JP6102441B2 - 仮想マシン管理方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、同一構成の複数の仮想マシンを1つの仮想マシンテンプレートに基づいて管理する技術、特に仮想マシン管理方法及び装置に関する。
仮想マシンの利用拡大に伴い、仮想マシンの利用用途が拡大しており、仮想マシンには、Webサーバ,アプリケーションサーバ,データベース(DB)サーバなど複数の用途の仮想マシンが存在する。
既存の仮想マシンの一例を図6に示す。図6に示すように、既存の仮想マシン管理装置においては、仮想マシンサーバ101,102と、その仮想マシンサーバ101,102上に仮想的に作成された仮想マシン201〜208と、仮想マシンサーバ101,102及び仮想マシン201〜208を管理する管理サーバ100とを有しており、これら相互間はネットワーク500を介して連携されていた。
既存の仮想マシン管理装置において、管理サーバ100は、同一構成の複数の仮想マシンに対して、それを作成するための仮想マシンテンプレートを仮想マシン毎に作成していた。そして、作成する仮想マシン毎に作成したそれぞれの仮想マシンテンプレートでは、仮想マシンのハードウェア仕様とゲストオペレーションシステム(ゲストOS)のみしか管理しておらず、仮想マシン作成後は最低限のオペレーションシステム(ゲストOS)の制御機能しか提供していないのが実情である。
なお、ゲストオペレーションシステムとは、仮想マシン上でアプリケーションを動作させるためのプログラムである。
そのため、図6に示す仮想マシン管理装置では、複数の用途の仮想マシンを利用する場合、用途ごとにアプリケーションをインストールした仮想マシン301,302,303・・・を仮想マシン201〜208にそれぞれ対応させて準備し、仮想マシン201〜208にインストールするゲストオペレーションシステムが同一の場合でも、仮想マシン201〜208毎の複数の仮想マシンテンプレートを個々に独立した仮想マシンテンプレートとして扱う必要があった。
図6に示す仮想マシン管理装置では、ゲストオペレーションシステム(ゲストOS)を修正するパッチファイルが配布された場合、用途毎に準備された仮想マシンの仮想マシンテンプレート全てにパッチを個々に適用する必要があり、仮想マシンテンプレートの管理コストが嵩張るという課題がある。
そこで、特許文献1及び特許文献2に開示された仮想マシンの管理方式を採用することも考えられる。
特開2011−95871号公報 特開2008−84029号公報
特許文献1に開示された技術は、仮想マシン上の業務プログラムを制御することを意図しており、仮想マシンを作成した後に、その作成した仮想マシンにアプリケーションをそれぞれインストールするものである。
特許文献2に開示された技術は、オペレーションシステム(OS)を一元化して管理コストを減らすことを意図したものであり、アプリケーションを仮想化してアプリケーション起動時に自動的にダウンロードしてアプリケーションを配置するものである。
特許文献1及び特許文献2に開示された技術では、1つの仮想マシンテンプレートを作成するのみで複数の用途の仮想マシンを管理することができないという課題が残されている。
本発明の目的は、1つの仮想マシンテンプレートを作成するのみで複数の用途の仮想マシンを管理することが仮想マシン管理方法及び装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る仮想マシン管理方法は、同一構成の複数の仮想マシンを仮想マシンテンプレートに基づいて管理する仮想マシン管理方法において、前記複数の仮想マシンの用途に必要な全てのアプリケーションをインストールした、前記仮想マシンとは独立したテンプレート元の仮想マシンを作成し、前記テンプレート元の仮想マシンのテンプレート化を行うことにより、前記同一構成の複数の仮想マシンに共通の仮想マシンテンプレートを作成し、前記同一構成の複数の仮想マシンを作成する方法及び前記同一構成の複数の仮想マシン上のアプリケーションの制御方法を定義した情報を前記仮想マシンテンプレートに含めて保存し、前記保存している前記仮想マシンテンプレートに含まれる仮想マシンの作成方法に従い仮想マシンを作成することを特徴とするものである。
本発明に係る仮想マシン管理方法を実施するための仮想マシン管理装置は、同一構成の複数の仮想マシンを仮想マシンテンプレートに基づいて管理する仮想マシン管理装置において、前記複数の仮想マシンの用途に必要な全てのアプリケーションをインストールした、前記仮想マシンとは独立したテンプレート元の仮想マシンを作成する手段と、前記テンプレート元の仮想マシンのテンプレート化を行うことにより、前記同一構成の複数の仮想マシンに共通の仮想マシンテンプレートを作成する手段と、前記同一構成の複数の仮想マシンを作成する方法及び前記同一構成の複数の仮想マシン上のアプリケーションの制御方法を定義した情報を前記仮想マシンテンプレートに含めて保存する手段と、前記保存している前記仮想マシンテンプレートに含まれる仮想マシンの作成方法に従い仮想マシンを作成する手段とを有する構成として構築する。
