JP6106377B2 - 標的システム - Google Patents

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本発明は、標的システムに関し、特に、弾丸を回収するための装置を透過して標的を視認可能な標的システムに関する。
従来より、プラスチック製の弾丸(以下、BB弾(Ball Bullet)と称する)を低圧の圧縮空気などで発射する機構を備えたトイガンであるソフトエアガンを使用して、BB弾が標的に着弾したときの着弾位置の精密さを競う射的競技が行われている。また、標的に当たったBB弾が散らばることがないように、BB弾を回収する回収機能を備えた標的が提案されている。
例えば、特許文献1には、所定の傾斜角度で的板を配置し、的板に跳ね返った弾丸を後方に誘導して回収可能なソフトエアガン用の計時標的装置が開示されている。
特開2009−192103号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている装置では、弾丸の回収は可能であるものの、例えば、装置の背後にディスプレイを配置してディスプレイに表示される標的画像を目標とした射的を行うことはできなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、弾丸を回収するための装置を透過して標的を視認可能にすることができるようにするものである。
本発明の第1の側面の標的システムは、少なくとも正面に、ソフトエアガンにより発射された弾丸を内部に導入する開口部が形成された筐体と、前記筐体の上側から下側に向かうに従い背面側から正面側に向かう傾斜角度で、前記筐体の内部に配置された標的板と、前記標的板で反射した前記弾丸を収容する収容部と、前記標的板との間隔が前記筐体の正面側から背面側の上方に向かって狭まる傾斜角度で配置された反射板とを備え、前記標的板は、透明な部材により構成されており、前記標的板と前記反射板の傾斜角度は、正面側の前記開口部から入射した前記弾丸が前記標的板および前記反射板の間で反射することによって、前記反射板と前記筐体の上面板との間に設けられた領域の入口に案内されるように設定されている。
本発明の第1の側面においては、少なくとも正面に、ソフトエアガンにより発射された弾丸を内部に導入する開口部が形成された筐体と、前記筐体の上側から下側に向かうに従い背面側から正面側に向かう傾斜角度で、前記筐体の内部に配置された標的板と、前記標的板で反射した前記弾丸を収容する収容部と、前記標的板との間隔が前記筐体の正面側から背面側の上方に向かって狭まる傾斜角度で配置された反射板とを備える。そして、前記標的板は、透明な部材により構成されており、前記標的板と前記反射板の傾斜角度は、正面側の前記開口部から入射した前記弾丸が前記標的板および前記反射板の間で反射することによって、前記反射板と前記筐体の上面板との間に設けられた領域の入口に案内されるように設定されている。
本発明の第1の側面によれば、弾丸を回収するための装置を透過して標的を視認可能にすることができる。
標的システムの第1の実施の形態の構成例の正面図である。 標的システムの第1の実施の形態の構成例の側面図である。 標的システムの第2の実施の形態の構成例の正面図である。 標的システムの第2の実施の形態の構成例の側面図である。 標的システムの第3の実施の形態の構成例の側面図である。 標的システムの第4の実施の形態の構成例の正面図である。 標的システムの第4の実施の形態の構成例の側面図である。 標的システムの第4の実施の形態の構成例の側面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2を参照して、本発明を適用した標的システムの第1の実施の形態の構成例について説明する。図1には、標的システムの正面図が示されており、図2には、標的システムの側面図が示されている。
図1および図2に示すように、標的システム11は、ノート型パーソナルコンピュータ12および標的装置13が組み合わされて構成される。ノート型パーソナルコンピュータ12および標的装置13は、図示しない通信ケーブルを介して、または、無線通信を利用して接続される。
