JP6110096B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、机とセットで使用するのに好適な照明装置に関するものである。
オフィスの照明は一般に天井に配置した灯具で行われており、特定の机上を明るく照らしたい場合は電気スタンドを使用している。天井の照明は非常に明るいのが一般的であり、天井照明用の電力費用はオフィスの経費の相当の割合を占めることが多い。
他方、人は暗さや明るさに馴れるという性質あり、部屋全体が多少は薄暗くても執務には影響しないことも多い。この点に着目して本願出願人は、特許文献1,2において、光を上向きに照射するアンビエント照明灯具と机上面を照らするタスクライトとを併有した照明装置を開示した。
特開2011−124968公報 特開2012−161407号公報
特許文献1,2によると、アンビエント照明灯具によって室内全体としての必要な明るさを確保しつつ、各人が使用する机の机上面は必要に応じてタスクライトで照らすことができるため、執務に支障をきたすことなく、照明に要する電力使用量を格段に低減することができる。
本願発明はこの先願発明を発展させたものであり、アンビエント照明の機能アップ等を図ったものである。
本願発明は、床又は家具から立ち上がった支柱と、上下に開口したループ状の本体枠にLEDランプ又は面発光体を設けた上向き照明灯具とを有しており、前記上向き照明灯具の本体枠を前記支柱の上端に取り付けている、という基本構成である。そして、請求項1では、この基本構成において、前記本体枠には、上向きに開口溝が、全周にわたって又は前記支柱への取り付け部を除いた全周に形成されており、前記上向きに開口溝の内部に、前記LEDランプ又は面発光体が光を上向きに照射するように設けられている。
他方、請求項2では、請求項1において、前記上向き照明灯具の本体枠に、当該本体枠の内部を空間を横切るようにステーを取り付けており、前記ステーに、光を下向きに照射するアッパータスクライトを設けている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記上向き照明灯具の本体枠は、下から上に向かって横幅が大きくなる断面略V型でかつ中空構造の形態であり、中空部の上に前記上向きに開口溝が形成されている。
請求項の発明は、請求項1〜3のうちのいずれかにおいて、前記支柱は中空構造であって、その上端部に固定した天ブラケットに前記本体枠が固定されており、かつ、前記天ブラケットに、前記LEDランプ又は面発光体に給電する電源装置が、前記支柱の内部に隠れた状態で固定されている。
本願発明の上向き照明灯具(アンビエント照明灯具)は上下に開口した枠状(ループ状)になっているため、全体の平面積を大きくすることなく光の照射エリアを広げることができる。このため、灯具の下方が光の影になることを抑制又は防止しつつ、室内の照明効率を向上することができる。
さて、机上に求める明るさは執務状態等に応じて様々に異なるものであり、若干は暗めであってもよい場合も多い。また、灯具視界に入らない状態で照明したという要望もある。この点、請求項2のように、上向き照明灯具の本体枠にアッパータスクライトを設けると、使用者の視界の上に外れた部位から机上を適度の明るさで照らすことができるため、使用者の要望にきめ細かく応えることができる。しかも、アッパータスクライトは本体枠で囲われた空間部に配置されているため、上向き照明灯具とは別々に設ける場合に比べて構造を簡単化できると共に、全体として見栄えもよい。
また、本願発明のように、本体枠に上向き開口溝を形成してこれにLEDランプ又は面発光体を設けると、本体枠がシェードの役割を果たして光の広がり範囲を適正に保持することができるのみならず、横幅をできるだけ小さくしつつ高い強度を確保できる。
特に、本体枠を請求項のように断面V型に形成すると、曲げに対して高い抵抗を発揮するため、高い強度を確保しつつ細くできて好適である。また、請求項4のように本体枠を断面V形に形成すると、人が下から見上げたとき細く見えるため、美感においても優れている。かつ請求項4のように中空構造を採用すると、軽量ながら格段に高い強度を確保できて好適である。
建物の電源は一般に交流100ボルトであるが、LEDランプや有機ELには直流電源が必要であり、かつ、例えば12ボルトや24ボルトに降圧させる必要がある。すなわち、交流電源を降圧して直流に整流する電源装置が必要である。そして、特許文献1,2のように机に組み込まれた照明装置では電源装置は例えば机の背面部などに設けることが可能であるが、床に自立させるタイプの場合は、電源装置の配置場所に困ることになる。
