JP6092965B2 - 下糸検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンに使用される下糸を検知する下糸検知装置に関するものである。
従来よりミシンに使用される下糸は、ボビンに巻回したものをボビンケース内に組み付けた後、ミシンに取り付けて使用するものであるが、ミシンの自動化と大型化とにより、取り付ける際には縫製台の奥まで深く潜り込まなければならず、ボビンの交換作業が非常に不便であった。
これに対し、ボビンの交換作業を自動で行うボビン交換装置では、縫製台の奥まで深く潜り込む必要がなく、交換作業が不要であることから非常に便利であった。
特開2001−218991号公報
しかし、このようなボビン交換装置は便利であるものの、下糸の正確な残量を検出することができないため、ボビンの最適な交換時期を知ることができず、下糸の残量に注意する必要があり、ボビン内に下糸がまだ十分に残っていても、空縫いの発生を防止するために短いサイクルでボビンを交換しなければならないという問題があった。
ここで、空縫いとは、シートベルトのような締結機能要素を求められるものの縫製や、革製品の縫製、硬い材料の縫製等において、下糸がない状態でミシンによる縫製をした場合をいう。図10(a)に示すように、上ベルト材61と下ベルト材62との下糸1による縫製において、図10(b)に示すように、空縫いが発生した区間Aでは、下ベルト材62側の下糸1による縫製が行わないが、表の上ベルト61側から縫い目を見ても正常に縫った状態と同様に見えてしまうため、空縫いが発生したことを発見し難いという問題があり、これを防止するために下糸の計測管理が必要である。
そこで、本発明の目的は、上記従来のボビン交換装置の問題点を解消し、シンプルな構造でありながらボビンの最適な交換時期を知ることができ、下糸の残量に注意する必要がなく、ミシンの空縫いを防止する下糸検知装置を提供することにある。
本発明のうち、請求項1に記載された発明は、ミシンが運転を停止するその都度、ボビンに巻回した下糸を検知する下糸検知装置であって、前記ボビンの半径方向で外周から中心に向かって伸出する検知ピンと、前記検知ピンを前記ボビンの中心に向けて移動させる移動手段と、前記検知ピンの移動を検知する接点スイッチと、前記接点スイッチを前記検知ピンの移動方向にネジ送りして位置の調整を行う位置調整ノブと、を含んでなり、前記検知ピンと一体に移動する胴体を設けると共に、前記胴体における前記移動方向を中心とした左右両側に、前記接点スイッチをON動作させる一対の傾斜面を設け、前記接点スイッチ及び前記位置調整ノブを、各前記傾斜面に対応して前記胴体の左右にそれぞれ設けて、前記胴体の左右で前記接点スイッチの位置を互いに異ならせることで、前記検知ピンの移動を二段階で検知可能としたことを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、請求項に記載の発明に加え、前記移動手段は、エアーシリンダであることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明は、下糸の残量を検知してボビンの最適な交換時期を知ることができ、下糸の残量に注意する必要がなく、ミシンの空縫いを防止する。また、接点スイッチの位置調整により、交換のタイミングを任意に変更可能となる。他にも、シンプルな構造で空縫いを防止することから、複雑で高価な映像判別システムが不要であり、全品について目視検査を行う必要もなく、コスト削減に貢献する。また、シンプル構造でありながら検知を正確に行うことが可能である。他にも、段階的に下糸の残量を検知することが可能である。
請求項に記載された発明は、検知ピンの伸縮をスムーズに行うことが可能であり、下糸を切断することがなく、長時間の運転でも過熱しない。
縫製台に下糸交換装置が取り付けられた状態を示す説明図である。 下糸交換装置を示す説明図である。 (a)〜(c)は、検知棒測定ドグによる接点スイッチの入力を示す説明図である。 (a)はエアーシリンダによって検知ピンが伸出した状態を示し、(b)は電磁スイッチによって検知ピンが伸出した状態を示す説明図である。 (a)は位置調整ノブが回転する状態を示し、(b)は接点スイッチがスライドする状態を示す説明図である。 (a)はボビンに巻回された下糸を示し、(b)は下糸の巻き長さと巻厚との関係を示す説明図である。 下糸検知装置の取り付け変更例を示す説明図である。 下糸交換装置の変更例を示す説明図である。 (a)(b)は下糸検知装置の変更例を示す説明図である。 (a)は正常に縫製した場合を示し、(b)は空縫いした状態を示す説明図である。 (a)〜(c)は糸埃の発生を示した説明図である。 (a)〜(c)は検知棒測定ドグの変更例を示した説明図である。