ノート型パーソナルコンピュータ12は、CPU(Central Processing Unit)やメモリなどを内蔵する本体部21、および、液晶パネルなどの表示部を有するモニタ部22を備え、本体部21に対してモニタ部22が開閉可能に構成されている。そして、ノート型パーソナルコンピュータ12において射的用のアプリケーションソフトウェア(プログラム)が実行されると、モニタ部22には、ユーザが射的を行う際の目標となる標的が描画された標的画像23が表示される。
標的装置13は、ユーザにより標的画像23に向かって発射されたBB弾を回収する回収機構、および、BB弾が着弾した位置を検出するための信号を出力する機能を備えている。標的装置13は、装置本体31および収納部32が連結されて構成されており、ノート型パーソナルコンピュータ12の本体部21の上方に配置するための脚部33に装置本体31が載置されて固定される。また、装置本体31は、ノート型パーソナルコンピュータ12のモニタ部22の前方に配置され、収納部32は、ノート型パーソナルコンピュータ12のモニタ部22の後方に配置される。
装置本体31は、直方体の形状をした箱であり、その筐体の前方および後方が開口している。即ち、装置本体31は、上面板31a、下面板31b、右側面板31c、および左側面板31dにより筐体の上下面および左右面が構成されている。そして、装置本体31の内部には、標的板41および反射板42が配置されており、標的板41の背面に衝撃センサ43−1乃至43−4が取り付けられるとともに、標的板41の背後側の空間に信号処理基板44が設置されている。
標的板41は、装置本体31の内部においてモニタ部22の前面側、即ち、モニタ部22に表示される標的画像23に対して射的を行うユーザ側に配置される透明な板状の部材である。また、標的板41は、その下側が前方に傾斜するように固定される。標的板41としては、例えば、厚さ2mmのポリカーボネートなどの透明な素材が使用され、ユーザは、透明な標的板41を介して標的画像23を視認することができる。
反射板42は、装置本体31の内部において標的板41の上方に配置される透明な板状の部材であり、その下側が前方に傾斜するように固定される。反射板42としては、例えば、厚さ2mmのポリカーボネートなどの透明な素材が使用される。
ここで、標的板41および反射板42は、正面側から背面側の上方に向かって間隔が狭まるような傾斜角度で装置本体31の内部に固定される。具体的には、標的板41は、装置本体31の上側から下側に向かうに従い背面側から正面側に向かうように、装置本体31の下面板31bに対して傾斜角度63°となるように固定される。また、反射板42は、装置本体31の上側から下側に向かうに従い背面側から正面側に向かうように、装置本体31の上面板31aに対して傾斜角度22°となるように固定される。なお、標的板41および反射板42の傾斜角度は、開口部45から入射したBB弾が標的板41および反射板42の間で反射することによって、標的板41よりも上側に設けられた開口部47に案内されて、収納部32に導入されるように設定されている。
標的板41は、前方側にある下端が、装置本体31の下面板31bに接するように配置され、後方側にある上端が、装置本体31の上面板31aから所定の間隔を設け、かつ、ノート型パーソナルコンピュータ12のモニタ部22よりも高くなるように配置されて固定される。また、反射板42は、前方側にある下端が、標的板41の上端より若干低くなる高さで、装置本体31の前面に略一致するように配置され、後方側にある上端が、装置本体31の上面板31aからBB弾が通過可能となる程度の間隔を設けて配置されて固定される。
このように反射板42が固定されることで、装置本体31の前方の開口部は、反射板42の下方に設けられる開口部45と、反射板42の上方に設けられる開口部46とに分けられることになる。同様に、装置本体31の後方の開口部は、反射板42の下方に設けられる開口部47と、反射板42の上方に設けられる開口部48とに分けられることになる。
従って、図2において一点鎖線で示されているBB弾の経路のように、開口部45を通過して装置本体31に入ったBB弾は、標的板41および反射板42の間で跳ね返った後、開口部47を通過して収納部32に導入される。また、開口部46を通過して装置本体31に入ったBB弾は、反射板42および上面板31aの間で跳ね返った後、開口部48を通過して収納部32に導入される。つまり、標的装置13には、標的板41および反射板42の間に設けられ、標的板41で反射したBB弾を収納部32に導入するための導入口となる開口部45と、反射板42および上面板31aの間に設けられ、反射板42の上面で反射したBB弾を収納部32に導入するための導入口となる開口部46とが設けられている。
