JP6109392B1 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの操作負担を軽減する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを実現すること。【解決手段】情報処理装置は、通信端末と通信可能な記録媒体との通信によって、通信端末が記録媒体から読み取った第1情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、受信部が受信した第1情報に基づいて第2情報を抽出する抽出部と、抽出部が抽出した第2情報を通信端末に送信する送信部と、を備え、受信部は、送信部によって送信された第2情報のうち、通信端末によって選択された1の第2情報を受信する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。特に、直接的な通信およびネットワークを介した通信によって情報を送受信する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、銀行口座の開設には印鑑が必要だった。しかし、3Dプリンタの普及によって印鑑のセキュリティが脆弱になりつつある。そこで、銀行口座の開設において印鑑に代わる本人認証方法が検討されている。印鑑に代わる本人認証方法の一つとして、運転免許証または個人番号カード(マイナンバーカード)に内蔵されたICチップと、これらのカード表面にプリントされた本人の顔写真とを用いた本人認証方法が検討されている。
例えば、特許文献1には、運転免許証の固有ID情報および本人の顔写真をサーバに送信することで本人を認証する技術が記載されている。特許文献1において、運転免許証の固有ID情報は、運転免許証に搭載されたICチップ内に登録されており、スマートフォンに搭載された近距離無線通信(Near field radio communication;NFC)を用いて読み取られる。本人の顔写真は、スマートフォンに搭載されたカメラを用いて運転免許証の表面にプリントされた本人の顔写真を撮影することで得られる。
特開2015−88080号公報
しかしながら、特許文献1によると、まずNFCを用いてICチップの固有ID情報を読み取り、続いてカメラを用いて顔写真を撮影する必要があり、銀行口座の開設においてユーザの操作負担となっていた。また、ユーザは、銀行口座を開設する支店を自分で検索して設定する必要があり、これも銀行口座の開設においてユーザの操作負担となっていた。
本発明の一実施形態は、そのような課題に鑑みてなされたものであり、ユーザの操作負担を軽減する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを実現することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、通信端末と通信可能な記録媒体との通信によって、通信端末が記録媒体から読み取った第1情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、受信部が受信した第1情報に基づいて第2情報を抽出する抽出部と、抽出部が抽出した第2情報を通信端末に送信する送信部と、を備え、受信部は、送信部によって送信された第2情報のうち、通信端末によって選択された1の第2情報を受信する。
また、受信部が受信した第1情報に関連付けられた第2情報を検索する検索部と、検索部によって検索された第2情報に対して、他の第2情報と区別される区別情報を付加する情報付加部と、をさらに有し、送信部は、抽出部が抽出した第2情報、および情報付加部が付加した区別情報を通信端末に送信してもよい。
また、受信部が受信した第1情報に関連付けられた第2情報を検索する検索部をさらに有し、送信部は、検索部によって第2情報が検索されると、通信端末にエラーメッセージを送信してもよい。
また、受信部が受信した第1情報と、抽出部が抽出した第2情報との関連度を算出する関連度算出部をさらに有し、送信部は、第2情報に関連度を付与して送信してもよい。
本発明の一実施形態に係るプログラムは、通信端末と通信可能な記録媒体との通信によって、通信端末が記録媒体から読み取った第1情報をサーバに送信し、サーバによって抽出される、第1情報に基づく第2情報を、サーバから受信し、第2情報のうちユーザによって選択された第2情報をサーバに送信することを通信端末に実行させる。
また、第1情報に関連付けられた第2情報が検索された場合に、検索された第2情報を他の第2情報と区別する区別情報を、第2情報とともにサーバから受信し、区別情報に応じて第2情報を表示することをさらに通信端末に実行させてもよい。
また、第1情報に関連付けられた第2情報が検索された場合に、エラーメッセージを第2情報とともにサーバから受信することをさらに通信端末に実行させてもよい。
また、第1情報と第2情報との関連度を、第2情報とともにサーバから受信し、関連度に応じて第2情報を表示することをさらに通信端末に実行させてもよい。
本発明の一実施形態に係るプログラムは、作動指示に基づいて通信可能な記録媒体の外観を撮像し、作動指示に基づいて、通信端末と記録媒体との通信によって記録媒体から第1情報を読み取り、外観に基づく外観情報および第1情報を、ネットワークを介してサーバに送信することを通信端末に実行させる。
また、外観の形状を自動的に補正することで外観情報を生成することをさらに通信端末に実行させてもよい。
また、外観の撮像の前に、通信端末に取り込まれた記録媒体の映像を解析し、映像が撮像可能な条件を満たすか否かを判定して判定結果を生成し、判定結果を映像が表示された画面に表示してもよい。
また、外観の撮像の前に、通信端末に取り込まれた記録媒体の映像を解析し、映像が撮像可能な条件を満たす場合に、自動的に作動指示を生成してもよい。
また、映像における記録媒体の外縁の形状が矩形である場合に撮像可能と判定してもよい。
また、映像における記録媒体の外縁に、2組の平行な直線が検出された場合に撮像可能と判定してもよい。
また、映像における記録媒体の外縁が、映像が表示される表示領域のリング状の領域内に包含された場合に撮像可能と判定してもよい。
また、映像における記録媒体に記載された文字が、光学文字認識が可能な場合に撮像可能と判定してもよい。
また、映像が撮像可能な条件を満たさない場合に、撮像可能な条件を満たすために通信端末を移動させる方向を、映像が表示される表示領域に表示してもよい。
本発明の一実施形態に係るプログラムは、表示部を有する読取装置の表示部に表示される撮像対象の外縁の形状が矩形である場合に、自動的に撮像対象を撮像することを読取装置に実行させる。
また、撮像対象の外縁の形状に、2組の平行な直線が検出された場合に撮像対象を撮像してもよい。
また、撮像対象の外縁が、表示部の外縁部分に包含された場合に撮像対象を撮像してもよい。
本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、通信端末と通信可能な記録媒体との通信によって、通信端末が記録媒体から読み取った第1情報を、ネットワークを介して受信し、受信した第1情報に基づいて第2情報を抽出し、抽出した第2情報を通信端末に送信し、送信された第2情報のうち、通信端末によって選択された1の第2情報を受信する。
また、さらに受信した第1情報に関連付けられた第2情報を検索し、検索された第2情報に対して、他の第2情報を区別する区別情報を付加し、抽出した第2情報を送信することは、抽出した第2情報、および付加した区別情報を通信端末に送信してもよい。
また、さらに受信した第1情報に関連付けられた第2情報を検索し、検索によって第2情報が検索されると、通信端末にエラーメッセージを送信してもよい。
また、さらに受信した第1情報と、抽出した第2情報との関連度を算出し、抽出した第2情報を送信することは、第2情報に関連度を付与して送信してもよい。
