JP6093197B2 - 内燃機関用排気ガス浄化触媒装置 - Google Patents

内燃機関用排気ガス浄化触媒装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6093197B2
JP6093197B2 JP2013017628A JP2013017628A JP6093197B2 JP 6093197 B2 JP6093197 B2 JP 6093197B2 JP 2013017628 A JP2013017628 A JP 2013017628A JP 2013017628 A JP2013017628 A JP 2013017628A JP 6093197 B2 JP6093197 B2 JP 6093197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
honeycomb core
brazing
outer cylinder
catalyst device
flat plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013017628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014147879A (ja
Inventor
弘幸 堀村
弘幸 堀村
大二 川口
大二 川口
賢次 長岡
賢次 長岡
木村 聡朗
聡朗 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013017628A priority Critical patent/JP6093197B2/ja
Priority to CN201410039131.0A priority patent/CN103967563B/zh
Publication of JP2014147879A publication Critical patent/JP2014147879A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6093197B2 publication Critical patent/JP6093197B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Description

本発明は、自動二輪車等の内燃機関を搭載する車両に設けられた内燃機関用排気ガス浄化触媒装置に関する。
内燃機関の排気装置には、排気ガスを浄化するために、金属製の担体に触媒が担持されたメタルハニカム触媒からなる内燃機関用排気ガス浄化触媒装置が設けられる。自動二輪車等の小型車に搭載される内燃機関用排気ガス浄化触媒装置としては、重ねて巻かれた金属箔状の平板と波板とから構成されて触媒が担持されるハニカム構造体と、このハニカム構造体を支持する筒形ケースとからなり、ハニカム構造体の平板、波板間、及びハニカム構造体、筒形ケース間をそれぞれ接合したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−7585号公報 特開平9−267044号公報
特許文献1では、平板と波板との接合位置、及びハニカム構造体と筒形ケースとの接合位置が、共に触媒装置における排気ガスの流れの下流側に寄せて設けられているので、排気ガスが流れているときには、接合位置の温度は、排気装置における排気ガスの流れの上流側より低くなっているが、排気装置の上流側では、平板と波板とが接合されていないため、排気ガスの脈流、風圧や排気ガス流に発生する圧力波によって平板及び波板に振動による高い応力が発生する。
また、ハニカム構造体は、筒形ケースの内側に配置されて高温となるため、内外の温度差により上流側と下流側とでは、その応力に違いが生じていた。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、耐久性を確保しつつ小型化及びコスト削減を図ることが可能な内燃機関用排気ガス浄化触媒装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、金属箔状の平板(101)及び波板(102)が重ねて巻かれ、触媒が担持されて複数層からなるハニカムコア(91)が形成され、このハニカムコア(91)が金属製の外筒(92)に支持された内燃機関用排気ガス浄化触媒装置において、前記ハニカムコア(91)の前記平板(101)と前記波板(102)との、及び前記ハニカムコア(91)と前記外筒(92)との間は、共にろう付けにより接合され、前記ハニカムコア(91)の前記平板(101)と前記波板(102)との内側接合部(111)は、前記ハニカムコア(91)の上流側端部(91a)に寄せて設けられ、前記ハニカムコア(91)と前記外筒(92)との外側接合部(112)は、前記ハニカムコア(91)の前記上流側端部(91a)に寄せて設けられ、前記内側接合部(111)の上流側端部は、前記外側接合部(112)の上流側端部より下流側に位置し、前記外側接合部(112)の下流側端部は、前記内側接合部(111)の下流側端部よりも下流側に位置することを特徴とする。
この構成によれば、ハニカムコア内の平板と波板、及びハニカムコアと外筒の各接合位置を、共に排気ガスの流れの上流側に寄せて設けたことで、排気ガスの風圧・圧力波や脈流による平板及び波板の変形、振動の発生を効果的に抑えることができる。
また、ハニカムコアの上流側を外筒にろう付けすることで、ハニカムコアの熱変形を抑えることができてハニカムコアに発生する熱応力を低くすることができ、更に、外筒より内側に配置されて高温となるハニカムコアの熱を外筒へ逃がすことができ、ハニカムコアの温度上昇を抑えることができる。従って、耐久性を向上させることができる。
また、平板及び波板の板厚をより薄くでき、更に、ろう付け長さをより短くしてろう量、接合工数を抑えることができ、小型化、コスト削減を図ることができる。
また、ハニカムコアのろう付け両端部を、ハニカムコアと外筒とのろう付け部にて補強することができ、ハニカムコアのろう付け両端部に発生する応力を低減することができ、耐久性をより向上させることができる。
上記構成において、前記平板(101)、前記波板(102)間のろう付けは、前記ハニカムコア(91)の上流側端部(91a)から下流側に10mmまでの範囲に施されるようにしても良い。この構成によれば、平板、波板間のろう付けが、ハニカムコアの上流側端部から下流側に10mmを超えた場合、フレッティングによる箔切れが発生する。従って、ろう付け位置を、ハニカムコアの上流側端部から10mm以内に設定することで、耐久性を確保することができる。
また、上記構成において、前記平板(101)、前記波板(102)間のろう付け幅は、2mm以上に設定されるようにしても良い。この構成によれば、ハニカムコア内の平板、波板間の一部のみをろう付けすることで、熱応力を緩和して強度を確保することができる。
また、上記構成において、前記ハニカムコア(91)、前記外筒(92)間のろう付け幅は、前記平板(101)、前記波板(102)間のろう付け幅以上で且つ20mm以内に設定されるようにしても良い。この構成によれば、ハニカムコア、外筒間のろう付け幅を、平板、波板間のろう付け幅以上で且つ20mm以内に設定することで、強度を確保することができ、耐久性を向上させることができる。
また、上記構成において、前記内側接合部(111)では、前記ハニカムコア(91)の前記平板(101)と前記波板(102)の山部(102a)及び谷部(102b)との接触箇所(接合点)の数に対して、ろう付けされていない接触箇所(接合点)の数の割合は、40%未満であっても良い。ろう付けは、本来目的とする接触箇所の100%が行われることが理想であるが、現実にはその実現は困難である。より大きなろう付け割合、即ち接合率を追及すると、本来接合していないはずの部位まで拡散接合による接合が発生し、耐久性に悪影響を及ぼす可能性が高くなる。これを回避するには、例えば、平板又は波板のいずれかに拡散防止処理を施すことになり、コストアップを招く。従って、必要以上の接合率を追及することは、得策ではない。実際の接合率と耐久性の関係を調べると、ろう付け接合点の接合率が上昇するに伴い、耐久性の向上が見られるが、接合されていない接合点が40%未満であると、耐久性向上の効果はなくなり、それ未満の接合率でもほぼ同等の耐久性を示した。
