JP6105518B2 - 三次元駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、三次元駆動装置に関する。
防犯用エリアセンサや建築土木用の三次元測距などの用途で、三次元光走査装置が提案されている。
たとえば、特許文献1には、ミラーを有する共振型ガルバノスキャナを、その回転軸と垂直かつ交差する回転軸を有するガルバノスキャナで支持した光走査装置が開示されている。また、特許文献2には、投光部と受光部とを有する三次元測距装置が開示されている。
特開2003−344797号公報 特開2009−236774号公報
しかし、特許文献1に開示された光走査装置を用いて三次元空間に照射する場合、光源を別体で、他の位置に設置する必要があり、装置構成が複雑になってしまう。また、特許文献2に開示された三次元測距装置は、投光部が鏡の上部にあるため、垂直方向の走査において、自装置の真上まで走査することはできない。さらに、上部にある投光部を支持するための支柱部分が水平方向の360度の走査を妨げている。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、簡単な構成によって三次元空間の広範囲に光を照射することができる三次元駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、中空軸と、中空軸を周方向に回転させる第一のモータと、中空軸の中心軸と共通の中心軸を有し、中空軸の中心部に配置される第一の平歯車と、第一の平歯車を周方向に回転させる第二のモータと、第一の平歯車と噛合い、中空軸内に配置される傘歯車と、傘歯車と噛合い、中空軸内に配置され、中空軸の中心軸と直交する回転軸を有する第二の平歯車と、を有し、傘歯車および第二の平歯車は、中空軸の回転と共に中空軸の周方向に移動して回動し、中空軸の中心軸と第二の平歯車の回転軸とは互いに直交することを特徴とする三次元駆動装置である。
さらに、本発明の三次元駆動装置は、第一の平歯車の中心軸側は、中空構造であり、中空構造の内部に設けられ、中心軸の軸方向に光を照射する光源と、第二の平歯車の回転軸に取り付けられ、第二の平歯車の回転に伴い反射面の角度が変更され、光源から照射される光を反射する鏡と、を有することができる。
また、このときには、中空軸の外壁の一部は、鏡による反射光の進路を妨げないように切欠きが設けられることが好ましい。
さらに、第一のモータの回転速度と第二のモータの回転速度との差を調整する制御手段を有することができる。
また、光源と共に設けられ、光源から照射された光の回帰光を受光する受光部と、光源から照射された光が外部に放射された方向および光源から照射された光と受光部で受光された回帰光との比較結果により外部の状況を検出する外部状況検出部と、を有するようにしてもよい。
さらに、中空軸の外周に沿い、周方向の位置に応じて高さが変化する壁面を有するようにしてもよい。
本発明によれば、簡単な構成によって三次元空間の広範囲に光を照射することができる。
本発明の第一の実施の形態に係る三次元駆動装置の要部構成を示す図である。 図1の三次元駆動装置の第一の平歯車、傘歯車、第二の平歯車、鏡、および光源の配置関係を示す図である。 図1の三次元駆動装置の斜視図である。 図3の2つの中空モータの回転速度を調整する構成を示す図である。 本発明の第二の実施の形態に係る三次元駆動装置の要部構成を示す図である。 図5の壁面の高さと走査方向との関係を示す図である。
(第一の実施の形態)
本発明の第一の実施の形態に係る三次元駆動装置1を図1〜図4を参照しながら説明する。なお、図3では、図1に示す歯車の図示は省略してある。
三次元駆動装置1は、図1および図3に示すように、中空軸10と、中空軸10を周方向に回転させる第一の中空モータM1(図3参照)と、中空軸10の中心軸11と共通の中心軸を有し、中空軸10の中心部に配置される第一の平歯車12と、平歯車12を周方向に回転させる第二の中空モータM2(図3参照)と、平歯車12と噛合い、中空軸10内に配置される傘歯車13と、傘歯車13と噛合い、中空軸10内に配置され、中空軸10の中心軸11と直交する回転軸14を有する第二の平歯車15と、を有し、傘歯車13および平歯車15は、中空軸10の回転と共に中空軸10の周方向に移動して回動し、中空軸10の中心軸11と平歯車15の回転軸14とは互いに直交する。