本発明に係る情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムによると、ユーザの操作負担を軽減するすることができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの概要を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの概要を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられるサーバ(情報処理装置)のハードウェア構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられる通信端末のハードウェア構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられる運転免許証(記録媒体)のハードウェア構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられるサーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作におけるインターフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作におけるインターフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作におけるインターフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作におけるインターフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作におけるインターフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作におけるインターフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作におけるインターフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられるサーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作におけるインターフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの動作シーケンスを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、運転免許証の写真撮影およびICチップとの通信を実行する表示画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、写真撮影された運転免許証の外観が規定の範囲からずれた場合の表示画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、歪んで撮影された運転免許証の外観が補正された場合の表示画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、通信端末に表示された運転免許証が撮影可能な条件を満たすか否かの判定結果を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、通信端末に表示された運転免許証が撮影可能な条件を満たすか否かの判定結果を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、通信端末に表示された運転免許証が撮影可能な条件を満たすか否かの判定を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、通信端末に表示された運転免許証が撮影可能な条件を満たすか否かの判定を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、通信端末に表示された運転免許証が撮影可能な条件を満たすか否かの判定を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、通信端末に表示された運転免許証が撮影可能な条件を満たすか否かの判定を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、通信端末に表示された運転免許証が撮影可能な条件を満たすか否かの判定を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、通信端末に表示された運転免許証が撮影可能な条件を満たすか否かの判定を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明に係る情報処理システムならびに情報処理システムに用いられる通信端末、情報処理装置、記録媒体、およびこれらを動作させるためのプログラムは、多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の数字または同一の数字の後にアルファベットを追加した符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
〈第1実施形態〉
図1〜図15を用いて、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム10ならびに情報処理システムに用いるサーバ100、通信端末200、運転免許証300、およびこれらを動作させるためのプログラムについて詳細に説明する。第1実施形態に示す情報処理システム10は、通信端末200と運転免許証300との通信によって得られた情報、および通信端末200による運転免許証300の写真撮影によって得られた情報を用いて、ユーザに適した契約支店を提供する。
なお、本実施形態において、情報処理システム10は運転免許証300を用いてユーザの銀行口座の開設に適した契約支店を提供する構成を例示するが、この構成に限定されない。例えば、運転免許証300は、マイナンバーカードなど、カード保有者の情報が記録されたICチップ、ならびにカード保有者の情報およびカード保有者の顔写真がプリントされたものに置き換えることができる。同様に、ユーザの銀行口座の開設に適した契約支店を提供する代わりに、クレジットカードの申し込みなど本人確認が必要なサービスへの申し込みなどに適用することができる。
[提供システムの概要]
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの概要を示す図である。図1に示すように、本発明に係る情報処理システム10は、サーバ100、通信端末200、および運転免許証300を有する。サーバ100を「情報処理装置」という場合がある。運転免許証300にはユーザの固有情報が記録され、他の通信機器との通信が可能なICチップが搭載されているため、「通信可能な記録媒体」という場合がある。
通信端末200はサーバ100とインターネットなどのネットワーク400を介して通信する。通信端末200は運転免許証300と直接通信する。直接通信とは、インターネットやイントラネットなどのネットワークを介さずに、通信機器間の通信によって電子情報を送受信する通信方法を指す。通信端末200と運転免許証300とが直接通信する手段としては、近距離無線通信(非接触型通信またはNFC)であってもよく、有線通信(接触型通信)であってもよい。通信の手段に関しては、後で詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの概要を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ100はデータベース102に接続されている。サーバ100はネットワーク400を介して通信端末200に接続されている。図2では、データベース102がサーバ100を介してネットワーク400に接続された構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、データベース102が直接ネットワーク400に接続されていてもよい。ネットワーク400は、一般的なWorld Wide Web(WWW)であってもよく、社内LANなどのローカルネットワークであってもよい。
データベース102は、第1情報、第2情報、および通信端末情報などの情報を有する。第1情報は、運転免許証300を所有するユーザの個人情報であり、例えば、氏名、住所、顔写真データ、勤務地住所、運転免許証交付日、運転免許証有効期限、運転免許証番号、および運転免許証に搭載されたICチップの固有ID情報などの情報を含む。第2情報は、銀行口座を開設可能な支店情報であり、例えば、支店名、支店番号、および支店住所などの情報を含む。通信端末情報は、通信端末200の機器固有のID情報である通信端末ID情報、通信端末200を所有するユーザのユーザ情報などの情報を含む。通信端末情報に含まれるユーザ情報は、上記第1情報におけるユーザの個人情報と同じ情報を含んでもよい。第1情報および第2情報は互いに関連付けられて記録されている。第1情報および第2情報に含まれる全ての情報が関連付けられている必要はなく、第1情報および第2情報の少なくとも一部の情報が互いに関連付けられていればよい。例えば、第1情報に含まれるユーザの住所、顔写真データ、および勤務地住所と、第2情報に含まれる支店名および支店住所とが互いに関連付けられて記録される。