この点、請求項4は、照明装置の要素である支柱を利用して電源装置を設けたものであり、電源装置は支柱の内部に隠れていて外側に露出しないため、美感に優れていると共に物が当たって損傷する問題も解消できる。また、電源装置は上向き照明灯具を取り付けるための天ブラケットに固定されているため、取り付け・取り外しが簡単である。
第1実施形態の全体斜視図である。 天ブラケットと支柱と電源装置との分離斜視図である。 (A)は部分的な平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図、(D)は(B)のD−D視断面図である。 (A)は上向き照明灯具の平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図、(D)は(A)のD−D視断面図である。 タスクライトの支持構造を示す図で、(A)は部分正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。 照明装置の下部を示す図で、(A)は縦断正面図、(B)は(A)のB−B視図である。 上向き照明灯具の取り付け手段の別例を示す図で、(A)は平面図、(B)は分離平面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。 タスクライトの使用例を示す正面図である。 (A)は第2実施形態の平面図、(B)は第2実施形態の正面図、(C)は第3実施形態の平面図、(D)は第3実施形態の正面図である。 床固定式の第4実施形態を示す図で、(A)は平面図、(B)は取り付けた状態での縦断正面図、(C)は(B)の一部破断C−C視図である。 背中合わせに配置された机に固定された第5実施形態を示す図で、(A)は正面図、(B)は机に固定した状態での側面図である。 片面使用方式の机に固定されたタイプの第6実施形態を示す図で、(A)は側面図、(B)は机に固定した状態での正面図である。
(1).第1実施形態の概要・上向き照明灯具
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜図6に示す第1実施形態を説明する。照明装置は床に自立させる方式であり、左右2本の支柱1と、両方又は片方の支柱1の上端に設けた上向き照明灯具2と、左右支柱1をその上下中途高さ位置において連結する横長(水平状)のロアタスクライト3とを備えている
支柱1の下端にはベース板4が固定されており、このため床上に自立状態に保持される。本実施形態の照明装置は机5とセットで使用できるようになっており、左右の支柱1で机5を左右両側から挟むようにして配置できる。ベース板4は机1及びワゴン6の下方に入り込んでいる。本実施形態では方向を特定するため「前後」「左右」の文言を使用するが、これは、机5に配置した状態で机を使用する人から見た方向である。
図1に示すように、左右のベース板4は、相対向する方向に向いて開口した平面視コ字形に形成しているが、単なる四角形とすることも可能である。また、ベース板4の端部に支柱1を立設しているが、支柱1をベース板4の中央部に立設することも可能である。
図2に示すように、支柱1は概ね角形に近い中空の押し出し加工品であり、前後の外面には凹部7が形成されて、内部のうち各コーナーの近傍には前後に開口した溝付き突条8が形成されている。そして、上向き照明灯具2が天ブラケット9を介して支柱1の上端に取り付けられている。
図1や図4(A)に示すように、上向き照明灯具2は上下に開口した本体枠10を備えており、本体枠10が上向き照明灯具2の外観を構成している。本体枠10は机の長手方向(左右方向)に長い長方形になっており、図4(B)(C)に示すように、基本的には上に行くに従って幅が大きくなる断面V形であり、上端寄りに上板11を設けることで中空構造になっていると共に、上板11の上側の部分は逆台形の上向き開口溝12になっている。従って、断面逆A型になっている。
また、本体枠10は、その内周面10aと外周面10bとの両方が鉛直線に対して外側に傾いているが、外周面10bの傾きが内周面10aの傾きより大きくなっている。なお、本体枠10は、例えばアルミ等の金属の押し出し品を曲げ加工して製造しているが、樹脂を材料にしたブロー成形で製造することも可能である。金属の押し出し品を使用すると、強度と放熱性とに優れている利点がある。
