JP6099857B1 - 内視鏡リプロセッサ、内視鏡洗浄チューブ及び内視鏡リプロセスセット - Google Patents

内視鏡リプロセッサ、内視鏡洗浄チューブ及び内視鏡リプロセスセット Download PDF

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Abstract

内視鏡リプロセッサは、内視鏡Eが接続されるコネクタ71と、コネクタ71に流体を供給する流体供給部61と、コネクタ71に配置された磁性材料および磁性材料に巻かれたコイル76bを含む電磁石76と、電流供給部81と、磁力を少なくとも、第1の強度、および第1の強度よりも弱い第2の強度に切替える磁力切替え部82と、流体供給部61を駆動しながら、磁力切替え部82を制御して磁力を切り替える制御部91と、を含む。

Description

本発明は、内視鏡リプロセッサ、内視鏡洗浄チューブ及び内視鏡リプロセスセットに関する。
従来、日本国特開2013−111446号公報に示すように、洗浄アダプタを介して内視鏡の口金に内視鏡洗浄チューブを取り付け、内視鏡洗浄チューブから消毒液を送り込み、汚染された内視鏡の洗浄を行う内視鏡洗浄装置がある。
洗浄アダプタは、消毒液の本流出口及び分流出口が先端に設けられたガイドパイプを有し、ガイドパイプの先端が内視鏡の口金に挿入されて内視鏡に取り付けられる。洗浄アダプタ内に消毒液が送り込まれると、ガイドパイプは、口金の内周及び外周を消毒液に曝すことができるように、送り込まれた消毒液の圧力の変化によって口金内を上下移動し、本流出口と分流出口から消毒液を吐出する。
しかし、従来の内視鏡洗浄装置では、洗浄アダプタ内に送り込まれた消毒液の圧力が一定であると、ガイドパイプは、一定の位置に留まる。言い換えると、圧力一定で送液をする場合には、内視鏡洗浄チューブが接続された接続部に、消毒液に曝されない箇所が生じる可能性がある。
そこで、本発明は、内視鏡リプロセッサから内視鏡に送り込まれる一定圧力の流体により、接続部を洗浄消毒することができる内視鏡リプロセッサ、内視鏡洗浄チューブ及び内視鏡リプロセスセットを提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡リプロセッサは、内視鏡が直接またはチューブを介して接続されるコネクタと、前記コネクタに流体を供給する流体供給部と、前記コネクタに配置された磁性材料および前記磁性材料に巻かれたコイルを含む電磁石と、前記コイルに電流を流す電流供給部と、前記電磁石に接続されて、磁力を少なくとも、第1の強度、および前記第1の強度よりも弱い第2の強度に切替える磁力切替え部と、前記磁力切替え部および前記流体供給部に接続されて、前記流体供給部を駆動しながら、前記磁力切替え部を制御して前記磁力を切り替える制御部と、を含む。
本発明の一態様の内視鏡洗浄チューブは、内視鏡に接続される内視鏡側接続部と、請求項1に記載の前記内視鏡リプロセッサの前記コネクタに接続されるコネクタ側接続部と、前記内視鏡側接続部および前記コネクタ側接続部をつなぐチューブ本体と、前記コネクタ側接続部に配置され金属からなる電磁石吸引部と、を含む。
本発明の一態様の内視鏡リプロセスセットは、内視鏡リプロセッサと、内視鏡洗浄チューブとからなる内視鏡リプロセスセットであり、前記コネクタ側接続部は、前記コネクタを挿入する挿入口を有し、前記コネクタの外壁には、前記磁力が前記第2の強度のとき、前記コネクタ側接続部の内壁から離間して、前記流体供給部から供給された流体を前記挿入口から排出する流路と、前記磁力が前記第1の強度のとき、前記コネクタ側接続部の前記内壁と密着して前記流路を閉鎖する水密部と、が配置される。