衝撃センサ43−1乃至43−4は、標的板41の四隅の近傍にそれぞれ装着され、ユーザが射的を行うことにより標的板41にBB弾が着弾することで発生する衝撃波(加速度の変化)を検出し、その衝撃波を表す信号である衝撃波信号を信号処理基板44に出力する。なお、本願において、衝撃波とは、標的板41にBB弾が着弾して跳ね返ることによって、瞬間的な力が標的板41に加わることにより発生し、物体および空気を伝わる振動のことを指すものとする。
信号処理基板44は、衝撃センサ43−1乃至43−4から出力される衝撃波信号それぞれに対する信号処理を行い、図示しない通信ケーブルを介して、信号処理を施した信号をノート型パーソナルコンピュータ12に供給する。例えば、信号処理基板44は、衝撃波信号を増幅して全波整流し、その振幅のピーク値を保持したピークホールド信号を出力したり、ピークホールド信号を積分して得られる信号が基準値以上となったタイミングを示す衝撃波検出時刻信号を出力する。
収納部32は、2つの取付金具51−1および51−2を利用して、装置本体31の背面の上側部分に着脱可能に取り付けられる。例えば、取付金具51−1および51−2の先端には下方に向かって突出する突起部が形成されており、取付金具51−1および51−2の突起部が、装置本体31の上面板31aに形成されている穴部に係合することにより、収納部32が装置本体31に取り付けられる。なお、取付金具51−1および51−2の取付位置は調整可能とされており、モニタ部22の厚みに応じて適切な長さで収納部32の前方に突出するように取付金具51−1および51−2の取付位置が調整される。
また、収納部32の前方の側面を構成する前側面板32aには、クッション材52が貼着されており、収納部32が装置本体31に取り付けられた状態で、クッション材52がモニタ部22の背面に当接する。
収納部32の内部には、反射板53が傾斜した状態で固定されており、反射板53と前側面板32aとの間には、BB弾が通過可能な間隔54が設けられる。そして、開口部47または開口部48を通過して収納部32に導入されたBB弾は、収納部32の内部において複数回の反射を繰り返すことにより運動エネルギーが減衰し、反射板53と前側面板32aとの間の間隔54を通過して、反射板53の下方の空間に収納される。
また、収納部32の右方の側面を構成する右側面板32bには取り出し口55が形成されており、取り出し口55は、回転スライド部56が回転することにより開閉可能とされている。つまり、収納部32の内部に収納されたBB弾は、回転スライド部56を回転させて取り出し口55を開放することにより、取り出し口55から取り出すことができる。
以上のように構成されている標的システム11では、標的装置13の装置本体31の背後に配置されているノート型パーソナルコンピュータ12のモニタ部22に表示される標的画像23を、透明な標的板41を介してユーザが視認して射的を行うことができる。これにより、標的システム11では、様々な種類の標的画像23(例えば、異なる大きさの標的が表示される標的画像や、標的が移動するように表示される標的画像など)をモニタ部22に表示して、ユーザに射的を行わせることができる。
また、ノート型パーソナルコンピュータ12は、信号処理基板44から供給される衝撃波検出時刻信号に基づいて、BB弾が標的板41に着弾した着弾位置を算出し、標的画像23における着弾位置に対応する箇所に、図1において黒丸で表されるように着弾マークを表示させる。このように、標的システム11では、射的を行うたびに標的画像23に着弾マークが表示されるので、ユーザは、よりリアルで臨場感のある射的を体験することができ、次の射的の照準修正を自然に行うことができる。
さらに、標的システム11では、標的装置13によりBB弾を回収することができるので、煩わしいBB弾の回収を不要にすることができる。なお、図2では、開口部45の中央を通過するBB弾の経路のみが表示されているが、開口部45の上端近傍および下端近傍を通過するBB弾についても、標的板41および反射板42の間で跳ね返って確実に収納部32に収納することができる。また、図2に示されているBB弾の経路は、例えば、所定の傾斜角度で固定されたポリカーボネート製の板に対する射的を、傾斜角度を変えながら繰り返し行って求められたBB弾の跳ね返り角度に基づくものである。
