JP6099090B2 - 運転支援制御装置 - Google Patents
運転支援制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6099090B2 JP6099090B2 JP2013072065A JP2013072065A JP6099090B2 JP 6099090 B2 JP6099090 B2 JP 6099090B2 JP 2013072065 A JP2013072065 A JP 2013072065A JP 2013072065 A JP2013072065 A JP 2013072065A JP 6099090 B2 JP6099090 B2 JP 6099090B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- vehicle
- host vehicle
- unit
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 81
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 73
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 65
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 34
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 98
- 230000008569 process Effects 0.000 description 78
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 63
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 17
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 11
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 10
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 9
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 230000004044 response Effects 0.000 description 6
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 5
- 238000003702 image correction Methods 0.000 description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- PXFBZOLANLWPMH-UHFFFAOYSA-N 16-Epiaffinine Natural products C1C(C2=CC=CC=C2N2)=C2C(=O)CC2C(=CC)CN(C)C1C2CO PXFBZOLANLWPMH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 238000004886 process control Methods 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
しかしながら、特許文献2においては、先行車両との車間距離についてその大きさのみを考慮しているため、運転者に違和感を与える過剰な介入となる虞がある。
例えば、先行車両との車間距離が所定以上開いていても、先行車両が減速した場合には自車両も減速したいケース(或いは、減速までは望まないものの速度を上げたくないケース)が想定され得る。特許文献2に記載の発明では、このように運転者が加速を望んでいないケースにおいても速度回復支援のための制御が実行されるため、運転者に違和感を与える虞がある。従って、この点において過剰な介入であると言える。
これにより、サグ部を構成する勾配変化点(登り坂開始地点としての勾配変化点)の通過後の走行状態、すなわち渋滞の誘発確率が高いとされるケースでの走行状態を対象として速度回復支援制御が実行される。
これにより、運転者に速度低下を注意喚起するという形態での速度回復支援が実現される。
従って、運転者の意図しない自車速の低下に対する速度回復支援を、周囲の交通環境に適合しつつ、過剰な介入とならないように実現できる。
図1は、本発明に係る実施の形態としての運転支援制御装置を備えた車両制御システム1の構成を示している。なお、図1では、車両制御システム1の構成のうち主に本発明に係る要部の構成のみを抽出して示している。
車両制御システム1は、自車両に対して設けられた撮像部2、画像処理部3、メモリ4、運転支援制御部5、表示制御部6、エンジン制御部7、トランスミッション制御部8、ブレーキ制御部9、センサ・操作子類10、表示部11、エンジン関連アクチュエータ12、トランスミッション関連アクチュエータ13、ブレーキ関連アクチュエータ14、及びバス15を備えて構成される。