さらに、三次元駆動装置1は、図1に示すように、平歯車12の中心軸11側は、中空構造16であり、中空構造16の内部に設けられ、平歯車12の中心軸の軸方向に光を照射する光源17と、平歯車15の回転軸に取り付けられ、平歯車15の回転に伴い反射面の角度が変更され、光源17から照射される光を反射する鏡18と、を有する。なお、光源17は、たとえば、LED(発光ダイオード)である。また、鏡18は、回転軸14に取り付けられると説明したが実際には、平歯車15の回転軸14を含むシャフト20に取り付けられる。シャフト20への鏡18の取り付け方法としては、たとえば、鏡18の表裏2枚の反射板で、シャフト20を挟み込むようにして取り付けることができる。
平歯車12、傘歯車13、平歯車15、光源17、鏡18、およびシャフト20の配置関係を図1とは垂直方向に90度異なる方向から見ると図2に示すようになる。平歯車12の配置方向と平歯車15の配置方向は、互いに90度異なる。
三次元駆動装置1は、たとえば、図3に示すように、中空モータM1のロータ(不図示)に、中空軸10を載置し、中空モータM1を駆動することで、中空軸10を回転させ、中空モータM2のロータ(不図示)に、平歯車12を載置し、中空モータM2を駆動することで、平歯車12を回転させることができる。なお、中空モータM2は、たとえば、中空モータM1の中空構造21に配置することができる。また、光源17は、たとえば、中空モータM2の中空構造22に配置することができる。これによれば、中空軸10を1つの中空モータM1によって回転させることで、平歯車15が回転軸14を中心にして回転し、傘歯車13を介して平歯車12を中心にして回転する。こうして中心軸11と回転軸14とが互いに直交する異なる2つの回転運動を発生させることができる。
さらに、中空軸10の外壁の一部は、鏡18による反射光の進路を妨げないように切欠き19が設けられる。
このように、中空軸10が回転することで、鏡18の水平方向の向きが変更され、平歯車15が回転することで、鏡18の垂直方向の向きが変更される。このとき、光源17から鏡18に向けて照射される光は、水平方向および垂直方向に同時に向きが変更され、三次元空間に照射される。さらに、このとき、中空モータM1と中空モータM2とが連携することにより、水平方向と垂直方向の走査のパターンを様々に変更することができる。すなわち、中空軸10を回転させる中空モータM1の回転速度と平歯車12を回転させる中空モータM2の回転速度との差を調整することで、平歯車15の回転速度(すなわち、鏡18の反射面の垂直方向の角度を変更する速度)を調整することができる。
たとえば、中空軸10を回転させる中空モータM1の回転速度を最大としたときに、平歯車12を回転させる中空モータM2の回転方向を中空モータM1の回転方向とは反対方向とした上で、中空モータM2の回転速度も最大とすれば、中空モータM1の回転速度と中空モータM2の回転速度との差は最大になる。これにより、平歯車15の回転速度は最大になる。よって、中空軸10が1回転する当たりの鏡18の反射面の垂直方向の角度を変更する速度も最大になる。
あるいは、たとえば、中空軸10の回転速度と平歯車12の回転速度とが同期するように、中空モータM1の回転速度と中空モータM2の回転速度との差を調整すれば、平歯車15の回転速度はゼロになる。よって、鏡18の垂直方向の反射面の垂直方向の角度の変更は行われない状態になり、鏡18は水平方向にのみ反射面の角度を変更することができる。
さらに、たとえば、中空モータM1,M2の回転方向を同一方向とし、平歯車12の回転速度が中空軸10の回転速度を追い越すように、中空モータM1の回転速度と中空モータM2の回転速度との差を調整すれば、平歯車15は上述の状態に比べて反対方向に回転する。よって、鏡18の垂直方向の反射面の角度を変更する方向も上述の状態に比べて反対方向になる。