本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡リプロセスセットの主要部の概略構成を説明するブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサのコネクタの外観構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサのコネクタと、内視鏡洗浄チューブのコネクタ側接続部との構成を示す切断部端面図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡洗浄チューブのコネクタ側接続部の外観構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサのコネクタと、内視鏡洗浄チューブのコネクタ側接続部との構成を示す切断部端面図である。 本発明の第1の実施形態に係わる、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサの送液時間と、電磁石吸引部の高さとの関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサのコネクタの外観構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の変形例に係わる、内視鏡リプロセッサのコネクタの外観構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡リプロセスセット1の主要部の概略構成を説明するブロック図である。図1では、管路を実線によって表し、電気信号線を破線によって表している。
図1に示すように、内視鏡リプロセスセット1は、内視鏡リプロセッサ2と、チューブである内視鏡洗浄チューブ111により構成される。内視鏡リプロセッサ2には、内視鏡洗浄チューブ111を介して内視鏡Eが接続される。
内視鏡リプロセッサ2の主要部は、処理槽11と、水供給部21と、薬液供給部31と、排液部41と、超音波振動部51と、流体供給部61と、接続部であるコネクタ71a、71b、71c(以下、いずれか1つのコネクタ、又は、3つのコネクタを示すときには、コネクタ71という)と、電流供給部81と、制御部91とを有して構成される。
内視鏡リプロセッサ2は、汚染された内視鏡E、又は、図示しない内視鏡付属品の再生処理を行う装置である。ここでいう再生処理とは、特に限定されるものではなく、水によるすすぎ、有機物等の汚れを落とす洗浄、所定の微生物を無効化する消毒、全ての微生物を排除、もしくは、死滅させる滅菌、又は、これらの組み合わせのいずれであってもよい。
処理槽11は、内部に1又は複数の内視鏡Eを配置し、かつ液体を貯留することができるように桶状に構成される。処理槽11は、蓋部12と、開閉検知部13とを有する。
蓋部12は、処理槽11に対して開閉できるように構成される。
開閉検知部13は、例えば、センサまたはスイッチ等により、蓋部12の開閉を検知できるように構成される。開閉検知部13は、制御部91に接続される。開閉検知部13は、蓋部12の開閉状態を検知し、蓋部12の開閉状態を示す制御信号を制御部91に出力する。
水供給部21は、水供給口22を介して処理槽11に接続され、処理槽11に水を供給できるように構成される。水供給部21は、制御部91の制御によって開閉される給水弁23を介し、外部の給水源24から水を取り込み、フィルタカートリッジ25を収めたフィルタ26によって水を濾過し、水供給口22から処理槽11に水を供給する。制御部91によって切替え制御される管路切替弁27によって管路が切り替えられると、フィルタ26によって濾過された水は、タンク32に供給される。
薬液供給部31は、薬液供給口33を介して処理槽11に接続され、処理槽11に薬液を供給することができるように構成される。薬液供給部31は、ボトルBtを取り付けるためのボトル取付部34を有し、取り付けられたボトルBtから濃縮消毒液をタンク32に取り込むことが可能である。タンク32に取り込まれた濃縮消毒液は、管路切替弁27を介して供給される水によって希釈され、消毒液となり、タンク32に貯留される。タンク32に貯留された消毒液は、制御部91によって駆動制御される薬液ポンプ35により、薬液供給口33から処理槽11に供給される。
排液部41は、排液口42を介して処理槽11に接続され、処理槽11に貯留された液体を処理槽11から排出できるように構成される。排液部41は、制御部91によって駆動制御される排液ポンプ43を有し、排液ポンプ43を駆動させて排液口42から処理槽11の液体を外部の排液手段に排液する。制御部91によって切替え制御される管路切替弁44によって管路が切り替えられると、処理槽11に貯留される液体は、再使用に備え、タンク32に流入し、タンク32に貯留される。
