JP6100588B2 - タッチパネル用フィルム、及びそのフィルムと共に用いるスタイラスペン - Google Patents
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Description
この投影型の静電容量方式のタッチパネルの構造について図11(分解図)を用いて簡単に説明する。図11に示す静電容量方式のタッチパネル50は、例えば透明な絶縁フィルム53の裏側に、Y方向の座標検出を行うための複数の電極を有する酸化インジウム・スズ膜(以下、ITO膜と称する)51が形成され、表側にX方向の座標検出を行うための複数の電極を有するITO膜52が形成される。
前記ITO膜51,52が形成された絶縁フィルム53を平面視すると、図12のように各電極パッド54,55が所定の隙間を空けて面方向に配置された2次元格子状の構造をなしている。
また、Y方向に連結された電極パッド55のうち、接触位置の電極パッド55の静電容量が所定値以上に変化する。これによりX方向の座標位置が検出される。
尚、投影型静電容量方式のタッチパネルについての先行技術は、例えば特許文献1に記載されている。
前記課題を解決するには、単純にタッチパネルのセンサ電極をより細分化し、各センサ電極において検出可能な静電容量の変化量を小さくすることが考えられるが、その場合、より微弱な電流変化を検出しなければならず、誤検出が生じる虞が大きくなるという課題があった。
更に、センサ電極を細分化すると、電極本数が増加するため、タッチ位置を求めるための演算量が大幅に増大する。そのため、演算を行う制御部の処理能力が不足した場合には、タッチ操作に対しタッチ位置検出が追従できず、表示などに遅延が生じて、使い勝手が低下するという課題があった。また、タッチ操作に対しタッチ位置検出が追従できるように制御部の処理能力を向上させた場合には、消費電力の増大や、コストがより嵩むという課題があった。
即ち、指示体の接触面積が小さくても、フィルム表面に接触した指示体とセンサ電極との間に、所定範囲内の静電容量の変化を生じさせることができ、指示体の接触位置を検出することができる。
このため、例えばペン先が細いスタイラスペンによるタッチパネルの操作が可能となり、操作性や操作時の視認性、及び使用感を向上させることができる。
また、タッチパネルの構成は、従来の構成を採用することができるため、製造にかかるコストの増加を抑制することができる。
即ち、指示体の先端径(接触面積)が小さくても、その接触位置における区画された電極の領域でタッチパネルを反応させることができるため、細いペン先の指示体によるタッチパネル操作が可能となる。
尚、前記ペン先のタッチパネル用フィルム上への接触面積は、2.1mm2〜10.8mm2の範囲内であることが望ましい。
即ち、スタイラスペンのペン先の接触面積が小さくても、フィルム表面に接触したペン先とセンサ電極との間に、所定範囲内の静電容量の変化を生じさせることができ、スタイラスペンの接触位置を検出することができる。
このため、ペン先が細いスタイラスペンによるタッチパネルの操作が可能となり、操作性や操作時の視認性、及び使用感を向上させることができる。
また、タッチパネルの構成は、従来の構成を採用することができるため、製造にかかるコストの増加を抑制することができる。
また、前記透明導電性薄膜7は、前記PETフィルム8の上面に対し、スパッタリング法などにより例えばITO膜が成膜されて形成される、或いは透明導電性樹脂が塗布等により成膜されて形成される。
また、この透明導電性薄膜7は、その表面抵抗率が105〜108Ω/sqの範囲内で設定された高抵抗となされている。このような高表面抵抗の透明導電性薄膜7は、例えば、低抵抗な導電性を有するITO膜やポリチオフェンに代表される導電性ポリマーの膜厚を薄くし抵抗率を増大させる方法、或いは導電性高分子のPEDOT(ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン))とポリアニオンのPSS(ポリスチレンスルホン酸塩)の混合物からなるPEDOT−PSS水溶液に代表される導電性高分子の低導電性グレードをフィルム上へ均一に成膜することなどにより得ることができる。
尚、前記のようにPETフィルム8上に透明導電性薄膜7と保護膜6とを積層する構成に限らず、保護膜6の厚さ寸法を大きくし、その下面に透明導電性薄膜7を形成して、PETフィルム8を省略した構成とすることもできる。その場合、透明導電性薄膜7の下面に粘着層9が形成される。
