JP6103872B2 - 通信装置、通信装置の制御方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、第1の無線通信方式および第2の無線通信方式により通信を行う通信装置に関する。
近年、携帯電話機等においては、NFC(Near Field Communication)、IrDA (Infrared Data Association)、TransferJet(登録商標)などの近接無線通信が利用されている。ユーザは、携帯電話同士を近づけるといった操作を行うだけで2台の携帯電話間で通信接続が確立し、画像データやアドレス等のデータの送受信を行うことができる(特許文献1)。
また、NFC関連技術の標準化団体であるNFC Forumにおいては、OSI参照モデルのレイヤ2に対応するLLCP(Logical Link Control Protocol)と呼ばれるプロトコルが規格化されている。LLCPは、双方向通信が可能なピア・トゥー・ピアモードをサポートしており、2台の携帯電話が各々で別の用途のアプリケーションを同時に動作させることも可能である。
このようなNFC等の近接無線通信を用いて無線LAN通信方式(IEEE802.11シリーズ準拠)やBluetooth(登録商標)等の異なる無線通信方式にハンドオーバする技術が提案されている(特許文献2、3)。NFCを用いたハンドオーバにより、2台の携帯電話を近づけるという簡便な操作で無線LAN通信方式やBluetooth(登録商標)の高速な通信路を確立し、大容量データを送受信することができる。
一方、無線LAN通信方式等の異なる無線通信方式へのハンドオーバを利用せずにNFCの通信路のみを用いて画像等のコンテンツデータを共有するサービスも利用されている。例えば、Webサーバ上にアップロードされたコンテンツデータを通信装置が閲覧中に、他の通信装置とNFCにより接続が確立した場合に、該コンテンツデータのURLをNFCを用いて通信装置から他の通信装置へ提供するサービスがある。
特開2007−221355号公報 特開2009−207069号公報 特開2011−182449号公報
NFCの通信確立を契機として他の装置と通信する場合、NFC通信路を用いて通信を行う場合とNFCとは異なる通信方式にハンドオーバしてNFC通信を確立した他の通信装置と通信を行う技術がある。即ち、NFCの通信確立を契機として他の装置とコンテンツデータを共有する場合も、コンテンツデータのURLをNFCを用いて提供することや他の通信方式にハンドオーバして比較的高速な通信路により直接コンテンツデータを提供すること等が考えられる。
本願発明は、複数の通信方式を有する通信装置において所定のデータを他の装置に提供する際の確実性向上を目的とする。
上述の課題を解決する手段として、通信相手装置との間で第1の無線通信方式により通信を行う第1の通信手段と、前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行う第2の通信手段と、前記通信相手装置に所定のデータを提供するための提供方法を、少なくとも前記所定のデータの保存場所または前記通信相手装置の外部装置と通信するためのネットワークへの接続状態の何れか一つに基づいて決定する決定手段と、前記決定手段による決定に応じて、前記第1の通信手段を用いて所定のデータを前記外部装置から取得するための情報を前記通信相手装置に提供するか、前記第2の通信手段を用いて前記所定のデータを前記通信相手装置に提供するための通信を行うかを、制御する制御手段とを有することを特徴とする通信装置を提供する。
本発明によれば、所定のデータを他の装置と共有する際の確実性を向上することができる。
本実施形態におけるシステム構成を示す図である。 デジタルカメラ101の構成を示す図である。 本実施形態におけるシステムのシーケンスチャートを示す図である。 デジタルカメラ102の動作を示すフローチャートである。 接続情報の一例を示す図である。 付属情報の一例を示す図である。 デジタルカメラ102の動作を示すフローチャートである。 デジタルカメラ102の動作を示すフローチャートである。 携帯電話102の構成を示す図である。 本実施形態におけるシステムのシーケンスチャートを示す図である。 携帯電話102の動作を示すフローチャートである。
(実施形態1)
図1は本実施例のシステム構成図である。101はデジタルカメラ、102は携帯電話、103は外部サーバである。デジタルカメラ101、携帯電話102は、近接無線通信方式(第1の無線通信方式)と近距離無線通信方式(第2の無線通信方式)とによる通信が行える通信装置である。外部サーバ103はインターネットに接続されており、画像アップロードサービスと画像閲覧サービスを提供する。画像アップロードサービスとは、インターネットを介して画像データを外部サーバにアップロードするサービスである。また、画像閲覧サービスとは、インターネットを介して外部サーバにアクセスし、アップロードした画像データを取得するサービスである。
104はデジタルカメラ101のタッチパネル(表示部、操作部)であり、105は携帯電話102のタッチパネル(表示部、操作部)である。タッチパネル104、105は、利用者に対する画面表示や利用者による操作の受け付けができる。
106は近接無線通信であり、デジタルカメラ101と携帯電話102とを近づけることによって近接無線通信106を介してピア・トゥー・ピア通信を行うことができる。近接無線通信106には、電磁誘導を利用した非接触ICカード無線通信やNFC(Near Field Communcation)、誘導電界を利用した通信などがあり、通信速度は最大数百kbps、通信可能範囲は数センチメートル以内である。本実施形態では、近接無線通信方式(第1の無線通信方式)としてNFCを用いるものとして説明を行う。近接無線方式は、通信装置間の何れかが発する電磁界によるポーリング信号とその応答信号を送受信することで通信接続が確立される。ここで、近接無線通信方式とは後述する近距離無線通信より、通信可能な範囲が狭い通信方式とする。また、近接無線通信方式とは、近距離無線通信方式より通信速度が遅い通信方式である。
107は近距離無線通信であり、デジタルカメラ101と携帯電話102の間で直接無線通信もしくはAP(Access Point)などの中継機器を介して無線通信を行う。近距離無線通信方式(第2の無線通信方式)には、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANやBluetooth(登録商標)を利用した通信などがあり、通信速度は最大数百Mbps、通信可能範囲は数十メートル以内である。本実施形態では、近距離無線通信方式としてIEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN通信方式を用いるものとして説明を行う。ここで、本実施形態における近距離無線通信方式は、通信を行う際に通信装置間で互いに通信パラメータ(無線パラメータ)を共有する必要があるものとする。また、近距離無線通信方式とは上述の近接無線通信より、通信可能な範囲が広い通信方式とする。また、近距離無線通信方式とは、近接無線通信方式より通信速度が速い通信方式である。
近距離無線通信107による通信を開始する際、ネットワーク識別子、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の情報を含む無線パラメータを装置間で共有して設定することで暗号化や認証を行い安全に通信することができる。具体的には、無線LAN通信方式アライアンスで規格化されている暗号方式としてWPA(Wi−Fi Protected Access)などが挙げられる。なお、それ以外の方法で暗号化・認証を行ってもよい。
108は公衆無線通信であり、携帯電話102がインターネットを経由して外部サーバ103に接続するための無線通信である。公衆無線通信108は、インターネットアクセスを可能にする無線通信であればどのような通信方式でも構わない。代表的なものとしては、所謂3Gなどの携帯電話網(W−CDMA方式、CDMA2000方式等)や無線LAN通信方式などのホットスポット、家庭用の無線LANを利用した通信などがある。