運転支援制御部5は、同じくマイクロコンピュータで構成された表示制御部6、エンジン制御部7、トランスミッション制御部8、ブレーキ制御部9の各制御部とバス15を介して接続されており、これら各制御部との間で相互にデータ通信を行うことが可能とされる。運転支援制御部5は、上記の各制御部のうち必要な制御部に対して指示を行って運転支援に係る動作を実行させる。
本実施の形態の場合、運転支援制御部5は、登り坂での自車速の低下に対する速度回復支援のための制御処理を実行する。図中では、運転支援制御部5が有するこのような速度回復支援のための処理機能を、「速度回復支援処理部5A」としての機能ブロックにより表している。後述するように、速度回復支援処理部5Aは、図4〜図6に示す処理を実行することで実施の形態としての速度回復支援動作を実現させる。
また、操作子としては、エンジンの始動/停止を指示するためのイグニッションスイッチや、AT(オートマティックトランスミッション)車における自動変速モード/手動変速モードの選択や手動変速モード時におけるシフトアップ/ダウンの指示を行うためのセレクトレバーや、後述する表示部11に設けられたMFD(Multi Function Display)における表示情報の切り換えを行うための表示切換スイッチなどがある。
特に本実施の形態の場合、センサ・操作子類10においては、車速センサ10A、ブレーキスイッチ10B、アクセル開度センサ10C、モード選択スイッチ10Dが設けられている。なお、ブレーキスイッチ10Bは、ブレーキペダルの操作に応じてON/OFFされるスイッチである。
このように、「ノーマルモード」は、「セーブモードに対して」よりトルク重視なモードとされ、「パワーモード」は「ノーマルモード」に対してよりトルク重視なモードとされている。よりトルク重視なモードへの変更により、同じアクセル開度に対する出力トルクが増大する傾向となる。
なお、本例の場合、走行モードの切り換えに伴っては、エンジン出力特性と共にシフトスケジュール(エンジン回転数とシフトタイミングとの関係)も切り換えられるが、この点については例えば「特開2008−2456号公報」にも記載されている。
例えばエンジン制御部7は、前述したイグニッションスイッチの操作に応じてエンジンの始動/停止制御を行う。また、エンジン制御部7は、エンジン回転数センサやアクセル開度センサ等の所定のセンサからの検出信号に基づき、燃料噴射タイミング、燃料噴射パルス幅、スロットル開度等の制御も行う。
例えばトランスミッション制御部8は、前述したセレクトレバーによって自動変速モードが選択されている際には、所定の変速パターンに従い変速信号をコントロールバルブに出力して変速制御を行う。なお本例の場合、この変速パターンはエンジン制御部7で設定されている走行モードの別に応じて可変設定される。
またトランスミッション制御部8は、手動変速モードの設定時には、セレクトレバーによるシフトアップ/ダウン指示に従った変速信号をコントロールバルブに出力して変速制御を行う。
例えばブレーキ制御部9は、運転支援制御部5よりブレーキをONする指示が為された場合に上記の液圧制御アクチュエータを制御して自車両を制動させる。またブレーキ制御部9は、所定のセンサ(例えば車軸の回転速度センサや車速センサ)の検出情報から車輪のスリップ率を計算し、スリップ率に応じて上記の液圧制御アクチュエータにより液圧を加減圧させることで、所謂ABS(Antilock Brake System)制御を実現する。
図2により、本実施の形態で実行される画像処理について説明する。
なお、図2では画像処理について説明するため、画像処理部3の構成と共に図1に示した撮像部2の内部構成及びメモリ4も併せて示している。先ず、画像処理に用いる撮像画像データを得るための撮像部2について簡単に説明しておく。
撮像部2には、第1カメラ部20-1、第2カメラ部20-2、A/D変換器21-1、A/D変換器21-2、及び画像補正部22が設けられている。
第1カメラ部20-1、第2カメラ部20-2は、それぞれカメラ光学系と、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子とを備えて構成され、前記カメラ光学系により前記撮像素子の撮像面に被写体像が結像され、該撮像素子にて受光光量に応じた電気信号が画素単位で得られる。
第1カメラ部20-1、第2カメラ部20-2は、いわゆるステレオ法による測距が可能となるように設置される。本例における第1カメラ部20-1、第2カメラ部20-2は、自車両のフロントガラスの上部付近において車幅方向に所定間隔を空けて配置されている。第1カメラ部20-1、第2カメラ部20-2の光軸は平行とされ、焦点距離はそれぞれ同値とされる。また、フレーム周期は同期し、フレームレートも一致している。
