JP6094281B2 - 画像処理システム、画像処理装置及び制御プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理システム、画像処理装置及び制御プログラムに関し、特に、複数の画像処理装置の間で通信が行われるシステムの制御に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
特に、オフィス等のように複数の画像処理装置が設置されている場所では、これらの複数の画像処理装置の中から画像処理を実行させる装置を選択できるので、1台の画像処理装置に画像処理の要求が集中することがある。この場合には、1台の画像処理装置による画像処理の負荷が高まることとなる。そのため、従来ではネットワークを介して各画像処理装置に接続された管理サーバが、各画像処理装置による画像処理の負荷の状況を把握して画像処理を適切に分配することにより、夫々の画像処理装置の画像処理の負荷を分散させるようにしている。
このような従来のやり方では、個々の画像処理装置が自身の画像処理に対する負荷状況を管理サーバへ逐一通知する必要があり、管理サーバは各画像処理装置からこの通知を受けて初めて、画像処理を分配する指示を行えるようになるので、画像処理の負荷を分散させるまでに管理サーバを経由する分、対応が遅れる虞がある。
ここで、複数の装置間で通信が行われるシステムに関連する従来技術の1つとして、複数の電子機器が同じ伝送路に接続されるネットワークにおいて再送回数でネットワークの管理を行う伝送制御方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示された伝送制御方式によれば、ネットワーク上の個々の機器がネットワークの状態を容易に知ることができ、ネットワークの管理を簡単に行うことができる。
従って、この従来技術の伝送制御方式を複数の画像処理装置の間で通信が行われるシステムに適用し、各画像処理装置が他の画像処理装置の画像処理の負荷状況を把握すれば、画像処理を分配する際に管理サーバを経由しなくて済むので、迅速な対応を図ることができるように思える。
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来技術の伝送制御方式は、伝送フレーム中に宛先の電子機器に対する再送回数を示す再送回数部を設け、この再送回数からネットワークの状態を知ることができるが、ネットワーク上の電子機器における負荷状況についてまで考慮されていない。
そのため、上述の方式を複数の画像処理装置の間で通信が行われるシステムにそのまま適用しても、画像処理装置は再送回数部によって示される再送回数だけで他の画像処理装置による画像処理の負荷状況を迅速に把握できないので、画像処理の負荷を分散させるまでに時間がかかることが懸念されている。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、画像処理装置による画像処理の負荷を分散させるまでの時間を短縮することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、第1の画像処理装置及び第2の画像処理装置を含む画像処理システムであって、前記第1の画像処理装置は、画像処理に関する画像処理情報を取得する取得部と、この取得部が取得した前記画像処理情報を無線通信により受信し、記憶媒体に記憶させる記憶処理部と、前記記憶媒体に記憶された画像処理情報を無線通信により受信し、画像処理を行う画像処理部とを備え、前記第2の画像処理装置は、前記取得部から前記記憶処理部に無線通信によって送信される前記画像処理情報及び前記画像処理部が前記記憶処理部から無線通信を介して取得する前記画像処理情報を夫々無線通信を介して取得し、その画像処理情報に含まれる情報に基づいて前記第1の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷状況を判断する負荷状況判断部と、判断された前記負荷状況に応じて、前記第1の画像処理装置が画像処理するべき前記画像処理情報を取得し、前記第2の画像処理装置に設けられた前記画像処理部に画像処理させる分散処理部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、複数の画像処理装置を含む画像処理システムにおいて用いられる画像処理装置であって、画像処理に関する画像処理情報を取得する取得部と、この取得部が取得した前記画像処理情報を無線通信により受信し、記憶媒体に記憶させる記憶処理部と、前記記憶媒体に記憶された前記画像処理情報を無線通信により受信し、画像処理を行う画像処理部と、他の画像処理装置において無線通信によってやり取りされる前記画像処理情報であって、前記取得部から前記記憶処理部に無線通信によって送信される画像処理情報及び前記画像処理部が前記記憶処理部から無線通信を介して取得する画像処理情報と同等の情報を無線通信を介して取得し、その画像処理情報に含まれる情報に基づいて前記他の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷状況を判断する負荷状況判断部と、判断された前記負荷状況に応じて、前記他の画像処理装置が処理するべき前記画像処理情報を取得し、自身に設けられた前記画像処理部に画像処理させる分散処理部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、複数の画像処理装置を含む画像処理システムにおいて用いられる画像処理装置を制御する制御プログラムであって、画像処理に関する画像処理情報を取得するステップと、取得された前記画像処理情報を無線通信により受信し、記憶媒体に記憶させるステップと、前記記憶媒体に記憶された前記画像処理情報を無線通信により受信し、画像処理を行うステップと、他の画像処理装置において無線通信によってやり取りされる画像処理情報であって、取得された画像処理情報及び前記記憶媒体に記憶された画像処理情報と同等の情報を無線通信を介して取得し、その画像処理情報に含まれる情報に基づいて前記他の画像処理装置の画像処理部による画像処理の負荷状況を判断するステップと、判断された前記負荷状況に応じて、前記他の画像処理装置が処理するべき前記画像処理情報を取得し、前記画像処理装置おいて画像処理を行わせるステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、画像処理装置による画像処理の負荷を分散させるまでの時間を短縮することができる。
