JP6101843B1 - サービスポイント付与システム - Google Patents
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また、近年、ポイントの管理をスタンプカード等の形で行わず、磁気カードやスマートフォン等の携帯端末を介してネットワーク上で管理することも多い。ポイントの紛失等が避けられるからである。
さらに、ネットワーク上でポイント付与を行う仕組みの一つとして、販売促進のために、商品、ポスター等に印刷されたマトリックス型二次元コード(QRコード(登録商標))等を撮影し、コードに埋め込まれたURLに従って、所定のサイトに飛び、商品の情報を得ることも行われている。
そこで、商品等にポイントに関する図柄等を付す際に、利用客が親しみを持ち、図柄をスマホ等で積極的に読み込もうとする動機付けを高める技術が求められていた。
そこで、店舗ごと、日時ごと等の細かな条件で、ポイント付与量を変え、利用客の関心を高める技術が求められていた。
しかしながら、上記公知技術は、利用者がポイントを取得しやすくする点において、本発明の課題の一部に合致するが、自動車で走行中におけるポイント付与に特化しているので、前記問題の解決には至っていない。
しかしながら、上記公知技術は、利用客のポイント獲得のためのモチベーションを高めることにおいて、本発明の課題の一部に合致するが、歩数に限定しているので、前記問題の解決には至っていない。
しかしながら、上記公知技術は、複数の店舗ごとの顧客情報をポイントで取得、管理する点において本発明と同じであるが、実店舗と仮想店舗間の管理を統合するものであるため、実店舗間でポイントを管理するためのポイント獲得誘導に関する本発明と課題及び構成が異なる。
以下、本発明に係るサービスポイント付与システムの実施形態を、図面に基づいて説明する。
本発明に係るサービスポイント付与システム1は、利用客にサービスポイントを付与するシステムであり、主に、店舗に来店する客のポイント獲得の流れに関するものである。
該サービスポイント付与システム1は、主に、サービスポイント管理部100とポイント情報埋込部400とアプリケーション530とから構成されている。
また、ユーザーからの情報に応じて、ユーザーごとのポイントを変化させ、それを記憶する。
さらに、図3(b)、図3(c)のような、メーカー200、又は販売会社300に対する情報リストを生成し、記憶する。このような情報は、メーカー200、又は販売会社300にとって有益な情報となる。
またさらに、メーカー200、又は販売会社300に対する課金情報も記憶する。メーカー200、又は販売会社300に対するポイントが付与されるごとに課金される場合、その情報を記憶する。
ポイント情報埋込部400は、商品600に貼付されている。商品でなく、店舗自体、あるいはポスター等に貼付してもよい。このとき、ポイント情報埋込部400を、貼付でなく商品600等に対しプロジェクタ等により映像投影する態様も可能であり、後述するパターン420とマーク410のうち、マーク410のみ映像投影する態様も考え得る。
パターン420は、白黒の点からなる単なるパターンであるので、利用者の興味を引く特徴は無く、いわゆる無味乾燥である。それに対して、マーク410は、なじみやすく親しみやすい形態であるので、利用者の興味を引くものである。利用者は、パターン420のみを見た場合は、積極的に撮影しようとする気にならない場合が多いが、マーク410と共に撮影するのであれば、「かわいい」等の感情で撮影する気になることも多い。また、特定のマークをパターン420の近傍に配置することによって、本発明のポイント付与システムに関するポイント情報埋込部400であることが容易に認識できる。
端末500について説明する。端末500は、カメラ撮影ができ、ネットワークに接続でき、表示部を持つ機器であり、スマートフォンも、その類型の1つである。端末500は、例えば、CPU510、ROM520、RAM540、カメラ550、通信部560、操作部570、表示部580等から構成されている。
CPU510は、端末500全体を制御する制御部分であり、主に、表示内容の生成、操作内容の取得を行い、アプリケーションを動作させるものである。詳しくは、操作部570から利用者の操作内容を取得すると共に、表示部580に文字、記号、画像等を表示する。また、カメラ550を起動し、撮影すると共に、通信部560にネットワークとの送受信を指示する。さらには、RAM540に対し一時的な記憶を書き込んだり、読み出しを行うと共に、ROM520に記憶されたアプリケーション530のプログラムによって、アプリケーション530の動作を行う。
通信部560は、インターネットと通信する通信部である。WiFiやLTE等の無線を用いて、インターネットに接続する。
操作部570は、利用者が端末を操作するためのボタン等の機構である。上下左右キー、番号キー、アルファベットキー等を持つ。タッチ型端末の場合は、表示部表面にも配置される。
表示部580は、文字、記号、画像を表示する部分である。カメラ起動時は、撮影される映像を確認し、サイト110に接続時は、サイトの画面を表示する。
