JP6104095B2 - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置及び表示制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6104095B2
JP6104095B2 JP2013166338A JP2013166338A JP6104095B2 JP 6104095 B2 JP6104095 B2 JP 6104095B2 JP 2013166338 A JP2013166338 A JP 2013166338A JP 2013166338 A JP2013166338 A JP 2013166338A JP 6104095 B2 JP6104095 B2 JP 6104095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display control
scroll
area
display
map
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013166338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015034921A (ja
Inventor
良卓 室▲崎▼
良卓 室▲崎▼
宏平 田中
宏平 田中
下谷 光生
光生 下谷
知彦 浮田
知彦 浮田
清子 上野
清子 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013166338A priority Critical patent/JP6104095B2/ja
Publication of JP2015034921A publication Critical patent/JP2015034921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6104095B2 publication Critical patent/JP6104095B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

本発明は、入力装置で受け付けたスクロール操作に応じたスクロール方向及びスクロール量に基づいて、表示装置の表示領域内に表示される地図上の領域をスクロール可能な表示制御装置、及び、表示制御方法に関するものである。
ナビゲーション装置などにおいて、ユーザからのスクロール操作に応じたスクロール方向及びスクロール量に基づいて、表示装置に表示される地図上の領域(以下「地図領域」)をスクロールする技術が知られている。このような地図領域のスクロール操作について、様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、ユーザが道路などのラインを選択すると、その後にスクロール操作を行わなくても、当該ライン上の交差点のうち表示されていなかった交差点が表示されるまで地図領域を自動的にスクロールする技術が提案されている。
特開2004−341028号公報
特許文献1の技術においては、ラインの延在方向にある交差点について自動的にスクロールすることができるが、ラインの延在方向にない交差点まで自動的にスクロールするものではない。このため、ユーザは、所望の方向の交差点を表示するためには、ラインの延在方向を考えながらラインを選択しなければならず困難であった。さらに、ライン上の交差点がユーザにとって有意であるか否かに関わらず、交差点ごとにスクロールが停止する。このため、ユーザは、自身にとって有意な交差点が表示されるまでラインを選択しなければならず、手間がかかるものであった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、所望の方向の有意対象を容易に表示させることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、入力装置で受け付けたスクロール操作に応じたスクロール方向及びスクロール量に基づいて、表示装置の表示領域内に表示される地図上の領域をスクロール可能な表示制御装置である。表示制御装置は、地図を示す地図データを取得する地図データ取得部と、スクロール操作前またはそれと同時に実行可能な第1操作を入力装置にて受け付けたか否かを判断する操作判断部と、地図上の予め定められた地点または範囲のうち、ユーザにとって有意と推定される地点または範囲を、有意対象として抽出する有意対象抽出部とを備える。そして、表示制御装置は、操作判断部によって第1操作を受け付けたと判断された場合には、当該第1操作後またはそれと同時に実行されたスクロール操作のスクロール量に関わらず、当該スクロール操作が実行された時点に表示領域内に表示されていた地図上の領域である第1領域から当該スクロール操作のスクロール方向を含む方向に位置し、かつ有意対象を含む地図上の領域である第2領域を、表示装置に表示させる表示制御部を備える。表示制御部は、スクロール操作のスクロール方向を含む方向に、第2領域が存在すると判定した場合に、スクロール操作のスクロール量に関わらず第1領域から第2領域までフレーム単位でスクロールする自動スクロールを行うことによって、第2領域を表示装置に表示させ、スクロール操作のスクロール方向を含む方向に、第2領域が存在すると判定しなかった場合に、自動スクロールを行わない。
本発明によれば、第1操作を受け付けたと判断した場合には、スクロール量に関わらず、第1領域からスクロール方向を含む方向に位置する第2領域を、表示装置に表示させる。これにより、ユーザは、所望の方向の有意対象を容易に表示させることができる。
実施の形態1に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 移動地点履歴データの一例を示す図である。 移動範囲履歴データの一例を示す図である。 ランドマークデータの一例を示す図である。 特徴地物データの一例を示す図である。 実施の形態1に係る有意対象抽出部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る表示制御部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を示す図である。 実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を示す図である。 実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を示す図である。 実施の形態1の変形例2に係るナビゲーション装置の動作を示す図である。 実施の形態1の変形例2に係るナビゲーション装置の動作を示す図である。 実施の形態2に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るナビゲーション装置の動作を示す図である。 実施の形態2に係るナビゲーション装置の動作を示す図である。 実施の形態3に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るナビゲーション装置の動作を示す図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1として、本発明に係る表示制御装置を、車載のナビゲーション装置(車両とともに移動するナビゲーション装置)に適用した場合を例にして説明する。図1は、当該ナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。以下、図1に示されるナビゲーション装置1が搭載された車両を「自車」と記載して説明する。
ナビゲーション装置1は、地図データ記憶部11と、地点履歴データ記憶部12と、範囲履歴データ記憶部13と、ランドマーク・登録データ記憶部14と、特徴地物データ記憶部15と、表示装置16と、入力装置17と、ジャンプ操作判断部18と、有意対象抽出部19と、表示制御部20とを備えて構成されている。
なお、図示しないが、ナビゲーション装置1は、地図データ記憶部11、地点履歴データ記憶部12、範囲履歴データ記憶部13、ランドマーク・登録データ記憶部14、特徴地物データ記憶部15、表示装置16及び入力装置17を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)を備えている。そして、このCPUがプログラムを実行することによって、ジャンプ操作判断部18、有意対象抽出部19及び表示制御部20の機能が実現されている。ただし、これらの複数の機能は、一のCPUによって実現されなくてもよく、例えば、一の機能が一のCPUによって実現されてもよい。
