JP6094538B2 - 放射線探傷方法及び放射線探傷装置 - Google Patents

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本発明は、放射線を利用して金属からなる中空円筒形部材の欠陥を検出する放射線探傷方法及び放射線探傷装置に関する。
金属からなる中空円筒形部材(以下、筒形部材と略記)は例えば缶用の部材として広く使われており、その欠陥を検出する技術が数多く提案されている。例えば特許文献1には、缶体の内側に漏れ出る光を検出することにより、缶体に生じたピンホール等の欠陥を検出する技術が記載されている。特許文献2には、被検査缶の側面外側から放射線を入射し、反対側の被検査缶の側面外側を透過してきた放射線を検出することにより、被検査缶内の液面レベルを検出する技術が記載されている。特許文献3には、筒形部材を放射線計測システムに対して相対的に回転させながら筒形部材に放射線を透過させることにより、筒形部材の内部を検査する技術が記載されている。
特開2009−25130号公報 特開平5−322630号公報 特開2004−85346号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような光学的手法を利用した検査方法によれば、筒形部材を貫通している欠陥又は少なくとも筒形部材の表面に顕在化した欠陥しか検出することができない。すなわち、光学的手法を利用した検査方法では、例えば筒形部材内部の非金属介在物等、検査時点では見えないものの後の加工や衝撃によって顕在化及び有害化する内部欠陥を検出することができない。
これに対して、特許文献2に記載されているような筒形部材の側面外側から放射線を入射し、反対側の筒形部材の側面外側を透過してきた放射線を検出する検査方法によれば、筒形部材の内部欠陥を検出することができる。しかしながら、このような検査方法には以下に示す問題点がある。以下、図13〜図15を参照して、この検査方法の問題点について説明する。
一般に、放射線の減衰率が大きい金属からなる筒形部材に対する放射線探傷においては、放射線経路における筒形部材(健全部)が占める厚みpに比例して検出限界となる欠陥Dのサイズ(検出限界欠陥サイズ)d’(球状を仮定)が決まる。具体的には、図13(a),(b)に示すように、放射線経路における筒形部材Mが占める厚みpがaからa/2に変化すると、検出限界欠陥サイズd’もbからb/2に変化する。すなわち、比例係数をαとすると、放射線経路における筒形部材が占める厚みpと検出限界欠陥サイズd’との関係は以下に示す数式(1)のように表される。ここで、比例係数αは、放射線源、放射線センサ、筒形部材の放射線透過率、及び欠陥の放射線透過率等により変化する。
Figure 0006094538
一方、筒形部材Mの側面外側から放射線を入射する場合、図14(a)に示すように、放射線経路に含まれる筒形部材Mの厚みは放射線経路が筒形部材Mの中心軸O(θ=90°)を通る放射線経路からずれるに従って大きくなる。すなわち、図14(a)に示すように、筒形部材Mの中心軸Oを通る放射線経路L11からの放射線経路L12のずれ量をxとすると、筒形部材Mの中心軸Oを通る放射線経路L11に垂直な平面PL1と筒形部材Mの中心軸Oと筒形部材Mに対する放射線経路L12の入射位置Pとを結ぶ直線L13とがなす角度θは、以下の数式(2)のように表される。ここで、数式(2)中のRは筒形部材Mの半径を示す。そして、以下の数式(3)に示す条件が成立すると仮定すると(図14(b)参照)、放射線経路L12に含まれる筒形部材Mの厚みpは角度θと筒形部材Mの板厚tとを用いて以下の数式(4)のように表される。
Figure 0006094538
Figure 0006094538
Figure 0006094538
従って、数式(1)と数式(4)とから検出限界欠陥サイズd’は、以下の数式(5)のように表され、放射線経路が筒形部材Mの中心軸Oを通る放射線経路L11からずれるに従って大きくなる。具体的には、筒形部材Mの板厚tを1、比例係数αを0.1として、角度θの変化に対する放射線経路中の筒形部材Mの厚みp及び欠陥検出限界サイズd’の変化を算出すると、図15(a),(b)に示すように、放射線経路中の筒形部材Mの厚みp及び欠陥検出限界サイズd’は筒形部材Mの中心軸(θ=90°)から離れるに従って増加する。
この結果、図15(a),(b)に示す例では、例えば板厚の0.5以上の欠陥を検出したい場合、欠陥検出限界サイズd’が0.5以下であることが求められるが、欠陥検出限界サイズd’が0.5以下になる角度θが約23°〜約157°の範囲内であるので、角度θが約23°より小さい場合及び角度θが約157°より大きい場合にはこの条件が満足されなくなり、欠陥を検出することができなくなる。
Figure 0006094538
