JP6110195B2 - 自動販売機用の扉装飾体 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、飲料、煙草、菓子等の商品を販売する自動販売機の外扉を装飾するような自動販売機用の扉装飾体に関する。
昨今、例えば、飲料や煙草等の商品を販売する自動販売機は、商品収納数や設置場所に応じて様々なサイズの機種が数多く設置されているが、自動販売機を製造するメーカーや機種によって、販売機本体、及び外扉の横幅が異なるため、外扉の上部正面に取り付けられる化粧板も、外扉の横幅に対応して複数製作しなければならず、製作コストが高くなる。また、外扉の横幅が異なる機種が増えるほど、化粧板の枚数も多くなるので、取り扱い、及び管理が煩わしくなるという問題があった。
上述の化粧板を外扉正面に取り付ける構造としては、例えば、中央側部材と、第1端部側部材と、第2端部側部材とからなる自動販売機用化粧板が提案されている(特許文献1参照)。この自動販売機用化粧板は、第1端部側部材の上部幅方向端部を、中央側部材の幅方向一端に嵌合する。同様に、第2端部側部材の上部幅方向端部を、中央側部材の幅方向他端に嵌合する構成である。
しかし、上述の中央側部材における幅方向両端部の上縁部は、該中央側部材の幅方向中央部から幅方向両端部に向けて徐々に低くなる曲線に形成しているので、化粧板全体を外扉と対応する横幅に変更する際、第1、及び第2端部側部材を、外扉の上部に沿って一定高さに維持したまま幅方向へ水平移動すると、中央側部材の上縁部と、第1、及び第2端部側部材の上縁部との間に段差が生じるだけでなく、化粧板全体の横幅が長くなるほど段差が大きくなるため、正面から見た際の見栄えや体裁が悪くなる。その結果、自動販売機から商品を購入する際、購入者に対して違和感を与えてしまい、購入意欲を低下させてしまう。
また、中央側部材は外扉と対応する横幅に形成しているので、外扉の横幅が異なれば、その外扉と対応する横幅の中央側部材を製作しなければならず、横幅が異なる他の外扉には取り付けることが不可能である。そのため、自動販売機用化粧板を、自動販売機を製造するメーカーや機種によって異なる外扉に対応して複数製作しなければならず、製作コストが高くなる。また、自動販売機用化粧板の組数も多くなるので、運搬に手間が掛かるだけでなく、取り扱い、及び管理が煩わしくなる。
特開2008−21086号公報
この発明は、自動販売機における外扉の上部に取り付けた際、連結部分の段差が目立ちにくく、外観的な見栄えや体裁が良好で、1つの装飾体で構成されたような一体感、あるいは意匠感を現出することができる自動販売機用の扉装飾体を提供することを目的とする。
この発明は、自動販売機における販売機本体の正面側開口部に対して開閉自在に連結された外扉の上部に取り付けられる自動販売機用の扉装飾体であって、前記扉装飾体を、前記外扉の幅方向上部に配置される中央装飾体と、該中央装飾体の幅方向端部に連結される側部装飾体とで構成し、前記扉装飾体の幅方向全長を、前記外扉の横幅に応じて幅方向に可変調節可能に設け、前記側部装飾体を、前記扉装飾体の幅方向全長に応じて、該側部装飾体の連結側端部外面が前記中央装飾体の連結側端部外面に対して段差無く幅方向に連なる取付け位置となるように可変調節可能に設けたことを特徴とする。
この発明によれば、外観的な見栄えや体裁が良好で、1つの装飾体で構成されたような一体感、あるいは意匠感を現出することができる。
詳しくは、例えば、扉装飾体における中央装飾体の外面を、該中央装飾体の幅方向中央外面部から幅方向左右外面部に向けて徐々に小さくなるような外観形状に形成した場合、扉装飾体の幅方向全長を外扉と対応して横長に可変調節するほど、中央装飾体の外面を幅方向に延長した外面が徐々に小さくなるので、側部装飾体を外扉の上部に沿って一定高さに維持したまま幅方向へ水平移動すると、側部装飾体の連結側端部外面と、中央装飾体の連結側端部外面との間に段差が生じるだけでなく、扉装飾体の幅方向全長が長くなるほど段差が大きくなるため、外観的な見栄えや体裁が悪くなる。
これに対し、本実施形態の扉装飾体は、該扉装飾体の幅方向全長を外扉と対応する横幅に可変調節する際、側部装飾体を、扉装飾体の幅方向全長に応じて、側部装飾体の連結側端部外面が中央装飾体の連結側端部外面に対して段差無く幅方向に連なる取付け位置に可変調節する。
これにより、中央装飾体と側部装飾体との連結側端部外面に生じる段差が解消され、連結部分の段差が目立ちにくく、側部装飾体を、中央装飾体に対して外面が段差無く幅方向に連なるように連結することができる。
この結果、自動販売機から商品を購入する際、扉装飾体を見る購入者に対して違和感を与えることを防止でき、外観的な見栄えや体裁が良好で、1つの装飾体で構成されたような一体感、あるいは意匠感を現出することができる。
さらに、自動販売機を製造するメーカーや機種によって外扉の横幅が異なるも、1台の扉装飾体を、複数の外扉と対応する横幅に可変調節して取り付けることができるため、扉装飾体の製作台数が少なくて済むとともに、汎用性の向上、及び製作コストの低減を図ることができる。
この発明の態様として、前記側部装飾体を、前記中央装飾体の連結側端部に対して前記幅方向と直交する上下方向に上下移動可能に設けるとともに、前記扉装飾体の幅方向全長に応じて、該側部装飾体の連結側端部上面を前記中央装飾体の連結側端部上面に対して段差無く幅方向に連なる高さ位置となるように上下調節可能に設けることができる。
この発明によれば、側部装飾体を、中央装飾体の連結側端部に対して上面側が段差無く幅方向に連なるように取り付けることができる。
詳しくは、例えば、扉装飾体における中央装飾体の上面を、該中央装飾体の幅方向中央上面部から幅方向左右上面部に向けて徐々に低くなるように形成した場合、扉装飾体の幅方向全長を外扉と対応して横長に可変調節するほど、中央装飾体の上面を幅方向に延長した稜線の高さが徐々に低くなる。
つまり、扉装飾体の幅方向全長を外扉と対応する横幅に可変調節する際、側部装飾体を外扉の上部に沿って一定の高さ位置に維持したまま幅方向へ水平移動すると、側部装飾体の連結側端部上面と、中央装飾体の連結側端部上面との間に段差が生じるだけでなく、扉装飾体の幅方向全長が長くなるほど段差が大きくなるため、外観的な見栄えや体裁が悪くなる。
これに対し、本実施形態の扉装飾体は、扉装飾体の幅方向全長を外扉と対応する横幅に可変調節する際、側部装飾体を、扉装飾体の幅方向全長に応じて、側部装飾体の連結側端部上面が中央装飾体の連結側端部上面に対して段差無く幅方向に連なる高さ位置、例えば、上段位置、中段位置、あるいは下段位置等に上下調節する。
これにより、中央装飾体と側部装飾体との連結側端部上面に生じる上下の段差が解消され、側部装飾体を、中央装飾体に対して上面側が段差無く幅方向に連なるように連結することができる。
この結果、上部装飾体を正面から見た際の上面側の見栄えや体裁が良好となる。
また、この発明の態様として、前記側部装飾体を、前記中央装飾体の連結側端部に対して前記幅方向と直交する前後方向に前後移動可能に設けるとともに、前記扉装飾体の幅方向全長に応じて、該側部装飾体の連結側端部正面が前記中央装飾体の連結側端部正面に対して段差無く幅方向に連なる前後位置となるように前後調節可能に設けることができる。
この発明によれば、側部装飾体を、中央装飾体の連結側端部に対して正面側が段差無く幅方向に連なるように取り付けることができる。
詳しくは、例えば、扉装飾体における中央装飾体の正面を、該中央装飾体の幅方向中央正面部から幅方向左右正面部に向けて後方に反り返るように形成した場合、扉装飾体の幅方向全長を外扉と対応して横長に可変調節するほど、中央装飾体の正面を幅方向に延長した曲線が後方へ後退する。
つまり、扉装飾体の幅方向全長を外扉と対応する横幅に可変調節する際、側部装飾体を外扉の上部に沿って一定の前後位置に維持したまま幅方向へ水平移動すると、側部装飾体の連結側端部正面と、中央装飾体の連結側端部正面との間に段差が生じるだけでなく、扉装飾体の幅方向全長が長くなるほど段差が大きくなるため、外観的な見栄えや体裁が悪くなる。
これに対し、本実施形態の扉装飾体は、扉装飾体の幅方向全長を外扉と対応する横幅に可変調節する際、側部装飾体を、扉装飾体の幅方向全長に応じて、側部装飾体の連結側端部正面が中央装飾体の連結側端部正面に対して段差無く幅方向に連なる前後位置、例えば、前方位置、後方位置等に可変調節する。
これにより、中央装飾体と側部装飾体との連結側端部正面に生じる前後の段差が解消され、側部装飾体を、中央装飾体に対して正面側が段差無く幅方向に連なるように連結することができる。
この結果、上部装飾体を正面から見た際の正面側の見栄えや体裁が良好となる。