また、予め導電性をもつハードコート剤、例えば、商品名:導電コートUV(中京油脂株式会社製)、あるいは商品名:導電ハードコートインキ(レジノカラー工業株式会社製)などを用い、規定の抵抗率にハードコート剤を調整しても上記と同様のフィルムを作製することができる。この場合、作製した保護膜6は透明導電性薄膜7の機能を併せ持つため、透明導電性薄膜7を形成する工程が無くなり、また、厚さが減少するため、透明性を確保するためには有利である。
この粘着層9は、PETフィルム8の下面に対し、バーコートやスピンコートあるいはスプレーコートなどにより形成することができる。
尚、この表面抵抗率と静電容量の範囲は、図6に示す構成の条件下における実測値、或いはシミュレーションの計算値により決められている。
図6の構成における実測においては、前記電極25,26には測定機としてLCRメータ35(カスタム社製ELC−131D)を接続し、高抵抗フィルム20における透明導電性薄膜21の表面抵抗率を複数の条件として設定し、1kHzの測定周波数で高抵抗フィルム20に生じた静電容量を測定した。その結果、前記表面抵抗率、及び前記静電容量の範囲内において、先端の細い指示体で接触した際にタッチパネルが反応する。
例えば、図2に示すように、一様な所定の表面抵抗率を有する透明導電性薄膜21と、PETフィルム22と、粘着層23とで形成されるフィルム20を用意し、前記粘着層23側に、このフィルム20よりも広い面積の電極25を配置し、前記透明導電性薄膜21上に前記フィルム20よりも小さい面積の導電性指示体の先端(電極26)を接触させる。
ここで、積分回路の時定数τは、次式(1)で表され、Cnのnが増えるほど(面積が拡がるほど)、直列接続される抵抗の合成値が大きくなってCnの時定数τは大きくなる。
τ=R×C ・・・(1)
時定数τが大きくなりすぎると、Cnにおいては短時間では電荷を殆ど蓄えることができない。そのため、C1〜Cn−1までが、静電容量の蓄積された範囲と見なされる。
C=εr・ε0×S/d ・・・(2)
εr:比誘電率
ε0:真空の誘電率
d:誘電体の厚さ
S:電極面積
図4は、本発明に係るスタイラスペン30の先端部を示す側面図である。
図4に示すスタイラスペン30は、導電性材料(例えば鋼、銅、或いは導電性ゴム、導電性繊維など)により形成されたペン先31と、ペン先31を保持するペン先ホルダー32とを有する。ペン先ホルダー32より後端側には、グリップ部やペン軸本体など(いずれも図示せず)が設けられている。
尚、本発明に係るスタイラスペンにあっては図4に示す形状に限定されるものではない。即ち、少なくとも導電性材料により形成されると共に、先端幅が前記電極パッド11,12の幅よりも小さいペン先を備え、ペン使用者がスタイラスペン30を手に持って使用する際に、使用者の手と前記ペン先とが電気的に結合する構成であればよい。
そして、透明導電性薄膜7と電極パッド11との間に生じた静電容量は、スタイラスペン30を介して人体に微弱な電流(例えば10μA〜20μA)として流れ、それによりスタイラスペン30のペン先31の接触位置のうち、例えば縦方向の座標位置(図11,図12のY方向の位置)が検出される。
そして、透明導電性薄膜7と電極パッド12との間に生じた静電容量は、スタイラスペン30を介して人体に微弱な電流(例えば10μA〜20μA)として流れ、それによりスタイラスペン30のペン先31の接触位置のうち、例えば横方向の座標位置(図11,図12のX方向の位置)が検出される。
即ち、スタイラスペン30のペン先31の接触面積が小さくても、高抵抗フィルム5の表面に接触したペン先31と電極パッド11,12との間(カバーガラス)4に、タッチパネル3の反応に必要な静電容量の変化を生じさせることができ、スタイラスペン30の接触位置を検出することができる。
このため、ペン先31が細いスタイラスペン30によるタッチパネル装置1の操作が可能となり、操作性や操作時の視認性及び使用感を向上させることができる。
また、タッチパネル3の構成は、従来の構成を採用することができるため、製造にかかるコストの増加を抑制することができる。
例えば、ITO膜からなる電極パッド11と電極パッド12とを、それぞれ別の透明薄膜の絶縁フィルム上に形成し、それらを重ねてタッチパネル3を構成してもよい。或いは、電極パッド11と電極パッド12とが電気的に絶縁されていれば、それらを同一層上に形成した構成としてもよい。