続いて、デジタルカメラ101の構成を図2を用いて説明する。なお、デジタルカメラ101は、装置を制御するコンピュータ(CPU)と該コンピュータが実行するプログラムを記憶するメモリ、タッチパネル、アンテナ、近接無線通信用チップ、近距離無線通信用チップ等のハードウェア構成を有する。図2における各構成は、デジタルカメラ101のコンピュータ(CPU)がプログラムを実行することにより、各ハードウェアの制御、情報の演算、加工を行うことにより実現される。なお、図2における各構成をハードウェアとして構成しても構わない。
201は、近接無線通信106を行う近接無線通信部である(第1の通信手段)。近接無線通信部201は、通信可能範囲内に通信可能な装置を検出すると自動的に近接無線通信106を確立する。202は、近距離無線通信107を行う近距離無線通信部である(第2の通信手段)。近距離無線通信部202は、通信範囲内に存在する通信可能な装置を指定する、或いは通信可能な装置から指定され、通信相手装置と無線パラメータを共有することで該装置との近距離無線接続を確立する。203は、近接無線通信106又は近距離無線通信107を介して通信相手装置にメッセージを送信または受信するメッセージ送受信部である。204は、メッセージ送受信部203で通信相手装置に送信するメッセージを生成するメッセージ生成部である。メッセージ生成部204で生成するメッセージの例として、接続情報の送信を通信相手装置に要求する接続情報要求メッセージと、後述するハンドオーバ制御の開始を通信相手装置に要求するハンドオーバ開始要求メッセージである。ここで、接続情報とは、通信相手装置のインターネットへの接続状況と通信機能に関する情報であり、Web接続情報、公衆無線通信種別、近距離無線設定方式などの情報要素を含む(図5を参照のこと)。Web接続情報とは公衆無線通信108を用いて通信相手装置がインターネット接続可能か否かを示す情報である。公衆無線通信種別とは、携帯電話網やホットスポット、家庭用無線LANなどの公衆無線通信108に利用する通信の種別を示す情報である。近距離無線設定方式とは、近距離無線通信107の開始に利用する無線パラメータの設定方式を示す情報である。例えば、WPS(Wi−Fi Protected Setup)やWi−Fi Directなどの無線パラメータの設定方式が記述される。即ち、接続情報は、即ち、接続情報は、外部装置と通信するためのネットワークへの接続状態に関する情報を含む。
205は記憶部であり、デジタルカメラ101で撮像した画像データや、画像データに紐付けられる付属情報等各種情報を記憶する。付属情報(属性情報)とは、画像データのIDや画像データの保存場所、撮影時刻、所有者、撮影場所などが記述されたデータであり、記憶部205に記憶される全ての画像データに個別の付属情報が付与される(図6を参照のこと)。
なお、デジタルカメラ101では、外部サーバ103の画像アップロードサービスでアップロード済みの画像データに関する付属情報も記憶部205に記憶することができる。従って、付属情報の保存場所に記載できる内容は、記憶部205又は外部サーバ103又は記憶部205と外部サーバ103の両方のいずれかを示す情報となる。例えば、画像データの保存先を示すURL(Uniform Resource Locator)などが記述される。なお、アップロード先の外部サーバ103は、複数の異なるサービスであってもよいとする。
206は、通信相手装置との間の通信を近接無線通信106から近距離無線通信107に切り替えるハンドオーバ処理を実施するハンドオーバ制御部206である。また、ハンドオーバ処理は、近接無線通信106を用いた通信相手装置と近距離無線通信107を行うための処理ということもできる。ハンドオーバ制御部206は、近距離無線通信107の暗号化・認証に必要な無線パラメータを近接無線通信106で通信装置と交換(共有)する。具体的には、NFC Forumで規定されたNFC Handoverの仕様などでハンドオーバ処理を用いる。また、Wi−Fiアライアンスで規格化されているWSC(Wi−Fi Simple Configuration)のOut−of−Band Interfaceの仕様などでハンドオーバ処理を用いる。
207は、デジタルカメラ101のタッチパネル104を制御するタッチパネル制御部である。タッチパネル制御部207では、タッチパネル104の画面表示の制御や、利用者からのタッチパネル104の操作を検出する機能を持つ。208は、近接無線通信106で通信した通信相手装置との間で画像データを交換するサービスを提供するアプリケーションである。アプリケーション208は、記憶部205に記憶される付属情報に対応する画像データを交換することができる。すなわち、記憶部205に記憶される画像データだけでなく、外部サーバ103にアップロードされた画像データを通信相手装置に提供することができる。外部サーバ103にアップロードされた画像データの提供方法については、後のシーケンスチャートを用いて説明する。なお、本実施例ではアプリケーション208を画像データの交換に利用するが、別の用途であってもよい。
209は判定部であり、近接無線通信による通信相手装置との通信に基づいて、通信相手装置に画像データを近距離無線通信を用いて提供するかを判定する。また判定部209は、通信相手装置から取得した接続情報と画像データの付属情報の内容からハンドオーバ処理を実施するか否かを判定する処理も行う。具体的な判定方法については後述する。即ち、判定部209は、通信相手装置に画像データを提供するための提供方法を決定する。210は、第1の提供部であり、近距離無線通信を用いて外部サーバ103により管理される画像データにアクセスするためのURLを通信相手装置に提供する。211は、第2の提供部であり、近距離無線通信を用いて画像データを、外部サーバ103を介さないで通信相手装置に提供する。
次に、携帯電話102の構成を図9を用いて説明する。なお、携帯電話102は、装置を制御するコンピュータ(CPU)と該コンピュータが実行するプログラムを記憶するメモリ、タッチパネル、アンテナ、近接無線通信用チップ、近距離無線通信用チップ等のハードウェア構成を有する。図9における各構成は、携帯電話102のコンピュータ(CPU)がプログラムを実行することにより、各ハードウェアの制御、情報の演算、加工を行うことにより実現される。なお、図9における各構成をハードウェアとして構成しても構わない。
901は、近接無線通信106を用いて通信を行う近接無線通信部である(第1の通信手段)。近接無線通信部901は、通信可能範囲内に通信可能な装置を検出すると自動的に近接無線通信106を確立する。902は、近距離無線通信107を行う近距離無線通信部である(第2の通信手段)。近距離無線通信部902は、通信範囲内に存在する通信可能な装置を指定する、或いは通信可能な装置から指定され、通信相手装置と無線パラメータを共有することで該装置との近距離無線接続を確立する。903は、近接無線通信106又は近距離無線通信107を介して通信相手装置にメッセージを送信するメッセージ送受信部である。904は、近接無線通信106又は近距離無線通信107を介して通信相手装置からメッセージを受信するメッセージ受信部である。904は、メッセージ送受信部903で通信相手装置に送信するメッセージを生成するメッセージ生成部である。905は記憶部であり、携帯電話102で取得した画像データや、画像データに紐付けられる付属情報等各種情報を記憶する。
906は、通信相手装置との間の通信を近接無線通信106から近距離無線通信107に切り替えるハンドオーバ処理を実施するハンドオーバ制御部906である。また、ハンドオーバ処理は、近接無線通信106を用いた通信相手装置と近距離無線通信107による通信を行うための処理ということもできる。ハンドオーバ制御部906は、近距離無線通信107の暗号化・認証に必要な無線パラメータを近接無線通信106で通信相手装置と交換(共有)する。907は、携帯電話102のタッチパネル105を制御するタッチパネル制御部である。タッチパネル制御部907では、タッチパネル105の画面表示の制御や、利用者からのタッチパネル105の操作を検出する機能を持つ。908は、近接無線通信106で通信した通信相手装置との間で画像データを共有するサービスを提供するアプリケーションである。アプリケーション908は、他の装置から画像等のコンテンツデータを取得するための処理を行う。