超音波振動部51は、処理槽11に貯留される液体に超音波を出力することができるように構成される。超音波振動部51は、超音波振動子52と、超音波振動子52に接続された振動板53とを有する。制御部91の駆動制御によって超音波振動子52が振動板53を振動させると、振動板53は、処理槽11に貯留される液体に超音波を出力する。
流体供給部61は、コネクタ71に流体を供給できるように構成される。流体供給部61は、制御部91によって駆動制御される循環ポンプ62により、循環吸引口64から処理槽11に貯留された液体を吸引し、液体吐出口65から液体を吐出し、処理槽11に貯留された液体を循環させる。
流体供給部61は、制御部91によって駆動制御される送液ポンプ63により、循環吸引口64から処理槽11に貯留された液体を吸引し、コネクタ71に液体を送り込むことが可能である。
流体供給部61は、制御部91によって駆動制御されるエアコンプレッサ66により、外部から気体を取り込み、コネクタ71に気体を送り込むことが可能である。
流体供給部61は、エアコンプレッサ66から送り込まれる気体が送液ポンプ63に流入しないようにするための逆止弁67を有する。流体供給部61は、送液ポンプ63から送り込まれる液体がエアコンプレッサ66に流入しないようにするための逆止弁68を有する。
流体供給部61は、コネクタ71aを閉鎖してコネクタ71b、71cから高圧で気体を送り込み、内視鏡Eの管路の水切りをすることができるように、制御部91によって開閉制御される開閉弁69を有する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ2のコネクタ71の外観構成を示す斜視図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ2のコネクタ71と、内視鏡洗浄チューブ111のコネクタ側接続部121との構成を示す切断部端面図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡洗浄チューブ111のコネクタ側接続部121の外観構成を示す斜視図である。図4は、コネクタ側接続部121に内視鏡洗浄チューブ111を取り付けた状態を示している。
コネクタ71は、処理槽11に配置され、内視鏡Eが、直接または、内視鏡洗浄チューブ111を介して接続できるように構成される。内視鏡リプロセッサ2は、コネクタ71を介し、接続された内視鏡Eに対し、流体を供給可能である。
コネクタ71は、図2に示すように、処理槽の壁板14に突設される。コネクタ71は、基部72が太く形成され、先部73が細く形成され、外壁Owに段差を有する。コネクタ71は、先部73の外壁Owに、水密部であるOリング74を有して構成される。コネクタ71は、先端面に吐出口75を有する。
コネクタ71は、図3に示すように、電磁石76と、逆止弁77とを有して構成される。
電磁石76は、コネクタ71の基部72に配置され、磁性材料の芯76aおよび芯76aに巻かれたコイル76bを含んで構成される。
芯76aは、例えば、鉄等の磁性材料によって構成される。芯76aは、処理槽の壁板14に、ナットNによって固定される。芯76aは、筒体76a1と、受け部76a2とを有する。
筒体76a1は、ホースSを接続できるように、基端に滑り止め突起76a3を有する。筒体76a1は、内側にホースSから供給される流体を流す流体管路Pを有する。筒体76a1は、外周にコイル76bが巻かれ、磁力である電磁吸引力を発生させることができるように構成される。
受け部76a2は、筒体76a1の先端を鍔状に広げて形成される。受け部76a2は、内視鏡洗浄チューブ111のコネクタ側接続部121の電磁石吸引部122を、電磁吸引力によって吸引し、受けることができるように構成される。
コイル76bは、銅等を材質として構成される。コイル76bは、筒体76a1の外周に所定の巻き数Aだけ巻かれる。所定の巻き数Aは、電磁石吸引部122を引き寄せるための電磁吸引力を発生させることが可能である巻き数に予め設定される。
