JP6095359B2 - 顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、試料に対して偏光観察が可能な顕微鏡に関する。
従来、試料の偏光観察を行う顕微鏡では、照明光学系および結像光学系の光路内にポラライザおよびアナライザを着脱自在に挿入する技術が知られている(特許文献1および特許文献2参照)。この技術では、ユーザがポラライザを回転させながら試料の観察像のコントラストや明暗を調整することで、試料の表面を観察する。
特開平2−207401号公報 特開平4−107417号公報
ところで、上述した特許文献1,2では、ユーザが画像で確認しながらポラライザを回転させることによって、ポラライザを通過する光の振動方向とアナライザを通過する光の振動方向とが直交するクロスニコルに調整したり、ポラライザを通過する光の振動方向とアナライザを通過する光の振動方向とが平行なパラニコルに調整したり、所望の偏光観察条件になるように調整したりする。
しかしながら、ポラライザまたはアナライザの回転による偏光観察条件の調整は、技量が低いユーザにとって難しかった。このため、簡易な操作で所望の偏光観察条件に調整することができる技術が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な操作で所望の偏光観察条件に調整することができる顕微鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる顕微鏡は、試料を載置するステージと、円環状をなし、前記試料に対して斜めから照明光を照射する照明部と、
前記照明部の下部に配置され、前記照明部から照射される前記照明光の1方向の振動成分のみを透過させる第1偏光板と、前記試料で反射した反射光の所定方向の振動成分のみを透過させる第2偏光板と、前記第2偏光板を透過した光を集光して前記試料の観察像を結像する対物レンズと、前記対物レンズが結像した前記観察像を受光して光電変換を行うことによって前記試料の画像データを所定の周期で生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示可能な表示部と、前記第1偏光板および前記第2偏光板の少なくとも一方を他方に対して相対的に回転させることによって、前記第1偏光板が透過させる前記照明光の偏光面と前記第2偏光板が透過させる前記反射光の偏光面との交差角度を変更する回転部と、前記回転部によって前記第1偏光板および前記第2偏光板の少なくとも一方を回転させた際に、前記撮像部が前記所定の周期で生成した複数の前記画像データにそれぞれ対応する複数の画像を前記表示部に一覧表示させる表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡は、上記発明において、前記撮像部は、前記第1偏光板が透過させる前記照明光の偏光面と前記第2偏光板が透過させる前記反射光の偏光面との交差角度が所定角度変化する毎に前記画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡は、上記発明において、前記第1偏光板の主面と前記第2偏光板の主面は、平面であり、かつ互いの主面と直交する中心軸が一致し、前記回転部は、前記第1偏光板を前記中心軸の周りに回転させることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡は、上記発明において、前記第2偏光板に対して、前記第1偏光板を相対的に回転させる駆動部と、前記第1偏光板が透過させる前記照明光の偏光面と前記第2偏光板が透過させる前記反射光の偏光面との交差角度が所定の角度毎に変化するように前記駆動部を制御する駆動制御部と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡は、上記発明において、前記第1偏光板の基準位置からの回転角度を検出する回転角度検出部と、前記撮像部が生成した前記画像データと該画像データが生成された際に前記回転角度検出部が検出した前記回転角度とを対応付けて記録する記録部と、前記表示部が表示する前記複数の画像のいずれか1つ以上を選択する指示信号の入力を受け付ける画像選択部と、をさらに備え、前記駆動制御部は、前記駆動部を駆動することによって、前記画像選択部から入力される前記指示信号によって選択された前記画像データに対応する前記回転角度に前記第1偏光板を回転させることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡は、上記発明において、前記画像選択部から入力された前記選択信号によって選択された少なくとも2つの画像データを合成して合成画像データを生成する画像合成部をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡は、上記発明において、前記画像合成部は、少なくとも2つの画像データをそれぞれ構成する各画素の輝度情報を比較し、輝度が高い方の輝度情報を用いて前記合成画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡は、上記発明において、前記画像合成部は、前記記録部が記録する複数の画像データを合成して前記合成画像データを生成する画像合成部をさらに備えたことを特徴とする。
