JP6098200B2 - 発光素子用基板および発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子用基板およびこれを用いた発光装置に関する。
近年、発光ダイオード(LED)素子を用いた発光装置において、発光素子用基板に搭載される発光素子や配線導体を保護するために、これらを覆うようにシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等からなる封止層が設けられる。また、封止層に蛍光材料を分散させて、発光素子の発光との組合せにより白色光を得る発光装置が実用化されている。
このような発光装置において、色調むらや集光率等を改善するために、封止層を半球レンズ状にすることが知られている。封止層を半球レンズ状にすることで、発光素子から発せられた光が封止層を透過する光路の長さを全ての方向で等しくできる。半球レンズ状の封止層の形成方法として、半球レンズ状の封止層の形状と反対の形状を有する金型を用いて樹脂材料を成形する方法、発光素子用基板に搭載された発光素子上にポッティングにより樹脂材料を供給する方法が知られている。
金型を用いる方法では、多数の半球レンズ状の封止層を同時に成形できるが、多数の半球レンズ状の封止層が互いに連結された状態で成形されることから、成形後に多数の半球レンズ状の封止層を個々の半球レンズ状の封止層に分割する必要がある。一方、ポッティングによる方法では、個々の発光素子用基板に独立して樹脂材料を供給することから、上記分割が不要となり、生産性が良好となる。
ところで、発光装置には、必要に応じて、過熱、過電圧、過電流等に対する保護回路用の保護素子が設けられる。保護素子として、ツェナーダイオード、トランジスタ・ダイオード等の静電保護素子が設けられる。保護素子は、例えば、発光素子の下部、周辺部等に設けられる。このうち発光素子の周辺部に保護素子が設けられるものについては、発光素子が発光素子用基板の凹部に搭載される場合、凹部の内部または外部に保護素子が搭載される(例えば、特許文献1、2参照)。
特許第3428440号公報 特開2009−224431号公報
発光素子基板の凹部に封止層をポッティングによる方法で形成する場合、一般に凹部の中央部に樹脂材料が供給され、この樹脂材料が凹部の周辺部へと広がるように流動して半球レンズ状の封止層が形成される。しかしながら、凹部の内部に保護素子が搭載される場合、ポッティングにより樹脂材料を供給して半球レンズ状の封止層を形成するとき、保護素子が樹脂材料の流動の障害となり、半球レンズ状の封止層が所定の形状に形成されないことがある。
すなわち、凹部の内部に保護素子が搭載されていると、樹脂材料の流動の障害となり、凹部の中央部に対して保護素子側とは反対側の方向に樹脂材料が流動しやすくなる。このような流動により、半球レンズ状の封止層の最も高い部分である頂部の位置が、本来の位置である凹部の中央部から保護素子側とは反対側の方向にずれ、光取り出し効率が低下する。また、上記流動により、凹部から樹脂材料が溢れても、光取り出し効率が低下する。さらに、保護素子およびこの保護素子を接着させる導体ペーストなどの接着剤が黒色等を有する場合、これらの光吸収により光取り出し効率が低下する。
頂部の位置のずれを抑制する方法として、凹部の外側に保護素子を搭載する方法が考えられる。しかしながら、発光装置の大きさが一定の場合、凹部の外側に保護素子を搭載するためには凹部を小さくする必要があり、光取り出し効率が低下する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、発光素子が搭載される凹部の内部に保護素子が搭載されるとともに、ポッティングにより樹脂材料からなる半球レンズ状の封止層が設けられる発光素子用基板であって、半球レンズ状の封止層を良好に形成でき、光取り出し効率が高い発光素子用基板の提供を目的とする。また、本発明は、このような発光素子用基板を用いた発光装置の提供を目的とする。
発光素子用基板は、発光素子が搭載されるとともに、この発光素子を覆うようにポッティングにより樹脂材料からなる封止層が設けられる発光素子用基板に関する。発光素子用基板は、基板本体、第1の凹部、第2の凹部、および保護素子用端子を有する。基板本体は、波長460nmでの反射率が90%以上のガラスセラミックスからなる。第1の凹部は、基板本体の一方の主面に設けられ、発光素子が搭載される四角形状の発光素子用領域を有する。第2の凹部は、第1の凹部の内部に、発光素子用領域を形成している四角形状の1辺に隣接して設けられ、保護素子が搭載される保護素子用領域を有する。保護素子用端子は、上記1辺に隣接して設けられるとともに第2の凹部に隣接して設けられ、保護素子が電気的に接続される。
発光装置は、上記発光素子用基板、発光素子、保護素子、および封止層を有する。発光素子は、発光素子用基板の発光素子用領域に搭載される。保護素子は、発光素子用基板の保護素子用領域に搭載される。封止層は、発光素子用基板の第1の凹部にポッティングにより設けられた樹脂材料からなる。
本発明の発光素子用基板は、反射率90%以上のガラスセラミックスからなる基板本体を有するとともに、発光素子が搭載される第1の凹部の内部に保護素子が搭載される第2の凹部を有する。これにより、ポッティングにより樹脂材料からなる半球レンズ状の封止層を良好に形成でき、光取り出し効率を高くできる。