地図データ記憶部11は、例えばハードディスクドライブ(HDD)、DVD(Digital Versatile Disc)及びそのドライブ装置、ブルーレイディスク及びそのドライブ装置、または、半導体メモリなどの記憶装置から構成される。この地図データ記憶部11(地図データ取得部)は、ナビゲーション装置1の外部から、地図を示す地図データを取得し、当該地図データを記憶している。なお、地図データには、交差点等のノードと、ノード間を接続する道路等のリンクとに関する情報が含まれてもよいし、河川形状などの地理データが含まれてもよい。以下の説明において、地図は、地図データそのものが示す地図、または、地図データが示す地図と対応関係を有する地図であるとする。
地点履歴データ記憶部12(履歴データ取得部)は、地図データ記憶部11と同様の記憶装置から構成されており、地点履歴データを記憶(取得)している。ここで、地点履歴データとは、地図上の予め定められた地点における、予め定められた動作に関する履歴データである。
図2には、この地点履歴データの一例として、地図上の予め定められた地点における、自車(予め定められた移動体)の移動に関する履歴データが示されている。つまり、図2には、上述の予め定められた動作に、自車の移動が適用された地点履歴データ(以下「移動地点履歴データ」と記す)が示されている。
図2に示される移動地点履歴データは、地図上の予め定められた地点(緯度及び経度)と、自車が当該地点を通過した回数(通過回数)とを含んでいる。ここでの予め定められた地点には、例えば、地図上の交差点、建造物、サービスエリア及びインターチェンジ等の地点が適用される。また、図2に示される例では、移動地点履歴データは通過回数を含んでいるが、これに限ったものではない。例えば、移動地点履歴データは、自車が上記地点に到着した到着回数(訪問回数)、及び、自車が高速道路を利用した利用回数などを含んでいてもよい。
なお、ここでは説明を簡単にするため、通過回数などをカウントする構成要素の図示及び説明は省略している。また、地点履歴データは、移動地点履歴データに限ったものではなく、これ以外の地点履歴データについては後述する。
図1に示される範囲履歴データ記憶部13は、地点履歴データ記憶部12と同様の記憶装置から構成されており、地点履歴データ記憶部12と同様の履歴データ記憶している。ただし、地点履歴データ記憶部12が地点履歴データ(地点に関する履歴データ)を記憶していたのに対し、範囲履歴データ記憶部13は、範囲履歴データ(範囲に関する履歴データ)を記憶している。すなわち、範囲履歴データ記憶部13(履歴データ取得部)は、上述した移動地点履歴データなどの予め定められた地点を、予め定められた範囲に置き換えた移動範囲履歴データなどを記憶している。
図3は、移動範囲履歴データの一例を示す図である。図3に示される例では、移動範囲履歴データは、地図上の予め定められた範囲(2組の緯度及び経度によって示される2つの地点を対角線とする矩形の範囲)と、自車が当該範囲を走行(移動)した時間を累積した累積走行時間と、自車が当該範囲を走行(移動)した距離を累積した累積走行距離と、自車が当該範囲を通過(移動)した通過回数とを含んでいる。なお、図3に示される範囲には、緯度及び経度で区切られた範囲が用いられているが、これに限ったものではなく、例えば、市区町村単位で区切られた範囲が用いられもよい。
図1に示されるランドマーク・登録データ記憶部14(ランドマークデータ取得部)は、地点履歴データ記憶部12と同様の記憶装置から構成されており、地図上の予め定められた地点または範囲であるランドマークに関するランドマークデータを記憶(取得)している。
図4は、ランドマークデータの一例を示す図である。図4に示される例では、ランドマークデータは、ランドマーク名と、ランドマークが位置する地点(緯度及び経度)と、知名度とを含んでいる。なお、知名度とは、一般的に人々に知られている度合であり、ここでは知名度が高いほど、一般的に人々に知られている可能性が高いものとする。
知名度は、ランドマーク・登録データ記憶部14に予め記憶されていてもよいし、DSRC(Dedicate Short Range Communication)やサーバとの通信などにより外部から取得されてもよい。
また、ランドマークデータは、ユーザによって書き換え可能(差し替え可能)であってもよく、例えば、ユーザの自宅などもランドマークとしてランドマークデータに含めることが可能である。すなわち、ランドマーク・登録データ記憶部14(登録データ取得部)は、ユーザによって登録された地点(例えば緯度及び経度)または範囲(例えば2組の緯度及び経度によって示される矩形範囲)を示す登録データも記憶(取得)している。
図1に示される特徴地物データ記憶部15(特徴地物データ取得部)は、地点履歴データ記憶部12と同様の記憶装置から構成されており、地図上の予め定められた地点または範囲である特徴地物(特徴的な地物)に関する特徴地物データを記憶(取得)している。
図5は、特徴地物データの一例を示す図である。図5に示される例では、特徴地物データは、特徴地物の種別(例えば主要交差点、道路の形状、インターチェンジ及びサービスエリアなどの道路の種別、例えば踏切及び駅などの線路の種別、例えば分岐、合流及び橋などの河川の種別、例えば湾岸の形状などの湾岸の種別)と、特徴地物の範囲(予め定められた緯度と、経度と、緯度方向の幅を示す緯度Δと、経度方向の幅を示す経度Δとによって規定される矩形の範囲)とを含んでいる。なお、図5に示される範囲には、矩形の範囲が用いられているが、これに限ったものではなく、例えば、点列が用いられてもよい。
表示装置16は、例えば液晶ディスプレイ及びリアプロジェクションディスプレイなどから構成され、運転者などのユーザに各種情報を表示する。ここでは、ナビゲーション装置1は、表示装置16の表示領域内に地図領域を表示させる。なお、表示領域には、例えば、表示装置16の表示画面の全体、または、表示画面の予め定められた一部が適用される。
入力装置17は、例えばマウス、タッチパッド、ジョイスティック、十字キー(押しボタン)、ダイヤル、及び、表示装置16と一体化されたタッチパネルなどから構成され、ユーザからスクロール操作などの様々な操作を受け付ける。
例えば、入力装置17がタッチパネルによって構成されている場合には、フリック操作(指などの指示体がタッチパネルを擦る操作)やタッチ操作(指示体がタッチパネルをタッチする操作)が、上述のスクロール操作として入力装置17に受け付けられる。例えば、フリック操作をスクロール操作として入力装置17にて受け付ける構成においては、ナビゲーション装置1は、フリック量をスクロール量として取得し、フリック方向をスクロール方向として取得する。一方、タッチ操作をスクロール操作として入力装置17にて受け付ける構成においては、ナビゲーション装置1は、タッチし続けられた時間に比例する量をスクロール量として取得し、表示装置16の画面中心からタッチ位置に向かう方向をスクロール方向として取得する。なお、入力装置17がタッチパッドによって構成されている場合には、タッチパネルと同様にスクロール量及びスクロール方向を取得してもよい。
また、例えば、入力装置17がジョイスティックによって構成されている場合には、ナビゲーション装置1は、ジョイスティックを傾けた角度に比例する量をスクロール量として取得し、ジョイスティックを傾けた方向をスクロール方向として取得する。また、例えば、入力装置17が十字ボタンによって構成されている場合には、ナビゲーション装置1は、十字ボタンが押し続けられた時間に比例する量をスクロール量として取得し、十字ボタンの4方向のうち押された方向をスクロール方向として取得する。
なお、ナビゲーション装置1は、入力装置17で受け付けたスクロール操作に応じたスクロール方向及びスクロール量に基づいて、表示装置16の表示領域内に表示される地図領域をスクロールすることが可能であるものとする。
本実施の形態1では、入力装置17は、上述のスクロール操作を受け付けるだけでなく、スクロール操作前、または、スクロール操作と同時に実行可能なジャンプ操作(第1操作)を受け付け可能に構成されている。
ジャンプ操作判断部18(操作判断部)は、ジャンプ操作を入力装置17にて受け付けたか否かを判断する。例えば、入力装置17がフリック操作をスクロール操作として受け付ける構成では、ジャンプ操作判断部18は、フリック量が予め定められた閾値を超えたと判断した場合に、ジャンプ操作を受け付けたと判断する。また、例えば、入力装置17がタッチ操作をスクロール操作として受け付ける構成では、ジャンプ操作判断部18は、タッチし続けられた時間が予め定められた閾値を超えたと判断した場合に、ジャンプ操作を受け付けたと判断する。