さらに、中央装飾体と側部装飾体との連結側端部間に生じる上下、及び前後の段差が解消されるので、上部装飾体の外観的な見栄えや体裁がさらに良好なものとなり、意匠性が一段と向上する。
なお、側部装飾体における前後方向の移動位置は、上述の前方位置、後方位置の2箇所のみに限定されるものではなく、3箇所、4箇所等の複数箇所の位置に前後移動可能に設けてもよい。
また、この発明の態様として、前記側部装飾体を、前記中央装飾体の幅方向一端側に連結される一端側装飾体と、該中央装飾体の幅方向他端側に連結される他端側装飾体とで構成し、前記一端側装飾体、及び前記他端側装飾体の一方又は両方の装飾体を、前記中央装飾体の連結側端部に対して段差無く幅方向に連なる取付け位置となるように可変調節可能に設けることができる。
この発明によれば、特定の外扉のみに限定されることなく、扉装飾体を、外扉と対応する横幅に可変調節して取り付けることができる。
詳しくは、中央装飾体の幅方向一端側に連結した一端側装飾体と、該中央装飾体の幅方向他端側に連結した他端側装飾体との一方、あるいは両方の装飾体を幅方向に可変調節して、扉装飾体の幅方向全長を外扉と対応する横幅に伸縮調節する。
つまり、一端側装飾体、及び他端側装飾体のいずれか一方のみを可変調節するよりも、扉装飾体全体の可変調節可能な領域が広くなり、様々な横幅を有する外扉に取り付けることができる。
この結果、自動販売機を製造するメーカーや機種によって外扉の横幅が異なるも、その全ての外扉に取り付けることが可能であり、汎用性がさらに向上する。
また、この発明の態様として、前記中央装飾体と前記側部装飾体との連結側端部間に対して該連結側端部間を覆うように取り付けられる端部カバーを備え、前記端部カバーを、前記扉装飾体の幅方向全長に応じて、前記中央装飾体及び前記側部装飾体の連結側端部外面と段差無く幅方向に連なる外面形状に形成され、該連結側端部間を覆う大きさ、形状、及び横幅に形成した複数の端部カバーで構成することができる。
この発明によれば、扉装飾体における中央装飾体と側部装飾体とを、1つの装飾体で構成されたような一体感、あるいは意匠感を現出することができる。
詳述すると、扉装飾体の幅方向全長を外扉と対応する横幅に可変調節する際、中央装飾体と側部装飾体との連結側端部間を覆う大きさ、形状、及び横幅に形成した複数の端部カバーの中から、該連結側端部間を覆うのに最適な端部カバーを選択する。その選択した端部カバーを、中央装飾体と側部装飾体との連結側端部間を覆うように取り付ける。
この結果、外扉の横幅に応じて可変調節された中央装飾体と側部装飾体との連結側端部外面を、端部カバーにて段差無く幅方向に連なるように連結することができる。
また、この発明の態様として、前記側部装飾体の背面部分に、前記側部装飾体の連結側端部背面と前記中央装飾体の連結側端部背面との間に生じる段差と対応する厚みに形成した柔軟性を有する段差解消部材を取り付けることができる。
この発明によれば、中央装飾体と側部装飾体との連結側端部背面に生じる段差を解消して、側部装飾体を、中央装飾体に対して背面側が段差無く幅方向に連なるように連結することができる。
詳述すると、例えば、側部装飾体を中央装飾体の連結側端部に直接連結した際、側部装飾体の連結側端部背面と中央装飾体の連結側端部背面との間に段差が生じても、側部装飾体の背面部分に取り付けた段差解消部材が、外扉の上部正面に対して密着した状態に押付けられるので、側部装飾体と中央装飾体との連結側端部背面に生じる段差が解消されるとともに、側部装飾体を外扉の上部正面に対してガタツキ無く安定した状態に取り付けることができる。
上記段差解消部材は、例えば、ウレタンゴム、スポンジゴム等の柔軟性を有する材質で構成することができる。
この発明によれば、自動販売機における外扉の上部に取り付けた際、連結部分の段差が目立ちにくく、外観的な見栄えや体裁が良好で、1つの装飾体で構成されたような一体感、あるいは意匠感を現出することができる自動販売機用の扉装飾体を提供することができる。
自動販売機用扉装飾体を外扉に取り付けた自動販売機の正面図。 扉装飾体を分離した状態の正面図。 上部装飾体を分離した状態の正面図。 上部装飾体の各パーツ、及びカバーを連結した状態の背面図。 上部装飾体を外扉上部に取り付ける状態の背面図。 上部装飾体の中央パーツ、及び側部パーツを分離した状態の背面図。 矩形パーツの上下調節構造についての説明図。 矩形パーツの前後調節構造についての説明図。 矩形パーツを中央パーツに連結した状態の背面図。 係止孔、及び係止爪によるカバー取付け構造についての説明図。 止めピンによる前面カバーの取付け構造についての説明図。 止めピンによる固定方法、及び解除方法についての説明図。 長尺装飾体の上端部取付け構造についての説明図。 長尺装飾体の下端部取付け構造についての説明図。 長尺装飾体の中央部取付け構造についての説明図。 短尺装飾体の取付け構造についての説明図。 短尺装飾体の取付けに用いられる側部金具の斜視図。 側部金具の取付け構造の斜視図。 側部金具による短尺装飾体の取付け状態についての説明図。 上部装飾体の側部パーツをスライド可能に連結した状態の背面図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
図1は自動販売機用扉装飾体201を外扉100aに取り付けた自動販売機100の正面図、図2は扉装飾体201を分離した状態の正面図である。
本実施形態の自動販売機用扉装飾体201は、図1、図2に示すように、自動販売機100における外扉100aの上部正面に取り付けられる横長形状の上部装飾体202と、外扉100aの正面から見て幅方向左端正面に取り付けられる縦長形状の長尺装飾体203と、外扉100aの幅方向右端正面に取り付けられる幅広形状の短尺装飾体204と、外扉100aの下部正面に取り付けられる下部装飾体205とで構成している。
扉装飾体201を正面から見た外観形状は、扉装飾体201の上面側を、該扉装飾体201の幅方向中央上面部から幅方向左右上面部に向けて徐々に低くなる滑らかな曲面に形成している。
さらに、扉装飾体201の正面側を、扉装飾体201の幅方向中央正面部から幅方向左右正面部に向けて徐々に後方に反り返った滑らかな曲面に形成している。
自動販売機100は、例えば、缶型、瓶型、ボトル型、箱型、袋型等の商品を販売するものであり、略箱形状で内部に飲料などの商品を多数収納している正面側が開口された販売機本体100bと、販売機本体100bの正面と同じ大きさで正面側開口部を開閉する外扉100aとを備えている。
外扉100aの幅方向左端部は、販売機本体100bの幅方向左端部(正面から見て左端)に対してヒンジ107にて左右開閉自在に連結している。また、外扉100aの上部正面には、自動販売機100が取り扱う商品に酷似した商品見本と、該商品見本に対応する商品選択ボタンとを備えた商品展示部108を設けている。
さらに、商品展示部108の下方右側で、外扉100aの中央部右側正面には、紙幣を投入する紙幣投入口と、硬貨を投入する硬貨投入口と、カードを投入するガード投入口とを備えた精算部109と、外扉100aを閉状態に施錠するための施錠部110とを設けている。
商品展示部108の下方左側で、外扉100aの中央部左側正面には、上記商品に関連した広告情報が印刷されたポスターやパネル等の広告物を展示するための広告表示部111を設けている。
広告表示部111の下方で、外扉100aの下部正面には、購入した商品を取り出すための商品取出口112を設けている。その商品取出口112の右側正面には、お釣りの硬貨を返却するための硬貨返却口113を設けている。
次に、上述した上部装飾体202の取付け構造について説明する。
図3は上部装飾体202を分離した状態の正面図、図4は上部装飾体202の中央パーツ130、側部パーツ140、及び端部カバー151,152を連結した状態の背面図、図5は上部装飾体202を外扉100a上部に取り付ける状態の背面図、図6は上部装飾体202の中央パーツ130、及び側部パーツ140を分離した状態の背面図である。
上部装飾体202は、図3〜図6に示すように、外扉100aの上部正面が覆われる大きさ、形状、及び横幅に形成され、外扉100aの幅方向上部に配置される中央パーツ130と、中央パーツ130の左右端部に連結される左右一対の側部パーツ140とで構成している。
中央パーツ130は、外扉100aの上部平面に固定される取付け板21と、取付け板21の前面を覆うように取り付けられる成形体22と、成形体22の上面、前面、及び下面を覆うように取り付けられる前面カバー23と、成形体22と前面カバー23との間に挟み込まれるロゴ表示体30、広告表示体40で構成している。