[サーバ100のハードウェア構成]
図3は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられるサーバ(情報処理装置)のハードウェア構成を示す概略図である。図3に示すように、サーバ100は、サーバ制御部110、サーバ記録部120、およびサーバ通信部130を有する。
サーバ制御部110は、中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)、レジスタやメモリなどの記憶装置を含む。サーバ制御部110は、メモリに一時的に記憶されたプログラムをCPUによって実行し、通信端末200からの命令信号に応じて演算処理を行う。
サーバ記録部120は大容量のデータを記録することができる記録装置であり、演算処理に必要なプログラムなどが記録されている。サーバ記録部120に記録されているプログラムはサーバ制御部110によって読み出しされてサーバ制御部110の記憶装置に一時的に記憶される。また、サーバ記録部120は通信端末200から送信された情報を記録する。サーバ記録部120はハードディスクであってもよく、揮発性または不揮発性のメモリであってもよい。
サーバ通信部130は、外部機器に対してデータを送受信可能に接続することができる制御装置であり、ネットワーク400に対するデータの送受信を制御する。
[通信端末200のハードウェア構成]
図4は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられる通信端末のハードウェア構成を示す概略図である。図4に示すように、通信端末200は、端末記録部205、端末制御部210、第1端末通信部215、第2端末通信部220、ディスプレイ230、カメラ235、操作ボタン240、スピーカ250、およびマイク260を有する。
端末記録部205は、通信端末200に特定の機能を実行させるためのプログラム、通信端末200の通信端末ID、通信端末200にインストールされたアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」という)、および通信端末200を所有するユーザの端末ユーザ情報等のデータを記録する。端末記録部205に記録される端末ユーザ情報は、ユーザによって入力されたものであり、ユーザのプロフィールおよびアドレス帳などの情報を含む。端末記録部205はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリおよびSRAM、DRAM等の揮発性メモリを有する。プログラム等のデータは揮発性メモリに一時的に記憶され、通信端末IDおよびユーザの個人情報等のデータは不揮発性メモリまたはハードディスクに記録される。
端末記録部205は、運転免許証300から受信した、運転免許証300を所有するユーザの個人情報(第1情報)を一時的に記憶する。第1情報は揮発性メモリに記憶される。第1情報は、ネットワーク400を介して通信端末200からサーバ100に送信された後に揮発性メモリから消去される。第1情報は不揮発性メモリに記録されてもよい。第1情報が不揮発性メモリに記録される場合も、上記と同様に、第1情報が通信端末200からサーバ100に送信された後に不揮発性メモリから消去される。ただし、第1情報は、必ずしも通信端末200からサーバ100に送信された後に端末記録部205から消去されなくてもよい。なお、端末記録部205は、不揮発性メモリおよび揮発性メモリに加え、または不揮発性メモリの代わりにハードディスクを有していてもよい。
端末制御部210は、CPUなどの演算回路やメモリおよびレジスタなどの記憶回路を有する。端末制御部210は、端末記録部205に記録されたプログラムをCPUによって実行し、通信端末200によって入力された命令信号に応じて、通信端末200の各種機能を実現する。
第1端末通信部215は運転免許証300と直接通信を行う。第1端末通信部215は、直接通信として近距離無線通信手段を有している。ここで、近距離無線通信とは、メガヘルツからギガヘルツの高周波の電波を利用した通信であり、数メートルの範囲内で通信を行うことができる通信方法である。近距離無線通信は、電波源から放出された電波を受信して通信機器の固有情報や電波源と通信機器との距離などの各種情報を伝達する通信である。
上記の近距離無線通信として、例えば、RFID(Radio Frequency IDentifier)やBLE(BlueTooth(登録商標) Low Energy)が挙げられる。本実施形態では、近距離無線通信としてRFIDが用いられた例について説明する。
近距離無線通信としてRFIDが用いられる場合は、RFIDのICチップは運転免許証300に備えられる。第1端末通信部215は運転免許証300のICチップと通信するためのリーダ・ライタを備える。リーダ・ライタは、電波源、受信部、および解析部を有する。電波源は上記ICチップと通信可能な周波数帯の電波を放出する。受信部は上記ICチップによって変調された電波を受信する。解析部は変調された電波を解析することで、上記ICチップに含まれる第1情報を取得する。RFIDとしては、例えば13.56MHz帯の電波を利用したHF帯RFIDや900MHz帯の電波を利用したUHF帯RFIDが挙げられる。ただし、上記のRFIDに限定されず、近距離無線通信として多様なRFIDを用いることができる。
第2端末通信部220は、無線で信号を送受信するアンテナや高周波回路、復調回路などを含む。また、第2端末通信部220は端末制御部210によって制御されてネットワーク400に接続し、サーバ100にアクセスする。
ディスプレイ230は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどを使用することができる。また、ディスプレイ230はタッチセンサを有していてもよい。タッチセンサは、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式のセンサなどを使用することができる。ユーザはディスプレイの表示に従って通信端末200を操作し、銀行口座の開設などの各種機能を実現する。
カメラ235は、ディスプレイ230と反対側に設けられている。つまり、ディスプレイ230が設けられた側を表面とすると、カメラ235は裏面に設けられている。カメラ235は、レンズユニットおよび撮像素子を有している。カメラ235の機能を有効にするアプリを起動すると、レンズユニットを介して撮像素子で検知される映像がディスプレイ230に表示される。この映像が撮像素子で検知されている間にユーザによって作動指示が入力されると、端末制御部210は、その作動指示に応じて撮像素子で検知された映像の静止画像を取得する。ディスプレイ230に表示される映像は、カメラ235にリアルタイムで映し出されている映像であるので、リアルタイム映像という場合がある。リアルタイム映像から静止画像を取得することを「撮像する」といい、撮像された画像情報を「撮像情報」という。
図4では、通信端末200が操作ボタン240、スピーカ250、およびマイク260を有する構成を例示したが、この構成に限定されない。本発明において、取引の操作に必要がなければ、操作ボタン240、スピーカ250、およびマイク260は省略することができる。
図4では、通信端末200の一例として、スマートフォンを示したが、情報処理システム10に用いる通信端末200はスマートフォンに限定されない。情報処理システム10に用いる通信端末200としては、通信機能、撮像機能、表示機能、および操作機能を有していればよく、スマートフォン以外にも携帯電話、タブレットPC、PDA、ノートPC、PHSなどを用いることができる。
[運転免許証300のハードウェア構成]
図5は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられる運転免許証(記録媒体)のハードウェア構成を示す概略図である。図5に示すように、運転免許証300は、ICチップ310、運転免許証300を所有するユーザの顔写真320、氏名330、および住所340、ならびに運転免許証300の交付日350および有効期限360を有する。