そのように構成した場合には、スタイラスペン30のペン先31が高抵抗フィルム5の表面に接触した際、接触位置における前記小区画電極Arとセンサ電極(電極パッド11,12)との間にタッチパネル3の反応に必要な静電容量の変化を発生させることができる。
即ち、スタイラスペン30の先端径(接触面積)が小さくても、その接触位置における小区画電極の領域でタッチパネルを反応させることができるため、細いペン先のスタイラスペン30であってもタッチパネル操作が可能となる。
尚、図10に示す各小区画電極Arは、縦横の格子状に区切られた方形状としたが、方形状に限らず、他の形状により各小区画電極Arを形成してもよく、各小区画電極Arの大きさや形状が互いに異なるものであってもよい。
また、前記実施の形態においては、透明導電性薄膜7の上に設ける保護膜6は、フィルム面の垂直方向に導通性を有し、フィルム面方向に絶縁性を有する異方性導電膜とした。
しかしながら、本発明に係るタッチパネル用フィルムの有する保護膜にあっては、その性質に限定されるものではない。例えば、異方性を有さない透明な絶縁膜により保護膜を形成してもよい。
尚、前記実施の形態において記載した透明導電性薄膜7、保護膜6、PETフィルム8、粘着膜9における透明性とは、それがタッチパネル上に配置された際に、表示画像の内容を識別可能な状態のものをいう。
実験1では、タッチパネル用フィルム(高抵抗フィルム)が有する透明導電性薄膜の表面抵抗率を変化させることにより、指示体の接触面積を擬似的に変化させることが可能かを実測及びシミュレーションにより検証した。
実施例1では、実測により複数の表面抵抗率に対する静電容量の値を求めた。
図6の斜視図に、具体的な装置構成を模式的に示す。尚、図6に示す構成においては、既に図2を用いて説明した構成と同様の構成を含むため、対応する部材については同じ符号で示す。
また、前記高抵抗フィルム20は、厚さ100μmのPETフィルム22の上面に、一様な所定の表面抵抗率を有する透明導電性薄膜21が形成され、PETフィルム22の下面に厚さ25μmの粘着層23が形成されたものを用いた。尚、粘着層23は、ウレタン系材料により形成した。
また、本実施例1においては、上記構成を有する高抵抗フィルム20であって、その透明導電性薄膜21の表面抵抗率が異なるフィルムを複数枚形成し、各フィルムについて図6の装置における高抵抗フィルム20として配置し、電極25,26間の高抵抗フィルム20に生じた静電容量をそれぞれ測定した。
また、前記電極25、26には測定機としてLCRメータ35(カスタム社製ELC−131D)を接続し、1kHzの測定周波数で高抵抗フィルム20に生じた静電容量を測定した。
実施例2では、シミュレーションによる測定(計算値)を行った。この実施例2においては、ムラタソフトウエア株式会社製のFemtet(登録商標)を用い、実測(実施例1)と同様の条件を設定して、フィルムに生じた静電容量を計算値として求めた。
図7のグラフに示されるように、実施例1、2(実測値、計算値)ともに、設定したフィルムの表面抵抗率の範囲では、表面抵抗率が低いほど静電容量が大きくなった。
また、前記した式(2)によれば、フィルムの比誘電率や厚さ寸法の変化がなければ、静電容量は面積に比例して変化するため、前記表面抵抗率の範囲内では、表面抵抗率と面積の大きさは反比例していることになる。したがって、この実験1の結果から、フィルムの表面抵抗率を変化させることにより、指示体の接触面積を擬似的に変化させることが可能であると確認することができた。
一般にフィルムの比誘電率は周波数特性を持ち、電流の周波数によって静電容量の値が変化する。そこで、実験2では、タッチパネル操作においてスタイラスペンを使用する際に人体に流れる電流の周波数を測定し、その周波数における表面抵抗率と静電容量との関係をシミュレーションにより求めた。そして、その結果に基づき表面抵抗率と擬似的な面積の拡大率との関係について検証した。
尚、タッチパネル操作においてスタイラスペンを使用する際に人体に流れる電流の測定においては、タッチパネルとしてアップル社製アイポッドタッチ(登録商標)を用いた。予め、この測定を行い、約300kHzの周波数の電流を検出した。
実施例3では、所定の表面抵抗率を有する透明導電性薄膜が設けられた高抵抗フィルムを貼った場合について、先端径2mmの電極を指示体として用いた際の電流周波数が300kHzにおける表面抵抗率と静電容量との関係を、シミュレーションにより求めた。尚、高抵抗フィルムの構成(積層構造、各層の材質、厚さ寸法)としては実施例1の場合と同様の条件とし、シミュレータとして、ムラタソフトウエア株式会社製のFemtet(登録商標)を用いた。