また、ノート型パーソナルコンピュータ12は、信号処理基板44から供給されるピークホールド信号に基づいて、BB弾が標的板41に着弾した際の弾速およびエネルギーを求めて、図示しないが、モニタ部22に表示することができる。このように、標的システム11では、弾速およびエネルギーをモニタ部22に表示することで、よりユーザの利便性を高めることができる。なお、弾速およびエネルギーのいずれか一方が表示されるようにしてもよい。
なお、収納部32は、図2に示されている構成に限られるものではなく、例えば、枠部と布とを組み合わせて折り畳み可能に構成してもよい。また、収納部32の内部に、BB弾の運動エネルギーを低減させるための布を垂下させてもよい。
次に、図3および図4を参照して、本発明を適用した標的システムの第2の実施の形態の構成例について説明する。図3には、標的システムの正面図が示されており、図4には、標的システムの側面図が示されている。
図3および図4に示すように、標的システム11Aは、図1および図2を参照して説明した標的システム11と同様に、ノート型パーソナルコンピュータ12および標的装置13Aが組み合わされて構成される。
標的装置13Aは、装置本体31’および収納部32が連結されて構成されており、装置本体31’が、図1および図2の装置本体31と異なる構成とされている。なお、以下適宜、標的システム11と共通する構成については詳細な説明を省略する。
標的装置13Aでは、装置本体31’が、前方側の上部に前側面板31eを備えているとともに、反射板42の前方側の下端が前側面板31eの下端に接し、反射板42の後方側の上端が装置本体31の上面板31aに接するように配置されて反射板42が固定されている点で、標的装置13の装置本体31と異なる構成とされている。
即ち、標的装置13では、開口部45および開口部46が設けられていたのに対し、標的装置13Aでは、開口部45だけが設けられた構成とされている。また、標的装置13Aでは、反射板42の上方の空間に信号処理基板44が配置されている。
このように構成されている標的装置13Aを用いた標的システム11Aにおいても、標的システム11と同様に、開口部45を通過して標的装置13Aに入ったBB弾を回収することができるとともに、ユーザは、装置本体31’の背後に配置されているノート型パーソナルコンピュータ12のモニタ部22に表示される標的画像23を視認して射的を行うことができる。
次に、図5を参照して、本発明を適用した標的システムの第3の実施の形態の構成例について説明する。図5には、標的システムの側面図が示されている。
図5に示すように、標的システム11Bは、標的装置13Bおよびモニタ14が組み合わされて構成される。モニタ14は、図示しないパーソナルコンピュータに接続されており、パーソナルコンピュータから出力される標的画像23(図1)を表示する。
標的装置13Bは、装置本体31’および収納部32’が連結されて構成されており、装置本体31’の背面に直接的に収納部32’が配置されている。即ち、標的システム11では、標的装置13が装置本体31および収納部32によりモニタ部22を挟み込むように構成されていたのに対し、標的システム11Bは、装置本体31および収納部32の間に挟み込めないような大きさのモニタ14を使用する場合の構成とされる。
装置本体31’は、図3および図4に示した標的装置13Aの装置本体31’と同様に構成されている。
収納部32’は、上述の収納部32と異なり、装置本体31’と略同一の高さとなるように形成されている。また、収納部32’は、背面側に配置されるモニタ14をユーザが視認することができるように、少なくとも前側面板32a、後側面板32c、および反射板53が透明な部材により構成されている。
このように構成される標的システム11Bにおいても、標的システム11と同様に、開口部45を通過して標的装置13Bに入ったBB弾を回収することができるとともに、ユーザは、標的装置13Bの背後に配置されているモニタ14に表示される標的画像23を視認して射的を行うことができる。
次に、図6および図7を参照して、本発明を適用した標的システムの第4の実施の形態の構成例について説明する。図6には、標的システムの正面図が示されており、図7には、標的システムの側面図が示されている。
