JP6105783B1 - カップ状容器の保持治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持部分の径の異なったカップ状容器を空転させずに保持でき、かつ、保持中のカップ状容器の中心位置を安定させることが可能なカップ状容器の保持治具を提供する。【解決手段】複数の保持片により構成されるとともに、カップ状容器を嵌合した際に複数の保持片が協働してカップ状容器の内周面に当接するように形成された保持部14と、複数の保持片を径方向に移動可能に支持する基台12と、複数の保持片をそれぞれ基台の径方向外向きに常時付勢するとともに、カップ状容器の嵌合に伴う複数の保持片それぞれの基台の径方向内向きへの移動を可能とする付勢手段とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、カップ状容器の保持治具に関し、さらに詳細には、加工、搬送、その他の取り扱いの際にカップ状容器を保持するためのカップ状容器の保持治具に関する。
従来より、カップ状容器の加工、搬送など取り扱いの際に、カップ状容器を保持するための保持治具として、例えば、特許文献1に開示された技術が知られている。この特許文献1には、カップ状容器にシュリンクラベルを装着するための装置において、空のカップ状容器を上下反転した状態(つまり、開口部を下にした状態である。)で保持するための保持治具が開示されている。こうした保持治具は、カップ状容器の開口および開口部近傍に合致する形状の剛体からなるものである。
しかしながら、特許文献1に開示された保持治具では、例えば、シュリンクラベルを仮止めする際などに、シュリンクラベルが嵌挿されたカップ状容器の所定の位置に熱風を均一に当てるために保持治具が自転する構成となっているため、保持治具におけるカップ状容器を保持する部分の径が、カップ状容器の開口部の径よりも小さいサイズの場合には、カップ状容器が空転して保持治具とともに回転することができず、カップ状容器の所定の位置に熱風を均一に当てることができなかった。
このため、カップ状容器の開口部の径の大きさに合わせて、保持治具を取り換えていたが、こうしたシュリンクラベルを装着する装置では、搬送コンベア上にカップ状容器を保持するための保持治具が数百個など多数設けられる場合があり、保持治具を取り換える作業が作業者の大きな負担となっていた。
特許文献2には、カップ状容器たる紙コップの底部を保持して次工程へ搬送する搬送装置に備えられた保持治具が開示されている。この保持治具は、紙カップの底部胴壁の外面に接触する一対の固定爪と、バネの付勢力によりそれぞれ当該固定爪に当接するよう配設された一対の移動爪とを備えて構成されており、固定爪と移動爪との間に紙カップの底部胴壁を挟んで紙カップを保持する構成となっている。
しかしながら、特許文献2に開示された保持治具は、バネによる付勢力によって移動爪が固定爪を押圧する力により紙コップの底部胴壁を固定爪と移動爪とにより挟むことで紙コップを保持するため、底部胴壁の外径が一対の固定爪間の間隔よりも小さな紙コップに対しては、当該紙コップの中心位置が安定せず、これを、例えば、自転などの動きを伴う治具に適用すると、治具の自転に伴い紙コップを保持することができなくなるおそれがある。
特開2002−46715号公報 特開平1−40667号公報
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、保持部分の径の異なったカップ状容器を空転させずに保持でき、かつ、保持中のカップ状容器の中心位置を安定させることが可能なカップ状容器の保持治具を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明による保持治具は、複数の保持片により構成されるとともに、カップ状容器を嵌合した際に上記複数の保持片が協働して上記カップ状容器の内周面に当接するように形成された保持部と、支柱を有し、上記複数の保持片を上記支柱を中心に径方向に移動可能に支持する基台と、上記複数の保持片をそれぞれ上記基台の径方向外向きに付勢する付勢手段とを有し、上記複数の保持片はそれぞれ、上記カップ状容器の嵌合に伴って、上記付勢手段による付勢力に抗して上記基台の径方向内向きへ移動するようにしたものである。
また、本発明による保持治具は、上記付勢手段は弾性部材であり、上記基台および上記保持片の少なくともいずれか一方には、上記弾性部材の付勢方向長さの少なくとも一部を収容可能な凹部が形成されているようにしたものである。
また、本発明による保持治具は、上記複数の保持片のうちの少なくとも1つの保持片を、上記基台において移動可能に支持するための支持部材をさらに備え、上記少なくとも1つの保持片における上記支持部材による支持点と、上記付勢手段による付勢点とが、いずれも上記基台の周方向に関して保持片の両端から等距離となる位置に配置されているようにしたものである。