逆止弁77は、外周にOリング77aを有する弁体77bと、弁体77bを付勢する圧縮バネ77cとを有して構成される。
図1に戻り、電流供給部81は、コイル76bに電流を流す回路である。電流供給部81は、磁力切替え部82と、電源83とによって構成される。
磁力切替え部82は、出力電圧を切り替えて電磁石76に供給する電流量を調節できるように、電圧切替え部であるドライブ回路84を有する。磁力切替え部82は、電源83と、制御部91とに接続される。磁力切替え部82は、電源83から電力が供給され、制御部91の制御により、電流量を調節してコイル76bに電流を流す。磁力切替え部82は、電磁石76に接続され、電磁石76が発生させる磁力を複数の強度に切替え可能である。
例えば、磁力切替え部82は、電磁石76が発生させる磁力を少なくとも、第1の強度、および第1の強度よりも弱い第2の強度のいずれか一方に切替え可能である。さらに、磁力切替え部82は、電磁石76が発生させる磁力を第2の強度よりも弱い第3の強度に切替え可能である。より具体的には、ドライブ回路84が、所定電圧VH、所定電圧VHよりも低い所定電圧VM、および所定電圧VMよりも低い所定電圧VLのいずれか1つに出力電圧を切り替えることにより、電磁石76の電磁吸引力は、出力電圧に応じた、第1の強度、第2の強度、および第3の強度のいずれか1つに切り替えられる。
第1の強度は、内視鏡Eに流体を送り込むとき、電磁石76が電磁石吸引部122を引き寄せる電磁吸引力の強度に設定される。
第2の強度は、内視鏡Eに流体を送り込むとき、電磁石吸引部122が電磁石76から離間する電磁吸引力の強度に設定される。
第3の強度は、第2の強度よりも小さく、内視鏡Eに対する流体の供給がされていないとき、コネクタ側接続部121を手指で簡単に取り外せる状態で仮固定する電磁吸引力の強度に設定される。
制御部91は、中央処理装置(以下「CPU」という)92、ROMおよびRAM等のメモリ93を有して構成される。CPU92の機能は、メモリ93に記憶された内視鏡Eの洗浄消毒等の処理に関するプログラムを実行することによって実現される。制御部91は、給水弁23と、管路切替弁27、44と、薬液ポンプ35と、排液ポンプ43と、超音波振動子52と、循環ポンプ62と、送液ポンプ63と、エアコンプレッサ66と、開閉弁69と、磁力切替え部82と、開閉検知部13とに接続される。
制御部91は、循環ポンプ62及び送液ポンプ63を含む流体供給部61を駆動しながら、磁力切替え部82を制御して磁力を切り替えることが可能である。より具体的には、制御部91は、流体供給部61を駆動制御して処理槽11に流体を供給させながら、磁力切替え部82に対し、電磁石76が発生させる磁力の強度を、例えば、第1の強度と、第2の強度とを交互に切り替えさせる等の制御が可能である。さらに、制御部91は、磁力切替え部82に対し、開閉検知部13が蓋部12の開放を検知している間は磁力を第3の強度にさせる制御が可能である。
内視鏡洗浄チューブ111は、コネクタ側接続部121と、チューブ本体131と、内視鏡側接続部141とを有して構成される。
内視鏡側接続部141は、内視鏡Eの口金Eaに接続できるように構成される。
チューブ本体131は、ゴム又は合成樹脂等を材質とする細長筒状に構成される。チューブ本体131は、一方の端部にコネクタ側接続部121が接続され、他方の端部に内視鏡側接続部141が接続される。
コネクタ側接続部121は、図3及び図4に示すように、内視鏡リプロセッサ2のコネクタ71に接続可能である。コネクタ側接続部121は、挿入口124と、チューブ接続口125とを有する。
挿入口124は、内視鏡リプロセッサ2のコネクタ71に外嵌めできるように、筒状に構成される。挿入口124は、電磁石吸引部122と、窄み部126と、押込み棒123とを有する。
電磁石吸引部122は、例えば、鉄等の金属の磁性材料によって構成される。電磁石吸引部122は、環状に形成され、挿入口124の開口端に配置される。電磁石吸引部122は、電磁石76の電磁吸引力によって吸引される。
窄み部126は、挿入口124の奥部において、挿入口124の内壁Iwが一段窄まるように形成される。
押込み棒123は、挿入口124の奥部から開口端方向へ突設する棒状に形成される。