本発明によれば、1つの仮想マシンテンプレートを作成するのみで複数の用途の仮想マシンを管理することができるという効果を奏するものである。
本発明の実施形態に係る仮想マシン管理方法を実施するための仮想マシン管理装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態において仮想マシンテンプレートを作成する処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において仮想マシンテンプレートを更新する処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において仮想マシンテンプレートに基づいて仮想マシンを新規に作成する処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において仮想マシンの役割を変更する処理の動作を示すフローチャートである。 既存の仮想マシン管理装置の構成を示す構成図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る仮想マシン管理方法は、同一構成の複数の仮想マシンを仮想マシンテンプレートに基づいて管理する仮想マシン管理方法において、前記複数の仮想マシンの用途に必要な全てのアプリケーションをインストールした、前記仮想マシンとは独立したテンプレート元の仮想マシンを作成し、前記テンプレート元の仮想マシンのテンプレート化を行うことにより、前記同一構成の複数の仮想マシンに共通の仮想マシンテンプレートを作成し、前記同一構成の複数の仮想マシンを作成する方法及び前記同一構成の複数の仮想マシン上のアプリケーションの制御方法を定義した情報を前記仮想マシンテンプレートに含めて保存し、前記保存している前記仮想マシンテンプレートに含まれる仮想マシンの作成方法に従い仮想マシンを作成することを特徴とするものである。
本発明の実施形態に係る仮想マシンを管理する仮想マシン管理方法を実施するための仮想マシン管理装置を図1に示す。
図1において、本発明の実施形態に係る仮想マシン管理装置は、管理サーバ1と、物理マシン上に作成される仮想マシンサーバ3,4と、これらの相互間での通信を司るネットワーク6とを有している。
仮想マシンサーバ3,4は同一の物理マシン上に形成する、或いは別々の物理マシン上に形成するようにしてもよいものである。
図1に示す例では、仮想マシンサーバ3上に仮想マシン31,32,33,34,35,36を作成し、仮想マシンサーバ4上に仮想マシン41,42,43を作成しているが、仮想マシンサーバ3,4の作成台数及び仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43の作成台数は図示したものに限られるものではない。さらに、仮想マシンサーバ3及び仮想マシンサーバ4として物理マシンを用いているが、これに限られるものではなく、物理マシン上に仮想マシンサーバ3,4を作成し、その仮想マシンサーバ3,4上に仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43を作成して、それらの仮想マシンを管理するようにしてもよいものである。
前記管理サーバ1には管理マネージャ7をインストールしており、その管理マネージャ7により前記仮想マシンサーバ3,4及び前記仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43を管理している。
本発明の実施形態では、1つの仮想マシンテンプレート12を作成するのみで複数の用途の仮想マシンを管理することに加えて、それらの仮想マシンに共通にインストールしたアプリケーションの制御を実行するため、仮想マシンサーバ3,4上に作成する仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43にはゲストオペレーションシステム(ゲストOS)50がインストールされ、そのゲストOS50上には仮想マシンの役割に対応する全てのアプリケーション21,22,23,24がインストールされている。その全てのアプリケーション21,22,23,24が同時に起動することはなく、実際に起動しているアプリケーションは仮想マシンの役割に対応したアプリケーションのみである。図1では、動作しているアプリケーションを実線で示し、非動作のアプリケーションを点線で示している。