909は、公衆無線通信部であり、携帯電話回線(第3の通信方式)を用いてインターネットにアクセスする。910は判定部であり、自装置の状態に基づいて、アプリケーション908によるデータ共有処理において、データを外部サーバ103と通信することで取得するかを判定する。また判定部910は、自装置の状態に基づいて、近接無線通信による通信相手装置とハンドオーバ処理を実施するか否かを判定する処理も行う。具体的な判定方法については後述する。911は、第1の取得部であり、近距離無線通信を用いて外部サーバ103により管理される画像データにアクセスするためのURLを通信相手装置から取得する。912は、第2の取得部であり、近距離無線通信を用いて画像データを外部サーバ103を介さないで通信相手装置から取得する。
以上の構成を有する本実施形態における通信システムの動作を説明する。図3は、本実施形態における通信システムのシーケンスを示すシーケンスチャートである。図3において、初期状態では、デジタルカメラ101と携帯電話102は近接無線通信106による通信ができない十分遠い距離に配置されている。また、デジタルカメラ101の近接無線通信部201および携帯電話102の近接無線通信部901は無線接続を実施可能な状態である。また、携帯電話102は携帯電話網を利用して公衆無線通信108が可能な状態とする(公衆無線通信108による通信可能な通信環境であるとする)。
図3(a)では、デジタルカメラ101が近接無線通信を用いて画像データを携帯電話と共有する場合(ハンドオーバ処理を実行しない場合)のシーケンスを説明する。利用者はデジタルカメラ101と携帯電話102との距離が所定の通信範囲内になるように近づけると、近接無線通信106を開始する(F301)。即ち、デジタルカメラ101または携帯電話102の何れかがの相手装置から発せられる電磁界の検出に応じて、近接無線通信106により互いに接続する。
近接無線通信106が確立すると、デジタルカメラ101は、近接無線通信106を介して携帯電話102に接続情報要求メッセージを送信する(F302)。携帯電話102は接続情報要求メッセージの受信に応じて、デジタルカメラ101に近接無線通信106を利用して自装置の接続情報を送信する。なお、携帯電話102が自発的に接続情報を送信するようにしてもよい。
デジタルカメラ101は、携帯電話102から接続情報を受信すると(F303)、デジタルカメラ101は、受信した接続情報により携帯電話102がインターネットに接続可能であることを認識する。即ち、デジタルカメラ101は、携帯電話102が外部サーバ103と通信可能であると判定する。デジタルカメラ101は、近接無線通信106の確立に応じて、(もしくはユーザ操作に応じて、)起動したアプリケーション208により提供可能な画像データの一覧をタッチパネル104に表示する。図3(a)に示すシーケンスでは、外部サーバ103にアップロード済みの画像データが利用者により選択されたとする(F304)。
デジタルカメラ101は、選択された画像データの携帯電話102への提供方法を決定する。即ち、デジタルカメラ101は、選択された画像データを近距離無線通信を用いて提供するかの判定を行う。デジタルカメラ101は、近接無線通信により取得した接続情報に基づいて、選択された画像データを近距離無線通信を用いて提供するかの判定を行う。また、デジタルカメラ101は、選択された画像データ(装置間で共有する対象となったデータ)に基づいて、近距離無線通信を用いて提供するかの判定を行う(F305)。図3(a)においては、接続情報により携帯電話102が外部サーバ103と通信可能であるため、近距離無線通信を用いないで選択された画像データを提供すると判定する。また、選択されたデータが外部サーバ103にアップロード済みであるため近距離無線通信を用いないで該選択されたデータを提供すると判定する。即ち、デジタルカメラ101は、近距離無線通信を用いて選択されたデータを直接提供しないで、既に通信接続が確立している近距離無線通信を用いて、携帯電話102に外部サーバ103から選択されたデータを取得させるための情報を提供する。
デジタルカメラ101は、判定結果に基づいて、近接無線通信106を介して携帯電話102に該画像データを外部サーバ103から取得するための情報(外部サーバ103における保存場所(URL))を送信する(F306)。携帯電話102は、受信したURLに基づいて、公衆無線通信108を介して保存場所が示す外部サーバ103から該画像データをダウンロードする(F306)。
このように、デジタルカメラ101は、携帯電話102が外部サーバ103からデータを取得可能であれば、URL等の比較的容量の小さいデータを通信接続の確立が容易な近接無線通信で送信することで装置間においてデータを共有することができる。また、デジタルカメラ101は、携帯電話102が外部サーバ103からデータを取得可能であれば、近距離無線通信を起動させずともデータを共有することができるため、消費電力を低減することができる。
図3(b)では、デジタルカメラ101が近距離無線通信を用いて画像データを携帯電話102と共有する場合のシーケンスを説明する。図3(b)において、F301〜F303は図3(a)の処理と同様のため説明を省略する。また、図3(b)に示すシーケンスでは、F304で利用者により外部サーバ103にアップロードされていない画像データが選択されたとする。
デジタルカメラ101は、選択された画像データを近距離無線通信を用いて提供するかの判定を行う(F305)。図3(b)においては、接続情報により携帯電話102が外部サーバ103と通信可能であるが、選択されたデータが外部サーバ103にアップロード済みではないため近距離無線通信を用いて該選択されたデータを提供すると判定する。即ち、デジタルカメラ101は、近距離無線通信を起動し、選択されたデータを直接携帯電話102に提供する。
デジタルカメラ101は、判定結果に基づいて、近接無線通信106を介して携帯電話102にハンドオーバ開始要求メッセージを送信する(F308)。ハンドオーバ処理により近距離無線通信107を開始し(F309)、近距離無線通信107が確立すると、近距離無線通信107を介して携帯電話102に選択された画像データを送信する(F310)。
利用者の操作または画像データの送信完了に応じて、アプリケーション208が終了すると(F311)、近距離無線通信107を終了する(F312)。
続いて、本実施形態におけるデジタルカメラ101の動作を図4に示すフローチャートを用いて説明する。初期状態は、近接無線通信106による通信を開始していない状態とする。
近接無線通信部201は、携帯電話102が近接無線通信106の通信圏内に存在することを検知すると、近接無線通信106を開始する(S401)。メッセージ送受信部203は、メッセージ生成部204により生成した接続情報要求メッセージを近接無線通信部201により携帯電話102に該メッセージを送信し、近接無線通信部201により携帯電話102からの接続情報を受信する(S402)。そして、アプリケーション208は、近接無線通信106の確立またはユーザ操作に応じて、データを通信相手と共有するためのアプリケーションを起動する。
そして、判定部209は、データを通信相手装置に提供するための提供方法を決定する。まず、判定部209は、受信した接続情報に含まれるWeb接続情報を参照して、携帯電話102が外部サーバ103に接続可能か否かを確認する(S403)。携帯電話102が外部サーバ103に接続可能な場合は(S403のY)、タッチパネル制御部207は、記憶部205に記憶しているデータおよび外部サーバ103にアップロードしているが記憶部205に記憶していないデータ全ての画像データの一覧を表示する(S404)。タッチパネル制御部207により利用者による表示された画像データからの選択操作を検出すると(S405)、選択された画像データの付属情報に含まれる保存場所を参照して、該画像データが外部サーバ103にアップロード済みか否かを確認する(S406)。