発光素子用基板の一実施形態を示す平面図。 図1に示す発光素子用基板のA−A線断面図。 図1に示す発光素子用基板の第1の構成層の上面図。 図1に示す発光素子用基板の第2の構成層の上面図。 図1に示す発光素子用基板の第3の構成層の上面図。 図1に示す発光素子用基板の第4の構成層の下面図。 図1に示す発光素子用基板に発光素子と保護素子とを搭載したときの各部の大きさを説明するための説明図。 第3の凹部を有する発光素子用基板を示す平面図。 図8に示す発光素子用基板のB−B線断面図。 図8に示す発光素子用基板に発光素子と保護素子とを搭載したときの各部の大きさを説明するための説明図。 発光装置の一実施形態を示す平面図。 図11に示す発光装置のC−C線断面図。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明はこれに限定されない。
実施形態の発光素子用基板は、発光素子が搭載されるとともに、この発光素子を覆うようにポッティングにより樹脂材料からなる封止層が設けられる発光素子用基板に関する。
実施形態の発光素子用基板は、基板本体、第1の凹部、および第2の凹部を有する。基板本体は、波長460nmでの反射率が90%以上のガラスセラミックスからなる。第1の凹部は、基板本体の一方の主面に設けられ、発光素子が搭載される発光素子用領域を内部に有する。第2の凹部は、第1の凹部の内部における発光素子用領域以外の領域に設けられ、保護素子が搭載される保護素子用領域を内部に有する。
このような構成のものについては、保護素子を搭載した後、ポッティングにより樹脂材料からなる半球レンズ状の封止層を形成したとき、半球レンズ状の封止層が良好に形成される。具体的には、頂部の位置が本来の位置である第1の凹部の中央部に近い半球レンズ状の封止層が形成される。これにより、光取り出し効率が高くなる。さらに、第1の凹部の中央部に発光素子を搭載している場合、半球レンズの中心と発光素子の中心とのズレも少なくなることで光取出し効率を向上できる。また、反射率90%以上のガラスセラミックスからなる基板本体を有することで、より光取り出し効率が高くなる。さらに、ガラスセラミックスからなる基板本体の場合、複数のグリーンシートの積層により製造できることから、グリーンシートの一部に貫通孔を設けることで、第1の凹部や第2の凹部を容易に形成できる。
<発光素子用基板>
図1は、発光素子用基板の一実施形態を示す平面図、図2は、図1に示す発光素子用基板のA−A線断面図、図3〜6は、図1に示す発光素子用基板の第1〜第4の構成層を示す図である。なお、図3〜5は、第1〜第3の構成層の上面図、図6は第4の構成層の下面図である。以下では、発光素子用基板を単に基板と記して説明する。
基板10は、波長460nmでの反射率が90%以上のガラスセラミックスからなる基板本体11を有する。基板本体11は、所定の反射率を有するガラスセラミックスからなるものであれば特に限定されないが、発光素子および保護素子の搭載時、およびその後の使用時における損傷等を抑制する観点から、例えば、250MPa以上の抗折強度を有することが好ましい。
基板本体11の一方の主面には、発光素子が搭載される発光素子用領域12を内部に有する第1の凹部13が設けられる。第1の凹部13は、発光素子、保護素子の形状等に応じてその形状等が適宜選択されるが、例えば、平面形状が円形状となるように基板本体11に近い大きさに設けられる。発光素子用領域12は、発光素子が搭載される位置に発光素子と同様の形状に設けられ、例えば、第1の凹部13の中央部に四角形状に設けられる。発光素子用領域12には、例えば、基板本体11を貫通するようにサーマルビア25が設けられる。サーマルビア25は、例えば、発光素子用領域12と同様の四角形状に設けられる。なお、サーマルビア25は、放熱等の機能の他、必要に応じて、発光素子と電気的に接続される発光素子用端子としての機能を有してもよい。
第1の凹部13には、例えば、発光素子用領域12を挟むようにして発光素子が電気的に接続される1対の発光素子用端子14が設けられる。1対の発光素子用端子14は、例えば、発光素子用領域12に近い長さの矩形状を有し、発光素子用領域12に沿って延びるように設けられる。なお、1対の発光素子用端子14は、発光素子との電気的接続の他、必要に応じて、反射、放熱等の機能を有する。
また、第1の凹部13には、発光素子用領域12および1対の発光素子用端子14が設けられる領域以外の領域に、保護素子が搭載される保護素子用領域15を内部に有する第2の凹部16が設けられる。保護素子用領域15は、保護素子が搭載される位置に保護素子と同様の形状に設けられ、例えば、四角形状に設けられる。第2の凹部16は、例えば、発光素子用領域12の4辺のうち、1対の発光素子用端子14が隣接して設けられる2辺以外の辺に隣接して設けられる。第2の凹部16の形状は、保護素子を搭載できれば特に制限されないが、例えば、保護素子用領域15と同様の大きさの四角形状、またはこれよりも大きな四角形状が好ましい。
さらに、第1の凹部13には、発光素子用領域12、1対の発光素子用端子14、および第2の凹部16が設けられる領域以外の領域に、保護素子が電気的に接続される保護素子用端子17が設けられる。保護素子用端子17は、保護素子と電気的に接続できればその位置および形状は特に制限されないが、例えば、第2の凹部16に隣接して第2の凹部16と同様の大きさの四角形状に設けられる。なお、保護素子用端子17は、発光素子との電気的接続の他、必要に応じて、反射、放熱等の機能を有する。
基板本体11には、必要に応じて、第1の凹部13の周囲に、ポッティング時に第1の凹部13から溢れた樹脂材料を堰止める凸状のガイド部18が設けられる。ガイド部18は、例えば、第1の凹部13よりも若干大きい環状に設けられる。