なお、取付け板21と成形体22との間には、上述のロゴ表示体30、広告表示体40を発光、点滅したり、あるいは、自動販売機100が販売する商品に関連した広告情報を表示するための導光板LEDユニット170を組付け可能に設けている(図6に示す二点鎖線参照)。
また、上述の上部装飾体202、長尺装飾体203、短尺装飾体204、及び下部装飾体205における正面側に露出する部分と、成形体22、前面カバー23、ロゴ表示体30、及び広告表示体40は、例えば、ポリカーボネード、アクリル、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、アクリル等の耐候性を備えたプラスチックで構成している。
取付け板21は、外扉100aの前側上部平面に載置される金属製の載置板21aと、載置板21aの後端側を上方に向けて垂直に折り曲げて形成した起立板21bと、該載置板21aの前端側を下方に向けて垂直に折り曲げて形成した垂下板21cとで構成している。
起立板21bの背面側中央部には、外扉100aの後側上部に固定された取付け金具24と対応して、該取付け金具24が係止される横断面略コ字状の受け板25をねじ26で固定している。
取付け金具24は、外扉100aの後側上部に対して載置される水平板24aと、水平板24aの前端側を上方に向けて垂直に折り曲げて形成した起立板24bと、水平片24aの前端側を下方に向けて垂直に折り曲げて形成した垂下板24cとで構成している(図5参照)。
取付け金具24の水平板24aを外扉100aの後側上部に載置した後、垂下板24cに形成した孔部24dを介して、垂下板24cを外扉100aの後側上部背面に対してねじ26にて固定する。
上述した中央パーツ130を外扉100aの幅方向上部に固定する場合、取付け金具24を外扉100aの後側上部に予め固定しておき、取付け板21における起立板21bの受け板25に、外扉100aの後側上部に固定した取付け金具24の起立片24bを下方から差し込んで、取付け板21の載置板21aを外扉100aの前側上部に水平載置する。
この後、ねじ26を、起立片24bに形成した孔部24dを介して、受け板25に形成した孔部25dに螺合することにより、取付け板21の起立板21bと取付け金具24の起立片24bとを固定する。
すなわち、中央パーツ130に取り付けられた取付け板21を外扉100aの幅方向上部に固定することにより、中央パーツ130を外扉100aの上部正面に取り付けることができる(図1、図5参照)。
成形体22は、取付け板21の前面全体(前面、上下面、及び両側面)を覆う大きさ、及び形状に形成している。また、成形体22の前面側中央部には、後述するロゴ表示体30、及び広告表示体40を前後に重ね合わせて収容することが可能な凹状の収容部22aを形成している(図3参照)。
収容部22aの両側前面には、ロゴ表示体30の両側縁部に形成した係止溝30aと対応して、広告表示体40の両側縁部に連設した係止片40aの差し込みが許容される凹状の受け部22aZを形成している。
次に、上述した成形体22とて前面カバー23との取付け構造について説明する。
図10は係止孔22d、及び係止爪23bによるカバー取付け構造についての説明図であり、詳しくは、図10(a)は係止爪23bを係止孔22dに係止する直前の拡大平面図、図10(b)は係止爪23bを係止孔22dに係止した状態の拡大平面図である。
成形体22の上端側後縁部は、取付け板21における起立板21bの上端側前縁部を覆う大きさ、及び形状に形成している。その上端側後縁部には、後述する前面カバー23の係止爪23bが後方より係止される係止孔22dを所定間隔に隔てて形成している。
さらにまた、係止孔22dは、成形体22の上端側後縁部を上方に向けて凸状に変形して、係止爪23bの後方から係止される許容される形状に形成している(図10(a)(b)参照)。
成形体22の下端側後縁部は、取付け板21における垂下板21cの下端側前縁部を覆う大きさ、及び形状に形成している。また、成形体22の下端側後縁部には、後述する止めピン27が抜止めされる丸形状の止め孔22eを形成している。
止め孔22eは、後述する止めピン27の上側部材28の上端側係止部28bよりも大径に形成され、該係止部28bが垂直方向に対して挿入が許容される大きさ、及び形状に形成している。また、止め孔22eの対向縁部には、係止部28bの対向外周面に突出した一対の突出片28cの通過が許容される溝部22fを形成している。
さらにまた、止め孔22eの上面側対向縁部には、突出片28cの先端側下面に突出した凸部28dが係合される凹部22gを形成している(図11、図12参照)。
上述の成形体22を取付け板21に固定する場合、成形体22を、取付け板21の正面に対して該正面全体を覆われるように装着した後、成形体22の上端側後縁部を、取付け板21の起立板21bの上端側前縁部を覆うように被せてねじ止めする。
また、成形体22の下端側後縁部を、取付け板21の垂下板21cの下端側前縁部を覆うように被せるとともに、成形体22の下端側後縁部にねじ止めした縦断面略L字状の係止板22hを、商品展示部108の正面から見て中央上縁部に形成した切欠き部108aに係止して固定する(図1参照)。
上述のロゴ表示体30と広告表示体40は、収容部22aよりも一回り小さく、該収容部22aに対して収容が許容される大きさ、及び形状に形成している。また、ロゴ表示体30の前面には、ロゴ情報の一例として「○○Drink」を表示している。また、広告表示体40の前面には、広告情報の一例として「△△Coffee」を表示している(図3参照)。
収容部22aの中央面には、ロゴ情報の一例である「○○Drink」が印刷された表面を外扉100aの正面と対応する方向に向けて、プレート状のロゴ表示体30を図示しない両面粘着テープで貼着している。
なお、両面粘着テープに代えて、例えば、接着剤、ねじ等の固定手段にて固定してもよい。
前面カバー23は、成形体22の前面全体(前面、上下面、及び両側面)を覆う大きさ、及び形状に形成している。また、前面カバー23の前面側中央部には、成形体22の収容部22aと対応して該収容部22aに収容されたロゴ表示体30のロゴ情報或いは広告表示体40の広告情報の読み取りが許容される透明な窓部23aを形成している(図3参照)。
また、前面カバー23の上端側後縁部には、成形体22の係止孔22dに対して後方より係止される係止爪23bを所定間隔に隔てて形成している(図10参照)。また、前面カバー23の下端側後縁部には、成形体22の止め孔22eに対して係止される止めピン27を取り付けている(図11、図12参照)。
また、前面カバー23の背面には、柔軟性を有する合成ゴム製のパッキン23dを、収容部22aの上側縁部、及び両側縁部と対向と対向して装着している。また、収容部22aの下側縁部と対応するパッキン23dの両側下端部間には、該収容部22aの内部と外部を連通する通路23eを形成している。
次に、上述した中央パーツ130の取付け構造に続いて、側部パーツ140における矩形パーツ141,142の取付け構造について説明する。
図7は矩形パーツ142の上下調節構造についての説明図であり、詳しくは、図7(a)は矩形パーツ142を上段高さに調節した状態の背面図、図7(b)は矩形パーツ142を中段高さに調節した状態の背面図、図7(c)は矩形パーツ142を下段高さに調節した状態の背面図である。
図8は矩形パーツ142の前後調節構造についての説明図であり、詳しくは、図8(a)は矩形パーツ142を前方位置に取付けた状態の平面図、図8(b)(c)は矩形パーツ142を後方位置に取付けた状態の平面図である。
図9は矩形パーツ141,142を中央パーツ130に連結した状態の背面図である。
側部パーツ140は、上述した中央パーツ130における前面カバー23の正面から見て左右の連結側端部外面と段差無く幅方向Xに連なる外観形状に形成した左右の矩形パーツ141,142と、中央パーツ130と矩形パーツ141,142との連結側端部間を覆う大きさ、形状、及び横幅に形成した左右の端部カバー151,152で構成している。
矩形パーツ142の正面から見て左側の連結側端部は、中央パーツ130における前面カバー23の正面から見て右側の連結側端部に対して段差無く幅方向Xに連なる大きさ、及び形状に形成している。
矩形パーツ142の連結側端部上面は、前面カバー23の連結側端部上面と段差無く幅方向Xに連なる滑らかな曲面に形成している。さらに、矩形パーツ142の連結側端部正面も、前面カバー23の連結側端部正面に対して段差無く幅方向Xに連なる滑らかな曲面に形成している。
さらに、端部カバー151,152の上面、及び正面も、前面カバー23、及び矩形パーツ142の連結側端部に対して段差無く幅方向Xに連なる滑らかな曲面に形成している。