画像補正部22には、A/D変換器21-1を介して得られる第1カメラ部20-1による撮像画像に基づく画像データ(以下「第1撮像画像データ」と表記)と、A/D変換器21-2を介して得られる第2カメラ部20-2による撮像画像に基づく画像データ(以下「第2撮像画像データ」と表記)とが入力される。画像補正部22は、第1撮像画像データ、第2撮像画像データのそれぞれに対し、第1カメラ部20-1、第2カメラ部20-2の取り付け位置の誤差に起因するずれの補正を例えばアフィン変換等を用いて行う。また画像補正部22は、第1撮像画像データ、第2撮像画像データのそれぞれに対しノイズの除去等を含む輝度値の補正も行う。
図2においては、画像処理部3が実行する各種の画像処理を機能ごとに分けてブロック化して示している。図のように画像処理部3は、機能ごとに大別すると、距離画像生成処理部3A、車線検出処理部3B、車線モデル形成処理部3C、先行車両検出処理部3D、サグ部検出処理部3E、及び勾配変化点到達検出処理部3Fを有している。
このように形成された車線モデルにより、自車両が走行する路面の高さ情報も得られたことになる。
ここで、距離画像はフレームごとに順次生成されるものである。先行車両検出処理では、複数フレームにわたって検出物体の距離の情報をモニタすることで、自車両の走行路上に存在する物体であって、自車両と略同じ方向に所定の速度で移動するものを先行車両として抽出する。このとき、車両以外の物体の誤検出を抑制するために、基準画像を用いたパターンマッチング(例えばブレーキランプ等の車両の特徴点に基づくパターンマッチング)も併せて行う。
先行車両を検出した場合は、先行車両検出情報として先行車距離(=自車両との車間距離)、先行車速度(=車間距離の変化割合+自車速)、先行車加速度(=先行車速の微分値)を算出する。
なお、上記の先行車両検出処理の手法は特開2012−66759号公報に開示された手法と同様であり、詳しくは該文献を参照されたい。
ここで、サグ部とは、下り坂から登り坂に差し掛かる凹部を意味するもので、特に、図3Aや図3Bに示されるような下り坂の後に比較的緩やかな登り坂が続く道路において、勾配が下り勾配から登り勾配へと変化する部分を指す。なお、これらの図において「H」と示す破線は平坦面(勾配=0%)を意味している。
図3Aでは、下り坂の終了地点と登り坂の開始地点とが一致しており、このケースでは図中の「Pc」と示す下り坂と登り坂との間の勾配変化点がサグ部となる。図3Bの例では下り坂と登り坂との間に平坦部が介在しており、このケースでは当該平坦部がサグ部となる。以下では、サグ部を構成する登り坂への勾配変化点のことを「勾配変化点Pc」と表記する。
サグ部検出処理では、自車両の前方にサグ部を検出した場合は、サグ部検出フラグをONに設定する。ここで、サグ部検出フラグは、メモリ4の所定領域に記録する。
具体的に、勾配変化点到達検出処理では、車線モデル形成処理で得られる車線モデルの情報をモニタした結果に基づき、登り勾配への勾配変化点、登り坂からの勾配変化点に自車両が到達したことを検出する。
勾配変化点到達検出処理では、自車両が登り勾配への勾配変化点に到達したことを検出した場合は、勾配変化点到達フラグをONに設定する。また、自車両が登り坂からの勾配変化点に到達したことを検出した場合は、登坂終了点到達フラグをONに設定する。
これら勾配変化点到達フラグ、登坂終了点到達フラグとしても、メモリ4の所定領域に記録する。
図4〜図6のフローチャートを参照して、図1に示した運転支援制御部5が速度回復支援処理部5Aとして実行する具体的な処理の手順を説明する。
図4は、速度回復支援処理部5Aが実行するメイン処理の具体的な手順を示している。
先ず、ステップS101で、メモリ4に記録されたサグ部検出フラグを確認し、続くステップS102でサグ部が検出されたか否か、すなわちサグ部検出フラグがONか否かを判別する。サグ部検出フラグがONではなくサグ部が未検出であった場合はステップS101に戻る。一方、サグ部検出フラグがONでありサグ部が検出されたと判明した場合は、ステップS103に処理を進める。
ステップS104では勾配変化点到達フラグを確認し、続くステップS105では勾配変化点に到達したか否かを判別する。ここで、サグ部が検出された後のステップS105の時点で勾配変化点到達検出フラグがONであるということは、検出された勾配変化点は、図3A,図3Bに示したようなサグ部を構成する勾配変化点Pcであることになる。すなわち、ステップS105の処理は、このような勾配変化点Pcに到達したか否かを判別する処理となる。
一方、勾配変化点到達フラグがONであり勾配変化点Pcに到達したと判別された場合は、ステップS106で自車速、車間距離、現時刻、アクセル開度の各情報を例えばメモリ4に記録する。自車速の情報は、前述した車速センサから得、車間距離の情報は、前述した画像処理部3による先行車両検出処理の結果から得る。また現時刻の情報は例えば運転支援制御部5が有する計時機能を利用して得、アクセル開度の情報は前述したアクセル開度センサから得る。なお、このステップS106で記録される自車速、車間距離、現時刻、アクセル開度の各情報は、自車両がサグ部を構成する勾配変化点Pcに到達した時点での情報として機能する。