以上より、ろう付けされていない接合点の割合を40%未満にすることで、耐久性を確保しつつコストアップを抑えることができる。
また、上記構成において、前記外側接合部(112)では、前記ハニカムコア(91)の外周面又は前記外筒(92)の内周面、の周長又は360°に対して、ろう付けされていない部分の周方向の合計長さ又は合計角度の割合は、30%未満であっても良い。平板と波板との接触箇所に対するろう付けがされていない接触箇所との割合、即ちろう付け率は、巻上げたハニカムコアの円筒度によって決まる。例えば、矯正しながら十分な緩和時間を有するように低速で巻き上げを行えば、ハニカムコアの円筒度は良くなるが、生産性は低下するため、性能を低下させない適切な接合率を見出し、生産性を上げる必要がある。30パーセント未満では、安定した耐久性を確保することができる。
また、上記構成において、前記外筒(92)は、前記ハニカムコア(91)の前記上流側端部(91a)及び前記下流側端部(91b)よりも前記外筒(92)の軸線(92a)が延びる方向にそれぞれ突出していても良い。
本発明は、ハニカムコアの平板と波板との接合位置、及びハニカムコアと外筒との接合位置が、共に排気ガスの流れの上流側に寄せられて設けられるので、排気ガスの風圧・圧力波や脈流による平板及び波板の応力の増加を抑えることができる。
また、ハニカムコアの上流側を外筒にろう付けすることで、ハニカムコアの熱変形を抑えることができてハニカムコアに発生する熱応力を低くすることができ、更に、外筒より内側に配置されて高温となるハニカムコアの熱を外筒へ逃がすことができ、ハニカムコアの温度上昇を抑えることができる。従って、耐久性を向上させることができる。
また、平板及び波板の板厚をより薄くでき、更に、ろう付け長さをより短くしてろう量、接合工数を抑えることができ、小型化、コスト削減を図ることができる。
また、ハニカムコアの平板と波板との間、及びハニカムコアと外筒との間は、共にろう付けにより接合され、平板、波板間のろう付けは、ハニカムコアの上流側端部から下流側に10mmまでの範囲に施されるので、平板及び波板のフレッティングによる箔切れを防止することができ、耐久性を確保することができる。
また、平板、波板間のろう付け幅は、2mm以上に設定されるので、ハニカムコア内の平板、波板間の一部のみをろう付けすることで、熱応力を緩和して強度を確保することができる。
また、ハニカムコア、外筒間のろう付け幅は、平板、波板間のろう付け幅以上で且つ20mm以内に設定されるので、強度を確保することができ、耐久性を向上させることができる。
また、平板、波板間のろう付けに対して、ハニカムコア、外筒間のろう付けは、排気ガスの流れに沿って、下流側の同じ位置まであるいは下流側により長く施されているので、ハニカムコアのろう付け両端部を、ハニカムコアと外筒とのろう付け部にて補強することができ、ハニカムコアのろう付け両端部に発生する応力を低減することができ、耐久性をより向上させることができる。
また、ハニカムコアの平板と波板とが接触するろう付け可能な接合点に対して、ろう付けされていない接合点の割合は、40%未満であるので、耐久性を確保しつつコストアップを抑えることができる。
また、ハニカムコアの平板と波板とが接触するろう付け可能な周方向の接触箇所に対して、ろう付けされていない接触箇所の割合は、30%未満であるので、安定した耐久性を確保することができる。
本発明の排気ガス浄化触媒装置の一実施形態を適用した自動二輪車を示す左側面図である。 排気装置を示す側面図である。 触媒収納部を示す断面図である。 触媒装置を示す説明図である。 触媒装置の上流側における触媒体の要部の横断面図である。 触媒装置の模式図である。 ハニカムコア内のろう付け位置とハニカムコア、外筒間のろう付け位置とをそれぞれ異ならせたサンプルを示す説明図である。 ハニカムコア内のろう付け位置をそれぞれ異ならせたサンプルを示す第1説明図である。 ハニカムコア内のろう付け幅をそれぞれ異ならせたサンプルを示す説明図である。 ハニカムコア−外筒間のろう付け幅をそれぞれ異ならせたサンプルを示す説明図である。 ハニカムコア内のろう付け位置をそれぞれ異ならせたサンプルを示す第2説明図である。 各実験例の評価後のサンプルを示す説明図である。 比較例の触媒装置を示す断面図である。 本実施形態の触媒装置の作用及び効果を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後、左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示している。また、説明中及び図中の「上流側」は排気ガスの流れの上流側、「下流側」は排気ガスの流れの下流側を示している。
図1は、本発明の排気ガス浄化触媒装置の一実施形態を適用した自動二輪車を示す左側面図である。
自動二輪車10は、骨格となる車体フレーム11と、この車体フレーム11の前端部を構成するヘッドパイプ12に操舵可能に支持されたフロントフォーク13と、車体フレーム11の内側に支持されたパワーユニット14と、車体フレーム11の中央部下部に設けられた左右一対のセンタフレーム16,16(手前側のセンタフレーム16のみ図示)にピボット軸17を介して上下揺動可能に支持されたスイングアーム18と、車体フレーム11の上部を構成する左右一対のメインフレーム21,21(手前側のメインフレーム21のみ図示)で支持された燃料タンク25と、左右一対のシートレール22,22(手前側のシートレール22のみ図示)及び左右一対のリヤフレーム23,23(手前側のリヤフレーム23のみ図示)で支持されたシート26とを備える。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12の後部から後方斜め下方に延びるメインフレーム21,21と、これらのメインフレーム21,21の下端部からそれぞれ下方に延びるセンタフレーム16,16と、メインフレーム21,21の屈曲部からそれぞれ後方斜め下方に延びるシートレール22,22と、メインフレーム21,21の下端部からそれぞれ後方斜め上方に延びるとともに中間部にシートレール22,22の後端部が連結されたリヤフレーム23,23と、ヘッドパイプ12の後部からメインフレーム21,21の下方を後方斜め下方に延びる左右一対のダウンフレーム28,28(手前側のダウンフレーム28のみ図示)とから構成されている。
フロントフォーク13は、その上端部にバーハンドル31が取付けられ、下端部に車軸32を介して前輪33が回転可能に支持されている。パワーユニット14は、駆動源となる内燃機関35と、この内燃機関35の後部に一体的に設けられた変速機36とからなり、センタフレーム16,16及びダウンフレーム28,28に支持されている。
内燃機関35は、クランクケース41と、このクランクケース41の上部から上方斜め前方に立ち上げられたシリンダ部42とを備え、シリンダ部42に設けられたシリンダヘッド43の後部に吸気装置44が接続され、シリンダヘッド43の前部に排気装置46が接続されている。排気装置46は、シリンダヘッド43に接続された排気管51と、この排気管の後端部に接続されたマフラ52とからなる。
スイングアーム18は、その後端部に車軸55を介して後輪56が回転可能に支持されている。後輪56は、ドリブンスプロケット57を一体的に備え、変速機36の出力軸58に設けられたドライブスプロケット61とドリブンスプロケット57とにチェーン62が掛け渡されて変速機36から後輪56に動力が伝達される。なお、図中の符号65はフロントフォーク13の上部前部に取付けられたヘッドライト、66は前輪33を上方から覆うフロントフェンダ、67,67(手前側の符号67のみ図示)はリヤフレーム23,23とスイングアーム18とに渡された左右一対のリヤクッションユニット、68は後輪56を上方から覆うリヤフェンダである。