このように、中空軸10を回転させる中空モータM1の回転速度と平歯車12を回転させる中空モータM2の回転速度との差を調整することで、平歯車15の回転速度(すなわち、鏡18の反射面の垂直方向の角度を変更する速度)を調整することができる。なお、この回転速度の調整は、正側のみならず負側にも調整できるので、中空軸10を回転させる中空モータM1の回転速度と平歯車12を回転させる中空モータM2の回転速度との差を調整することで、平歯車15の回転方向(すなわち、鏡18の回転反射面の垂直方向の角度を変更する方向)を変更することができる。
これにより、光源17から鏡18に照射された光は、鏡18で反射され、三次元空間に照射される。このとき、中空軸10を回転させる中空モータM1の回転速度と平歯車12を回転させる中空モータM2の回転速度との差を調整することで、鏡18の動きを様々に変更が可能である。したがって、三次元駆動装置1によれば、ユーザの要望に応じて、鏡18の縦または横の回転比率を自由に調整することができ、光源17から照射される光を三次元空間に、様々なパターンで照射することができる。
中空モータM1と中空モータM2の回転速度を調整する構成を図4に示す。制御部40に対し、ユーザが鏡18の垂直方向または水平方向の回転比率の設定情報を入力する。これを受けて制御部40は、中空モータM1の回転速度調整部C1と中空モータM2の回転速度調整部C2を制御することで、中空モータM1の回転速度と中空モータM2の回転速度との差を調整することができる。
たとえば、中空モータM2が停止状態において、鏡18が水平方向に1回転する間に、鏡18が垂直方向にも1回転するとする。このとき、ユーザが、鏡18が水平方向に1回転する間に、鏡18が垂直方向に半回転することを要求した場合、制御部40は、中空モータM1,M2の回転方向を同一方向とした上で、中空モータM2の回転速度を中空モータM1の回転速度の半分に設定する。そうすれば、平歯車15は、中空軸10の回転と平歯車12の回転とでそれまでの半分の速度で回転することになるので、鏡18は、水平方向に1回転の間に垂直方向に半回転する。
あるいは、ユーザが、鏡18が水平方向に1回転する間に、鏡18が垂直方向にも2回転することを要求した場合、制御部40は、中空モータM1の回転方向と中空モータM2の回転方向を互いに反対方向とした上で、中空モータM1の回転速度と中空モータM2の回転速度を同一速度に設定する。そうすれば、平歯車15は、中空軸10の回転と平歯車12の回転とでそれまでの2倍の速度で回転することになるので、鏡18は、水平方向に1回転の間に垂直方向に2回転する。
または、ユーザが、鏡18を水平方向のみに回転させ、垂直方向には回転させないことを要求した場合、制御部40は、中空モータM1,M2の回転方向および回転速度を同一方向および同一速度に設定する。そうすれば、平歯車15は、中空軸10の回転と平歯車12の回転とで回転しないことになるので、鏡18は、水平方向のみに回転する。
もしくは、ユーザが、鏡18の回転方向をこれまでとは反対方向にすることを要求した場合、制御部40は、たとえば、これまで中空モータM1の回転速度を中空モータM2の回転速度が追い越している場合には、中空モータM1の回転速度よりも中空モータM2の回転速度を遅く設定し、これまで中空モータM1の回転速度よりも中空モータM2の回転速度が遅い場合には、中空モータM1の回転速度よりも中空モータM2の回転速度を速く設定する。そうすれば、平歯車15は、中空軸10の回転と平歯車12の回転とでそれまでの反対方向に回転することになるので、鏡18の回転方向もこれまでとは反対になる。
なお、図4に示す制御部40および回転速度調整部C1,C2は、三次元駆動装置1の筐体内に配置されてもよいし、三次元駆動装置1の外部に配置されてもよい。
くわえて、鏡18の回転速度についても説明する。鏡18の水平方向の回転速度をωh、垂直方向の回転速度をωvとすると、ωhは鏡18がシャフト20を介して取付られている中空軸10の回転速度そのものであり中空モータM1の回転速度に依存する。一方、ωvは中空モータM1と中空モータM2の回転速度差ωgと平歯車12、傘歯車13、および平歯車15によるギヤ比の積に依存する。ここで三次元空間への光の照射をωhとωvに基づいて考えると、ωhとωvの比率である鏡18の回転の縦横比(ωh:ωv)が重要である。
