JP6108133B2 - 水洗式腰掛け便器およびその拡張型ポータブル便器 - Google Patents

Description

本発明はサニタリー用品の分野に関し、具体的に水洗式腰掛け便器およびその拡張型ポータブル便器に関する。

周知のように、市場で主に用いられている便器本体の材料はセラミックスであるが、その重量は大きく、移動または携帯するのに不便であり、人々の遠出や野外でのトイレの需要を満たすことが出来なかった。そこで、移動または携帯に便利な水洗式腰掛け便器が機運に応じて生産され、現在、移動携帯用の水洗式腰掛け便器は主にキャンピングカーやその他の移動手段に装備されており、構造としては主に縦組み式と収容式の二種類が存在している。

この二種類の便器はいずれも独自のシステムであり、共有できる資源がなく、互換性が低く、生産開発のコストが高く、後期メンテナンスでの取り替えが困難である。また、いずれも貯水機能が無く、外付けの水源が必要であるため、野外や仮設家屋等の水と電気が無い環境に適用することができない。また、便器の水洗はいずれも便器後部の中心から両側に向けて水洗するため、中心部の下に向かって水が流れず、清掃が困難である。

また、従来技術の縦組み式便器の便鉢は２つの部分を簡易に結合することにより形成され、耐衝撃性が悪く、製造効率が低い。腰掛け便器の下に向いた排出口のシール部材は固定が不安定で外れやすく、しかもシールリング内に段差が形成され、汚物が滞留しやすく清掃がしにくい。シールボールバルブにはペダルによる回転またはレバーによる回動を用いているが、設計が理にかなわず、取れやすく効力を失いやすい。腰掛け便器と台座との間は二重に封止する必要があるが、剛性が不足している場合は依然漏出する可能性がある。

従来技術の収容式腰掛け便器は側板、ベース板、天板、背板等の部材を組み合わせて構成されているが、構造が複雑であり、汚水タンクは半分ずつ射出形成したケーシングをヒートシールすることで形成されているが、耐衝撃性が悪く、損壊や漏れが発生しやすい。

上記欠陥に対し、本発明は水洗式腰掛け便器およびその拡張型ポータブル式腰掛け便器を提供する。当該水洗式腰掛け便器およびその拡張型ポータブル式腰掛け便器は、水洗式腰掛け便器を共通の基盤部品として、この基盤において縦組み式と収容式腰掛け便器に拡張することでその共通の互換性を高めており、また外付けの水源を必要とせず、洗浄や水洗に便利であり、良好な剛性、耐衝撃性および密閉性を有する。

上記目的を実現するため、本発明において採用する技術方法は以下の通りである。便鉢を備える水洗式腰掛け便器であって、便鉢の内側容器が、便鉢の内側容器の下部排管にある半環構造を位置決め基準として、便鉢内に下向きに装着されており、便鉢の内側容器の下部排管が、便鉢の下部排管の外側に伸びており、便鉢の下部排管の下端には弾性リング、クランプリングおよびＪ型シールリングが順に設置され、便鉢の下部排管の外側にはねじ山が設けられてナットが取り付けられており、ナットによって弾性リング、クランプリングおよびＪ型シールリングが便鉢に固定され、便鉢の内側容器の下部排管の端面に押さえつけることで、便鉢の内側容器の端面の封止を形成し、便鉢の下部チャンバと便鉢の内側容器との間に水を収容する空洞が形成されており、便鉢の内側容器の環状台と便鉢用内孔は互いに整合し、環状台内にはダブルヘッドのノズルが設置され、前記便鉢内には排管が設置され、排管の一端にはノズルが設置されて便鉢のノズル口から伸びており、排管のもう一端には四方弁が設置され、水を収容する空洞と繋がっており、便鉢の後部には手押しポンプが設置され、四方弁と互いに繋がっており、手押しポンプの片側にはボタンスイッチが設けられ、手動によって便鉢内の清水による洗浄をコントロールできる、水洗式腰掛け便器である。