本発明にかかる顕微鏡によれば、表示制御部が回転部の回転によって第1偏光板および第2偏光板の少なくとも一方を回転させた際に、撮像部によって所定の周期で生成された複数の画像データにそれぞれ対応する複数の画像を表示部に一覧表示させるので、簡易な操作で所望の偏光観察条件に調整することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡の機能構成を模式的に示すブロック図である。 図2は、図1の矢視A方向の正面図である。 図3は、図2のB−B線の部分断面図である。 図4は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡の表示部が表示する画像の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる顕微鏡の偏光観察ユニットの構成を模式的に示す部分断面図である。 図7は、本発明の実施の形態2の顕微鏡が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡の機能構成を模式的に示すブロック図である。 図9は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示しているに過ぎない。すなわち、本発明は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。また、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡の機能構成を模式的に示すブロック図である。なお、図1において、顕微鏡1が載置される平面をXY平面とし、XY平面と垂直な方向をZ方向として説明する。
図1に示す顕微鏡1は、試料Sを観察する顕微鏡本体部2と、顕微鏡本体部2に着脱自在に装着され、試料Sに対して斜め方向から所定の偏光状態の照明光を照射する偏光観察ユニット3と、顕微鏡本体部2が試料Sを撮像した画像データに対応する画像を表示する表示部4と、顕微鏡1の各種データを記録する記録部5と、顕微鏡本体部2および表示部4の駆動を制御するコントローラ6と、を備える。
顕微鏡本体部2は、ステージ21と、対物レンズ22と、光源23と、平行レンズ24と、ハーフミラー25と、ズームレンズ26と、結像レンズ27と、撮像部28と、を備える。
ステージ21は、試料Sが載置される。ステージ21は、XYZ方向に移動自在に構成される。ステージ21は、コントローラ6の制御のもと、モータ等の駆動部(図示せず)によってXYZ方向に移動自在に構成されてもよい。
対物レンズ22は、試料Sの上方に配置され、光源23が出射する照明光を試料Sに集光する一方、試料Sで反射した反射光を集光して試料Sの観察像を結像する。対物レンズ22は、たとえば1倍、2倍、4倍の低倍、または10倍、20倍、40倍の高倍のものが顕微鏡本体部2に着脱自在に設けられる。
光源23は、コントローラ6の制御のもと、試料Sに照明光を出射する。光源23は、ハロゲンランプ、キセノンランプおよびLED(Light Emitting Diode)等によって構成される。
平行レンズ24は、光源23から出射された照明光を集光して平行光に変換する。平行レンズ24は、一または複数のレンズを用いて構成される。
ハーフミラー25は、落射照明光を対物レンズ22に反射する一方、対物レンズ22を介して入射される試料Sの反射光を透過する。
ズームレンズ26は、光軸L上を移動可能であり、観察画像を拡大または縮小する。ズームレンズ26は、一または複数のレンズを用いて構成される。
結像レンズ27は、ハーフミラー25およびズームレンズ26を透過した試料Sの反射光を集光して試料Sの観察像を結像する。結像レンズ27は、一または複数のレンズを用いて構成される。
撮像部28は、結像レンズ27によって結像された観察像を受光して光電変換を行うことによって、試料Sの画像データを生成し、この画像データをコントローラ6に出力する。撮像部28は、所定の周期で画像データを生成する。具体的には、撮像部28は、後述する第1偏光板としてのポラライザが透過させる照明光の偏光面と第2偏光板としてのアナライザが透過させる反射光の偏光面との交差角度が所定角度変化する毎に試料Sの画像データを生成する。撮像部28は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を用いて構成される。
偏光観察ユニット3は、顕微鏡本体部2に着脱自在であり、試料Sに対して斜め方向から所定の偏光状態の照明光を照射する一方、試料Sで反射した反射光の所定方向の偏光成分のみを透過する。ここで、偏光観察ユニット3の詳細な構成について説明する。図2は、図1の矢視A方向からの正面図である。図3は、図2のB−B線断面図である。