また、例えば、入力装置17にジョイスティックが用いられた構成では、ジャンプ操作判断部18は、ジョイスティックを傾けた角度が予め定められた閾値を超えたと判断した場合に、ジャンプ操作を受け付けたと判断する。また、例えば、入力装置17に十字ボタンが用いられた構成では、ジャンプ操作判断部18は、十字ボタンが押し続けられた時間が予め定められた閾値を超えたと判断した場合に、ジャンプ操作を受け付けたと判断する。
また、上記に限らず、例えば、ジャンプ操作判断部18は、スクロール操作前、または、スクロール操作と同時に、予め定められたボタンに対する操作を入力装置17にて受け付けた場合に、ジャンプ操作を受け付けたと判断してもよい。
有意対象抽出部19は、地図上の予め定められた地点または範囲のうち、ユーザにとって有意と推定される地点または範囲(例えばユーザによく利用されて馴染みのある地点または範囲)を、有意対象として抽出し、当該有意対象を表示制御部20に出力する。有意対象抽出部19は、ここでは、図3に示した移動範囲履歴データ(履歴データ)と、図4に示したランドマークデータと、図5に示した特徴地物データとに基づいて、有意対象を抽出する。なお、有意対象抽出部19の詳細については、後でフローチャートを用いて説明する。有意対象抽出部19は、抽出した有意対象を表示制御部20に出力する。
表示制御部20は、地図データ記憶部11に記憶されている地図データと、入力装置17で受け付けたスクロール操作と、ジャンプ操作判断部18の判断結果と、有意対象抽出部19で抽出された有意対象とに基づいて、表示装置16の表示を制御する。なお、表示制御部20の詳細については後でフローチャートを用いて説明し、ここでは簡単に説明する。
表示制御部20は、ジャンプ操作判断部18によってジャンプ操作を受け付けたと判断された場合には、当該ジャンプ操作後またはそれと同時のスクロール操作が実行された時点において表示領域内に表示されていた地図領域である第1領域を特定する。なお、以下の説明では、当該第1領域を「ジャンプ前領域」と記す。
また、表示制御部20は、上述のスクロール操作のスクロール量に関わらず、ジャンプ前領域から上述のスクロール操作のスクロール方向を含む方向に位置し、かつ有意対象を含む地図領域である第2領域を、表示装置16に表示させる。なお、以下の説明では、当該第2領域を、「有意対象包含領域」と記す。また、以下の説明では、ここに記したスクロール方向を含む方向が、スクロール方向だけでなく、当該スクロール方向とほぼ平行な方向(具体例については後述する)を含むものとして説明する。ただし、もちろんスクロール方向を含む方向は、スクロール方向だけを含むものであってもよい。
また、表示制御部20は、スクロール操作のスクロール量に関わらずジャンプ前領域から有意対象包含領域までフレーム単位でスクロールする自動スクロール(以下「ジャンプスクロール」と記す)を行うことによって、有意対象包含領域を表示装置16に表示させる。本実施の形態1では、表示制御部20は、このようなジャンプスクロールを行うことができるように、スクロール間隔算出部20aと、表示情報生成部20bとを備えて構成されている。
スクロール間隔算出部20aは、ジャンプスクロールにおけるフレーム単位当たりの地図領域のスクロール間隔を算出する。表示情報生成部20bは、地図データ記憶部11に記憶されている地図データと、スクロール間隔算出部20aで算出されたスクロール間隔とに基づいて、ジャンプスクロールにおいて表示装置16の表示領域内に表示される地図領域を生成する。
<有意対象抽出部19の動作>
図6は、本実施の形態1に係る有意対象抽出部19の動作を示すフローチャートである。以下、図6を用いて、この動作について説明する。なお、図6に示す動作は、定期的に行われてもよいし、ジャンプ操作及びスクロール操作を受け付けた場合に行われてもよい。
まず、ステップS1にて、有意対象抽出部19は、移動範囲履歴データを範囲履歴データ記憶部13から取得する。
ステップS2にて、有意対象抽出部19は、取得した移動範囲履歴データに含まれる累積走行時間、累積走行距離、及び、通過回数に基づいて、移動範囲履歴データの範囲のそれぞれに対するユーザの有意度を算出する。
ここで、範囲に対するユーザの有意度とは、ユーザにとって有意な範囲である可能性を示す度合である。ここでは、有意度が高い範囲ほど、当該範囲がユーザにとって有意である可能性が高いものとし、有意対象抽出部19は、累積走行時間が長い範囲には高い有意度を算出し、累積走行距離が長い範囲には高い有意度を算出し、通過回数が大きい範囲には高い有意度を算出するものとする。なお、有意度の算出には、累積走行時間、累積走行距離及び通過回数と有意度とが対応付けられたテーブルが用いられてもよいし、累積走行時間、累積走行距離及び通過回数を変数とする有意度の関数が用いられてもよい。
ステップS3にて、有意対象抽出部19は、移動範囲履歴データに含まれる複数の範囲のうち、有意度が予め定められた閾値以上である範囲を、有意対象とすべき範囲として抽出する。また、有意対象抽出部19は、当該抽出した範囲から、有意度に応じた距離内に位置する範囲も、有意対象とすべき範囲として抽出する。ここで、当該距離は、有意度が高くなるほど長くなるものとする。すなわち、本実施の形態1では、有意度が高いほど、有意対象とすべき範囲(ユーザの生活圏などに対応する範囲)が広がるように構成されている。
ステップS4にて、有意対象抽出部19は、ランドマークデータと、ステップS3で抽出した有意対象とすべき範囲とに基づいて、当該範囲内にランドマークが存在するか否かを判断する。すなわち、有意対象抽出部19は、有意対象とすべき範囲に対応するランドマークが存在するか否かを判断する。存在すると判断した場合にはステップS5に進み、存在しないと判断した場合にはステップS6に進む。
ステップS5にて、有意対象抽出部19は、有意対象とすべき範囲内に存在したランドマークを、有意対象として抽出する。なお、有意対象抽出部19は、有意対象とすべき範囲内に存在した全てのランドマークを有意対象として抽出しなくてもよく、例えば、知名度(図4)が高い上位N(N:予め定められた自然数)個のランドマークを、有意対象として抽出してもよい。ステップS5が終了すると、ステップS6に進む。
ステップS6にて、有意対象抽出部19は、特徴地物データと、ステップS3で抽出した有意対象とすべき範囲とに基づいて、当該範囲内に特徴地物が存在するか否かを判断する。すなわち、有意対象抽出部19は、有意対象とすべき範囲に対応する特徴地物が存在するか否かを判断する。存在すると判断した場合にはステップS7に進み、存在しないと判断した場合にはステップS8に進む。
ステップS7にて、有意対象抽出部19は、有意対象とすべき範囲内に存在した特徴地物を、有意対象として抽出する。
ステップS8にて、有意対象抽出部19は、抽出した有意対象を表示制御部20にて適宜使用できるように、当該有意対象を示すリストを作成する。その後、図6に示される動作が終了する。
<表示制御部20の動作>
図7は、本実施の形態1に係る表示制御部20(スクロール間隔算出部20a及び表示情報生成部20b)の動作を示すフローチャートである。以下、図7を用いて、この動作について説明する。
まず、ステップS11にて、表示制御部20は、ジャンプ操作判断部18によってジャンプ操作を受け付けたと判断されたか否かを確認するとともに、ジャンプ操作後またはそれと同時に実行されたスクロール操作を入力装置17にて受け付けたか否かを判断する。ジャンプ操作判断部18によってジャンプ操作を受け付けたと判断されており、かつ、当該スクロール操作を受け付けたと判断した場合にはステップS14に進み、そうでない場合にはステップS12に進む。
ステップS12にて、表示制御部20は、スクロール操作を入力装置17にて受け付けたか否かを判断する。スクロール操作を受け付けたと判断した場合にはステップS13に進み、そうでない場合にはステップS11に戻る。
ステップS13にて、表示制御部20は、通常のスクロール操作を行う。すなわち、スクロール操作に応じたスクロール方向及びスクロール量に基づいて、表示装置16の表示領域内に表示される地図領域をスクロールする。その後、ステップS11に戻る。
ステップS14にて、表示制御部20は、上述のスクロール操作が実行された時点に表示領域内に表示されていた地図領域、すなわちジャンプ前領域を特定する。
ステップS15にて、表示制御部20は、スクロール操作のスクロール量に関わらず、ジャンプ前領域から上述のスクロール操作のスクロール方向を含む方向に位置し、かつ、有意対象を含む地図領域、すなわち有意対象包含領域が存在するか否かを判断する。
図8は、ステップS11のスクロール操作としてフリック操作を受け付けたときの動作を示す図である。ここでは、フリック操作のフリック方向は、スクロール操作のスクロール方向51として用いられる。