なお、S405の選択操作は複数の画像データを選択することが可能であっても良く、その場合は、S406の確認処理で該複数の画像データが全て外部サーバ103にアップロード済みか否かを確認する。また、S405における通信相手装置と共有するデータの選択は、近接無線通信により通信相手装置に接続するタイミングでタッチパネル104で表示されているデータを共有対象のデータと決定するようにしてもよい。
選択された画像データが外部サーバ103にアップロード済みの場合は(S406のY)、第1の提供部210は、携帯電話102に該画像データを外部サーバ103から取得するための情報(外部サーバ103における保存場所(URL))を送信する(S407)。そして、アプリケーション208が終了するか否かを確認する(S408)。
アプリケーション208が終了する場合は(S408のY)、処理を終了し、アプリケーション208が終了しない場合は(S408のN)、S403の処理に戻る。
一方、携帯電話102が外部サーバ103に接続不可の場合は(S403のN)、記憶部205に記憶されている画像データのみをタッチパネル104に一覧表示する(S404)。
利用者による表示された画像データの選択操作を検出する。(S410)なお、S410における通信相手装置と共有するデータの選択は、S405で説明と同様に複数の画像データの選択、近接無線通信により通信相手装置に接続するタイミングで表示されているデータを共有対象のデータと決定するようにしてもよい。続いて、ハンドオーバ制御部206は、携帯電話102との間でハンドオーバ処理を実施し近距離無線通信部202による近距離無線通信107を確立する(S411)。
なお、S411の処理において、受信した接続情報に含まれる近距離無線設定方式を参照し、携帯電話102がハンドオーバに利用する設定方式に対応していない場合は、ハンドオーバ処理は実施しなくてもよい。さらに、その場合の処理として、近距離無線通信107で通信可能なAPが周囲に存在した場合、AP経由で該画像データをアップロードして、近接無線通信106で該画像データへの保存場所を携帯電話102に送信してもよい。また、過去に携帯電話102と近距離無線通信を確立しており、携帯電話102との間で近距離無線通信を行うための無線パラメータを保持している場合は、無線パラメータを共有するための処理を省略してもよい。ハンドオーバ処理が完了すると、第2の提供部211は、近距離無線通信107を介して携帯電話102に該画像データを送信し、S408の終了確認処理を行う。
また、S405で選択された画像データが外部サーバ103にアップロード済みでない場合も同様に(S406のN)、S411のハンドオーバ処理、S412の画像データ送信処理を実施する。なお、S411の処理において、受信した接続情報に含まれる公衆無線通信種別を参照し、携帯電話102がホットスポットや家庭用のAPを経由して公衆無線通信108が可能な場合は、該APを接続先としてハンドオーバ処理は実施してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、デジタルカメラ101は、携帯電話102が外部サーバ103からデータを取得可能であれば、URL等の比較的容量の小さいデータを近接無線通信を用いて装置間においてデータを共有することができる。また、デジタルカメラ101は、携帯電話102が外部サーバ103からデータを取得可能であれば、近距離無線通信を起動させずともデータを共有することができるため、消費電力を低減することができる。
また、データを共有するために、デジタルカメラ101がデータを送信する必要がない場合はハンドオーバ処理を実施しないことで、近距離無線通信に係る消費電力を抑えることが可能となった。また、デジタルカメラ101内に記憶された画像データと外部サーバにアップロード済みの画像データの両方を同様の操作で提供する仕組みを提供したことで、利用者は画像データの保存先を意識することなく画像データの提供が可能となり利便性が向上した。
また、通信相手装置の通信環境・能力、状態を認識したうえで、適切な通信手段を自動的に選択することで、利用者は通信手段を意識することなく必要な接続先にアクセス可能となり利便性が向上した。また、共有する画像データの保存先に応じて適切な通信手段を自動的に選択することで、ユーザに煩雑な操作を強いることなく、かつ不必要な電力を削減し、データの提供を行うことが可能となる。
(実施形態2)
実施形態1では、通信相手の状態、共有するデータに基づいて、近距離無線通信を起動するかを判定する実施形態を示した。本実施形態では、携帯電話102の課金形態の情報に基づいて近距離無線通信を起動するかを判定する場合、外部サーバ103へのアクセスに認証が必要な場合について説明を行う。
本実施例のシステム構成は実施形態1と同様であるが、実施形態2の携帯電話102はデザリング機能を有している。テザリング機能とは、携帯電話回線を利用できない他の電子装置と接続して、外部モデムとして用いられ、該電子装置を携帯電話回線経由(公衆無線通信網)でインターネットに接続させる機能である。本機能を用いることで、デジタルカメラ101は、近距離無線通信107で携帯電話102に接続し、携帯電話網を介して外部サーバ103にアクセス可能となる。
また、本実施形態で用いる接続情報には、Web接続情報、公衆無線通信種別、近距離無線設定方式に加えて、公衆無線通信課金方式とテザリング機能の有無に関する情報要素を含む(図5を参照のこと)。即ち、接続情報は、外部装置と通信するためのネットワークへの接続状態に関する情報を含む。公衆無線通信課金方式とは、公衆無線通信108を利用するうえで利用者がネットワークサービスプロバイダーと契約している課金方法を示す。具体的には、通信量に比例して課金される「従量課金制」もしくは、通信量に関わらず一定額となる「定額制」などを示す情報である。
また、記憶部205に記憶される付属情報は、画像データのID、保存場所、撮影時刻、所有者、撮影場所に加えて外部サーバ認証の有無などが記述されたデータである。外部サーバ認証とは、ユーザIDとパスワードを用いた外部サーバ103へのアクセス時の認証処理である。
以下では、図7に示すフローチャートを用いて本実施形態のデジタルカメラ101の動作について説明を行う。デジタルカメラ101と携帯電話102の間で近接無線通信部201を開始すると(S701)、デジタルカメラ101は、携帯電話102から接続情報を取得し(S702)、タッチパネル104に画像の一覧を表示する(S703)。タッチパネル制御部207が利用者による画像データの選択操作を検知すると(S704)、デジタルカメラ101は該画像データの付属情報の保存場所を確認する(S705)。
選択された画像データの保存場所が記憶部205のみを示す場合は(S705の内部メモリのみ)、デジタルカメラ101は、ハンドオーバ処理を実施し(S706)、近距離無線通信107を用いて該画像データを送信する(S707)。そして、アプリケーション208の処理が終了するかを確認する(S708)。終了しない場合は(S708のN)、画像選択処理(S704)に戻る。終了する場合は(S708のY)、処理を終了する。
一方、選択された画像データの保存場所が外部サーバ103のみを示す場合は、デジタルカメラ101は、選択された画像データの付属情報の外部サーバ認証の有無を参照し、外部サーバ103へのアクセスに認証処理が必要の有無を判定する(S711)。認証が必要ない場合は、近接無線通信106を用いて携帯電話102に該画像データの保存場所を送信し(S709)、アプリケーション208の終了確認処理を行う(S708)。
外部サーバ103へのアクセスに認証処理が必要な場合は、デジタルカメラ101は、接続情報のテザリング機能の有無を参照して、携帯電話102のテザリング機能の有無を判定する(S712)。
テザリング機能を有する場合は、デジタルカメラ101は、携帯電話102に対してテザリング機能を有効にするよう指示するためのメッセージであるテザリング開始要求メッセージを送信し、携帯電話102のテザリング機能を有効にさせる(S713)。さらに、ハンドオーバ処理を実施して近距離無線通信107を確立し(S714)、携帯電話102を介して外部サーバ103から該画像データをダウンロードする(S715)。近距離無線通信107を用いて、ダウンロードした該画像データを携帯電話102に送信する(S716)。そして、アプリケーション208の終了確認処理を行う(S708)。