以下、本発明の下糸交換装置による下糸の残量検知からボビンの交換を行う一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、縫製台に下糸交換装置が取り付けられた状態を示す説明図である。図2は、下糸交換装置を示す説明図である。図3は、検知棒測定ドグによる接点スイッチの入力を示す説明図である。図4は、エアーシリンダと電磁スイッチによって検知ピンが伸出した状態を示す説明図である。図5は、位置調整ノブが回転して接点スイッチがスライドする状態を示す説明図である。図6は、下糸の巻き長さと巻厚との関係を示す説明図である。
先ず初めに、図1に示すように、下糸交換装置30は、縫製台36に取り付けられ、ミシン35が運転を停止するその都度、ボビン3に巻回した下糸を検知する下糸検知装置10と、使用済みのボビンケース2aを、新しいボビンケース2b、2c・・に交換するボビン交換装置5とを備えたものである。
このうち、図2に示すように、下糸検知装置10は、下方から下糸に当接する検知ピン11と、検知ピン11の伸出位置によって下糸の残量を確認するスイッチボックス23と、スイッチボックス23の下端に取り付けられ,下方から上方に向かってシリンダが伸出するエアーシリンダ17とで構成される。
検知ピン11は、ワイヤー19を介してスイッチボックス23内に設けられる検知棒測定ドグ12に連結しており、上側をミシン釜筒37にL字状のブラケット24によって上下動可能に支持させる一方、下側をスイッチボックス23に上下動可能に支持させる。そして、スイッチボックス23に固定されたチューブ20内を上下に移動することで、ボビン3の外周側面から中心に向かって半径方向に伸出する構造である。この検知棒測定ドグ12が、本発明の胴体である。
また、検知棒測定ドグ12の外周の一部には、鉛直面から約30度の角度で傾斜する傾斜面13が形成されている。他にも、検知棒測定ドグ12の右側上下には、接点スイッチ14,18が配置されており、このうち傾斜面13に当接する接点スイッチ14は、スイッチ移動板21と一体に取り付けられ、スイッチ移動板21は、長孔28とボルト22,22とによってスイッチボックス23内を上下にスライド可能に取り付けられている。スイッチ移動板21には、位置調整ノブ15の軸部分で送りピッチ1mmのネジ16が螺合しており、ダイヤル止めネジ27で回転しないように止められている。また、接点スイッチ18は、スイッチ移動板25と一体に取り付けられ、スイッチ移動板25は、長孔29,29とボルト26,26とによってスイッチボックス23内を上下にスライド可能に取り付けられている。
一方、ボビン交換装置5は、8つのボビンケース2b、2c・・を一定の間隔でサークル状に配置し、矢印が示す反時計方向に回転するボビン交換ステーション8と、先端に設けられたチャック部7によってボビンケース2aを挟持するとともに、ボビン交換ステーション8のボビン交換位置9と、縫製台36内のミシン釜筒37との間で旋回動作を行うボビン交換用アーム6とで構成される。
このようにして構成される下糸交換装置30によるボビンケース2a内に組み込まれるボビン3の交換は、以下のようにして行われる。
先ず初めに、下糸検知装置10は、ミシン35が運転を停止するその都度、ボビン3に巻回した下糸の残量を確認する。
具体的には、図3(a)に示すように、エアーシリンダ17内のシリンダが伸出する前で、チューブ20内に検知ピン11が格納された状態から、エアーシリンダ17のシリンダが上方に向かって伸出し、検知棒測定ドグ12が上昇すると、この検知棒測定ドグ12に取り付けられたワイヤー19もチューブ20内を上方へと移動する。ワイヤー19の先端には検知ピン11が取り付けられており、ボビンケース2a側面に設けられる窓部分から、ボビンケース2a内に侵入して下糸1に当接する。
この時、図3(b)に示すように、下糸1の残量によって検知ピン11の当接位置が決定されると、これに従って検知棒測定ドグ12の伸出位置が決定される。そして、検知棒測定ドグ12外周には、傾斜面13が形成されていることから、傾斜面13の上下位置によって接点スイッチ14がON/OFF状態となる。接点スイッチ14が押圧されるものの完全に入力されない場合(OFF状態)には、下糸1の残量が十分であるとして、エアーシリンダ17が元の状態へと戻り、検知ピン11がカバー20内に格納されて、接点スイッチ18が検知棒測定ドグ12によって押圧されて信号を出力してからミシン35の運転を再開する。