本発明では、付勢手段が、複数の保持片を基台の径方向外向きに常時付勢するとともに、カップ状容器の嵌合に伴う複数の保持片の径方向内向きへの移動を可能とするので、カップ状容器を嵌合させるだけで保持部の形状をカップ状容器の内部形状に追従させることができ、しかも、付勢が基台を基礎として行われるので、嵌合時の保持片の表面の位置が周方向に関して概ね均一となる。従って、保持部分の径が異なったカップ状容器を空転させずに保持でき、かつ、カップ状容器の中心位置を安定させることができるという優れた効果を奏する。
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態によるカップ状容器の保持治具の概略構成斜視図であり、また、図1(b)は、図1(a)のA矢視図である。 図2(a)は、図1(a)のB矢視図であり、また、図2(b)は、図1(a)のI−I線断面図である。 図3(a)は、基台の概略構成図であり、また、図3(b)は、保持部を形成する保持片の断面図であり、また、図3(c)は、図3(b)の一対の貫通孔の近傍を拡大した拡大図であり、また、図3(d)は、保持片を基台に取り付けるためのネジの概略構成図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態によるカップ状容器の保持治具を備えたライン装着装置の概略構成図である。 図5(a)(b)(c)は、図4のライン装着装置におけるカップ装着手段によって、本発明の第1の実施の形態によるカップ状容器の保持治具にカップ状容器を保持する工程を説明する説明図である。 図6(a)は、本発明の第2の実施の形態によるカップ状容器の保持治具の概略構成斜視図であり、また、図6(b)は、図6(a)のC矢視図である。 図7(a)は、図6(b)のD矢視図であり、また、図7(b)は、図6(b)のII−II線断面図である。 図8は、基台の平面図である。 図9(a)は、ベース部材の平面図であり、また、図9(b)は、図9(a)のIII−III線断面図であり、また、図9(c)は、上方部材の側面図であり、また、図9(d)は、図9(c)のE矢視図であり、また、図9(e)は、図9(d)のIV−IV線断面図であり、また、図9(f)は、保持片を基台に取り付けるためのネジの概略構成図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態によるカップ状容器の保持治具を備えた計数スタッカーの概略構成図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるカップ状容器の保持治具の一例を詳細に説明するものとする。まず、図1乃至図3を参照しながら、本発明によるカップ状容器の保持治具の第1の実施の形態について説明する。
図1(a)(b)に示す保持治具10は、円板12a上に略円筒形状の支柱12bが設けられた基台12と、基台12の支柱12bにおいて、支柱12bを周方向で囲うように配設される保持部14とを有して構成されている。基台12および保持部14は、例えば、アルミニウムなどの金属材料により形成される。
基台12の円板12aは、XYZ直交座標系におけるXY方向に延在するように形成され、円板12aの底面12aaには円柱形の凹部16が形成されている。なお、この凹部16の上面16aには、支柱12bの下方側の開口部12b−2(後述する。)が形成されている(図2(b)を参照する。)。
基台12の支柱12bは、Z軸方向に延長して配設されており、このとき、基台12の中心軸O1と支柱12bの中心軸とが一致するとともに、この中心軸O1が円板12aの中心を通るように配設される。なお、支柱12bのZ軸方向の長さについては、例えば、保持するカップ状容器に基づいて適宜に設定される。
支柱12bは、上方側の開口部12b−1と下方側の開口部12b−2とが連通した、内部が中空の略円筒形状に形成されている。この支柱12bには、保持部14(より詳細には、後述する4つの保持片14−1である。)をネジ20を介して移動可能に固定するための一対のネジ孔18a、18bと、保持部14を構成する各保持片(つまり、後述する4つの保持片14−1である。)を所定の方向に付勢するためのバネ28を収容する一対の凹部22a、22bとを、周方向に4組備えている。ネジ孔18aとネジ孔18bとは、長さL1だけ間隔を空けて形成される(図3(a)を参照する。)。凹部22aと凹部22bとは、長さL2だけ間隔を空けて形成される(図3(a)を参照する。)。ネジ孔18a、凹部22a、凹部22b、ネジ孔18bはZ軸方向に沿って一直線上に形成されている。
保持部14は、Z軸方向の長さが支柱12bの長さと略一致した略円筒形状に形成され、径の小さい上方領域と、上方領域より径の大きい下方領域とを有して形成されている。この上方領域と下方領域との間には、上方領域および下方領域の径の差に起因する段差が形成されている。また、上方領域および下方領域はともに、上方側に向かって径が小さくなるテーパー形状に形成されている(図1(b)を参照する。)。また、保持部14は、互いに同一形状に成型された4つの保持片14−1から構成されており、4つの保持片14−1は、支柱12bの周方向に沿って間隔g1を空けて並設される(図2(a)を参照する。)。