図2および図3に示すように、偏光観察ユニット3は、顕微鏡本体部2に着脱自在な装着部31と、対物レンズ22の光軸Lを中心に円環状に複数配置され、試料Sに対して斜め方向から照明光を照射する側射光源32と、側射光源32が照射する照明光の1方向の振動成分を透過させる第1偏光板としてのポラライザ33と、装着部31に着脱自在に装着され、ポラライザ33を保持する第1保持部34と、試料Sで反射した反射光の所定の振動成分のみを透過させる第偏光板としてのアナライザ35と、アナライザ35を対物レンズ22の直下に配置して保持する第2保持部36と、第2保持部36に設けられ、第1保持部34を回転させる駆動部37と、第1保持部34の回転角度を検出する回転角度検出部38と、を備える。
装着部31は、対物レンズ22の光軸Lを中心軸に厚みを有する円環状をなし、顕微鏡本体部2に着脱可能に設けられる。装着部31は、外周側の側面にネジ切りが施されている。
側射光源32は、対物レンズ22の光軸Lを中心にして円環状に複数配置され、試料Sに対して斜め方向から照明光を照射する。側射光源32は、LED等によって構成される。
ポラライザ33は、側射光源32の下部に配置され、側射光源32が照射する照明光の1方向の振動成分のみを透過する。ポラライザ33は、円環状をなす。ポラライザ33は、対物レンズ22の光軸Lを中心に回転可能であり、回転角度に応じて、側射光源32によって照射された照明光を透過させる偏光成分を変化させる。また、ポラライザ33は、ポラライザ33の主面とアナライザ35の主面とが平面であり、かつ互いの主面と直交する中心軸が一致するように配置される。
第1保持部34は、ポラライザ33を保持する。第1保持部34は、対物レンズ22の光軸Lを中心に回転可能である。第1保持部34は、第1偏光板としてのポラライザ33を第偏光板としてのアナライザ35に対して相対的に回転させることによって、ポラライザ33が透過させる照明光の偏光面とアナライザ35が透過させる反射光の偏光面との交差角度を偏光する。具体的には、第1保持部34は、駆動部37からの動力が伝達されることによって対物レンズ22の光軸Lを中心軸とし、この中心軸の周りに回転することによって、ポラライザ33が透過させる照明光の偏光面とアナライザ35が透過させる反射光の偏光面との交差角度を偏光する。また、第1保持部34の正面側には、ポラライザ33の回転角度を示す回転目盛34aを有する。具体的には、回転目盛34aには、0度、45度、90度がそれぞれ記載されている。なお、回転目盛34aは、0度〜90度までが記載されてもよい。
アナライザ35は、対物レンズ22と対向する位置に配置され、ポラライザ33を介して試料Sで反射した反射光のうち、所定方向の振動成分のみを透過する。アナライザ35は、ポラライザ33が基準位置から回転した回転角度に応じて偏光された光であって、試料Sで反射した反射光のうち所定方向に偏光した光のみ透過させる。ここで、基準位置とは、ポラライザ33を透過する光の偏光成分の振動方向とアナライザ35を透過する光の偏光成分の振動方向とが平行になるパラニコルの状態になる位置(0度)である。また、アナライザ35は、ポラライザ33が基準位置から回転した回転角度が90度の場合、ポラライザ33を透過する光の偏光成分の振動方向とアナライザ35を透過する光の偏光成分の振動方向とが直交するクロスニコルの状態になる。
第2保持部36は、略円環状をなし、装着部31に着脱自在に設けられる。第2保持部36は、対物レンズ22と対向する位置にアナライザ35を保持する。また、本発明の実施の形態1では、第1保持部および第2保持部36が回転部として機能する。
駆動部37は、第2保持部36の内周側に設けられ、コントローラ6の制御のもと、第1保持部34を対物レンズ22の光軸Lを中心に回転させることによって、アナライザ35に対して、ポラライザ33を相対的に回転させる。駆動部37は、モータ37aと、ギア37bと、を有する。モータ37aは、ステッピングモータ等によって構成される。ギア37bは、第1保持部34の側面に歯合することによって、モータ37aの動力を第1保持部34に伝達する。
回転角度検出部38は、基準位置からのポラライザ33の回転角度を検出し、この検出結果をコントローラ6に出力する。ここで、回転角度とは、基準位置からポラライザ33が回転した位置までの角度である。具体的には、回転角度は、ポラライザ33が透過させる照明光の偏光面とアナライザ35が透過させる反射光の偏光面との交差する角度である。回転角度検出部38は、センサ38aと、基準位置を示す旗38bと、を有する。センサ38aは、光フォトインタラプタまたはロータリエンコーダ等を用いて構成される。
図1に戻り、顕微鏡1の構成の説明を続ける。
表示部4は、後述するコントローラ6を介して入力される画像データに対応する画像、顕微鏡1の操作情報を表示する。表示部4は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等からなる表示パネルを用いて構成される。表示部4は、後述するコントローラ6からポラライザ33とアナライザ35の少なくとも一方を回転させた際に、撮像部28によって所定の周期で撮像された複数の画像データそれぞれに対応する複数の画像を一覧表示する。また、表示部4は、複数の画像を一覧表示させる指示信号の入力を受け付けるプレビュー開始ボタン41と、表示部4が表示する複数の画像のいずれかを選択する指示信号の入力を受け付ける画像選択ボタン42と、を有する。