このように、特許文献2に記載されているような筒形部材の側面外側から放射線を入射し、反対側の筒形部材の側面外側を透過してきた放射線を検出する検査方法には、放射線経路が筒形部材の中心軸(θ=90°)を通る放射線経路からずれるに従って欠陥の検出性能が低下するという問題がある。
なお、特許文献3に記載されているような筒形部材を放射線計測システムに対して相対的に回転させる検査方法によれば、筒形部材全体について筒形部材の中心軸を通る放射線経路に近い放射線経路で計測できるため、上記のような欠陥の検出性能の低下を防ぐことができる。しかしながら、この検査方法によれば、筒形部材又は放射線計測システムを回転させる機構が必要になるために、検査装置の構成が複雑になる。また、角度を変えて複数回の計測を行わなければならないために、検査に多くの時間が必要になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、検出性能を低下させることなく、簡単な構成により短時間で検査を行うことが可能な放射線探傷方法及び放射線探傷装置を提供することにある。
上記した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る放射線探傷方法は、放射線を利用して金属からなる中空円筒形部材の欠陥を検出する放射線探傷方法であって、複数の放射線源と放射線センサとの対を用いて、中空円筒形部材の側面外側から放射線を入射し、反対側の中空円筒形部材の側面外側を透過してきた放射線を検出するステップを含み、中空円筒形部材を平板にしたときの放射線源と放射線センサとの対の検出限界欠陥サイズをdflat、検出したい最小の欠陥サイズをdで表したとき、前記中空円筒形部材の位置を固定した相対座標上における、放射線源と放射線センサの各対の中空円筒形部材の中心軸を放射線経路に含む場合における放射線経路同士がなす角度のうち、最大の角度φaが以下の数式(6)に示す条件を満足することを特徴とする。
Figure 0006094538
本発明に係る放射線探傷方法は、上記発明において、前記放射線センサはラインセンサであり、前記中空円筒形部材と放射線源と放射線センサとの対との相対的な位置を中空円筒形部材の中心軸に対して垂直な方向に移動させるステップを含むことを特徴とする。
本発明に係る放射線探傷方法は、上記発明において、前記放射線センサはラインセンサであり、前記中空円筒形部材と放射線源と放射線センサとの対との相対的な位置を中空円筒形部材の中心軸に対して平行な方向に移動させるステップを含むことを特徴とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る放射線探傷装置は、放射線を利用して金属からなる中空円筒形部材の欠陥を検出する放射線探傷装置であって、中空円筒形部材の側面外側から放射線を入射する放射線源と反対側の中空円筒形部材の側面外側を透過してきた放射線を検出する放射線センサとの対を複数備え、中空円筒形部材を平板にしたときの放射線源と放射線センサとの対の検出限界欠陥サイズをdflat、検出したい最小の欠陥サイズをdで表したとき、前記中空円筒形部材の位置を固定した相対座標上における、放射線源と放射線センサの各対の中空円筒形部材の中心軸を放射線経路に含む場合における放射線経路同士がなす角度のうち、最大の角度φaが以下の数式(7)に示す条件を満足することを特徴とする。
Figure 0006094538
本発明によれば、検出性能を低下させることなく、簡単な構成により短時間で検査を行うことが可能な放射線探傷方法及び放射線探傷装置を提供することができる。
図1は、本発明の一本実施形態である放射線探傷装置の構成を示す平面図である。 図2は、本発明の一実施形態である放射線探傷装置の構成を示す模式図である。 図3は、数式の導出過程を説明するための模式図である。 図4は、数式の導出過程を説明するための模式図である。 図5は、数式の導出過程を説明するための模式図である。 図6は、図1に示す放射線探傷装置の変形例の構成を示す平面図である。 図7は、図1に示す放射線探傷装置の変形例の構成を示す平面図である。 図8は、図1に示す放射線探傷装置の変形例の構成を示す平面図である。 図9は、図6に示す放射線探傷装置の変形例の構成を示す平面図である。 図10は、図2に示す放射線探傷装置の変形例の構成を示す模式図である。 図11は、従来及び本実施例の放射線探傷装置の構成を示す平面図である。 図12は、図11に示す従来及び本実施例の放射線探傷装置における筒形部材の位置毎の欠陥検出限界を示す図である。 図13は、筒形部材の厚みと欠陥検出限界サイズとの関係を説明するための図である。 図14は、放射線経路と放射線経路に含まれる筒形部材の厚みとの関係を説明するための図である。 図15は、放射線経路中の筒形部材の厚み及び欠陥検出限界サイズと筒形部材の中心軸を通る放射線経路からのずれ量との関係を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である放射線探傷装置の構成及びその動作について説明する。