保持片14−1は、ネジ20を挿入するための一対の貫通孔24a、24bと、保持片14−1を付勢するバネ28を収容する一対の凹部26a、26bとを備えている(図3(b)を参照する。)。保持片14−1における貫通孔24a、24b(ネジ20による支持点)および凹部26a、26b(バネ28による付勢点)は、いずれも基台12の周方向に関して(つまり、平面視において)保持片14−1における両端から等距離となる位置に設けられている。
貫通孔24a、24bは、保持部14の外周面を形成する外側面14−1b側に形成され、ネジ20のネジ軸20aおよびネジ頭20bが挿入可能な径を備えた大径部24a−1、24b−1と、保持部14の内周面を形成する内側面14−1a側に形成され、ネジ20のネジ軸20aのみが挿入可能な径を備えた小径部24a−2、24b−2とを備えている(図3(c)を参照する。)。
また、貫通孔24a、24bにネジ20が挿入されて、保持片14−1が支柱12bに固定される際に、支柱12bに設けられた凹部22aと対向する位置に凹部26aが形成され、凹部22bと対向する位置に凹部26bが形成される。従って、貫通孔24a、凹部26a、凹部26b、貫通孔24bはZ軸方向に沿って一直線上に形成されている。
なお、ネジ20は、ネジ軸20aの径よりも大きな径のネジ頭20bを備えており、ネジ軸20aには、ネジ山が形成された固定部20a−1と、ネジ山が設けられていない非固定部20a−2とを備えている(図3(d)を参照する。)。
以上の構成において、基台12に保持部14を取り付ける際には、まず、支柱12bの凹部22a、22bにそれぞれバネ28の一方の端部側を収容した状態とし、次に、保持片14−1に形成された凹部26a、26bにそれぞれバネ28の他方の端部側を収容する。なお、バネ28は、圧縮コイルバネである。
その後、貫通孔24aにネジ20を挿入して、ネジ20のネジ軸20aの固定部20a−1をネジ孔18aに螺合するとともに、貫通孔24bにネジ20を挿入して、ネジ20のネジ軸20aの固定部20a−1をネジ孔18bに螺合する。これにより、保持片14−1が基台12の支柱12bに取り付けられる。
このとき、保持片14−1は、バネ28の付勢力によって、基台12の中心軸O1から支柱12bの外周面12baに向かう方向(以下、「基台12の中心軸O1から支柱12bの外周面12baに向かう方向」を、「基台12の径方向外向き」と適宜に称する。)に付勢されるが、一対の貫通孔24a、24bの小径部24a−2、24b−2にネジ頭20bが当接する。このため、保持片14−1は、ネジ20によって支柱12bに固定された際に、バネ28により、基台12の径方向外向きに付勢されて、支柱12bの外周面12baとの間に間隔g2が形成される。
他方、保持片14−1は、外部からの力により、バネ28の付勢力に抗して、非固定部20a−2に沿って容易に移動することが可能となる。
このため、保持治具10では、保持部14を構成する4つの保持片14−1がそれぞれ、所定の範囲で基台12の径方向(つまり、基台12の径方向外向きおよびその逆方向の径方向内向き、即ち、支柱12bの外周面12baから基台12の中心軸O1に向かう方向)に移動可能に配設されることとなる。また、このように基台12に取り付けられた状態の保持片14−1が、ネジ頭20bとの当接点を支点として図2(a)における矢印S方向に揺動できるように、ネジ20の非固定部20a−2と、保持片14−1の小径部24a−2との間には、所定の遊びが設けられている。
なお、この保持部14が移動可能な所定の範囲は、ネジ20のネジ軸20aにおける非固定部20a−2の長さ、凹部22a、22b、26a、26bの深さなどによって適宜に調整することが可能である。
次に、保持治具10を備えたラベル装着装置により、カップ状容器に対してシュリンクラベルを装着する手順について、図4および図5を参照しながら説明する。
ラベル装着装置100は、保持治具10によりカップ状容器Cを保持するとともに、保持したカップ状容器Cを搬送する搬送コンベア102と、搬送コンベア102の搬送方向の最も上流側に配設され、保持治具10にカップ状容器Cを保持させるカップ装着手段104と、カップ装着手段104よりも搬送方向の下流側に配設され、保持治具10に保持されたカップ状容器Cにシュリンクラベルを嵌挿するラベル嵌挿手段106と、ラベル嵌挿手段106よりも搬送方向の下流側に配設され、シュリンクラベルが嵌挿されたカップ状容器Cに対して熱風を吹きつける熱風ヒーター108と、熱風ヒーター108よりも搬送方向の下流側に配設され、シュリンクラベルが嵌挿されたカップ状容器Cを加熱するスチームヒーター110とを有して構成されている。なお、ラベル嵌挿手段106、熱風ヒーター108およびスチームヒーター110については、例えば、特許文献1に開示された技術を用いることができるため、その詳細な説明は省略することとする。