記録部5は、顕微鏡1を動作させる各種プログラム、プログラムの実行中に使用される各種データおよび撮像部28が生成した画像データ等を記録する。記録部5は、揮発性メモリおよび不揮発性メモリ等を用いて構成される。
コントローラ6は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成され、顕微鏡1を構成する各部に対して制御信号や各種データの送信を行うことによって、顕微鏡1の動作を統括的に制御する。
ここで、コントローラ6の詳細な構成について説明する。コントローラ6は、画像処理部61と、駆動制御部62と、表示制御部63と、を有する。
画像処理部61は、撮像部28から順次入力される画像データに対して、所定の画像処理を行い、この画像処理を行った画像データを表示部4に順次出力する。具体的には、画像処理部61は、画像データに対して、オプティカルブラック低減処理、ホワイトバランス調整処理、カラーマトリクス演算処理、ガンマ補正処理、色再現処理およびエッジ強調処理等の画像処理を行って表示部4に出力する。
駆動制御部62は、プレビュー開始ボタン41からポラライザ33をアナライザ35に対して相対的に回転させる指示信号が入力された場合、駆動部37を駆動することにより、ポラライザ33をアナライザ35に対して相対的に回転させる。具体的には、駆動制御部62は、ポラライザ33が透過させる照明光の偏光面とアナライザ35が透過させる反射光の偏光面との交差角度が所定の角度毎に、たとえば10度毎に変化するように駆動部37を制御する。
表示制御部63は、表示部4の表示態様を制御する。具体的には、表示制御部63は、画像処理部61が画像処理を施した画像データに対応する画像を表示部4に表示させる。また、表示制御部63は、プレビュー開始ボタン41からポラライザ33をアナライザ35に対して相対的に回転させる指示信号が入力された場合、第1保持部34を第2保持部36に対して回転させた際に撮像部28が所定の間隔で撮像した複数の画像データそれぞれに対応する複数の画像を表示部4に一覧表示させる。具体的には、表示制御部63は、ポラライザ33がアナライザ35に対して相対的に所定の回転角度毎に回転している際に、撮像部28が所定の周期、たとえば10度毎に順次生成した複数の画像データそれぞれに対応する複数の画像を表示部4に一覧表示させる。
以上のように構成された顕微鏡1は、側射光源32によって照射された照明光がポラライザ33を透過する。ポラライザ33を透過した光は、1方向の偏光成分のみとなり、試料Sに照射される。試料Sで反射した反射光は、所定の偏光成分のみアナライザ35を透過する。アナライザ35を透過した光は、対物レンズ22で集光される。対物レンズ22で集光された光は、ハーフミラー25、ズームレンズ26を透過し、結像レンズ27によって集光されて撮像部28の受光面で結像される。
つぎに、顕微鏡1が実行する処理について説明する。図4は、顕微鏡1が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図4に示すように、コントローラ6は、プレビュー開始ボタン41が操作されたか否かを判断する(ステップS101)。具体的には、コントローラ6は、プレビュー開始ボタン41からポラライザ33をアナライザ35に対して相対的に回転させる指示信号が入力されたか否かを判断する。この場合、コントローラ6は、プレビュー開始ボタン41から指示信号が入力されたとき、プレビュー開始ボタン41が操作されたと判断する。プレビュー開始ボタン41が操作されたとコントローラ6が判断した場合(ステップS101:Yes)、顕微鏡1は、ステップS102へ移行する。これに対してプレビュー開始ボタン41が操作されていないとコントローラ6が判断した場合(ステップS101:No)、顕微鏡1は、この判断を続ける。
ステップS102において、駆動制御部62は、駆動部37を駆動させることによって、ポラライザ33をアナライザ35に対して相対的に回転させるプレビュー動作を開始する。
続いて、コントローラ6は、ポラライザ33が予め設定された回転角度毎に、撮像部28に試料Sを撮像させる(ステップS103)。たとえば、コントローラ6は、ポラライザ33が基準位置(0度)から10度変化する毎に、撮像部28に試料Sを撮像させて試料Sの画像データを生成させる。この際、コントローラ6は、撮像部28が試料Sを撮像した時点で回転角度検出部38が検出した回転角度と撮像部28が生成した画像データとを対応付けて記録部5に記録する。
その後、コントローラ6は、ポラライザ33の振動方向とアナライザ35の振動方向とが直交するクロスニコルの状態になる位置(90度)にポラライザ33が回転してプレビュー動作が終了したか否かを判断する(ステップS104)。ポラライザ33とアナライザ35とがクロスニコルの状態になる位置までポラライザ33が回転してプレビュー動作が終了したと判断した場合(ステップS104:Yes)、顕微鏡1は、ステップS105へ移行する。これに対して、ポラライザ33とアナライザ35とがクロスニコルの状態になる位置までポラライザ33が回転しておらず、プレビュー動作が終了していないとコントローラ6が判断した場合(ステップS104:No)、顕微鏡1は、ステップS103へ戻る。