一方、図3(c)に示すように、ボビンケース2aを交換する位置まで下糸1を使用した状態では、検知ピン11が下糸1に当接すると、検知棒測定ドグ12が上昇し、接点スイッチ14が傾斜面13によって押圧され、ボビン交換装置5にボビンケース2aを交換する信号が出力される。そして、エアーシリンダ17が元の状態へと戻り、ボビンケース2a内に侵入した検知ピン11もチューブ20内に格納される。
ここで、エアーシリンダ17によって検知ピン11を伸出する構造としたのは、図4(b)に示すように、電磁スイッチ40によって検知ピン41を伸出する構造では、検知ピン41が下糸1に当接する直後まで慣性力が働いていることから、下糸1に当接するだけでなく、更に下糸1に突き刺さることになる。この場合、下糸1の正確な残量を検知できないだけでなく、慣性衝撃エネルギーによって下糸1を切断することもある。また、長時間の運転によってソレノイドが過熱すると、その熱で下糸検知装置10に堆積した糸埃が発火する問題もあった。この糸埃63は、図11(a)に示すように、ミシン針38の針孔39に通された下糸1が高速で引っ張られると、図11(b)(c)に示すように、下糸1の毛羽が針孔39やボビンケース2の外釜部分でしごかれ、ボビン3周りに鳥の巣状に絶えず発生し続けるものである。
これに対し、図4(a)に示すように、検知ピン11をエアーシリンダ17によって伸出する構造では、検知ピン11が下糸1に当接した直後までは同様に慣性力が働くものの、チューブ20内でワイヤー19が撓んで慣性力を吸収する構造であることから、検知ピン11が下糸1に突き刺さらないため、下糸1を切断することがない。また、長時間の運転でも過熱することがないため、糸埃が発火することもないからである。
そして、ボビン交換装置5が信号を受信すると、ボビン交換用アーム6がボビン交換ステーション8のボビン交換位置9からミシン釜筒37の位置まで旋回し、ミシン釜筒37にセットされるボビンケース2aをチャック部7で挟持する。その後、ミシン釜筒37からボビンケース2aを抜き取り、ボビン交換位置9の位置まで旋回し、ボビンケース2aをボビン交換位置9に載置してチャック部7による挟持を解除する。
次に、図2に示すように、ボビン交換ステーション8が矢印の示す反時計方向に回転し、ボビン交換位置9に下糸1を十分に巻回したボビン3(図示せず)を組み込んだボビンケース2bを移動させる。
そして、チャック部7でボビンケース2bを挟持すると、ミシン釜筒37の位置までボビン交換用アーム6が旋回し、ミシン釜筒37にボビンケース2bをセットしてチャック部7による挟持を解除する。その後、ボビン交換用アーム6が元の待機位置に戻る。以降、ボビンケース2bでも同様に、下糸1が減ったことを下糸検知装置10で検知して交換する信号が出力されると、ボビン交換装置5によってボビンケース2c,2d・・へと順次交換が行われる。これにより、下糸1の残量を検知して最適な交換時期にボビン3の交換を自動で行い、ミシン35の空縫いを防止する。
次に、下糸1の残量の調整について詳細に説明する。
先ず初めに、図3(b)(c)に示すように、検知ピン11は、ワイヤー19を介して検知棒測定ドグ12に連結されていることから、検知ピン11の変動に従って検知棒測定ドグ12も変動する構造である。そして、下糸検知装置10は、下糸1の残量によって検知ピン11の当接位置が変動することで、傾斜面13の位置もそれに従って変動する。
そこで、図5(b)の矢印が示す方向に接点スイッチ14をスライドさせると、接点スイッチ14が傾斜面13に近づくことから、傾斜面13によって接点スイッチ14を入力するタイミングが早くなる。そして、接点スイッチ14を入力するタイミングが早くなるということは、下糸1の残量が多い状態のときに検知ピン11が当接しても、結果として、接点スイッチ14からボビン交換装置5にボビンケース2aを交換する信号が早く出力されることとなる。
ここで、図5(a)に示すように、位置調整ノブ15を矢印が示す反時計方向に一回転すると、ネジ16の螺合によってスイッチ移動板21が下方(エアーシリンダ17側)にスライドし、このスイッチ移動板21と一体に取り付けられている接点スイッチ14も一緒に下方へスライドする。この状態でエアーシリンダ17内のシリンダが伸出し、検知棒測定ドグ12を上昇させると、調整前よりも早い段階で接点スイッチ14が傾斜面13に押圧されることとなる。従って、スイッチ移動板21を下方にスライドすると、接点スイッチ14の押圧が早く行われるので、下糸1の残量が多い状態でボビンケース2aが交換されることになる。