搬送コンベア102は、一定の間隔で複数の保持治具10が配設され、配設された保持治具10を所定の方向に搬送する。搬送コンベア102には、保持治具10を1つずつ固定するための回転テーブル(図示せず。)が多数配設されており、各回転テーブルの上面には永久磁石が配設されている。回転テーブルは、駆動部(図示せず。)の作用により、個別に回転駆動されるように構成されている。また、搬送コンベア102に配設された保持治具10には、基台12の円板12aに設けられた凹部16内に磁性を示す金属部材(図示せず。)が嵌合される。そして、この金属部材に永久磁石が吸着することにより、回転テーブル上に固定された保持治具10が回転する構成となっている。これにより、保持治具10は、保持したカップ状容器Cとともに自転することが可能となり、例えば、熱風ヒーター108において、シュリンクラベルが嵌挿されたカップ状容器Cは、その側面に熱風をカップ状容器の周方向に均一に吹き付けることができる。
さらに、金属部材および回転テーブルには、それぞれ支柱12bの下方側の開口部12b−2に連通する通孔(図示せず。)が設けられており、また、搬送コンベア102の容器排出箇所(図示せず。)には、正圧を供給するブロワが接続されており、これらにより、シュリンクラベル装着後のカップ状容器Cを保持治具10から取り外すことができるように構成されている。
カップ装着手段104は、図示しないブロワに接続されて負圧が供給される吸着アーム104aを備えており、この吸着アーム104aによりカップ状容器Cを保持治具10まで搬送し、搬送したカップ状容器Cを保持治具10に保持させる。即ち、カップ装着手段104は、空のカップ状容器Cの底部Cbを吸着アーム104aで吸引し、開口部Coを下方側に向けた状態でカップ状容器Cを保持治具10の真上まで移動する(図5(a)を参照する。)。次に、吸着アーム104aとともにカップ状容器Cを下降し、カップ状容器C内を保持治具10に嵌合させる(図5(b)を参照する。)。その後、吸着アーム104aによる吸引を停止するとともに吸着アーム104aを上昇して、カップ状容器Cを保持治具10に保持させる(図5(c)を参照する。)。
このとき、保持治具10は、保持部14を構成する4つの保持片14−1が保持治具10の基台12の径方向に移動可能に配設されているため、カップ状容器Cが保持治具10に嵌合されると、保持片14−1はそれぞれ、カップ状容器Cの形状および大きさに合わせて基台12の径方向内向きに移動するとともに、バネ28により基台12の径方向外向きに付勢され、4つの保持片14−1が協働してカップ状容器Cの内周面Ciに当接し、カップ状容器Cを保持治具10が確実に保持した状態となる。このため、保持治具10を備えたラベル装着装置100では、特許文献1に開示されたラベル装着装置と比較して、より多様なサイズの開口部のカップ状容器Cを保持可能となる。これにより、保持治具10を備えたラベル装着装置100では、カップ状容器Cを保持する保持治具を交換する頻度が低下し、作業者の負担を軽減することができるようになる。
以上において説明したように、本発明の第1の実施の形態によるカップ状容器の保持治具10は、基台12の支柱12bを中心として、4つの保持片により構成された略円筒形状の保持部14を配設するようにした。こうして基台12に支持された各保持片14−1は、支柱12bおよび保持片14−1に設けられた凹部22aおよび凹部26aと、凹部22bおよび凹部26bとにそれぞれ収容された2つのバネ28によって、基台12の径方向外向きに常時付勢されながら、基台12の径方向に移動可能に配設されるようにした。
これにより、本発明の第1の実施の形態によるカップ状容器の保持治具10においては、カップ状容器を嵌合するだけで保持部14の形状をカップ状容器の内部形状に追従させることができ、しかも、付勢が基台12を基礎として行われるので、嵌合時の保持片14−1の表面(つまり、外側面14−1bである。)の位置が周方向に関して概ね均一となる。従って、保持部分の径が異なったカップ状容器を空転させずに保持でき、かつ、カップ状容器の中心位置を安定させて脱落を抑制することができるようになる。このため、本発明の第1の実施の形態によるカップ状容器の保持治具10によれば、従来の技術によるカップ状容器を保持する治具と比較して、より多種類のカップ状容器を確実に保持することができるようになり、保持治具によりカップ状容器を保持するような種々の装置に対して用いることにより、作業者の作業負担を大きく軽減することができるようになる。