本発明の実施形態に係る画像処理システムの運用形態を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置において伝送される画像処理情報の無線フレームの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像データ蓄積部のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るネットワーク処理部、画像データ蓄積部及び印刷処理部の間で伝送される無線フレームの伝送状態の一例について説明する図である。 本発明の実施形態に係る印刷紙出力部のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る処理負荷比較部の動作を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るシステムの運用形態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、プリンタ機能を含む複合機から成る画像処理装置の一例とし、複数の画像処理装置の間で通信が行われる画像処理システムについて説明する。なお、以下の説明において、このような複数の画像処理装置の一例として、第1の画像処理装置及び第2の画像処理装置の2台を挙げているが、本実施形態は画像処理装置が3台以上ある場合についても同様に適用できるものであり、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る画像処理システムの運用形態を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像処理システムは、画像処理装置1A、画像処理装置1B、情報処理端末2A及び情報処理端末2Bを備えており、これらの画像処理装置1A,1B及び情報処理端末2A,2Bは有線LAN3で接続されて互いに通信可能になっている。尚、画像処理装置1Aが第1の画像処理装置として機能し、画像処理装置1Bが第2の画像処理装置として機能する。
各画像処理装置1A,1Bは、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機である。また、各情報処理端末2A,2Bは、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等のようにユーザの操作を受けて画像処理装置1A,1Bに対して画像処理の要求を送信する情報処理装置として機能する。
次に、本実施形態に係る画像処理システムに含まれる画像処理装置1A,1B及び情報処理端末2A,2Bを構成するハードウェアについて説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理端末2A,2Bのハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る情報処理端末2A,2Bは、一般的なPC等と同様の構成を含む。
即ち、本実施形態に係る情報処理端末2A,2Bは、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14及びI/F15がバス18を介して接続されている。また、I/F15にはLCD(Liquid Crystal Display)16及び操作部17が接続されている。この他、画像処理装置1A,1Bの場合、画像形成出力を実行するエンジンが含まれている。
CPU11は、演算手段であり、情報処理端末2A,2B全体の動作を制御する。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。RAM13は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU11が情報を処理する際の作業領域として用いられる。HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。等、HDDの他、SSD(Solid State Drive)等の半導体記憶装置を用いても良い。
I/F15は、バス18と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD16は、ユーザが情報処理端末2A,2Bの状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部17は、キーボード、マウス、各種のハードボタン、タッチパネル等、ユーザが情報処理装置2A,2Bに情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM12やHDD14若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM13に読み出され、CPU11がそれらのプログラムに従って演算を行うことによりソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像処理システムを構成する各機器の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る画像処理装置1Aの構成について説明する。図3は、本実施形態に係る画像処理装置1A,1Bの機能構成を示すブロック図である。図3の左図に示すように、本実施形態に係る画像処理装置1Aは、ネットワーク処理部21A、画像データ蓄積部22A、印刷処理部23A、印刷紙出力部24A、電波検出部25A及び分散処理部26Aを備える。これらの各部は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成され、夫々異なる回路基板を搭載して夫々の機能を実行する。尚、図3においては、有線通信を用いた情報の伝送を実線の矢印で示しており、無線通信を用いた情報の伝送を破線で示している。