ICチップ310は、第1端末通信部215に対応する近距離無線通信手段を有している。ICチップ310は、第1端末通信部215に設けられた電波源から放出された電波を受信するアンテナ、アンテナによって受信された電波を解析する論理回路、および電波源から放出された電波を変調することでICチップ310に含まれるユーザの個人情報を伝達する論理回路を有する。ICチップ310には、運転免許証300を所有するユーザの個人情報(例えば、氏名、住所、顔写真データ、勤務地住所、運転免許証交付日、運転免許証有効期限、運転免許証番号、運転免許証に搭載されたICチップの固有ID情報などの情報)が記録されている。
ICチップ310に記録された「顔写真データ」は運転免許証300にプリントされた顔写真320と同じ写真を含む。「顔写真データ」は顔写真320だけでなく、運転免許証300のユーザのその他複数の顔写真データを含んでもよい。例えば、「顔写真データ」が過去の運転免許証300の顔写真320のデータを含んでもよい。ICチップ310に記録された「氏名および住所」は、運転免許証300にプリントされた氏名330および住所340と同じものを含む。「氏名」は、氏名330だけでなく、例えば旧姓の氏名を含んでもよい。「住所」は、住所340だけでなく、例えば旧住所を含んでいてもよい。ICチップ310に記録された「氏名」および「住所」が旧姓および旧住所を含むことで、過去に開設した口座情報を検索することができる。
[サーバ100の機能構成]
図6は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられるサーバの機能構成を示すブロック図である。図6に示すように、サーバ100は、受信部140、抽出部142、送信部144、関連度算出部146、および登録部148を有する。上記の各機能部の機能は、サーバ100のサーバ制御部110がサーバ記録部120に記録されたプログラムをCPUによって実行することで実現される。
受信部140は、通信端末200と運転免許証300(通信可能な記録媒体)との通信によって、通信端末200が運転免許証300から読み取った第1情報を、ネットワーク400を介して受信する。第1情報は、上記のように、運転免許証300の所有者の氏名、住所、顔写真データ、勤務地住所、運転免許証交付日、運転免許証有効期限、運転免許証番号、および運転免許証に搭載されたICチップ310の固有ID情報などの情報を含む。なお、受信部140は、後述する送信部144によって送信された第2情報のうち、通信端末200によって選択された1の第2情報を受信する。
抽出部142は、受信部140が受信した第1情報に基づいて第2情報を抽出する。第2情報は、上記のように、支店名、支店番号、および支店住所などの情報を含む。以下に詳細を説明するが、抽出部142は、受信部140が受信した第1情報に含まれるユーザの住所に基づいて、第2情報に含まれる支店の中から、ユーザの住所に近い複数の支店を抽出する。抽出部142は、地図データ上において、第1情報に含まれるユーザの住所と、第2情報に含まれる複数の支店住所の各々との間の直線距離または道路上の最短経路を計算し、ユーザの住所に近い複数の支店を抽出する。なお、本実施形態では、第2情報としてユーザの住所に近い複数の支店を抽出する構成を例示するが、抽出する支店は1つであってもよい。
送信部144は、抽出部142が抽出した第2情報を通信端末200に送信する。例えば、送信部144は、上記のように抽出部142によって抽出されたユーザの住所に近い複数の支店情報を通信端末200に送信する。送信部144は、以下の関連度を第2情報に付与して通信端末200に送信してもよい。
関連度算出部146は、受信部140が受信した第1情報と、抽出部142が抽出した第2情報との関連度を算出する。例えば、上記のように、関連度算出部146は、第1情報に含まれるユーザの住所と第2情報に含まれる複数の支店の各々との間の距離を算出する。算出される距離は、地図データ上においてユーザの住所から支店住所までの直線距離であってもよく、道路経路上の最短距離であってもよい。なお、関連度算出部146によって算出された関連度は、送信部144によって送信される第2情報に付与され、第2情報とともに通信端末200に送信される。例えば、送信部144によって送信される複数の支店情報の各々に対して、ユーザの住所からの距離情報を付与してもよい。つまり、通信端末200には、支店名およびユーザの住所から当該支店までの距離が表示されてもよい。
関連度算出部146は、ユーザの住所と、データベース102に格納された全ての支店住所との間の距離を計算してもよいが、距離の計算の前に距離を計算する対象の絞り込みを行ってもよい。例えば、ユーザの住所の同一県内の支店に対して距離の計算を行ってもよい。ユーザの住所の同一市内の支店に対して距離の計算を行ってもよい。ユーザの住所の同一市内およびその市に隣接する市内の支店に対して距離の計算を行ってもよい。
登録部148は、送信部144によって送信された第2情報のうち、通信端末200によって選択された1つの第2情報を受信部140が受信すると、その1つの第2情報と通信端末200から受信した第1情報とを関連付けてデータベース102に登録する。詳細に説明すると、送信部144が第2情報を通信端末200に送信すると、通信端末200には第2情報が表示される。ユーザは通信端末200を用いて表示された第2情報から、ユーザの希望する1つの第2情報を選択し、サーバ100に送信する。ユーザによって選択された第2情報がサーバ100によって受信されると、サーバ100は受信部140によって受信された第1情報とユーザによって選択された第2情報とを関連付けてデータベース102に登録する。
登録部148は、上記のように第1情報と第2情報とを関連付けて登録する際に、第1情報および第2情報の全ての情報を登録してもよく、第1情報および第2情報のうち一部の情報だけを登録してもよい。登録部148は、第1情報および第2情報以外にも、上記のように通信端末200に記録された通信端末情報を第1情報および第2情報と関連付けて登録してもよい。
例えば、ユーザが通信端末200に表示された複数の支店の中から1つの支店を選択すると、ユーザによって選択された支店の情報が通信端末200からサーバ100に送信される。サーバ100は、ユーザによって選択された支店とユーザの通信端末200とを関連付けてデータベース102に登録する。
なお、上記では、第1情報のうちユーザの住所を基準として、その近くの支店を第2情報として抽出する構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、第1情報のうちユーザの勤務地住所を基準として、その近くの支店を第2情報として抽出する構成であってもよい。
[通信端末200の機能構成]
図7は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。図7に示すように、通信端末200は、読取部270、受信部272、送信部274、および撮像部276を有する。上記の各機能部の機能は、通信端末200の端末制御部210が端末記録部205に記録されたプログラムをCPUによって実行することで実現される。
読取部270は、通信端末200と運転免許証300との直接通信によって、運転免許証300に搭載されたICチップ310から第1情報を読み取る。例えば、読取部270は、運転免許証300のICチップ310からユーザの住所を読み取る。
受信部272は、サーバ100の抽出部142によって抽出された第2情報をサーバ100から受信する。例えば、通信端末200は、ユーザの住所に基づいて抽出された複数の支店情報をサーバ100から受信する。さらに、受信部272は、ユーザに口座開設手続きを提供するためのインターフェースに関する情報、およびユーザに通信端末200と運転免許証300との直接通信を指示する命令情報を受信する。
上記の他に、受信部272は第1情報と第2情報との関連度を、第2情報とともにサーバ100から受信してもよい。例えば、受信部272はユーザの住所と複数の支店の各々の住所との距離情報を、複数の支店情報とともにサーバ100から受信してもよい。なお、上記複数の支店情報は上記距離情報に応じて表示されてもよい。
送信部274は、通信端末200と運転免許証300との通信によって読取部270が読み取った第1情報をサーバ100に送信する。例えば、通信端末200は、運転免許証300から読み取ったユーザの住所をサーバ100に送信する。さらに、送信部274は、受信部272が受信した第2情報のうちユーザによって選択された1つの第2情報をサーバ100に送信する。なお、ユーザによって選択された1つの第2情報は、上記の第1情報と関連付けてデータベース102に登録するための情報であってもよい。