図6および図7に示すように、標的システム11Cは、装置本体61の側面に収納ケース62が装着される標的装置13Cにより構成される。
装置本体61の内部には、標的システム11と同様に、標的板41および反射板42が配置されており、標的板41の背面に衝撃センサ43−1乃至43−4が取り付けられるとともに、信号処理基板44が配置されている。
また、装置本体61は、筐体71、的紙72、背面板73、反射板74、保護反射板75、および傾斜面76を備えて構成される。
筐体71は、上面板71a、下面板71b、右側面板71c、および左側面板71dにより上下面および左右面が構成されるとともに、前面側の上部に前側面板71eが設けられ、後面側の上部に後側面板71fが設けられている。そして、筐体71の前側面板71eの下方に開口部45が設けられている。また、筐体71の背面側の開口部には、的紙72の標的が標的装置13Cの正面側を向くように、筐体71との間で的紙72を挟み込むようにして背面板73が装着される。
的紙72には、例えば、直径の異なる複数の輪が同心円となるように配置された標的が描かれており、標的装置13Cでは、図1のようなモニタ部22の標的画像23に替えて、的紙72の標的を狙って射的が行われる。
背面板73は、筐体71に対して着脱可能とされており、射的競技に応じて的紙72を容易に交換することができる。なお、図8を参照して後述するように、的紙72を取り外して使用する際に、標的装置13Cの背後に配置されるモニタ部22をユーザが視認可能となるように、背面板73には、例えば、ポリカーボネートなどの透明な素材が使用される。
反射板74は、筐体71の後方側の上端に所定の傾斜角度となるように、例えば、クッション材を介して貼着されており、標的板41および反射板42の間を反射して反射板74に向かってくるBB弾を反射板42および上面板71aの間の空間に向かって反射する。即ち、装置本体61では、標的板41と反射板42の傾斜角度が、正面側の開口部45から入射したBB弾が標的板41および反射板42の間で反射することによって、反射板42と上面板71aとの間に設けられた領域の入口(例えば、図7において、標的板41および反射板42の間隔が最も狭まる隙間)にBB弾を案内するように設定されており、標的板41および反射板42により案内されたBB弾が反射板74により反射される。
保護反射板75は、ポリカーボネート製の板であり、反射板74で反射して反射板42および上面板71aの間の空間に導かれたBB弾の衝撃を受け止めて反射する。保護反射板75で反射したBB弾は、反射板42および上面板71aと、保護反射板75との間で反射を繰り返すことによりエネルギーが低減した後、反射板42の上面を転がって保護反射板75の下方の隙間を通過する。また、保護反射板75は、BB弾から信号処理基板44を保護するために、前側面板71eの内側に固定されている信号処理基板44の近傍に配置される。
傾斜面76は、図6に示すように、筐体71の左側から右側に向かって下るような傾斜で、即ち、収納ケース62に向かってBB弾が転がるような傾斜で、筐体71の前側面板71eの内側に配置されている。また、傾斜面76の右端は、筐体71の右側面板71cに形成されている取り出し口55の下辺に一致するように配置されている。
筐体71の右側面板71cには、取付金具を利用して収納ケース62が着脱可能に装着されており、傾斜面76を転がって取り出し口55を通過したBB弾が収納ケース62の内部に収納される。
このように構成されている標的システム11Cにおいて、ユーザは、透明な標的板41を介して、装置本体61の背面に装着される的紙72の標的を視認しながら射的を行うことができる。そして、標的システム11Cでは、開口部45を通過して標的装置13Cの装置本体61に入ったBB弾は、標的板41および反射板42の間で跳ね返った後、反射板74において反射することにより反射板42および上面板71aの間の空間に導入される。そして、反射板42および上面板71aの間の空間において反射を繰り返すことによりBB弾の運動エネルギーが低減し、傾斜面76を転がって収納ケース62に収納することができる。
また、標的装置13Cでは、図7に示すように、標的板41および反射板42の間で少なくとも3回跳ね返ることにより、標的板41および反射板42の間隔を通過して反射板74に向かうような経路で、BB弾が、反射板42および上面板71aの間の空間に導入される。なお、開口部45の上端近傍および下端近傍を通過するBB弾についても、標的板41および反射板42の間で少なくとも3回跳ね返った以降は、図7に示すのとほぼ同じような経路となる。
