JP6091379B2 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6091379B2
JP6091379B2 JP2013172809A JP2013172809A JP6091379B2 JP 6091379 B2 JP6091379 B2 JP 6091379B2 JP 2013172809 A JP2013172809 A JP 2013172809A JP 2013172809 A JP2013172809 A JP 2013172809A JP 6091379 B2 JP6091379 B2 JP 6091379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
severe condition
traveling
travel distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013172809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015041304A (ja
Inventor
典子 北村
典子 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013172809A priority Critical patent/JP6091379B2/ja
Publication of JP2015041304A publication Critical patent/JP2015041304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6091379B2 publication Critical patent/JP6091379B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、たとえば車両に搭載されて、車両に関する情報を処理する情報処理装置および情報処理方法に関する。
車両の状態は、年月の経過に伴って劣化する。年月経過後の車両の状態は、日々の運転方法およびメンテナンスの積み重ねによる影響を大きく受ける。しかしながら、日々の運転およびメンテナンスが、実際に車両にどのような影響を与えているかは、よくわからない面がある。
車両に関する情報をユーザなどに提供可能な装置が、たとえば特許文献1〜6に開示されている。たとえば特許文献6には、車両の消耗品の劣化または消費を診断し、その診断結果を車載ディスプレイの画面に表示する車両診断システムが開示される。
特許文献6に開示される車両診断システムは、診断にドライバー(運転者)の運転挙動の情報を加味して、消耗品の劣化度合いまたは消費度合いと、運転挙動とを、関連付けて表示する。たとえば、消耗品の劣化度合いまたは消費度合いと併せて、運転挙動が消耗品に対してどのような影響を与えているかを画面に通知する。
特開2002−150468号公報 特開2002−279298号公報 特開2002−319096号公報 特開2008−226041号公報 特開2002−274293号公報 特開2005−227141号公報
特許文献6に開示される車両診断システムでは、1日の運転が終了する毎に、その日の診断結果が画面に表示される。したがって、各日について、運転挙動の消耗品に対する影響を把握することは可能であるが、年月経過後の車両の状態を把握することはできない。特許文献1〜5に開示される装置を用いても、年月経過後の車両の状態を把握することはできない。
本発明の目的は、年月経過後の車両の状態を把握することが可能な情報処理装置および情報処理方法を提供することである。
本発明の情報処理装置は、走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の車両の周囲の環境に関する環境情報、車両の走行距離に関する走行距離情報、車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、車両の走行速度に関する走行速度情報、および車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得部と、取得部によって取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態が、車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断部と、シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積部とを備え、取得部は、少なくとも走行距離情報を含む車両関連情報を取得し、シビアコンディション判断部は、走行距離情報に基づいて、車両の駆動手段が起動されてから停止されるまでの1回の駆動期間に車両が走行した距離である期間走行距離が、予め定める短距離走行距離未満である短距離走行が行われた回数である短距離走行回数を求め、求めた短距離走行回数が、予め定める短距離基準回数以上であると判断すると、車両の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする。
また本発明の情報処理装置は、走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の車両の周囲の環境に関する環境情報、車両の走行距離に関する走行距離情報、車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、車両の走行速度に関する走行速度情報、および車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得部と、取得部によって取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態が、車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断部と、シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積部とを備え、取得部は、少なくとも環境情報および走行距離情報を含む車両関連情報を取得し、環境情報は、車両の外部の気温に関する外気温情報、および車両が走行している地域の天候に関する天候情報の少なくとも一方を含み、シビアコンディション判断部は、環境情報および走行距離情報に基づいて、車両の駆動手段が起動されてから停止されるまでの1回の駆動期間に車両が走行した距離である期間走行距離のうち、車両の外部の気温が0℃以下である環境下での走行距離の割合が、予め定める基準割合以上である氷点下走行が行われた回数である氷点下走行回数を求め、求めた氷点下走行回数が、予め定める基準回数以上であると判断すると、車両の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする。
また本発明の情報処理装置は、走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の車両の周囲の環境に関する環境情報、車両の走行距離に関する走行距離情報、車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、車両の走行速度に関する走行速度情報、および車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得部と、取得部によって取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態が、車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断部と、シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積部とを備え、取得部は、少なくとも道路傾斜情報を含む車両関連情報を取得し、シビアコンディション判断部は、道路傾斜情報に基づいて、車両が走行している道路が、予め定める登り坂角度以上の傾斜角度、または予め定める下り坂角度以下の傾斜角度を有する登降坂路であると判断すると、車両の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする。