撮像部276は、通信端末200のカメラ235によってリアルタイム映像を取得し、作動指示に基づいてカメラ235に取り込まれたリアルタイム映像から静止画像を取得する。例えば、撮像部276は、ユーザの撮像命令に応じて運転免許証300を撮像する。
[情報処理システム10の動作フロー]
図8〜図15を用いて、図2に示した情報処理システム10の各ブロックの動作について、フローチャートおよびユーザに表示されるインターフェースの一例を用いて詳しく説明する。図8は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作を示すフローチャートである。図9〜図15は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作におけるインターフェースを示す図である。
図8では、情報処理システム10を用いて、銀行口座の開設申請のフローを説明する。図8に示すサーバ100および通信端末200は、サーバ制御部110および端末制御部210がサーバ記録部120および端末記録部205に記録されたプログラムを実行することで、各種機能を実現する。サーバ100と通信端末200との間の情報の送受信はネットワーク400を介して行われ、運転免許証300から通信端末200への第1情報の伝達は、通信端末200と運転免許証300との直接通信によって行われる。
まず、通信端末200が口座開設申請をサーバ100に送信する(ステップ1200)。口座開設申請を受信したサーバ100は、インターフェース情報を通信端末200に提供する(ステップ1100)。通信端末200に表示されたインターフェースに従ってユーザが必要事項を選択または入力することで、口座開設手続きが開始される(ステップ1202)。ステップ1202の手続きにおいて、ユーザによって入力または選択された必要事項が通信端末200からサーバ100に送信される。口座開設手続きにおいて、サーバ100は第1情報(例えばユーザの氏名、住所、および顔写真)を読み取る指示を出す(ステップ1102)。なお、銀行口座を開設する際には、本人確認の手段として、本人の氏名・住所などの情報だけでなく、本人の顔写真を提出する必要があるため、サーバ100は少なくともこれらの情報を要求する。
通信端末200は、第1情報読取指示を受信すると、例えば図9に示すような写真撮影インターフェース(つまり、撮像インターフェース)を表示する。図9では、ディスプレイ230に映像表示領域510、角枠512、顔写真枠514、注意喚起事項516、作動指示ボタン520、および戻るボタン530が表示されている。図9に示すインターフェースは、ユーザに対して、映像表示領域510に運転免許証300を表示させ、角枠512に運転免許証300の四つ角を合わせ、顔写真枠514に運転免許証300にプリントされた顔写真320を合わせて写真撮影することを促す。
図9に示すインターフェースに従って運転免許証300の写真撮影が行われる(ステップ1204)。ステップ1204に続いて、通信端末200には、例えば図10に示すような、通信端末200と運転免許証300との直接通信のインターフェースが表示される。図10に示されたインターフェースに従って、通信端末200は、運転免許証300のICチップ310に含まれる第1情報を読み取る(ステップ1300)。例えば、ステップ1300で上記ICチップ310に含まれる、ユーザの氏名および住所が読み取られる。図10では、「運転免許証をかざしてください」、「スマートフォンの裏側に運転免許証をかざします」と記載されているが、この読取方法に限定されない。例えば、後述する方法で、上記の写真撮影と同時にICチップ310の読取が行われてもよい。なお、写真撮影とICチップ310の読取とが同時に行われる場合、通信端末200による運転免許証300の撮影は、通信端末200と運転免許証300との通信可能な距離で行われる。
通信端末200は、ステップ1300の通信の後に通信結果を表示する(ステップ1206)。ステップ1206では、通信結果の合否によって、異なるインターフェースが表示される。図11は、ステップ1300の通信が成功した場合のインターフェースである。通信端末200には、通信が成功したことを示す通知540が表示され、次のステップに進むためのボタン542が表示される。図12は、ステップ1300の通信が失敗した場合のインターフェースである。通信端末200には、通信が失敗したことを示す通知544が表示され、再度通信を行うためのボタン546「もう一度やり直す」および運転免許証300を用いた口座開設を断念するボタン548「免許証の取得をせず先に進む」が表示される。
図11のインターフェースにおいて「次へ」が選択されると、通信端末200は、第1情報をサーバ100に送信する(ステップ1208)。サーバ100は、第1情報を受信すると、第1情報に基づく第2情報を抽出する(ステップ1104)。例えば、ユーザの住所に近い住所の複数の支店が抽出される。サーバ100は、ステップ1104で抽出された第2情報を通信端末200に送信する(ステップ1106)。
通信端末200は、第2情報を受信すると、図13に示すようなインターフェースによって第2情報を表示する(ステップ1210)。通信端末200には、領域550に銀行口座を開設可能な複数の支店名が表示され、領域552にステップ1300で読み取ったユーザの住所と領域550に表示された各支店との距離が表示されている。なお、領域550の支店名の下の領域554に支店住所が表示されている。図13に示すように、ユーザの住所の近くではなく、ユーザの勤務地の近くの銀行で口座を開設するためのガイダンスを領域556に表示してもよい。ユーザの勤務地の近くの銀行をリストアップするためには、少なくとも第1情報にユーザの勤務地住所が含まれている必要がある。例えば、ユーザが領域554をクリックまたはタップすることで、ユーザの勤務地の近くの支店で口座を開設する意思表示をした場合に、再度ステップ1104に戻り、ユーザの勤務地を基準として第2情報の抽出を行ってもよい。
通信端末200に表示された第2情報のうち1つの第2情報が選択されると(ステップ1212)、通信端末200には選択された第2情報の詳細な情報が表示される。例えば、図14に示すように、選択された「飯田橋支店」の地図情報558が表示される。なお、表示された地図情報に選択された支店の位置情報だけでなく、ユーザの住所の位置情報が表示されてもよい。さらに、ユーザの住所から支店までの経路および所要時間が表示されてもよい。選択された支店に決定する場合は決定ボタン560を選択する。決定ボタン560が選択されると、図15に示すように支店確定の最終確認がされ、確定ボタン562が選択されると、選択された「飯田橋支店」で口座を開設する手続きが実行される。
通信端末200は、ステップ1212において1つの第2情報が選択されると、選択された1つの第2情報をサーバ100に送信する。サーバ100は、選択された1つの第2情報を受信すると、ステップ1300で読み取られた第1情報とステップ1212で選択された第2情報とを関連付けてデータベース102に登録する。つまり、選択された「飯田橋支店」で通信端末200のユーザの口座が開設され、「飯田橋支店」の支店情報および通信端末200のユーザ情報が関連付けられてデータベース102に登録される。
以上のように、第1実施形態に係る情報処理システム10によると、運転免許証300に含まれる第1情報に基づいて運転免許証300のユーザに適した支店を提供することができる。したがって、ユーザの操作負担が軽減される。
〈第2実施形態〉
図16〜図18を用いて、本発明の第2実施形態に係る情報処理システム10Aについて詳細に説明する。第2実施形態では、運転免許証300Aのユーザが既に銀行口座を開設している支店がある場合に、その支店をユーザに認識させる情報処理方法について説明する。なお、第2実施形態に係る情報処理システム10Aのサーバ100A、通信端末200A、および運転免許証300Aの各々のハードウェア構成および機能構成について、第1実施形態に係る情報処理システム10と同様のハードウェア構成および機能構成は説明を省略し、情報処理システム10との相違点について説明する。
[サーバ100Aの機能構成]