この場合において、ステップS14が行われると、表示制御部20は、表示装置16の表示領域52内に表示される地図領域を、ジャンプ前領域53として特定する。それからステップS15にて、表示制御部20は、スクロール方向51に対して両側に開くように傾けられた二つの方向51aを規定する。そして、表示制御部20は、ジャンプ前領域53から一方の方向51aに延在する線と、ジャンプ前領域53から他方の方向51aに延在する線との間に挟まれる領域に、スクロール量に関わらず有意対象が存在するか否かを判断する。
すなわち、表示制御部20は、スクロール操作のスクロール方向51を含む方向(一方の方向51aと他方の方向51aとの間の方向)に位置する有意対象が存在するか否かを判断する。表示制御部20は、有意対象が存在すると判断した場合には有意対象包含領域が存在すると判断してステップS16に進み、そうでない場合には有意対象包含領域が存在しないと判断してステップS11に戻る。なお、上述のようにスクロール操作がフリック操作である場合には、スクロール方向51と二つの方向51aのそれぞれとがなす角度は10度が好ましく、5度がより好ましい。
図9は、ステップS11のスクロール操作としてタッチ操作を受け付けたときの動作を示す図である。ここでは、表示領域52の中心からタッチ位置に向かう方向は、スクロール操作のスクロール方向51として用いられる。
この場合において、ステップS14が行われると、表示制御部20は、表示装置16の表示領域52内に表示される地図領域を、ジャンプ前領域53として特定する。それからステップS15にて、表示制御部20は、スクロール方向51に対して両側に開くように傾けられた二つの方向51aを規定する。そして、表示制御部20は、ジャンプ前領域53から一方の方向51aに延在する線と、ジャンプ前領域53から他方の方向51aに延在する線との間に挟まれる領域に、スクロール量に関わらず有意対象が存在するか否かを判断する。
すなわち、表示制御部20は、スクロール操作のスクロール方向51を含む方向(一方の方向51aと他方の方向51aとの間の方向)に位置する有意対象が存在するか否かを判断する。表示制御部20は、有意対象が存在すると判断した場合には有意対象包含領域が存在すると判断してステップS16に進み、そうでない場合には有意対象包含領域が存在しないと判断してステップS11に戻る。なお、上述のようにスクロール操作がタッチ操作である場合には、スクロール方向51と二つの方向51aのそれぞれとがなす角度は30度が好ましく、20度がより好ましい。
図7に戻って、ステップS15後のステップS16からステップS19までの工程において、表示制御部20は、上述したフレーム単位のジャンプスクロールを行うことによって、有意対象包含領域を表示装置16に表示させる。
具体的には、ステップS16にて、スクロール間隔算出部20aは、ジャンプスクロールにおいてフレーム単位当たりに地図領域をスクロールすべきスクロール間隔を算出する。例えば、ジャンプ前領域から有意対象包含領域までのスクロールに宛がわれた時間が500msecであり、1秒当たりに処理されるフレーム数が30fpsである場合には、ジャンプ前領域から有意対象包含領域までスクロールするまでに表示領域内に表示されるフレームの数(地図領域の数)は、15(=0.5×30)となる。この場合に、スクロール間隔算出部20aは、ジャンプ前領域から有意対象包含領域までの地図上の距離をフレームの数(ここでは15)で除算して得た値を、ジャンプスクロールにおけるフレーム単位当たりの地図領域のスクロール間隔として算出する。
ステップS17にて、表示情報生成部20bは、地図データ記憶部11に記憶されている地図データと、スクロール間隔算出部20aで算出されたスクロール間隔とに基づいて、ジャンプスクロールにおいて表示領域内に表示される地図領域を生成する。ここでは、ステップS17が1回行われると、表示情報生成部20bは、ジャンプスクロール中のフレームの1つを生成する。
ステップS18にて、表示制御部20は、表示情報生成部20bで生成された地図領域を、表示装置16の表示領域内に表示する。
ステップS19にて、表示制御部20は、表示装置16の表示領域内に有意対象包含領域が表示されたか否かを判断する。表示されたと判断した場合にはステップS11に戻り、そうでない場合にはステップS17に戻る。
図10は、本実施の形態1に係る表示領域52の表示例を示す図であり、具体的にはステップS19にて、表示領域52内に表示されたと判断された有意対象包含領域の一例を示す図である。この図10に示されるように、表示制御部20の制御により、ステップS15にて存在すると判断された有意対象54を含む有意対象包含領域55が表示領域52内に表示されている。
なお、図10に示されるように、表示制御部20は、表示領域52内に有意対象包含領域55を表示させる場合に、当該有意対象包含領域55に含まれる有意対象54の名前を表示装置16に表示させる。これにより、ユーザは有意対象54を容易に認識することができる。
また、表示制御部20は、表示領域52内に有意対象包含領域55を表示させる場合に、例えば、当該有意対象包含領域55に含まれる有意対象54を拡大したり、枠で囲ったりすることによって、有意対象54を識別可能に表示装置16に表示させる。これにより、ユーザは有意対象54を容易に視認することができる。ただし、有意対象54を識別可能に表示させる表示態様は、上記に限ったものではなく、例えば、有意対象に他と異なる色及び模様などを付すなどの表示態様であってもよい。
<効果>
以上のように、本実施の形態1に係るナビゲーション装置1は、ジャンプ操作を受け付けたと判断した場合には、スクロール量に関わらず、ジャンプ前領域からスクロール方向を含む方向に位置する有意対象包含領域を、表示装置16に表示させる。これにより、ユーザは、所望の方向の有意対象を容易に表示させることができる。また、スクロール操作を繰り返し行わなくても有意対象が表示されるので、ユーザの手間を軽減することができる。
また、本実施の形態1では、ジャンプスクロールにおけるフレーム単位当たりの地図領域のスクロール間隔を算出する。これにより、ジャンプスクロール中には、ジャンプ前領域から有意対象包含領域まで順に地図領域が推移していくので、ユーザは、どの方向にジャンプスクロールが行われているかを視認することができる。また、例えば、当該スクロール間隔を、通常のスクロール操作において行われるスクロール間隔よりも長くすることにより、有意対象包含領域を素早く表示することができる。
また、本実施の形態1では、有意対象抽出部19は、移動範囲履歴データの通過回数など(履歴データに含まれる自車が移動した回数)に基づいて有意度を算出し、有意度が予め定められた閾値以上である範囲を、有意対象とすべき範囲として抽出する。これにより、適切な地点または範囲を有意対象として抽出することができる。
さらに、本実施の形態1では、有意度が予め定められた閾値以上である範囲を有意対象とすべき範囲として抽出するだけでなく、当該抽出した範囲から有意度に応じた距離内に位置する範囲も、有意対象とすべき範囲として抽出する。したがって、有意度が高いほど、有意対象とすべき範囲を広げることができるので、適切な地点または範囲を有意対象として抽出することができる。
<実施の形態1の変形例1>
ここでは、有意対象抽出部19による有意対象の抽出に関する変形例について説明する。
以上では、範囲履歴データ(地図上の予め定められた範囲における、予め定められた動作に関する履歴データ)の一例として、移動範囲履歴データ(予め定められた動作に、自車の移動が適用された範囲履歴データ)を説明した。しかし、範囲履歴データは、移動範囲履歴データに限ったものではなく、検索範囲履歴データ(予め定められた動作に、ユーザによる検索が適用された範囲履歴データ)などであってもよい。
そして、有意対象抽出部19は、移動地点履歴データと同様に、検索範囲履歴データに基づいて有意度を算出してもよい。例えば、検索範囲履歴データが、地図上の予め定められた範囲と、ユーザが当該範囲を検索した回数(検索回数)とを含む場合には、有意対象抽出部19は、検索範囲履歴データに含まれる検索回数(予め定められた動作が行われた回数)に基づいて、検索範囲履歴データの範囲のそれぞれに対する有意度を算出してもよい。
また、以上の説明では、有意対象抽出部19は、移動範囲履歴データに含まれる通過回数に基づいて有意度を算出した。しかしこれに限ったものではなく、例えば、移動範囲履歴データが、自車が範囲に到着した到着回数(訪問回数)、及び、自車が高速道路を利用した利用回数などを含む場合には、有意対象抽出部19は、通過回数と同様に、到着回数や高速道路の利用回数に基づいて有意度を算出してもよい。