端部カバー151,152は、外扉100aの横幅に応じて可変調節される中央パーツ130と矩形パーツ142との連結側端部間を覆う大きさ、形状、及び横幅に形成した端部カバー151,152で構成している(図7(b)(c)参照)。
なお、矩形パーツ141の連結側端部も、中央パーツ130における前面カバー23の連結側端部と段差無く幅方向Xに連なる大きさ、及び形状に形成してもよい。
また、矩形パーツ141,142の背面側に、上述した導光板LEDユニット170のような照光装置、あるいは、発光装置を組み付けてもよい。
矩形パーツ141,142の背面側には、連結板141a,142aの一端側をねじ26で固定している。また、矩形パーツ141,142の連結側端部より幅方向Xに延びる連結板141a,142aの他端側には、ねじ26が螺合されるねじ孔141b,142bを、連結板141a,142aに沿って所定間隔を隔てて複数配置している。
上部装飾体202を外扉100aの上部正面に取り付ける場合、上部装飾体202の幅方向全長を、例えば、1020mm、1160mm、1180mm、1320mm、1380mm等の横幅を有する外扉100aに応じて段階的に可変調節するので、矩形パーツ141,142の連結板141a,142aを、外扉100aの横幅に対応して中央パーツ130の取付け板21に対する取り付け位置を段階的に変更する必要がある。
したがって、矩形パーツ141,142の中央パーツ130に対する取り付け位置を幅方向Yに対して段階的に変更できるように、ねじ孔141b,142bを、連結板141a,142aに沿って所定間隔に隔てて複数配置している。
なお、取付け金具24の左右背面には、ねじ26が螺合されるねじ孔21eを、上述したねじ孔141b,142bと対応して所定間隔に隔てて複数配置している(図6(a)参照)。
上述した矩形パーツ142の背面側には、可動板143と支持板144とを前後方向Zに重ね合わせて取り付けている。
可動板143は、矩形パーツ142の背面側に対してねじ26で一体に固定している。また、支持板144は、可動板143の背面側に対してねじ26で上下動可能に取り付けている。
可動板143の一側縁部には、支持板144の一側縁部に係止される断面L字状の支持片143aを形成している。支持片143aには、ねじ26が挿通される長孔143bを上下方向Yに形成している。また、支持板144の上側縁部、及び他側縁部には、ねじ26が挿通される長孔144aを上下方向Yに形成している。
上述した支持板144を可動板143に取り付ける場合、ねじ26を、可動板143における支持片143aの長孔143bを介して支持板144に螺合する。さらに、ねじ26を、支持板144の長孔144aを介して可動板143に螺合する。これにより、可動板143を支持板144に沿って上下方向Yに対して移動可能に取り付けている。
支持板144の上端側平面部には、連結板142aの一端側が差し込まれる断面略コ字状の差込み部145を幅方向Xに形成している(図7、図8参照)。
差込み部145における連結側端部に寄った幅方向Xの一端側平面部と、該連結側端部と反対側の幅方向Xの他端側先端部には、差込み部145に差し込まれた連結板142aの差込み側端部に対して係止される方向に向けて係止爪146を形成している。
係止爪146は、差込み部145の一端側、及び他端側を、前後方向Zと平行して上部装飾体202の正面と対応する正面方向に向けて折り曲げた後、その折曲げ側端部を、幅方向Xと平行して連結側端部と反対側の方向に向けて断面略L字状に折り曲げて形成している。
差込み部145における係止爪146の基端側には、ねじ孔145aを形成している。また、差込み部145の係止爪146には、ねじ孔146aを形成している。
連結板142aにおける差込み側端部の差込み部145と対向する部分には、ねじ孔142dを差込み部145のねじ孔145aと対向して形成している。また、連結板142aにおける差込み側端部の係止爪146と対向する部分には、ねじ孔142cを係止爪146のねじ孔146aと対向して形成している。
連結板142aの差込み側端部には、差込み部145の係止爪146が係止される係止孔147を、該係止爪146の係止が許容される間隔を隔てて幅方向Xに2箇所配置している。
係止爪146の正面側に突出した突出寸法hは、上部装飾体202の幅方向全長を、外扉100aの横幅と対応して最大幅(例えば、1380mm)に可変調節した際、中央パーツ130の連結側端部正面と、矩形パーツ142の連結側端部正面との間に生じる前後方向Zの段差が解消される寸法に設定している(図8(a)参照)。
上述した連結板142aの差込み側端部を支持板144の差込み部145に固定する場合、連結板142aの差込み側端部を支持板144の差込み部145に押し付けて、連結板142aのねじ孔142dと差込み部145のねじ孔145aとにねじ26を螺合して固定する。
これにより、矩形パーツ142の全体を、係止爪146の突出寸法hだけ前後方向Zと平行して前方へ移動した前方位置に取付けることができる(図8(a)参照)。
また、ねじ26による固定を解除して、矩形パーツ142の全体を、係止爪146の突出寸法hだけ前後方向Zと平行して後方へ移動させ、支持板144の係止爪146を連結板142aの差込み側端部に押し付けた後、連結板142aのねじ孔142cと係止爪146のねじ孔146aとにねじ26を螺合して固定する。
これにより、矩形パーツ142の全体を、係止爪146の突出寸法hだけ前後方向Zと平行して後方へ移動した後方位置に取付けることができる(図8(b)(c)参照)。
連結板141a,142aの背面側中央部には、外扉100aの後側上部に固定される取付け金具24と対応して、該取付け金具24が係止される横断面略コ字状の受け板25をねじ26で固定している。
上述した矩形パーツ141,142を外扉100aに固定する場合、中央パーツ130の幅方向左右端部に連結した状態において、矩形パーツ141,142の連結板141a,142aに固定した起立板21bの受け板25に、外扉100aの後側上部に固定した取付け金具24の起立片24bを下方から差し込んだ後、取付け板21の起立板21bと取付け金具24の起立片24bとをねじ26で固定する。
これにより、中央パーツ130の幅方向左右端部に連結された矩形パーツ141,142を、外扉100aの左右上部に固定することができる。
矩形パーツ141,142、及び端部カバー151,152における成形体22の幅方向左右端部と対応する一端側には、成形体22の幅方向左右端部に対して係合される突出片153,154をそれぞれ突出している(図3参照)。
次に、上述した上部装飾体202の幅方向全長を、自動販売機100における外扉100aと対応する横幅に可変調節する方法を説明する。
先ず、上部装飾体202の幅方向全長を、図9に示す横幅サイズ(例えば、1020mm)から図4に示す横幅サイズ(例えば、1160mm)の外扉100aと対応する横幅に可変調節する場合、上部装飾体202における中央パーツ130と矩形パーツ141,142とを連結するねじ26による固定を解除して、矩形パーツ141,142の連結板141a,142aを、中央パーツ130の取付け板21から一旦分離する。
再び、矩形パーツ141,142の連結板141a,142aを、中央パーツ130の取付け板21に連結する際、外扉100aの横幅サイズ(例えば、1160mm)と対応して設けた連結板141a,142aのねじ孔141b,142bと、取付け板21に設けたねじ孔21eとを連通した後、ねじ26を、ねじ孔141b,142bを介してねじ孔21eに螺合することにより、矩形パーツ141,142を中央パーツ130の左右端部に対して締付け固定する。
これにより、上部装飾体202の幅方向全長を、図4に示す横幅サイズの外扉100aと対応する横幅に可変調節することができる。
なお、矩形パーツ141,142、及び端部カバー151,152をねじ26で固定する際、受け板25によってねじ26の着脱が行いにくければ、受け板25を外してから、ねじ26の着脱を行う。
上部装飾体202の幅方向全長を外扉100aと対応する横幅に可変調節する際、外扉100aの横幅に応じて可変調節される中央パーツ130と矩形パーツ142との連結側端部間を覆う大きさ、形状、及び横幅に形成した幅狭サイズ、幅広サイズの端部カバー151,152の中から、該連結側端部間を覆うのに最適な横幅サイズの端部カバーを選択する。
その選択した端部カバー151,152を、中央パーツ130から分離した矩形パーツ141,142の連結側端部に固定して、中央パーツ130と矩形パーツ142との連結側端部間を覆うように取り付ける(図7(b)(c)参照)。
しかし、中央パーツ130における前面カバー23の上面を、該前面カバー23の幅方向中央上面部から幅方向左右上面部に向けて徐々に低くなる滑らかな曲面に形成しているので、上部装飾体202の幅方向全長が長くなるほど、前面カバー23の上面を幅方向Yに延長した稜線の高さが徐々に低くなる。