次に、図8には、標的システム11Cをノート型パーソナルコンピュータ12と組み合わせて使用する際の構成が示されている。
図8に示すように、標的システム11Cをノート型パーソナルコンピュータ12と組み合わせて使用する際には、図7の的紙72が取り外され、ノート型パーソナルコンピュータ12のモニタ部22の前方に標的システム11Cが配置される。また、図8に示すように、筐体71の上面板71aに沿って前方に延在するように、例えば、ポリカーボネートなどの透明な素材が使用される庇部材63が、標的装置13Cに装着される。
このように、標的システム11Cをノート型パーソナルコンピュータ12と組み合わせて使用することにより、図1および図2を参照して説明したように、標的画像23における着弾位置に対応する箇所に着弾マークを表示させて射的を行わせることができる。
また、標的システム11Cでは、ノート型パーソナルコンピュータ12のモニタ部22の前方に標的板41および背面板73が配置されることになり、モニタ部22が二重に保護されるので、モニタ部22に向かって射的を行うユーザに安心感を与えることができる。なお、図5に示したようなモニタ14と組み合わされて使用される場合には、背面板73を、モニタ14を保護することができる大きさのものに付け替えてもよい。
また、筐体71は、例えば、プラスチック製とすることができ、筐体71の両側の内側面に標的板41や反射板42などの位置に応じて溝を形成して、この溝により標的板41や反射板42を両側から支持するように構成されている。また、例えば、左側面板71dは、標的板41を支持する部分を取り外すことができるように構成されており、その部分を取り外した状態で標的板41を左側に抜き出すことにより、標的板41を交換可能とすることができる。なお、標的板41以外の反射板42などは取り外す必要がなく固定されている。
さらに、衝撃センサ43−1乃至43−4は、図示しないクッション材を介して背面側からL字形状の固定治具を利用して標的板41の背面に押し付けられるように固定されている。衝撃センサ43−1乃至43−4と固定治具との間のクッション材は両面テープとされ衝撃センサ43−1乃至43−4および固定治具の両方に貼着され、衝撃センサ43−1乃至43−4と標的板41との間のクッション材は片面テープとされ衝撃センサ43−1乃至43−4に貼着される。そして、筐体71の右側面板71cおよび左側面板71dに固定治具を取り付けるために固定治具に形成される取付穴は長穴とされ、標的板41を交換するときには、衝撃センサ43−1乃至43−4を長穴に沿って後方にスライドさせることにより、標的板41から衝撃センサ43−1乃至43−4を若干離すことができる。
また、筐体71を透明な樹脂により構成することで、筐体71の内部におけるBB弾の動きをユーザが確認することができ、標的装置13CによりBB弾を確実に回収することができるような射撃方向などをユーザが把握することができるようになるため、標的システム11Cを使用する際の安全性を向上させることができる。
なお、標的システム11Cにおいて、装置本体61の側面に収納ケース62を装着する構成を採用する他、例えば、収納ケース62を装着せずに、取り出し口55に対して回転スライド部56(図2)を取り付け、反射板42および上面板71aの間の空間にBB弾が溜まるような構成を採用してもよい。
さらに、標的システム11Cでは、標的板41を、衝撃センサ43−1および43−2より若干上側の部分で分割して、2枚の板が連続して配置されるような構成とすることができる。つまり、衝撃センサ43−1乃至43−4が取り付けられる部分の周囲の構造(例えば、角部からの間隔)が、それぞれ同様の構造となるようにすることができる。これにより、衝撃センサ43−1乃至43−4の検出値への構造による影響が均一化され、着弾位置を安定的に検出することができるとともに、標的板41が傷んだ際に交換する部分を小面積化することができる。