また、有意対象抽出部19は、到着範囲及び通過範囲などの種類(自車が移動した範囲の種類)に基づいて有意度を算出してもよい。例えば、有意対象抽出部19は、到着範囲に対しては高い有意度を算出し、通過範囲に対しては低い有意度を算出するものであってもよい。これにより、適切な範囲を有意対象として抽出することができる。
また、以上の説明では、移動範囲履歴データなどの範囲履歴データを用いた動作について説明した。しかしこれに限ったものではなく、移動範囲履歴データなどの範囲履歴データに代えて、移動地点履歴データなどの地点履歴データを用いた場合にも、上述と同様の動作を行うことができる。
また、以上の説明では、有意対象抽出部19は、移動範囲履歴データ、ランドマークデータ及び特徴地物データ(範囲履歴データ記憶部13、ランドマーク・登録データ記憶部14及び特徴地物データ記憶部15に記憶されたデータ)に基づいて、有意対象を抽出したが、これに限ったものではない。
例えば、有意対象抽出部19は、移動地点履歴データの予め定められた地点のうち、予め定められた条件を満たす地点(例えば、通過回数が予め定められた回数以上の地点)を、有意対象として抽出してもよい。また、例えば、有意対象抽出部19は、移動範囲履歴データの予め定められた範囲のうち、予め定められた条件を満たす範囲(例えば、累積走行距離が予め定められた距離以上の範囲)を、有意対象として抽出してもよい。
また、例えば、有意対象抽出部19は、ランドマークデータの予め定められた地点または範囲のうち、予め定められた条件を満たす地点または範囲(例えば、知名度が予め定められた閾値以上の地点または範囲)を、有意対象として抽出してもよい。また、例えば、有意対象抽出部19は、特徴地物データの予め定められた地点または範囲のうち、予め定められた条件を満たす地点または範囲(例えば、予め定められた特徴地物の種別の地点または範囲)を、有意対象として抽出してもよい。
すなわち、有意対象抽出部19は、地点履歴データ記憶部12、範囲履歴データ記憶部13、ランドマーク・登録データ記憶部14及び特徴地物データ記憶部15の少なくともいずれか1つに記憶されたデータの、予め定められた地点または範囲のうち、予め定められた条件を満たす地点または範囲を、有意対象として抽出してもよい。このように構成した場合であっても、適切な地点または範囲を有意対象として抽出することができる。
また、例えば、有意対象抽出部19は、ユーザによって登録された地点または範囲(すなわちランドマーク・登録データ記憶部14に記憶されている登録データの地点または範囲)をそのまま有意対象として抽出してもよい。これにより、ユーザは所望の地点または範囲を有意対象に適用することができる。
また、以上の説明では、移動地点履歴データ(図2)は、地点と通過回数とを含むとしたが、地点と通過回数との関係が抽出できるものであればこれに限ったものではない。例えば、移動地点履歴データは、通過回数を含む代わりに、現時点から一定期間(例えば1〜5年)だけ過去に遡った時点までの、自車の通過ごとの通過時刻(通過日時)の履歴を含んでもよい。このように構成した場合には、有意度を算出する際に、移動地点履歴データに含まれる通過時刻(通過日時)の個数をカウントすることにより、上記一定期間に自車が通過(移動)した回数を取得することができる。
<実施の形態1の変形例2>
ここでは、表示制御部20による表示制御に関する変形例について説明する。
図11は、本変形例2に係る表示領域52の、ジャンプスクロール途中の表示例を示す図である。図11に示されるように、表示制御部20は、ジャンプスクロール途中に、当該ジャンプスクロールに関する情報(例えば、有意対象の名称を示す文字58(ここでは自宅)、及び、ジャンプスクロールの方向59)を表示装置16に表示させるように構成されてもよい。このような構成によれば、ユーザは、ジャンプスクロールがどこに向かって進行しているかを視認することができる。なお、図11の表示の際に、ジャンプスクロールの方向59と逆向きのスクロール操作が行われた場合には、表示制御部20は、ジャンプスクロールを停止してもよい。
図12は、本変形例2に係る表示領域52の、ジャンプスクロール途中の別の表示例を示す図である。具体的には、図12(a)には、ジャンプ前領域53(ジャンプスクロールの0フレーム目)が示され、図12(b)には、ジャンプ前領域53と有意対象包含領域55との間の地図領域62(ジャンプスクロールの7フレーム目)が示されている。また、図12(c)には、地図領域62の次に表示される地図領域63(ジャンプスクロールの8フレーム目)が示され、図12(d)には、有意対象包含領域55(ジャンプスクロールの15フレーム目)が示されている。
ここで、ジャンプスクロールのスクロール間隔が長すぎる場合には、前後に表示される地図領域において、重複する領域が存在しなくなる。この場合には、前後の地図領域の関係が分かり難くいことから、ジャンプスクロールがどちらの方向に進行しているかが分かり難いものとなる。
このことを鑑みて、ここでは、表示制御部20は、スクロール間隔算出部20aで算出されたスクロール間隔に基づいて、ジャンプスクロールの途中に表示領域52内に表示される地図領域(ここでは地図領域62,63)の縮尺を変更するように構成されている。具体的には、表示制御部20は、ジャンプスクロールの途中において前後に表示される二つの地図領域の一部が互いに重複するように、ジャンプスクロールの途中における地図領域の縮尺を小さくする。すなわち、ジャンプスクロールの途中に表示領域52内に表示される地図領域を広くする。
例えば、表示制御部20は、7フレーム目の地図領域62全体のサイズのうち20%の部分領域62a(図12(b))と、8フレーム目の地図領域63全体のサイズのうち20%の部分領域63a(図12(c))とが重複するように、地図領域62,63の縮尺を、ジャンプ前領域53及び有意対象包含領域55の縮尺よりも小さくしている。なお、スクロール間隔が長いほど、前後に表示される二つの地図領域の中心(図12(b)の中心62bと図12(c)の中心63b)が離れる。このため、表示制御部20は、スクロール間隔が長いほど、ジャンプスクロールの途中に表示領域52内に表示される地図領域の縮尺を小さくするように構成される。
このような構成によれば、例えば、図12(b)の地図領域62と、図12(c)の地図領域63とがこの順に表示された場合には、ユーザは、互いに重複する部分領域62a,63aの位置によって、ジャンプスクロールが左側から右側に進行していることや、ジャンプ前領域と有意対象包含領域との間の概ねの距離を知ることができる。
なお、以上の説明では、表示制御部20は、スクロールを行うことによって、ジャンプ前領域と有意対象包含領域との間の地図領域も表示装置16の表示領域内に表示させるように構成されていた。しかしこれに限ったものではなく、例えば、表示制御部20は、スクロールを行わずに、ジャンプ前領域から有意対象包含領域に直接切り替えて表示されるように、表示装置16の表示を制御してもよい。
<実施の形態2>
図13は、本発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態2に係るナビゲーション装置1において、実施の形態1で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ符号を付しており、以下においては異なる点を中心に説明する。
図13に示すナビゲーション装置1は、図1に示した構成に、付加操作判断部22をさらに備えて構成されている。なお、本実施の形態2では、入力装置17は、上述のスクロール操作及びジャンプ操作を受け付けるだけでなく、スクロール操作前、または、スクロール操作と同時に実行可能な付加操作(第2操作)を受け付け可能に構成されている。
付加操作判断部22(操作判断部)は、付加操作を入力装置17にて受け付けたか否かを判断する。例えば、入力装置17にタッチパネル及びタッチパッドが用いられた構成において、入力装置17が、スクロール操作前の、シングルタップ操作(タッチパネルなどを1回つつく操作)やダブルタップ操作(タッチパネルなどを2回つつく操作)などを受け付けた場合に、付加操作判断部22は付加操作を入力装置17にて受け付けたと判断する。
図14及び図15は、本実施の形態2に係るナビゲーション装置2の動作を示す図である。具体的には、図14及び図15のそれぞれには、スクロール方向51(ジャンプスクロールの方向)と、ジャンプ前領域53と、ジャンプ前領域53に最も近い有意対象54a(54)を含む有意対象包含領域55a(55)と、その次にジャンプ前領域53に近い有意対象54b(54)を含む有意対象包含領域55b(55)とが示されている。すなわち、図14及び図15には、ジャンプ前領域53からスクロール方向51を含む方向に位置する有意対象包含領域が複数(ここてでは二つ)存在する場合が示されている。