そして、図4(C)のとおり、本体枠10における前後長辺部の上向き開口溝12に帯状の回路基板13を配置し、回路基板13の上面にLEDランプ14を飛び飛びで多数搭載している。従って、上向き開口溝12にLEDランプ14を設けることにより、上向き照明灯具(アンビエント照明)2が構成されている。
例えば図4(B)(C)に示すように、上向き開口溝12の内外の開口縁には段部15が形成されており、段部15に透光板16を重ね保持している。段部15は全周に亙って形成されており、透光板16も略全周に亙って配置されている。透光板16は単なる透明板や乳白色等の色付き板でもよいし、或いは、光の拡散(散乱)機能を備えてものであってもよい。透光板16はビス17で本体枠10に固定されている。
図2に示すように、天ブラケット9は、支柱1の上端面に重なる天板9aと、支柱1の内部に嵌入する中空状の足部9bと、本体枠10の1つの短辺部を支持する鉤状アーム部9cとを有している。足部9bは支柱1の溝付き突条8を逃げるように十字状になっており、天板9aのうち足部9bの外側の各コーナー部にビス20を上方から挿入し、ビス20を支柱1の溝付き突条8にねじ込んでいる。なお、図3(C)では、正確には溝付き突条8の箇所は断面が表示されるべきであるが、図面が煩雑なるため、便宜的に溝付き突条8は外観を表示している。
天ブラケット9は支柱1と略同じ前後幅であり、図3(B)(C)に示すように、上向き照明灯具2における本体枠10の1つの短辺部を鉤状アーム部10cで下から支持して、外側から挿通したビス21で本体枠10を鉤状アーム部10cに固定している。この場合、本体枠10の内側部を部分的に切欠いて一点鎖線で示す金属製当て板22を内部に入れて、当て板22に対してビス21をねじ込むことも可能である。このように当て板22を使用すると、固定強度を格段に向上できる。
図4のとおり、上向き照明灯具2を構成する本体枠10には、前後中間位置において空間を横切って延びる金属製のステー23を上から重ね配置し、ステー23の下面にアッパータスクライト25が配置されている。
アッパータスクライト24は、ステー23の下面に固定されたケース24aを備えており、ケース24aは、ねじ(ビス又はビスナット)24bでステー23に固定されている。また、ケース24aの内底面に回路基板24cを固定して、回路基板24cの下面にLEDランプ14′を飛び飛びで手数搭載している。ケース24aの下端開口縁には内向きフランジ24dが形成されており、この内向きフランジ24dを利用して樹脂製の透光板24eを装着している。ケース24aはアルミ等の金属板製であり、このため放熱性に優れている(もちろん、ケースを樹脂製とすることも可能である。)。ステー23のうち支柱1に近い端部には、支柱1から引き出されたケーブル31を回路基板24cに引き込むための穴24fを空けている。
図3(C)に示すように、ステー23の両端のうち支柱1に近い一端部23aは斜め上向きに折り曲げられていて、この一端部23aが、本体枠10の短辺部の内側面にねじ25で固定されている。他方、支柱1と反対側の他側部23bは本体枠10の他方の短辺部の上向き開口溝12に上から嵌まっており、ビス25で本体枠10に固定されている。従って、透光板16はエンド部23cの箇所で切除されている。
アッパータスクライト24は例えば複数列配置したり、十字状に配置したり、平面視円形や多角形に形成したり、片持ち梁状に配置したりすることができる。本体枠10は、円形や中空角形、三角形、楕円形などの様々な断面形状に設定できる。
(2).電源装置・ロアタスクライト・下端の構成
図2,3に示すように、支柱1の内部のうちその上部に、上向き照明灯具2、アッパータスクライト25、及びロアタスクライト3に給電するための電源装置26が内蔵されている。電源装置26は、天ブラケット9の足部9bに吊り下げる状態で固定された基板27と、基板27の片面に固定された降圧・整流回路部と、降圧・整流回路部を覆うカバー板28とを有している。基板27の上端部は天ブラケット9の足部9bの前内面に重なっており、皿ビス29で足部9bに固定されている。図3ではカバー板28を手前に表示しているが、実際には、カバー板28は後ろ向きになる。皿ビス29を後ろから足部9bに挿入したら、カバー板28が手前に位置する。
基板27の下部にはアース端子30を設けている。または、カバー板28の上端から2本の電源ケーブル31が露出しており、電源ケーブル31は、図3に示すように、天ブラケット9に設けた中心穴32と配線溝33を通って本体枠10の前後の上向き開口溝12に引き出されている。