一方、携帯電話102がテザリング機能を有さない場合は、該画像データの保存場所を携帯電話102に送信する(S709)。もしくは、デジタルカメラ101と携帯電話102の所有者が同一である場合は、外部サーバ103にアクセスするためのユーザIDとパスワードを携帯電話102に通知してもよい。
一方、該画像データの保存場所が記憶部205と外部サーバ103の両方を示す場合は(S705の内部メモリと外部サーバの両方)、接続情報の公衆無線通信課金方式を参照する(S710)。携帯電話102の公衆無線通信課金方式が「従量課金制」の場合は(S710の従量課金制)、ハンドオーバ処理を実施し(S706)、近距離無線通信107を用いて携帯電話102に該画像データを送信し(S707)、S708の終了確認処理を行う。
携帯電話102の公衆無線通信課金方式が「定額制」の場合は(S710の定額制)、近接無線通信106を用いて携帯電話102に該画像データの保存場所を送信し(S709)、S708の終了確認処理を行う。
なお、携帯電話102の公衆無線通信課金方式が「定額制」、かつ外部サーバ103へのアクセスに認証処理が必要な場合、ハンドオーバ処理を実施し(S706)、近距離無線通信107で該画像データを送信してもよい(S707)。
以上説明したように、本実施形態によれば、実施形態1の効果に加えて携帯電話102の公衆無線通信の課金方式に応じて自動的に通信方法を切り替えることで、利用者に係る課金量を抑えることが可能となった。また、外部サーバ103へのアクセスに認証処理が必要な場合は、自動的に通信方法を選択し、携帯電話102にユーザID及びパスワード等の個人情報を知られることなく画像データを交換できる。
(実施形態3)
本実施形態では、有料コンテンツデータの共有処理を説明する。本実施例のシステム構成図は図1と同様である。なお、本実施形態における接続情報は、Web接続情報、公衆無線通信種別、近距離無線設定方式、公衆無線通信課金方式、テザリング機能の有無に加えて、携帯電話102の所有者を特定する情報要素を含む(図5を参照のこと)。
また、記憶部205に記憶される付属情報は、画像データのID、保存場所、撮影時刻、所有者、撮影場所、外部サーバ認証の有無に加えて支払い義務の有無や画像データの所有者を特定する情報などが記述されたデータを含む。即ち、接続情報には、外部サーバと通信する権限があるかを示す情報が含まれる。また、支払い義務の有無とは、画像データを自分以外の利用者にコピーして引き渡す際、電子決済等の手段により支払うことが義務付けられるか否かを示す情報である。
以下では、図8のフローチャートを用いて本実施形態のデジタルカメラ101の動作を説明する。デジタルカメラ101と携帯電話102の間で近接無線通信部201を開始すると(S801)、デジタルカメラ101は、携帯電話102から接続情報を取得し(S802)、タッチパネル104に画像の一覧を表示する(S803)。タッチパネル制御部207が利用者による画像データの選択操作を検知すると(S804)、該画像データの付属情報の支払い義務の有無を確認する(S805)。
デジタルカメラ101は、選択された画像データにコピーする際に支払い義務がある場合(S805のY)、該画像データの付属情報の所有者と、携帯電話102の接続情報の所有者とを比較する(S806)。両方の所有者が一致する場合(S806のY)、ハンドオーバ処理を実施し(S807)、近距離無線通信107を用いて携帯電話102に該画像データを送信し(S808)、アプリケーション208の処理の終了を確認する(S809)。
処理を終了しない場合は(S809のN)、画像選択処理(S804)に戻り、処理を終了する場合は(S809のY)、処理を終了する。
また、両方の所有者が一致しない場合(S806のN)、近接無線通信106を用いて携帯電話102に選択された画像データにアクセスをするための決済用URLおよび保存先URLを送信し(S810)、終了確認処理を行う(S809)。一方、該画像データをコピーする際に支払い義務がない場合は図7のS705に処理を進める。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像データが有料のコンテンツであっても、画像データと送信先機器の所有者を確認することで、画像データの交換が実現できる。
また、異なる所有者に有料コンテンツを送信する場合でも、送信先機器に該コンテンツの決済用URLを送信することで、画像データの購入処理を簡便にして利便性を向上できる。
(実施形態4)
実施形態1〜3では、データの提供側がハンドオーバ処理を実施するかを判定したが本実施形態では、データの取得側がハンドオーバ処理を実施するかを判定する例を示す。
本実施例のシステム構成図は図1と同様であり、ここでは説明を割愛する。本実施形態における通信システムのシーケンスを図3に示すシーケンスチャートを用いて説明する。初期状態は、デジタルカメラ101と携帯電話102は近接無線通信106による通信ができない十分遠い距離に配置されている。また、デジタルカメラ101の近接無線通信部201および携帯電話102の近接無線通信部901は、無線接続を実施可能な状態である。また、携帯電話102は携帯電話網(公衆無線通信網)を利用して公衆無線通信108が可能な状態とする(公衆無線通信108による通信可能な通信環境であるとする)。
図10(a)では、携帯電話102が近接無線通信を用いて画像データをデジタルカメラ101と共有するための処理を実行する場合(ハンドオーバ処理を実行しない場合)のシーケンスを説明する。利用者はデジタルカメラ101と携帯電話102との距離が所定の通信範囲内になるように近づけると、近接無線通信106を開始する(F1001)。即ち、デジタルカメラ101または携帯電話102の何れかがの相手装置から発せられる電磁界の検出に応じて、近接無線通信106により互いに接続する。
近接無線通信106が確立すると、デジタルカメラ101は、近接無線通信106の確立に応じて、(もしくはユーザ操作に応じて、)起動したアプリケーション208により提供可能な画像データの一覧をタッチパネル104に表示する。携帯電話102は、近接無線通信106の確立に応じて、(もしくはユーザ操作に応じて、)アプリケーション908を起動する。図10(a)に示すシーケンスでは、外部サーバ103にアップロード済みの画像データが利用者により選択されたとする(F1002)。そして、携帯電話102は、近接無線通信106を介して、デジタルカメラ101により選択された画像データに対応する付属情報を要求するメッセージをデジタルカメラ101に送信する(F1003)。デジタルカメラ101は付属情報要求メッセージの受信に応じて、携帯電話102に近接無線通信106を利用して選択されたデータの付属情報を送信する(F1004)。なお、デジタルカメラ101が付属情報要求メッセージに応答して、共有するデータの付属情報を送信するとしたが、共有するデータの決定に応じて、自発的にデジタルカメラ101が付属情報を携帯電話102に送信するようにしてもよい。
デジタルカメラ101から付属情報を受信すると(F1004)、携帯電話102は、受信した付属情報に外部サーバ103からデータを取得するための情報であるURLが含まれているため、外部サーバ103からデータを取得することができることを認識する。
携帯電話102は、選択された画像データの取得方法を決定する。即ち、携帯電話102は、選択された画像データを外部サーバ103と通信することによって取得するかの判定を行う(F1005)。携帯電話102は、自装置の公衆無線通信108の通信環境(接続情報)に基づいて、選択された画像データを外部サーバ103と通信することによって取得するかの判定を行う。また、携帯電話102は、選択された画像データ(装置間で共有する対象となったデータ)に基づいて、近距離無線通信を用いて提供するかの判定を行う(F1005)。また、実施形態2、3で説明したように、携帯電話102の課金形態や外部サーバ103へのアクセス認証するIDやパスワードを有しているか、共有するデータが有料コンテンツデータかどうかに等に基づいて判定を行っても良い。また、外部サーバとの通信にユーザ認証処理が必要か否かに基づいて、データの提または取得方法を決定してよい。
図10(a)においては、携帯電話102は、公衆無線通信108によって外部サーバ103と通信可能であるため、近距離無線通信を用いないで選択された画像データを取得すると判定する。また、選択されたデータが外部サーバ103にアップロード済みであるため近距離無線通信を用いないで該選択されたデータを外部サーバ103から取得すると判定する。即ち、携帯電話102は、近距離無線通信を用いて選択されたデータをデジタルカメラ101から直接取得しないで、外部サーバ103から選択されたデータを取得する。
携帯電話102は、判定結果に基づいて、近接無線通信106を介してデジタルカメラ101から受信した画像データを外部サーバ103から取得するための情報を用いて画像データを外部サーバ103から取得する(F1006)。
このように、携帯電話102は、外部サーバ103からデータを取得可能であれば、URL等の比較的容量の小さいデータを通信接続の確立が容易な近接無線通信で受信し、外部サーバ103からデータを取得することができる。また、携帯電話102は、携帯電話102が外部サーバ103からデータを取得可能であれば、デジタルカメラ101および携帯電話102の近距離無線通信を起動させずともデータを共有することができるため、消費電力を低減することができる。
図10(b)では、携帯電話102が近距離無線通信を用いて画像データをデジタルカメラ101と共有する場合のシーケンスを説明する。図10(b)において、F1001〜F1003は図10(a)の処理と同様のため説明を省略する。また、図3(b)に示すシーケンスでは、F1002で利用者により外部サーバ103にアップロードされていない画像データが選択されたとする。即ち、F1004では、携帯電話102はサーバ103での保存場所を示すURLの情報が含まれていない付属情報を受信する。
携帯電話102は、受信した付属情報が示す画像データの取得方法を決定する。携帯電話102は、受信した付属情報が示す画像データを外部サーバ103と通信することによって取得するかの判定を行う(F1005)。図10(b)においては、携帯電話102が外部サーバ103と通信可能であるが、付属情報により選択されたデータが外部サーバ103にアップロード済みではないため、外部サーバ103と通信しないと判定する。即ち、近距離無線通信を用いて該選択されたデータを取得すると判定する。
携帯電話102は、判定結果に基づいて、近接無線通信106を介して携帯電話102にハンドオーバ開始要求メッセージを送信する(F1008)。ハンドオーバ処理により近距離無線通信107を開始し(F1009)、近距離無線通信107が確立すると、近距離無線通信107を介しデジタルカメラ101から選択された画像データを受信する(F1010)。利用者の操作または画像データの送信完了に応じて、アプリケーション908が終了すると(F1007)、近距離無線通信107を終了する(F1012)。
続いて、本実施形態における携帯電話102の動作を図11に示すフローチャートを用いて説明する。初期状態は、近接無線通信106による通信を開始していない状態とする。デジタルカメラ101と携帯電話102の間で近接無線通信部901を開始すると(S1101)、携帯電話102は、デジタルカメラ101から付属情報を取得する(S1102)。判定部910は、画像データの取得方法を決定する。即ち、判定部910は、付属情報を参照し、付属情報に対応するデータの保存場所を確認する(S1103)。データの保存場所がデジタルカメラ101のみを示す場合(S1103の通信相手装置のみ)、ハンドオーバ処理を実施し(S1104)、近距離無線通信107を用いてデジタルカメラ101から画像データを取得する(S1105)。
画像データの取得が完了すると、アプリケーション908の処理を終了するか否かを確認し(S1108)、終了しない場合は(S1108のN)、画像選択処理(S1104)に戻り、終了する場合は(S1108のY)、処理を終了する。
一方、受信した付属情報が示すデータの保存場所が外部サーバ103のみを示す場合(S1103の外部サーバのみ)、携帯電話102は、URLに基づいて外部サーバ103にアクセスする。そして、公衆無線通信108を用いて外部サーバ103からデータをダウンロードする(S1107)。なお、公衆無線通信108が利用できない場合は、画像データのダウンロード処理はペンディングし、公衆無線通信108が利用できる状況になったタイミングで該画像データをダウンロードする。画像データのダウンロードが完了すると、終了確認処理を行う(S1108)。
また、該画像データの保存場所がデジタルカメラ101と外部サーバ103の両方を示す場合(S1105の通信相手装置と外部サーバの両方)、携帯電話102は、公衆無線通信108による外部サーバ103への接続が可能か否かを判定する(S1108)。通信環境等の理由により、外部サーバ103に接続できない場合(S1108のN)、ハンドオーバ処理を実施し(S1104)、近距離無線通信107を用いてデジタルカメラ101から画像データを取得して(S1107)、終了確認処理を行う(S1106)。
一方、外部サーバ103に接続できる場合(S1008のY)、公衆無線通信108を用いて外部サーバ103から画像データをダウンロードして(S1107)、終了確認処理を行う(S1108)。
以上説明したように、本実施形態によれば、デジタルカメラ101だけでなく、データの受信側である携帯電話102の処理において、ハンドオーバ処理を実施するか否かを判定することができる。
従って、データ送信側であるデジタルカメラ101の処理リソースが乏しい場合においても、携帯電話102の処理リソースを用いて処理を実施できる。また、認証処理が必要な外部サーバ103から携帯電話102側でユーザIDとパスワードを入力して画像データをダウンロードする場合においても、携帯電話102側だけの操作で処理を実施できるため、利用者にとっての利便性が向上する。
このように、携帯電話102は、外部サーバ103からデータを取得可能であれば、URL等の比較的容量の小さいデータを通信接続の確立が容易な近接無線通信で受信し、外部サーバ103からデータを取得することができる。また、携帯電話102は、携帯電話102が外部サーバ103からデータを取得可能であれば、デジタルカメラ101および携帯電話102の近距離無線通信を起動させずともデータを共有することができるため、消費電力を低減することができる。
また、データを共有するために、デジタルカメラ101がデータを送信する必要がない場合はハンドオーバ処理を実施しないことで、近距離無線通信に係る消費電力を抑えることが可能となった。また、デジタルカメラ101内に記憶された画像データと外部サーバにアップロード済みの画像データの両方を同様の操作で提供する仕組みを提供したことで、利用者は画像データの保存先を意識することなく画像データの提供が可能となり利便性が向上した。
また、自装置の通信環境・能力、状態を認識したうえで、適切な通信手段を自動的に選択することで、利用者は通信手段を意識することなく必要な接続先にアクセス可能となり利便性が向上した。また、共有する画像データの保存先に応じて適切な通信手段を自動的に選択することで、ユーザに煩雑な操作を強いることなく、かつ不必要な電力を削減し、データの提供を行うことが可能となる。
(その他の実施例)
上述の実施形態では、装置間で画像データを共有する例を示したが、動画データ、テキストデータ、音楽データ等他のコンテンツデータであってもよい。
上述の実施形態では、装置間で共有するデータを、装置間で近接無線通信による通信が可能となったことの検出に応じて、どちらかの装置がタッチパネル(表示装置)に表示させているデータを対象として選択するようにしてよい。
上述の実施形態では、アプリケーションが電源ON中は常に起動しているように構成しても構わない。
上述の実施形態では、データを提供する側が共有するデータを決定する例示したが、データを提供される側が共有するデータを決定するようにしてもよい。この場合、デジタルカメラ101がデータの一覧を携帯電話102に送信し、携帯電話102が選択したデータを指定する情報をデジタルカメラ101に送信する。
携帯電話102が選択したデータを指定する情報をデジタルカメラ101に送信する。
また、上述の実施形態では、データを提供するための提供方法として、外部サーバのURLまたは直接データを通信するかの何れか一方を用いる構成とした。しかしながら、外部サーバのURLを近接無線通信で提供した後に、近距離無線通信によりデータを直接通信する構成として良い。
上述の実施形態では、デジタルカメラ101と携帯電話102と外部サーバ103のシステム構成で説明したが、別の機器を用いて上記の処理を行ってもよい。
上述の実施形態では近接無線通信によりデータのURLを提供する構成としたが近距離無線通信にハンドオーバした後に近距離無線通信でURLを提供する構成としても構わない。また、装置間ですでに近距離無線通信に用いる通信パラメータ(無線パラメータ)を共有している場合はハンドオーバ処理を省略するようにしてもよい。また、既に近距離無線通信による通信接続が確立している状態であってもよいこの場合は、近接無線通信による装置間の通信接続確立を処理を開始する契機として用いるものとする。
上述の実施形態ではデータの保存場所が自装置か外部サーバかを少なくとも条件の一つとして、近接無線通信でデータの保存場所を示すURLを相手装置に提供するか、近距離無線通信によりデータを直接相手装置に送信するかを決定する構成を例示した。しかしながら、例えば相手装置に提供するデータの自装置の記憶部における記憶領域に応じて、近接無線通信でデータの保存場所を示すURLを相手装置に提供するか、近距離無線通信によりデータを直接相手装置に送信するかを決定する構成としてもよい。記憶領域とは例えば、フォルダやアドレスであってよい。
また、相手装置に提供するデータが自装置に記憶しているデータであっても、該データの種別に応じて、近接無線通信でデータの保存場所を示すURLを相手装置に提供するか、近距離無線通信によりデータを直接相手装置に送信するかを決定する構成としてもよい。例えば、相手装置に提供するデータが動画データであれば、近接無線通信でデータの保存場所を示すURLを相手装置に提供し、静止画データであれば近距離無線通信によりデータを直接相手装置に送信するようにしてよい。また、この逆のように構成しても良い。また、相手装置に提供するデータのデータ量に応じて、データの提供方法または取得方法を決定するようにして良い。例えば、相手装置に提供するデータのデータ量が所定の閾値以下であれば、近接無線通信でデータの保存場所を示すURLを相手装置に提供する。また、データ量が所定の閾値を上回れば近距離無線通信によりデータを直接相手装置に送信するようにしてよい。また、この逆のように構成しても良い。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 デジタルカメラ
102 携帯電話
103 外部サーバ
104、105 タッチパネル
106 近接無線通信
107 近距離無線通信
108 公衆無線通信

Claims (29)

  1. 通信相手装置との間で第1の無線通信方式により通信を行う第1の通信手段と、
    前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行う第2の通信手段と、
    前記通信相手装置に所定のデータを提供するための提供方法を、少なくとも前記所定のデータの保存場所または前記通信相手装置の外部装置と通信するためのネットワークへの接続状態の何れか一つに基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段による決定に応じて、前記第1の通信手段を用いて所定のデータを前記外部装置から取得するための情報を前記通信相手装置に提供するか、前記第2の通信手段を用いて前記所定のデータを前記通信相手装置に提供するための通信を行うかを、制御する制御手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記決定手段は、前記通信相手装置の外部装置と通信するためのネットワークへの接続状態であって、前記第1の通信手段により通信された情報により示される接続状態に基づいて、決定を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記決定手段は、前記所定のデータの保存場所と、前記通信相手装置が前記外部装置と通信する権限があることに基づいて、決定を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記所定のデータを複数のデータから選択する選択手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信装置。
  5. 前記選択手段は、前記通信相手装置との間で前記第1の通信手段による通信が可能となったことの検出に応じて、前記通信装置が表示部に表示させているデータを前記所定のデータとして選択することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記第1の通信手段を用いて、前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行うための処理を行う処理手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 前記第2の無線通信方式により前記所定のデータを前記通信相手装置と通信する場合、前記通信相手装置に、前記第2の通信手段による通信の開始を前記第1の通信手段を用いて要求することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 前記所定のデータを前記外部装置から取得するための前記情報は、URLであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の通信装置。
  9. 前記処理手段は、前記第2の通信手段により通信するための通信パラメータを前記通信相手装置と共有するための処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  10. 前記決定手段は、前記所定のデータの保存場所と、前記外部装置との通信にユーザ認証処理が必要か否かに基づいて、決定を行うことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の通信装置。
  11. 前記決定手段は、前記所定のデータの保存場所と、前記通信相手装置と前記外部装置と間の通信に係る課金方法とに基づいて、決定を行うことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の通信装置。
  12. 前記決定手段は、前記所定のデータの保存場所と、前記通信相手装置が他の装置に公衆無線通信網を用いた通信を利用させるための機能に対応しているか否かに基づいて、決定を行うことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の通信装置。
  13. 前記決定手段は、前記所定のデータの保存場所と、前記所定のデータが有料コンテンツか否かに基づいて、決定を行うことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の通信装置。
  14. 前記選択手段は、表示された複数のデータからユーザ操作に基づいて選択されたデータを、前記所定のデータとして選択することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  15. 前記複数のデータは、前記通信相手装置が前記外部装置と通信可能な状態である場合、前記通信装置が記憶しておらず、前記外部装置が管理しているデータを含むことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  16. 通信相手装置との間で第1の無線通信方式により通信を行う第1の通信手段と、
    前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行う第2の通信手段と、
    前記通信相手装置から前記第1の通信手段を用いて所定のデータに関する情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記所定のデータを外部装置から取得するための情報に基づいて、前記所定のデータを前記外部装置から取得する第1の取得手段と、
    前記第2の通信手段を用いて前記通信相手装置から前記所定のデータを取得する第2の取得手段と、
    前記受信手段によって前記所定のデータに関する情報を受信した際に前記通信装置が前記外部装置と通信可能な場合、前記第1の取得手段を用いて前記所定のデータを取得すると決定し、前記受信手段によって前記所定のデータに関する情報を受信した際に記外部装置と通信可能ではない場合、前記第2の取得手段を用いて前記所定のデータを取得すると決定する決定手段と、を有することを特徴とする通信装置。
  17. 前記外部装置との間で第3の無線通信方式により通信を行う第3の通信手段を有し、
    前記第1の取得手段は、前記第3の通信手段を用いて前記所定のデータを取得することを特徴とする請求項16に記載の通信装置。
  18. 前記第2の取得手段を用いて前記所定のデータを取得すると前記決定手段により決定された場合、前記第1の通信手段は、前記通信相手装置との間で前記第2の無線通信方式により通信を行うための通信パラメータを通信し、
    前記第2の取得手段は、前記通信パラメータに基づく前記第2の通信手段の通信を用いて前記通信相手装置から前記所定のデータを取得することを特徴とする請求項16または17に記載の通信装置。
  19. 通信相手装置との間で第1の無線通信方式により通信を行う第1の通信手段と、
    前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行う第2の通信手段と
    前記通信相手装置に提供する所定のデータの保存場所または前記通信相手装置の外部装置と通信するためのネットワークへの接続状態の何れか一つに基づいて、前記第1の通信手段を用いて所定のデータを外部装置から取得するための情報を前記通信相手装置に提供するか、前記第1の通信手段を用いて前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行うための処理を行うかを、制御する制御手段とを有することを特徴とする通信装置。
  20. 通信相手装置との間で第1の無線通信方式により通信を行う第1の通信手段と、
    前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行う第2の通信手段と
    前記通信相手装置に提供する所定のデータの属性に基づいて、前記第1の通信手段を用いて所定のデータを外部装置から取得するための情報を前記通信相手装置に提供するか、前記第1の通信手段を用いて前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行うための処理を行うかを、制御する制御手段とを有することを特徴とする通信装置。
  21. 通信相手装置との間で第1の無線通信方式により通信を行う第1の通信手段と、前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行う第2の通信手段と、を有する通信装置の制御方法であって、
    前記通信相手装置に所定のデータを提供するための提供方法を、少なくとも前記所定のデータの保存場所または前記通信相手装置の外部装置と通信するためのネットワークへの接続状態の何れか一つに基づいて決定する決定工程と、
    前記決定工程における決定に応じて、前記第1の通信手段を用いて所定のデータを前記外部装置から取得するための情報を前記通信相手装置に提供するか、前記第2の通信手段を用いて前記所定のデータを前記通信相手装置に提供するための通信を行うかを、制御する制御工程とを有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  22. 通信相手装置との間で第1の無線通信方式により通信を行う第1の通信手段と、前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行う第2の通信手段と、を有する通信装置の制御方法であって、
    前記通信相手装置から前記第1の通信手段を用いて所定のデータに関する情報を受信する受信工程と、
    前記受信工程において前記所定のデータに関する情報を受信した際に前記通信装置が外部装置と通信可能な場合、前記受信工程において受信された前記所定のデータを外部装置から取得するための情報に基づいて、前記所定のデータを前記外部装置から取得する第1の取得工程と、
    前記受信工程において前記所定のデータに関する情報を受信した際に前記通信装置が前記外部装置と通信可能ではない場合、前記第2の通信手段を用いて前記通信相手装置から前記所定のデータを取得する第2の取得工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  23. 通信相手装置との間で第1の無線通信方式により通信を行う第1の通信手段と、前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行う第2の通信手段と、を有する通信装置の制御方法であって、
    前記通信相手装置に提供する所定のデータの保存場所または前記通信相手装置の外部装置と通信するためのネットワークへの接続状態の何れか一つに基づいて、前記第1の通信手段を用いて所定のデータを外部装置から取得するための情報を前記通信相手装置に提供するか、前記第1の通信手段を用いて前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行うための処理を行うかを、制御する制御工程とを有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  24. 通信相手装置との間で第1の無線通信方式により通信を行う第1の通信手段と、前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行う第2の通信手段と、を有する通信装置の制御方法であって、
    前記通信相手装置に提供する所定のデータの属性に基づいて、前記第1の通信手段を用いて所定のデータを外部装置から取得するための情報を前記通信相手装置に提供するか、前記第1の通信手段を用いて前記通信相手装置との間で第2の無線通信方式により通信を行うための処理を行うかを、制御する制御工程とを有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  25. コンピュータを請求項1乃至20の何れか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  26. 通信装置であって、
    通信相手装置がインターネットに接続中であるか否かを示す情報と、近接無線通信である第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式にハンドオーバするための情報とを、前記第1の無線通信方式により前記通信相手装置と通信する第1通信手段と、
    前記第1通信手段により通信された前記通信相手装置がインターネットに接続中であるか否かを示す情報に基づいて、コンテンツを通信するために前記第2の無線通信方式を用いるか否かを決定する決定手段と、
    前記決定手段により前記第2の無線通信方式を用いることが決定された場合、前記第1通信手段により通信された前記第2の無線通信方式にハンドオーバするための情報に基づいて、前記コンテンツを前記第2の無線通信方式を用いて通信する第2通信手段と、を有することを特徴とする通信装置。
  27. 前記第1の無線通信方式は、NFC(Near Field Communcation)であることを特徴とする請求項1乃至20、26の何れか1項に記載の通信装置。
  28. 前記第2の無線通信方式は、前記第1の無線通信方式より通信速度が速いまたは前記第1の無線通信方式より通信範囲が広い通信方式であることを特徴とする請求項1乃至20、26、27の何れか1項に記載の通信装置。
  29. 前記第2の無線通信方式は、IEEE802.11シリーズまたはBluetooth(登録商標)であることを特徴とする請求項1乃至20、26、27、28の何れか1項に記載の通信装置。
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