図5において、先ず、ステップS201〜S203の処理は、勾配変化点Pcへの到達時点から所定時間が経過するまで待機するための処理となる。
先ずステップS201では、自車速、車間距離、現時刻、アクセル開度、ブレーキスイッチ状態を例えばメモリ4に記録する。そして、ステップS202では、勾配変化点Pcへの到達時点からの経過時間を算出する。この経過時間は、先の図4のステップS106で記録した現時刻とステップS201で記録した現時刻との差分を計算することで算出する。
さらに、ステップS203で所定時間が経過したか否かを判別する。すなわち、ステップS202で算出した経過時間が所定値以上となったか否かを判別することで、勾配変化点Pcへの到達時点から所定時間が経過したか否かを判別する。所定時間が経過していないと判別した場合は、ステップS201に戻り、自車速等の各情報の記録処理を経てステップS203の判別処理が再び実行される。これにより、勾配変化点Pcへの到達時点から所定時間が経過するまで待機するループが形成されている。
具体的に、ステップS204では、勾配変化点Pcへの到達時点から所定時間の間、継続して車速が低下していたか否かを判別する。このステップS204の判別処理は、勾配変化点Pcへの到達時点から所定時間の間にステップS106やS201の処理によってメモリ4に逐次記録された自車速の情報を参照して行う。
所定時間の間継続して車速が低下していなかったと判別した場合は、処理を終了する。
アクセル減少率が所定値以上となった履歴があると判別した場合は処理を終了する。
ここで、アクセル開度減少率が所定値以上であれば、運転者が何らかの危険を察知するなどしてアクセルペダルを急開放したものと推定される。ステップS205の判別処理はそのような急開放の履歴の有無を確認する処理となる。
ブレーキON履歴があると判別した場合は処理を終了する。
先行車両が存在しないと判別した場合は、ステップS210において速度回復支援制御A(レベル強)を実行する。具体的には、走行モードを「パワーモード」に設定するようにエンジン制御部7に指示を行うと共に、表示部11(MFD)において「レベル強」としての警報表示が為されるように表示制御部6に指示を行う。ここで、「レベル強」としての警報表示は、例えば「速度低下」などの文字情報をMFDに「点滅」表示させることで行う。点滅表示により、注意喚起レベルを高めることができる。
車間距離が所定車間よりも大きいと判別した場合は、ステップS210に進んで上述した速度回復支援制御Aを実行する。
所定時間の間継続して車間距離が増加していなかったと判別した場合は、速度回復支援制御は実行せず、処理を終了する。
図6に示す処理は、速度回復支援制御に伴い実行された動作を解除するための処理となる。先ず、ステップS212でアクセル開度を例えばメモリ4に記録し、続くステップS213でアクセル開度減少率が所定値以上であるか否かを判別する。すなわち、現時点を基準に過去所定の単位時間内に記録された複数のアクセル開度の値を用いてアクセル開度減少率を算出し、算出したアクセル開度減少率が所定値以上であるか否かを判別する。
アクセル開度減少率が所定値以上であると判別した場合は、ステップS218で速度回復支援処制御に伴い実行された動作についての解除処理を実行する。具体的に、解除処理としては、走行モードをステップS210又はS211による速度回復支援制御実行前のモードに戻すようにエンジン制御部7に指示を行うと共に、警報表示を停止するように表示制御部6に対する指示を行う。
このステップS218の解除処理の実行後、処理を終了する。
登坂終了であると判別した場合はステップS218の解除処理を実行し、登坂終了ではないと判別した場合はステップS212に戻る。
上記で説明したように、本実施の形態では、自車両が登り坂開始地点としての勾配変化点を通過した後に自車速が低下している場合に実行される速度回復支援制御に関して、先行車両が検出された場合又は先行車両との車間距離が短い場合は、先行車両が検出されない場合又は先行車両との車間距離が長い場合よりも制御レベルを弱めるようにしている。
このような構成によれば、速度回復支援制御は、先行車両の存在を考慮して実行される。具体的に、先行車両が存在する又は先行車両との車間距離が短いことで運転者が自車速の低下に気づき易いとされる場合は、先行車両が存在しない又は先行車両との車間距離が長いため運転者が自車速の低下に気づき難い場合よりも、制御レベルを弱めた速度回復支援制御が実行される。このため、過剰な介入となることが防止される。
従って、運転者の意図しない自車速の低下に対する速度回復支援を、周囲の交通環境に適合しつつ、過剰な介入とならないように実現できる。
これにより、サグ部を構成する勾配変化点Pcの通過後の走行状態、すなわち渋滞の誘発確率が高いとされるケースでの走行状態を対象として速度回復支援制御が実行されるので、渋滞の防止に好適である。
これによれば、アクセル開度と出力トルクとの関係の調整で速度回復支援が行われるため、運転者の意思が介在し、運転者に違和感を与えない。従って、この点においても過剰な介入となることが防止される。