さらに、前記ナット上には緩み止め構造が設けられ、便鉢の底部の対応する位置に逆止構造が設けられ、ナットおよび便鉢は緩み止め構造と逆弁構造とによって固定、連結され、緩まない状態を形成する。

さらに、前記便鉢の後部にボルト孔が設けられ、便鉢には便座および便座とヒンジで連結された便座蓋が設置されており、便座および便座蓋と便鉢とは、ボルトによって固定、連結される

さらに、前記便鉢は一括吹き込み成形による便鉢である。

さらに、前記便鉢の内側容器は良質なイミテーションセラミックスの耐摩耗材料によって形成された射出成形の内側容器である。

本発明は前記水洗式腰掛け便器から拡張して形成する縦組み式ポータブル便器を提供する。当該縦組み式ポータブル便器の技術方法は、便鉢の下端に縦組みベースが設置され、縦組みベース内の上から下に向かってチャンバ孔、サイド孔，排出孔が順に設置され、便鉢の下部排管とナットはチャンバ孔の中に入っており、チャンバ孔内には扇形球面バルブプレートが設置され、Ｊ型シールリングとともに封止を形成しており、扇形球面バルブプレートの下にサイド孔に挿入されるシャフトが設置されており、そのうち一つのシャフトには、交差するようにペダルが固定されており、ペダルにはリセットバネが設けられ、一端がシャフトの端面と当接し、一端がサイド孔のチャンバ面に当接し、ペダルにはショルダーが設置され、縦組みベースには位置止めホックが設置され、ショルダーと位置止めホックに当接してペダルが外れるのを防ぐ。

さらに、ペダルを取り付けた片側のシャフトにはシール溝が設置され、中にはシールリングが取り付けられており、サイド孔との間で封止を形成する。

さらに、前記縦組みベースの下にボルト接続孔を備えた取付台が設置され、縦組みベースを関連するプレートに固定することで縦組み式便器が形成可能である。

また、本発明は前記水洗式腰掛け便器から拡張して形成する収容式ポータブル便器を提供する。当該収容式ポータブル便器の技術方法は、便鉢の下端に収容ベースが設置され、便鉢の下に凹状水滴型構造が設置されている。前記収容ベースには凸状水滴型構造が設けられ、収容ベースと便鉢は、凸状水滴型構造と凹状水滴型構造によって互いに係合する。収容ベースの中部にシャフトカラーを有する孔が設けられ、シャフトカラーの下には拡張圧力リングが設置されている。前記ナットの外部には圧力リングが設置され、ナットは圧力リングによって拡張圧力リングをシャフトカラーにロックすることで、収容ベースと便鉢の固定接続を実現するとともに、互いに回転運動することを実現する。収容ベースの孔の底部にはスライドレールが設置され、前記収容ベースの片側に開口部が設けられ、内部に汚水タンクが取り付けられている。汚水タンクの中部にシールバルブが設置され、シールバルブにはひさし型のバルブリングが設置され、バルブリングがスライドレールに挿入されることで、スライドレールと封止して嵌合し、バルブリングの空洞はＪ型シールリングと嵌合する。

さらに、前記シールバルブには自重によって垂れ下がっているレバーが設けられ、シールバルブの開閉をコントロールし、前記収容ベースは開口部とは反対側に開口窓を設け、レバーが開口窓から露出している。