本実施の形態2では、表示制御部20は、ジャンプ前領域53を表示領域52内に表示している際に、付加操作判断部22によってシングルタップ操作を付加操作として受け付けたと判断されてからジャンプスクロールを行う場合には、図14に示すように、上述の有意対象包含領域55aを表示領域52内に表示させる。一方、表示制御部20は、ジャンプ前領域53を表示領域52内に表示している際に、付加操作判断部22によってダブルタップ操作を付加操作として受け付けたと判断されてからジャンプスクロールを行う場合には、図15に示すように、上述の有意対象包含領域55bを、表示領域52内に表示させる。すなわち、表示制御部20は、付加操作に基づいて、表示領域内に表示する有意対象包含領域を別の有意対象包含領域に変更する。
<効果>
以上のように、本実施の形態2に係るナビゲーション装置1は、付加操作に基づいて、表示領域内に表示する有意対象包含領域を別の有意対象包含領域に変更する。したがって、ユーザは、付加操作を実行することにより、所望の有意対象を含む有意対象包含領域を表示させることができる。
なお、以上の説明では、付加操作はタップ操作であるものとしたが、これに限ったものではない。例えば、入力装置17が「1つ目」、「2つ目」、…と記されたボタンを有する構成において、付加操作判断部22は、これらボタンに対する操作が受け付けられた場合に、付加操作を受け付けたと判断してもよい。この場合、表示制御部20は、「1つ目」と記されたボタンに対する操作を付加操作として受け付けたと判断されてからジャンプスクロールを行う場合には、図14に示したように有意対象包含領域55aを表示領域52内に表示させてもよい。そして、表示制御部20は、「2つ目」と記されたボタンに対する操作を付加操作として受け付けたと判断されてからジャンプスクロールを行う場合には、図15に示したように有意対象包含領域55bを表示領域52内に表示させてもよい。
<実施の形態2の変形例>
以上の実施の形態2では、表示制御部20が、付加操作に基づいて有意対象包含領域を変更した。しかし、付加操作の利用はこれに限ったものではなく、有意対象抽出部19における有意対象の抽出にも用いられてもよい。すなわち、有意対象抽出部19は、付加操作判断部22によって付加操作を受け付けたと判断された場合に、付加操作に基づいて、有意対象を抽出する条件(予め定められた条件)を変更してもよい。
例えば、有意対象抽出部19は、シングルタップ操作を付加操作として受け付けたと判断されていた場合には、通過回数が例えば4回以上の範囲を有意対象として抽出し、シングルタップ操作を付加操作として受け付けたと判断されていた場合には、通過回数が例えば8回以上の範囲を有意対象として抽出してもよい。
また、例えば、有意対象抽出部19は、シングルタップ操作を付加操作として受け付けたと判断されていた場合には、交通施設に関する施設のみを有意対象として抽出し、ダブルタップ操作を付加操作として受け付けたと判断されていた場合には、飲食施設のみを有意対象として抽出してもよい。
また、例えば、有意対象抽出部19は、「交通施設」と記されたボタンに対する操作を付加操作として受け付けたと判断されていた場合には、交通施設に関する施設のみを有意対象として抽出し、「飲食施設」と記されたボタンに対する操作を付加操作として受け付けたと判断されていた場合には、飲食施設のみを有意対象として抽出してもよい。
以上のように、本変形例に係るナビゲーション装置1は、付加操作に基づいて、有意対象を抽出する条件(予め定められた条件)を変更する。したがって、ユーザは、付加操作を実行することにより、所望の有意対象を含む有意対象包含領域を表示させることができる。
<実施の形態3>
図16は、本発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態3に係るナビゲーション装置1において、実施の形態1で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ符号を付しており、以下においては異なる点を中心に説明する。
図16に示すナビゲーション装置1は、図1に示した構成に、表示判断部25をさらに備えて構成されている。なお、本実施の形態3では、入力装置17は、上述のスクロール操作及びジャンプ操作を受け付けるだけでなく、ユーザ操作を支援する情報(以下「操作支援情報」)を表示するための情報表示操作を受け付け可能に構成されている。
表示判断部25は、情報表示操作を入力装置17にて受け付けたか否かを判断する。例えば、入力装置17が、地図の設定画面などに表示される操作支援表示ボタンを有する構成において、表示判断部25は、操作支援表示ボタンに対する操作が受け付けられた場合に、情報表示操作を受け付けたと判断してもよい。表示判断部25は、その判断結果を有意対象抽出部19及び表示制御部20に出力する。
有意対象抽出部19は、情報表示操作を受け付けたという判断を表示判断部25から受けた場合に、図6のフローチャートに示した動作を行うことによって、有意対象を抽出する。
表示制御部20は、情報表示操作を受け付けたという判断を表示判断部25から受けた場合に、表示領域内に表示されている地図領域に含まれない有意対象(以下「非表示有意対象」)の中から、当該地図領域と当該非表示有意対象との間の距離に基づいて、予め定められた基準を満たす非表示有意対象を選択する。例えば、表示制御部20は、表示領域内に表示されている地図領域との距離が短い上位M(M:予め定められた自然数)個の非表示有意対象を、地図領域の上下左右に関わらず選択する。そして、表示制御部20は、選択した非表示有意対象への方向、及び、当該非表示有意対象の名称を表示装置16に表示させる。
図17は、本実施の形態3に係る表示領域52の表示例を示す図である。具体的には、図17には、表示制御部20が、情報表示操作を受け付けたという判断を表示判断部25から受けた場合の表示例が示されている。図17に示す例では、表示制御部20が、表示領域52内に表示されている地図領域との距離が短い上位2個の非表示有意対象54c,54dを選択した場合が二点鎖線で示されている。そして、表示領域52の上側に位置する非表示有意対象54cへの方向65a、及び、非表示有意対象54cの名称(ここではA施設)が表示領域52に表示されている。また、表示領域52の左下側に位置する非表示有意対象54dへの方向65b、及び、非表示有意対象54dの名称(ここではB施設)が表示領域52に表示されている。
<効果>
以上のように、本実施の形態3に係るナビゲーション装置1は、非表示有意対象の中から、表示領域内に表示されている地図領域と、非表示有意対象との間の距離に基づいて、予め定められた基準を満たす非表示有意対象の方向、及び、当該非表示有意対象の名称を表示装置16に表示させる。これにより、ユーザは、現在表示領域に表示されている地図領域のどの方向に、当該地図領域に近い有意対象が位置するかを知ることができる。
なお、以上の説明では、表示制御部20は、表示領域内に表示されている地図領域との距離が短い上位M(M:予め定められた自然数)個の非表示有意対象を、地図領域の上下左右に関わらず選択した。しかしこれに限ったものではなく、表示制御部20は、表示領域内に表示されている地図領域との距離が最も短い非表示有意対象を、地図領域の八方(上、左上、左、左下、下、右下、右、右上)のそれぞれについて1つずつ選択するものであってもよい。
<表示制御装置をナビゲーション装置以外にも適用した変形例>
以上で説明した表示制御装置は、車両に備え付けられたナビゲーション装置1だけでなく、車両に搭載可能な、PND(Portable Navigation Device)、及び、携帯端末(例えば携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなど)、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築される表示制御装置にも適用することができる。この場合、以上で説明したナビゲーション装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置される。
例えば、以上の説明では、表示制御装置を、ナビゲーション装置1に適用した構成について説明したが、これに限ったものではなく、PND、携帯端末、及び、サーバのいずれかに適用してもよい。