ネットワーク処理部21は、画像処理に関する画像処理情報を取得する取得部として機能する。本実施形態では、画像処理に関する画像処理情報として、例えば印刷処理に関する印刷処理情報を取り扱う。この印刷処理情報は、詳細については後述するが、画像処理装置1A,1Bに対してプリントアウトを依頼する情報処理端末2A,2Bにおいて生成される印刷ジョブである。即ち、ネットワーク処理部21Aはこの印刷ジョブを有線LAN3を介して情報処理端末2A,2Bから受信する。
また、ネットワーク処理部21Aは、取得部としての機能の他、取得した印刷処理情報を無線通信を介して送受信する処理を行う無線通信処理機能を有する。この無線通信処理機能による無線通信には、例えば近距離無線通信が用いられ、この近距離無線通信として、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等のインターフェースが用いられる。尚、電波状況や処理負荷等の理由で印刷処理情報が送信先へ送信されなかった場合には、ネットワーク処理部21Aは、印刷処理情報の送信が完了するまで印刷処理情報を送信先へ再送する。これにより、安定した無線通信を行うことができる。
ここで、上述した印刷処理情報の構成について図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係るネットワーク処理部21Aによって送信される印刷処理情報の構成を説明する図である。図4に示すように、印刷処理情報は、印刷処理の対象となる画像データに関するデータ情報及び再送された回数を示す再送回数を含むデータ構造である無線フレームから構成される。
具体的には、この無線フレームは、送信先アドレス、送信元アドレス、リンク速度、再送回数、データ長、データ及びデータのSUM値を含んでいる。このうち、データ長、データ及びデータのSUM値がデータ情報である。送信先アドレスは無線フレームの受信側に割り当てられたアドレスであり、ネットワーク処理部21Aはこの送信先アドレスを指定することにより、無線フレームの送信先を選択することができる。送信元アドレスは無線フレームの発信側に割り当てられたアドレスであり、この送信元アドレスが無線フレームの送信先に示されることにより、無線フレームの送信先が発信元を特定することができる。
リンク速度は、送信元のネットワーク処理部21Aと送信先との間の経路環境で決定される通信速度であり、再送回数は、ネットワーク処理部21Aが無線フレームを再送した回数である。データは、情報処理端末2A,2Bから印刷ジョブを受けて印刷処理される画像データを示し、この画像データは、無線フレーム内の他のデータ量よりも大きいので、適度な長さに分割される。データ長は、送信される画像データの長さを示し、データのSUM値は、無線通信により送信される情報に基づいて生成されて付加された情報を示している。
画像データ蓄積部22Aは、ネットワーク取得部21Aが取得した印刷処理情報を無線通信により受信し、記憶媒体に記憶させる記憶処理部として機能する。ここで、本実施形態に係る画像データ蓄積部22Aのハードウェア構成について、図5を参照して説明する。図5に示すように、画像データ蓄積部22Aは、図2で説明した各CPU11、ROM12、RAM13と同様の構成のCPU41,51,61、ROM42,52,62及びRAM43,53,63を含む。
さらに、画像データ蓄積部22Aは、無線通信処理部40,50,60を有し、これらの無線通信処理部40,50,60は、印刷処理情報の無線フレームを無線通信を介して各部へ送受信する処理を行う。また、無線通信処理部40,50,60による無線通信は、例えば近距離無線通信が用いられる。
画像データ蓄積部22AのCPU41、ROM42、RAM43及び無線通信処理部40はバス45に接続されて互いに通信可能になっている。また、画像データ蓄積部22AのCPU51、ROM52、RAM53及び無線通信処理部50はバス55に接続されて互いに通信可能になっている。さらに、画像データ蓄積部22のCPU61、ROM62、RAM63及び無線通信処理部60はバス65に接続されて互いに通信可能になっている。本実施形態では、無線通信処理部40の受信周波数は、ネットワーク処理部21Aの送信周波数に設定されることにより、画像データ蓄積部22Aはネットワーク処理部21Aによって送信された無線フレームを受信することができる。
また、画像データ蓄積部22Aの記憶媒体は、HDD34から成り、このHDD34は、無線通信処理部40によってネットワーク処理部21Aから受信した無線フレームに含まれる画像データを記憶する。特に、本実施形態に係るHDD34は、バス45,55,65に接続され、3方向から同時に読み書きが行われるように内部にヘッドを3個実装して構成される。尚、記憶媒体として、複数の方向から同時に読み書きができるものであれば、HDD34の代わりに、上述したのと同様にSSD等の半導体記憶装置を用いても良い。
そして、画像データ蓄積部22Aは、各ROM42,52,62やHDD34等の不揮発性記憶媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM43,53,63にロードされ、それらのプログラムに従って各CPU41,51,61が演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路を含む回路基板等のハードウェアとによって構成される。