つまり、外扉100aと対応する横幅に可変調節する際、矩形パーツ142を一定高さに維持したまま幅方向Yへ水平移動すると、中央パーツ130の連結側端部上面と、矩形パーツ142の連結側端部上面との間に段差が生じるだけでなく、上部装飾体202の幅方向全長が長くなるほど段差が大きくなる。
これに対し、本実施形態の上部装飾体202は、上部装飾体202の幅方向全長に応じて、矩形パーツ142を、該矩形パーツ142の連結側端部上面が中央パーツ130の連結側端部上面に沿って段差無く幅方向Xに連なるように上下方向Yに高さ調節して取り付けることで、段差を解消することができる。
すなわち、ねじ26による固定を解除した後、矩形パーツ142全体を上下方向Yに移動させ、矩形パーツ142の連結側端部上面を、中央パーツ130における前面カバー23の連結側端部上面を基準として、前面カバー23の連結側端部上面に沿って滑らかな曲線にて段差無く幅方向Xに連なるように高さ位置を上下方向Yに調節する。この後、矩形パーツ142を所望の高さ位置に取り付けたまま、再びねじ26により締付け固定する。
上部装飾体202の幅方向全長を、外扉100aと対応する横幅(例えば、1020mm)に可変調節する際、矩形パーツ142の高さ位置を上段位置に上下調節して、図中二点鎖線で示す中央パーツ130の連結側端部に連結固定する(図7(a)参照)。
また、外扉100aと対応する横幅(例えば、1160mm)に可変調節する際、矩形パーツ142を中段の高さ位置に上下調節するとともに、1160mm用の端部カバー152を介して、中央パーツ130の連結側端部に連結固定する(図7(b)参照)。
さらに、外扉100aと対応する横幅(例えば、1180mm、1380mm)に可変調節する際、矩形パーツ142を下段の高さ位置に上下調節するとともに、1180mm用や1380mm用の端部カバー152を介して、中央パーツ130の連結側端部に連結固定する(図7(c)参照)。
これにより、矩形パーツ142を、該矩形パーツ142の連結側端部上面が中央パーツ130における前面カバー23の連結側端部上面に沿って段差無く幅方向Xに連なる状態に取り付けることができる。
また、中央パーツ130における前面カバー23の正面を、該前面カバー23の幅方向中央正面部から幅方向左右正面部に向けて後方に反り返った滑らかな曲面に形成しているので、上部装飾体202の幅方向全長が外扉100aの横幅と対応して長くなるほど、前面カバー23の正面を幅方向Yに延長した曲線が後方へ後退する。
つまり、外扉100aと対応する横幅に可変調節する際、矩形パーツ142を一定の前後位置に維持したまま幅方向Yへ水平移動すると、中央パーツ130の連結側端部正面と、矩形パーツ142の連結側端部正面との間に段差が生じるだけでなく、上部装飾体202の幅方向全長が長くなるほど段差が大きくなる。
これに対し、本実施形態の上部装飾体202は、上部装飾体202の幅方向全長に応じて、矩形パーツ142を、該矩形パーツ142の連結側端部正面が中央パーツ130の連結側端部正面に沿って段差無く幅方向Xに連なるように前後方向Zに前後調節して取り付けることで、段差を解消することができる。
すなわち、ねじ26による固定を解除した後、矩形パーツ142全体を前後方向Zに移動させ、矩形パーツ142の連結側端部正面を、中央パーツ130における前面カバー23の連結側端部正面を基準として、前面カバー23の連結側端部正面に沿って滑らかな曲線にて段差無く幅方向Xに連なるように取付け位置を前後方向Zに調節する。この後、矩形パーツ142を所望の前後位置に取り付けたまま、再びねじ26により締付け固定する。
上部装飾体202の幅方向全長を、外扉100aと対応する横幅(例えば、1020mm)に可変調節する際、矩形パーツ142を突出寸法hだけ前後方向Zと平行して前方位置へ移動して、中央パーツ130の連結側端部に連結固定する(図8(a)参照)。
また、外扉100aと対応する横幅(例えば、1160mm)に可変調節する場合、矩形パーツ142を突出寸法hだけ前後方向Zと平行して後方位置へ移動するとともに、1160mm用の端部カバー152を介して、中央パーツ130の連結側端部に連結固定する(図8(b)参照)。
さらに、外扉100aと対応する横幅(例えば、1180mm、1380mm)に可変調節する場合、矩形パーツ142を突出寸法hだけ前後方向Zと平行して後方位置へ移動するとともに、1180mm用や1380mm用の端部カバー152を介して、中央パーツ130の連結側端部に連結固定する(図8(c)参照)。
これにより、矩形パーツ142を、該矩形パーツ142の連結側端部正面が中央パーツ130における前面カバー23の連結側端部正面に沿って段差無く幅方向Xに連なる状態に取り付けることができる。
上述のように、上部装飾体202における中央パーツ130の正面から見て幅方向右端部に連結した矩形パーツ142を上下方向Y、及び前後方向Zに移動させ、矩形パーツ142の連結側端部上面、及び正面を、中央パーツ130の連結側端部上面、及び正面に沿って段差無く幅方向Xに連なる状態に取り付けることができる。
この結果、中央パーツ130の連結側端部と、矩形パーツ142の連結側端部との間に生じる上下、及び前後の段差が解消されるため、連結部分の段差が目立ちにくく、自動販売機100から商品を購入する際、上部装飾体202を見る購入者に対して違和感を与えることを防止できる。
しかも、上部装飾体202の外観的な見栄えや体裁が良好で、上部装飾体202の全体が、1つの装飾体で構成されたような一体感、あるいは意匠感を現出することができる。
さらに、自動販売機100を製造するメーカーや機種によって外扉100aの横幅が異なるも、1台の上部装飾体202を、複数の外扉100aと対応する横幅に可変調節して取り付けることができるため、上部装飾体202の製作台数が少なくて済むとともに、汎用性の向上、及び製作コストの低減を図ることができる。
さらにまた、側部パーツ140の矩形パーツ141,142を幅方向Xに可変調節するので、上部装飾体202の左右両端のいずれか一方を可変調節するよりも、上部装飾体202の可変可能な領域が広くなり、様々な横幅サイズの外扉100aに取り付けることができる。
これにより、特定の外扉100aのみに限定されることなく、上部装飾体202を、例えば、幅狭型や幅広型等の様々な横幅サイズの外扉100aに取り付けることができる。
さらにまた、上部装飾体202の幅方向全長を可変調節した際、複数の端部カバー151,152の中から選択した端部カバーを、中央パーツ130と矩形パーツ142との連結側端部間が覆われるように取り付けるので、中央パーツ130と矩形パーツ142との連結側端部間を、端部カバー151,152にて段差無く幅方向Xに連なるように連結することができ、上部装飾体202の全体が、1つの装飾体で構成されたような一体感、あるいは意匠感を現出することができる。
加えて、矩形パーツ142の背面側角隅部には、該背面側角隅部を成す二辺に沿って、中央パーツ130の連結側端部背面と矩形パーツ142との連結側端部背面との間に生じる段差と対応する厚みに形成した段差解消部材180を装着している。
段差解消部材180は、例えば、ウレタンゴム、スポンジゴム等の柔軟性を有する材質で構成しているので、矩形パーツ142を中央パーツ130の連結側端部に直接連結して、上部装飾体202の幅方向全長を、図9に示す横幅サイズ(例えば、1020mm)に可変調節して外扉100aの上部正面に取り付けた際、段差解消部材180が、外扉100aの正面から見て右側上部正面に対して密着した状態に押付けられる。
これにより、中央パーツ130と矩形パーツ142との連結側端部背面に生じる段差が解消されるとともに、矩形パーツ142を、外扉100aの正面から見て右側上部正面に対してガタツキ無く安定した状態に取り付けることができる。
次に、上述した止めピン27による前面カバー23の取付け構造について説明する。
図11は止めピン27による前面カバー23の取付け構造についての説明図であり、詳しくは、図11(a)は止めピン27の組付け直前の斜視図、図11(b)は止めピン27を止め孔22eに挿入する直前の斜視図である。
図12は止めピン27による固定方法、及び解除方法についての説明図であり、詳しくは、図12(a)は止めピン27を止め孔22eに挿入した直後の斜視図、図12(b)は止めピン27を右方向又は左方向へ90度回転した状態の斜視図である。
止めピン27は、前面カバー23の下端側後縁部に形成した保持孔23cを介して互いに連結される上側部材28と下側部材29とで構成している。