ステップS105において、表示制御部63は、記録部5が記録するアナライザ35に対するポラライザ33の回転角度毎に、撮像部28が試料Sを撮像することによって生成した複数の画像データそれぞれに対応する複数の画像を表示部4に一覧表示させる。具体的には、図5に示すように、表示制御部63は、ポラライザ33がアナライザ35に対する回転角度毎、たとえば、10度毎に撮像部28が試料Sを撮像することによって生成された9枚の画像W1〜W9を表示部4に一覧表示させる。これにより、ユーザは、所望の偏光観察条件の画像を直感的に把握することができる。
続いて、所定時間(たとえば3秒)内に、選択ボタンを介して表示部4が一覧表示する複数の画像のいずれか1つが選択された場合(ステップS106:Yes)、駆動制御部62は、選択された画像に対応付けられた回転角度にポラライザ33が位置するように駆動部37を駆動させる(ステップS107)。これにより、ユーザは、簡易な操作で所望の偏光観察条件に調整することができる。ステップS107の後、顕微鏡1は、本処理を終了する。
ステップS106において、所定時間内に、選択ボタンを介して表示部4が一覧表示する複数の画像のいずれか1つが選択されていない場合(ステップS106:No)、コントローラ6は、撮像部28が試料Sを撮像するポラライザ33の回転角度幅をさらに小さく設定する(ステップS108)。たとえば、コントローラ6は、撮像部28が試料Sを撮像するポラライザ33の回転角度幅を10度から5度に設定する。ステップS108の後、顕微鏡1は、ステップS103へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、第1保持部34を回転させることによって、ポラライザ33をアナライザ35に対して相対的に回転させた際に、表示制御部63が撮像部28によって所定の周期で生成された複数の画像データそれぞれに対応する複数の画像を表示部4に一覧表示させる。これにより、ユーザは、所望の偏光観察条件を直感的に把握することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、表示部4によって偏光観察条件が異なる複数の画像が表示されている際に、画像選択ボタン42から画像を選択する指示信号が入力された場合、駆動制御部62が選択された画像に対応付けられたアナライザ35に対するポラライザ33の回転角度になるように駆動部37を駆動させる。これにより、ユーザは、簡易な操作で所望の偏光観察条件に調整することができる。
なお、本発明の実施の形態1では、駆動制御部62がプレビュー動作としてポラライザ33をアナライザ35に対して所定の角度間隔で回転させながら撮像部28に試料Sを撮像させていたが、時間であっても適用することができる。具体的には、駆動制御部62は、プレビュー動作としてアナライザ35をポラライザ33に対して相対的に自動で回転させながら、所定の時間毎、たとえば10秒毎に撮像部28に試料Sを撮像させてもよい。
また、本発明の実施の形態1では、偏光観察ユニット3内に駆動部37のモータ37aが設けられていたが、たとえば顕微鏡本体部2に設けてもよい。これにより、熱によるポラライザ33や側射光源32の劣化を軽減することができる。
また、本発明の実施の形態1では、側射光源32とポラライザ33との間にフロストを設けてもよい。具体的には、図6に示すように、偏光観察ユニット7は、側射光源32とポラライザ33との間にフロスト71を備える。これにより、側射光源32が照射する照明光のハレーションを低減することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2にかかる顕微鏡は、上述した実施の形態と同様の構成を有し、実行する処理が異なる。具体的には、本実施の形態2にかかる顕微鏡は、手動によってポラライザをアナライザに対して相対的に回転させる。このため、以下においては、本実施の形態2にかかる顕微鏡が実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態1にかかる顕微鏡1の構成と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本実施の形態2にかかる顕微鏡1が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図7に示すように、コントローラ6は、プレビュー開始ボタン41が操作されたか否かを判断する(ステップS201)。プレビュー開始ボタン41が操作されたとコントローラ6が判断した場合(ステップS201:Yes)、顕微鏡1は、ステップS202へ移行する。これに対して、プレビュー開始ボタン41が操作されていないとコントローラ6が判断した場合(ステップS201:No)、顕微鏡1は、この判断を続ける。