コネクタ側接続部121がコネクタ71に取り付けられると、押込み棒123は、圧縮バネ77cの付勢力に抗して弁体77bを押し込み、逆止弁77は、開弁状態になる。一方、コネクタ側接続部121がコネクタ71から取り外されると、圧縮バネ77cによって弁体77bのOリング77aが窄み部126に押し当たり、逆止弁77は、閉弁状態になる。
チューブ接続口125は、チューブ本体131を接続できるように、外周に滑り止め突起127を有して構成される。
コネクタ側接続部121がコネクタ71に取り付けられると、コネクタ71の外壁Owと、コネクタ側接続部121の内壁Iwとの間に、流路Rが形成される。
(作用)
続いて、内視鏡リプロセスセット1の作用について説明をする。
図5は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ2のコネクタ71と、内視鏡洗浄チューブ111のコネクタ側接続部121との構成を示す切断部端面図である。図6は、本発明の第1の実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ2の送液時間と、電磁石吸引部122の高さHとの関係を示すグラフである。図5と図6において、高さHは、受け部76a2から電磁石吸引部122までの高さを示し、高さHmは、受け部76a2からコネクタ71先端までの高さを示す。
ユーザが、内視鏡Eをセットできるように、蓋部12を開状態にすると、開閉検知部13は蓋部12の開状態を検知し、蓋部12が開状態であることを示す制御信号を制御部91に対して出力する。蓋部12が開状態であることを示す制御信号が入力されると、制御部91は、磁力切替え部82にドライブ回路84の出力電圧を所定電圧VLにさせるための制御信号を出力し、電磁石76の電磁吸引力を第3の強度に切り替える。ユーザが、コネクタ側接続部121をコネクタ71に被せ置くと、電磁石76の電磁吸引力によってコネクタ側接続部121がコネクタ71に仮固定される。
制御部91は、磁力切替え部82にドライブ回路84の出力電圧を所定電圧VHにさせるための制御信号を出力し、コネクタ71の電磁石76の電磁吸引力を第1の強度に切り替える。電磁石76の電磁吸引力が第1の強度になると、内視鏡洗浄チューブ111のコネクタ側接続部121の電磁石吸引部122が、電磁石76の電磁吸引力によって受け部76a2に吸引され、コネクタ側接続部121が、コネクタ71に嵌着する。すると、コネクタ側接続部121の押込み棒123が圧縮バネ77cの付勢力に抗してコネクタ71の弁体77bを押し込み、逆止弁77は、開弁状態になる。電磁吸引力が第1の強度であるとき、コネクタ71のOリング77aは、コネクタ側接続部121の内壁Iwと密着して流路Rを閉鎖し、コネクタ側接続部121の開口端へ流体を漏らさないようにする。
制御部91は、送液ポンプ63又はエアコンプレッサ66に駆動信号を出力し、一定圧力の流体の供給を開始する。流体の供給が開始すると、流体は、ホースSから流体管路Pに流入し、圧縮バネ77cの間を流れ、チューブ接続口125から吐出され、内視鏡洗浄チューブ111を介し、内視鏡E内に送り込まれる。
制御部91は、磁力切替え部82にドライブ回路84の出力電圧を所定電圧VMにさせるための制御信号を出力し、コイル76bに流れる電流量を切り替え、電磁石76の電磁吸引力を第1の強度よりも弱い第2の強度に切り替える。電磁石76の電磁吸引力が第2の強度になると、図5に示すように、電磁石76の電磁吸引力よりも、コネクタ側接続部121を押し出す流体の圧力と、弁体77bを介して押込み棒123を押し出す圧縮バネ77cの付勢力との合計の方が大きくなり、電磁石吸引部122が、コネクタ71の受け部76a2から離間する。すると、コネクタ側接続部121の内壁Iwが、コネクタ71の外壁Owから離間し、流体供給部61から供給された流体が、流路Rを介し、挿入口124から排出される。これにより、コネクタ側接続部121の内壁Iwと、コネクタ71の外壁Owとは、流体に曝され、洗浄消毒される。