図1は、本発明の一本実施形態である放射線探傷装置の構成を示す平面図である。図2は、本発明の一実施形態である放射線探傷装置の構成を示す模式図である。
図1,2に示すように、本発明の一実施形態である放射線探傷装置1は、被検体である金属からなる筒形部材Mの側面外側から放射線を入射する放射線源2(2a,2b)と、反対側の筒形部材Mの側面外側を透過してきた放射線を検出するラインセンサ等によって構成された放射線センサ3(3a,3b)との対(以下、線源・センサ対)を複数備えている。なお、図1,2に示す例では、線源・センサ対の数は2つであるが、線源・センサ対の数は3つ以上であってもよい。
各線源・センサ対は、欠陥の検出性能を低下させないように、各線源・センサ対における筒形部材Mの中心軸Oを含む放射線経路L1,L2がなす角度φaが以下の数式(8)に示す条件を満足する位置に配置されている。ここで、数式(8)中のdflatは、筒形部材Mを平板にした時の欠陥検出限界サイズを示し、dは放射線探傷において検出したい最小の欠陥サイズを示している。なお、線源・センサ対が3つ以上ある場合には、筒形部材Mの中心軸Oを含む放射線経路がなす角度が最大になる線源・センサ対の組合せにおいて、放射線経路がなす角度φaが数式(8)に示す条件が満足すればよい。
Figure 0006094538
また、本実施形態では、各線源・センサ対は、各線源・センサ対がなす放射線経路が交差するように配置されている。各線源・センサ対がなす放射線経路が交差するように配置することによって、筒形部材Mの中心軸Oを回転軸とした筒形部材Mの回転の有無に依存せずに正確に放射線探傷を行うことができる。さらに、図2に示すように、本発明の一実施形態である放射線探傷装置1は、各線源・センサ対によって筒形部材M全体を2次元画像化可能なように、筒形部材Mの中心軸方向に対して垂直な方向に線源・センサ対と筒形部材Sとを相対的に移動させる移動機構4を備えている。
以下、上記数式(8)が導出される過程について説明する。
いま数式(8)中のdflatは数式(1)において筒形部材Mが占める厚みpがtである時の検出限界欠陥サイズd’に対応するため(図3参照)、以下に示す数式(9)が成立する。従って、図4に示すように、一般の場合の検出限界欠陥サイズd’は数式(10)のように表される。
Figure 0006094538
Figure 0006094538
また、図5に示すように、筒形部材Mが角度φbだけ傾いた計測も実施すると考えると、この計測による筒形部材Mの位置θでの検出限界欠陥サイズd”は以下に示す数式(11)のように表される。この時、0°≦φb≦360°とする。
Figure 0006094538
従って、この2つの計測による検出限界欠陥サイズd’’’(θに依存)は以下に示す数式(12)のように表され、欠陥の検出性能が角度θによらず低下しないためには、角度θによらず以下の数式(13)に示す条件が満足されればよい。
Figure 0006094538
Figure 0006094538
ここで、d’’’(θ)が最大となる角度θはφb/2であり、この時、d’’’(θ)は以下に示す数式(14)のように表される。
Figure 0006094538
従って、角度θによらず数式(13)が成立する条件は、以下に示す数式(15)〜17)から数式(18)のように求められる。
Figure 0006094538
Figure 0006094538
Figure 0006094538
Figure 0006094538
ここで、基本の計測及び筒形部材Mが角度φbだけ傾いた計測を実現することは、放射線経路同士のなす角度φaがφabとなる条件でそれぞれ計測をすることと等価であり、これより数式(8)が得られる。
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態である放射線探傷装置1は、筒形部材Mの側面外側から放射線を入射する放射線源2a,2bと反対側の筒形部材Mの側面外側を透過してきた放射線を検出する放射線センサ3a,3bとの対を複数備え、筒形部材Mを平板にしたときの放射線源2a,2bと放射線センサ3a,3bとの対の検出限界欠陥サイズをdflat、検出したい最小の欠陥サイズをdで表したとき、筒形部材Mの位置を固定した相対座標上における、放射線源2a,2bと放射線センサ3a,3bの各対の筒形部材Mの中心軸Oを放射線経路に含む場合における放射線経路同士がなす角度のうち、最大の角度φaが上記数式(18)に示す条件を満足する。これにより、検出性能を低下させることなく、簡単な構成により短時間で筒形部材Mの欠陥を検査できる。