さらに、前記汚水タンクには回転可能な排水管とキャップが取り付けられている。

さらに、前記汚水タンクには上部取っ手と中部取っ手が設置されている。

さらに、前記汚水タンクには車輪が設置されている。

さらに、前記汚水タンクには液位表示メータと排気バルブ装置が設置されている。

さらに、前記収容ベースの開口部は「口」型の金属支持フレーム構造であり、剛性を増加し、開口部にはベースドアが設けられ、ベースドア上にはドアノブが設置されている。

さらに、前記汚水タンクと前記収容ベースは一括吹き込み成形される。

本発明は、水洗式腰掛け便器を共通の基盤部材として、さらに縦組み式と収容式腰掛け便器へ拡張することで、共通の互換性に優れ、部品の共用性が高く、投資が少なく、メンテナンスが容易であり、製造過程も簡素化される。拡張された便器は携帯に便利であり、水洗腰掛け便器内には貯水用のチャンバを備え、ノズルが便鉢の内側容器に通じているため、外付けの水源なしに便器の洗浄を行うことが可能であり、キャンピングカー、野外、病院、鉱山、キャンプ、船舶、兵営、倉庫、家屋など水と電気が無い環境下で好適に使用できる。また、便鉢、収容ベース、汚水タンクはいずれも一括吹き込み成形され、良好な剛性と耐衝撃性を有し、良好な密閉性を有する。

本発明の水洗式腰掛け便器の構造を示す図である。 水洗式腰掛け便器の便鉢と便鉢の内側容器のシール連結部分の構造を示す図である。 水洗式腰掛け便器から拡張された縦組み式腰掛け便器の全体的な予想図である。 水洗式腰掛け便器と縦組みベースの連結部分の構造を示す図である。 水洗式腰掛け便器から拡張された収容式腰掛け便器の全体的な予想図である。 水洗式腰掛け便器と収容式ベースの連結部分の構造を示す図である。 汚水タンクの構造を示す図である。 ベースドアの構造を示す図である。

以下、具体的な実施例と結合して、本発明についてさらに説明する。

図１と図２に示すように、本発明の水洗式腰掛け便器は、便鉢１０を備え、便鉢の内側容器１１が、便鉢の内側容器の下部排管の半環構造１１２を位置決め基準にして便鉢１０内に下向きに装着されており、便鉢の内側容器の下部排管が、便鉢の下部排管１０１の外側に伸びている。便鉢の下部排管１０１の下端には弾性リング１１６、クランプリング１１７およびＪ型シールリング１１８が順に設置され、便鉢の下部排管１０１の外側にはねじ山が設けられ、そこにナット１７が取り付けられている。ナット１７によって、弾性リング１１６、クランプリング１１７およびＪ型シールリング１１８が便鉢１０に固定され、且つ便鉢の内側容器１１の下部排管の端面に押さえつけられることで、便鉢の内側容器１１の端面の封止を形成する。便鉢１０の下部チャンバと便鉢の内側容器１１の下部との間に、清水を収容する空洞が形成されている。便鉢の内側容器１１の環状台１１１と便鉢用内孔１０２は互いに嵌合しており、環状台１１１内にはダブルヘッドのノズル１１４が設置されている。前記便鉢１０内には排管１０２３が設置され、排管１０２３の一端にはノズル１０２２が設置され、便鉢１０のノズル口１１４から伸びている。排管１０２３の一端には四方弁１０２２が設置され、清水を収容する空洞と繋がっている。便鉢１０の後部には手押しポンプ１０８が設置され、四方弁１０２２と互いに繋がっている。手押しポンプ１０８の片側にはボタンスイッチ１０５が設けられ、手動によって便鉢１０内の清水による洗浄をコントロールできる。

前記ナット１７には緩み止め構造１７２が設けられ、便鉢１０の底部の対応する位置には逆止構造１０９が設けられ、ナット１７および便鉢１０は、緩み止め構造１７２と逆止構造１０９とによって確実に固定、連結され、緩まない状態を形成する。

前記便鉢１０の後部にボルト孔１０３が設けられ、便鉢１０には便座６および便座６とヒンジで連結された便座蓋５が設置されており、便座６および便座蓋５と便鉢１０とは、ボルトによって連結される。

前記便鉢１０は一括吹き込み成形による便鉢であり、中空成形技術の一次成形により、優れた剛性、耐衝撃性および密閉性を有することで、清水を収容可能な容器となり、水源および電源の無い環境においても、自らの貯水を利用して正常に洗浄する。