基板本体11の他方の主面には、外部回路と電気的に接続される1対の外部用端子21(図6)が設けられる。また、1対の外部用端子21の間には、放熱等のための外部導体層24が設けられる。外部用端子21は、基板本体11の内部に水平に延びるように設けられた内部導体層22、および基板本体11の内部に厚さ方向に延びるように設けられた接続ビア23(図4〜6)を介して、発光素子用端子14および保護素子用端子17と電気的に接続される。なお、内部導体層22は、配線としての機能の他、必要に応じて、反射および放熱等の機能を有する。外部導体層24は、基板本体11の内部に厚さ方向に延びるように設けられたサーマルビア25を介して発光素子に接続される。
基板本体11は、例えば、第1の構成層31〜第4の構成層34から構成される。
第1の構成層31は、図3に示すように、板状の本体部311を有するとともに、この本体部311を厚さ方向に貫通する貫通孔312を有する。貫通孔312は、基板本体11としたときに第1の凹部13を形成するためのものである。また、本体部311の表面には、必要に応じて、第1の凹部13を囲むようにガイド部18が設けられる。
第2の構成層32は、図4に示すように、板状の本体部321を有する。本体部321の表面には、発光素子用領域12、1対の発光素子用端子14、および保護素子用端子17が設けられる。また、本体部321には、この本体部321を厚さ方向に貫通するサーマルビア25および貫通孔322が設けられる。貫通孔322は、基板本体11としたときに第2の凹部16を形成するためのものである。さらに、1対の発光素子用端子14および保護素子用端子17の下部には、本体部321を厚さ方向に貫通する接続ビア23が設けられる。
第3の構成層33は、図5に示すように、板状の本体部331を有する。本体部331の表面には、例えば、発光素子用領域12の下部となる領域の周囲に3分割して内部導体層22が設けられる。3つの内部導体層22は、例えば、1つの内部導体層22(図中、下側)が1つの発光素子用端子14と保護素子用領域15とに重なるように設けられ、他の1つの内部導体層22(図中、上側)が他の1つの発光素子用端子14と保護素子用端子17とに重なるように設けられる。なお、前者の内部導体層22(図中、下側)のうち保護素子用領域15と重なる部分が、実質的に上記した保護素子用端子17に対する他方の保護素子用端子となる。すなわち、上記部分に保護素子が搭載され、この保護素子の一方の電極(下面電極)が電気的に接続される。上記した2つの内部導体層22の下部には、例えば、本体部331を厚さ方向に貫通するようにそれぞれ2つずつ接続ビア23が設けられる。また、本体部331の中央部には、この本体部321を厚さ方向に貫通するようにサーマルビア25が設けられる。
第4の構成層34は、図6に示すように、板状の本体部341を有する。本体部341の下面には、例えば、1対の外部用端子21が設けられるとともに、これらの間に放熱等に利用される外部導体層24が設けられる。さらに、1対の外部用端子21が設けられる部分には、本体部341を厚さ方向に貫通するように接続ビア23が設けられる。第4の構成層34の接続ビア23は、第3の構成層33と第4の構成層34とを重ね合わせたときに、第3の構成層33の接続ビア23と重なる位置に設けられる。また、外部導体層24が設けられる部分には、本体部341を厚さ方向に貫通するようにサーマルビア25が設けられる。
発光素子用端子14、保護素子用端子17、外部用端子21、内部導体層22、接続ビア23、外部導体層24、サーマルビア25の構成材料は、導電性金属材料であれば必ずしも制限されないが、銅、銀、金等を主成分とする導電性金属材料が好ましい。これらの金属材料の中でも、銀、銀パラジウム合金、銀白金合金等の銀合金がより好ましい。
反射率の観点から、銀合金は、銀を主体とする合金が好ましく、銀を90質量%以上含有することがより好ましい。例えば、銀パラジウム合金の場合、パラジウムを10質量%以下含有することが好ましい。また、銀白金合金の場合、白金を3質量%以下含有することが好ましい。特に、発光素子用端子14および保護素子用端子17の構成材料は、高反射率を有する銀単体が好ましい。
発光素子用端子14、保護素子用端子17等は、例えば、銀粉末または銀合金粉末に、エチルセルロース等のビヒクル、必要に応じて溶剤等を添加してペースト状にした銀ペーストを、スクリーン印刷等の方法により印刷し、焼成して形成される。発光素子用端子14、保護素子用端子17等の厚さは、それぞれ5〜20μmが好ましい。
発光素子用端子14、保護素子用端子17、外部用端子21、外部導体層24は、上記した導電性金属材料からなる金属層上に、この金属層を酸化や硫化から保護する保護層を有することが好ましい。保護層としては、金属層を保護する機能を有する導電性材料により構成されていれば必ずしも制限されないが、ニッケルメッキ、クロムメッキ、銀メッキ、ニッケル/銀メッキ、金メッキ、ニッケル/金メッキ等のメッキ層が好ましい。
保護層としては、例えば、良好な金属間接続の観点から、最上層が金メッキ層であることが好ましい。保護層は、金メッキ層のみで形成されていてもよいが、ニッケルメッキ上に金メッキを有するニッケル/金メッキ層がより好ましい。この場合、保護層の膜厚は、ニッケルメッキ層が2〜20μm、金メッキ層が0.1〜1μmであることが好ましい。
ガイド部18の構成材料は、必ずしも制限されず、基板本体11と同様の材料でもよいし、セラミックス材料または樹脂材料でもよいが、上記した発光素子用端子14または保護素子用端子17等の構成材料と同様な導電性金属材料が好ましく、銅、銀、金等を主成分とする導電性金属材料がより好ましく、銀、銀パラジウム合金、銀白金合金等の銀合金がさらに好ましい。このような構成材料の場合、発光素子用端子14、保護素子用端子17等の形成方法と同様の形成方法を採用できるために好ましい。