なお、上記実施形態では、各線源・センサ対は、各線源・センサ対がなす放射線経路が交差するように配置されていたが、図6に示すように、各線源・センサ対がなす放射線経路が交差しないように各線源・センサ対を配置してもよい。但し、この場合には、各放射線経路の角度φ,φは筒形部材M上の同一の基準点P1を基準として評価する必要がある。各線源・センサ対がなす放射線経路が交差しないように各線源・センサ対を配置することによって、対となっていない放射線源から照射された放射線が放射線センサに入射することを抑制できる。このような利点を活かすため、線源・センサ対間で放射線を遮蔽することが望ましい。
また、上記実施形態では、線源・ラインセンサ対が、筒形部材Mの中心軸Oを含む筒形部材Mの移動方向に対して平行な平面PL1に直交する、筒形部材Mの中心軸Oを含む平面PL2に対して対称になるように配置されているが、図7に示すように一方の線源・センサ対を平面PL2内、すなわち筒形部材Mの移動方向に対して垂直な方向に配置してもよい。
また、上記実施形態では、放射線センサ3a,3bとしてラインセンサを用いたが、図8や図9に示すように、放射線センサ3a,3bとして二次元センサを用いてもよい。図8に示す例では、放射線センサ3a,3bを一体としているが、放射線3aと放射線3bとを別体としてもよい。
さらに、上記実施形態では、移動機構4は、筒形部材Mの中心軸方向に対して垂直な方向に線源・センサ対と筒形部材Sとを相対的に移動させたが、図10に示すように、筒形部材Mの中心軸方向に対して平行な方向に線源・センサ対と筒形部材Sとを相対的に移動させてもよい。
実施例として、d/dflatの値が5、角度φaが60°である場合の放射線探傷処理について述べる。このとき、数式(18)の左辺の項は47°となり、数式(18)に示す条件が満足される。図11(a),(b)はそれぞれ、従来及び本実施例の放射線探傷装置の構成を示す平面図である。図12(a),(b)はそれぞれ、図11(a),(b)に示す従来及び本実施例の放射線探傷装置における筒形部材の位置毎の検出限界欠陥サイズを示す図である。
図12(a)に示すように、従来の放射線探傷装置では、検出限界欠陥サイズが検出したい最小の欠陥サイズdを越えてしまい、求める検出能での探傷ができない場合が生じる。これに対して、図12(b)に示すように、本実施例の放射線探傷装置では、全ての位置で少なくとも1つの線源・センサ対では求める検出能での測定が可能であることがわかる。以上のことから、本実施例の放射線探傷装置によれば、検出性能を低下させることなく、簡単な構成により短時間で筒形部材の欠陥を検査できることが確認された。
1 放射線探傷装置
2a,2b 放射線源
3,3a,3b 放射線センサ
D 欠陥
M 筒形部材

Claims (4)

  1. 放射線を利用して金属からなる中空円筒形部材の欠陥を検出する放射線探傷方法であって、
    複数の放射線源と放射線センサとの対を用いて、中空円筒形部材の側面外側から放射線を入射し、反対側の中空円筒形部材の側面外側を透過してきた放射線を検出するステップを含み、
    中空円筒形部材を平板にしたときの放射線源と放射線センサとの対の検出限界欠陥サイズをdflat、検出したい最小の欠陥サイズをdで表したとき、前記中空円筒形部材の位置を固定した相対座標上における、放射線源と放射線センサの各対の中空円筒形部材の中心軸を放射線経路に含む場合における放射線経路同士がなす角度のうち、最大の角度φaが以下の数式(1)に示す条件を満足することを特徴とする放射線探傷方法。
    Figure 0006094538
  2. 前記放射線センサはラインセンサであり、前記中空円筒形部材と放射線源と放射線センサとの対との相対的な位置を中空円筒形部材の中心軸に対して垂直な方向に移動させるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の放射線探傷方法。
  3. 前記放射線センサはラインセンサであり、前記中空円筒形部材と放射線源と放射線センサとの対との相対的な位置を中空円筒形部材の中心軸に対して平行な方向に移動させるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の放射線探傷方法。
  4. 放射線を利用して金属からなる中空円筒形部材の欠陥を検出する放射線探傷装置であって、
    中空円筒形部材の側面外側から放射線を入射する放射線源と反対側の中空円筒形部材の側面外側を透過してきた放射線を検出する放射線センサとの対を複数備え、
    中空円筒形部材を平板にしたときの放射線源と放射線センサとの対の検出限界欠陥サイズをdflat、検出したい最小の欠陥サイズをdで表したとき、前記中空円筒形部材の位置を固定した相対座標上における、放射線源と放射線センサの各対の中空円筒形部材の中心軸を放射線経路に含む場合における放射線経路同士がなす角度のうち、最大の角度φaが以下の数式(2)に示す条件を満足することを特徴とする放射線探傷装置。
    Figure 0006094538
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