ステップS202において、駆動制御部62は、撮像部28に予め設定された時間毎に試料Sを撮像させる。たとえば、駆動制御部62は、撮像部28に10秒毎に試料Sを撮像させる。この場合、ユーザは、第1保持部34を対物レンズ22の光軸Lを中心に回転させることによって、ポラライザ33が透過させる照明光の偏光面とアナライザ35が透過させる反射光の偏光面との交差角度を変更する。さらに、コントローラ6は、回転角度検出部38が検出する回転角度と撮像部28が生成した画像データとを対応付けて記録部5に記録する。
続いて、試料Sに対し、撮像部28による全ての撮像が終了した場合(ステップS203:Yes)、表示制御部63は、記録部5が記録する時間毎に、撮像部28が試料Sを撮像することによって生成した複数の画像データそれぞれに対応する画像を表示部4に一覧表示させる(たとえば、図5を参照)。
ステップS204〜ステップS206は、図4のステップS105〜ステップS107にそれぞれ対応する。
ステップS203において、試料Sに対し、撮像部28による全ての撮像が終了していない場合(ステップS203:No)、顕微鏡1は、ステップS202へ戻る。
ステップS207において、コントローラ6は、撮像部28が試料Sを撮像する時間間隔を設定する。たとえば、コントローラ6は、撮像部28が試料を撮像する時間間隔を、10秒から5秒に設定する。ステップS207の後、顕微鏡1は、ステップS202へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、表示制御部63が時間毎に撮像部28によって撮像された複数の画像データそれぞれに対応する複数の画像を表示部4に一覧表示させる。これにより、ユーザは、所望の偏光観察画像を比較できるため、所望の偏光観察条件を直感的に把握することができる。
また、本発明の実施の形態2によれば、表示部4によって偏光観察条件が異なる複数の画像が表示されている際に、画像選択ボタン42から画像を選択する指示信号が入力された場合、駆動制御部62が選択された画像に対応付けられたアナライザ35に対するポラライザ33の回転角度になるように駆動部37を駆動させる。これにより、ユーザは、簡易な操作で所望の偏光観察条件に調整することができる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について説明する。本発明の実施の形態3は、少なくとも偏光観察条件が互いに異なる2つの画像を合成して合成画像を表示部に表示させることによって、ユーザに所望の偏光観察条件を把握させる。このため、以下においては、上述した実施の形態1と異なる構成を説明後、本実施の形態3にかかる顕微鏡が実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡の機能構成を模式的に示すブロック図である。なお、図8において、顕微鏡100が載置される平面をXY平面とし、XY平面と垂直な方向をZ方向として説明する。
図8に示す顕微鏡100は、顕微鏡本体部2と、偏光観察ユニット3と、記録部5と、顕微鏡本体部2が試料Sを撮像した画像データに対応する画像を表示する表示部8と、顕微鏡本体部2および表示部8の駆動を制御するコントローラ9と、を備える。
表示部8は、後述するコントローラ9を介して入力される画像データに対応する画像、顕微鏡100の操作情報を表示する。表示部8は、液晶または有機EL等からなる表示パネルを用いて構成される。表示部8は、後述するコントローラ9からポラライザ33とアナライザ35との相対的な回転角度が異なる状態で撮像部28によって順次撮像された複数の画像データそれぞれに対応する複数の画像を一覧表示する。また、表示部8は、プレビュー開始ボタン41と、画像選択ボタン42と、選択された画像を合成する指示信号の入力を受け付ける画像合成ボタン81と、を有する。
コントローラ9は、CPU等を用いて構成され、顕微鏡100を構成する各部に対して制御信号や各種データの送信を行うことによって、顕微鏡100の動作を統括的に制御する。
ここで、コントローラ9の詳細な構成について説明する。コントローラ9は、画像処理部61と、駆動制御部62と、表示制御部63と、画像合成部91と、を有する。
画像合成部91は、画像選択ボタン42が入力を受け付けた指示信号に応じて選択された少なくとも2つの画像データを合成して合成画像データを生成する。具体的には、画像合成部91は、選択された2つの画像データの各画素の輝度値を比較し、輝度値が高い方の輝度情報を用いることによって2つの画像データを合成して合成画像データを生成する。なお、画像合成部91は、周知技術のハイダイナミックレンジ(HDR)を用いて少なくとも2つの画像データを合成して合成画像データを生成してもよい。
以上のように構成された顕微鏡100が実行する処理について説明する。図9は、顕微鏡100が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図9において、ステップS301〜ステップS307は、図4のステップS101〜ステップS107にそれぞれ対応する。
ステップS308において、画像合成ボタン81が操作された場合(ステップS308:Yes)において、少なくとも2枚の画像が選択されたとき(ステップS309:Yes)、画像合成部91は、2枚の画像の各画素の輝度を比較する(ステップS310)。