さらに、前記仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43には、前記管理サーバ1の管理マネージャ7からのコマンドを受け付けてアプリケーション21,22,23の動作を制御するためのリモート管理部60をインストールしている。
仮想マシンサーバ3,4に作成した仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43のリモート管理部60は、管理サーバ1の管理マネージャ7からのコマンドを受け取り、用途に応じたアプリケーション21,22又は23を起動させるようになっている。
図1の例では、仮想マシンサーバ3上に作成した仮想マシン31,仮想マシン32,仮想マシン33,仮想マシン34及び仮想マシン35は、Webサーバ用のアプリケーション21を実行することにより、Webサーバとして動作している。
さらに、仮想マシンサーバ3上に作成した仮想マシン36は、アプリケーションサーバ用のアプリケーション22を実行することにより、アプリケーションサーバとして動作している。
さらに、仮想マシンサーバ4上に作成した仮想マシン41は、アプリケーションサーバ用のアプリケーション22を実行することにより、アプリケーションサーバとして動作している。
さらに、仮想マシンサーバ4上に作成した仮想マシン42及び仮想マシン43は、データベース(DB)サーバ用のアプリケーション23を実行することにより、データベース(DB)サーバとして動作している。
本発明の実施形態における管理サーバ1にインストールした管理マネージャ7は、同一構成の複数の仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43を作成する方法及び同一構成の複数の仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43上のアプリケーション21,22,23の制御方法を定義した情報を前記仮想マシンテンプレート12に含めて保存する手段としての仮想マシンテンプレート管理部10と、前記保存している前記仮想マシンテンプレート12に含まれる仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43の作成方法に従い仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43を作成する手段としての仮想マシン制御部9を有している。
さらに、前記仮想マシン制御部9は、複数の仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43の用途に必要な全てのアプリケーション21,22,23をインストールした、前記仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43とは独立したテンプレート作成元の仮想マシン5を作成・管理するようになっている。
前記仮想マシン制御部9は、仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43を作成した際に、これらの仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43にゲストオペレーションシステム(ゲストOS)50をインストールするとともに、前記管理マネージャ7からのコマンドを受け付けるリモート管理部60をインストールするようになっている。
さらに、前記仮想マシン制御部9は、テンプレート作成元の仮想マシン5を作成した際に、その仮想マシン5にゲストオペレーションシステム(ゲストOS)70をインストールするとともに、前記管理マネージャ7からのコマンドを受け付けるリモート管理部80をインストールするようになっている。
さらに、前記仮想マシン制御部9は、前記作成した複数の仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43に、それらの仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43の用途に必要な全てのアプリケーション21,22,23をインストールする機能と、テンプレート作成元の仮想マシン5に、作成する仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43の用途に必要な全てのアプリケーション21,22,23をインストールする機能とを有している。
さらに、前記管理マネージャ7は、前記保存している前記仮想マシンテンプレート12に含まれるアプリケーション21,22,23の制御方法に従い依存関係順にアプリケーション21,22または23を起動し正常に起動したかどうかを確認する手段としてのアプリケーション制御部8を有している。