これにより、運転者に速度低下を注意喚起するという形態での速度回復支援を実現することができる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記で例示した具体例に限定されるべきものではなく、多様な変形例が考えられる。
例えば、これまでの説明では、勾配変化点Pc(サグ部を構成する登り坂開始地点)への到達に応じて速度回復支援関連処理を実行する例を挙げたが、勾配変化点Pc以外の他の登り坂開始地点への到達に応じて速度回復支援関連処理を実行することもできる。
また、サグ部の検出手法についても同様に車線モデルに基づく検出以外にも路面に形成したマーカを利用する手法や位置情報を用いた手法を採ることができ、特定の手法に限定されるべきものではない。
このようにすれば、特に長い登り坂に対して有効となる。
また、AT車に対して本発明を適用する例を挙げたが、MT(マニュアルトラスミッション)車に対しても本発明は好適に適用できる。
Claims (5)
- 自車両の走行速度としての自車速を検出する自車速検出部と、
登り坂の開始地点としての勾配変化点を検出する勾配変化点検出部と、
先行車両を検出する先行車両検出部と、
アクセル開度と出力トルクとの関係を調整する出力トルク調整部と、
自車両が前記勾配変化点を通過した後に自車速が低下している場合に、自車速を回復させるように促すための速度回復支援制御を実行する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記速度回復支援制御として、前記出力トルク調整部によって前記出力トルクを増大側に調整させるための制御を実行し、
前記先行車両検出部により先行車両が検出された場合は、先行車両が検出されない場合よりも前記速度回復支援制御の制御レベルを弱める
運転支援制御装置。 - 自車両の走行速度としての自車速を検出する自車速検出部と、
登り坂の開始地点としての勾配変化点を検出する勾配変化点検出部と、
先行車両を検出する先行車両検出部と、
アクセル開度と出力トルクとの関係を調整する出力トルク調整部と、
自車両が前記勾配変化点を通過した後に自車速が低下している場合に、自車速を回復させるように促すための速度回復支援制御を実行する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記速度回復支援制御として、前記出力トルク調整部によって前記出力トルクを増大側に調整させるための制御を実行し、
先行車両との車間距離が短い場合は、前記車間距離が長い場合よりも前記速度回復支援制御の制御レベルを弱める
運転支援制御装置。 - 自車両の前方に存在するサグ部を検出するサグ部検出部を備え、
前記制御部は、
自車両が前記サグ部を構成する前記勾配変化点を通過した後に自車速が低下している場合に、前記速度回復支援制御を実行する
請求項1又は請求項2に記載の運転支援制御装置。 - 前記出力トルク調整部は、前記アクセル開度に対するエンジン出力特性または変速特性を調整するものであることを特徴とする
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の運転支援制御装置。 - 運転者に対して情報提示を行う情報提示部を備え、
前記制御部は、
前記速度回復支援制御として、前記情報提示部により所定の情報提示を実行させる制御を行う
請求項1乃至請求項4の何れかに記載の運転支援制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013072065A JP6099090B2 (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 運転支援制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013072065A JP6099090B2 (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 運転支援制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014196021A JP2014196021A (ja) | 2014-10-16 |
JP6099090B2 true JP6099090B2 (ja) | 2017-03-22 |
Family
ID=52357195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013072065A Expired - Fee Related JP6099090B2 (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 運転支援制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6099090B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102447977B1 (ko) * | 2016-04-18 | 2022-09-29 | 주식회사 에이치엘클레무브 | 운전지원장치 및 운전지원방법 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11222050A (ja) * | 1998-02-10 | 1999-08-17 | Isuzu Motors Ltd | 車速低下判定装置 |