続いて、画像合成部91は、輝度が高い方の画素の輝度情報を選択し(ステップS311)、選択した画素の輝度情報を用いて2つの画像データを合成して合成画像データを生成する(ステップS312)。
その後、表示制御部63は、画像合成部91が生成した合成画像データに対応する合成画像を表示部8に表示させる(ステップS313)。これにより、ユーザは、所望の偏光観察条件の画像を把握することができる。ステップS313の後、顕微鏡100は、本処理を終了する。
ステップS308において、画像合成ボタン81が操作されていない場合(ステップS308:No)、またはステップS309において、2枚の画像が選択されていない場合(ステップS309:No)、コントローラ9は、ポラライザ33に対するポラライザ33の回転角度を小さくして再設定する(ステップS314)。ステップS314の後、顕微鏡100は、ステップS303へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、画像合成ボタン81が操作された場合、画像合成部91が画像選択ボタン42によって選択された少なくとも2つの画像データの各画素を比較し、この輝度が高い方の輝度情報を用いることによって2つの画像データを合成した合成画像データを生成する。これにより、ユーザが所望する偏光観察条件の画像を得ることができる。
また、本発明の実施の形態3では、画像合成部91が2つの画像データの各画素を用いて合成する際に、輝度にハレーションを防止する値を示す閾値を設けてもよい。この場合、画像合成部91は、輝度が閾値より低い画素を隣接する画素で補間することによって合成画像データを生成する。これにより、ハレーションを低減した偏光観察条件の画像を得ることができる。
また、本発明の実施の形態3では、画像合成部91は、2つの画像データを合成して合成画像データを生成していたが、複数の画像データ、たとえば2つ以上の画像データを合成して合成画像データを生成してもよい。もちろん、画像合成部91は、プレビュー動作によって撮像部28によって生成された全ての画像データを合成して合成画像データを生成してもよい。この場合、画像合成部91は、各画像データの画素の輝度に基づいて、各画像データの係数を算出し、この算出した係数に応じて全ての画像データを合成してもよい。
また、本発明の実施の形態3では、手動で第1保持部34を回転させる場合であっても適用することができる。
なお、本発明では、顕微鏡本体部2と偏光観察ユニット3とを一体的に形成されてもよい。
また、本発明では、アナライザ35を対物レンズ22と撮像部28との光路上に配置しても適用することができる。
また、本発明では、顕微鏡本体部、表示部およびコントローラを備えた顕微鏡を例に説明したが、たとえば試料を拡大する対物レンズ、対物レンズを介して試料を撮像する撮像機能、および画像を表示する表示機能を備えた撮像装置、たとえばビデオマイクロスコープ等であっても、本発明を適用することができる。
また、本発明では、顕微鏡装置として正立型顕微鏡装置を例に説明したが、たとえば倒立型顕微鏡装置であっても適用することができる。さらに、顕微鏡装置を組み込んだライン装置といった各種システムにも、本発明を適用することができる。
また、本発明では、表示部とコントローラとが別々に構成されていたが、一体的に形成されたものであってもよい。
また、本発明では、アナライザが回転されていたが、ポラライザが回転する場合であっても適用することができる。
1,100 顕微鏡
2 顕微鏡本体部
3,7 偏光観察ユニット
4,8 表示部
5 記録部
6,9 コントローラ
21 ステージ
22 対物レンズ
23 光源
24 平行レンズ
25 ハーフミラー
26 ズームレンズ
27 結像レンズ
28 撮像部
31 装着部
32 側射光源
33 ポラライザ
34 第1保持部
34a 回転目盛
35 アナライザ
36 第2保持部
37 駆動部
38 回転角度検出部
38a センサ
38b 旗
41 プレビュー開始ボタン
42 画像選択ボタン
61 画像処理部
62 駆動制御部
63 表示制御部
71 フロスト
81 画像合成ボタン
91 画像合成部

Claims (11)

  1. 試料を載置するステージと、
    円環状をなし、前記試料に対して斜めから照明光を照射する照明部と、
    前記照明部の下部に配置され、前記照明部から照射される前記照明光の1方向の振動成分のみを透過させる第1偏光板と、
    前記試料で反射した反射光の所定方向の振動成分のみを透過させる第2偏光板と、
    前記第2偏光板を透過した光を集光して前記試料の観察像を結像する対物レンズと、
    前記対物レンズが結像した前記観察像を受光して光電変換を行うことによって前記試料の画像データを所定の周期で生成する撮像部と、
    前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示可能な表示部と、
    前記第1偏光板および前記第2偏光板の少なくとも一方を他方に対して相対的に回転させることによって、前記第1偏光板が透過させる前記照明光の偏光面と前記第2偏光板が透過させる前記反射光の偏光面との交差角度を変更する回転部と、