図2は、排気装置46を示す側面図である。
排気管51は、シリンダヘッド43(図1参照)に接続するためのフランジ71と、このフランジ71側から延びる排気管本体72と、この排気管本体72に接続された触媒収納部73とを備える。触媒収納部73には、内燃機関35(図1参照)から排出された排気ガスを浄化する排気ガス浄化触媒装置が収納されている。なお、符号75は触媒収納部73とマフラ52とを接続するとともに遮熱する遮熱カバー、76,77は排気装置46を車体フレーム11(図1参照)に取付けるための取付ステーである。
図3は、触媒収納部73を示す断面図である。
触媒収納部73は、排気管本体72を構成する前部排気管本体81の下流側端部に取付けられた外テーパ管82と、この外テーパ管82の下流側端部に取付けられた筒状の遮熱管83と、前部排気管本体81の下流側端部であって外テーパ管82よりも下流側に取付けられた上流側内テーパ管84と、この上流側内テーパ管84の下流側端部に取付けられた排気ガス浄化触媒装置86(以下、単に「触媒装置86」と記す。)と、この触媒装置86の下流側端部に上流側端部が取付けられるとともに排気管本体72を構成する後部排気管本体88の上流側端部に下流側端部が取付けられた下流側内テーパ管87とを備える。遮熱管83の下流側端部は遮熱カバー75(図2参照)の上流側端部に接続され、後部排気管本体88の下流側端部はマフラ52(図2参照)の前端部に接続されている。
触媒装置86では、触媒が排気ガスを浄化する際に熱が発生して高温になるため、触媒装置86と、触媒装置86の下流側に配置された下流側内テーパ管87及び後部排気管本体88との周囲を、遮熱管83と遮熱カバー75とで隙間を介して覆っている。
触媒装置86は、金属製の担体、及びこの担体に担持された触媒から構成される円柱状のハニカムコア91と、このハニカムコア91を支持するためにハニカムコア91の外周部に取付けられた外筒92とからなる。なお、図中の符号92aは外筒92の軸線である。符号93,93は排気ガスの流れの方向を示すために外筒92の外周面に刻印等により描かれた矢印であり、このような矢印93,93を設けることで、ハニカムコア91の上流側端部91aと下流側端部91bとを容易に把握することができ、ハニカムコア91を外筒92に組付ける際の誤組みを防止することができる。
ハニカムコア91は、外径がD、長さがLのほぼ円柱状であり、長さLに対する外径の割合D/L=1/2又はこれ以下とする場合が多く、触媒装置86は自動二輪車10(図1参照)に搭載されるため、車体スペースや最低地上高を考慮してこのような細長い形状に形成されている。
図4は、触媒装置86を示す説明図であり、図4(A)は要部斜視図、図4(B)はメタルハニカム担体103の製造方法を示す説明図である。
図5は、触媒装置86(図4(A)参照)の上流側におけるハニカムコア91の要部の横断面図であり、図3に示した外筒92の軸線92aに直交する断面を示している。
図4(A)に示すように、触媒装置86のハニカムコア91は、ステンレス鋼製の平板101とステンレス鋼製の波板102とを重ねて複数回巻くことでハニカム構造に形成されたメタルハニカム担体103と、このメタルハニカム担体103に排気ガス浄化するために担持された触媒とから構成されている。上記ステンレス鋼としては、例えばAl含有フェライト系ステンレス鋼(20Cr−5Al等)が好適である。
ハニカムコア91は、所定の浄化性能を確保するためにメタルハニカム担体103の排気ガスが通る排気通路の内面の表面積、即ち触媒の表面積が大きくされ、且つ自動二輪車10(図1参照)に搭載しやすいように小型化が図られているため、平板101及び波板102は、板厚をより薄くして箔状にしたもの(例えば板厚30〜100μm)が用いられている。具体的には、メタルハニカム担体103の排気通路の数(セル数)が1平方インチ当たり300セルであれば、板厚は50μm、1平方インチ当たり400セルであれば、板厚は40μm又は30μmが一般的である。
図4(B)に示すように、メタルハニカム担体103を製造するには、まず、平板101と波板102とが重ねられる。このとき、図示せぬろう材(例えば粉末状、箔状又はスラリー状にされたニッケルろう)が波板102又は平板101の両側に配置される。そして、平板101及び波板102が複数層に巻かれ、その後、外筒92(図4(A)参照)に挿入され、その状態で、真空にされた真空炉でろう材の溶融温度に加熱され、真空ろう付けされる。
図5に示すように、平板101と、波板102の山部102a及び谷部102bとが、ろう付けされている。図中の符号106は平板101と山部102aとのろう付け部、107は平板101と谷部102bとのろう付け部である。
ろう付け部106,107は、紙面の表裏方向にも延び、接合強度が確保されている。
図6は、触媒装置86の模式図であり、外筒92の軸線92aに沿う断面を模式的に示している。
この図6では、図5に示したハニカムコア91内のろう付け部106,107、即ち複数のろう付け部106及び複数のろう付け部107を、ろう付け部111とし、また、ハニカムコア91(詳しくは、ハニカムコア91の最外周部となる平板101)と外筒92とのろう付け部を、ろう付け部112としている。
ハニカムコア91のろう付け部111は、ハニカムコア91の上流側端部91aに寄せて設けられている。ろう付け部111は、上流側端部91aまで設けられていてもよい。ハニカムコア91の軸方向の中間部分及び下流側端部91b寄りの部分では、平板101(図5参照)と波板102(図5参照)とはろう付けされていない。
ろう付け部111の軸線92aに沿ったろう付けの長さ、即ち軸方向ろう付け長さはL1である。ろう付け部111の前端は、ろう付け部112の前端と一致するか又はろう付け部112の前端より下流側に位置する。
図5に示したように、平板101は、波板102の山部102a及び谷部102bとろう付けされてろう付け部106,107が出来るが、実際に生産する場合には、平板101と山部102a及び谷部102bとが接触してろう付け可能であってもろう付けされないことがある。この場合に、平板101と山部102a及び谷部102bとの接触箇所(接合点)の数に対して、ろう付けされていない接触箇所(接合点)の数の割合が、40%未満であれば、耐久性を確保することができる。
図6に戻って、ろう付け部112も、触媒装置86の上流側端部(ハニカムコア91の上流側端部91a)に寄せて設けられている。ろう付け部112は、上流側端部91aまで設けられていてもよい。触媒装置86の軸方向の中間部分及び下流側端部寄りの部分では、ハニカムコア91と外筒92とはろう付けされていない。
更に、ろう付け部112の軸線92aに沿ったろう付け長さ、即ち軸方向ろう付け長さはL2であり、軸方向ろう付け長さL2は、ろう付け部111の下流側端部よりも下流側に長い。
軸方向ろう付け長さL2の範囲で、ハニカムコア91と外筒92とのろう付けは、周方向の接触箇所の全体がろう付けされるのが理想的であるが、実際には、周方向全体をろう付けするのは難しく、周方向全体のうちで部分的にろう付けされることになる。この場合、ろう付け可能な周方向全体(ハニカムコア91の内周面又は外筒92の内周面の周長(又は角度360°))に対して、ろう付けされていない部分の周方向の長さの合計長さ(又は角度の合計角度)の割合が、30パーセント未満であれば、耐久性を確保することができる。
なお、上記では、ハニカムコア91と外筒92との間に隙間があっても、ろうを介して接触可能であり、接合可能であるため、「接触箇所」と表現する。
以上に述べた触媒装置86における各構成の形状・位置・寸法等の裏付けを、以下に示す実験例1〜実験例7に基づいて説明する。なお、本発明は、各実験例に限定されるものではない。