CPU41,51,61は、印刷処理情報の無線フレームに含まれる画像データをHDD34に書き込むことにより記憶すると共に、HDD34に蓄積された画像データを読み込むことにより取り出すことができる。無線通信処理部50は、HDD34から取り出された画像データが含まれる無線フレームを無線通信を介して各部へ伝送する処理を行う。同様に、無線通信処理部60は、HDD34から取り出された画像データが含まれる無線フレームを無線通信を介して各部へ伝送する処理を行う。
印刷処理部23Aは、画像データ蓄積部22AのHDD34に蓄積された印刷処理情報に対して印刷処理を行う画像処理部として機能する。また、印刷処理部23Aは、ネットワーク処理部21Aと同様に、印刷処理情報の無線フレームを無線通信を介して送受信する処理を行う無線通信処理機能を有し、この無線通信処理機能による無線通信には、例えば近距離無線通信が用いられる。本実施形態では、この無線通信処理機能の受信周波数は、画像データ蓄積部22Aの無線通信処理部50における送信周波数に設定されることにより、印刷処理部23Aは画像データ蓄積部22Aによって送信された無線フレームを受信することができる。
図6は、本実施形態に係るネットワーク処理部21A、画像データ蓄積部22A及び印刷処理部23Aの間で行われる印刷処理情報の無線フレームの伝送状態を説明する図である。図6では、画像データ蓄積部22Aが画像データを蓄積する蓄積処理能力は0.5Mbps、ネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間の無線通信のリンク速度は2Mbpsであり、画像データ蓄積部22Aの蓄積処理能力がリンク速度よりも低いので、画像データ蓄積部22A内のデータバッファが過剰となり、画像データ蓄積部22Aが無線フレームを受信できない場合がある。
同様に、印刷処理部23Aが印刷処理を行う印刷処理能力は1Mbps、画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間の無線通信のリンク速度は54Mbpsであり、印刷処理能力がリンク速度よりも低いので、印刷処理部23A内のデータバッファが過剰となり、印刷処理部23Aが無線フレームを受信できない場合がある。そこで、ネットワーク処理部21A及び画像データ蓄積部22Aは、画像データを送信する際に、画像データをより小さい大きさに分割し、これらの分割された画像データをそれぞれ格納した複数の無線フレームを生成する。
図6では、ネットワーク処理部21Aは、画像データを3つの画像データに分割し、これらの各画像データを格納した第1の無線フレーム、第2の無線フレーム及び第3の無線フレームを無線通信を介して画像データ蓄積部22Aへ送信する。尚、ネットワーク処理部21Aは、第1の無線フレームの再送を4回、第2の無線フレームの再送を3回、第3の無線フレームの再送を2回行っている。
また、画像データ蓄積部22Aは、画像データを2つの画像データに分割し、これらの各画像データを格納した第1の無線フレームと第2の無線フレームを無線通信を介して印刷処理部23Aへ送信する。尚、画像データ蓄積部22Aは、第1の無線フレームの再送を2回、第2の無線フレームの再送を3回行っている。
そして、印刷処理部23Aは、画像データ蓄積部22Aから印刷処理情報の無線フレームを受信すると、この無線フレームに含まれるデータを補正し、印刷出力に適した印刷データに変換する。印刷紙出力部24Aは、印刷処理部23Aによって変換された印刷データの印刷出力を行う機能を有する。図7は、本実施形態に係る印刷処理部24Aのハードウェア構成について説明する図である。図7に示すように、印刷処理部24Aは、給紙テーブル24A1、プリントエンジン24A2及び排紙トレイ24A3を含む。
給紙テーブル24A1は用紙を印刷位置へ搬送する。プリントエンジン24A2は、給紙テーブル24A1から搬送される用紙に対して画像形成を実行する機能を有し、例えばインクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を有する。排紙トレイ24A3は、プリントエンジン24A2によって画像形成が実行された用紙をユーザが取出し易い位置へ搬送する。
電波検出部25Aは、画像処理装置1A,1Bの各部から発信された電波を検出する。分散処理部26Aは、印刷処理情報の無線フレームを無線通信を介して送受信する処理を行う無線通信処理機能を有し、この無線通信処理機能による無線通信には、例えば近距離無線通信が用いられる。
また、分散処理部26Aは、画像データ蓄積部22Aとバス等で接続され、画像処理装置1Bから受信する画像処理装置1Aの負荷を分散させる旨の後述の負荷分散指示に応じて、画像データ蓄積部22AのHDD34に蓄積された画像データのうち印刷処理部23Aへまだ送信していない画像データを取り出す旨の取出指示を有線通信を介して画像データ蓄積部22Aの無線通信処理部60へ送信する。
画像データ蓄積部22AのCPU61は、分散処理部26Aからの取出指示を受け、HDD34から該当する画像データを取り出す。このとき、CPU41,51によってHDD34に対して画像データの読み書きが行われている最中であっても、HDD34は3方向からの読み書きが可能であるので、CPU41,51の動作が妨げられずに済む。これにより、画像処理装置1Aの動作を維持しつつ、無線通信処理部60はHDD34から取り出された画像データを有線通信を介して分散処理部26Aへ送信することができる。
そして、分散処理部26Aは、無線通信処理部60から画像データを受信すると、この画像データを格納した無線フレームを生成し、生成した無線フレームを無線通信を介して画像処理装置1Bへ転送する。これにより、画像処理装置1Aの印刷処理部23Aが行う画像処理を画像処理装置1Bへ分配できるので、印刷処理部23Aによる画像処理の負荷を分散させることができる。