また本発明の情報処理装置は、走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の車両の周囲の環境に関する環境情報、車両の走行距離に関する走行距離情報、車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、車両の走行速度に関する走行速度情報、および車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得部と、取得部によって取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態が、車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断部と、シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積部とを備え、取得部は、少なくとも走行速度情報を含む車両関連情報を取得し、シビアコンディション判断部は、走行速度情報に基づいて、車両の走行速度が、予め定める低速基準値未満である低速走行が、予め定める期間内に行われた回数である低速走行回数を求め、求めた低速走行回数が、予め定める低速基準回数以上であると判断すると、車両の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする。
また本発明の情報処理装置は、走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の車両の周囲の環境に関する環境情報、車両の走行距離に関する走行距離情報、車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、車両の走行速度に関する走行速度情報、および車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得部と、取得部によって取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態が、車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断部と、シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積部とを備え、取得部は、少なくとも走行速度情報およびブレーキ情報を含む車両関連情報を取得し、シビアコンディション判断部は、走行速度情報およびブレーキ情報に基づいて、予め定める期間内に、車両のブレーキが動作しており、かつ車両の走行速度が、予め定めるアイドリング基準値未満であるアイドリング状態になった回数であるアイドリング回数を求め、求めたアイドリング回数が、予め定めるアイドリング基準回数以上であると判断すると、車両の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする。
また本発明の情報処理方法は、走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の車両の周囲の環境に関する環境情報、車両の走行距離に関する走行距離情報、車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、車両の走行速度に関する走行速度情報、および車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得工程と、取得工程で取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態が、車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断工程と、シビアコンディション判断工程における判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積工程とを備え、取得工程では、少なくとも走行距離情報を含む車両関連情報を取得し、シビアコンディション判断工程では、走行距離情報に基づいて、車両の駆動手段が起動されてから停止されるまでの1回の駆動期間に車両が走行した距離である期間走行距離が、予め定める短距離走行距離未満である短距離走行が行われた回数である短距離走行回数を求め、求めた短距離走行回数が、予め定める短距離基準回数以上であると判断すると、車両の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする。
また本発明の情報処理方法は、走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の車両の周囲の環境に関する環境情報、車両の走行距離に関する走行距離情報、車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、車両の走行速度に関する走行速度情報、および車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得工程と、取得工程で取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態が、車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断工程と、シビアコンディション判断工程における判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積工程とを備え、取得工程では、少なくとも環境情報および走行距離情報を含む車両関連情報を取得し、環境情報は、車両の外部の気温に関する外気温情報、および車両が走行している地域の天候に関する天候情報の少なくとも一方を含み、シビアコンディション判断工程では、環境情報および走行距離情報に基づいて、車両の駆動手段が起動されてから停止されるまでの1回の駆動期間に車両が走行した距離である期間走行距離のうち、車両の外部の気温が0℃以下である環境下での走行距離の割合が、予め定める基準割合以上である氷点下走行が行われた回数である氷点下走行回数を求め、求めた氷点下走行回数が、予め定める基準回数以上であると判断すると、車両の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする。
また本発明の情報処理方法は、走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の車両の周囲の環境に関する環境情報、車両の走行距離に関する走行距離情報、車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、車両の走行速度に関する走行速度情報、および車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得工程と、取得工程で取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態が、車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断工程と、シビアコンディション判断工程における判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積工程とを備え、取得工程では、少なくとも道路傾斜情報を含む車両関連情報を取得し、シビアコンディション判断工程では、道路傾斜情報に基づいて、車両が走行している道路が、予め定める登り坂角度以上の傾斜角度、または予め定める下り坂角度以下の傾斜角度を有する登降坂路であると判断すると、車両の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする。