図16は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられるサーバの機能構成を示すブロック図である。図16に示すように、サーバ100Aは、第1実施形態のサーバ100と同様の機能部である受信部140A、抽出部142A、送信部144A、関連度算出部146A、および登録部148Aに加えて、検索部150Aおよび情報付加部152Aをさらに有する。上記の各機能部の機能は、サーバ100Aのサーバ制御部110Aがサーバ記録部120Aに記録されたプログラムをCPUによって実行することで実現される。
検索部150Aは、受信部140Aが受信した第1情報に関連付けられた第2情報を検索する。例えば、通信端末200Aと運転免許証300Aとの通信によって通信端末200Aが運転免許証300AのICチップ310Aから読み取ったユーザの氏名および住所を受信部140Aが受信すると、検索部150Aはそのユーザの氏名および住所に関連付けられた支店情報をデータベース102Aに対して検索する。つまり、運転免許証300Aのユーザが既に銀行口座を開設している支店の有無を確認する。なお、ICチップ310Aに記録された「氏名および住所」は、運転免許証300Aにプリントされた氏名330Aおよび住所340Aと同じであってもよいが、「氏名」は、氏名330Aだけでなく、例えば旧姓の氏名を含んでもよい。「住所」は、住所340Aだけでなく、例えば旧住所を含んでいてもよい。ICチップ310Aに記録された「氏名」および「住所」が旧姓および旧住所を含むことで、検索部150Aは過去に開設した口座情報を検索することができる。なお、第2情報を検索する対象はデータベース102Aに限定されない。第2情報を検索する対象は、第1情報および第2情報が関連付けられて記録された記録装置であればよい。
情報付加部152Aは、検索部150Aによって検索された第2情報に対して、その他の第2情報と区別される区別情報を付加する。例えば、上記のように、検索部150Aがユーザの氏名および住所に関連付けられた支店情報を検索すると、検索された支店情報に対してその他の支店情報と区別するための区別情報を付与する。つまり、運転免許証300Aのユーザが既に銀行口座を開設している支店の存在が確認された場合は、その支店を他の支店と区別する。
送信部144Aは、抽出部142Aが抽出した第2情報、および情報付加部152Aによって付加された区別情報を通信端末200に送信する。例えば、抽出部142Aによって抽出されたユーザの住所に近い複数の支店情報を通信端末200Aに送信する際に、上記の検索部150Aによって検索された支店情報に対して他の支店情報と区別する区別情報を付与して送信する。つまり、運転免許証300Aのユーザによって既に銀行口座が開設された支店を他の支店と区別する情報が、支店情報とともに通信端末200Aに送信される。
[情報処理システム10Aの動作フロー]
図17を用いて、図16に示した情報処理システム10Aの各ブロックの動作について、フローチャートを用いて詳しく説明する。図17は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作を示すフローチャートである。
図17では、情報処理システム10Aを用いて、銀行口座の開設申請のフローを説明する。図17に示すサーバ100Aおよび通信端末200Aは、サーバ制御部110Aおよび端末制御部210Aがサーバ記録部120Aおよび端末記録部205Aに記録されたプログラムを実行することで、各種機能を実現する。サーバ100Aと通信端末200Aとの間の情報の送受信はネットワーク400Aを介して行われ、運転免許証300Aから通信端末200Aへの第1情報の伝達は、通信端末200Aと運転免許証300Aとの直接通信によって行われる。
図17は、ステップ1208Aまでの動作フローは図8の動作フローと同じなので、説明を省略する。サーバ100Aは通信端末200Aから第1情報を受信すると、第1情報に基づく第2情報を抽出する(ステップ1104A)。続いて、サーバ100Aはステップ1208Aで送信された第1情報に関連付けられた第2情報をデータベース102Aに対して検索する(ステップ1110A)。ステップ1110Aで第1情報に関連付けられた第2情報が検索されると、サーバ100Aは、検索された第2情報に対して、その第2情報をその他の第2情報と区別する区別情報を付加する(ステップ1112A)。そして、サーバ100Aは、ステップ1104Aで抽出された第2情報とステップ1112Aで付加された区別情報とを通信端末200Aに送信する(ステップ1114A)。
通信端末200Aは、第2情報および区別情報を受信すると、図18に示すようなインターフェースによって第2情報を表示する(ステップ1210A)。図18のインターフェースは、図13のインターフェースと類似しているが、ステップ1110Aで検索された第2情報を他の第2情報と区別する区別表示564Aがなされている点において、図13のインターフェースとは相違する。図18では、区別表示564Aとして、運転免許証300Aのユーザが既に開設している口座を有していることを示す「既存口座」が示されている。なお、ステップ1212Aにおいて、区別表示564Aが表示されている支店が選択できないようにしてもよい。
第2実施形態では、第1情報に関連付けられた第2情報がデータベース102Aにおいて検索された場合に、検索された第2情報を他の第2情報と区別して表示する動作フローを説明したが、この動作フローに限定されない。例えば、第1情報に関連付けられた第2情報が検索された場合に、口座開設の手続きを中断または手続きのやり直しを誘導するエラーメッセージを通信端末200Aに表示させてもよい。
以上のように、第2実施形態に係る情報処理システム10Aによると、運転免許証300Aに含まれる第1情報に基づいて、既に運転免許証300Aのユーザが開設した口座がある場合は、当該口座をユーザに通知することができる。したがって、ユーザが覚えていない開設済み口座を、ユーザ自らが調査をしなくてもユーザに認識させることができる。したがって、ユーザの操作負担が軽減される。
〈第3実施形態〉
図19A〜図19Bを用いて、本発明の第3実施形態に係る情報処理システム10Bについて詳細に説明する。第3実施形態では、ユーザの1つの動作に基づいて運転免許証300Bの写真撮影および運転免許証300BのICチップ310Bからの第1情報の読み取りを実行する情報処理方法について説明する。なお、第3実施形態に係る情報処理システム10Bのサーバ100B、通信端末200B、および運転免許証300Bの各々のハードウェア構成および機能構成は、第1実施形態に係る情報処理システム10と同様なので、説明を省略する。
[情報処理システム10Bの動作シーケンス]
図19Aは、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの動作シーケンスを示す図である。図19Aに示す動作シーケンスは、例えば図8のステップ1204およびステップ1300における動作を示すシーケンスである。図19Aに示す動作シーケンスは通信端末200Bによって実行されるプログラムである。
まず、通信端末200Bがサーバ100Bから第1情報読取指示を受信し、ユーザによって通信端末200Bに写真撮影の作動指示が入力されると(ステップS700)、運転免許証300Bの写真撮影(ステップS702)および通信端末200Bと運転免許証300Bとの通信(ステップS706)が実行される。換言すると、通信端末200Bは、1つの作動指示に基づいて、運転免許証300Bの写真撮影および運転免許証300Bとの通信を実行する。
ステップS702で撮影された運転免許証300Bの写真に基づいて、通信端末200Bは運転免許証300Bの外観情報を生成する(ステップS704)。この外観情報は、ステップS702で撮影された写真の電子情報であってもよく、ステップS702で撮影された写真を画像処理した電子情報であってもよい。ステップS706の通信によって、通信端末200Bは、運転免許証300BのICチップに記録された第1情報を読み取る。上記の動作を換言すると、通信端末200Bは、作動指示に基づいて運転免許証300Bの外観を撮像し、その作動指示に基づいて、通信端末200Bと運転免許証300Bとの通信によって運転免許証300Bから第1情報を読み取る。
通信端末200Bは、ステップS704で生成された外観情報およびステップS708で読み取られた第1情報をネットワーク400Bを介してサーバ100Bに送信する(ステップS710)。