次に、本実施形態に係る画像処理装置1Bの構成について説明する。図3右図に示すように、上述した画像処理装置1Aの各ネットワーク処理部21A、画像データ蓄積部22A、印刷処理部23A、印刷紙出力部24A、電波検出部25A及び分散処理部26Aに対応するネットワーク処理部21B、画像データ蓄積部22B、印刷処理部23B、印刷紙出力部24B、電波検出部25B及び分散処理部26Bを備え、さらに本実施形態の要旨である処理負荷比較部27を備える。以下、画像処理装置1Bの各部は画像処理装置1Aの対応する各部と同様の機能を含むので、重複する説明を省略し、上述した画像処理装置1Aが有する機能と異なる機能について詳細に説明する。
電波検出部25Bは、画像処理装置1Aにおけるネットワーク取得部21A、画像データ蓄積部22A及び印刷処理部23Aの間で無線通信を介して伝送される印刷処理情報の無線フレームを検出し、この無線フレームに含まれる再送回数、データ長、データのSUM値を監視する。
具体的には、電波検出部25Bは、画像処理装置1Aのネットワーク処理部21Aによって送信された無線フレームを無線通信を介して受信すると共に、画像処理装置1Aの画像データ蓄積部22Aの無線通信処理部50によって送信された無線フレームを無線通信を介して受信する処理を行う。
即ち、電波検出部25Bは2つの受信周波数を有し、これらの受信周波数がネットワーク処理部21Aの送信周波数と画像データ蓄積部22Aの無線通信処理部50の送信周波数にそれぞれ設定されることにより、電波検出部25Bは画像処理装置1Aにおけるネットワーク処理部21A及び画像データ蓄積部22Aの無線通信処理部50によってそれぞれ送信された無線フレームを受信することができる。
そして、電波検出部25Bは、処理負荷比較部27とバス等で接続され、受信した各無線フレームに含まれる再送回数、データ長及びデータのSUM値を有線通信を介して処理負荷比較部27へ送信する。尚、ネットワーク処理部21A及び画像データ蓄積部22Aの無線通信処理部50による無線通信には、上述したように近距離無線通信が用いられているので、この近距離無線通信の電波範囲が、例えば5m以内であれば、画像処理装置1Bは画像処理装置1Aからの距離が5m以内の範囲に設置される。これにより、画像処理装置1Aから5mよりも遠く離れた位置にある機器には、ネットワーク処理部21A及び無線通信処理部50の無線通信の電波が届かないので、他の機器への電波干渉を抑制することができる。これにより、本実施形態に係る画像処理システムを一つのシステムとすると、例えばオフィスの同一フロアに複数の画像処理システムを設けることができる。
処理負荷比較部27は、電波検出部25Bから受信した各無線フレームに含まれるデータ長及び再送回数に基づいて、画像処理装置1Aの印刷処理部23Aによる印刷処理の負荷状況を判断する。即ち、電波検出部25B及び処理負荷比較部27が負荷状況判断部として機能する。
具体的には、処理負荷比較部27は、画像データ蓄積部22Aが無線フレームを受信して画像データをHDD34に書き込む入力処理量と画像データ蓄積部22Aが画像データを読み出して無線フレームを送信する出力処理量とを比較して、入力処理量が出力処理量よりも大きければ、画像処理装置1Aの印刷処理部23Aによる印刷処理の負荷が大きいと判断する。
ここで、画像データ蓄積部22Aへの入力処理量は、ネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量により表すことができる。また、画像データ蓄積部22Aからの出力処理量は、画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量により表すことができる。
本実施形態では、これらの無線通信のデータ処理量Xは、分割された各無線フレームのデータ長の合計D、分割された各無線フレームの再送回数の合計R及び画像データ蓄積部22Aによる画像データの入出力が行われた処理時間Tを用いて、以下の式(1)により計算される。
X=D÷R÷T ・・・・・・・(1)
例えば、図6では、ネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量は、(第1の無線フレームのデータ長、第2の無線フレームのデータ長及び第3の無線フレームの合計)÷(第1の無線フレームの再送回数(4回)、第2の無線フレームの再送回数(3回)及び第3の無線フレームの再送回数(2回)の合計9回)÷(処理時間)となる。また、画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量は、(第1の無線フレームのデータ長と第2の無線フレームのデータ長の合計)÷(第1の無線フレームの再送回数(2回)と第2の無線フレームの再送回数(3回)の合計5回)÷(処理時間)となる。なお、処理負荷比較部27は、内部に現実の時間を計測するタイマを有し、上述の処理時間はこのタイマによって計測される。
このようにして、処理負荷比較部27は、上述の式(1)により計算したネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量と、上述の式(1)により計算した画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量とを比較し、ネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量が画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量よりも大きければ、画像処理装置1Aの印刷処理部23Aによる印刷処理の負荷が大きいと判断する。
従って、処理負荷比較部27は、ネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量及び画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量を求めることで、画像処理装置1Aの印刷処理部23Aによる印刷処理の負荷状況の判断を容易に行うことができる。