JP4946542B2 (ja) * | 2007-03-14 | 2012-06-06 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 渋滞防止装置および渋滞防止方法 |
JP2008257635A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Denso Corp | 車両用警告装置 |
JP2010112262A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Nissan Motor Co Ltd | 車両運転支援装置及び車両運転支援方法 |
JP5381625B2 (ja) * | 2009-11-05 | 2014-01-08 | トヨタ自動車株式会社 | 交通制御システム、車両走行制御装置及び交通制御方法 |
JP5594193B2 (ja) * | 2011-03-09 | 2014-09-24 | 三菱自動車工業株式会社 | 運転支援装置 |
-
2013
- 2013-03-29 JP JP2013072065A patent/JP6099090B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014196021A (ja) | 2014-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10494022B2 (en) | Driving assistance device | |
US10131355B2 (en) | Vehicle traveling control apparatus | |
CN109760679B (zh) | 自动驾驶车辆的行驶控制装置 | |
US9676333B2 (en) | Vehicle control system | |
JP6132392B2 (ja) | 運転支援制御装置 | |
JP6372384B2 (ja) | 車間マネジメント装置及び車間マネジメント方法 | |
US8762021B2 (en) | Driving support system | |
WO2018208372A2 (en) | System and method for implementing pre-cognition braking and/or avoiding or mitigation risks among platooning vehicles | |
RU2570191C2 (ru) | Вспомогательная система управления транспортным средством | |
CN109760667B (zh) | 车辆控制装置 | |
US20150015714A1 (en) | Travel control device and travel control method | |
CN110001639B (zh) | 自动驾驶车辆的行驶控制装置 | |
US11203339B2 (en) | Vehicle controlling apparatus | |
JP2018043576A (ja) | 車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラム | |
JP2017087923A (ja) | 運転支援装置 | |
JP6642886B2 (ja) | 車両の運転支援装置 | |
JP2016068684A (ja) | 運転支援制御装置 | |
JP6185367B2 (ja) | 運転支援装置 | |
CN111391843B (zh) | 自动驾驶车辆系统 | |
JP6392631B2 (ja) | 運転支援制御装置 | |
JP6391395B2 (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JP6099090B2 (ja) | 運転支援制御装置 | |
JP2020201734A (ja) | 車両制御装置 | |
JP2009149167A (ja) | 車両の走行制御装置。 | |
JP6274820B2 (ja) | 車両制御システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160830 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161028 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6099090 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |