このことは、汎用ドライバ700が当該メッセージの内容の幾つか又は全てを解釈し、これらに作用する内蔵ソフトウェアを有さない場合に生じ得る。これは、USB等の最近のコネクタインターフェースは、詳細なメッセージ内容とは独立したメッセージ転送メカニズムを定義するからである。
対照的に、con60 2が正確にどの様に動作するかが分かっている場合、動作時にC710が汎用ドライバに送信することができる全ての可能なメッセージMの組が与えられたとしたら、con60 2が被ドッキング装置から受信した無線データパケットを含むメッセージからなるサブセット(部分組み)MRを定義することができる。
従って、汎用ドライバは、メッセージMRをC710を介して受信された他のメッセージから分離する弁別メカニズム“Disc”740が内部に存在するような態様で構成される。
この分離は、con60 2がどの様に動作するかの詳細を知っている前記遠隔ドライバにより供給される構成情報を利用することができるが、他の実施態様では、該分離は如何なる構成(コンフィグレーション)も必要とすることなく可能であり得る。即ち、該分離は当該汎用ドライバによりサポートされることを要する一連の装置の正確な性質に全て依存する。
当該汎用ドライバは、更に、分離されたメッセージMRが処理エレメント“Proc”750に送信されるように構成され、該処理エレメントは、前記遠隔ドライバにより構成された後又は如何なる事前の構成も要することなく、上記メッセージから無線パケットペイロードデータを抽出し、該抽出されたパケットデータをD720を介して当該ドッキングステーションの残部に出力することができる。
ここではコネクタC710に対してUSBを使用する幾つかの実施態様が説明され、これら実施態様においてUSBはcon60 2等のUSB無線インターフェース装置のメーカにより使用することが可能な特定の装置等級“USB通信装置等級(又はUSB CDC)”を定義する。この等級は、CDC装置が受信された(無線)データパケットを該装置のドライバへ送信する規格化された方法、即ちパケットペイロードデータがUSBインターフェースを介してどの様に送信されるかの規格化された符号化を定義する。このことは、“Disc”740及び“Proc”750エレメントの構成を多数の可能性のあるUSB CDC無線装置を扱うのに十分なほど強力にさせると共に、これらのエレメントが“低レベル”のハードウェア又はソフトウェアエレメントとして構成されることを可能にするので、当該ドッキングステーション内のCPU(又は複数のCPU)は上記メッセージを区別するタスクにより重く負荷が掛けられることがない。
マイクロソフト(登録商標)は、USB CDCとは異なる、USBネットワーク装置の動作に関する他の仕様(“遠隔ネットワークドライバインターフェース仕様(RNDIS)”と称される)を定義した。一実施態様において、“Disc”740及び“Proc”750エレメントはCDC及びRNDISタイプの装置をサポートするほど柔軟である。無線ドッキングプロトコル仕様はcon60装置等のUSB装置の作製者に対する指針を含むことが予想されるので、作製者は自身の装置が無線ドッキングプロトコルにより必要とされる予想される汎用ドライバと互換性があることを確認することができる。‘Proc’750も、USBを介して受信された各パケットの開始からPHY/MACレイヤプロトコルヘッダを剥がし又は解釈することを要しそうであることに注意されたい。典型的に、このヘッダは、パケットペイロードをD720に渡すことができる前に解釈されることを要するアドレスフィールドを含んでいる。これを正しく実行するためには、前記遠隔ドライバにより供給される構成パラメータが頼りとされる。
汎用ドライバは、更に、前記サブセットMR以外のメッセージのうちの少なくとも幾つか、好ましくは全てが、被ドッキング装置内で動作する遠隔ドライバへとR730を通過されるように構成される。
上記汎用ドライバ及び遠隔ドライバは、ドッキングステーションに組み込まれた既存の無線機に加えて仮想の/仮想化されたUSB CDC又はRNDIS装置が使用されるような実施態様に対しても使用することができる。
汎用ドライバは、更に、R730を介して遠隔ドライバからメッセージを受信すると共に、これらメッセージをコマンドインタープリタ“Comm”760を用いてコマンドとして解釈することができるように構成される。汎用ドライバに特定のメッセージ(例えば、コマンドにペイロードとして封入された)を取り付けられた装置con60 2へC710を介して送信させる幾つかのコマンドが存在する。汎用ドライバの特定のエレメントを構成するために使用することができる他のコマンドも存在し得る。
特別な実施態様において、構成を全く必要としない汎用ドライバにおいては、上記コマンドインタープリタは到来する全てのメッセージをR730を介してC710に転送する簡単な接続により置換することができる。汎用ドライバの該構成は、遠隔ドライバが装置con60 2を初期化、構成及び監視して、被ドッキング装置とドッキングステーションとの間のcon60プロトコルによる接続を初期化し及び動作させることを可能にする。この構成は、更に、遠隔ドライバが当該接続を動作させ続けるために必要とされる全ての装置管理タスクを実行することを可能にする。例えば、遠隔ドライバはC710に接続されたcon60装置に正しい送信及び受信電力パラメータを設定するために必要とされる制御ループを実施化することができる。
従って、当該システムは汎用ドライバ上のコネクタR730と遠隔ドライバとの間のデータ経路を形成するために、少なくとも被ドッキング装置とドッキングステーションとの間の既存の(例えば、より低い能力の)接続を使用することができるので、より高い能力の接続が自動形成され得る。
一実施態様は、汎用ドライバに対して、D720からデータパケットを受信し、これらデータパケットをcon60 2により送信するためにC710に供給することができる、Proc及びその接続を鏡映した追加のエレメントを付加することによりcon60リンクを介しての双方向通信を実現する。
幾つかの実施態様は、遠隔ドライバから及び遠隔ドライバへ受け渡されるべきメッセージの数を低減することを目的として、汎用ドライバに特別なメカニズム(恐らくは、構成可能なメカニズム)も追加する。汎用ドライバは、遠隔ドライバに接触することなく、con60 2が必要とする幾つかの管理タスクを実行することができるであろう。
エンドユーザにとっての互換性に関する面倒さを最小限にしながら、種々の競合する次世代無線技術が一緒に使用されることを可能にする観点では、無線ドッキングプロトコル仕様の種々の実施態様は:
・ 全てのドッキング装置が特定の構成の汎用ドライバ及び特定のタイプのコネクタC(好ましくはUSB)を有することを必要とし;
・ con60等の規格を装置に組み込む被ドッキング装置のメーカがcon60のための遠隔ドライバも実施化すると共に、タイプcon60 2の顧客装置にも既存のドッキングステーションに該装置を接続するための命令を利用可能にさせることを推奨し;
・ USBバージョンの次世代無線装置のメーカが、規格化された汎用ドライバにより扱うことができるメッセージ符号化方式の1つに従うことを推奨する、
べきである。
代わりの解決策として、自身のUSBスティック上に、自身のドライバソフトウェアを実行すると共に、汎用ドライバを必要とすることなく図7に示されるようにインターフェースポートDとUSBを介して直接通信することができるマイクロコントローラを有するようなcon60 2装置を定義し作製することもできることに注意すべきである。しかしながら、この代替案はUSBスティック内に余分なハードウェア及びソフトウェアを必要とし得る。また、この代替解決策を採用するということは、ドッキングステーションと共に使用可能な該con60USBスティックが、汎用PCと共に使用することができる低コストcon60USBスティックとは異なるものとなることを意味する。何故なら、汎用PCスティックは、固有のドライバをPC自身上にインストールすることができるので、マイクロコントローラを必要としないからである。本明細書における特定の実施態様は、PCと共に使用することを意図したUSBスティックが無線ドッキングステーションに対しても使用されることを可能にし、大量生産の経済性の点で有利である。
本明細書における他の実施態様は、例えば構成パラメータというよりは実行可能なコードをロードすることによる汎用ドライバの構成(コンフィギュレーション)を提供する。上記実行可能なコードは仮想マシンで動作し得る。このことは、互換性及びセキュリティの問題を解決する。実行可能なコードが使用される場合、図7に示す汎用ドライバの内部のものは、一実施態様では、全て単一のコード実行環境により置換することができ、該コードは図7に示される3つの接続C、D及びRとインターフェースすることができる。
本明細書における特定の実施態様は、無線接続を行う装置con60 2に焦点を合わせているが、同様のアプローチは、他のタイプの装置をドッキングステーションと、該ドッキングステーションに内蔵ドライバを有することなく、統合するために使用することができる。その例は、ウェブカム又は表示装置である。
他のオプションとして、ドッキングステーションはcon60(又は他の競合プロトコル)を実施するUSBスティック(又は複数のスティック)のための“隠された”スペースを備えて構築することができ、斯かるスティック又は複数のスティックが当該ドッキングステーションの外観に影響を与えないようにすることができる。無線ドッキングプロトコル仕様は、これらの隠されたスペースのための固有の寸法、及び当該USBスティックのための推奨される形状又はアンテナ位置を推奨又は要求することができる。
最も好ましい実施態様は全ての非MRメッセージを遠隔ドライバに送信するために“Disc”要素740を有するが、“Disc”要素740は、認識しない大きな区分のメッセージを無視するように構成することもできる。例えば、認識しないメッセージは捨てる。これらのメッセージが生じ得ない又は関係しない限り、このことは、ドッキングステーションの正しい動作を阻害することはないであろう。
本明細書における特定の実施態様は、無線ドッキングプロトコル仕様又は私有の構成による無線ドッキング製品に適用することができる。
上述した詳細な説明は、本発明を定義するための限定としてではなく、種々の発明がとることができる選択された形態の解説として理解されることを意図するものである。各請求項に記載の発明の範囲を定義することを意図するものは、全ての均等物を含む請求項のみである。
最も好ましくは、本発明の原理はハードウェア、ファームウエア及びソフトウェアの何らかの組み合わせとして実施化される。更に、ソフトウェアは、好ましくは、部品からなる、又は特定の装置及び/又は装置の組み合わせのプログラム記憶ユニット又は非一時的コンピュータ読取可能な記憶媒体上に実体的に具現化されたアプリケーションプログラムとして実施化される。アプリケーションプログラムは、如何なる適切なアーキテクチャを有するマシンによってもアップロードし、実行することができる。好ましくは、該マシンは、1以上の中央処理ユニット(CPU)、メモリ及び入力/出力インターフェース等のハードウェアを持つコンピュータプラットフォーム上で実施化される。該コンピュータプラットフォームは、オペレーティングシステム及びマイクロ命令コードも含むことができる。本明細書で説明した種々の処理及び機能は、マイクロ命令コードの一部若しくはアプリケーションプログラムの一部又はこれらの何らかの組み合わせとすることができ、これらは斯様なコンピュータ又はプロセッサが明示的に示されるか否かによらず、CPUにより実行することができる。更に、上記コンピュータプラットフォームには、追加のデータ記憶ユニット及び印刷ユニット等の種々の他の周辺機器ユニットを接続することができる。

Claims (15)

  1. 被ドッキング装置とドッキングステーションとを有する無線ドッキングシステムであって、
    前記ドッキングステーションは、
    前記被ドッキング装置に接続するための第1ネットワーク接続を確立する第1手段と、
    無線ネットワークアクセスポイントに接続するための第2ネットワーク接続を確立する第2手段と、
    を有し、
    前記被ドッキング装置は、前記被ドッキング装置と前記無線ネットワークアクセスポイントとの間の第1トラフィックのための前記被ドッキング装置と前記無線ネットワークアクセスポイントとの間の初期接続を介して前記無線ネットワークアクセスポイントにアクセスするための第1情報を有し、