ガイド部18は、上記した導電性金属材料からなる金属層上に、この金属層を酸化や硫化から保護する保護層を有することが好ましい。保護層としては、金属層を保護する機能を有する導電性材料で構成されていれば必ずしも制限されないが、ニッケルメッキ、クロムメッキ、銀メッキ、ニッケル/銀メッキ、金メッキ、ニッケル/金メッキ等のメッキ層が好ましい。
ガイド部18の保護層は、最上層が金メッキ層であることが好ましい。保護層は、金メッキ層のみで形成されていてもよいが、ニッケルメッキ上に金メッキを有するニッケル/金メッキ層がより好ましい。この場合、保護層の膜厚は、ニッケルメッキ層が2〜20μm、金メッキ層が0.1〜1μmであることが好ましい。
図7は、基板10の各部の大きさを説明するための説明図であり、図2に示す断面図の一部を拡大して示すとともに、発光素子および保護素子を搭載した状態を示したものである。なお、以下の大きさは、発光素子41(発光素子用領域12)の中央部と保護素子42(保護素子用領域15)の中央部とを通る断面での大きさとする。
発光素子41と第2の凹部16との距離aは、0.05〜0.30mmが好ましい。距離aが0.05mm以上であると、発光素子41から発せられた光が第2の凹部16または保護素子42に吸収されることが抑制される。また、距離aが0.30mm以下であると、半球レンズ状の封止層の過度な大型化が抑制される。距離aは、0.10〜0.25mmがより好ましく、0.15〜0.20mmがさらに好ましい。
第2の凹部16の幅bは、第2の凹部16の幅bと保護素子42の幅cとの差(b−c)が0.10〜0.30mmとなることが好ましい。保護素子42は、例えば、多数が連結して製造された後に個々に分割されて製造されるが、このような分割時にバリ等が発生して寸法差が発生しやすい。差(b−c)が0.10mm以上であると、保護素子42に寸法差がある場合でも、第2の凹部16に保護素子42を安定して搭載できる。また、差(b−c)が0.30mm以下であると、半球レンズ状の封止層の過度な大型化が抑制される。第2の凹部16の幅bは、差(b−c)が0.15〜0.25mmとなることがより好ましい。
第2の凹部16の深さdは、保護素子42の厚さを基準である1としたときの相対値で0.7〜1.1が好ましい。深さdが0.7以上であると、第2の凹部16からの保護素子42の頭部の過度な突出が抑制される。これにより、樹脂材料のポッティング後、保護素子42による樹脂材料の流動バラツキを抑制できる。また、深さdが1.1以下であると、保護素子42の頭部が過度に下がることが抑制され、保護素子42へのワイヤボンディングが容易になる。さらに、第2の凹部16に樹脂材料が流れ込むことによる半球レンズ状の封止層の頂部の位置が、第2の凹部16側にずれることを抑制できる。深さdは、0.8〜1.0がより好ましい。
第1の凹部13の深さeは、0.05〜0.30mmが好ましい。深さeが0.05mm以上であると、ポッティング時に樹脂材料を保持しやすくなる。一方、深さeが0.30mm以下であると、基板10の全体の厚さが抑制されるとともに、発光素子41が過度に低い位置に配置されることによる光取り出し効率の低下が抑制される。深さeは、0.10〜0.15mmがより好ましい。
第1の凹部13とガイド部18との距離fは、0.05〜0.30mmが好ましい。距離fが0.05mm以上であると、第1の凹部13から溢れた樹脂材料がガイド部18に達するまでの時間がある程度長くなるために、半球レンズ状の封止層が安定して形成される。一方、距離fが0.30mm以下であると、半球レンズ状の封止層の過度な大型化が抑制される。距離fは、0.10〜0.20mmがより好ましい。
ガイド部18の幅gは、0.10〜0.30mmが好ましい。幅gが0.10mm以上であると、スクリーン印刷により安定して形成でき、半球レンズ状の封止層の形状が安定しやすい。幅gが0.30mm以下であると、基板10の大型化が抑制されるとともに、ガイド部18による光の吸収が抑制されて、光取り出し効率の低下が抑制される。幅gは、0.15〜0.20mmがより好ましい。
ガイド部18の高さhは、0.02〜0.10mmが好ましい。高さhが0.02mm以上であると、第1の凹部13から溢れた樹脂材料を効果的に堰き止めることができる。一方、高さhが0.10mm以下であると、ガイド部18による光の吸収が抑制され、光取り出し効率の低下が抑制される。高さhは、0.03〜0.06mmが好ましい。
以上、本発明の基板10について説明したが、本発明の趣旨に反しない限度において、また必要に応じて、その構成を適宜変更できる。例えば、図8、9に示すように、第1の凹部13の内部には、さらに発光素子が搭載される発光素子用領域12を有する第3の凹部19が設けられてもよい。第3の凹部19が設けられる場合についても、例えば、図10に示すように、各部の寸法は第3の凹部19が設けられない場合と同様にできる。
<発光装置>
図11は、発光装置の一実施形態を示す平面図、図12は、図11に示す発光装置のC−C線断面図である。なお、図11は、封止層を除いた状態を示す。
発光装置40は、上記した基板10を有する。基板10の発光素子用領域12には、LED素子等の発光素子41が搭載される。発光素子41は、図示しないが上面に1対の電極を有しており、これら1対の電極が1対の発光素子用端子14にそれぞれボンディングワイヤ43により電気的に接続されている。また、発光装置40は、例えば、下面に放熱部を有しており、この放熱部がサーマルビア25に接続されている。