    前記回転部によって前記第1偏光板および前記第2偏光板の少なくとも一方を回転させた際に、前記撮像部が前記所定の周期で生成した観察条件が異なる複数の前記画像データにそれぞれ対応する複数の画像を前記表示部に一覧表示させる表示制御部と、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記撮像部は、前記第1偏光板が透過させる前記照明光の偏光面と前記第2偏光板が透過させる前記反射光の偏光面との交差角度が所定角度変化する毎に前記画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記第1偏光板の主面と前記第2偏光板の主面は、平面であり、かつ互いの主面と直交する中心軸が一致し、
    前記回転部は、前記第1偏光板を前記中心軸の周りに回転させることを特徴とする請求項2に記載の顕微鏡。
  4. 前記第2偏光板に対して、前記第1偏光板を相対的に回転させる駆動部と、
    前記第1偏光板が透過させる前記照明光の偏光面と前記第2偏光板が透過させる前記反射光の偏光面との交差角度が所定の角度毎に変化するように前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の顕微鏡。
  5. 前記第1偏光板の基準位置からの回転角度を検出する回転角度検出部と、
    前記撮像部が生成した前記画像データと該画像データが生成された際に前記回転角度検出部が検出した前記回転角度とを対応付けて記録する記録部と、
    前記表示部が表示する前記複数の画像のいずれか1つ以上を選択する指示信号の入力を受け付ける画像選択部と、
    をさらに備え、
    前記駆動制御部は、前記駆動部を駆動することによって、前記画像選択部から入力される前記指示信号によって選択された前記画像データに対応する前記回転角度に前記第1偏光板を回転させることを特徴とする請求項4に記載の顕微鏡。
  6. 試料を載置するステージと、
    円環状をなし、前記試料に対して斜めから照明光を照射する照明部と、
    前記照明部の下部に配置され、前記照明部から照射される前記照明光の1方向の振動成分のみを透過させる第1偏光板と、
    前記試料で反射した反射光の所定方向の振動成分のみを透過させる第2偏光板と、
    前記第2偏光板を透過した光を集光して前記試料の観察像を結像する対物レンズと、
    前記対物レンズが結像した前記観察像を受光して光電変換を行うことによって前記試料の画像データを所定の周期で生成する撮像部と、
    前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示可能な表示部と、
    前記第1偏光板および前記第2偏光板の少なくとも一方を他方に対して相対的に回転させることによって、前記第1偏光板が透過させる前記照明光の偏光面と前記第2偏光板が透過させる前記反射光の偏光面との交差角度を変更する回転部と、
    前記回転部によって前記第1偏光板および前記第2偏光板の少なくとも一方を回転させた際に、前記撮像部が前記所定の周期で生成した複数の前記画像データにそれぞれ対応する複数の画像を前記表示部に一覧表示させる表示制御部と、
    前記第2偏光板に対して、前記第1偏光板を回転させる駆動部と、
    前記第1偏光板の基準位置からの回転角度を検出する回転角度検出部と、
    前記撮像部が生成した前記画像データと該画像データが生成された際に前記回転角度検出部が検出した前記回転角度とを対応付けて記録する記録部と、
    前記表示部が表示する前記複数の画像のいずれか1つ以上を選択する指示信号の入力を受け付ける画像選択部と、
    前記駆動部を駆動することによって、前記画像選択部から入力される前記指示信号によって選択された前記画像データに対応する前記回転角度に前記第1偏光板を回転させる駆動制御部と、
    備えたことを特徴とする顕微鏡。
  7. 前記撮像部は、前記第1偏光板が透過させる前記照明光の偏光面と前記第2偏光板が透過させる前記反射光の偏光面との交差角度が所定角度変化する毎に前記画像データを生成することを特徴とする請求項6に記載の顕微鏡。
  8. 前記第1偏光板の主面と前記第2偏光板の主面は、平面であり、かつ互いの主面と直交する中心軸が一致することを特徴とする請求項7に記載の顕微鏡。
  9. 前記画像選択部から入力された前記指示信号によって選択された少なくとも2つの画像データを合成して合成画像データを生成する画像合成部をさらに備えたことを特徴とする請求項5または8に記載の顕微鏡。
  10. 前記画像合成部は、少なくとも2つの画像データをそれぞれ構成する各画素の輝度情報を比較し、輝度が高い方の輝度情報を用いて前記合成画像データを生成することを特徴とする請求項9に記載の顕微鏡。
  11. 前記記録部が記録する複数の画像データを合成して合成画像データを生成する画像合成部をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の顕微鏡。
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