比較例1では、実施例3で用いた高抵抗フィルムの構成のうち、透明導電性薄膜を有さない場合(PETフィルムと粘着層のみの構成)について、指示体として先端径2mmの電極を用いた際の電流周波数300kHzにおける静電容量をシミュレーションにより求めた。
また、比較例1のシミュレーションの結果、電極間に生じた静電容量は0.94pFであった。
また、図8のグラフから、各表面抵抗率について静電容量の倍増率を求め、その倍増率から、高抵抗の透明導電性薄膜を設けることにより先端径2mmの電極が擬似的に拡大する径を換算して求めると、図9のグラフが得られる。
図9のグラフにおいて、横軸は表面抵抗率(Ω/sq)、縦軸は電極26の径を擬似的に拡大した換算径(mm)である。
図9のグラフに示されるように、表面抵抗率が103〜108Ω/sqの範囲内においては、表面抵抗率が低いほど電極の擬似的な径、即ち擬似的面積が拡大することを確認することができた。
実験3では、比較例として、タッチパネルを備える実機に対し、タッチパネル前面にフィルムを貼らない場合と、市販されている従来の保護フィルムを貼付した場合の夫々について、タッチパネルが反応可能なピンゲージ先端径の範囲について検証した。
尚、導電性を有する指示体として鋼製のピンゲージを用いると共に、人体の個人差を無くすため、実機本体下にアルミ板を配置し、アルミ板とピンゲージとを銅線で接続した状態で測定を行った。
比較例2では、タッチパネルとして第3世代アイパッド(登録商標)を用い、タッチパネル前面にフィルムを貼らない場合の、タッチパネルが反応可能なピンゲージ先端径の範囲を検証した。
比較例2の結果を表1に示す。尚、表1において、○は反応することを示し、×は反応しないことを示し、△はパネル上の場所によっては反応することを示す。
比較例3では、タッチパネルとして第3世代アイパッドを用い、タッチパネル前面に市販されている従来の保護フィルム(表面抵抗率が1013Ω/sq)を貼付した場合の、タッチパネルが反応可能なピンゲージ先端径の範囲を検証した。
比較例3の結果を表2に示す。尚、表2において、○は反応することを示し、×は反応しないことを示し、△はパネル上の場所によっては反応することを示す。
比較例4では、タッチパネルとして第4世代アイポッドタッチを用い、タッチパネル前面にフィルムを貼らない場合の、タッチパネルが反応可能なピンゲージ先端径の範囲を検証した。
比較例4の結果を表3に示す。尚、表3において、○は反応することを示し、×は反応しないことを示し、△はパネル上の場所によっては反応することを示す。
比較例5では、タッチパネルとして第4世代アイポッドタッチを用い、タッチパネル前面に市販されている従来の保護フィルム(表面抵抗率が1013Ω/sq)を貼付した場合の、タッチパネルが反応可能なピンゲージ先端径の範囲を検証した。
比較例5の結果を表4に示す。尚、表4において、○は反応することを示し、×は反応しないことを示し、△はパネル上の場所によっては反応することを示す。
また、タッチパネルとして第4世代アイポッドタッチを用いた場合、表3(比較例4)から、フィルム無しの場合はピンゲージ径が3.9mm以上であれば反応することを確認できた。一方、表4(比較例5)から、従来の保護フィルム有りの場合は反応に必要な面積が大きくなり、ピンゲージ径が4.4mm以上であれば反応することが確認できた。
前記実験3の結果、フィルムを貼らない場合の表1、表3から、ピンゲージ先端径が3.7mmのときには、全く反応しなかったため、本発明に係るタッチパネル用フィルム(高抵抗フィルム)を貼付し、ピンゲージ先端径が3.7mm(接触面積が10.8mm2)以下の場合に反応すれば、本発明の有効性を確認することができる。
そこで、実験4では、実験3でタッチパネルとして用いた第3世代アイパッド、及び第4世代アイポッドタッチのそれぞれについて、実施例として所定の表面抵抗率を有する高抵抗フィルムをタッチパネル前面に貼り、鋼製のピンゲージの先端径が3.7mmの場合の反応について検証した。
実施例4では、タッチパネルとして第3世代アイパッドを用い、タッチパネル前面に高抵抗フィルムを貼って、タッチパネルが反応する表面抵抗率の範囲について検証した。
前記のように指示体として先端径が3.7mmのピンゲージを用い、前記高抵抗フィルムとして、100μm厚のPETフィルムの上面側に、所定の表面抵抗率を有する透明導電性薄膜が形成され、前記PETフィルムの下面側に25μm厚の粘着層が形成されているものを使用した。尚、前記粘着層は、ウレタン系材料により形成されるものとした。