また、第2の凹部16の内部に設けられた保護素子用領域15には、ツェナーダイオード等の保護素子42が搭載される。保護素子42は、下面が内部導体層22と電気的に接続され、上面が保護素子用端子17にボンディングワイヤ44により電気的に接続される。例えば、保護素子42としてツェナーダイオードが搭載される場合、発光素子41と並列に、かつ発光素子41とは逆方向にツェナーダイオードが電気的に接続される。これにより、逆電圧および過電圧から発光素子41が保護される。
第1の凹部13の内部には、発光素子41、保護素子42等を覆うように、ポッティングにより透光性の樹脂材料からなる半球レンズ状の封止層45が設けられる。半球レンズ状の封止層45は、好ましくはガイド部18の上面の外側端部まで覆うことが好ましい。このようにガイド部18の上面の外側端部まで覆う形状とすることで、特に半球レンズ状の封止層45の頂部の位置が本来の位置である第1の凹部13の中心に近くなるために好ましい。
樹脂材料としては、耐光性および耐熱性が良好なシリコーン樹脂が好ましいが、エポキシ樹脂、フッ素樹脂等も使用できる。シリコーン樹脂は、発光装置における封止用の樹脂材料として公知のシリコーン樹脂が特に制限なく用いられる。
また、樹脂材料に蛍光体等を混合または分散させることにより、発光装置40として得られる光を所望の発光色に調整できる。すなわち、封止層45を構成するシリコーン樹脂等の透光性の樹脂材料に蛍光体を混合、分散させることにより、発光素子41から放射される光によって励起された蛍光体が可視光を発光し、この可視光と発光素子41から放射される光とが混色して、発光装置40として所望の発光色を得ることができる。蛍光体の種類は特に限定されず、発光素子41から放射される光の種類や目的とする発光色に応じて適宜選択される。
このような発光装置40においては、第2の凹部16の内部に保護素子42が搭載されることから、半球レンズ状の封止層45をポッティングにより形成するときの樹脂材料の流動が良好となり、半球レンズ状の封止層45の頂部の位置が本来の位置である第1の凹部13の中心に近くなる。好ましくは、ガイド部18の上面の外側端部まで覆うように半球レンズ状の封止層45が設けられることで、さらに半球レンズ状の封止層45の頂部の位置が本来の位置である第1の凹部13の中心に近くなる。このようなことと合わせて、基板本体11が反射率90%以上のガラスセラミックスからなることで、特に光取り出し効率が高くなる。
<製造方法>
次に、基板10および発光装置40の製造方法について説明する。
基板10は、例えば、(A)グリーンシート作製工程、(B)導体層形成工程、(C)積層工程、および(D)焼成工程を経て製造される。発光装置40は、例えば、上記工程後、さらに、(E)素子搭載工程、および(F)封止工程を経て製造される。
(A)グリーンシート作製工程
ガラス粉末とセラミックス粉末とを含むガラスセラミックス組成物を用いて、基板本体11を製造するためのグリーンシートを作製する。なお、グリーンシートは、第1の構成層31の本体部311〜第4の構成層34の本体部341となる各グリーンシートを作製する。
グリーンシートは、ガラス粉末とセラミックス粉末とを含むガラスセラミックス組成物に、バインダー、必要に応じて可塑剤、分散剤、溶剤等を添加してスラリーを調製し、これをドクターブレード法等によりシート状に成形し、乾燥させて製造される。
グリーンシートを作製するためのガラス粉末としては、Tgが550〜700℃のものが好ましい。Tgが550℃以上の場合、脱脂が容易となる。一方、Tgが700℃以下の場合、収縮開始温度が低くなり、寸法精度が良好になる。また、ガラス粉末は、800〜930℃で焼成したときに結晶が析出することが好ましい。結晶が析出することで、十分な機械的強度が得られる。
このようなガラス粉末としては、酸化物基準のモル%表示で、SiOを57〜65%、Bを13〜18%、Alを3〜8%、NaOおよびKOから選ばれる少なくとも一種を合計で0.5〜6%、CaOを9〜23%含有するものが好ましい。このような組成のものを用いることで、基板10の表面平坦度が向上する。
ガラス粉末は、所定の組成を有するガラスを溶融法によって製造し、乾式粉砕法や湿式粉砕法によって粉砕して得られる。湿式粉砕法の場合、溶媒として水またはエチルアルコールが好適に用いられる。粉砕機としては、例えば、ロールミル、ボールミル、ジェットミル等が挙げられる。
ガラス粉末のD50は0.5〜2μmが好ましい。ガラス粉末のD50が0.5μm以上の場合、ガラス粉末の凝集が抑制されるために取り扱いが容易になり、また均一分散が容易になる。一方、基板用ガラス粉末のD50が2μm以下の場合、ガラス軟化温度の上昇や焼結不足の発生が抑制される。粒径は、例えば、粉砕後に必要に応じて分級等を行って調整される。本明細書でD50(50%粒径)は、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置を用いて測定したものをいう。
セラミックス粉末としては、従来からガラスセラミックスの製造に用いられるものを使用でき、例えば、アルミナ粉末、ジルコニア粉末、またはアルミナ粉末とジルコニア粉末との混合物等を好適に使用できる。特に、アルミナ粉末と、アルミナよりも高い屈折率を有するセラミックスの粉末(以下、高屈折率セラミックス粉末と示す。)との併用が好ましい。
高屈折率セラミックス粉末は、焼結体である基板10の反射率を向上させるための成分であり、例えば、チタニア粉末、ジルコニア粉末、安定化ジルコニア粉末等が挙げられる。アルミナの屈折率が1.8程度であるのに対して、チタニアの屈折率は約2.7、ジルコニアの屈折率は約2.2であり、アルミナに比べて高い屈折率を有している。これらのセラミックス粉末のD50は、0.5〜4μmが好ましい。