また、本発明の第1の実施の形態によるカップ状容器の保持治具10は、支柱12bに形成された凹部22aと保持片14−1に形成された凹部26aとにバネ28を収容するとともに、支柱12bに形成された凹部22bと保持片14−1に形成された凹部26bとにバネ28の付勢方向長さの少なくとも一部を収容するようにした(下記変形例(6)に記載の内容を含む)。これにより、例えば、支柱12bの外周面12baと保持片14−1の内側面14−1aとの表面にバネ28が配設された場合と比較して、バネ28の線同士の接触による反発力の比例限度を超えた増大が回避され、バネ28のストロークにわたる反発力が平準化される。
さらに、本発明の第1の実施の形態によるカップ状容器の保持治具10では、保持片14−1におけるネジ20(支持部材)による支持点と、バネ28(付勢手段)による付勢点とが、一直線上に配置されるようにした。さらに、ネジ20の非固定部20a−2と保持片14−1の小径部24a−2との間に、遊びを設けるようにした。これにより、カップ状容器を保持するための十分な付勢力を確保しつつ、嵌合の際の保持片14−1の揺動方向(図2(a)における矢印S方向)の動きを容易にし、嵌合を円滑にすることができる。このような支持点と付勢点の配置は、少なくとも1つの保持片14−1について実行されればよく、その限りにおいて所期の効果を得ることができる。
次に、図6乃至図9を参照しながら、本発明によるカップ状容器の保持治具の第2の実施の形態を説明する。図6に示す保持治具50は、Z軸方向に延在する支柱52bの中央部分に、XY平面に平行な円形のフランジ部52aが形成された基台52と、支柱52bを周方向に囲むようにしてフランジ部52a上に配設される保持部54とを有して構成されている。こうした基台52は、例えば、アルミニウムなどの金属材料により形成され、保持部54は、例えば、樹脂材料により形成される。
フランジ部52aは、基台52の中心軸O2上に中心が位置する円盤形状に形成されており、上面52aaには、保持部54を構成する各保持片(つまり、後述する保持片54−1である。)の下面に形成されたピン68(後述する。)が挿入される4つの溝56と、保持部54を構成する各保持片をネジ74を介して移動可能に固定するため4つの長孔58とが形成されている(図8を参照する。)。
即ち、この溝56は、フランジ部52aの上面52aaにおいて支柱52bの近傍に、支柱52bの各側面52b−1a(後述する。)の幅方向(つまり、Z軸方向と直交する方向である。)における中央位置にそれぞれ形成され、基台52の径方向(より詳細には、フランジ部52aの径方向である。)に延長して形成されている。なお、溝56は、フランジ部52aの下面52abまで貫通していない(図7(b)を参照する。)。長孔58は、溝56に隣接して形成されるとともに、溝56よりもフランジ部52aの外周側に形成され、基台52の径方向(つまり、フランジ部52aの径方向である。)に延長して形成される。なお、長孔58は、フランジ部52aの下面52abまで貫通している(図7(b)を参照する。)。長孔58は、フランジ部52aの下面52ab側に形成され、ネジ74のネジ軸74aおよびネジ頭74bが挿入可能な径を備えた大径部58−1と、フランジ部52aの上面52aaに形成され、ネジ74のネジ軸74aのみが挿入可能な径を備えた小径部58−2とを備えている。
支柱52bは、その中心軸が基台52の中心軸O2と一致し、フランジ部52aよりも上方側に形成された上部52b−1は略四角柱形状に形成されている。そして、この上部52b−1の各側面52b−1aにおいて、保持部54を構成する保持片(つまり、後述する保持片54−1である。)に形成された突出部78(後述する。)が挿入可能な孔部60が形成されている。
保持部54は、Z軸方向の長さが支柱52bの上部52b−1の長さと略一致するとともに、上方側に向かって径が小さくなるテーパー形状を備えた略円筒形状に形成されている(図7(b)を参照する。)。保持部54は、互いに同一形状に成型された4つの保持片54−1から構成されており、各保持片54−1は支柱52bの上部52b−1の4つの各側面52b−1aにおいて、隣り合う保持片54−1と間隔g3を空けて配設される(図7(a)を参照する。)。
保持片54−1は、内部が中空に形成されており、ベース部材62と上方部材64とにより形成されている。
ベース部材62は、上面62aから下面62bに貫通したネジ孔66がベース部材62の外周部分に沿って5つ形成されている(図9(a)(b)を参照する。)。このネジ孔66にはネジ72が挿入され、ネジ72がベース部材62上に載置された上方部材64のネジ孔76(後述する。)に螺合することにより、ベース部材62上に上方部材64が固定される。ベース部材62の下面62bには、保持片54−1が基台52に取り付けられた際に、フランジ部52aに形成された溝56に挿入されるピン68が形成されている。さらに、ベース部材62には、上面62a側に突出して形成され、ピン68よりも、保持部54の外周面を形成する外側面54−1a側において、フランジ部52aの長孔58から挿入されたネジ74を螺合可能な固定部70が設けられている。このピン68(バネ80による付勢点)と固定部70(ネジ74による支持点)とは、いずれも基台54の周方向に関して(つまり、平面視において)保持片54−1における両端から等距離となる位置に設けられており、基台54の径方向に沿って並設されている。