上側部材28は、前記止め孔22eに対して挿入が許容される外径寸法に形成した中空の軸部28aと、軸部28aの上端側に形成した前記止め孔22eよりも小径の係止部28bとで構成している。
係止部28bの対向外周面には、一対の突出片28cを、前記止め孔22eの溝部22fと対応して径方向に向けて突出している。また、突出片28cは、止め孔22eの上面側周縁部に対して係止される長さに形成している。さらにまた、突出片28cの先端側下面には、凹部22gに対して係合される凸部28dを形成している。
下側部材29は、上側部材28の軸部28aに対して軸方向に抜止め固定される爪付きの軸部29aと、軸部29aの下端側に形成した前記止め孔22eよりも大径の回動操作部29bとで構成している。
上述の止めピン27は、前面カバー23の保持孔23cを介して、上側部材28の軸部28aに対して下側部材29の軸部29aを下方から差込んで一体的に組み付ける。また、上側部材28の突出片28cを、前記保持孔23cよりも上方に突出し、下側部材29の回動操作部29bを、前記保持孔23cよりも上方に突出した状態に組み付ける。
これにより、止めピン27を、前面カバー23の保持孔23cに対して上下動可能で、かつ、軸芯回りに水平回転可能に取り付けられる(図11(a)(b)参照)。
上述の止めピン27により前面カバー23の下端側を固定する場合、前面カバー23を、成形体22の上面、前面、下面を覆うように取り付けた際、前面カバー23に取り付けた止めピン27を、成形体22に形成した止め孔22eと対向させる。
この後、止めピン27を、図示しない回動操作具により軸芯回りに回動操作して、上側部材28の突出片28cを止め孔22eの溝部22fに対して挿入が許容される向き、及び角度に回転停止する。
このまま、止めピン27を押し上げて、成形体22の止め孔22eに対して下方から垂直に挿入する(図11(b)参照)。
上側部材28の突出片28cを止め孔22eよりも上方に突出した後、止めピン27を軸芯回りに右方向又は左方向へ90度回動操作して、上側部材28の突出片28cが止め孔22eの上面側周縁部に対して係止される角度に回動する。
また、突出片28cの凸部28dを止め孔22eの凹部22gに係合して、上側部材28の突出片28cが止め孔22eの溝部22fに対して抜き取り不可となる向き、及び角度に回転停止する(図12(b)参照)。
これにより、成形体22と前面カバー23とが開放不可に固定され、前面カバー23を、成形体22の上面、前面、下面を覆うように取り付けることができる。
また、止めピン27を右方向又は左方向へ90度回動操作して、突出片28cの凸部28dを止め孔22eの凹部22gから抜け出させるとともに、上側部材28の突出片28cを止め孔22eの溝部22fに対して抜き取りが許容される向き、及び角度に回転操作する(図12(a)参照)。
すると、止めピン27が自重下降によって成形体22の止め孔22eから抜き取られ、上側部材28の突出片28cが止め孔22eよりも下方に落下する。
これにより、止めピン27による固定が解除され、前面カバー23を、成形体22から簡単に取り外すことができる。
次に、上述した長尺装飾体203の取付け構造について説明する。図13は長尺装飾体203の上端部取付け構造についての説明図、図14は長尺装飾体203の下端部取付け構造についての説明図、図15は長尺装飾体203の中央部取付け構造についての説明図である。
長尺装飾体203は、図1、図2に示すように、外扉100aの幅方向左端側上部に取り付けられる上側装飾体210と、外扉100aの幅方向左端側下部に取り付けられる下側装飾体220とで構成している。上側装飾体210と下側装飾体220とは、上下方向Yに対して上下分割可能に構成している(図2参照)。
また、長尺装飾体203は、外扉100aの幅方向左端側正面(商品展示部108の幅方向左端側正面を含む)が覆われる横幅に形成している。かつ、外扉100aの正面より前方に突出する凸状の断面形状に形成するとともに、外扉100aの上端から下端に至る左側正面と略同一長さに形成している。
上側装飾体210における外扉100aの上部正面と対向する背面側上部には、外扉100aの上部平面に固定した側面から見て上下逆L字形の上部係止具230を係止可能に設けている。
また、下側装飾体220における外扉100aの下部正面と対向する背面側下部には、外扉100aの下部底面に対して係止される側面から見てL字形の下部係止具240を固定している。
上側装飾体210と下側装飾体220とを連結する背面側中央部には、外扉100aにおける商品展示部108の正面から見て左側下縁部に形成した切欠き部108bに対して係止される中央係止具250を固定している。
次に、上述した上部係止具230、下部係止具240、及び中央係止具250の取付け構造について説明する。
上部係止具230は、外扉100aの上部平面に突出する凸部を跨ぐように載置される側面から見て門形状に屈曲して形成した載置部230aと、載置部230aの後端を略直角に下方へ屈曲して形成したねじ孔230eを有する係止部230bと、載置部230aの前端を略直角に下方へ屈曲して形成した取付け部230cとで構成している。
上部係止具230は、載置部230aを外扉100aの上部平面に対して跨ぐように載置した後、ねじ160を、係止部230bのねじ孔230eに挿通して、外扉100aの上部背面に螺合することにより、上部係止具230を外扉100aの上部に固定する(図13参照)。
上部係止具230に係止される受け板231は、上側装飾体210の背面側上部に対してねじ160にて固定している。受け板231の背面側には、取付け部230cに形成した係止爪230dが係止される係止孔231aを形成している。
下部係止具240は、外扉100aの下部底面に対して下方から押し当てられる当接部240aと、当接部240aの後端を略直角に上方へ屈曲して形成したねじ孔240eを有する起立部240bと、当接部240aの前端を上方へ屈曲して形成した図示しない係止部とで構成している(図14参照)。
下部係止具240は、当接部240aを外扉100aの下部底面に対して下方から押し当てた後、ねじ160を、起立部240bのねじ孔240eを介して、外扉100aの下部背面に螺合することにより、下部係止具240を外扉100aの下部に固定する。
下部係止具240が係止される受け板241は、下側装飾体220の背面側下部に固定に対してねじ160にて固定している。受け板241の背面側下端部には、図示しない係止部が係止される切欠き部241aを形成している。
中央係止具250は、上側装飾体210の背面側下部にねじ160にて固定した上側連結具251と、下側装飾体220の背面側上部にねじ160にて固定した下側連結具252とで構成している。
上側連結具251の背面側には、下側連結具252の上端を前方へ屈曲して形成した係止片252aが係止される係止孔251aを設けている。また、係止孔251aの側部には、商品展示部108の正面から見て左側下縁部に形成した切欠き部108bに対して係止される係止爪251bを設けている(図15参照)。
なお、係止爪251bを、例えば、商品展示部108の透明パネルと外扉100aの前面パネルとの隙間に対して係止可能に設けてもよい。
上側装飾体210と下側装飾体220とを一体的に連結固定する場合、上側装飾体210と下側装飾体220との対向端部を互いに嵌合し、下側連結具252の係止片252aを、上側連結具251の係止孔251aに係止した後、上側連結具251と下側連結具252とを互いに合致したままねじ160にて固定する。
次に、上述した長尺装飾体203を、外扉100aの正面から見て幅方向左端側正面が覆われるように取り付ける方法を説明する。
先ず、上側装飾体210に固定した受け板231の係止孔231aを、外扉100aの上部平面に固定した上部係止具230の係止爪230dに係止する(図13参照)。
上側装飾体210に固定した上側連結具251の係止爪251bを、商品展示部108の正面から見て左側下縁部の切欠き部108bに係止して、長尺装飾体203の中央部を外扉100aの幅方向左端側正面に固定する(図1、図15参照)。
続いて、下側装飾体220に固定した下部係止具240の当接部240aを外扉100aの下部底面に下方から押し当て、下部係止具240の起立部240bを外扉100aの下部背面に係止した後、起立部240bを外扉100aの下部背面に対してねじ160にて固定する(図14参照)。
この結果、長尺装飾体203を、外扉100aの正面から見て幅方向左端側正面が覆われるように確実かつ強固に固定することができるとともに、外扉100aに対してガタツキ無く、安定した状態に固定することができる。