このようなセラミックス粉末とガラス粉末とを、例えば、ガラス粉末が30〜50質量%、セラミックス粉末が50〜70質量%となるように配合し、混合することにより、ガラスセラミックス組成物が得られる。また、このガラスセラミックス組成物に、バインダー、必要に応じて、可塑剤、分散剤、溶剤等を添加することによりスラリーが得られる。
バインダーとしては、例えば、ポリビニルブチラール、アクリル樹脂等が好適に使用される。可塑剤としては、例えば、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ブチルベンジル等が好適に使用される。溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン、2−プロパノール、2−ブタノール等の有機溶剤が好適に使用される。
このようにして得られたスラリーをドクターブレード法等によりシート状に成形し、乾燥させて、グリーンシートが製造される。グリーンシートは、例えば、第1の構成層31の本体部321〜第4の構成層34の本体部341となる4種のグリーンシートが製造される。各グリーンシートには、打ち抜き型またはパンチングマシンを用いて、その種類に応じて、第1の凹部13、第2の凹部16、接続ビア23、サーマルビア25となる貫通孔が形成される。
(B)導体層形成工程
各グリーンシートには、その種類に応じて、所定の位置に導体ペーストが塗布または充填されて未焼成導体層が形成される。未焼成導体層としては、発光素子用端子14、保護素子用端子17、外部用端子21、内部導体層22、接続ビア23、外部導体層24、サーマルビア25となるものが挙げられる(図4〜6)。また、ガイド部18が導体材料からなる場合、導体ペーストが塗布されてガイド部18となる未焼成導体層が形成される(図3)。導体ペーストは、例えば、スクリーン印刷により塗布される。
導体ペーストとしては、例えば、銅、銀、金等を主成分とする導体金属の粉末に、エチルセルロース等のビヒクル、必要に応じて溶剤等を添加してペースト状としたものが使用される。ここで、導体金属粉末としては、銀または銀合金(銀と白金との合金または銀とパラジウムとの合金)粉末の使用が好ましい。
(C)積層工程
(B)導体層形成工程により得られたグリーンシートを所定の順に積層した後、熱圧着により一体化する。これにより、未焼成基板10が得られる。
(D)焼成工程
(C)積層工程により得られた未焼成基板10には、必要に応じてバインダー等の脱脂を行った後、ガラスセラミックス組成物等を焼結させるための焼成を行って基板10とする。
脱脂は、500〜600℃の温度で1〜10時間保持することが好ましい。脱脂温度が500℃以上および脱脂時間が1時間以上の場合、バインダー等が効果的に除去される。一方、脱脂温度が600℃以下および脱脂時間が10時間以下の場合、生産性等の低下が抑制される。
焼成は、基板10の緻密な構造の獲得と生産性を考慮して、800〜930℃の温度範囲で適宜時間を調整できるが、850〜900℃の温度で20〜60分保持することが好ましく、860〜880℃の温度で保持することがより好ましい。温度が800℃以上の場合、効果的に緻密な構造が得られる。一方、焼成温度が930℃以下の場合、基板10の変形が抑制され、生産性等が向上する。また、温度が880℃以下の場合、銀ペースト層の過度な軟化が抑制され、所定の形状が維持される。
焼成後、必要に応じて、発光素子用端子14、保護素子用端子17、ガイド部18、外部用端子21、外部導体層24、サーマルビア25を被覆するように、ニッケルメッキ、クロムメッキ、銀メッキ、ニッケル/銀メッキ、金メッキ、ニッケル/金メッキ等の一般に導体保護に用いられる保護層が形成される。これらの中でも、ニッケル/金メッキが好ましく用いられる。ニッケル/金メッキは、例えば、ニッケルメッキ層はスルファミン酸ニッケル浴等を使用して、また金メッキ層はシアン化金カリウム浴等を使用して、それぞれ電解メッキによって形成される。
(E)素子搭載工程
(D)焼成工程で得られた基板10の発光素子用領域12にLED素子等の発光素子41を搭載するとともに、保護素子用領域15にツェナーダイオード等の保護素子42を搭載する。その後、発光素子41と発光素子用端子14とをボンディングワイヤ43により電気的に接続するとともに、保護素子42と保護素子用端子17とをボンディングワイヤ44により電気的に接続する。なお、保護素子42は、下面において内部導体層22と電気的に接続される。
(F)封止工程
基板10に搭載された発光素子41および保護素子42を覆うように、流動性を有する熱硬化性シリコーン樹脂材料をポッティングして、加熱等により硬化させて半球レンズ状の封止層45が形成される。
このとき、第2の凹部16の内部に保護素子42が搭載されていることから、樹脂材料の流動が良好となり、半球レンズ状の封止層45の頂部の位置が本来の位置である第1の凹部13の中心に近くなる。また、ガイド部18が設けられている場合、第1の凹部13から溢れた樹脂材料がガイド部18により堰止められる。この場合、ガイド部18の上面の外側端部まで覆うように半球レンズ状の封止層45が設けられることで、さらに半球レンズ状の封止層45の頂部の位置が本来の位置である第1の凹部13の中心に近くなる。
以上、基板10および発光装置40の製造方法について説明したが、基板10の製造に用いられるグリーンシートの枚数は、必ずしも4枚に限られず、基板10および発光装置40の構造に応じて適宜選択される。また、基板10は、多数個取りの連結基板を作製し、これを分割して作製してもよい。この場合、分割の時期は、焼成後であれば、発光素子41等の搭載前でもよいし、発光素子41等の搭載後でもよい。
以下、本発明の実施例について記載する。
なお、本発明は以下の実施例に限定されない。
[例1〜9]