前記便鉢の内側容器１１は、良質なイミテーションセラミックスの耐摩耗材料によって製造された射出成形の内側容器である。

図３と図４に示すように、本発明は前記水洗式腰掛け便器から拡張される縦組み式ポータブル腰掛け便器を提供する。前記縦組み式ポータブル腰掛け便器の技術方法は以下の通りである。便鉢１０の下端に縦組みベース１２が設置され、縦組みベース１２内の上から下に向かってチャンバ孔１２１、サイド孔１２３、排出孔１２８が順に設置されている。便鉢の下部排管１０１とナット１７はチャンバ孔１２１の中に入っており、チャンバ孔１２１内には扇形球面バルブプレート１１９が設置され、Ｊ型シールリング１１８とともに封止を形成する。扇形球面バルブプレート１１９の下にシャフト１２２が設置されサイド孔１２３に挿入される。そのうち一つのシャフト１２２には、交差するようにペダル１３が固定接続されており、ペダル１３にはリセットバネが設けられ、一端がシャフト１２２の端面に当接し、一端はサイド孔１２３のチャンバ面に当接している。ペダル１３にはショルダー１３２が設置され、縦組みベース１２には位置止めホック１２６が設置され、ショルダー１３２と位置止めホック１２６が当接してペダル１３が外れるのを防ぐ。

ペダル１３が取り付けられた側のシャフト１２２にはシール溝１２４が設置され、中にはシールリングが取り付けられており、サイド孔１２３との間で封止を形成する。

前記縦組みベース１２の下には、ボルト接続孔を備えた取付台１２９が設置され、縦組みベース１２を関連する台に固定することで縦組み式腰掛け便器が形成可能である。

図２、図５および図６に示すように、本発明はさらに、前記水洗便器から拡張した収容式ポータブル腰掛け便器を提供する。前記収容式ポータブル腰掛け便器の技術方法は以下の通りである。便鉢１０の下端に収容ベース１５が設置され、便鉢１０の下に凹状水滴型構造１０４が設置されている。前記収容ベース１５の対応する位置に凸状水滴型構造１５１が設けられ、収容ベース１５と便鉢１０とは、凸状水滴型構造１５１と凹状水滴型構造１０４によって互いに係合する。収容ベース１５の中部にシャフトカラー１５８を有する孔が設けられ、シャフトカラー１５８の下に拡張圧力リング１３１が設置されている。前記ナット１７の外側には圧力リング１７１が設置され、ナット１７は、圧力リング１７１によって拡張圧力リング１３１をシャフトカラー１５８にロックすることで、収容ベース１５と便鉢１０との固定および確実な連結を実現すると同時に、互いに回転運動することを実現する。収容ベース１５の孔の底部にはスライドレール１３２が設置され、前記収容ベース１５の片側に開口部１５２が設けられ、内部に汚水タンク１６が取り付けられている。汚水タンク１６の中部にシールバルブ１２が設置され、シールバルブ１２にはひさし型のバルブリング１２１が設置され、バルブリング１２１がスライドレール１３２に挿入され、スライドレール１３２と嵌合して封止し、バルブリング１２１のチャンバがＪ型シールリング１１８と嵌合して、組み合わさって収容式ポータブル便器となる。収容式ポータブル便器はキャンピングカーでの使用以外にも、野外、病院、鉱山、キャンプ、船舶、兵営、倉庫、家屋など、水と電源が無い環境下で好適に使用できる。

図５と図７に示すように、前記シールバルブ１２には自重によって垂れ下がっているレバー１２２が設けられ、シールバルブ１２の開閉をコントロールする。前記収容ベース１５は、開口部とは反対側の上部に開口窓１５３が設けられ、レバー１２２が開口窓１５３から露出している。

前記汚水タンク１６には、回転可能な排水管１６４とキャップ１６５とが取り付けられている。

前記汚水タンク１６には、上部取っ手１６７と中部取っ手１６８とが設置されている。

前記汚水タンク１６には車輪１６１が設けられている。

前記汚水タンク１６には液位表示メータと排気バルブ装置１６９が設置されている。

図５および図８に示すように、収容ベースの開口部１５２は「口」型の金属支持フレーム構造であり、剛性を高めている。収容ベースの開口部１５２にはベースドア１５０が設けられ、ベースドア１５０にはドアノブ１５１１が設置されている。