前記仮想マシンテンプレート12に含まれるアプリケーション21,22,23の制御方法は、アプリケーション21,22,23の設定・アプリケーション21,22,23相互間の依存関係・起動コマンド・停止コマンドおよび正常に起動したかどうかを確認するコマンドで構成される。
前記仮想マシンテンプレート12は管理サーバ1の管理マネージャ7に備えた仮想マシン管理部10に保存されると共に共有ディスク11に保存されており、すべての仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43は前記保存している1つの仮想マシンテンプレート12に基づいて管理サーバ3,4上に作成・管理される。
さらに、ゲストオペレーションシステム(ゲストOS)のパッチファイルが配布された場合、前記仮想マシンテンプレート12を作成し直す必要があるため、管理サーバ1にインストールした管理マネージャ7は、テンプレートの作成元の仮想マシン5を仮想マシンサーバ3又は4上に保持している。
前記管理マネージャ7は、前記仮想マシン制御部9が作成したテンプレート作成元の仮想マシン5のテンプレート化を行うことにより、同一構成の複数の仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43を作成・管理するための1つの仮想マシンテンプレート12を作成する手段として機能する。
さらに、前記管理マネージャ7は、前記テンプレート作成元の仮想マシン5にインストールされているゲストOSにOSパッチを適用して、前記同一構成の複数の仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43を作成・管理するための1つの仮想マシンテンプレート12を作成する手段として機能する。
次に、本発明の実施形態に係る仮想マシン管理装置を用いて仮想マシンを管理する仮想マシン管理方法を実行する場合について説明する。
先ず、図2を参照して、仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42、43を作成・管理するための仮想マシンテンプレート12を作成する処理の動作を説明する。
ユーザは管理サーバ1の管理画面を目視して、図示しない入力装置により仮想マシンテンプレート12を作成するコマンドを管理サーバ1の管理マネージャ7に入力すると、仮想マシン制御部9は、前記入力を受けて、仮想マシンサーバ4上にテンプレート作成元の仮想マシン5を作成し、その作成した仮想マシン5にゲストOS70をインストールするとともに、管理マネージャ7からのコマンドを受け付けるリモート管理部80をインストールする(図2のステップA1)。
さらに、仮想マシン制御部9は、作成したテンプレート作成元の仮想マシン5に、作成する仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43の用途に必要な全てのアプリケーション21,22,23をインストールする(図2のステップA2)。
ユーザは管理サーバ1の管理画面を利用して図示しない入力装置により、仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43の役割(用途)に対応するアプリケーション21,22,23の依存関係・起動コマンド・停止コマンドおよび正常に起動したかどうかを確認するコマンドを定義し、そのコマンドを管理サーバ1に入力する。
管理サーバ1の仮想マシン管理部10は、そのコマンドを受け取り、記録保存する(図2のステップA3)。
次に、管理マネージャ7のアプリケーション制御部8は、仮想マシン制御部9が仮想マシン5にインストールしたアプリケーション21,22,23の自動起動を無効化する(図2のステップA4)。
前記アプリケーション21,22,23の自動起動が無効化された後、管理マネージャ7は、仮想マシン制御部9が作成したテンプレート作成元の仮想マシン5のテンプレート化を行い、その仮想マシン5をテンプレート化した仮想マシンテンプレート12の情報を仮想マシン管理部10に保存させる(図2のステップA5)。
仮想マシン管理部8は、仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43の役割に対応するアプリケーション21,22,23の依存関係・起動コマンド・停止コマンドおよび正常に起動したかどうかを確認するコマンドと、仮想マシンテンプレート12とを対応させて保存することとなる。