なお、このネジ74は、ネジ軸74aの径よりも大きな径のネジ頭74bを備えており、ネジ軸74aには、ネジ山が設けられた固定部74a−1と、ネジ山が設けられていない非固定部74a−2とを備えている(図9(f)を参照する。)。
そして、長孔58から挿入されたネジ74がベース部材62の固定部70に螺合すると、ネジ頭74bが長孔58の小径部58−2に当接するとともに、非固定部74a−2が小径部58−2内に位置する。そして、ベース部材62は、フランジ部52aの上面52aaにおいて、長孔58の延長方向に移動可能に配設されることとなる。このとき、ベース部材62のフランジ部52aにおける移動可能な範囲は、フランジ部52aの径方向における長孔58の長さによって決定される。従って、ベース部材62と上方部材64とにより構成される保持片54−1は、ベース部材62を介して、長孔58の延長方向に移動可能に配設されることとなる。
上方部材64には、ベース部材62のネジ孔66から挿入されたネジ72と螺合可能なネジ孔76が5つ設けられている(図9(d)を参照する。)。上方部材64は、保持部54の内周面を形成する内側面54−1b側に、支柱52bの上部52b−1の側面52b−1aに形成された孔部60に挿入可能な突出部78が形成されており、この突出部78は、内側面54−1bに対して垂直方向に所定の長さを有して形成されている。また、突出部78は、保持片54−1の内側面54−1bの両端部54−1bbから等距離となる位置に設けられている。このため、上方部材64がベース部材62に取り付けられた際には、突出部78は、ピン68および固定部70と基台54の径方向に沿って並設されている。
以上の構成において、基台52に保持部54を取り付ける際には、まず、上方部材64をベース部材62の上面62aに載置し、ベース部材62のネジ孔66を介して挿入したネジ72を上方部材64のネジ孔76に螺合することにより、ベース部材62に上方部材64を取り付けて、保持部54を構成する保持片54−1を作製する。次に、フランジ部52aの溝56内にバネ80を配置した後、保持片54−1を、フランジ部52aの上面52aa上に配置する。即ち、保持片54−1は、上方部材64に設けられた突出部78を、支柱52bの上部52b−1の側面52b−1aに設けられた孔部60に挿入するとともに、ベース部材62の下面62bに設けられたピン68を溝56に挿入することにより、基台52に組み付けられる。
そして、このとき、溝56内に配置されたバネ80は、溝56の延在方向(つまり、基台52の径方向である。)に伸縮可能なように、溝56におけるフランジ部52aの中心側に位置する側面とベース部材62の下面62bに設けられたピン68との間に配置され、バネ80は、ピン68を、フランジ部52aの中心から外周側に向かう方向(以下、「フランジ部52aの中心から外周側に向かう方向」を、「基台52の径方向外向き」と適宜に称する。)に付勢した状態とする。その後、フランジ部52aの下面52abから長孔58にネジ74を挿入して、ネジ74の固定部74a−1をベース部材62の固定部70に螺合する。これにより、保持片54−1がフランジ部52aの上面52aaに配設される。
このようにしてフランジ部52aの上面52aaに配設された保持片54−1は、バネ80の付勢力によって基台52の径方向外向きに付勢されるが、長孔58に挿入されたネジ74によって、基台52の径方向への移動範囲が制限されている。このため、保持片54−1は、ネジ74によりフランジ部52aに固定されたときには、バネ80よって、フランジ部52aの径方向外向きに付勢されて、支柱52bの側面52b−1aとの間に間隔g4が形成される。
また、ネジ74のネジ軸74aには、ネジ山が形成されていない非固定部74a−2が設けられているため、保持片54−1は、外部からの力により、バネ80の付勢力に抗して、非固定部74a−2を介して、長孔58の延長方向に沿って容易に移動することが可能となる。このため、保持治具50では、保持部54を構成する4つの保持片54−1がそれぞれ、所定の範囲で基台52の径方向に移動可能に配設されることとなる。なお、この保持片54−1が移動可能な所定の範囲はフランジ部52aの径方向における長孔58の長さによって調整される。
図10には、保持治具50を備えた計数スタッカーの概略構成が示されている。計数スタッカーは、カップ状容器をカウントしながら一定個数をスタック(積み重ね)する装置である。