前記汚水タンク１６と収容ベース１５は一括吹き込み成形される。ベースドア１５０は、収容ベース１５が成形される時に一括で成形されてよく、または収容ベース１５とベースドア１５０を一体的に成形した後に、切り離してもよい。

本発明は、収容型腰掛け便器を基盤に、さらに、建屋・手洗い付きの移動可能な一体型サニタリー空間へ拡張することができる。

以上述べたものは、本発明のある実施形態に過ぎず、当該技術分野における当業者は、本発明の技術原理を逸脱しないことを前提に、複数の改善を行うことが出来るが、これらの改善も本発明の保護範囲として見なされるべきであることを指摘しておく。

１０ ： 便鉢
１０２ ： 便鉢用内孔
１０２１ ： ノズル
１０２２ ： 四方弁
１０２３ ： 排管
１０３ ： ボルト孔
１０４ ： 凹状水滴型構造
１０５ ： スイッチ
１０８ ： 手押しポンプ
１０９ ： 逆止弁構造
１１ ： 便鉢の内側容器
１１１ ： 環状台
１１２ ： 半環構造
１１４ ： ノズル口
１１６ ： 弾性リング
１１７ ： クランプリング
１１８ ： Ｊ型シールリング
１１９ ： 扇形球面バルブプレート
１２ ： 縦組みベース
１２１ ： チャンバ孔
１２２ ： シャフト
１２３ ： サイド孔
１２４ ： シール溝
１２６ ： 位置止めホック
１２８ ： 排出孔
１２９ ： 取付台
１３ ： ペダル
１３１ ： 拡張圧力リング
１３２ ： ショルダー
１５ ： 収容ベース
１５０ ： ベースドア
１５１１ ： ドアノブ
１５１ ： 凸状水滴型構造
１５２ ： 開口部
１５３ ： 開口窓
１５８ ： シャフトカラー
１６ ： 汚水タンク
１６１ ： 車輪
１６４ ： 排水管
１６５ ： キャップ
１６７ ： 上部取っ手
１６８ ： 中部取っ手
１６９ ： 排気バルブ装置
１７ ： ナット
１７１ ： 圧力リング
１７２ ： 緩み止め構造
５ ： 便座蓋
６ ： 便座

Claims (10)