次に、図3を参照して、仮想マシンテンプレート12を更新する処理の動作を説明する。仮想マシンテンプレート12を更新する処理は、仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43にインストールしたゲストOS50に対するパッチが配布された際、そのパッチをテンプレート作成元の仮想マシン5にインストールしたゲストOS70に適用する場合に生じる。
管理サーバ1の管理マネージャ7は、テンプレートの作成元の仮想マシン5を起動させる(図3のステップB1)。
次に、管理マネージャ7は、起動した仮想マシン5のゲストOS70に、配布されたOSパッチを適用する(図3のステップB2)。
次に、管理マネージャ7は、OSパッチがゲストOS70に適用された仮想マシン5をテンプレート化し、そのテンプレート化した仮想マシンテンプレート12の情報を仮想マシン管理部10に保存する(図3のステップB3)。
次に、図4を参照して、仮想マシン管理部10に保存した仮想マシンテンプレート12の情報に基づいて、仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43を新規に作成する処理の動作を説明する。この新規に仮想マシンを作成する前段階においては、仮想マシンサーバ3,4には、いずれもの仮想マシンが作成されておらず、真っ新の状態になっている。
ユーザは、管理サーバ1の管理画面を利用し図示しない入力装置により、仮想マシンの役割(用途)を指定して仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43の作成を管理マネージャ7に指示する。
管理マネージャ7がユーザによる仮想マシンの作成指示を受け取ると、仮想マシン制御部9は、仮想マシン管理部10に保存した仮想マシンテンプレート12の情報から、作成指示を受けた仮想マシンの情報を検索し、その情報に基づいて仮想マシンサーバ3,4上に、作成指示を受けた仮想マシンを作成する(図4のステップC1)。
次に、管理マシン制御部9はユーザによる作成指示を受けた仮想マシンの作成が完了すると、その作成した仮想マシンのIPアドレスやホスト名などを設定する(図4のステップC2)。
次に、管理マシン制御部9は、仮想マシン管理部10に保存した仮想マシンテンプレート12の情報から、ユーザが指定した役割(用途)に対応したアプリケーション21,22,23を検索し、その全てのアプリケーション21,22,23を、ユーザによる作成指示で作成した仮想マシンにインストールする(図4のステップC3)。
次に、アプリケーション制御部8は、仮想マシン管理部10に保存されている仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43の役割(用途)に対応するアプリケーション21,22,23の依存関係・起動コマンド・停止コマンドおよび正常に起動したかどうかを確認するコマンドを検索し、ユーザによる作成指示で作成した仮想マシン上でアプリケーション21,22,23を定義された依存関係を解析し依存関係順で起動する。
さらに、アプリケーション制御部8は、アプリケーション21,22,23が正常に起動できたかどうかを定義された確認コマンドを実行することにより、それらのアプリケーション21,22,23の動作を検証する(図4のステップC4)。
次に、アプリケーション制御部8は、ユーザによる作成指示で作成した仮想マシンと、その仮想マシンの役割(用途)とを対応させて仮想マシン管理部10に記録する(図4のステップC5)。
ユーザの仮想マシンを作成する指示が、仮想マシン31,32,33,34,35,36を仮想マシンサーバ3上に、仮想マシン41,42,43を仮想マシンサーバ4上にそれぞれ作成する内容であれば、図1に示すような仮想マシンの配置構成となる。
次に、本発明の実施形態の効果を記述する。
既存の技術によれば、仮想マシンを簡単に作成できるようになった反面、管理されていない仮想マシンが増えることで管理コストが余計に増加するという問題があり、同様の問題が仮想マシンテンプレートを作成する際に生じるものである。
これに対して、本発明の実施形態によれば、1つの仮想マシンテンプレートに基づいて複数の用途の仮想マシンを作成・管理することができ、そのため、仮想マシンテンプレートの数を減らすことができ、仮想マシンテンプレートの管理コストを大幅に削減することができる。
さらに、本発明の実施形態によれば、仮想マシンの役割(用途)とアプリケーションの起動・停止方法やアプリケーションの設定が明確に定義され一元的に管理できるので、運用コストを削減することができる。
次に、本発明の実施形態の変更例を図に基づいて詳細に説明する。
仮想マシン制御部9が仮想マシンサーバ3,4上に作成した仮想マシンの用途を変更する場合を図5に基づいて説明する。
