JP6102094B2 - 流体輸送装置、流体輸送装置の交換ユニット、流体輸送装置の本体ユニット、および流体輸送装置の交換ユニットの製造方法 - Google Patents
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本発明は、装置の小型化を図ることを課題としている。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
このような流体輸送装置によれば、装置の小型化を図ることが可能になる。
このような流体輸送装置によれば、フィンガーの破損を防止することができる。
このような流体輸送装置によれば、フィンガーが装着方向に沿って可動に支持されていることが特に有効である。
このような流体輸送装置によれば、交換ユニットを安価に構成できる。
このような流体輸送装置によれば、モーターの耐久性を期待できない場合にモーターを交換することが可能になる。
このような流体輸送装置によれば、本体ユニットからフィンガーが脱落することを抑制できる。また、フィンガーがカムに押されていないときは、フィンガーの位置が元に戻るため、流体輸送装置の使用時の姿勢によらずにチューブを押圧して蠕動運動を生じさせることができる。
前記交換ユニットは、棒状の軸部と、該軸部の一端側に設けられる鍔状の押圧部と、該押圧部と同様の鍔状で前記押圧部と反対側に設けられる抜け防止部とを有する、複数のフィンガーが前記チューブを押して閉塞させる本体ユニットに着装可能であり、前記交換ユニットが前記本体ユニットに着装されたときに、前記チューブと前記複数のフィンガーとが前記カムの回転軸の方向に積層配置されることを特徴とする流体輸送装置の交換ユニットが明らかとなる。
このような交換ユニットによれば、装置の小型化を図ることが可能になる。
さらに、カムが複数のフィンガーを押す構造を備えた流体輸送装置の本体ユニットであって、前記本体ユニットは、前記複数のフィンガーが交換ユニットのチューブを閉塞可能であり、前記本体ユニットが前記交換ユニットを着装するときに、前記チューブと前記複数のフィンガーとが前記カムの回転軸の方向に積層配置され、前記フィンガーは、棒状の軸部と、該軸部の一端側に設けられる鍔状の押圧部と、該押圧部と同様の鍔状で前記押圧部と反対側に設けられる抜け防止部と、を有することを特徴とする流体輸送装置の本体ユニットが明らかとなる。
これにより、フィンガーがチューブを押圧したときの押圧量がほぼ一定に保たれ、安定して流体を輸送することができる。
本実施形態の流体輸送装置の理解を容易にするために、本実施形態の流体輸送装置について説明する前に、比較例の流体輸送装置について説明する。
図10は、比較例のチューブ111、フィンガー112、カム121の配置の説明図である。
図11は、比較例の交換ユニット110の装着時の様子の説明図である。交換ユニット110は、本体ユニット120に対して、上から下に向かって装着される。この装着方向は、カム121の回転軸と平行な方向になっている。
<流体輸送装置の配置>
図1は、第1実施形態のチューブ11、フィンガー26、カム21の配置を上から見た説明図である。図2は、第1実施形態のカム21の形状の説明図である。図3は、フィンガー26の動作の説明図である。
チューブ11は、フィンガー26によって押圧されるため、劣化しやすく、長期間使用することが難しい。そこで、チューブ11を交換ユニット10側に配置して、チューブ11を交換可能にしている。
比較例では、交換ユニット110を本体ユニット120に装着する際に、フィンガー112が損傷しやすいという問題があった。これに対して本実施形態では、フィンガーの可動方向が比較例とは異なるため、フィンガー26が損傷するというような問題は生じにくい。以下、この点を説明する。
図5Aは、モーター24の配置の説明図である。ここでは、カム21を駆動するためのモーター24が、本体ユニット20の本体用枠体23に収容されている。本体ユニット20の本体用枠体23には、モーター24と共に、駆動力伝達機構25と制御部(不図示)が設けられている。駆動力伝達機構25は、モーター24の駆動力を減速して、カム21の回転軸22に伝達する。制御部(不図示)は、モーターを制御するためのコントローラーである。
第1実施形態の流体輸送装置では、本体ユニット側に複数のフィンガーを有し、当該フィンガーによって交換ユニット側に設けられたチューブを押すことにより、流体の輸送を行なう。
前述の実施形態では、チューブ案内路13Aの上面に設けられた粘着シート15によってチューブ11が交換ユニット10に留置されていたが、粘着シート15以外の部材によって、チューブ11を留置するようにしてもよい。