図5(C)に示すように、ロアタスクライト3は下向きに開口した樋状の本体(ケース)35を有しており、本体35の内底面に帯状の回路基板36を固定し、回路基板36の下面にLEDランプ37を飛び飛びの状態で多数搭載している。本体35の前後開口縁に段部38を形成し、透光板39を段部38に嵌め込んでビス等で本体35に固定している。ロアタスクライト3がある程度以上の高さになると人の目に光が入ることがあるので、透光板39は光の拡散機能を備えたものが好ましいと言える。
本体35は、強度の点からはアルミ等の金属材料を使用した押し出し加工品又は板金製品を採用するのが好ましい。ロアタスクライト3を図4(D)のアッパータスクライト25と同じ構造に構成してもよい(こうすると、部材を兼用してコストを抑制できる。)。また、本体35には上下方向の荷重に対する曲げ強度を高めるために、リブ等の補強手段を設けることも可能である。
ロアタスクライト3の本体35は、中間ブラケット40を介して支柱1に固定されている。中間ブラケット40は、支柱1の前半分に手前から重なるフロントパーツ41と、支柱1の後ろ半分に後ろから嵌まるリアパーツ42とを備えており、両者の左右に設けた張り出部43をビス44で互いに引き寄せることにより、中間ブラケット40は支柱1をしっかりと抱持して(クランプして)おり、これにより落下不能に保持される。
中間ブラケット40のコーナー部には、支柱1の前面及び後面に重なる軟質材(ゴム)45を設けている。このため、中間ブラケット40のずり落ちを確実に防止できると共に、ビス44をある程度緩めると、落下することなく上下動させ得る(従って、ロアタスクライト3の左右長さが長くても一人で高さ調節できる。)。
中間ブラケット40を構成する前後パーツ41には内向きの支持部46が形成されており、支持部46に下方から挿通したビス46b(図5(B)参照)により、ロアタスクライト3の本体35がスペーサ47を介して固定されている。この場合、支持部46のねじ挿入穴46aを前後長手の長穴とすることにより、前後パーツ41,42の前後間隔が変化しても本体35の固定に支障がないように配慮している。なお、中間ブラケット40を上下にひっくり返した状態で使用することも可能であり、この場合はスペーサ47は不要である。
ロアタスクライト3に対する電源ケーブル31は支柱1の内部に配置しており、支柱1の内側板に設けた穴からロアタスクライト3の内部に引き出される。そして、ロアタスクライト3を高さ調節可能な状態でケーブル31の引出しを容易ならしめる手段としては、例えば、支柱1のケーブル引出し穴を上下に長い長穴に形成したり、ケーブル引出し穴を上下多段に形成したりしたらよい。もとより、上下動エリアの上又は下にケーブル引出し穴を設けて、ケーブルを若干露出させてもよい。
図6に示すように、床Fに接地するベース板4には支柱1の前内面と後ろ内面とに重なる2本の起立部48が固定されており、前後の起立部48がそれぞれ支柱1の前板と後ろ板とにビス48aで固定されている。また、支柱1の下端部には整流・降圧前の電源ケーブル49を支柱1の内部に出し入れするための配線口50が空いており、配線口50には樹脂製の保護エッジ51が装着されている。
机5を構成する脚52はアジャスタボルト53で支持されており、また、ワゴン6はキャスタ53で支持されている。従って、机5の脚52と床Fとの間には、ベース板44が十分な余裕で入る隙間が空いている。このため、支柱1は任意の位置に配置できる。なお、実施形態のベース板4は左右方向に長いが、机5の脚52が載るように前後方向に長く延びる形態として、机52を重しに利用することも可能である。また、ベース板4をねじ式アンカー等で床Fに固定してもよい。
実施形態のようにベース板4をコ字形に形成すると、ベース板4を、机のアジャスタ53やワゴン5のキャスタ53を囲う状態に配置できるため、照明装置の配置位置の融通性を一層向上できる利点がある。
(3).まとめ
本実施形態は以上の構成であり、照明装置は床Fに自立させる方式であるため、机5には特段の加工は不要であり、このため、任意の場所に設置できて融通性に優れている。かつ、左右の支柱1はロアタスクライト3の本体35で連結されているため、自立式でありながら高い安定性を確保できる。