仮想マシン制御部9が仮想マシンサーバ3,4上に作成した仮想マシンの用途がWebサーバである場合、この仮想マシンの用途をアプリケーションサーバに変更する場合が生じる。
仮想マシンの用途を変更する際には、既存の技術によれば、仮想マシン用途の変更のために、一旦Webサーバ用の仮想マシンを削除し、仮想マシンテンプレートからアプリケーションサーバ用の仮想マシンテンプレートを選別し、その選別した仮想マシンテンプレートに基づいてアプリケーションサーバ用の仮想マシンを新規に作成する必要があった。そのため、仮想マシンの用途を変更する作業に多大の時間を要していた。
図5に示す本発明の実施形態は、仮想マシンの用途変更を迅速に処理することを意図した例である。
図5に示す本発明の実施形態は、テンプレート作成元の仮想マシン5をテンプレート化して作成した仮想マシンテンプレート12に、起動するアプリケーションの定義が含まれていることに着目して、アプリケーションの制御を行うことにより、ユーザが指示した仮想マシンの用途変更を迅速化に処理することを実現している。
図5を参照して、仮想マシンの役割を変更する処理の動作を説明する。
ユーザは管理サーバ1の管理画面を利用し図示しない入力装置により、用途変更の対象である仮想マシンと、その仮想マシンの役割(用途)とを指定して、仮想マシンの用途を変更する指示を管理マネージャ7に入力する。
アプリケーション制御部8は、管理マネージャ7にユーザによる仮想マシンの用途変更の指示が入力すると、用途変更の対象である仮想マシンの現在の役割を仮想マシン管理部10の仮想マシンテンプレートに含まれた情報から検索する(図5のステップD1)。
その検索の結果、用途変更の対象である仮想マシンの現在の役割と変更後の役割が同一である場合、アプリケーション制御部8は仮想マシンの用途変更の処理を終了させる(図5のステップD2,Yes)。
アプリケーション制御部8は、用途変更の対象である仮想マシンの現在の役割と変更後の役割が一致しない場合(図5のステップD1,NO)、用途変更の対象である仮想マシンの現在の役割とユーザが指定した変更後の役割それぞれに対応するアプリケーション21,22,23を仮想マシン管理部10から検索する(図5のステップD3)。
アプリケーション制御部8は、用途変更の対象である仮想マシンの現在の役割とユーザが指定した変更後の役割それぞれに対応するアプリケーション21,22,23を検索した後、用途変更の対象である仮想マシン上で現在の役割に対応するアプリケーションを定義された逆順で停止する(図5のステップD4)。
次に、アプリケーション制御部8は、用途変更の対象である仮想マシンのアプリケーション21,22,23のうち、変更後の役割に対応するアプリケーション21,22又は23を定義された順番で起動する(図5のステップD5)。
次に、アプリケーション制御部8は、その起動させた仮想マシンのアプリケーションが正常に起動できたかどうかを定義された確認コマンドを実行することで検証する。
次に、アプリケーション制御部8は、用途変更の対象である仮想マシンと、その仮想マシンの変更後の用途とを対応させて仮想マシン管理部10に保存する(図5のステップD6)。
以上の処理過程経て仮想マシンの用途変更の処理が完了する。
仮想マシンを用途変更する場合を具体例に基づいて説明する。図1に示す仮想マシンサーバ3上で起動する仮想マシン31の現在の役割(用途)がWebサーバ(21)である場合、これをアプリケーションサーバ(22)又はデータベースサーバ(23)に用途変更するには、仮想マシン31上でのWebサーバ用のアプリケーション21の起動が停止され、その後、アプリケーションサーバ用のアプリケーション22又はデータベースサーバ用のアプリケーション23が起動されて、仮想マシン31は、アプリケーションサーバ(22)又はデータベースサーバ(23)として起動し、ユーザの指示による役割(用途)を実行することとなる。
既存の技術では、仮想マシンの用途変更を行う場合、その用途変更のために仮想マシンの再作成及び再起動が必要であった。
これに対して、図5に示す本発明の実施形態によれば、仮想マシン上のアプリケーションの制御を行うことにより、仮想マシンの用途変更を実行することができ、その用途変更に要する作業時間を大幅に短縮することができ、用途変更の処理を迅速化することができるという利点を有している。
本発明の実施形態では、ゲストOSのパッチが配布された際に、仮想マシンテンプレート12のテンプレート化を行ったテンプレート作成元の仮想マシン5のゲストOSにパッチを適用し、その後、そのテンプレート作成元の仮想マシン5をテンプレート化して仮想マシンテンプレート12を更新することになる。