また、以上では、地図データ取得部に、ナビゲーション装置1の外部から地図データを取得し、当該地図データを記憶する地図データ記憶部11を適用した構成について説明した。しかし、地図データ取得部は、地図データを取得するものであれば、地図データ記憶部11に限ったものではなく、例えば地図データを受信するように構成された通信部などであってもよい。また、例えば、表示制御装置をスマートフォンに適用する場合には、スマートフォンの構成要素のうち、地図データ記憶部11と同等の記憶部などが、地図データ取得部に適用されてもよい。また、例えば、表示制御装置をサーバに適用する場合には、サーバの構成要素のうち、地図データ記憶部11と同等の記憶部などが、地図データ取得部に適用されてもよい。なお、履歴データ取得部、ランドマークデータ取得部及び特徴地物データ取得部についても、地図データ取得部と同様の変形例を適用することができる。
また、以上では、表示装置に、ナビゲーション装置1の表示装置16を適用した構成について説明した。しかし、表示装置は、移動体とともに移動する表示装置であれば、ナビゲーション装置1の表示装置16に限ったものではなく、例えば、スマートフォンの構成要素のうち、表示装置16と同等の表示装置などが適用されてもよい。また、以上では、移動体が車両である場合について説明したが、これに限ったものではなく、移動体は、車両以外の移動手段や人であってもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 ナビゲーション装置、11 地図データ記憶部、12 地点履歴データ記憶部、13 範囲履歴データ記憶部、14 ランドマーク・登録データ記憶部、15 特徴地物データ記憶部、16 表示装置、17 入力装置、18 ジャンプ操作判断部、19 有意対象抽出部、20 表示制御部、20a スクロール間隔算出部、20b 表示情報生成部、22 付加操作判断部、51 スクロール方向、52 表示領域、53 ジャンプ前領域、54 有意対象、55 有意対象包含領域、65a,65b 方向。

Claims (16)

  1. 入力装置で受け付けたスクロール操作に応じたスクロール方向及びスクロール量に基づいて、表示装置の表示領域内に表示される地図上の領域をスクロール可能な表示制御装置であって、
    前記地図を示す地図データを取得する地図データ取得部と、
    前記スクロール操作前またはそれと同時に実行可能な第1操作を前記入力装置にて受け付けたか否かを判断する操作判断部と、
    前記地図上の予め定められた地点または範囲のうち、ユーザにとって有意と推定される地点または範囲を、有意対象として抽出する有意対象抽出部と、
    前記操作判断部によって前記第1操作を受け付けたと判断された場合には、当該第1操作後またはそれと同時に実行された前記スクロール操作の前記スクロール量に関わらず、当該スクロール操作が実行された時点に前記表示領域内に表示されていた前記地図上の領域である第1領域から当該スクロール操作の前記スクロール方向を含む方向に位置し、かつ前記有意対象を含む前記地図上の領域である第2領域を、前記表示装置に表示させる表示制御部と
    を備え
    前記表示制御部は、
    前記スクロール操作の前記スクロール方向を含む方向に、前記第2領域が存在すると判定した場合に、前記スクロール操作の前記スクロール量に関わらず前記第1領域から前記第2領域までフレーム単位でスクロールする自動スクロールを行うことによって、前記第2領域を前記表示装置に表示させ、
    前記スクロール操作の前記スクロール方向を含む方向に、前記第2領域が存在すると判定しなかった場合に、前記自動スクロールを行わない、表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    記自動スクロールにおける前記フレーム単位当たりの前記地図上の領域のスクロール間隔を算出するスクロール間隔算出部と、
    前記地図データと、前記スクロール間隔算出部で算出された前記スクロール間隔とに基づいて、前記自動スクロールにおいて前記表示領域内に表示される前記地図上の領域を生成する表示情報生成部と
    を備える、表示制御装置。
  3. 請求項2に記載の表示制御装置であって、
    前記表示制御部は、
    前記自動スクロールの途中に、表示されるべき前記第2領域に含まれる前記有意対象の名称を前記表示装置に表示させる、表示制御装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の表示制御装置であって、
    前記表示制御部は、
    前記スクロール間隔算出部で算出された前記スクロール間隔に基づいて、前記自動スクロールの途中において前記表示領域内に表示される前記地図上の領域の縮尺を変更する、表示制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    前記表示制御部は、
    前記表示領域内に前記第2領域を表示させる場合に、当該第2領域に含まれる前記有意対象の名称を前記表示装置に表示させる、表示制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    前記表示制御部は、
    前記表示領域内に前記第2領域を表示させる場合に、当該第2領域に含まれる前記有意対象を識別可能に前記表示装置に表示させる、表示制御装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    前記表示制御部は、
    前記表示領域内に表示されている前記地図上の領域に含まれない前記有意対象の中から、当該地図上の領域と当該有意対象との間の距離に基づいて、予め定められた基準を満たす前記有意対象を選択し、当該選択した有意対象への方向及び当該選択した有意対象の名称を前記表示装置に表示させる、表示制御装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    前記地図上の予め定められた地点または範囲における、予め定められた動作に関する履歴データを取得する履歴データ取得部と、前記地図上の予め定められた地点または範囲であるランドマークに関するランドマークデータを取得するランドマークデータ取得部と、前記地図上の予め定められた地点または範囲である特徴地物に関する特徴地物データを取得する特徴地物データ取得部との少なくともいずれか1つをさらに備え、
    前記有意対象抽出部は、
    前記少なくともいずれか1つにて取得されたデータの前記予め定められた地点または範囲のうち、予め定められた条件を満たす地点または範囲を、前記有意対象として抽出する、表示制御装置。
  9. 請求項8に記載の表示制御装置であって、
    前記操作判断部は、
    前記スクロール操作前またはそれと同時に実行可能な第2操作を前記入力装置にて受け付けたか否かを判断し、
    前記有意対象抽出部は、
    前記操作判断部によって前記第2操作を受け付けたと判断された場合に、前記第2操作に基づいて、前記予め定められた条件を変更する、表示制御装置。
  10. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    前記操作判断部は、
    前記スクロール操作前またはそれと同時に実行可能な第2操作を前記入力装置にて受け付けたか否かを判断し、
    前記表示制御部は、
    前記第2領域が複数存在し、かつ、前記操作判断部によって前記第2操作を受け付けたと判断された場合に、前記第2操作に基づいて、前記表示領域内に表示する前記第2領域を別の前記第2領域に変更する、表示制御装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    ユーザによって登録された地点または範囲を示す登録データを取得する登録データ取得部
    をさらに備え、
    前記有意対象抽出部は、
    前記登録データの前記地点または範囲を前記有意対象として抽出する、表示制御装置。
  12. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    前記地図上の予め定められた地点または範囲における、予め定められた動作が行われた回数と、予め定められた動作が行われた前記地点または範囲の種類との少なくともいずれか一方を含む履歴データを取得する履歴データ取得部
    をさらに備え、
    前記有意対象抽出部は、
    前記少なくともいずれか一方に基づいて、前記履歴データの前記地点または範囲のそれぞれに対するユーザの有意度を算出し、前記有意度が予め定められた閾値以上である前記地点または範囲を、前記有意対象とすべき地点または範囲として抽出する、表示制御装置。
  13. 請求項12に記載の表示制御装置であって、
    前記有意対象抽出部は、