また、処理負荷比較部27は、画像データ蓄積部22Bとバス等で接続され、ネットワーク処理部21B及び画像データ蓄積部22Bによってそれぞれ送信された無線フレームに含まれる再送回数、データ長及びデータのSUM値を受信する機能を有する。処理負荷比較部27は、上述した画像処理装置1Aの印刷処理部23Aによる印刷処理の負荷状況の判断と同様に、自身の印刷処理部23Bによる印刷処理の負荷状況を判断する。
分散処理部26Bは、処理負荷比較部27とバス等で接続され、処理負荷比較部27から有線通信を介して連絡を受け、画像処理装置1Aの負荷を分散させる旨の負荷分散指示を無線通信を介して画像処理装置1Aの分散処理部26Aに送信する機能を有する。
本実施形態では、ネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信、画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信、ネットワーク処理部21Bと画像データ蓄積部22Bとの間で行われる無線通信、画像データ蓄積部22Bと印刷処理部23Bとの間で行われる無線通信、及び分散処理部26Aと分散処理部26Bとの間で行われる無線通信には、互いに異なる周波数が用いられる。これにより、これらの無線通信の電波干渉を抑制できるので、各無線通信の混線を回避することができ、安定した通信環境を得ることができる。
次に、本実施形態に係る画像処理装置1Bの処理負荷比較部27の動作について説明する。図8は、本実施形態に係る画像処理装置1Bの処理負荷比較部27が画像処理装置1Aの印刷処理部23Aによる印刷処理の負荷状況を判断するときの動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず画像処理装置1Bの処理負荷比較部27は、内部のタイマで時間を計測する(S801)。次に、画像処理装置1Bの電波検出部25Bは、画像処理装置1Aにおけるネットワーク取得部21A、画像データ蓄積部22A及び印刷処理部23Aの間で無線通信を介して伝送される印刷処理情報の無線フレーム内の再送回数、データ長及びデータのSUM値を監視しているので、処理負荷比較部27は、これらの再送回数、データ長及びデータのSUM値の情報を電波検出部25Bから有線通信を介して受信する(S802)。
また、処理負荷比較部27は、自身の画像処理装置1Bにおけるネットワーク取得部21B、画像データ蓄積部22B及び印刷処理部23Bの間で無線通信を介して伝送される印刷処理情報の無線フレーム内の再送回数、データ長及びデータのSUM値の情報を画像データ蓄積部22Bから有線通信を介して受信する(S803)。
次に、処理負荷比較部27は、S802及びS803で受信した無線フレーム内の再送回数、データ長及びデータのSUM値の情報を記憶し(S804)、タイマが単位時間(例えば、1s)を計測したかどうかを判断する(S805)。このとき、処理負荷比較部27は、タイマが単位時間を計測していないと判断すると(S805/No)、S801の動作に戻る。
一方、処理負荷比較部27は、タイマが単位時間を計測したと判断すると(S805/Yes)、タイマによる時間の計測を停止し(S806)、S804で記憶したデータ長及び再送回数を参照して、画像処理装置1Aにおけるネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X1を計算する(S807)。
また、処理負荷比較部27は、S804で記憶したデータ長及び再送回数を参照して、画像処理装置1Aにおける画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X2を計算する(S808)。さらに、処理負荷比較部27は、S804で記憶したデータ長及び再送回数を参照して、自身の画像処理装置1Bにおけるネットワーク処理部21Bと画像データ蓄積部22Bとの間で行われる無線通信のデータ処理量X3を計算する(S809)。
次に、処理負荷比較部27は、手順S807で計算した画像処理装置1Aにおけるネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X1と、手順S808で計算した画像処理装置1Aにおける画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X2とを比較し、ネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X1が画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X2よりも大きいかどうかを判断する(S810)。
このとき、処理負荷比較部27は、ネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X1が画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X2よりも大きくないと判断した場合には(S810/No)、手順S801の動作に戻る。
一方、S810において、処理負荷比較部27は、ネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X1が画像データ蓄積部22Aと印刷処理部23Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X2よりも大きいと判断した場合には(S810/Yes)、画像処理装置1Aにおけるネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X1が画像処理装置1Bにおけるネットワーク処理部21Bと画像データ蓄積部22Bとの間で行われる無線通信のデータ処理量X3よりも大きいかどうかを判断する(S811)。