<実験例1>
図7は、ハニカムコア91内のろう付け位置とハニカムコア91−外筒92間のろう付け位置とをそれぞれ異ならせたサンプルを示す説明図である。図7(A)は触媒装置121(実施例1)を示す説明図、図7(B)は触媒装置151(比較例1)を示す説明図、図7(C)は触媒装置152(比較例2)を示す説明図、図7(D)は触媒装置153(比較例3)を示す説明図である。
各触媒装置の共通仕様としては、D=40mm、L=90mm、400セル/平方インチ、ハニカムコア91に対する外筒92の軸方向への突出量、即ち外筒オーバーハング量が入口(上流)側及び出口(下流)側共に10mmの形状で、ろう付け構造をさまざまに変更した下記サンプルを準備し、その影響を調べた。
図7(A)に示す実施例1では、ハニカムコア91内のろう付け部121a及びハニカムコア91−外筒92間のろう付け部121bをそれぞれ上流側端部91a寄りに設けている。
図7(B)に示す比較例1では、ハニカムコア91内のろう付け部151aを上流側端部91a寄り、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部151bを下流側端部91b寄りに設けている。
図7(C)に示す比較例2では、ハニカムコア91内のろう付け部152a、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部152bを、共に上流側端部91aと下流側端部91bとの中間部に設けている。
図7(D)に示す比較例3では、ハニカムコア91内のろう付け部153aを上流側端部91a寄り、ハニカムコア91内のろう付け部153cを下流側端部91b寄り、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部153bを下流側端部91b寄りに設けている。
上記触媒装置の耐久性の評価(耐久テスト)を、単体冷熱加振テストと実車テストとによって行った。
単体冷熱加振テストは、ハニカムコア91の入口側にステンレス鋼製のフランジを溶接し、45°の角度で加振装置に設置し、ハニカムコア91の入口側から熱風、冷風を交互に送り、ハニカムコア91を冷熱加振状態の環境に置き、その耐久性を評価するものである。代表的なテスト条件は、振動加速度30G、温度300〜900℃、2分/サイクルで2000サイクルである。
実車テストは、125ccの自動二輪車をシャーシダイナモメータ上に載せてエンジン運転させながら冷熱負荷を加え、また、加振シャーシダイナモメータにより振動負荷を加えて実使用条件を上回る負荷によって、耐久性テストを行った。
そして、単体テスト(単体冷熱加振テスト)及び耐久テストの終了品の総合判定は、コア抜け発生の有無、箔切れ発生の有無、コア変形によって行った。
上記の各触媒装置の耐久テストの結果を表1に示す。
Figure 0006093197
実施例1は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
比較例1は、単体テストでコア抜けが発生したため、実車テストは行わなかったので、総合判定は×(不合格)である。
比較例2は、実車テストの際、ハニカムコアの入口側でフレッティング(fretting:微動摩耗)による平板の箔切れが発生したので、総合判定は×(不合格)である。
比較例3は、単体テストにて、特にハニカムコア中央部でのセル変形が大きく発生したので、総合判定は×(不合格)である。
以上より、実施例1の優れていることが分かった。
<実験例2>
図8は、ハニカムコア91内のろう付け位置をそれぞれ異ならせたサンプルを示す説明図である。図8(A)は触媒装置122(実施例2)を示す説明図、図8(B)は触媒装置123(実施例3)を示す説明図、図8(C)は触媒装置124(実施例4)を示す説明図、図8(D)は触媒装置154(比較例4)を示す説明図、図8(E)は触媒装置155(比較例5)を示す説明図である。
各触媒装置の共通仕様としては、D=40mm、L=120mm、300セル/平方インチ、外筒オーバーハング量は入口側及び出口側共に10mmの形状で、ハニカムコア91内のろう付け及びハニカムコア91−外筒92間のろう付け共にハニカムコア91の入口側のみとし、ハニカムコア91内のろう付け幅を3mmに固定し、ハニカムコア91−外筒92間のろう付けは、幅を15mmに設定するとともにハニカムコア91の上流側端部91aからろう付けを施した。
上記共通仕様に加えて、ハニカムコア91内のろう付け位置を変えた下記サンプルを準備し、その影響を調べた。
図中の符号LC1〜LC5はハニカムコア91内のろう付け位置であり、ハニカムコア91の上流側端部91aからろう付け幅の中央までの長さである。
図8(A)に示す実施例2では、ハニカムコア91内のろう付け部122aの位置をLC1=1.5mmに設定している。
図8(B)に示す実施例3では、ハニカムコア91内のろう付け部123aの位置をLC2=5mmに設定している。
図8(C)に示す実施例4では、ハニカムコア91内のろう付け部124aの位置をLC3=8.5mmに設定している。
図8(D)に示す比較例4では、ハニカムコア91内のろう付け部154aの位置をLC4=13.5mmに設定している。
図8(E)に示す比較例5では、ハニカムコア91内のろう付け部155aの位置をLC5=16.5mmに設定している。
上記の各触媒装置の耐久テストを、実験例1と同様な手法で行った。
耐久テストの結果を表2に示す。
Figure 0006093197
実施例2は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例3は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例4は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
比較例4は、実車テストで箔切れが発生したので、総合判定は×(不合格)である。
比較例5は、単体テストでコア抜けが発生し、実車テストで箔切れが発生したので、総合判定は×(不合格)である。
以上のように、ハニカムコア91内のろう付け位置が、ハニカムコア91の上流側端部91aから8.5mm+1.5mm=10mm以内であれば、耐久性を満足するが、10mmを超えると、排気ガスによるフレッティングにより平板に亀裂が入りやすくなる。そのため、ハニカムコア91内のろう付け位置を、上流側端部91aから10mm以内に設定する。
<実験例3>
図9は、ハニカムコア91内のろう付け幅をそれぞれ異ならせたサンプルを示す説明図である。図9(A)は触媒装置156(比較例6)を示す説明図、図9(B)は触媒装置125(実施例5)を示す説明図、図9(C)は触媒装置126(実施例6)を示す説明図、図9(D)は触媒装置127(実施例7)を示す説明図、図9(E)は触媒装置157(比較例7)を示す説明図、図9(F)は触媒装置158(比較例8)を示す説明図である。
各触媒装置の共通仕様としては、D=51mm、L=75mm、400セル/平方インチ、外筒オーバーハング量が入口側及び出口側共に10mmの形状で、ハニカムコア91内のろう付け位置を上流側端部91aから5mmの位置がろう付け幅の中心になるようにし、ろう付け幅が広く、上流側端部91aを上流側に越えてしまうものについては、上流側端部91aをろう付け部の端部としてろう付け幅を設定し、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け幅を15mmとした。
上記の共通仕様に加えて、ハニカムコア91内のろう付け幅を変えた下記サンプルを準備し、その影響を調べた。
図9(A)に示す比較例6では、ハニカムコア91内のろう付け部156aのろう付け幅をLW1=1mmに設定している。
図9(B)に示す実施例5では、ハニカムコア91内のろう付け部125aのろう付け幅をLW2=2mmに設定している。