    前記抽出した地点または範囲から前記有意度に応じた距離内に位置する前記地点または範囲も、前記有意対象とすべき地点または範囲として抽出する、表示制御装置。
  14. 請求項12または請求項13に記載の表示制御装置であって、
    前記地図上の予め定められた地点または範囲であるランドマークに関するランドマークデータを取得するランドマークデータ取得部
    をさらに備え、
    前記有意対象抽出部は、
    前記有意対象とすべき地点または範囲に対応する前記ランドマークを、前記有意対象として抽出する、表示制御装置。
  15. 請求項12乃至請求項14のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    前記地図上の予め定められた地点または範囲である特徴地物に関する特徴地物データを取得する特徴地物データ取得部
    をさらに備え、
    前記有意対象抽出部は、
    前記有意対象とすべき地点または範囲に対応する前記特徴地物とを、前記有意対象として抽出する、表示制御装置。
  16. 入力装置で受け付けたスクロール操作に応じたスクロール方向及びスクロール量に基づいて、表示装置の表示領域内に表示される地図上の領域をスクロール可能な表示制御方法であって、
    (a)前記スクロール操作前またはそれと同時に実行可能な第1操作を前記入力装置にて受け付けたか否かを判断する工程と、
    (b)前記地図上の予め定められた地点または範囲のうち、ユーザにとって有意と推定される地点または範囲を、有意対象として抽出する工程と、
    (c)前記工程(a)にて前記第1操作を受け付けたと判断された場合には、当該第1操作後またはそれと同時に実行された前記スクロール操作の前記スクロール量に関わらず、当該スクロール操作が実行された時点に前記表示領域内に表示されていた前記地図上の領域である第1領域から当該スクロール操作の前記スクロール方向を含む方向に位置し、かつ前記有意対象を含む前記地図上の領域である第2領域を、前記表示装置に表示させる工程と
    を備え
    前記工程(c)は、
    前記スクロール操作の前記スクロール方向を含む方向に、前記第2領域が存在すると判定した場合に、前記スクロール操作の前記スクロール量に関わらず前記第1領域から前記第2領域までフレーム単位でスクロールする自動スクロールを行うことによって、前記第2領域を前記表示装置に表示させ、
    前記スクロール操作の前記スクロール方向を含む方向に、前記第2領域が存在すると判定しなかった場合に、前記自動スクロールを行わない、表示制御方法。
JP2013166338A 2013-08-09 2013-08-09 表示制御装置及び表示制御方法 Active JP6104095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013166338A JP6104095B2 (ja) 2013-08-09 2013-08-09 表示制御装置及び表示制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013166338A JP6104095B2 (ja) 2013-08-09 2013-08-09 表示制御装置及び表示制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015034921A JP2015034921A (ja) 2015-02-19
JP6104095B2 true JP6104095B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=52543483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013166338A Active JP6104095B2 (ja) 2013-08-09 2013-08-09 表示制御装置及び表示制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6104095B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004341028A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Denso Corp 地図スクロール装置
JP5007064B2 (ja) * 2006-04-12 2012-08-22 クラリオン株式会社 ナビゲーション装置
JP2008226101A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Denso It Laboratory Inc 選択操作支援装置、方法、プログラム
JP2009103989A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Toyota Motor Corp 地図情報画面操作装置、地図情報画面操作方法
JP5386877B2 (ja) * 2008-08-04 2014-01-15 株式会社デンソー 地図表示装置
JP5158512B2 (ja) * 2008-09-18 2013-03-06 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 地図表示装置及びプログラム
JP2010211000A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Hitachi Ltd 双方向情報配信システム、サーバ、及び情報提供端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015034921A (ja) 2015-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8099414B2 (en) Facility information output device, facility information output method, and computer-readable medium storing facility information output program
JP2006039745A (ja) タッチパネル式入力装置
JP2012068252A (ja) タッチスクリーン付きナビゲーション装置
JP2006522317A (ja) タッチスクリーン付きナビゲーション装置。
JP2008249701A (ja) ナビゲーションシステムの地図画像表示方法および装置
JP4927477B2 (ja) ナビゲーション装置
US9851218B2 (en) Method for planning a route in a system with a display and an input device
JP5421015B2 (ja) 地図表示装置
JP2008275565A (ja) ナビゲーション装置
JP5328280B2 (ja) ナビゲーション装置
JP3831555B2 (ja) ナビゲーション装置の迂回経路探索方法
JP2006201072A (ja) ナビゲーション装置
JP2004144577A (ja) 経路提供装置、経路提供方法、ナビゲーション装置、及び、コンピュータプログラム
JP2007212857A (ja) ナビゲーション装置
JP2010066248A (ja) 歩行用案内装置
JP6053638B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
JP2012133245A (ja) 地図表示装置、地図表示方法及びコンピュータプログラム
JP6261474B2 (ja) 地図描画システム、地図描画方法
JP4934445B2 (ja) ナビゲーション装置、及び経路誘導のデモンストレーション表示方法
JP6104095B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
JP4248964B2 (ja) ナビゲーション装置、施設リスト表示方法及びプログラム
JP5060597B2 (ja) ナビゲーション装置
JP6351432B2 (ja) 地図描画システムおよび地図描画方法
JP2012173686A (ja) 地図表示装置及びナビゲーション装置
JP6275450B2 (ja) ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6104095

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250