なお、机5は左右横幅の相違するものが何種類か存在しているが、ロアタスクライト3の長さを机の左右横幅に対応して複数種類用意しておくことにより、支柱1及び上向き照明灯具2は1種類のままで各種の机に対応できる。ロアタスクライト3の左右長さが非常に長い場合は、左右中間部に足体を設けて机上面に当接させてもよい。
上向き照明灯具2は上下に開口した枠状(ループ状)であるため、本体枠10の前端の平面積は大きくすることなく、長辺部に設けた2つのLEDランプ14の群の前後間隔を広げることができる。これにより、LEDランプ14による照明エリアを広げて照明効率をアップできる。また、上向き照明灯具2(本体枠10)が上下に開口した枠状であるため、光は回折して空間の下方に回り込み得る。このため、上向き照明灯具2の下方が暗く影になることを防止又は抑制できる。
本実施形態のように実施形態にアッパータスクライト25を設けると、机上を少し明るくしたといった場合に、机上を柔らかい光で照らすことができて好適である。この場合、アッパータスクライト25はアンビエンス照明として機能する上向き照明灯具に組み込んでいるため、別々の構造として支柱1に取り付ける場合に比べて構造を簡単化できる利点がある。
また、天ブラケット9に鉤状アーム部9cを設けてこれに本体枠10を固定すると、本体枠10をしっかりと保持して固定強度を向上できる。更に、天ブラケット9の上面に配線溝33を設けると、天ブラケット9の上面にカバーを固定することも可能になって美粧効果を向上できる。
ロアタスクライト3を支持する中間ブラケット40を前後のパーツ41,42で構成すると、支柱1に上向き照明灯具2を設けた状態でロアタスクライト3を取り付けることができるため、取り付け・取り外しの作業が容易になる(左右のパーツに分離してもよい。)。
また、ロアタスクライト3の高さは調節自在であるため、使用者の要望に応じた照明環境を実現できる点でも優れている。更に、左右の支柱1はロアタスクライト3で連結されているため、ロアタスクライト3が左右支柱1の自立性を高める強度メンバーとして機能しており、その結果、床Fに自立させるタイプでありながら強度と安定性とに優れている。この点も本実施形態の優れた効果の1つである。
(4).第2実施形態
次に、図7に示す第2実施形態を説明する。本実施形態は上向き照明灯具2の取り付け構造の別例であり、天ブラケット9として金属板を曲げ加工したものを使用している。すなわち、天ブラケット9は、支柱1の上面にビス20で固定された天板部9aと、上向き照明灯具2の本体枠10が固定された傾斜部9dとを有している。傾斜部9dは本体枠10の内面の側に重なるが、本体枠10の内側板を傾斜部9dの前後幅の寸法だけ切欠いて、本体枠10の短辺部の内部に補強金具55を挿入し、補強金具55を傾斜部9dにビス56で固定している。
補強金具55は上面板55aと傾斜部とを有していて、本体枠10の切欠き57を挟んだ前後両側において本体枠10の中空部内に入り込んでおり、上面体55aがビス58で本体枠10の上板11に固定されている。そして、傾斜部が切欠き57の箇所で天ブラケット9の傾斜部9dに固定されている。第1実施形態でも、このような補強金具55を使用することが可能である。
図示は省略しているが、本体枠10の短辺部を天ブラケット9の傾斜部の幅だけ切欠いて、天ブラケット9の傾斜部に、本体枠10の中空部に嵌入する前後の張り出し部を固定し、張り出し部を本体枠10にビスで固定してもよい。
(5).第3〜第5実施形態
図8に示す第3実施形態では、ロアタスクライト3を複数の照明エリア60に分離して、各照明エリア60に対応してスイッチ61をロアタスクライト3の本体35に設けている。このため、机上面をきめ細かく照明できる。
図9では、上向き照明灯具2の別態様を示している。このうち(A)(B)に示す第4実施形態では、1つの上向き照明灯具2の左右中間部を支柱1で支持しており、(C)(D)に示す第5実施形態では、1本の支柱1の上端に左右2つの上向き照明灯具2を取り付けている。第4実施形態では、左右中間部において空間を前後方向に横切る支持ブラケット62が使用されており、第5実施形態では、天板部9aの左右両側に鉤状傾斜部9cを設けた天ブラケット9が使用されている。
上向き照明灯具2に関する他の実施形態とし、上向き照明灯具2を平面視で円形や楕円形に形成して、その中間部に支柱を配置することも可能である。或いは、3つ以上の上向き照明灯具2を平面視で支柱1から放射方向に延びる態様に配置するといったことも可能である。敢えて述べるまでもないが、上向き照明灯具2の長さや大きさは必要に応じて任意に設定できる。左右の支柱1に長さや大きさが異なる上向き照明灯具2を取り付けることも可能である。