図9(C)に示す実施例6では、ハニカムコア91内のろう付け部126aのろう付け幅をLW3=5mmに設定している。
図9(D)に示す実施例7では、ハニカムコア91内のろう付け部127aのろう付け幅をLW4=10mmに設定している。
図9(E)に示す比較例7では、ハニカムコア91内のろう付け部157aのろう付け幅をLW5=15mmに設定している。
図9(F)に示す比較例8では、ハニカムコア91内のろう付け部158aのろう付け幅をLW6=20mmに設定している。
各触媒装置の耐久テストを、実験例1と同様な手法で行った。
耐久テストの結果を表3に示す。
Figure 0006093197
比較例6は、単体テストでコア抜けが発生したため、実車テストは行わなかったので、総合判定は×(不合格)である。
実施例5は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例6は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例7は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
比較例7は、単体テストでコア抜け及びセル変形が発生したので、総合判定は×(不合格)である。
比較例8は、単体テストでコア抜け及びセル変形が発生したので、総合判定は×(不合格)である。
以上のように、ろう付け幅が2mmを下回る場合には、ろう付け強度が不足し、耐久テストによりコア抜けが発生する。一方、ろう付け幅が10mmを超えた場合は、ろう付けの幅が広いためにその範囲内で熱による応力集中が大きくなり、ろう付け端部から亀裂が発生しやすくなり、耐久性が低下するとともにセルの変形が大きくなる。
以上の結果から、ハニカムコア91内のろう付け幅を、2mm以上且つ10mm以下に設定する。
なお、ここで言う「ろう付け幅」とは、ろうのたれ、染み出し、不完全接合等によるばらつきを考慮した実効的な幅を指し、概略全体の平均値となる。
平板又は波板の内側と外側でろう付けの位置を変えた(ずらした)場合であっても、波板と平板とのそれぞれのろう付け部の幅を意味し、また、ろう付け部を複数個所設けえた場合には、複数のろう付け部における最も上流側の端部から最も下流側の端部までの距離をろう付け幅とする。
<実験例4>
図10は、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け幅をそれぞれ異ならせたサンプルを示す説明図である。図10(A)は触媒装置159(比較例9)を示す説明図、図10(B)は触媒装置128(実施例8)を示す説明図、図10(C)は触媒装置129(実施例9)を示す説明図、図10(D)は触媒装置130(実施例10)を示す説明図、図10(E)は触媒装置160(比較例10)を示す説明図、図10(F)は触媒装置131(実施例11)を示す説明図である。
各触媒装置の共通仕様としては、D=40mm、L=90mm、外筒オーバーハング量が入口側、出口側共に10mmの形状で、ハニカムコア91内のろう付け幅を5mmとし、その位置(ろう付け幅の中心)を上流側端部91aからLT=7.5mmに固定した。
上記共通仕様に加えて、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け幅を変えた下記サンプルを準備し、その影響を調べた。
図10(A)に示す比較例9では、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部159bのろう付け幅をLX1=2.5mmに設定している。
図10(B)に示す実施例8では、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部128bのろう付け幅をLX2=5mmに設定している。
図10(C)に示す実施例9では、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部129bのろう付け幅をLX3=10mmに設定している。
図10(D)に示す実施例10では、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部130bのろう付け幅をLX4=20mmに設定している。
図10(E)に示す比較例10では、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部160bのろう付け幅をLX5=25mmに設定している。
図10(F)に示す実施例11では、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部131b,131dのろう付け幅をそれぞれLX6=3mmに設定している。
各触媒装置の耐久テストを、実験例1と同様な手法で行った。
耐久テストの結果を表4に示す。
Figure 0006093197
比較例9は、単体テストでコア抜けが発生したため、実車テストは行わなかったので、総合判定は×(不合格)である。
実施例8は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例9は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例10は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
比較例10は、単体テストでコア抜け及びセル変形が発生したので、総合判定は×(不合格)である。
実施例11は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
以上のように、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部は、最も応力集中を受けやすい部分なので、ハニカムコア91内のろう付け幅以上を確保する必要がある。但し、20mmを超えると、ろう付けの幅が広いためにその範囲内で熱による応力集中が大きくなり、ろう付け部より亀裂や大きなセル変形が発生しやすくなり、耐久性が低下する。
ろう付け部を複数個所に設けた場合には、その合計のろう付け幅がハニカムコア91内のろう付け幅以上で且つ上流側端部91aより20mm以内に設定する。
<実験例5>
図11は、ハニカムコア91内のろう付け位置をそれぞれ異ならせたサンプルを示す説明図である。図11(A)は触媒装置132(実施例12)を示す説明図、図11(B)は触媒装置133(実施例13)を示す説明図、図11(C)は触媒装置161(比較例11)を示す説明図、図11(D)は触媒装置162(比較例12)を示す説明図である。
各触媒装置の共通仕様としては、D=40mm、L=90mm、300セル/平方インチ、外筒オーバーハング量は入口側及び出口共に10mmの形状で、ハニカムコア91内のろう付け幅を10mm、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け幅を15mmとした。
この実験例5では、ハニカムコア91内のろう付け位置を変えるとともに、実験例2よりもハニカムコア91のろう付け幅を大きくすることで、ハニカムコア91のろう付け位置とハニカムコア91−外筒92間のろう付け位置との関係を大きく変化させる下記サンプルを準備し、耐久性の変化を調べた。
図中の符号LU1〜LU4はハニカムコア91内のろう付け位置であり、ハニカムコア91の上流側端部91aからろう付け幅の中央までの長さである。
図11(A)に示す実施例12では、ハニカムコア91内のろう付け部132aの位置をLU1=5mmに設定している。
図11(B)に示す実施例13では、ハニカムコア91内のろう付け部133aの位置をLU2=10mmに設定している。
図11(C)に示す比較例11では、ハニカムコア91内のろう付け部161aの位置をLU3=15mmに設定している。
図11(D)に示す比較例12では、ハニカムコア91内のろう付け部162aの位置をLU4=20mmに設定している。
各触媒装置の耐久テストを、実験例1と同様な手法で行った。