この図10に示す計数スタッカー200は、カップ状容器Cを供給する供給部202と、カップ状容器Cを保持するための保持治具50を備えるとともに保持治具50に保持されたカップ状容器Cを搬送する搬送部204と、カップ状容器Cを収容する収容部206と、収容部206に収容されたカップ状容器Cをカウントするための光学センサ208とを有して構成されている。搬送部204には、正圧を供給するブロワが接続されており、これにより搬送部204は、排出先である収容部206に保持部54を向けた姿勢において、ブロワから正圧を供給することで、カップ状容器Cを保持治具50から取り外して収容部206に引き渡すことができるように構成されている。
この計数スタッカー200は、搬送部204に備えられた保持治具50によって、供給部202から供給されたカップ状容器Cを収容部206まで搬送し、収容部206に収容されたカップ状容器Cを光学センサ208によりカウントする構成となっている。そして、所望の個数のカップ状容器が収容部206に引き渡されたことを光学センサ208が検知すると、収容部206内に積み重ねられたカップ状容器Cが保管位置に排出される構成となっている。
搬送部204において、保持治具50により供給部202から供給されたカップ状容器Cを保持する場合には、供給部202から供給されたカップ状容器Cを保持治具50に嵌合させる。その後、搬送部204を矢印F方向に回転した後に、保持治具50に保持されたカップ状容器Cを収容部206に向けて排出することとなる。
この保持治具50は、保持部54を構成する4つの保持片54−1が保持治具50の基台52の径方向に移動可能に配設されているため、カップ状容器Cを保持治具50に嵌合させると、保持片54−1はそれぞれ、カップ状容器Cの形状および大きさに合わせて基台52の径方向内向き(つまり、基台52の径方向外向きと逆方向であり、フランジ部52aの外周側から中心に向かう方向である。)に移動するとともに、バネ80により基台52の径方向外向きに付勢され、4つの保持片54−1が協働してカップ状容器Cの内周面Ciに当接し、カップ状容器Cを保持治具50が確実に保持した状態となる。このため、保持治具50を備えた計数スタッカー200では、従来の技術による保持治具を備えた計数スタッカーと比較して、より多様なサイズの開口部のカップ状容器Cを保持可能となる。これにより、保持治具50を備えた計数スタッカー200では、カップ状容器Cの開口部の大きさに合わせてカップ状容器Cを保持する保持治具を交換する頻度が低下し、作業者の負担を軽減することができるようになる。
以上において説明したように、本発明の第2の実施の形態によるカップ状容器の保持治具50は、基台52のフランジ部52a上に、支柱52bの上部52b−1を中心として、4つの保持片により構成された略円筒形状の保持部54を配設するようにした。こうして基台52に支持された各保持片54−1は、フランジ部52aに設けられた溝56内に配設されたバネ80によって、保持片54−1のベース部材62の下面62bに設けられたピン68を介して、基台52の径方向外向きに常時付勢されながら、基台52の径方向に移動可能に配設されるようにした。
これにより、本発明の第2の実施の形態によるカップ状容器の保持治具50においては、カップ状容器を嵌合させるだけで保持部54の形状をカップ状容器の内部形状に追従させることができ、しかも、付勢が基台52を基礎として行われるので、嵌合時の保持片54−1の表面(つまり、外側面54−1aである。)の位置が周方向に関して概ね均一となる。従って、保持部分の径が異なったカップ状容器を確実に保持でき、かつ、カップ状容器の中心位置を安定させて収容部206に確実に引き渡すことができるようになる。このため、本発明の第2の実施の形態によるカップ状容器の保持治具50によれば、従来の技術によるカップ状容器を保持する治具と比較して、より多種類のカップ状容器を確実に保持することができるようになり、保持治具によりカップ状容器を保持するような種々の装置に用いることによって、作用者の作業負担を大きく軽減することができるようになる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(7)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、保持治具10では保持部14を4つの保持片14−1により構成し、保持治具50では保持部54を4つの保持片54−1により構成するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。即ち、保持部14、54を2つ、3つ、あるいは、5つ以上の保持片により構成するようにしてもよい。
(2)上記した実施の形態においては、保持治具10では、2つのバネ28により保持部14を構成する保持片14−1を基台12の径方向外向きに付勢するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、保持片14−1を基台12の径方向外向きに付勢するためのバネ28は、1つ、あるいは、3つ以上用いるようにしてもよい。