スイッチ移動板21のスライドは、ボルト22,22とダイヤル止めネジ27とを弛めて位置調整ノブ15を回転すると、軸部分のネジ16がスイッチ移動板21に螺合していることから、スイッチ移動板21の長孔28を介して接点スイッチ14が上下にスライドし、傾斜面13によって押圧される位置が調整されることとなる。その後、ボルト22,22とダイヤル止めネジ27とを締めると、接点スイッチ14がスイッチ移動板21を介してスイッチボックス23に取り付けられる。
一方、スイッチ移動板21を上方にスライドすると、傾斜面13による接点スイッチ14の押圧が遅く行われるので、下糸1の残量が少ない状態でボビンケース2aが交換されることとなる。
ここで、図6(a)に示すように、ボビン1の軸部外周に巻回される下糸1の厚みを巻厚tとすると、ボビン3が中釜サイズで下糸1の番手が60号、全巻き長さが50mの場合には、図6(b)に示す相関関係が成立する。この場合、位置調整ノブ15の1回の回転では巻厚tが1.0mm増加し、全長L=約3.5m分の下糸1がボビン3内に更に残ることとなる。従って、位置調整ノブ15の外周に10等分の目盛りが表示されていることから、一目盛り回転した場合には、全長約350mm分の下糸1がボビン3内で更に残ることとなる。
また、スイッチ移動板25のスライドは、ボルト26,26を弛めると、スイッチ移動板25の長孔29を介して接点スイッチ18が上下にスライドすることから、検知棒測定ドグ12によって押圧される位置が調整され、エアーシリンダ17のシリンダが後退することとなる。その後、ボルト26,26を締めると、接点スイッチ18がスイッチ移動板25を介してスイッチボックス23に固定される。
上記の如く構成される下糸検知装置10は、ボビン3の半径方向で外周から中心に向かって伸出する検知ピン11と、検知ピン11をボビン3の中心に向けて移動させる移動手段と、検知ピン11の移動を検知する接点スイッチ14と、接点スイッチ14を検知ピン11の移動方向にネジ送りして位置の調整を行う位置調整ノブ15と、を含んでなることにより、下糸1の残量を検知してボビン3の最適な交換時期を知ることができ、下糸1の残量に注意する必要がなく、ミシン35の空縫いを防止する。また、接点スイッチ14の位置調整により、交換のタイミングを任意に変更可能となる。他にも、シンプルな構造で空縫いを防止することから、複雑で高価な映像判別システムが不要であり、全品について目視検査を行う必要もなく、コスト削減に貢献する。
また、検知ピン11と一体に移動する検知棒測定ドグ12を設けると共に、検知棒測定ドグ12に、接点スイッチ14をON動作させる傾斜面13を設けたことにより、シンプル構造でありながら検知を正確に行うことが可能である。
他にも、下糸1の全巻き長さをLとし、ボビン3の軸径を除く半径側に巻かれた下糸の厚みをtとして、0.1L=tの関係が成立し、ネジ送りするネジ16のピッチが1mmの位置調整ノブ15を一回転させると、t=1mmで60号の下糸が、L=3.5m変更されることにより、下糸1の残量を簡単に調整することができる。
更に、移動手段は、エアーシリンダ17であることにより、検知ピン11の伸縮をスムーズに行うことが可能であり、下糸1を切断することがなく、長時間の運転でも過熱しない。
なお、本発明にかかる下糸検知装置10は、上記した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、検知ピンや検知棒測定ドグの形状、配置等を適宜変更することができる。
例えば、下糸検知装置10は、エアーシリンダ17のシリンダが伸出することによって、ワイヤー19の先端に設けられた検知ピン11で下糸1に当接する配置であるが、ワイヤー19及びチューブ20は可撓性を有していることから、図7に示すように湾曲させても良く、適宜変更可能である。
他にも、図8に示すように、下糸交換装置60は、1台の下糸検知装置10と、複数のボビン交換装置5a、5b・・とで構成しても良い。複数台のミシン35a、35b・・を運転する場合は、それぞれのミシンで使用した下糸1の残量を検知する必要があるが、ミシン35a、35b・・を同時に運転する場合は、1台のミシン35aに使用される下糸の残量を検知ピン11で検知すれば足り、ボビン交換装置5aでボビンケース2aを交換すると共に、ミシン35aと同じ残量になっているミシン35b,35c・・にセットされたボビンケース2b,2c・・もボビン交換装置5b,5c・・で交換することが可能となる。