耐久テストの結果を表5に示す。
Figure 0006093197
実施例12は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例13は、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
比較例11は、単体テストでコア抜けが発生し、実車テストで箔切れが発生したので、総合判定は×(不合格)である。
比較例12は、単体テストでコア抜け及びセル変形が発生したため、実車テストは行わなかったので、総合判定は×(不合格)である。
以上より、最大の応力は、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け部の終端部(下流側端部)で発生する。この応力を分散するために、ハニカムコア91内のろう付け部がハニカムコア91−外筒92間のろう付け部の終端部より下流で終了している場合、耐久性が低下することが分かった。
<実験例6>
現実のろう付けでは、ハニカムコア91内の平板と波板との接合可能な接合点に対して100%の接合実現は困難であるので、ハニカムコア91内の接合点の一部にろうを設置しないことで、ハニカムコア91内の接合点の数に対して実際にろう付けされた接合点の数の割合である接合率を変化させたサンプルを準備し、その影響を調べた。
供試サンプルの共通仕様は、D=40mm、L=90mm、400セル/平方インチ、外筒オーバーハング量は入口側及び出口側共に10mmの形状とした。また、ハニカムコア91内のろう付け幅を3mmとし、ハニカムコア91の上流側端部91aから5mmをろう付け幅の中央とし、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け幅を10mmとし、ハニカムコア91の上流側端部91aからろう付けを行った。
耐久テストを、実験例1と同様な手法で行った。
サンプルのろう付け接合範囲における接合率(単位は%)と耐久テストの結果を表6に示す。
Figure 0006093197
実施例14は、接合率が100%であり、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例15は、接合率が80%であり、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例16は、接合率が70%であり、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例17は、接合率が60%であり、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
比較例13は、接合率が50%であり、単体テストでコア抜けが発生したので、総合判定は×(不合格)である。
比較例14は、接合率が40%であり、単体テストでコア抜けが発生したため、実車テストは行わなかったので、総合判定は×(不合格)である。
以上より、ろう付け接合範囲の接合率が減少しても、接合範囲の内60%以上が接合されていれば、十分な耐久性を確保できることが分かった。
<実験例7>
ハニカムコア91−外筒92間のろう付けにおいて、ろうの設置位置を部分的に行い、ろう付け可能な周方向全体(ハニカムコア91の外周面又は外筒92の内周面の周長(又は角度360°))に対して、ろう付けされた部分の周方向の長さの合計長さ(又は角度の合計角度)の割合である接合率を変化させたサンプルを準備し、その影響を調べた。
供試サンプルの共通仕様は、D=40mm、L=90mm、400セル/平方インチ、外筒オーバーハング量は入口側及び出口側共に10mmの形状とした。また、ハニカムコア91内のろう付け幅を3mmとし、ハニカムコア91の上流側端部91aからろう付けを行った。
耐久テストを、実験例1と同様な手法で行った。
サンプルのろう付け接合範囲(周方向(全周を100%とする。))における接合率と耐久テストの結果を表7に示す。
Figure 0006093197
実施例18は、接合率が100%であり、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例19は、接合率が80%であり、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
実施例20は、接合率が70%であり、単体テストのコア抜け、セル変形、実車テストのコア抜け、箔切れ共に問題なく、総合判定は○(合格)である。
比較例15は、接合率が60%であり、単体テストでコア抜けが発生したので、総合判定は×(不合格)である。
比較例16は、接合率が50%であり、単体テストでコア抜けが発生したため、実車テストは行わなかったので、総合判定は×(不合格)である。
比較例17は、接合率が40%であり、単体テストでコア抜けが発生したため、実車テストは行わなかったので、総合判定は×(不合格)である。
以上のように、ハニカムコア91−外筒92間のろう付け接合率が減少しても、70%以上の接合率が確保されていれば、十分な耐久性を確保できることが分かった。
図12は、各実験例の評価後のサンプルを示す説明図である。
図12(A)は各実験例で合格した実施例のハニカムコア91の上流側端部91aを示す要部正面図であり、平板101及び波板102共に評価前の状態とほとんど変化していない。
図12(B)は各実験例の比較例の触媒装置を示す第1説明図であり、ハニカムコア91−外筒92間の接合部分が離れ、コア抜けが発生した状態を示している。
図12(C)は各実験例の比較例のハニカムコア91を示す第1説明図であり、ハニカムコア91の上流側端部91aおいて、平板101及び波板102に箔切れが発生した状態を示している。
図12(D)は各実験例の比較例のハニカムコア91を示す第2説明図であり、ハニカムコア91の上流側端部91aおいて、平板101及び波板102が変形し、平板101と波板102とで形成される複数のセルに変形(セル変形)が発生した状態を示している。
以上に述べた触媒装置86の作用及び効果を次の図13及び図14で比較して説明する。
図13は、比較例の触媒装置170を示す断面図である。
触媒装置170は、図6に示した触媒装置86に対して、ハニカムコア91の平板101と波板102とのろう付け位置、及びハニカムコア91と外筒92とのろう付け位置が異なっている。即ち、平板101と波板102とのろう付け位置、及びハニカムコア91と外筒92とのろう付け位置が、共に触媒装置170の下流側端部に寄せて設けられている。
このように、上流側部分がろう付けされていない触媒装置170では、白抜き矢印で示すように、上流側から排気ガスが流れてくると、箔状の平板101及び波板102の特に上流側端部91a及びその近傍部分は、ろう付けによる拘束が無いために排気ガスの流れによる風圧や圧力波により変形しやすくなり、また、排気ガスの脈流によって振動しやすくなる。このような変形や振動の振幅が大きくなれば、平板101及び波板102にはフレッティングが発生し、また、大きな応力が発生して、亀裂の発生や破断が生じるおそれがある。
更に、外筒92に対して中心部側のハニカムコア91の温度は高くなるが、触媒装置170の下流側では、ハニカムコア91と外筒92とがろう付けされているため、ハニカムコア91から外筒92へ熱が伝わって逃げやすくなるが、上流側では、ハニカムコア91と外筒92とがろう付けされていないため、ハニカムコア91に熱がこもってより高温になるので、耐久性の点で不利となる。
図14は、本実施形態の触媒装置86の作用及び効果を示す断面図である。
平板101と波板102とをハニカムコア91の上流側でろう付けし、且つハニカムコア91と外筒92とを触媒装置86の上流側でろう付けすることで、上流側の平板101と波板102とが互いに拘束され、また外筒92に対してハニカムコア91の上流側が拘束される。従って、白抜き矢印で示すように、触媒装置86に排気ガスが流れてきたときに、平板101及び波板102の特に上流側端部91a及びその近傍部分における排気ガスの風圧・圧力波による変形や排気ガスの脈流による振動の発生を抑えることができる。