図7は、第2実施形態のカム21、チューブ11、フィンガー26の配置を上から見た説明図である。図8は、第2実施形態のカム21の形状の説明図である。図9は、フィンガー26の動作の説明図である。
一実施形態としての流体輸送装置について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
10 交換ユニット、11 チューブ、
13 交換用枠体、13A チューブ案内路、13B 案内面、13C 軸穴、
15 粘着シート、17A・17BR・17BL チューブサポート、
20 本体ユニット、21 カム、
21A 突起部、21B 傾斜面、21C 水平面、
22 回転軸、23 本体用枠体、
24 モーター、24A 駆動軸、25 駆動力伝達機構、
26 フィンガー、26A 軸部、26B 押圧部、26C 抜け防止部、
27 フィンガー保持用枠体、27A フィンガー支持孔、27B 外周面、
28 軸受け、29 弾性部材、
110 交換ユニット(比較例)、111 チューブ(比較例)、
112 フィンガー(比較例)、
112A 軸部(比較例)、112B 押圧部(比較例)、
120 本体ユニット(比較例)、
121 カム(比較例)、121A 突起部(比較例)
Claims (9)
- 流体を輸送するチューブを有する交換ユニットと、
前記交換ユニットが装着され、複数のフィンガーがカムによって押され、前記複数のフィンガーが前記チューブを押して閉塞させる本体ユニットと、を備え、
前記チューブと前記複数のフィンガーと前記カムとが前記カムの回転軸の方向に積層配置され、
前記フィンガーは、棒状の軸部と、該軸部の一端側に設けられる鍔状の押圧部と、該押圧部と同様の鍔状で前記押圧部と反対側に設けられる抜け防止部と、を有することを特徴とする流体輸送装置。 - 請求項1に記載の流体輸送装置であって、
前記フィンガーは、前記交換ユニットを前記本体ユニットに装着する方向に沿って可動に支持されていることを特徴とする流体輸送装置。 - 請求項2に記載の流体輸送装置であって、
前記本体ユニットに装着する前の前記交換ユニットでは、前記チューブは閉塞しておらず、
前記本体ユニットに装着した前記交換ユニットでは、少なくとも1つのフィンガーが前記カムに押されて、前記チューブが閉塞することを特徴とする流体輸送装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の流体輸送装置であって、
前記本体ユニットは前記カムを駆動するモーターを有することを特徴とする流体輸送装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の流体輸送装置であって、
前記交換ユニットは前記カムを駆動するモーターを有することを特徴とする流体輸送装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の流体輸送装置であって、
前記フィンガーは、前記本体ユニットのフィンガー支持孔に該フィンガーの前記軸部を挿通することによって支持され、
前記軸部の直径よりも大きな前記抜け防止部と前記本体ユニットとの間に、前記フィンガーを前記カムの方向に付勢する弾性部材、が備えられることを特徴とする流体輸送装置。 - 流体を輸送するチューブを有する流体輸送装置の交換ユニットであって、
前記交換ユニットは、棒状の軸部と、該軸部の一端側に設けられる鍔状の押圧部と、該押圧部と同様の鍔状で前記押圧部と反対側に設けられる抜け防止部とを有する、複数のフィンガーが前記チューブを押して閉塞させる本体ユニットに着装可能であり、
前記交換ユニットが前記本体ユニットに着装されたときに、前記チューブと前記複数のフィンガーとが前記カムの回転軸の方向に積層配置されることを特徴とする流体輸送装置の交換ユニット。 - カムが複数のフィンガーを押す構造を備えた流体輸送装置の本体ユニットであって、
前記本体ユニットは、前記複数のフィンガーが交換ユニットのチューブを閉塞可能であり、
前記本体ユニットが前記交換ユニットを着装するときに、前記チューブと前記複数のフィンガーとが前記カムの回転軸の方向に積層配置され、
前記フィンガーは、棒状の軸部と、該軸部の一端側に設けられる鍔状の押圧部と、該押圧部と同様の鍔状で前記押圧部と反対側に設けられる抜け防止部と、を有することを特徴とする流体輸送装置の本体ユニット。 - 請求項7に記載の流体輸送装置の交換ユニットの製造方法であって、
前記チューブの径によって選択された厚さのシートが前記チューブとの間に配置されることを特徴とする流体輸送装置の交換ユニットの製造方法。
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