たとえば、三次元空間に対して一定の空間密度で光の照射を行うためには縦横比として8:7や30:29のような比率を用いることができる。このような最小公倍数の大きい比率を用いると空間に対しての光線の照射が細かい網目状とすることが可能となる。
また、縦横比を100:1や500:1の様に大きく異ならせてもよい。これは、中空モータM1および中空モータM2は比較的高い回転速度で常用できることに対して鏡18は耐久性や精度を考慮して比較的低い回転速度で常用することが好ましいからである。このように縦横比が極端に異なるようにする場合には歯車の代わりにウォームギア(図示せず)を用いてもよい。
さらには、鏡18を連続して回転させる動作以外についても説明する。鏡18の垂直回転は前述の回転速度差ωgとギア比に依存するため、たとえばステッピングモータのような高精度で回転角制御が行えるモータを中空モータM1と中空モータM2に採用した場合には三次元空間の特定の狭い領域に対して集中して光を照射するような制御も可能となる。鏡18の水平方向の回転を特定の範囲内で一定の速度で往復するように制御し、これに合わせて鏡18の垂直方向の回転も同様に特定の範囲内にて一定の速度で往復するように制御することにより実現可能となる。
以上説明したように、三次元駆動装置1によれば、中空軸10と、中空軸10を周方向に回転させる中空モータM1と、中空軸10の中心軸と共通の中心軸を有し、中空軸10の中心部に配置される平歯車12と、平歯車12を周方向に回転させる中空モータM2と、平歯車12と噛合い、中空軸10内に配置される傘歯車13と、傘歯車13と噛合い、中空軸10内に配置され、中空軸10の中心軸と直交する回転軸を有する平歯車15と、を有するので、簡単な構成によって三次元空間の広範囲に光を照射することができる。特に、光源17が平歯車12の中空構造16に設けられているので、垂直方向の走査については、自装置の真上までも走査可能であり、また、水平方向の走査については、自装置の全周方向(360度方向)の走査が可能である。さらに、中空モータM1と中空モータM2の回転速度の差に応じて様々な照射パターンを設定することができる。
なお、シャフト20は中心軸11と直交しているので中心軸11にそって照射される光は鏡18が立直した状態において真上に到達できない。この問題に対応するため、シャフト20の中心軸11と直交する箇所に鏡18が立直した際に光が透過可能な孔(図示せず)を設けたり、シャフト20の当該箇所や全体を光が透過可能な部材で構成してもよい。
また、平歯車12と平歯車15のギア比を適宜変更することにより、中空モータM2が停止状態において、鏡18が水平方向に1回転する間に、鏡18が垂直方向に何回転するかを変更することができる。たとえば、平歯車12と平歯車15のギア比を2:1とすれば、中空モータM2が停止状態において、鏡18が水平方向に1回転する間に、鏡18は垂直方向に半回転する。また、平歯車12と平歯車15のギア比を1:1とすれば、中空モータM2が停止状態において、鏡18が水平方向に1回転する間に、鏡18は垂直方向に1回転する。あるいは、平歯車12と平歯車15のギア比を1:2とすれば、中空モータM2が停止状態において、鏡18が水平方向に1回転する間に、鏡18は垂直方向に2回転する。
このようにして、平歯車12と平歯車15のギア比を適宜設定した上で、さらに中空モータM1と中空モータM2の回転速度の差を調整することで、ユーザの要望に沿った光の照射パターンを効率良く実現することができる。たとえば、鏡18の水平方向の回転を垂直方向の回転よりも速くする照射パターンを多用したいという要望に対しては、予め、平歯車12と平歯車15のギア比を2:1とすればよい。また、様々な照射パターンを用いたいという要望に対しては、平歯車12と平歯車15のギア比を1:1とすればよい。また、鏡18の水平方向の回転よりも垂直方向の回転を速くする照射パターンを多用したいという要望に対しては、予め、平歯車12と平歯車15のギア比を1:2とすればよい。
以上の説明では、光源17から三次元空間に光を照射する例を説明したが、たとえば、光源17に、光源17から照射した光の反射光を受光する受光部を併設することで、レーダ装置や測距装置とすることができる。