図19Bは、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、運転免許証の写真撮影およびICチップとの通信を実行する表示画面の一例を示す図である。本実施形態では、運転免許証300の外観の写真撮影および通信端末200Bと運転免許証300Bとの通信を1つの作動指示に基づいて行う。つまり、図19Bのように、運転免許証300Bの外周が通信端末200Bのディスプレイ230Bに表示されたインターフェースの枠内に収まっている状態において、通信端末200Bと運転免許証300Bとの通信が可能である。図19Bの状態において、作動指示ボタン520Bを押すと、運転免許証300Bの外観の写真撮影および運転免許証300Bとの通信が実行される。
以上のように、第3実施形態に係る情報処理システム10Bによると、ユーザは1つの作動指示を実行することで、運転免許証300Bの写真撮影および運転免許証300Bとの通信が実行される。つまり、ユーザは、写真撮影および運転免許証300Bとの通信の各々に対して異なる作動指示を実行する必要がなく、1つの作動指示で写真撮影および運転免許証300Bとの通信の両方の動作が実行される。したがって、ユーザの操作負担が軽減される。なお、本実施形態において、通信端末200Bによる運転免許証300Bの撮影は、通信端末200Bと運転免許証300Bとの通信可能な距離で行われる。
〈第4実施形態〉
図20〜図21Bを用いて、本発明の第4実施形態に係る情報処理システム10Cについて詳細に説明する。第4実施形態では、撮影した運転免許証300Cの写真が歪んで撮影された場合に、歪んだ運転免許証300Cの形状を自動的に補正して規定の外観情報を生成する情報処理方法について説明する。なお、第4実施形態に係る情報処理システム10Cのサーバ100C、通信端末200C、および運転免許証300Cの各々のハードウェア構成および機能構成について、第1実施形態に係る情報処理システム10と同様のハードウェア構成および機能構成は説明を省略し、情報処理システム10との相違点について説明する。
[通信端末200Cの機能構成]
図20は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。図20に示すように、通信端末200Cは、第1実施形態の通信端末200と同様の機能部である読取部270C、受信部272C、送信部274C、および撮像部276Cに加えて、画像補正部278Cをさらに有する。上記の各機能部の機能は、通信端末200Cの端末制御部210Cが端末記録部205Cに記録されたプログラムをCPUによって実行することで実現される。
画像補正部278Cは、通信端末200Cのカメラ235Cを用いて撮影された運転免許証300Cの外観形状が、例えば矩形などの規定の形状であるか否かを判定する。画像補正部278Cは、当該外観形状が規定の形状ではない場合に当該外観形状を自動的に補正する。このようにすることで、サーバ100Cに送信するための外観情報が生成される。例えば、規定の形状が矩形の場合、画像補正部278Cは撮影された運転免許証300Cの外観形状から、運転免許証300Cの外周の辺である4つの直線370Cを抽出する。
例えば、図21Aに示すように、抽出された4つの直線370Cが平行な2組の直線でなければ、画像補正部278Cは運転免許証300Cの外観形状が矩形ではないと判定し、当該外観形状を矩形に補正する(図21B参照)。その他にも、例えば、抽出された4つの直線が平行な2組の直線であっても、矩形の大きさが規定の大きさよりも小さい場合、つまり、写真撮影した際の通信端末200Cと運転免許証300Cとの距離が事前に想定された距離に比べて遠かった場合、撮影された運転免許証300Cの写真が規定のサイズまで拡大する補正されてもよい。一方、抽出された4つの直線370Cが平行な2組の直線であり、矩形の大きさが規定の大きさの範囲内であれば、画像補正部278Cは運転免許証300Cの外観形状が矩形であると判定し、補正を行わない。
上記の運転免許証300Cの外観形状の抽出方法は多様な方法が挙げられる。例えば、撮影された運転免許証300Cの画像のうち、輝度変化が規定の値よりも大きい領域を、運転免許証300Cの端部と背景との境界と認識してもよい。
第4実施形態では、規定の形状が矩形である場合について説明したが、規定の形状は矩形以外の形状であってもよい。例えば、多角形や湾曲形状など、2次元面で撮影可能な規定の形状に対して本発明を適用することができる。第4実施形態では、画像補正部278Cが運転免許証300Cの外周辺をなす4つの直線が平行な2組の直線になるように補正する補正方法を例示したが、2組の直線は完全な平行ではなくてもよい。例えば、運転免許証300Cに記載された文字を光学文字認識(Optical character recognition;OCR)できる範囲であれば、対向する直線は平行ではなく、一定の角度をなして対向していてもよい。同様に、運転免許証300Cに記載された顔写真320Cがパターン認識において同一パターンと認識される範囲であれば、運転免許証300Cの外観形状が歪んでいてもよい。なお、パターン認識技術としては、情報処理のための品質工学であるMTシステム(Mahalanobis Taguchi System)などの手法を利用することができる。
以上のように、第4実施形態に係る情報処理システム10Cによると、撮影された運転免許証300Cの外観形状が規定の形状ではない場合であっても、当該外観形状は自動的に規定の形状に補正される。したがって、ユーザの操作負担が軽減される。
〈第5実施形態〉
図22〜図30を用いて、本発明の第5実施形態に係る情報処理システム10Dについて詳細に説明する。第5実施形態では、通信端末200Dのカメラ235Dを介して撮影され、ディスプレイ230Dに表示されるリアルタイム映像に対して映像解析を行う。そして、リアルタイム映像に表示される運転免許証300Dの外観形状が規定の形状になったと判断されると、自動的に運転免許証300Dの写真撮影が実行される情報処理方法について説明する。なお、第5実施形態に係る情報処理システム10Dのサーバ100D、通信端末200D、および運転免許証300Dの各々のハードウェア構成および機能構成について、第1実施形態に係る情報処理システム10と同様のハードウェア構成および機能構成は説明を省略し、情報処理システム10との相違点について説明する。
[通信端末200Dの機能構成]
図22は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムに用いられる通信端末の機能構成を示すブロック図である。図22に示すように、通信端末200Dは、第1実施形態の通信端末200と同様の機能部である読取部270D、受信部272D、送信部274D、および撮像部276Dに加えて、映像表示部280D、映像解析部282D、および撮像可否判定部284Dをさらに有する。上記の各機能部の機能は、通信端末200Dの端末制御部210Dが端末記録部205Dに記録されたプログラムをCPUによって実行することで実現される。
映像表示部280Dは、通信端末200Dのカメラ235Dによって取り込まれるリアルタイム映像をディスプレイ230Dに表示する。映像表示部280Dは、単にリアルタイム映像をディスプレイ230Dに表示するだけでなく、後述する撮像可否判定部284Dによって判定された撮像可否の情報や、撮像可否判定部284Dによって撮像不可と判定された場合に、撮像可能な状態になるように、通信端末200Dを動かす方向などを表示する。
図23〜図30は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの口座開設動作において、通信端末に表示された運転免許証が撮影可能な条件を満たすか否かの判断結果を示す図である。図23には、撮像可否判定部284Dによって撮像不可と判定されたことを示す×印570が表示されている。図23には、さらに撮像可否判定部284Dが撮像可能と判断するために、通信端末200Dを動かす誘導方向572が表示されている。図24には、撮像可否判定部284Dによって撮像可能と判定されたことを示す○印574Dが表示されている。
映像解析部282Dは、映像表示部280Dによって表示された運転免許証300Dの映像を解析し、後述する撮像可否判定部284Dが撮像可否を判定するために必要な情報を算出する。例えば、図25および図26に示すように、映像解析部282Dは、ディスプレイ230Dに表示される運転免許証300Dの外観形状から、運転免許証300Dの外周の辺である4つの直線(580D−1〜580D−4)を抽出する。そして、抽出された4つの直線に対して、互いに対向する2つの直線の組を認定し、対向する2つの直線が平行の関係に該当するか否かを示す解析結果を生成する。なお、運転免許証300Dの外観形状は、例えば、ディスプレイ230Dに表示される運転免許証300Dのうち、輝度変化が規定の値よりも大きい領域を、運転免許証300Dの端部と背景との境界と認識してもよい。