また、矢印A,Aで示すように、ハニカムコア91の中心部側から外周側への伝熱、及びハニカムコア91から外筒92への伝熱を促すことができ、ハニカムコア91の温度上昇を抑えることができる。これらのことから、ハニカムコア91のセル変形、箔切れ、コア抜けを防止することができ、耐久性を向上させることができる。従って、一定の耐久性を確保した場合には、平板101及び波板102の板厚をより薄くしたり、ろう付け長さをより短くすることができ、結果としてろう量、接合工数を減らすことができ、触媒装置86の小型化、コスト削減を図ることができる。
上記の図4(A),(B)及び図6に示したように、金属箔状の平板101及び波板102を重ねて巻いて複数層からなるハニカムコアとしてのハニカムコア91が形成され、このハニカムコア91が金属製の外筒92に支持された内燃機関35(図1参照)用の触媒装置86において、ハニカムコア91の平板101と波板102との接合位置、及びハニカムコア91と外筒92との接合位置が、共に排気ガスの流れの上流側に寄せられて設けられる。
この構成によれば、ハニカムコア91内の平板101と波板102、及びハニカムコア91と外筒92の各接合位置を、共に排気ガスの流れの上流側に寄せて設けたことで、排気ガスの風圧・圧力波や脈流による平板101及び波板102の変形、振動の発生を効果的に抑えることができ、応力の増加を抑えることができる。
また、ハニカムコア91の上流側を外筒92にろう付けすることで、ハニカムコア91の上流側の熱変形を抑えることができてハニカムコア91に発生する熱応力を低くすることができ、更に、外筒92より内側に配置されて高温となるハニカムコア91の上流側の熱を外筒92へ逃がすことができ、ハニカムコア91の温度上昇を抑えることができる。従って、平板101及び波板102の板厚をより薄くでき、また、ろう付け長さをより短くしてろう量、接合工数を抑えることができ、触媒装置86、ひいては排気装置46(図1参照)の小型化、コスト削減を図ることができる。
このように、触媒装置86では、小型でありながら平板101と波板102とを薄箔として通気抵抗を減らしてエンジン性能を高めながら、排気ガスの風圧、圧力波に対してもその入口側を接合することで風圧、圧力波に耐え得る構造とし、更にハニカムコア91及び外筒92も、下流側では接合部を設けない構造として相互間の動きを許容させて長尺なものとして、排気装置46内に安定保持させるので、接合工数を抑えた小型で安価なものとすることができる。
また、図4(A),(B)、図6及び図8(A)〜(C)に示したように、ハニカムコア91の平板101と波板102との間、及びハニカムコア91と外筒92との間は、共にろう付けにより接合され、平板101、波板102間のろう付けは、ハニカムコア91の上流側端部91aから下流側に10mmまでの範囲に施されるので、平板101、波板102間のろう付けが、ハニカムコア91の上流側端部91aから下流側に10mmを超えた場合、フレッティングによる箔切れが発生する。従って、ろう付け位置を、ハニカムコア91の上流側端部91aから10mm以内に設定することで、ハニカムコア91の耐久性を確保することができる。
また、図4(A),(B)、図6及び図9(B)〜(D)に示したように、平板(101)、波板102間のろう付け幅は、少なくとも2mmに設定されるので、ハニカムコア91内の平板101、波板102間の一部のみをろう付けすることで、ハニカムコア91の熱応力を緩和して強度を確保することができる。
また、図6、図10(B)〜(D)に示したように、ハニカムコア91、外筒92間のろう付け幅は、平板101、波板102間のろう付け幅以上で且つ20mm以内に設定されるので、ハニカムコア91の強度を確保することができ、耐久性を向上させることができる。
また、図6に示したように、平板101、波板102間のろう付けに対して、ハニカムコア91、外筒92間のろう付けは、排気ガスの流れに沿って、下流側により長く施されているので、ハニカムコア91のろう付け部106,107の両端部を、ハニカムコア91と外筒92とのろう付け部108にて補強することができ、ハニカムコア91のろう付け部106,107の両端部に発生する応力を低減することができ、耐久性をより向上させることができる。
また、図5及び図6に示したように、ハニカムコア91の平板101と波板102とが接触するろう付け可能な接合点の数に対して、ろう付けされていない接合点の数の割合は、40%未満であるので、ハニカムコア91において、耐久性を確保しつつコストアップを抑えることができる。
また、ハニカムコア91の平板101と波板102とが接触するろう付け可能な周方向の接触箇所に対して、ろう付けされていない接触箇所の割合は、30%未満であるので、安定した耐久性を確保することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、図6に示したように、複数のろう付け部106,107のろう付け長さをL1に揃えたが、これに限らず、ろう付け部106同士、ろう付け部107同士のろう付け長さをそれぞれ揃えても良いし、各ろう付け部106,107のろう付け長さを揃えなくても良い。
また、本発明は、小型車両に適用する場合に限らず、大型の自動二輪車10や四輪車両にも適用可能である。
10 自動二輪車(車両)
35 内燃機関
86 排気ガス浄化触媒装置
91 触媒体(ハニカムコア)
92 外筒
93 矢印(識別マーク)
101 平板
102 波板

Claims (7)

  1. 金属箔状の平板(101)及び波板(102)が重ねて巻かれ、触媒が担持されて複数層からなるハニカムコア(91)が形成され、このハニカムコア(91)が金属製の外筒(92)に支持された内燃機関用排気ガス浄化触媒装置において
    記ハニカムコア(91)の前記平板(101)と前記波板(102)との、及び前記ハニカムコア(91)と前記外筒(92)との間は、共にろう付けにより接合され、
    前記ハニカムコア(91)の前記平板(101)と前記波板(102)との内側接合部(111)は、前記ハニカムコア(91)の上流側端部(91a)に寄せて設けられ
    前記ハニカムコア(91)と前記外筒(92)との外側接合部(112)は、前記ハニカムコア(91)の前記上流側端部(91a)に寄せて設けられ、
    前記内側接合部(111)の上流側端部は、前記外側接合部(112)の上流側端部より下流側に位置し、
    前記外側接合部(112)の下流側端部は、前記内側接合部(111)の下流側端部よりも下流側に位置することを特徴とする内燃機関用排気ガス浄化触媒装置。
  2. 記平板(101)、前記波板(102)間のろう付けは、前記ハニカムコア(91)の上流側端部(91a)から下流側に10mmまでの範囲に施されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用排気ガス浄化触媒装置。
  3. 前記平板(101)、前記波板(102)間のろう付け幅は、2mm以上に設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用排気ガス浄化触媒装置。
  4. 前記ハニカムコア(91)、前記外筒(92)間のろう付け幅は、前記平板(101)、前記波板(102)間のろう付け幅以上で且つ20mm以内に設定されることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関用排気ガス浄化触媒装置。
  5. 前記内側接合部(111)では、前記ハニカムコア(91)の前記平板(101)と前記波板(102)の山部(102a)及び谷部(102b)との接触箇所の数に対して、ろう付けされていない接触箇所の数の割合は、40%未満であることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の内燃機関用排気ガス浄化触媒装置。