以下に示す方法で、図8、9に示すような第3の凹部19を有する基板10を製造し、これを用いて発光装置40を製造した。なお、例1〜9は、本発明の実施例である。
(基板10の製造)
酸化物換算のモル%表示で、SiOを60.4%、Bを15.6%、Alを6%、CaOを15%、KOを1%、NaOを2%となるように原料を配合、混合し、この原料混合物を白金ルツボに入れて1600℃で60分溶融させた後、溶融状態のガラスを流し出し冷却した。このガラスをアルミナ製ボールミルにより40時間粉砕してガラス粉末を製造した。なお、粉砕の溶媒にはエチルアルコールを用いた。
このガラス粉末が35質量%、アルミナ粉末(昭和電工社製、商品名:AL−45H)が40質量%、ジルコニア粉末(第一稀元素化学工業社製、商品名:HSY−3F−J)が25質量%となるように配合し、混合することによりガラスセラミックス組成物を製造した。このガラスセラミックス組成物50gに、有機溶剤(トルエン、キシレン、2−プロパノール、2−ブタノールを質量比4:2:2:1で混合したもの)15g、可塑剤(フタル酸ジ−2−エチルヘキシル)2.5g、バインダーとしてのポリビニルブチラール(デンカ社製、商品名:PVK#3000K)5g、さらに分散剤(ビックケミー社製、商品名:BYK180)0.5gを配合し、混合してスラリーを調製した。
このスラリーをPETフィルム上にドクターブレード法により塗布し、乾燥させた後、これを必要に応じて積層してグリーンシートを製造した。なお、グリーンシートは、第1の構成層31の本体部311〜第4の構成層34の本体部341となる4種のグリーンシートを作製した。グリーンシートには、孔空け機を用いて、その種類に応じて、第1の凹部13、第2の凹部16、第3の凹部19、接続ビア23、サーマルビア25となる貫通孔を形成した(図3〜6)。なお、基板10は、このような基板10が多数連結された多数個取りの連結基板として焼成し、焼成後に分割して製造した。以下の記載は、連結基板における1個の基板10となる一区画についての説明である。
銀粉末(大研化学工業社製、商品名:S400−2)とビヒクルとしてのエチルセルロースとを85:15の質量比で配合し、固形分が85質量%となるように溶剤としてのαテレピネオールに分散した後、磁器乳鉢中で1時間混練し、さらに三本ロールにて3回分散を行って銀ペーストを製造した。
各グリーンシートに、銀ペーストをスクリーン印刷法により塗布または充填して未焼成導体層を形成した。未焼成導体層として、発光素子用端子14、保護素子用端子17、ガイド部18、外部用端子21、内部導体層22、接続ビア23、外部導体層24、サーマルビア25となるものを形成した(図3〜6)。
次に、各グリーンシートを重ね合わせた後、熱圧着により一体化して、未焼成連結基板を得た。未焼成連結基板には、分割のための分割線(カットライン)を入れた後、550℃で5時間保持する脱脂を行い、さらに870℃で30分間保持する焼成を行って、連結基板を製造した。その後、発光素子用端子14、保護素子用端子17、ガイド部18、外部用端子21、外部導体層24、サーマルビア25、および内部導体層22における保護素子用領域15となる部分に、ニッケルおよび金メッキを行った。このメッキが行われた連結基板を分割線において分割し、基板10を製造した。
ここで、例1〜9の基板10は、表1に示すように、第2の凹部16の深さd、ガイド部18の高さh、第3の凹部19の深さiが異なる。なお、第2の凹部16の深さdは、ツェナーダイオードの厚さを基準である1としたときの相対値で示した。ここで、dの値が大きくなるほど、第2の凹部16の内部に収容されるツェナーダイオードの割合が大きくなり、反対にdの値が小さくなるほど、第2の凹部16からツェナーダイオードが突出しやすくなる。
深さdは、第2の構成層32の本体部321となるグリーンシートの厚さを変更して調整した。距離fは、銀ペーストの塗布位置の変更により調整できる。高さhは、銀ペーストの塗布厚およびメッキ厚を変更して調整した。ここで、高さhが35.0μmの場合、銀導体の厚さは18μm、ニッケルメッキの厚さは16.5μm、金メッキの厚さは0.5μmである。高さhが10μmの場合、銀導体の厚さは5μm、ニッケルメッキの厚さは4.5μm、金メッキの厚さは0.5μmである。高さhが20μmの場合、銀導体の厚さは12μm、ニッケルメッキの厚さは7.5μm、金メッキの厚さは0.5μmである。
上記以外の主な部分の寸法は以下の通りである。
発光素子41と第2の凹部16との距離a:0.2mm。
第2の凹部16の幅b:0.50mm。
保護素子42の幅c:0.30mm。
第1の凹部13の深さe:0.15mm。
ガイド部18の幅g:0.15mm。
基板10:外寸3.5mm×3.5mm、厚さ0.5mm。
第1の凹部13:直径2.7mm。
第2の凹部16:外寸0.5mm×0.5mm。
第3の凹部19:外寸1.4mm×1.4mm。
また、別途、同様のグリーンシートを用いて基板10の製造と同様の脱脂および焼成により反射率測定用の試験片(厚さ500μm)を作製し、波長460nmでの表面の反射率を測定したところ、反射率は90%以上であった。ここで、反射率の測定には、光源つき積分球(オーシャンオプティクス社製、商品名:ISP−REF)を用いた分光システム(オーシャンオプティクス社製、商品名:USB2000)を用いた。光源は色温度3100Kのタングステンハロゲン光源である。
<発光装置>