1. 便鉢を備える水洗式腰掛け便器であって、便鉢の内側容器が、便鉢の内側容器の下部排管の半環構造を位置決め基準として、便鉢内に下向きに装着されており、便鉢の内側容器の下部排管が、便鉢の下部排管の外側に伸びており、便鉢の下部排管の下端には、弾性リング、クランプリングおよびＪ型シールリングが順に設置され、便鉢の下部排管の外側にはねじ山が設けられてナットが取り付けられており、ナットによって弾性リング、クランプリングおよびＪ型シールリングが便鉢に固定され、便鉢の内側容器の下部排管の端面に押さえつけられることで、便鉢の内側容器の端面の封止を形成し、便鉢と便鉢の内部容器との間に、清水を収容する空洞が形成されており、便鉢の内側容器の環状台と便鉢用内孔は互いに整合し、環状台内にはダブルヘッドのノズルが設置され、前記便鉢内には排管が設置され、排管の一端にはノズルが設置されて便鉢のノズル口から伸びており、排管の一端には四方弁が設置され、清水を収容する空洞と繋がっており、便鉢の後部には手押しポンプが設置され、四方弁と互いに繋がっており、手押しポンプに隣接して設けられたボタンスイッチによって、手押しポンプ以外の別途の水の供給による洗浄をコントロールできることを特徴とする、水洗式腰掛け便器。
2. 前記ナット上に緩み止め構造が設けられ、便鉢の底部の対応する位置に逆止構造が設けられ、ナットおよび便鉢は緩み止め構造と逆止構造とによって固定、連結され、緩まない状態を形成することを特徴とする、請求項１に記載の水洗式腰掛け便器。
3. 前記便鉢の後部にボルト孔が設けられ、便鉢には便座および便座とヒンジで連結された便座蓋が設置されており、便座および便座蓋と便鉢とは、ボルトによって固定、連結されることを特徴とする、請求項１に記載の水洗式腰掛け便器。
4. 前記便鉢は一体型の便鉢であり、前記便鉢の内側容器は、イミテーションセラミックの耐摩耗材料からなる内側容器であることを特徴とする、請求項１〜請求項３のうちのいずれか一項に記載の水洗式腰掛け便器。
5. 便鉢の下端に直接排出用ベースが設置され、直接排出用ベース内の上から下に向かって、チャンバ孔、サイド孔，排出孔が順に設置され、便鉢の下部排管とナットはチャンバ孔の中に入っており、チャンバ孔内には扇形球面バルブプレートが設置され、Ｊ型断面を有するシールリングとともに封止を形成しており、扇形球面バルブプレートの下に、サイド孔に挿入されるシャフトが設置されており、そのうち一つのシャフトには、交差するようにペダルが固定されており、ペダルにはリセットバネが設けられ、一端がシャフトの端面に当接し、一端がサイド孔のチャンバ面に当接し、ペダルにはショルダーが設置され、直接排出用ベースには位置止めホックが設置され、ショルダーが位置止めホックに当接し、扇形球面バルブプレートはペダルでコントロールされ、初期状態ではＪ型断面を有するシールリングと相互に封止されており、ペダルを作動させると、扇形球面バルブプレートとＪ型断面を有するシールリングとの間の封止が解けて排出路が形成されることを特徴とする、請求項１に記載の水洗式腰掛け便器から拡張した直接排出式ポータブル腰掛け便器。
6. 便鉢の下端に収容ベースが設置され、便鉢の下に凹状水滴型構造が設置され、前記収容ベースには凸状水滴型構造が設けられ、収容ベースと便鉢は、凸状水滴型構造と凹状水滴型構造によって互いに係合し、収容ベースの中間部分にシャフトカラーを有する孔が設けられ、シャフトカラーの下には拡張圧力リングが設置され、前記ナットの外側には圧力リングが設置され、ナットは圧力リングによって拡張圧力リングをシャフトカラーにロックすることで、収容ベースと便鉢とを接続するとともに、互いに回転可能とし、スライドレールが、収容ベースにおいて、前記内側容器の下部排水管の底部に設けられ、前記収容ベースの片側に開口部が設けられ、内部に汚水タンクが取り付けられ、汚水タンクの中部にシールバルブが設置され、シールバルブにはひさし型のバルブリングが設置され、バルブリングがスライドレールに挿入されることで、スライドレールと嵌合され、バルブリングの空洞はＪ型シールリングと嵌合することを特徴とする、請求項１に記載の水洗式腰掛け便器から拡張した収容式ポータブル腰掛け便器。
7. 前記汚水タンクと前記収容ベースは一括吹き込み成形され、上部の片側に回転可能な排水管とキャップが取り付けられ、もう一方の側に液位表示メータと排気バルブ装置が設置され、下方に車輪が設置されていることを特徴とする、請求項６に記載の収容式ポータブル腰掛け便器。
8. 前記シールバルブには自重によって垂れ下がっているレバーが設けられ、シールバルブの開閉をコントロールし、前記収容ベースは開口部とは反対側に開口窓が設けられ、レバーが開口窓から露出していることを特徴とする、請求項６に記載の収容式ポータブル腰掛け便器。
9. 前記汚水タンクには上部取っ手と中部取っ手とが設置されていることを特徴とする、請求項６に記載の収容式ポータブル腰掛け便器。
10. 前記収容ベースの開口部は金属支持フレーム構造であり、開口部にはベースドアが設けられ、ベースドア上にはドアノブが設置されていることを特徴とする、請求項６に記載の収容式ポータブル便器。

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