  6. 前記外側接合部(112)では、前記ハニカムコア(91)の外周面又は前記外筒(92)の内周面、の周長又は360°に対して、ろう付けされていない部分の周方向の合計長さ又は合計角度の割合は、30%未満であることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の内燃機関用排気ガス浄化触媒装置。
  7. 前記外筒(92)は、前記ハニカムコア(91)の前記上流側端部(91a)及び前記下流側端部(91b)よりも前記外筒(92)の軸線(92a)が延びる方向にそれぞれ突出していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の内燃機関用排気ガス浄化触媒装置。
JP2013017628A 2013-01-31 2013-01-31 内燃機関用排気ガス浄化触媒装置 Active JP6093197B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013017628A JP6093197B2 (ja) 2013-01-31 2013-01-31 内燃機関用排気ガス浄化触媒装置
CN201410039131.0A CN103967563B (zh) 2013-01-31 2014-01-27 小型内燃机用废气净化催化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013017628A JP6093197B2 (ja) 2013-01-31 2013-01-31 内燃機関用排気ガス浄化触媒装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014147879A JP2014147879A (ja) 2014-08-21
JP6093197B2 true JP6093197B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=51237513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013017628A Active JP6093197B2 (ja) 2013-01-31 2013-01-31 内燃機関用排気ガス浄化触媒装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6093197B2 (ja)
CN (1) CN103967563B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020032002A1 (ja) 2018-08-10 2021-08-10 本田技研工業株式会社 触媒装置
EP3834935B1 (en) 2018-08-10 2022-11-02 Honda Motor Co., Ltd. Catalyst device
CN112567118B (zh) 2018-08-10 2022-07-26 本田技研工业株式会社 催化装置
JP7153039B2 (ja) 2020-03-11 2022-10-13 本田技研工業株式会社 内燃機関の排ガス浄化システム
JP7454136B2 (ja) 2020-12-23 2024-03-22 スズキ株式会社 自動二輪車の排気装置及びその製造方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62194436U (ja) * 1986-06-02 1987-12-10
JP2656617B2 (ja) * 1989-06-08 1997-09-24 新日本製鐵株式会社 自動車排ガス浄化触媒用メタル担体
JP2573290Y2 (ja) * 1991-10-04 1998-05-28 新日本製鐵株式会社 金属製触媒担体
JP3315716B2 (ja) * 1992-03-13 2002-08-19 新日本製鐵株式会社 低騒音型メタル担体
JPH08112536A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Usui Internatl Ind Co Ltd メタル担体
JP3716031B2 (ja) * 1996-04-01 2005-11-16 昭和飛行機工業株式会社 触媒装置用メタル担体
CN1098970C (zh) * 2000-01-24 2003-01-15 黄钊仁 废气净化用金属载体及其制法及专用装置
CN1680689A (zh) * 2004-04-08 2005-10-12 中国环境科学研究院 用于内燃机排气净化装置的电加热器
US7566487B2 (en) * 2004-07-07 2009-07-28 Jonathan Jay Feinstein Reactor with primary and secondary channels
JP4977326B2 (ja) * 2005-02-21 2012-07-18 本田技研工業株式会社 消音器
CN2861504Y (zh) * 2005-07-02 2007-01-24 桂林利凯特催化剂有限责任公司 废气净化催化剂用金属蜂窝载体

Also Published As

Publication number Publication date
CN103967563B (zh) 2017-07-07
JP2014147879A (ja) 2014-08-21
CN103967563A (zh) 2014-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6093197B2 (ja) 内燃機関用排気ガス浄化触媒装置
TWI286182B (en) Exhaust device for vehicle and the manufacturing method for the catalyst converter
JPH08103664A (ja) ハニカム体およびこのハニカム体よりなる触媒担体を有する触媒コンバータ
JPH06320014A (ja) メタル担体
JP6114244B2 (ja) 車両の排気装置
JP6084086B2 (ja) エンジンの排気装置
JP6126564B2 (ja) 車両に搭載される触媒付き排気管
JP2729041B2 (ja) 耐熱疲労性に優れた自動車排ガス浄化触媒用金属基体
JP2010269725A (ja) 自動二輪車
JP5033721B2 (ja) V型4気筒エンジンの排気装置
JP2005214029A (ja) エンジンの排気管熱交換構造
JP2007077928A (ja) 排気浄化装置
JP2011236863A (ja) 排気ガス熱回収装置
JP2010270702A (ja) エンジンの排気装置
JP5623265B2 (ja) 排気管の接続構造
JP7254551B2 (ja) ハニカム体、触媒担持用コンバータ及び熱交換器用ハニカム体
CN102733895A (zh) 叠片式尾气后处理用金属载体单元
JP4223260B2 (ja) エキゾーストパイプ
JP3964321B2 (ja) 車両用排気装置
WO2022138273A1 (ja) メタル触媒装置
JP5143156B2 (ja) エンジンの排気装置のサブアッセンブリー
JP4248194B2 (ja) 排気ガス浄化用メタル担体
JP2001179111A (ja) 自動車排気ガス浄化触媒用金属担体及びその製造方法
JP4014723B2 (ja) 自動車排気系用フレキシブルチューブ
JP4331816B2 (ja) 排気ガス浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6093197

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150