利用者は、アプリケーション530の入った端末500を持参し、店舗310に入る。店舗310内で気に入った商品600等を見つける。利用者は、端末500のアプリケーション530を起動し、商品600等に貼付されたポイント情報埋込部400を撮影する。アプリケーション530は、ポイント情報埋込部400の画像から、商品、店舗、マークの種別等の情報抽出し、ネットワークを介して、サイト110に送信する。
サービスポイント管理部100は、サイト110を介して、商品、店舗、マークの種別等の情報をサーバ120に記憶させる。また、同情報からポイント量を決定し、サイト110を介して利用者に通知する。
また、サービスポイント管理部100は、サーバ120のデータから、メーカー200、販売会社300に有益な情報として加工したリストを生成し、それぞれに送る。また、メーカー200、販売会社300に対してポイントに応じた課金を通知する。販売会社300は、店舗310に対して、加工リストを送付する。
まず、図3(a)のデータを順に説明する。データは、ポイント情報埋込部400から得られるものと端末500から得られるものとがある。
ポイント情報埋込部400から得られるものは、URL、店舗名、商品名、マーク種別等である。
URLは、当システムのサイト110のURLである。端末500がどのサイト110にアクセスしたかが示される。サイト110が1つの場合は、URLは一種類であるが、サービスポイント管理部100が複数のサイトを持つ場合は、複数のURLとなり、いずれのURLを指定したか知る必要がある。店舗名は、端末500がポイント情報埋込部400を撮影した店舗310を示す。販売会社300ごとに店舗310が複数ある場合があるので、「A会社第1店」等となる。
商品名は、端末500がポイント情報埋込部400を撮影した際の商品600の名称である。商品を特定できるよう、商品ごとに異なる名称としている。
マーク種別は、端末500がポイント情報埋込部400を撮影したマーク410を示す。マーク種別として、絵柄を変えて、「笑顔1」、「笑顔2」等としている。マーク種別を変えることで、利用者は、マークの変化を楽しむことができるし、マークの種別ごとに、利用者に付与するポイントを変えることができる。
端末500から得られるものは、ユーザーID、年月日、時刻、撮影場所の位置等である。
ユーザーIDは、アプリケーション530を使用している利用者のIDである。ユーザーIDによって、個人を特定し、リピートが多いか否かの判断もできる。
年月日、時刻は、端末500がポイント情報埋込部400を撮影した時刻を示す。利用者の来店の多い時間帯を確認することができる。
撮影場所の位置は、利用者がアプリケーション530を用いて、ポイント情報埋込部400を撮影した際のGPS情報等である。端末500に内蔵されたGPS機能により、端末500の緯度、経度を採用する。また、携帯基地局やWiFiでの位置推定値でもよい。撮影場所の位置がわかることで、同じ店舗内であっても、店舗のどこで撮影されたかがわかる。利用者が店舗のどの辺で商品を見ているかを特定できるので、店舗のレイアウトに問題ないかの確認等ができる。
商品名は、利用者が商品600のポイント情報埋込部400を撮影した自社商品が列挙される。単純にこの数を見ることで、商品600ごとに利用者の関心の有無が確認できる。
店舗名は、利用者が商品600のポイント情報埋込部400を撮影した店舗を示す。単純に、この数を見ることで、どの店舗で、自社商品が、注目されているか確認できる。また、商品名と店舗名を確認することで、店舗ごとでの商品の注目度が推定できる。
年月日、時刻は、利用者が商品600のポイント情報埋込部400を撮影した日時である。利用者の来店する時間帯を確認できる。
ユーザーIDは、商品600のポイント情報埋込部400を撮影した利用者を特定するIDである。ユーザーIDの数を見ることで、何人の利用者が、商品600のポイント情報埋込部400を撮影したか確認することができる。また、他のデータと共に確認することで、同じ商品を購入するリピータの数や、同時に、どのような商品を購入しているか等が推定できる。
年月日、時刻のデータは、利用者が商品600のポイント情報埋込部400を撮影した日時である。日付ごとにとらえれば、その店舗での1日の撮影数となる。このシステムの活用状況や日々の変動の有無を確認できる。時間ごとにとらえれば、その店舗での時間帯ごとの撮影数となる。どの時間帯で、利用者が多いのか確認できる。
商品名は、その店舗で利用者が商品600のポイント情報埋込部400を撮影した商品が列挙される。単純にこの数を見ることで、商品600ごとに利用者の関心の有無が確認できる。
また、撮影場所の位置、ユーザーID、マーク種別等を確認することで、店舗内での利用者の動き、同じ商品を複数回購入しているか等がわかる。
利用者は、端末500のアプリケーション530を起動する。アプリケーション530は、カメラ550を起動し、ポイント情報埋込部400が撮影可能な状態とする。表示部580には、カメラ550の映像が表示される。この際、「マトリックス型二次元コード(QRコード(登録商標))とマークを撮影してね」等のガイダンスを出してもよい(S101)。
また、マーク410が複数種類ある場合は、ROM520内のマーク確認画像も複数枚あり、マーク410をすべてのマーク確認画像と比較、確認することになる(S103)。
図2(a)は、マーク410自体とデータを関連付けた形態例を示す概略図である。図6(a)は、マーク410自体とデータの関連付けの具体例を示す説明図である。
また、背景を変えたり、キャラクタに別の要素を加えることで、別の絵柄としてもよい。マーク410cは、背景が光っているかのように見せて、別の絵柄としている。また、マーク410dは、キャラクタを悪魔的にすることで、別の絵柄としてる。
例えば、マーク410aは、笑顔1・グリオ社アイス・A会社第1店と関連付けられている。そのため、利用者は、マーク410aをアプリケーション530によって撮影するのみで、上記の情報を取得し、サイト110に送信することで、ポイントを得ることができる。
この手順で、マトリックス型二次元コードに埋め込まれた情報と同じ情報をマークのみから抽出し、サイト110に送信することで、ポイントを獲得することができる。
図2(c)は、マークとポイント情報を関連付けたマーク生成情報部の形態を示す概略図である。図6(b)は、マーク生成情報部の特定方法を示す説明図である。
利用者は、その画像をサイト110に送ることで、ポイントを得ることができる。利用者は、店舗310のどこにレーザー光が照射させているか探し回るので、宝探しの要素が加わり、利用者の関心も高まり、来店の回数も増加させることができる。
なお、レーザー光720の照射先について、常に定位置を照射しているとは限らず、日時等によって適宜変更可能とすることが好ましい。
1つの方法は、図6(b)に示すように、レーザー光の明るさを特定の周波数で変化させる方法である。レーザー光について、明るさ/時間グラフ740に示すように、特定の周期で明るさを変化させ、端末500のカメラ550でレーザー光の明るさの変化の周期を計測する。あらかじめ決められた周期と合致する場合には、レーザー光720の位置に仮想画像790を表示する。また、あらかじめ決められた周期に関連付けられた情報を、ポイント情報埋込部400の情報として使用する。
図2(d)は、マークとポイント情報を関連付けたマーク生成情報部の形態を示す概略図である。図6(c)は、マーク生成情報部の特定方法を示す説明図である。
利用者は、その画像をサイト110に送ることで、ポイントを得ることができる。利用者は、店舗310のどこにARパターンが貼付させているか探し回るので、宝探しの要素が加わり、利用者の関心も高まり、来店の回数も増加させることができる。
ARパターン710aは、マーク410a・笑顔1・グリオ社アイス・A会社第1店に関連付け、ARパターン710bは、マーク410b・笑顔2・林永社チョコ・A会社第2店に関連付けられ、情報をサイト110に送信することで、ポイントを得ることができる。
図5は、本発明に係るサービスポイント付与システムのサイトの画面を示す説明図である。
実施例1によって、サイト110へのアクセス数を増やすことができるが、さらにサイト110にアクセス後に、利用者の関心を増やす技術があると好適である。
その際、質問画面830を表示する。利用者は、質問への答え方によって、獲得するポイントが変化する。たとえば、店舗Xで先月行ったキャンペーンを問い、利用者が正解したら、頻繁に来店していると考え、ポイントをアップする等である。
図7は、販売員等によって、遠隔でポイントを取得する場合の実施例を示す説明図である。
実施例1によって、店舗310への来店者を増やすことができるが、さらに、来店はできないが本システムに関心のある利用者を獲得する技術が求められていた。
図8は、本発明に係るサービスポイント付与システムでのマーク、パターン等を表示部付移動体に表示する実施例を示す説明図であり、(a)は表示部931が大半を占める表示部付移動体930の外観図、(b)はロボットの形態の頭部に表示部931が配置された表示部付移動体930の外観図、(c)は表示部931が大半を占める表示部付移動体930の映像投影方法の一例を示す断面図、(d)は表示部付移動体930をアバターとして用いる例を示す概略説明図である。
利用者は、店舗310内を動き回る表示部付移動体930の表示部931に表示されたポイント情報埋込部400を撮影することで、ポイントを獲得する。
リアプロジェクタ装置で表示部931の上部を丸くする構成について、図8(c)に沿って説明する。図8(c)は、表示部付移動体930の断面図である。表示部931は、プロジェクタ932と半透明スクリーン933から成る。プロジェクタ932は、短焦点レンズを用いている。半透明スクリーン933に対して、下側からの投影となるので、映像は表示位置に応じて補正している。半透明スクリーン933の上部は丸くなっているので、投影する映像はそれに応じた補正も加味したものとしている。
マーク410が商品等に添付されるよりも大きな表示となるので、利用者に対して強くアピールすることが出来る。
また、マトリックス型二次元コード等のパターン420を端末500でとらえることによって、マークの3D映像やCM等の付加情報をプラスして見ることもできる。利用者は、より多くの情報を得ることができるので、さらに積極的にポイント情報埋込部400を撮影することとなる。
100 サービスポイント管理部
110 サイト
120 サーバ
200 メーカー
300 販売会社
310 店舗
400 ポイント情報埋込部
410 マーク
420 パターン
500 端末
510 CPU
520 ROM
530 アプリケーション
540 RAM
550 カメラ
560 通信部
570 操作部
580 表示部
600 商品
700 マーク生成情報部
710 ARパターン
720 レーザー光
730 ポスター
740 明るさ時間グラフ
750 レーザー光の特性
760 彩度色相グラフ
770 レーザー光の色特性
780 他の色の色特性
790 仮想画像
800 サイト画面
810 メッセージ
820 広告
830 質問画面
900 カメラ付きヘッドセット
910 パソコン
920 販売員
930 表示部付移動体
931 表示部
932 プロジェクタ
934 カメラ
Claims (11)
- 利用者のサービスポイントを管理する管理部と、
該サービスポイントに関するポイント情報を記憶するサーバと、
該ポイント情報をやり取りするインターネット上のサイトと、
該ポイント情報を埋め込んだマーク、又は該ポイント情報を埋め込んだパターンとマーク、又はマークと該ポイント情報を関連付けたマーク生成情報部のいずれかであるポイント情報埋込部と、
撮影可能な携帯端末内のアプリケーションと、から成り、
該ポイント情報を埋め込んだマークは、あらかじめ決められた基準となる図柄と照合することで該ポイント情報を特定し、
商品、店舗、表示部付移動体のいずれかに付された該ポイント情報埋込部を該アプリケーションを用いて撮影し、該サイトにアクセスし、該サービスポイントを取得することを特徴とするサービスポイント付与システム。 - 前記マークは、生物、人物、擬人化した図のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のサービスポイント付与システム。
- 前記ポイント情報埋込部は、商品、店舗、表示部付移動体のいずれかに付され、
前記ポイント情報埋込部に埋め込まれた前記ポイント情報は、前記サイトのURL、商品、店舗、マークの種別のうち、少なくとも1つを含み、
前記アプリケーションは、前記サイトに対して、ユーザー情報と前記ポイント情報を送ることを特徴とする請求項1又は2に記載のサービスポイント付与システム。 - 前記サイトは、前記ポイント情報として、前記商品又は前記店舗に関する情報を受信した際に、それに応じた広告情報を前記アプリケーションに送信することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のサービスポイント付与システム。
- 前記サーバは、ユーザー情報、商品、店舗、日時、撮影場所の位置のうち少なくとも2つを関連させる情報を持つことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のサービスポイント付与システム。
- 前記ポイント情報を埋め込んだパターンは、マトリックス型二次元コード又はバーコードであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のサービスポイント付与システム。
- 前記マーク生成情報部は、撮影場所の位置情報、又は特定の光の特性、又はARパターンであり、それらのデータとあらかじめ決められたデータとを照合することで前記マークとポイント情報を特定することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のサービスポイント付与システム。
- 前記ポイント情報埋込部を初めて撮影した際、サイトでユーザー登録を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のサービスポイント付与システム。
- 前記サイトにて、ユーザーに質問を行い、その回答に応じてポイントの付与量を変化させることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のサービスポイント付与システム。
- 前記サイトにて、送信された前記ポイント情報の内容に応じてポイントの付与量を変化させることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のサービスポイント付与システム。
- 店舗内、販売員、ロボット、表示部付移動体のいずれかにカメラを装着し、
端末からネットワークを介して、カメラを操作し、前記ポイント情報埋込部を撮影することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のサービスポイント付与システム。
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