次に、基板10の第1の凹部13の内部の発光素子用領域12に発光素子41として外寸1.2mm×1.2mmおよび厚さ0.19mmのLED素子を搭載するとともに、 第2の凹部16の内部の保護素子用領域15に保護素子42として外寸0.3mm×0.3mmおよび厚さ0.12mmのツェナーダイオードを搭載した。その後、LED素子およびツェナーダイオードを覆うように、硬化性のシリコーン樹脂材料(信越化学工業社製、商品名:LPS−3421T)をディスペンサ(武蔵エンジニアリング社製、商品名:ML−5000XII)により第1の凹部13の内部に注入した。なお、注入は、半球レンズ状の封止層45がガイド部18の上面の外側端部まで覆うように行った。その後、100℃で1時間加熱した後、150℃で3時間加熱して硬化させて、半球レンズ状の封止層45を形成した。
[例10]
第2の構成層の本体部となるグリーンシートに、発光素子を搭載するための第2の凹部となる貫通孔を形成しないこと以外は例1と同様にして基板を製造した。その後、上記例1と同様にしてLED素子およびツェナーダイオードを搭載した後、半球レンズ状の封止層を形成して発光装置を製造した。なお、ツェナーダイオードは、搭載される高さが異なる以外は上記例1と同様の位置に搭載した。例10は、本発明の比較例となるものである。
<評価>
例1〜10の発光装置について、LED素子の中心の位置と半球レンズ状の封止層の頂部の位置との水平方向の距離を測定した。測定は、発光装置をLED素子およびツェナーダイオードのそれぞれの平面視における中心を通る断面で切断し、この切断面におけるLED素子の中心の位置と半球レンズ状の封止層の頂部の位置との水平方向の距離を測定顕微鏡により測定した。上記距離を表1に距離Lとして示す。
Figure 0006098200
表1から明らかなように、第2の凹部を有しない例10の基板は、頂部の位置のずれを表す距離Lが大きくなる。一方、第2の凹部を有する例1〜9の基板は、距離Lが小さくなる。特に、第2の凹部の深さdが0.7〜1.1である例1〜4、7の基板は、距離Lが0.1mm以下となり、頂部の位置のずれが効果的に抑制されることがわかる。
10…基板、11…基板本体、12…発光素子用領域、13…第1の凹部、14…発光素子用端子、15…保護素子用領域、16…第2の凹部、17…保護素子用端子、18…ガイド部、19…第3の凹部、 21…外部用端子、22…内部導体層、23…接続ビア、24…外部導体層、25…サーマルビア、41…発光素子、42…保護素子、43,44…ボンディングワイヤ、45…封止層、a…発光素子と第2の凹部との距離、b…第2の凹部の幅、c…保護素子の幅、d…第2の凹部の深さ、e…第1の凹部の深さ、f…第1の凹部とガイド部との距離、g…ガイド部の幅、h…ガイド部の高さ、i… 第3の凹部の深さ

Claims (12)

  1. 発光素子が搭載されるとともに、前記発光素子を覆うようにポッティングにより樹脂材料からなる封止層が設けられる発光素子用基板であって、
    波長460nmでの反射率が90%以上のガラスセラミックスからなる基板本体と、
    前記基板本体の一方の主面に設けられ、発光素子が搭載される四角形状の発光素子用領域を有する第1の凹部と、
    前記第1の凹部の内部に、前記発光素子用領域を形成している四角形状の1辺に隣接して設けられ、保護素子が搭載される保護素子用領域を有する第2の凹部と、
    前記1辺に隣接して設けられるとともに前記第2の凹部に隣接して設けられ、前記保護素子が電気的に接続される保護素子用端子と、
    を有することを特徴とする発光素子用基板。
  2. 前記第2の凹部の深さは、前記保護素子の厚さを基準である1としたときの相対値で0.7〜1.1である請求項1記載の発光素子用基板。
  3. 前記発光素子用領域と前記第2の凹部との距離が0.05〜0.30mmである請求項1または2記載の発光素子用基板。
  4. 前記第1の凹部の深さは、0.05〜0.30mmである請求項1乃至3のいずれか1項記載の発光素子用基板。
  5. 前記ガラスセラミックスは、ガラス粉末とセラミックス粉末とを含むガラスセラミックス組成物の焼結体であって、前記ガラス粉末は、酸化物基準のモル%表示で、SiOを57〜65%、Bを13〜18%、Alを3〜8%、NaOおよびKOから選ばれる少なくとも一種を合計で0.5〜6%、CaOを9〜23%含有する請求項1乃至4のいずれか1項記載の発光素子用基板。
  6. 前記基板本体は、前記第1の凹部の周囲に、前記ポッティング時の前記樹脂材料を堰止めるための凸状のガイド部を有する請求項1乃至5のいずれか1項記載の発光素子用基板。
  7. 前記ガイド部の高さは、0.02〜0.10mmである請求項6記載の発光素子用基板。
  8. 前記ガイド部の幅は、0.10〜0.30mmである請求項6または7記載の発光素子用基板。
  9. 前記ガイド部は、導電性金属材料からなる金属層を有する請求項6乃至8のいずれか1項記載の発光素子用基板。
  10. 前記ガイド部は、前記金属層上にメッキ層からなる保護層を有する請求項9記載の発光素子用基板。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項記載の発光素子用基板と、
    前記発光素子用基板の前記発光素子用領域に搭載される発光素子と、
    前記発光素子用基板の前記保護素子用領域に搭載される保護素子と、
    前記発光素子用基板の前記第1の凹部にポッティングにより設けられた樹脂材料からなる封止層と
    を有することを特徴とする発光装置。
  12. 前記発光素子用基板は、前記第1の凹部の周囲に、前記ポッティングにより設けられる前記樹脂材料を堰止めるための凸状のガイド部を有し、前記封止層は前記ガイド部の上面を覆うように設けられる請求項11記載の発光装置。
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