次に、上述した短尺装飾体204の取付け構造について説明する。図16は短尺装飾体204の取付け構造の説明図であり、詳しくは、図16(a)は短尺装飾体204を分離した状態の正面図、図16(b)は短尺装飾体204の横断平面図である。
短尺装飾体204は、商品展示部108の幅方向右端側正面(具体的には、透明パネルの前面)に取り付けられる取付け板214と、取付け板214の上下端部と右側端部とに取り付けられる係止具224と、取付け板214の全体を覆うように取り付けられる短尺カバー234とで構成している(図1、図2、図16参照)。
また、短尺装飾体204は、外扉100aの幅方向右端側正面(商品展示部108の幅方向右側端部を含む)が覆われる横幅に形成している。かつ、外扉100aの正面より前方に突出する凸状の断面形状に形成するとともに、商品展示部108の上側縁部から下側縁部に至る右側正面と略同一長さに形成している。
取付け板214は、商品展示部108の右端側正面に対して装着が許容される大きさ、及び形状に形成している。また、取付け板214の平面には、後述する係止爪234aの係止が許容される係止孔214aを上下に所定間隔を隔てて配置している。
さらに、取付け板214の正面から見て左側縁部には、商品展示部108の前面(具体的には、透明パネルの前面)に配置した商品選択ボタンの突出が許容される切欠き部214bを形成している。
係止具224は、取付け板214の上下端部、及び右側端部にねじ止めされる受け板224aと、右側端部に固定した受け板224aにねじ止めされる押え板224bとで構成している。また、受け板224aの外側に突出する端部は、商品展示部108の透明パネルと外扉100aの前面パネルとの隙間に対して係止が許容される形状に形成している。
短尺カバー234は、商品展示部108の上側縁部から下側縁部に至る右側正面が覆われる大きさ、及び形状に形成している。また、短尺カバー234の正面から見て左側背面には、取付け板214に形成した係止孔214aに対して係合される係止爪234aを、係止孔214aに対して係合が許容される位置に所定間隔を隔てて複数配置している。
また、短尺カバー234の正面から見て右側縁部と、該右側縁部が被せられる外扉100aの右側壁部との間には、短尺カバー234の右側縁部を、外扉100aの右側壁部に対して固定するための側部金具350を配置しており、その短尺カバー234の右側縁部には、側部金具350を取り付けるためのねじ孔234bを上下に所定間隔を隔てて上下に配置している(図19参照)。
次に、上述した短尺装飾体204を、外扉100aの正面から見て幅方向右端側正面に取り付ける方法について説明する。
先ず、係止具224の受け板224aを、商品展示部108の上下縁部に係止して仮止めした後、予め取付け板214の右側端部に固定した受け板224aを商品展示部108の右側縁部に係止する。
取付け板214の上下端部を、上述の仮止めした受け板224aにねじ止めすることにより、取付け板214の上下端部を商品展示部108の上下縁部に固定することができる。
また、押え板224bを、取付け板214の右側端部に固定した受け板224aにねじ止めして、商品展示部108の右側縁部を、受け板224aと押え板224bとで厚み方向に挟持することにより、取付け板214の右側端部を商品展示部108の右側縁部に固定することができる(図1参照)。
この後、短尺カバー234を、取付け板214が覆われるように正面側から装着する際、短尺カバー234の係止爪234aを取付け板214の係止孔214aに係合することにより、短尺カバー234の左側を、取付け板214を介して、商品展示部108の右側正面に固定することができる(図16(b)参照)。
これにより、短尺装飾体204を、外扉100aの幅方向右端側正面と、商品展示部108の幅方向右側正面とを覆うように取り付けることができる(図1参照)。
なお、短尺カバー234の右側は、後述する側部金具150を介して、外扉100aの右側縁部に固定することができる。
次に、上述した短尺装飾体204の取付けに用いられる側部金具350について説明する。図17は短尺装飾体204の取付けに用いられる側部金具350の斜視図、図18は側部金具350の取付け構造の斜視図である。
図19は側部金具150による短尺装飾体204の取付け状態についての説明図であり、詳しくは、図19(a)は側部金具350による短尺装飾体204の固定状態の斜視図、図19(b)は側部金具150による短尺装飾体204の固定状態の横断平面図である。
側部金具350は、屈曲加工した金属板で構成され、外扉100aの開閉側の右側壁部に対して背面から装着される側面フック351と、外扉100aの右側壁部の外面に対して押し当てられる側面当接部352と、短尺装飾体204(短尺カバー234)の右側縁部に対して背面から固定される側面挟持部353とで構成している(図17参照)。
側面フック351は、外扉100aの右側壁部の内面、背面、外面を跨ぐように上方から見てコ字状に形成している。また、側面フック351は、右側壁部の背面と対応する中央の部材が外扉100aの右側壁部の幅とほぼ同じ横幅に形成した背面当接部351aと、内面、及び外面と対応する左右の部材が背面当接部351aの左右端を略直角に前方へ屈曲して形成した2つの背面係止部351b,351cとで構成している。
側面フック351の後端側中央部には、背面当接部351aの中央部から背面係止部351cの後端に連なる開口部351dを開口している。また、開口部351dは、後述する連結片352aの挿入が許容される大きさ、及び形状に形成している。
背面係止部351bの開口部351dと対応する後端側には、背面係止部351bの後端から後方に延びる連結片351eを形成している。また、連結片351eには、ねじ356の螺合が許容されるねじ孔351fを設けている。
側面挟持部353の後端には、外扉100aの右側壁部の外面に対して押し当てられる側面当接部352が連なるように形成している。また、側面当接部352は、外扉100aの厚みと同程度あるいは略半分の奥行きを有している。
側面挟持部353は、側面当接部352の前端から前方に延びる金属部材を上下方向に3分割して短冊状の部材に形成している。短冊状の部材は、中央の部材が側面当接部352の前端から短尺カバー234の板厚とほぼ同じ横幅で右方向に略L字に屈曲した側面固定部353aと、上下の部材が奥行き方向の根元付近と中央付近とで左方向に緩やかに略L字に屈曲した2つの側面保持部353bとで構成している。
側面固定部353aには、短尺装飾体204(短尺カバー234)の右側縁部を固定するためのねじ孔353cを設けている。また、側面当接部352の後端側中央部には、側面当接部352の後端から後方に延びる連結片352aを形成している。
連結片352aには、ねじ356の挿入が許容される孔部352bを設けている。さらに、側面当接部352の右側平面には、背面係止部351cの内面に当接される凸部352cを上下端部付近に形成している。
次に、上述した側部金具350による短尺装飾体204の取付け方法について説明する。
先ず、短尺装飾体204の正面から見て右側縁部を、側面挟持部353における側面固定部353aと側面保持部353bとの間に挟み込んだ後、ねじ356を、短尺カバー234のねじ孔234b、及び側面固定部353aのねじ孔353cに螺合して、側面固定部353aを短尺装飾体204の右側縁部に固定する。
なお、ねじ356は、回動操作具357にて締込み方向、及び緩め方向に回動操作する(図18参照)。
側面挟持部353が取り付けられた短尺装飾体204を外扉100aの幅方向右側正面に被せた際、短尺装飾体204の右側縁部に取付けた側部金具350の側面挟持部353と対応して、側面フック351を、外扉100aの右側縁部に対して背面から引っ掛けるように装着し、背面当接部351aが外扉100aの右側縁部に対して押し当てられる位置まで差し込む。
続いて、短尺装飾体204の右側縁部に取付けた側面挟持部353の連結片352aを、側面フック351の開口部351dに正面から挿入して連結片351eに対向した後、ねじ356を、側面当接部352の孔部352bを介して、連結片351eのねじ孔351fに螺合し、外扉100aの右側縁部を、側面フック351の背面係止部351bと側面挟持部353の側面当接部352とで厚み方向に締付けて固定する。
これにより、短尺装飾体204の右側縁部を外扉100aの右側縁部に固定することができる(図19(a)(b)参照)。
次に、上述した下部装飾体205の取付け構造について説明する。下部装飾体205は、柔軟性を有するプラスチック製のシートで構成され、商品展示部108と、精算部109と、施錠部110と、広告表示部111と、商品取出口112とを避けて、外扉100aの下部正面に対して貼着が許容される大きさ、及び形状に形成している(図1、図2参照)。