このとき、処理負荷比較部27は、画像処理装置1Aにおけるネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X1が画像処理装置1Bにおけるネットワーク処理部21Bと画像データ蓄積部22Bとの間で行われる無線通信のデータ処理量X3よりも大きくないと判断した場合には(S811/No)、S801の動作に戻る。
一方、S812において、処理負荷比較部27は、画像処理装置1Aにおけるネットワーク処理部21Aと画像データ蓄積部22Aとの間で行われる無線通信のデータ処理量X1が画像処理装置1Bにおけるネットワーク処理部21Bと画像データ蓄積部22Bとの間で行われる無線通信のデータ処理量X3よりも大きいと判断した場合には(S811/Yes)、その旨を有線通信を介して分散処理部26Bへ連絡する(S812)。
これにより、画像処理装置1Aの印刷処理部23Aによる印刷処理の負荷が大きく、しかもこの負荷が自身の画像処理装置1Bの印刷処理部23Bによる印刷処理の負荷よりも大きいと判断されたときに限って、画像処理装置1Bの印刷処理部23Bが他の画像処理装置1Aの印刷処理部23Aに予定されていた印刷処理を行うので、画像処理装置1Bの印刷処理部23Bによる印刷処理への負担を抑えつつ、画像処理装置1Aによる印刷処理の負荷を十分に分散させることができる。そして、S812の動作が行われると、上述したS801からの動作が繰り返される。
このように構成した本実施形態に係る画像処理システムによれば、画像処理装置1Bの処理負荷比較部27は、画像処理装置1Aにおいて伝送される印刷処理情報の無線フレーム内のデータ長及び再送回数に基づいて、画像処理装置1Aの印刷処理部23Aによる印刷処理の負荷状況を把握しているので、分散処理部26A,26Bを介して迅速な対応を図ることができる。これにより、画像処理装置1Aの印刷処理部23Aによる印刷処理の負荷を分散させるまでの時間を短縮することができる。
尚、上記実施形態においては、画像処理装置1Bの処理負荷比較部27は、電波検出部25Bから受信した各無線フレームに含まれるデータ長及び再送回数に基づいて、画像処理装置1Aの印刷処理部23Aによる印刷処理の負荷状況を判断した場合について説明したが、この場合に限らず、データ長の代わりに、各無線フレームに含まれるデータのSUM値を用いても良い。本実施形態のように、データのSUM値を用いない場合には、電波検出部25Bは、無線フレームに含まれるデータ長と再送回数を監視するだけで良い。
また、上記実施形態においては、2台の画像処理装置1A,1Bのうち一方の画像処理装置1Bだけが処理負荷比較部27を備えた場合について説明したが、この場合に限らず、例えば画像処理装置1A,1Bの双方が処理負荷比較部27を備え、印刷処理部23A,23Bによる印刷処理の負荷状況を互いに判断するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、画像処理装置1A,1Bによる画像処理の例として、印刷処理を行った場合について説明したが、この場合に限らず、例えばスキャナ機能のスキャンを行う場合にも適用が可能であり、他の様々な機能を実現する機器を対象として上述した画像処理システムを適用することが可能である。
また、上記実施形態においては、図1において説明したように、画像処理装置1A,1B及び情報処理端末2A,2Bが有線LAN3により互いに通信可能になっている場合について説明したが、この場合に限らず、例えば図9に示すように、画像処理装置1A,1B及び情報処理端末2A,2Bを有線LAN3と無線LAN5で接続するアクセスポイント4を設け、画像処理装置1A,1B及び情報処理端末2A,2Bが有線LAN3と無線LAN5により互いに通信可能になっていても良い。
1A 画像処理装置(第1の画像処理装置)
1B 画像処理装置(第2の画像処理装置)
2A,2B 情報処理装置
3 有線LAN
4 アクセスポイント
5 無線LAN
11,41,51,61 CPU
12,42,52,62 ROM
13,43,53,63 RAM
14 HDD
15 I/F
16 LCD
17 操作部
18,45,55,65 バス
21A,21B ネットワーク処理部
22A,22B 画像データ蓄積部
23A,23B 印刷処理部
24A,24B 印刷紙出力部
24A1 給紙テーブル
24A2 プリントエンジン
24A3 排紙トレイ
25A,25B 電波検出部
26A,26B 分散処理部
27 処理負荷比較部
40,50,60 無線通信処理部
34 HDD
特開昭61−71747号公報

Claims (10)

  1. 第1の画像処理装置及び第2の画像処理装置を含む画像処理システムであって、
    前記第1の画像処理装置は、
    画像処理に関する画像処理情報を取得する取得部と、
    この取得部が取得した前記画像処理情報を無線通信により受信し、記憶媒体に記憶させる記憶処理部と、
    前記記憶媒体に記憶された画像処理情報を無線通信により受信し、画像処理を行う画像処理部とを備え、
    前記第2の画像処理装置は、
    前記取得部から前記記憶処理部に無線通信によって送信される前記画像処理情報及び前記画像処理部が前記記憶処理部から無線通信を介して取得する前記画像処理情報を夫々無線通信を介して取得し、その画像処理情報に含まれる情報に基づいて前記第1の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷状況を判断する負荷状況判断部と、
    判断された前記負荷状況に応じて、前記第1の画像処理装置が画像処理するべき前記画像処理情報を取得し、前記第2の画像処理装置に設けられた前記画像処理部に画像処理させる分散処理部とを備えたことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記画像処理情報は、前記無線通信により送信される情報の再送回数を示す情報を含み、
    前記負荷状況判断部は、前記再送回数に基づいて前記第1の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷状況を判断することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記画像処理情報は、前記無線通信により送信される情報のデータ長を示す情報を含み、
