JP6101882B2 - 簡易小便器 - Google Patents

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Description

本発明は、期間の短い、工事現場や避難場所に置いて使用する簡易小便器に関する。
従来の簡易小便器は、灯油を入れるポリタンクの口に漏斗のような形をした物を差し込み、それに小便をして、タンクに流し込んでいたが、アンモニアの臭いがきつい事や、雨水がタンクに流れ込むなどの問題があった。
最近販売されたスポットトイレがあるが、検索したが、先行技術を見つける事ができなかった。
しかしながら、最近販売されているスポットトイレでは、小便受けに蓋がないため、雨がふればタンク内に雨水が入る問題がり、又、臭いも完全に防ぐことはできない。
又、今までの簡易小便器は、強い風が吹けば、倒れて小便がこぼれるおそれがあった。
又、簡易小便器を所定の場所に固定して使用するが、周囲の都合により、簡易小便器の向きを、変えなければならない事があるが、タンクに小便が多く溜っていれば容易ではなかった。
又、身長の異なる人が簡易小便器を使用する際に不便であり、使用者の要所が周りから見られる可能性があった。
本発明の目的は、臭い、雨水、風に対応できる、身長差に関係なく要所をまわりから隠すことのできる簡易小便器を提供する。
前記目的を達成するために、本発明の簡易小便器は、土台4、排尿タンク3、小便受部2の3体から形成されている。
前記土台4には、枠21が設けられ、その枠21内に排尿タンク3が差し込まれている。そのタンク3の上部には、ねじ込み式の差し込み口16が設けられ、その差し込み口16に小便受部2の底面にあるネジ式排尿パイプ13をねじ込んで固定するように構成されている。
前記簡易小便器1に小便をするときは、小便受部2の前面にある観音開き式開閉ドアー7を左右に開け、その小便受部2に小便をすれば、小便受部2の底面にある流出口11から開閉弁12を介して排尿タンク3内に流れ込むように構成されている。
前記小便受部2の臭いと雨水の対策として、該小便受部2を密閉箱型にし、その前面には観音開き式の開閉ドアー7を付け、ドアー裏側の外周部分の上下の隅にはマグネット8が取り付けられている。マグネット受9は、小便受部2の対応する上下位置に取り付けてある。又、排尿タンク3から上がってくる臭いを防止するため、小便が流れた後は、開閉弁12が閉まるように構成されている。
前記小便受部2の流出口11にあるネジ式排尿パイプ13は、小便受部2の上部に設けられた取手10Aを捻ることによって小便受部2の高さを自在に調整することができる。
前記小便受部2の前面に設けている観音開き式の開閉ドアー7は、110度〜120度の角度に開いた状態で止まるように構成されている。これにより、小便をするときは、開閉ドアー7を110度〜120度の角度に開いた状態で小便をする事により、小便をする人の腰回りが隠されるようになっている。
上述したように簡易小便器は、開閉ドアーを設けているため、雨が降っても排尿タンク3に雨水が入る事がなくなった。
又、強い風が吹いても、土台4に差し込まれており、さらにその土台4には、孔6が設けられ、その孔6に転倒防止用の杭5を差し込むことにより、凹凸のある場所でも強固に固定できるから、倒れないようになっている。
簡易小便器を設置する場所は、工事現場や災害での避難所などであり、設置する場所によっては、小便受部2を回転させて、高さを調整すれば、大人から子供などまでが使用する事ができる。
小便受部2の外側の背面には、収納具掛け19があるため、芳香剤やタンクのキャップなどを袋に入れて掛ける事ができる。
簡易小便器の側面図。 簡易小便器の正面図。 土台の上に設けている枠に排尿タンクを差し込んでいる斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1は、簡易小便器1の側面図を示す。この図において、簡易小便器1は、土台4と排尿タンク3と小便受部2の3体を組合せてできている。
図1の小便受部2の上部の天板には小便受部2を回転したり、小便受部2を持ち上げたりするための取手10Aを取付けている。すなわち、取手10Aを回転させることによって、小便受部2を回転して排尿タンク3に対する小便受部2の取り付け方向を変えることができる。したがって、簡易小便器1をどのような場所にでも設置することができる。
また、取手10Aを回転させることによって、小便受部2の高さを自在に調整することができ、身長の異なる人への高さ調整が可能である。さらに、小便受部2の高さを自在に調整することができるため、小便をする人の前面要所を外部から隠すことができる。
図1は簡易小便器1の右側面から見た図であって、小便受部2の下端部前側23は排尿タンク3の前面側部20より前に出ているため、尿が排尿タンク3の外側に掛からないように形成されている。
図2の小便受部2の開口部の外周には、臭気防止のためのパッキン14と開閉ドアー7をロックするマグネット受金具9を取付けている。又開閉ドアー7の裏側には、マグネット8が付いている。
小便をすると、図2の小便受部2の中の底面にある小便流出口11から開閉弁12を通りネジ式排尿パイプ13の中を流れて排尿タンク3に溜るようになっている。
小便受部2の前面開口部外周14Aは、斜めに取り付けられた両開きの観音開き式開閉ドアー7が付けてある。この開閉ドアー7は、110度から120度の角度で停止して、小便をするとき、体の腰回りを隠す事ができるように形成されている。
図3は長方形の土台4と排尿タンク3を前側から見た外観斜視図で、排尿タンク3の上部の後ろ側の角の一部分が傾斜しており、その傾斜部分には、尿を排出する排出用ノズル15が取り付けてある。又、タンク3の上部には、ネジ式排尿パイプ13の差し込み口16を設けている。その外に排尿タンク3の右左の側面には、手で提げることのできる取手10Cが取り付けられている。
排出用ノズル15は、取り外しても、取り付けたままでも使用する事ができるように成形されている、又ノズルの先には、キャップ18がつけられている。
図3の排尿タンク3の下部には、土台4が設けられていて、その土台4は、長方形でその上に高さが約100〜150mmぐらいの枠21を設け、その枠21の中に排尿タンク3を差し込んで固定している。又、土台4の四方の角には、簡易小便器1を安定させるための転倒防止の孔6を設け、その孔6に杭5を差し込んで固定するようになっている。これで工事現場等の荒れた場所でも、倒れないようにしている。
1 簡易小便器
2 小便受部
3 排尿タンク
4 土台
5 転倒防止用の杭
6 孔
7 両開の開閉ドアー
8 マグネット
9 マグネット受金具
10A 取手
10B 取手
10C 取手
11 小便流出口
12 開閉弁
13 ネジ式排尿パイプ
14 パッキン
14A 小便受部の前面の外周
15 排出用ノズル
16 ネジ式排尿パイプ差し込み口
17 蝶番
18 キャップ
19 収納具掛け
20 排尿タンク前面の側部
21 枠
22 ドアーの取手
23 小便受部底面の下端部前側
24 小便受部の中

Claims (2)

  1. 小便を受ける前面開放型の小便受部と、前記小便受部に排出された小便を留める排尿タンクと、前記小便受部の底面に設けられ前記排尿タンクと連結する、前記排尿タンクの約半分の高さまで届くネジ式排尿パイプとを備え、前記排尿パイプは前記小便受部上部に設けられた取手を回すことにより、前記小便受部が前記排尿タンクに対して取付方向並びに取付高さが調整可能な、前記小便受部の底面との結合部から前記排尿タンク内に位置する下端部までのネジを有したことを特徴とする簡易小便器。
  2. 前記排尿タンクの中の尿を排出しやすくするための着脱自在の排出用ノルが前記排尿タンクに取り付けたままでも使用する事ができる事を特徴とする請求項1に記載の簡易小便器。
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