また、下部装飾体205の右側正面には、精算部109の露出が許容される開口部205aと、施錠部110の露出が許容される開口部205bとを開口している。さらに、下部装飾体205の左側正面には、広告表示部111の露出が許容される開口部205cを開口している。
さらにまた、下部装飾体205の下側正面には、商品取出口112の露出が許容される横長の開口部205dと、硬貨返却口113の露出が許容される角形の開口部205eとを開口している。
上述の下部装飾体205を、外扉100aの下部正面に装着する場合、下部装飾体205の背面側に貼着した図示しない両面粘着テープから離型紙を剥離し、下部装飾体205の開口部205a〜開口部205eを、外扉100aの正面に配置した商品展示部108と、精算部109と、広告表示部111と、商品取出口112と、硬貨返却口113とに対応させて、外扉100aの下部正面が覆われるように正面から貼着する。
本実施形態の扉装飾体201を外扉100aの正面に取り付ける手順の一例として、上部装飾体202を外扉100aの上部正面が覆われるように取付け、下部装飾体205を外扉100aの下部正面が覆われるように貼着する。
この後、長尺装飾体203を、外扉100aの幅方向左端側正面と、商品展示部108の幅方向左端側正面とが覆われるように取り付ける。また、短尺装飾体204を、外扉100aの幅方向右端側正面と、商品展示部108の幅方向右側正面とが覆われるように取り付ける(図1参照)。
長尺装飾体203は、該長尺装飾体203の上端部を矩形パーツ141の下部に形成した段部141d02gに係合するとともに、長尺装飾体203を上部装飾体202の左側端部に対して連続するように配置して、外扉100aの幅方向左端側正面が覆われるように取り付ける。
さらに、短尺装飾体204は、該短尺装飾体204の上端部を上部装飾体202の幅方向右端側下面に近接あるいは当接するとともに、短尺装飾体204を上部装飾体202の右側端部に対して連続するように配置して、外扉100aの幅方向右端側正面が覆われるように取り付ける。
この結果、自動販売機用扉装飾体201を、既存の自動販売機100における外扉100aの正面に取り付けるだけで、自動販売機100のデザインを旧型から新型へ簡単かつ容易に変更することができ、デザインを変更する際の作業性が向上する。
また、扉装飾体201を構成する装飾体202〜205、あるいは、長尺装飾体203の装飾体210,220のいずれか一つ又は複数に、例えば、割れ、破損等が発生したり、汚れや変色、経年変化等が顕著であり、自動販売機用扉装飾体201による取付け当初のデザインが損なわれてしまっても、その部分の装飾体202〜205あるいは装飾体210,220のみを交換するだけで、取付け当初のデザインに取り戻すことができる。
さらにまた、装飾性あるいは意匠性が損なわれてしまった部分の装飾体202〜205のみを交換するだけで済むため、従来例のように扉カバー全体を交換するのに比べて、変更時の作業性が向上するとともに、交換に要する費用が安くて済み、コストの低減を図ることができる。
さらにまた、装飾体202〜205のいずれか一つ又は複数を交換することにより、装飾体203〜106で構成するデザインの一部を変更することができる。
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明の扉装飾体は、実施形態の上部装飾体202に対応し、
以下同様に、
中央装飾体は、中央パーツ130に対応し、
側部装飾体は、側部パーツ140、及び矩形パーツ141,142に対応し、
一端側装飾体は、矩形パーツ141に対応し、
他端側装飾体は、矩形パーツ142に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
上述の実施形態では、連結板141a,142aの取付け板21に対する取付け位置を変更することにより、上部装飾体202の幅方向全長を可変調節する構造を説明したが、例えば、図20に示すように、矩形パーツ141,142の連結板141a,142aを、取付け板21の左右端部に形成した長孔211a,212aを介して幅方向Xにスライド可能にねじ26で連結してもよい。
これにより、ねじ26による締付け固定を緩めるだけで、上部装飾体202の幅方向全長を、自動販売機100における外扉100aと対応する横幅に可変調節することができ、ねじ26を着脱する手間が省けるため、可変調節する際の作業性が向上する。
また、上部装飾体202における中央パーツ130の正面から見て幅方向左端部に連結した矩形パーツ141の取付け位置を上下、及び前後に可変調節可能に設けてもよい。
100…自動販売機
100a…外扉
100b…販売機本体
108…商品展示部
109…精算部
110…施錠部
111…広告表示部
112…商品取出口
113…硬貨返却口
201…自動販売機用扉装飾体
202…上部装飾体
21…取付け板
22…成形体
23…前面カバー
27…止めピン
130…中央パーツ
140…側部パーツ
141,142…矩形パーツ
143…可動板
144…支持板
145…差込み部
146…係止爪
147…係止孔
151,152…端部カバー
180…段差解消部材
203…長尺装飾体
210…上側装飾体
220…下側装飾体
230…上部係止具
240…下部係止具
250…中央係止具
251…上側連結具
252…下側連結具
204…短尺装飾体
214…取付け板
224…係止具
234…短尺カバー
205…下部装飾体
350…側部金具
351…側面フック
352…側面当接部
353…側面挟持部
X…幅方向
Y…上下方向
Z…前後方向

Claims (6)

  1. 自動販売機における販売機本体の正面側開口部に対して開閉自在に連結された外扉の上部に取り付けられる自動販売機用の扉装飾体であって、
    前記扉装飾体を、
    前記外扉の幅方向上部に配置される中央装飾体と、該中央装飾体の幅方向端部に連結される側部装飾体とで構成し、
    前記扉装飾体の幅方向全長を、前記外扉の横幅に応じて幅方向に可変調節可能に設け、
    前記側部装飾体を、
    前記扉装飾体の幅方向全長に応じて、該側部装飾体の連結側端部外面が前記中央装飾体の連結側端部外面に対して段差無く幅方向に連なる取付け位置となるように可変調節可能に設けた
    自動販売機用の扉装飾体。
  2. 前記側部装飾体を、
    前記中央装飾体の連結側端部に対して前記幅方向と直交する上下方向に上下移動可能に設けるとともに、
    前記扉装飾体の幅方向全長に応じて、該側部装飾体の連結側端部上面を前記中央装飾体の連結側端部上面に対して段差無く幅方向に連なる高さ位置となるように上下調節可能に設けた
    請求項1に記載の自動販売機用の扉装飾体。
  3. 前記側部装飾体を、
    前記中央装飾体の連結側端部に対して前記幅方向と直交する前後方向に前後移動可能に設けるとともに、
    前記扉装飾体の幅方向全長に応じて、該側部装飾体の連結側端部正面を前記中央装飾体の連結側端部正面に対して段差無く幅方向に連なる前後位置となるように前後調節可能に設けた
    請求項1又は2に記載の自動販売機用の扉装飾体。
  4. 前記側部装飾体を、
    前記中央装飾体の幅方向一端側に連結される一端側装飾体と、該中央装飾体の幅方向他端側に連結される他端側装飾体とで構成し、
    前記一端側装飾体、及び前記他端側装飾体のうち少なくとも一方の装飾体を、前記中央装飾体の連結側端部に対して段差無く幅方向に連なる取付け位置となるように可変調節可能に設けた
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動販売機用の扉装飾体。
  5. 前記中央装飾体と前記側部装飾体との連結側端部間に対して該連結側端部間を覆うように取り付けられる端部カバーを備え、
    前記端部カバーを、
    前記扉装飾体の幅方向全長に応じて、前記中央装飾体及び前記側部装飾体の連結側端部外面と段差無く幅方向に連なる外面形状に形成され、該連結側端部間を覆う大きさ、形状、及び横幅に形成した複数の端部カバーで構成した
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の自動販売機用の扉装飾体。
  6. 前記側部装飾体の背面部分に、
    前記側部装飾体の連結側端部背面と前記中央装飾体の連結側端部背面との間に生じる段差と対応する厚みに形成した柔軟性を有する段差解消部材を装着した
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の自動販売機用の扉装飾体。
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