電磁吸引力が第2の強度にされた後、制御部91は、コネクタ側接続部121がコネクタ71から外れないように、電磁石76の電磁吸引力を第1の強度に戻す。電磁石76の電磁吸引力が第1の強度になると、コネクタ側接続部121を押し出す流体の圧力と、弁体77bを介して押込み棒123を押し出す圧縮バネ77cの付勢力との合計よりも、電磁石76の電磁吸引力が大きくなり、電磁石吸引部122が、コネクタ71の受け部76a2に引き寄せられる。なお、図3は、電磁石吸引部122が、受け部76a2に引き寄せられて押し当たった状態の例を示している。
図6に示すように、例えば、時刻T1において、ドライブ回路84の出力電圧が所定電圧VHであるとき、電磁石吸引部122の高さHは低くなる。一方、例えば、時刻T2において、ドライブ回路84の出力電圧が所定電圧VMであるとき、電磁石吸引部122の高さHは高くなる。電磁石吸引部122がコネクタ71から外れないように、高さHは、コネクタ71の高さHm(図6の1点鎖線)を超えないように制御される。
制御部91が、磁力切替え部82を制御し、第1の強度と第2の強度との切り替えを繰り返すことにより、コネクタ側接続部121は、コネクタ71から外れることなく往復移動し、コネクタ71の外壁Owと、コネクタ側接続部121の内壁Iwとの間の流路Rに流体を流し、外壁Owと内壁Iwとを洗浄消毒する。
内視鏡Eの洗浄消毒等の処理が終了し、ユーザが内視鏡Eを取り出すために蓋部12を開状態にすると、コネクタ71からコネクタ側接続部121を取り外すことができるように、制御部91は、電磁石76の電磁吸引力を第3の強度に切り替える。
これにより、内視鏡リプロセッサ2では、第3の強度の電磁吸引力によって電磁石76にコネクタ側接続部121を吸引することができ、手指の軽い力によって内視鏡洗浄チューブ111の着脱が可能である。
また、内視鏡リプロセッサ2と洗浄チューブ111を接続するツメがなくても内視鏡洗浄チューブ111を装着できる。ただし、本発明はツメとの併用を除外するものではなく、本発明の内視鏡洗浄チューブ111にツメを設けてもよい。
上述の第1の実施形態によれば、内視鏡リプロセッサ2から内視鏡Eに送り込まれる一定圧力の流体により、内視鏡リプロセッサ2のコネクタ71の外壁Owと、内視鏡洗浄チューブ111のコネクタ側接続部121の内壁Iwとを洗浄消毒することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、電磁石76が生じさせる電磁吸引力は、コイル76bに流す電流量によって切り替えられるが、複数のコイルを設け、電流を流すコイルを切り替えるようにしても構わない。
図7は、本発明の第2の実施形態に係わる、内視鏡リプロセッサ2のコネクタ171の外観構成を示す斜視図である。第2の実施形態においては、第1の実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、説明は省略する。
コネクタ171は、コイル176a、176bを有して構成される。コイル176a、176bの各々は、それぞれ所定の巻き数Bに設定される。コイル176a、176bの各々は、磁力切替え部82に接続される。
磁力切替え部82は、電磁吸引力を第1の強度にするときは、コイル176a、176bに電流を流し、また、電磁吸引力を第2の強度にするときには、コイル176bに電流を流す。これにより、電磁石76の電磁吸引力を第1の強度及び第2の強度のいずれか一方に切り替えることが可能である。
上述の第2の実施形態によれば、電流を流すコイル176a、176bを切り替えることによって電磁石76の電磁吸引力の強度を切り替え、内視鏡リプロセッサ2から内視鏡Eに送り込まれる一定圧力の流体により、内視鏡リプロセッサ2のコネクタ171の外壁Owと、内視鏡洗浄チューブ111のコネクタ側接続部121の内壁Iwとを洗浄消毒することができる。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態では、コイル176a、176bの巻き数は同じであるが、2つのコイルの巻き数を異なる巻き数にしても構わない。
図8は、本発明の第2の実施形態の変形例に係わる、内視鏡リプロセッサ2のコネクタ271の外観構成を示す斜視図である。
コネクタ271は、コイル276a、276bを有して構成される。コイル276aは、所定の巻き数Cに設定され、コイル276bは、所定の巻き数Cよりも巻き数の多い所定の巻き数Dに設定される。