(3)上記した実施の形態においては、保持治具10では、保持部14を、上方領域が下方領域よりも径が大きくなるように形成され、かつ、上方領域と下方領域との間に段差が形成した略円筒形状に形成されるようにするとともに、上方領域および下方領域はともに、上方側に向かって径が小さくなるテーパー形状としたが、これに限られるものではないことは勿論である。即ち、保持部14は、所定の径を備えた略円筒形状としてもよいし、また、上方領域および下方領域を設けることなく、単に、上方側に向かって径が細くなるようにテーパー形状に形成された略円筒形状としてもよい。また、上方領域のみをテーパー形状としてもよいし、また、上方領域および下方領域ともにテーパー形状としないようにしてもよい。
(4)上記した実施の形態においては、付勢手段としてバネ28、80を用いるようにしたが、付勢手段がこれに限られるものではないことは勿論である。即ち、保持片14−1、54−1を付勢するために、圧縮コイルバネ以外に、板バネやゴムなどの他の弾性部材あるいは磁石を用いるようにしてもよい。例えば、保持治具10において磁石を用いて保持片14−1を付勢する場合には、支柱12bの凹部22aと保持片14−1の凹部26aとに互いに同極が対向するように磁石を配設するとともに、支柱12bの凹部22bと保持片14−1の凹部26bとに互いに同極が対向するように磁石を配設する。これにより、対向して配設された磁石が反発し合って、保持片14−1を基台12の径方向外向きに付勢することができるようになる。
(5)上記した実施の形態においては、保持部14および保持部54を略円筒形状に形成するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、保持部14および保持部54はそれぞれ、略三角筒形状、略四角筒形状などの多角形筒形状としてもよく、カップ状容器の開口部の形状に合わせて形成するようにしてもよい。
(6)上記した実施の形態においては、保持治具10では、バネ28を、支柱12bに形成された一対の凹部22a、22bと、保持片14−1に形成された一対の凹部26a、26bとに収容するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、バネ28を収容するための凹部は、支柱12bおよび保持片14−1の少なくともいずれか一方に形成されていればよい。即ち、支柱12bに一対の凹部22a、22bを形成せずに、保持片14−1に形成された凹部26a、26bに他方の端部が収容されたバネ28により支柱12bの外周面12baを付勢するようにしてもよいし、あるいは、保持片14−1に一対の凹部26a、26bを形成せずに、支柱12bに形成された凹部22a、22bに一方の端部が収容されたバネ28におり保持片14−1の内側面14−1aを付勢するようにしてもよい。
(7)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(6)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、カップ状容器を保持して加工や搬送などを行う種々の装置に用いて好適である。
10、50 保持治具
12、52 基台
14、54 保持部
14−1、54−1 保持片
16 凹部
22a、22b、26a、26b 凹部
28、80 バネ

Claims (3)

  1. 複数の保持片により構成されるとともに、カップ状容器を嵌合した際に前記複数の保持片が協働して前記カップ状容器の内周面に当接するように形成された保持部と、
    支柱を有し、前記複数の保持片を前記支柱を中心に径方向に移動可能に支持する基台と、
    前記複数の保持片をそれぞれ前記基台の径方向外向きに付勢する付勢手段と
    を有し、
    前記複数の保持片はそれぞれ、前記カップ状容器の嵌合に伴って、前記付勢手段による付勢力に抗して前記支柱を中心に前記基台の径方向内向きへ移動する
    ことを特徴とするカップ状容器の保持治具。
  2. 前記付勢手段は弾性部材であり、
    前記基台および前記保持片の少なくともいずれか一方には、前記弾性部材の付勢方向長さの少なくとも一部を収容可能な凹部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のカップ状容器の保持治具。
  3. 前記複数の保持片のうちの少なくとも1つの保持片を、前記基台において移動可能に支持するための支持部材をさらに備え、
    前記少なくとも1つの保持片における前記支持部材による支持点と、前記付勢手段による付勢点とが、いずれも前記基台の周方向に関して保持片の両端から等距離となる位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のカップ状容器の保持治具。
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