また、前記高抵抗フィルムにおける表面抵抗率の範囲を検証するにあたり、表面抵抗率の測定には、SIMCOジャパン製表面抵抗計ST−4を用いた。
実施例4の結果を表5に示す。尚、表5において、○は反応することを示し、×は反応しないことを示し、△はパネル上の場所によっては反応することを示す。
実施例5では、タッチパネルとして第4世代アイポッドタッチを用いた。その他の条件は、実施例4と同じである。
実施例5の結果を表6に示す。尚、表6において、○は反応することを示し、×は反応しないことを示し、△はパネル上の場所によっては反応することを示す。
前記実施の形態に示した式(2)から、静電容量Cは、比誘電率εrや誘電体の厚さdによっても変化する。そのため、本発明に係るタッチパネル用フィルム(高抵抗フィルム)の構成を表面抵抗率により規定する際には、その表面抵抗率の範囲において、タッチパネルが反応可能な単位面積あたりの静電容量の範囲を同時に規定することが望ましい。
そこで、実験5では、タッチパネルに高抵抗フィルムを貼り、先端径が3.7mmの鋼製のピンゲージを用いた場合にタッチパネルが反応可能な表面抵抗率と静電容量の範囲について検証した。
実施例6では、タッチパネルとして第3世代アイパッドを用い、タッチパネル前面に高抵抗フィルムを貼って、タッチパネルが反応する表面抵抗率と静電容量の範囲について検証した。
前記のように導電性を有する指示体として先端径が3.7mmの鋼製のピンゲージを用い、前記高抵抗フィルムとして、100μm厚のPETフィルムの上面側に、所定の表面抵抗率を有する透明導電性薄膜が形成され、前記PETフィルムの下面側に25μm厚のウレタン系材料からなる粘着層が形成されているものを使用した。
前記のように実験4、5により指示体の先端径が3.7mmと細い場合でも、タッチパネルを反応させることが可能であると確認できた。そこで、実験6では、所定の高い表面抵抗率を有するフィルムを用いた場合の、タッチパネル反応可能な指示体の最小径について検証した。
(実施例7)
実施例7では、タッチパネルとして第3世代アイパッドを用い、タッチパネル前面に高抵抗フィルムを貼って、指示体の先端径を条件として、タッチパネルが反応するか否かについて検証した。
指示体としては先端径の異なる複数の鋼製のピンゲージをそれぞれ用いた。
前記高抵抗フィルムとして、100μm厚のPETフィルムの上面側に、表面抵抗率105.0Ω/sqの表面抵抗率を有する透明導電性薄膜が形成され、前記PETフィルムの下面側に25μm厚のウレタン系材料からなる粘着層が形成されているものを使用した。
2 LCDユニット
3 タッチパネル
4 カバーガラス
5 高抵抗フィルム(タッチパネル用フィルム)
6 保護膜
7 透明導電性薄膜
8 PETフィルム
9 粘着層
10 絶縁フィルム
11 電極パッド(センサ電極)
12 電極パッド(センサ電極)
30 スタイラスペン
31 ペン先
32 ペン先ホルダー(導通部)
Claims (3)
- 格子状にセンサ電極が配置された静電容量式タッチパネル上にカバーガラスが設けられ、このカバーガラス上に設けられる静電容量式タッチパネル用フィルムであって、
PETフィルムと、
前記PETフィルムに積層された、105.0〜108.0Ω/sqの範囲内に設定された所定の表面抵抗を有する透明導電性膜と、
前記透明導電性膜に積層された透明性を有する保護膜と、
前記PETフィルムの透明導電性膜形成面と反対側の面に形成された粘着層とを含み、
指示体が接触した際、その接触位置を含む所定領域と前記センサ電極との間の誘電体に、単位面積当たり0.36〜6.00pF/mm2の静電容量の変化が発生することを特徴とする静電容量式タッチパネル用フィルム。 - 前記透明導電性膜は、相互に電気的に絶縁された複数の透明な区画された電極によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載されたタッチパネル用フィルム。
- 前記請求項1または請求項2に記載のタッチパネル用フィルムと共に用いられる、スタイラスペンであって、
導電性材料で形成されたペン先を備え、
前記ペン先の先端径が1.62mm以上2mm未満であることを特徴とするスタイラスペン。
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