(第二の実施の形態)
本発明の第二の実施の形態に係る三次元駆動装置1aを図5および図6を参照しながら説明する。三次元駆動装置1aは、三次元駆動装置1と一部が異なる。よって、三次元駆動装置1と同一または同一系の部材には、三次元駆動装置1と同一または同一系の符号を付すこととする。
三次元駆動装置1aは、三次元駆動装置1の中空軸10の外周に沿い、周方向の位置に応じて高さが変化する壁面30をさらに有する構成である。さらに、三次元駆動装置1aは、三次元駆動装置1の光源17の他に、受光部31を有する。さらに、光源17から照射された光が外部に放射された方向(すなわち、走査方向)および光源17から照射された光と受光部31で受光された回帰光との比較結果により外部の状況を検出する外部状況検出部32を有する。これにより、三次元駆動装置1aは、レーダ装置または測距装置としての機能を有することができる。上述の比較結果の一例としては、光源17から照射された光が回帰光となり受光部31で受光されるまでの経過時間(時間差)などである。
このような三次元駆動装置1aにおける壁面30の利用方法について、以下に説明する。
レーダ装置または測距装置としての三次元駆動装置1aを周囲の状況を観測したい部屋などの空間の所定の位置に載置し、レーダ装置または測距装置としての機能を稼働させる。このとき、中空軸10が1回転する間に、平歯車15が少なくとも2回転するようにすると、鏡18の表裏を合わせて4回、壁面30の内周面の走査が実施される。これにより外部状況検出部32には、中空軸10の直近にある壁面30の状況が検出される。すなわち、外部状況検出部32には、たとえば光源17の配置位置などの所定の測定基準点から壁面30の内周面までの距離が検出される。このとき壁面30の高さ(壁面30の上縁)は、垂直方向において測定距離が急に変化する(長くなる)位置として容易に検出が可能である。壁面30の高さは、周方向において、変化するようになっている。したがって、壁面30の高さを調べることで、その高さを有する周方向の壁面30の箇所を特定することができる。
このようにして検出した壁面30の高さの検出結果を図6に示す。図6は、横軸に走査方向をとり、縦軸に壁面30の高さをとる。図6の例では、壁面30が最も低い位置(図6では20mm)を走査方向が0度(=360度)であるとし、壁面30が最も高い位置(図6では40mm)を走査方向が180度であるとする。このようにすることで、0度〜180度または180度〜360度の間の壁面30の高さに対する走査方向を特定することができる。さらに、壁面30の検出結果が時間の経過と共に漸増しているか漸減しているかを調べることで、0度〜180度の間にあるか180度〜360度の間にあるかを調べることができる。
たとえば、図6に示すように、壁面30の高さが30mmのときの走査方向は70度または290度であると特定できる。ここで、壁面30の高さの検出結果が時間の経過と共に漸増していれば70度であり、漸減していれば290度である。
さらに、たとえば、三次元駆動装置1aの筐体に記されている方位指標33,34をそれぞれ北と南に一致させることにより、レーダ装置または測距装置の走査方向が東西南北のいずれの方向であるかも併せて特定することができる。これによれば、壁面30の高さが最小となる位置がそのまま磁極の北(0度)になり、壁面30の高さが最大となる位置がそのまま磁極の南(180度)になる。
なお、壁面30の高さの最小値は、たとえば、切欠き19の下縁の高さに合わせることが好ましい。これによれば、壁面30の上縁が切欠き19の下縁に隠れて検出できなくなることを避けることができる。また、壁面30の高さの最大値は、図6の例では、最小値(20mm)の2倍(40mm)としたが、光源17からの照射光を妨げないためには、壁面30の高さの最大値と最小値との差分は、小さい方が好ましい。したがって、外部状況検出部32の分解能に応じて、壁面30の高さの最大値と最小値との差分は、なるべく小さくすることがよい。