なお、上述した各実施の形態では、射的を行う際にノート型パーソナルコンピュータ12のキーボードやタッチパッドなどを操作することはできないため、ワイヤレス通信の可能なマウスを使用してノート型パーソナルコンピュータ12に対する操作が行われる。そして、例えば、標的システム11から10m程度離れた位置から射的を行う場合、ノート型パーソナルコンピュータ12のモニタ部22に、射的競技の開始を指示するスタートボタンや、競技結果をクリアするリセットボタンなどのユーザインタフェースを拡大表示させることができ、ユーザは、その位置からワイヤレス通信の可能なマウスを使用して操作を行うことができる。
なお、標的板41の材質やサイズによっては、衝撃波を検出する検出手段として、衝撃センサ43に替えて、衝撃波により発生する音響を検知する音響センサを用いることができる。また、音響センサを用いる場合には、例えば、図1に示すように標的板41に衝撃センサ43を直接的に取り付けるのではなく、標的板41から僅かに離れた位置に音響センサが保持される構成が採用される。つまり、標的装置13では、標的板41に対して直接的に衝撃センサ43が固定される他、標的板41の近傍に音響センサを固定した構成とすることができる。
さらに、標的システム11は、装置本体31内の標的板41の背後の位置に、標的画像23を表示可能な表示手段を内蔵した構成とすることができ、これにより、ノート型パーソナルコンピュータ12に接続することなく標的装置13単独で使用することができる。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 標的システム, 12 ノート型パーソナルコンピュータ, 13 標的装置, 21 本体部, 22 モニタ部, 23 標的画像, 31 装置本体, 32 収納部, 33 脚部, 41 標的板, 42 反射板, 43−1乃至43−4 衝撃センサ, 44 信号処理基板, 45乃至48 開口部, 51−1および51−2 取付金具, 52 クッション材, 53 反射板, 54 間隔, 55 取り出し口, 56 回転スライド部

Claims (7)

  1. 少なくとも正面に、ソフトエアガンにより発射された弾丸を内部に導入する開口部が形成された筐体と、
    前記筐体の上側から下側に向かうに従い背面側から正面側に向かう傾斜角度で、前記筐
    体の内部に配置された標的板と、
    前記標的板で反射した前記弾丸を収容する収容部と、
    前記標的板との間隔が前記筐体の正面側から背面側の上方に向かって狭まる傾斜角度で配置された反射板と
    を備え、
    前記標的板は、透明な部材により構成されており、
    前記標的板と前記反射板の傾斜角度は、正面側の前記開口部から入射した前記弾丸が前記標的板および前記反射板の間で反射することによって、前記反射板と前記筐体の上面板との間に設けられた領域の入口に案内されるように設定されている
    標的システム。
  2. 前記標的板と前記反射板の傾斜角度は、水平に入射した前記弾丸を前記標的板が前記反射板に向けて反射し、前記反射板が、前記標的板により反射された前記弾丸を前記標的板に向けて反射し、前記標的板が、前記反射板により反射された前記弾丸を、前記収容部の入口に案内するように設定されている
    請求項1に記載の標的システム。
  3. 前記標的板またはその近傍の複数箇所に固定され、前記弾丸が前記標的板に着弾したときの衝撃波を検出する検出手段を
    さらに備える請求項1または2に記載の標的システム。
  4. 前記標的に対応する標的画像を表示するとともに、前記検出手段により検出された衝撃波に基づいて算出される前記標的板に前記弾丸が着弾した着弾位置を前記標的画像上に表示する表示手段を
    さらに備える請求項3に記載の標的システム。
  5. 前記表示手段には、前記検出手段により検出された衝撃波に基づいて算出される前記標的板に前記弾丸が着弾したときの速度およびエネルギーのうちの少なくとも一方が表示される
    請求項4に記載の標的システム。
  6. 記筐体の背面を構成する背面板は、透明な部材により構成されている
    請求項1乃至5のいずれかに記載の標的システム。
  7. 前記収容部は、前記筐体の側面に配置されており、
    前記反射板と前記筐体の上面板との間に設けられた領域内に導入された前記弾丸が、前記収容部が配置されている側面側に向かって転がるように傾斜する傾斜面が設けられている
    請求項1乃至6のいずれかに記載の標的システム。
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