この場合、プレート作成元の仮想マシン5にインストールしたゲストOSへのパッチ適用により、その仮想マシン5にインストールしたアプリケーション21,22,23に障害が発生する場合に備えて変更前の仮想マシンテンプレート12を変更後の仮想マシンテンプレート12とともに管理マシン管理部10及び共有ディスク11に保存することになる。
このように仮想マシンテンプレート12を管理する場合、仮想マシンテンプレート12の数が増えることになるが、本発明の実施形態においては、アプリケーションの制御に加えてプレート作成元の仮想マシン5及び仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43にインストールしたゲストOSのパッチ適用も一元管理することになるので、一つの仮想マシンテンプレート12からアプリケーションの動作検証済みの仮想マシン31,32,33,34,35,36,41,42,43にインストールしたゲストOSへのOSパッチの配布、及びアプリケーションの起動制御を行うことができ、仮想マシンテンプレート12の増加する割合を抑えて仮想マシンテンプレート12の増加数を削減することができるという利点を有している。
本発明によれば、1つの仮想マシンテンプレートを作成するのみで複数の用途の仮想マシンを作成することができ、仮想マシンの管理を効率的に行うことに貢献できることとなる。
1 管理サーバ
21,22,23 アプリケーション
3,4 仮想マシンサーバ
5 テンプレート作成元の仮想マシン
6 ネットワーク
7 管理マネージャ
8 アプリケーション制御部
9 仮想マシン制御部
10 仮想マシン管理部
70 ゲストOS

Claims (6)

  1. 同一構成の複数の仮想マシンを仮想マシンテンプレートに基づいて管理する仮想マシン管理方法において、
    前記複数の仮想マシンの用途に必要な全てのアプリケーションをインストールした、前記仮想マシンとは独立したテンプレート元の仮想マシンを作成し、
    前記テンプレート元の仮想マシンのテンプレート化を行うことにより、前記同一構成の複数の仮想マシンに共通の仮想マシンテンプレートを作成し、
    前記同一構成の複数の仮想マシンを作成する方法及び前記同一構成の複数の仮想マシン上のアプリケーションの制御方法を定義した情報を前記仮想マシンテンプレートに含めて保存し、
    前記保存している前記仮想マシンテンプレートに含まれる仮想マシンの作成方法に従い仮想マシンを作成することを特徴とする仮想マシン管理方法。
  2. 前記請求項1に記載の仮想マシン管理方法において、
    前記保存している前記仮想マシンテンプレートに含まれるアプリケーションの制御方法に従い依存関係順にアプリケーションを起動し正常に起動したかどうかを確認する、仮想マシン管理方法。
  3. 前記請求項1に記載の仮想マシン管理方法において、
    前記テンプレート元の仮想マシンにインストールされているゲストOSにOSパッチを適用して、前記同一構成の複数の仮想マシンに共通の仮想マシンテンプレートを作成する、仮想マシン管理方法。
  4. 同一構成の複数の仮想マシンを仮想マシンテンプレートに基づいて管理する仮想マシン管理システムにおいて、
    前記複数の仮想マシンの用途に必要な全てのアプリケーションをインストールした、前記仮想マシンとは独立したテンプレート元の仮想マシンを作成する手段と、
    前記テンプレート元の仮想マシンのテンプレート化を行うことにより、前記同一構成の複数の仮想マシンに共通の仮想マシンテンプレートを作成する手段と、
    前記同一構成の複数の仮想マシンを作成する方法及び前記同一構成の複数の仮想マシン上のアプリケーションの制御方法を定義した情報を前記仮想マシンテンプレートに含めて保存する手段と、
    前記保存している前記仮想マシンテンプレートに含まれる仮想マシンの作成方法に従い仮想マシンを作成する手段とを有することを特徴とする仮想マシン管理システム。
  5. 前記請求項4に記載の仮想マシン管理システムにおいて、
    前記保存している前記仮想マシンテンプレートに含まれるアプリケーションの制御方法に従い依存関係順にアプリケーションを起動し正常に起動したかどうかを確認する手段を有する、仮想マシン管理システム。
  6. 前記請求項4に記載の仮想マシン管理システムにおいて、
    前記共通の仮想マシンテンプレートを作成する手段は、前記テンプレート元の仮想マシンにインストールされているゲストOSにOSパッチを適用して、前記同一構成の複数の仮想マシンに共通の仮想マシンテンプレートを作成する、仮想マシン管理システム。
JP2013078342A 2013-04-04 2013-04-04 仮想マシン管理方法及び装置 Active JP6102441B2 (ja)

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