また、図9(a)に示すように、傾斜面13に当接する接点スイッチ14の他に、傾斜面55に当接する接点スイッチ51を検知棒測定ドグ12の左側に設け、二段階に下糸の残量を検知する構造としても良い。
この場合、例えば一回目の検知では下糸の全長を3mとし、図9(b)に示す二回目の検知では下糸の全長を2mとすることが可能である。これによれば、最初に一回目の検知をした段階で下糸交換装置30によるボビンケースの交換準備を行い、二回目の検知をした段階でボビンケースの交換作業を行うことが可能となる。
この場合も位置調整ノブ15による接点スイッチ14の位置調整の場合と同様に、位置調整ノブ53を回転すると、軸部分のネジ54がスイッチ移動板52に螺合していることから、スイッチ移動板52を介して接点スイッチ51が上下にスライドし、傾斜面55によって押圧される位置が調整されることとなる。
他にも、検知棒測定ドグ12の傾斜面13は、右上端が約30度の角度で形成されているが、必ずしもこの角度である必要はなく、接点スイッチ14を押圧してボビンケース2の交換信号を出力する角度であれば良く、適宜変更可能である。
例えば、図12(a)に示す検知スイッチ14が入力(ON動作)する距離が3.51mmとした場合、図12(b)に示すように、検知棒測定ドグ12の右上端部から長手方向下方に約35.14mmの位置において、傾斜面13の角度を鉛直面から約6度とすると、検知スイッチ14を入力させるためには、図12(c)に示すように、検知棒測定ドグ12のスライド量が少なくとも35.14mm以上は必要であることから、検知スイッチ14がON移動する時の精度が約10倍に増幅されることとなる。
また、図2に示すように、ボビン交換ステーション8は、8つのボビンケース2a、2b・・を一定の間隔でサークル状に配置し、矢印が示す反時計方向に回転する構造であるが、ボビンケース2の数が8つである必要はなく、ボビンケースの交換が可能であれば適宜変更可能である。
1・・下糸、2・・ボビンケース、3・・ボビン、5・・ボビン交換装置、6・・ボビン交換アーム、7・・チャック部、8・・ボビン交換ステーション、9・・ボビン交換位、10・・下糸検知装置、11・・検知ピン、12・・検知棒測定ドグ、13・・傾斜面、14・・接点スイッチ(前進側)、15・・位置調整ノブ、16・・ネジ、17・・エアーシリンダ、18・・接点スイッチ(後退側)、19・・ワイヤー、20・・チューブ、21・・スイッチ移動板、22・・ボルト、23・・スイッチボックス、24・・ブラケット、25・・スイッチ移動板、26・・ボルト、27・・ダイヤル止めネジ、28・・長孔、29・・長孔、30・・下糸交換装置、35・・ミシン、36・・縫製台、37・・ミシン釜筒、38・・ミシン針、39・・針穴、40・・電磁スイッチ、41・・検知ピン、50・・下糸検知装置、51・・接点スイッチ、52・・スイッチ移動板、53・・位置調整ノブ、54・・ネジ、55・・傾斜面、60・・下糸交換装置、61・・上ベルト、62・・下ベルト、63・・糸埃。

Claims (2)

  1. ミシンが運転を停止するその都度、ボビンに巻回した下糸を検知する下糸検知装置であって、
    前記ボビンの半径方向で外周から中心に向かって伸出する検知ピンと、
    前記検知ピンを前記ボビンの中心に向けて移動させる移動手段と、
    前記検知ピンの移動を検知する接点スイッチと、
    前記接点スイッチを前記検知ピンの移動方向にネジ送りして位置の調整を行う位置調整ノブと、を含んでなり、
    前記検知ピンと一体に移動する胴体を設けると共に、前記胴体における前記移動方向を中心とした左右両側に、前記接点スイッチをON動作させる一対の傾斜面を設け、
    前記接点スイッチ及び前記位置調整ノブを、各前記傾斜面に対応して前記胴体の左右にそれぞれ設けて、前記胴体の左右で前記接点スイッチの位置を互いに異ならせることで、前記検知ピンの移動を二段階で検知可能としたことを特徴とする下糸検知装置。
  2. 前記移動手段は、エアーシリンダであることを特徴とする請求項1に記載の下糸検知装置。
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