磁力切替え部82は、電磁吸引力を第1の強度にするときには、コイル276bに電流を流し、また、電磁吸引力を第1の強度よりも弱い第2の強度にするときには、コイル276aに電流を流す。これにより、電磁石76の電磁吸引力を第1の強度及び第2の強度のいずれか一方に切り替えることが可能である。
上述の第2の実施形態の変形例によれば、電流を流す異なる巻き数のコイル276a、276bを切り替えることによって電磁石76の電磁吸引力の強度を切り替え、内視鏡リプロセッサ2から内視鏡Eに送り込まれる一定圧力の流体により、内視鏡リプロセッサ2のコネクタ271の外壁Owと、内視鏡洗浄チューブ111のコネクタ側接続部121の内壁Iwとを洗浄消毒することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明によれば、内視鏡リプロセッサから内視鏡に送り込まれる一定圧力の流体により、接続部を洗浄消毒することができる内視鏡リプロセッサ、内視鏡洗浄チューブ及び内視鏡リプロセスセットを提供することができる。
本出願は、2015年12月1日に日本国に出願された特願2015−235053号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (6)

  1. 内視鏡が直接またはチューブを介して接続されるコネクタと、
    前記コネクタに流体を供給する流体供給部と、
    前記コネクタに配置された磁性材料および前記磁性材料に巻かれたコイルを含む電磁石と、
    前記コイルに電流を流す電流供給部と、
    前記電磁石に接続されて、磁力を少なくとも、第1の強度、および前記第1の強度よりも弱い第2の強度に切替える磁力切替え部と、
    前記磁力切替え部および前記流体供給部に接続されて、前記流体供給部を駆動しながら、前記磁力切替え部を制御して前記磁力を切り替える制御部と、を含むことを特徴とする内視鏡リプロセッサ。
  2. 前記磁力切替え部は、電圧を切替える電圧切替え部を含むことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡リプロセッサ。
  3. 前記制御部は、前記流体供給部を駆動しながら、前記磁力切替え部を制御して前記磁力の強度を繰り返し切り替えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡リプロセッサ。
  4. 前記内視鏡を配置する処理槽と、
    前記処理槽を開閉する蓋部と、
    前記蓋部の開閉を検知し、前記制御部に接続された開閉検知部と、を含み、
    前記コネクタは前記処理槽に配置され、
    前記磁力切替え部は、前記磁力を前記第2の強度よりも弱い第3の強度に切替え可能であり、
    前記制御部は、前記開閉検知部が前記蓋部の開放を検知している間は前記磁力切替え部を制御して前記磁力を前記第3の強度にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡リプロセッサ。
  5. 内視鏡に接続される内視鏡側接続部と、
    請求項1に記載の前記内視鏡リプロセッサの前記コネクタに接続されるコネクタ側接続部と、
    前記内視鏡側接続部および前記コネクタ側接続部をつなぐチューブ本体と、
    前記コネクタ側接続部に配置され金属からなる電磁石吸引部と、を含むことを特徴とする内視鏡洗浄チューブ。
  6. 請求項1に記載の前記内視鏡リプロセッサと、請求項5に記載の前記内視鏡洗浄チューブとからなる内視鏡リプロセスセットであり、
    前記コネクタ側接続部は、前記コネクタを挿入する挿入口を有し、
    前記コネクタの外壁には、
    前記磁力が前記第2の強度のとき、前記コネクタ側接続部の内壁から離間して、前記流体供給部から供給された流体を前記挿入口から排出する流路と、
    前記磁力が前記第1の強度のとき、前記コネクタ側接続部の前記内壁と密着して前記流路を閉鎖する水密部と、が配置される、
    ことを特徴とする内視鏡リプロセスセット。
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