    前記負荷状況判断部は、前記データ長に基づいて前記第1の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷状況を判断することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記画像処理情報は、前記無線通信により送信される情報に基づいて生成されて付加された付加情報を含み、
    前記負荷状況判断部は、前記付加情報に基づいて前記第1の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷状況を判断することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像処理システム。
  5. 前記画像処理情報は、前記無線通信により送信される情報のデータ長を示す情報を含み、
    前記負荷状況判断部は、前記データ長及び前記再送回数から前記無線通信のデータ処理量を演算し、このデータ処理量から前記負荷状況を判断することを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
  6. 前記負荷状況判断部は、
    演算した前記取得部と前記記憶処理部との間の前記無線通信の前記データ処理量と、演算した前記記憶処理部と前記画像処理部との間の前記無線通信の前記データ処理量とを比較して、前記取得部と前記記憶処理部との間の前記無線通信の前記データ処理量が前記記憶処理部と前記画像処理部との間の前記無線通信の前記データ処理量よりも大きければ、前記第1の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷が大きいと判断することを特徴とする請求項5に記載の画像処理システム。
  7. 前記第2の画像処理装置の前記負荷状況判断部は、自身の画像処理の負荷状況を判断し、前記第1の画像処理装置の前記画像処理部の画像処理の負荷と自身の画像処理の負荷とを比較して、前記第1の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷が自身の画像処理の負荷よりも大きいかどうかを判断し、
    前記分散処理部は、前記負荷状況判断部によって前記第1の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷が前記第2の画像処理装置による画像処理の負荷よりも大きいと判断されたとき、前記第1の画像処理装置の前記記憶媒体に記憶された前記画像処理情報を前記第2の画像処理装置へ転送し、前記負荷状況判断部によって前記第1の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷が前記第2の画像処理装置による画像処理の負荷よりも大きくないと判断されたとき、前記第1の画像処理装置の前記記憶媒体に記憶された前記画像処理情報を前記第2の画像処理装置へ転送しないことを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
  8. 前記取得部と前記記憶処理部との間の前記無線通信の周波数と前記記憶処理部と前記画像処理部との間の前記無線通信の周波数は互いに異なることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項に記載の画像処理システム。
  9. 複数の画像処理装置を含む画像処理システムにおいて用いられる画像処理装置であって、
    画像処理に関する画像処理情報を取得する取得部と、
    この取得部が取得した前記画像処理情報を無線通信により受信し、記憶媒体に記憶させる記憶処理部と、
    前記記憶媒体に記憶された前記画像処理情報を無線通信により受信し、画像処理を行う画像処理部と、
    他の画像処理装置において無線通信によってやり取りされる前記画像処理情報であって、前記取得部から前記記憶処理部に無線通信によって送信される画像処理情報及び前記画像処理部が前記記憶処理部から無線通信を介して取得する画像処理情報と同等の情報を無線通信を介して取得し、その画像処理情報に含まれる情報に基づいて前記他の画像処理装置の前記画像処理部による画像処理の負荷状況を判断する負荷状況判断部と、
    判断された前記負荷状況に応じて、前記他の画像処理装置が処理するべき前記画像処理情報を取得し、自身に設けられた前記画像処理部に画像処理させる分散処理部とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  10. 複数の画像処理装置を含む画像処理システムにおいて用いられる画像処理装置を制御する制御プログラムであって、
    画像処理に関する画像処理情報を取得するステップと、
    取得された前記画像処理情報を無線通信により受信し、記憶媒体に記憶させるステップと、
    前記記憶媒体に記憶された前記画像処理情報を無線通信により受信し、画像処理を行うステップと、
    他の画像処理装置において無線通信によってやり取りされる画像処理情報であって、取得された画像処理情報及び前記記憶媒体に記憶された画像処理情報と同等の情報を無線通信を介して取得し、その画像処理情報に含まれる情報に基づいて前記他の画像処理装置の画像処理部による画像処理の負荷状況を判断するステップと、
    判断された前記負荷状況に応じて、前記他の画像処理装置が処理するべき前記画像処理情報を取得し、前記画像処理装置おいて画像処理を行わせるステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
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