    前記ドッキングステーションは、
    第1ステップにおいて、前記被ドッキング装置から前記第1情報を受信するために、当該ドッキングステーションが、当該ドッキングステーションの能力を記述した情報を、前記被ドッキング装置からの要求に応じて該被ドッキング装置に送信し、該被ドッキング装置が、前記能力を記述した情報に基づき、当該ドッキングステーションの使用を決定することで、当該ドッキングステーションと前記被ドッキング装置との間に第1の安全な無線接続を確立すると共に、
    第2ステップにおいて、当該ドッキングステーションと前記無線ネットワークアクセスポイントとの間の第2の安全な無線接続を、前記第1情報を用いて前記無線ネットワークアクセスポイントに接続することにより確立し、
    前記ドッキングステーションは、更に、前記第1の安全な無線接続を介して前記第1トラフィックのためのトンネリング接続を可能にする、
    無線ドッキングシステム。
  2. 前記第1情報が、前記被ドッキング装置のIPアドレス又はMACアドレスを含む、請求項1に記載の無線ドッキングシステム。
  3. 前記第1の安全な無線接続が、Wi-Fi直接接続である、請求項2に記載の無線ドッキングシステム。
  4. 前記ドッキングステーションが、IPヘッダにおけるソースアドレスを前記被ドッキング装置により使用されるIPアドレスに合致するように変更する、請求項2又は請求項3に記載の無線ドッキングシステム。
  5. 前記被ドッキング装置が、前記無線ネットワークアクセスポイントに接続するために前記トンネリング接続を使用するように自身を自動的に再構成する、請求項2又は請求項3に記載の無線ドッキングシステム。
  6. 前記被ドッキング装置が、前記ドッキングステーションが前記無線ネットワークアクセスポイントに送信すべき無線フレームを構築することに関し、これら無線フレームが前記無線ネットワークアクセスポイントに送信されるべき際の該フレームの暗号化及び順序付けを処理することにより少なくとも部分的に責任を負う、請求項5に記載の無線ドッキングシステム。
  7. 前記第1ネットワーク接続を確立する第1手段が、前記被ドッキング装置に接続するための内蔵の第1ネットワークインターフェースに対応し、
    前記第2ネットワーク接続を確立する第2手段が、プラグインネットワークインターフェース装置に対応し、
    前記被ドッキング装置は遠隔装置ドライバを有し、前記ドッキングステーションは前記プラグインネットワークインターフェース装置に接続された汎用装置ドライバを有し、該汎用装置ドライバは、前記被ドッキング装置から前記ドッキングステーションへの前記被ドッキング装置と前記プラグインネットワークインターフェース装置との間の無線接続を介してのデータの送信を可能にするために、前記被ドッキング装置により初期化又は制御される、
    請求項1ないし6の何れか一項に記載の無線ドッキングシステム。
  8. 前記汎用装置ドライバが、前記プラグインネットワークインターフェース装置から到来する無線パケットデータペイロードを含むメッセージを他のメッセージから分離するメッセージ弁別器を有する、請求項7に記載の無線ドッキングシステム。
  9. 前記汎用装置ドライバが、前記プラグインネットワークインターフェース装置から受信されたメッセージから無線パケットペイロードデータを抽出するメッセージプロセッサを有する、請求項7に記載の無線ドッキングシステム。
  10. 前記汎用装置ドライバが、前記遠隔装置ドライバから受信されたメッセージを、該汎用装置ドライバの、特には該汎用装置ドライバが特定のプラグインネットワークインターフェース装置に対して動作することができることに関しての動作に影響を与えるコマンドに翻訳するコマンドインタープリタを有する、請求項7に記載の無線ドッキングシステム。
  11. 前記被ドッキング装置に接続するための第1ネットワーク接続を確立する第1手段と、前記無線ネットワークアクセスポイントに接続するための第2ネットワーク接続を確立する第2手段とを有する、請求項1に記載のシステム内のドッキングステーションであって、