(6).第6〜8実施形態
図10では、床に固定する方式の第6実施形態を示している。この実施形態では、床は床スラブにねじ式受け具64で床パネル65を支持したアクセスフロアになっており、床パネル65の上面にカーペット66を敷設している。
そして、ベース板4は1つの床パネル65と同じ大きさに設定されており、カーペット66の代わりに床パネル65の上面に重ねられている。そして、上向き開口した雌ねじ穴を有するアンカーボルト67がベース板4の四隅部において床スラブに固定されており、ベース板4をアンカーボルト67にねじ68で固定している。この実施形態では、支柱1は非常に頑丈な構造になる。敢えて述べるまでもないが、ベース板4を床パネル65にビスで固定してもよい。
図11,12では机に固定したタイプを表示している。このうち図11に示す第7実施形態は、背中合わせに配置された2つの机に固定するタイプであり、支柱1の下端に設けたブラケット板69を前後机における脚の側面にビスで固定している。前後の机の間に配線用等の空間が空いているので、左右支柱1には、空間を塞ぐカバー板70を設けている。
図12に示す第8実施形態は1つの机に固定するタイプであり、左右支柱を机における脚52の後部内側面に固定している。このため、机5は照明装置を取り付けた状態で左右に重ねて併設できる。
(7).その他
本願発明の実施形態を何例か説明したが、本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、上向き照明灯具は平面視多角形や楕円形、長円形などの各種の平面形状を採用できる。LEDランプや有機ELを全周に亙って設けることも可能である。
支柱に対する上向き照明灯具の固定構造として、第1実施形態の天ブラケット9に相当する部材を上向き照明灯具の本体枠に一体に設けることも可能である。上向き照明灯具は、高さ調節可能なブラケットに取り付けること(すなわち、上向き照明灯具を高さ調節式とすること)も可能である。支柱は左右2本をセットで使用する必然性はないのであり、1本のみの支柱を有する1本足方式も採用可能である。
本願発明は、実施品を実際に製造できると共に有用性を発揮する。従って、産業上利用できる。
1 支柱
2 上向き照明灯具
3 タスクライト
4 ベース板
5 机
6 ワゴン
9 天ブラケット
10 上向き照明灯具の本体枠
11 上板
12 上向き開口溝
13 回路基板
14 LEDランプ
16 透光板
26 電源装置
27 電源装置を構成する基板
35 タスクライトの本体
37 タスクライトのLEDランプ
40 中間ブラケット
41 中間ブラケットを構成するパーツ

Claims (4)

  1. 床又は家具から立ち上がった支柱と、上下に開口したループ状の本体枠にLEDランプ又は面発光体を設けた上向き照明灯具とを有しており、前記上向き照明灯具の本体枠を前記支柱の上端に取り付けている構成であって、
    前記本体枠には、上向きに開口溝が、全周にわたって又は前記支柱への取り付け部を除いた全周に形成されており、前記上向きに開口溝の内部に、前記LEDランプ又は面発光体が光を上向きに照射するように設けられている、
    照明装置。
  2. 前記上向き照明灯具の本体枠に、当該本体枠の内部を空間を横切るようにステーを取り付けており、前記ステーに、光を下向きに照射するアッパータスクライトを設けている、
    請求項1に記載した照明装置。
  3. 前記上向き照明灯具の本体枠は、下から上に向かって横幅が大きくなる断面略V型でかつ中空構造の形態であり、中空部の上に前記上向きに開口溝が形成されている、
    請求項1又は2に記載した照明装置。
  4. 前記支柱は中空構造であって、その上端部に固定した天ブラケットに前記本体枠が固定されており、かつ、前記天ブラケットに、前記LEDランプ又は面発光体に給電する電源装置が、前記支柱の内部に隠れた状態で固定されている、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載した照明装置。
JP2012215389A 2012-09-28 2012-09-28 照明装置 Expired - Fee Related JP6110096B2 (ja)

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