このようにして、外部状況検出部32は、壁面30の高さの検出結果から走査方向を特定することができる。これにより、外部状況検出部32は、走査方向および光源17から照射された光が回帰光となり受光部31で受光されるまでの経過時間(時間差)等から外部の状況を検出することができる。
従来は、レーダ装置または測距装置の走査方向を知るには、光の照射方向を検出するためのロータリエンコーダ等の装置を別途用意しなければならなかった。これに対し、三次元駆動装置1aによれば、簡単な壁面30を有することで、ロータリエンコーダ等の高価な装置を装備することなく、レーダ装置または測距装置の走査方向を知ることができる。
(その他の実施の形態)
上述の実施の形態では、光源17または受光部31を中空構造16に配置した。このような光源17または受光部31の配置は、装置の製作コストや製作工数の点から有利であるが、製作コストや製作工数を考慮しなければ、配置位置は他の位置であってもよい。たとえば、中空軸10の上部に支柱を設け、鏡18の上部に光源17または受光部31を配置してもよい。この場合、光源17または受光部31への給電は、回転体に電力を供給するスリップリングを介して行うことができる。
また、上述の実施の形態では、中空モータM1,M2を動力源として説明したが、動力源を中空モータに限定するものではない。たとえば、回転軸10の外周に沿って凹凸を設け、この凹凸と噛合う歯車を有するモータで回転軸10を回転させ、回転軸10の内部に、平歯車12と噛合う歯車を有するモータを設置し、このモータで平歯車12を回転させてもよい。
1…三次元駆動装置、10…回転軸、11…中心軸(中空軸の中心軸)、12…平歯車(第一の平歯車)、13…傘歯車、14…中心軸(第二の平歯車の中心軸)、15…平歯車(第二の平歯車)、16,21,22…中空構造、17…光源、18…鏡、19…切欠き、20…シャフト、30…壁面、31…受光部、32…外部状況検出部、33,34…方位指標、40…制御部、C1,C2…回転速度調整部、M1,M2…中空モータ

Claims (5)

  1. 中空軸と、
    前記中空軸を周方向に回転させる第一のモータと、
    前記中空軸の中心軸と共通の中心軸を有し、前記中空軸の中心部に配置される第一の平歯車と、
    前記第一の平歯車を周方向に回転させる第二のモータと、
    前記第一の平歯車と噛合い、前記中空軸内に配置される傘歯車と、
    前記傘歯車と噛合い、前記中空軸内に配置され、前記中空軸の中心軸と直交する回転軸を有する第二の平歯車と、
    前記中心軸の軸方向に光を照射する光源と、
    前記第二の平歯車の回転軸に取り付けられて前記第二の平歯車の回転によって反射面の角度が変更され、前記光源から照射される光を反射する鏡と、
    を有し、
    前記第一の平歯車の中心軸側は、中空構造であり、
    前記傘歯車および前記第二の平歯車は、前記中空軸の回転と共に前記中空軸の周方向に移動して回動し、
    前記中空軸の中心軸と前記第二の平歯車の回転軸とは互いに直交する、
    ことを特徴とする三次元駆動装置。
  2. 請求項記載の三次元駆動装置において、
    前記中空軸の外壁の一部は、前記鏡による反射光の進路を妨げないように切欠きが設けられる、
    ことを特徴とする三次元駆動装置。
  3. 請求項1または2記載の三次元駆動装置において、
    前記第一のモータの回転速度と前記第二のモータの回転速度との差を調整する制御手段を有する、
    ことを特徴とする三次元駆動装置。
  4. 請求項からのいずれか1項に記載の三次元駆動装置において、
    前記光源と共に設けられ、前記光源から照射された光の回帰光を受光する受光部と、
    前記光源から照射された光が外部に放射された方向および前記光源から照射された光と前記受光部で受光された回帰光との比較結果により外部の状況を検出する外部状況検出部と、
    を有する、
    ことを特徴とする三次元駆動装置。
  5. 請求項記載の三次元駆動装置において、
    前記中空軸の外周に沿い、周方向の位置に応じて高さが変化する壁面を有する、
    ことを特徴とする三次元駆動装置。
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