    該ドッキングステーションは、
    第1ステップにおいて、前記被ドッキング装置から前記第1情報を受信するために、当該ドッキングステーションが、当該ドッキングステーションの能力を記述した情報を、前記被ドッキング装置からの要求に応じて該被ドッキング装置に送信し、該被ドッキング装置が、前記能力を記述した情報に基づき、当該ドッキングステーションの使用を決定することで、該ドッキングステーションと前記被ドッキング装置との間に第1の安全な無線接続を確立すると共に、
    第2ステップにおいて、当該ドッキングステーションと前記無線ネットワークアクセスポイントとの間の第2の安全な無線接続を、前記第1情報を用いて前記無線ネットワークアクセスポイントに接続することにより確立し、
    該ドッキングステーションは、更に、前記第1の安全な無線接続を介して前記第1トラフィックのためのトンネリング接続を可能にする
    ッキングステーション。
  12. 請求項1に記載のシステム内の被ドッキング装置であって、
    当該被ドッキング装置は、当該被ドッキング装置と前記無線ネットワークアクセスポイントとの間の第1トラフィックのための当該被ドッキング装置と前記無線ネットワークアクセスポイントとの間の初期接続を介して前記無線ネットワークアクセスポイントにアクセスするための第1情報を有し、
    当該被ドッキング装置は、前記第1の安全な無線接続を確立するために前記ドッキングステーションと協働し、
    当該被ドッキング装置は更に前記第1情報を前記ドッキングステーションに送信し、該第1情報は当該被ドッキング装置のIPアドレス及び/又はMACアドレスを有し、
    当該被ドッキング装置は更に前記無線ネットワークアクセスポイントに接続するためにトンネリング接続を使用するように自身を自動的に再構成する、
    被ドッキング装置。
  13. 当該被ドッキング装置は、前記ドッキングステーションが前記無線ネットワークアクセスポイントに送信すべき無線フレームを構築することに関し、これら無線フレームが前記無線ネットワークアクセスポイントに送信されるべき際の該フレームの暗号化及び順序付けを処理することにより少なくとも部分的に責任を負う、請求項12に記載の被ドッキング装置。
  14. 被ドッキング装置をドッキングステーションと無線でドッキングする方法であって、
    前記ドッキングステーションが、当該ドッキングステーションの能力を記述した情報を、前記被ドッキング装置からの要求に応じて該被ドッキング装置に送信し、該被ドッキング装置が、前記能力を記述した情報に基づき、当該ドッキングステーションの使用を決定することで、前記被ドッキング装置と前記ドッキングステーションとの間の第1の安全な無線接続を、第1ネットワーク接続を介して確立するステップを有し、
    前記被ドッキング装置は、前記被ドッキング装置と無線ネットワークアクセスポイントとの間の第1トラフィックのための前記被ドッキング装置と前記無線ネットワークアクセスポイントとの間の初期接続を介して前記無線ネットワークアクセスポイントにアクセスするための第1情報を有し、
    前記方法は、
    前記ドッキングステーションにより前記被ドッキング装置から前記第1情報を受信するステップと、
    前記ドッキングステーションにより前記初期接続を、前記第1情報を用いて前記無線ネットワークアクセスポイントに前記ドッキングステーションと前記無線ネットワークアクセスポイントとの間の第2の安全な無線接続を介して接続することにより、且つ、前記第1の安全な無線接続を介して前記第1トラフィックをトンネリングすることにより引き継ぐステップと、
    を有する方法。
  15. 前記被ドッキング装置から前記ドッキングステーションに前記被ドッキング装置とプラグインネットワークインターフェース装置との間の前記第1の安全な無線接続を介してデータを送信することを可能にするために、前記ドッキングステーション内の汎用装置ドライバを前記被ドッキング装置により初期化又は制御するステップを更に有する、請求項14に記載の方法。

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