撮像可否判定部284Dは、ディスプレイ230Dに表示されるリアルタイム映像が撮像可能な条件を満たすか否かを判定して判定結果を生成する。つまり、撮像可否判定部284Dは映像解析部282Dの解析結果に基づいて判定結果を生成する。撮像可否判定部284Dが撮像可能の判定結果を生成すると、自動的に作動指示が生成される。つまり、撮像可否判定部284Dは、ディスプレイ230Dに表示されるリアルタイム映像の外観形状が規定の範囲に収まっていると判定すると、自動的にそのリアルタイム映像を写真撮影する。撮像可否判定部284Dの上記の判定に伴い、読取部270Dは運転免許証300DのICチップから第1情報を読み取る。
例えば、撮像可否判定部284Dは、映像解析部282Dによる解析によって、リアルタイム映像における運転免許証300Dの外観形状(外縁の形状)が矩形であるという解析結果が生成された場合、つまり、運転免許証300Dの4つの直線が平行な2組の直線であるという解析結果が生成された場合に、撮像可能と判定する。
上記の他にも、図27および図28に示すように、撮像可否判定部284Dは、映像解析部282Dによる解析によって、リアルタイム映像における運転免許証300Dの外観形状(外縁の形状)がリング状の領域592D内に収まっている場合に、撮像可能と判定してもよい。そのほかにも、図29および図30に示すように、撮像可否判定部284Dは、映像解析部282Dによる解析によって、リアルタイム映像における運転免許証300Dに記載された文字がOCRによって文字認識可能である場合に、撮像可能と判定してもよい。
図25および図26は、運転免許証300Dの外観形状が矩形であることが撮像可能な条件である場合の一例を示す図である。図25において、対向する直線580D−1および直線580D−2が平行の関係に該当するという解析結果が生成され、対向する直線580D−3および直線580D−4が平行の関係ではないという解析結果が生成されている。図26では、対向する直線580D−1および直線580D−2、ならびに対向する直線580D−3および直線580D−4がそれぞれ平行の関係に該当するという解析結果が生成されている。平行の関係に該当するという解析結果が生成された対向する直線と、平行の関係に該当しないという解析結果が生成された対向する直線とを異なる形状で表示してもよい。図25および図26では、平行の関係に該当するという解析結果が生成された対向する直線は実線で表現され、実線の隣に「OK」と表示されており、平行の関係に該当しないという解析結果が生成された対向する直線は点線で表現され、実線の隣に「NG」と表示されている。
図27および図28は、運転免許証300Dの外観形状ががリング状の領域内に収まっていることが撮像可能な条件である場合の一例を示す図である。図27および図28に示すように、映像解析部282Dは、ディスプレイ230Dに表示される運転免許証300Dの外観形状から、運転免許証300Dの外縁590Dがリング状の領域592D内に包含されているか否かを解析する。図27では、外縁590Dがリング状の領域592Dに包含されていない、という解析結果が生成されている。一方、図28では、外縁590Dがリング状の領域592Dに包含されている、という解析結果が生成されている。図27では、外縁590Dがリング状の領域592Dに包含されていないことを示す「NG」が表示されており、さらにユーザが通信端末200Dを動かす方向を誘導する誘導表示594が表示されている。図28では、外縁590Dがリング状の領域592Dに包含されていることを示す「OK!」が表示されている。
図29および図30は、運転免許証300Dに記載された文字がOCRによって文字認識可能であることが撮像可能な条件である場合の一例を示す図である。図29および図30に示すように、映像解析部282Dは、ディスプレイ230Dに表示される運転免許証300Dに記載された文字がOCRによって文字認識可能か否かを判定するための解析を実行する。図29では、OCRの一例として、住所340Dに対してOCRを実行し、住所340Dに記載されている文字が文字認識できない、という解析結果が生成されている。一方、図30では、住所340Dが文字認識できた、という解析結果が生成されている。図29では、住所340Dが文字認識できないことを示すエラーメッセージ596が表示されている。図30では、文字認識された住所340Dの文字情報598が表示されている。
以上のように、第5実施形態に係る情報処理システム10Dによると、ユーザはリアルタイム映像における運転免許証300Dの外縁が規定の範囲に収まるように調整することで、運転免許証300Dの写真撮影および運転免許証300Dとの通信が実行される。つまり、ユーザは、写真撮影および運転免許証300Dとの通信の各々に対して異なる作動指示を実行する必要がなく、1つの動作で写真撮影および運転免許証300Dとの通信の両方の動作が実行される。したがって、ユーザの操作負担が軽減される。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10:情報処理システム、 100:サーバ、 102:データベース、 110:サーバ制御部、 120:サーバ記録部、 130:サーバ通信部、 140:受信部、 142:抽出部、 144:送信部、 146:関連度算出部、 148:登録部、 150A:検索部、 152A:情報付加部、 200:通信端末、 205:端末記録部、 210:端末制御部、 215:第1端末通信部、 220:第2端末通信部、 230:ディスプレイ、 235:カメラ、 240:操作ボタン、 250:スピーカ、 260:マイク、 270:読取部、 272:受信部、 274:送信部、 276:撮像部、 278C:画像補正部、 280D:映像表示部、 282D:映像解析部、 284D:撮像可否判定部、 300:運転免許証、 310:ICチップ、 320:顔写真、 330:氏名、 340:住所、 350:交付日、 360:有効期限、 370C:直線、 400:ネットワーク、 510:映像表示領域、 512:角枠、 514:顔写真枠、 520:作動指示ボタン

Claims (3)

  1. 通信端末と通信可能な記録媒体との通信によって、前記通信端末が前記記録媒体から読み取った第1情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記第1情報に基づいて第2情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した前記第2情報を前記通信端末に送信する送信部と、
    前記受信部が受信した前記第1情報に関連付けられた前記第2情報を検索する検索部と、を備え、
    前記受信部は、前記送信部によって送信された前記第2情報のうち、前記通信端末によって選択された1の前記第2情報を受信し、
    前記送信部は、前記検索部によって前記第2情報が検索されると、前記通信端末にエラーメッセージを送信する、情報処理装置。
  2. 通信端末と通信可能な記録媒体との通信によって、前記通信端末が前記記録媒体から読み取った第1情報をサーバに送信し、
    前記サーバによって抽出される、前記第1情報に基づく第2情報を、前記サーバから受信し、
    前記第2情報のうちユーザによって選択された前記第2情報を前記サーバに送信し、
    前記第1情報に関連付けられた前記第2情報が検索された場合に、エラーメッセージを前記第2情報とともに前記サーバから受信することを前記通信端末に実行させるプログラム。
  3. 通信端末と通信可能な記録媒体との通信によって、前記通信端末が前記記録媒体から読み取った第1情報を、ネットワークを介して受信し、
    前記受信した前記第1情報に関連付けられた第2情報を検索し、
    前記受信した前記第1情報に基づいて前記第2情報を抽出し、
    前記抽出した前記第2情報を前記通信端末に送信し、
    前記送信された前記第2情報のうち、前記通信端末によって選択された1の前記第2情報を受信すること、
    を備え、
    前記検索によって前記第2情報が検索されると、前記通信端末にエラーメッセージを送信する情報処理方法。

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