また本発明の情報処理方法は、走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の車両の周囲の環境に関する環境情報、車両の走行距離に関する走行距離情報、車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、車両の走行速度に関する走行速度情報、および車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得工程と、取得工程で取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態が、車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断工程と、シビアコンディション判断工程における判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積工程とを備え、取得工程では、少なくとも走行速度情報を含む車両関連情報を取得し、シビアコンディション判断工程では、走行速度情報に基づいて、車両の走行速度が、予め定める低速基準値未満である低速走行が、予め定める期間内に行われた回数である低速走行回数を求め、求めた低速走行回数が、予め定める低速基準回数以上であると判断すると、車両の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする。
また本発明の情報処理方法は、走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の車両の周囲の環境に関する環境情報、車両の走行距離に関する走行距離情報、車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、車両の走行速度に関する走行速度情報、および車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得工程と、取得工程で取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態が、車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断工程と、シビアコンディション判断工程における判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積工程とを備え、取得工程では、少なくとも走行速度情報およびブレーキ情報を含む車両関連情報を取得し、シビアコンディション判断工程では、走行速度情報およびブレーキ情報に基づいて、予め定める期間内に、車両のブレーキが動作しており、かつ車両の走行速度が、予め定めるアイドリング基準値未満であるアイドリング状態になった回数であるアイドリング回数を求め、求めたアイドリング回数が、予め定めるアイドリング基準回数以上であると判断すると、車両の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする。
本発明の情報処理装置によれば、振動情報、環境情報、走行距離情報、道路傾斜情報、走行速度情報およびブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報が、取得部によって取得される。取得部によって取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態がシビアコンディション状態であるか否かが、シビアコンディション判断部によって判断される。シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、シビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報が、蓄積部によって蓄積される。これによって、蓄積されたシビアコンディション走行距離情報に基づいて、年月経過後の車両の状態を把握することができる。したがって、たとえば車両のメンテナンスを適切な時期に行うことが可能となる。
本発明の情報処理方法によれば、振動情報、環境情報、走行距離情報、道路傾斜情報、走行速度情報およびブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報が、取得工程で取得される。取得工程で取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態がシビアコンディション状態であるか否かが、シビアコンディション判断工程で判断される。シビアコンディション判断工程での判断結果に基づいて、シビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報が、蓄積工程で蓄積される。これによって、蓄積されたシビアコンディション走行距離情報に基づいて、年月経過後の車両の状態を把握することができる。したがって、たとえば車両のメンテナンスを適切な時期に行うことが可能となる。
本発明の第1の実施の形態である車載情報装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態である車載情報装置1の構成を示すブロック図である。 カメラ31で撮像された画像の一例を示す図である。 カメラ31で撮像された画像の一例を示す図である。 カメラ31で撮像された画像の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態である携帯端末装置4Aの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態であるサーバ装置7の構成を示すブロック図である。
<第1の実施の形態>
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態である車載情報装置1の構成を示すブロック図である。図1では、車載情報装置1を含む情報処理システムの構成を示す。車載情報装置1は、情報処理装置に相当する。
車載情報装置1は、たとえば車両2に搭載され、車両用ナビゲーション装置によって実現される。車両2は、車載情報装置1、車速センサユニット21、角速度センサユニット22、加速度センサユニット23、外気温センサユニット24、エンジンECU(Electronic Control Unit)25、ブレーキ26、エアバックECU27、衝撃センサ28、車載ネットワーク29、全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System;略称:GNSS)受信機30およびカメラ31を備える。
車速センサユニット21、角速度センサユニット22、加速度センサユニット23、外気温センサユニット24、エンジンECU25、ブレーキ26およびエアバックECU27は、車載ネットワーク29に接続される。車載ネットワーク29は、たとえばCAN(Controller Area Network)によって実現される。
車速センサユニット21は、車両2の走行速度(以下「車速」という場合がある)を測定する。車速センサユニット21は、測定した車両2の走行速度を表す車速情報、具体的には車速パルス信号を生成し、車載ネットワーク29を介して、車載情報装置1に与える。車速情報は、走行速度情報に相当する。
角速度センサユニット22は、車両2の角速度を測定する。角速度センサユニット22は、測定した車両2の角速度を表す角速度情報(以下「車両側角速度情報」という場合がある)を生成し、車載ネットワーク29を介して、車載情報装置1に与える。車両側角速度情報は、走行速度情報に相当する。
加速度センサユニット23は、車両2の加速度を測定する。加速度センサユニット23は、測定した車両2の加速度を表す加速度情報(以下「車両側加速度情報」という場合がある)を生成し、車載ネットワーク29を介して、車載情報装置1、具体的には車載側処理部14に与える。車載側処理部14は、車両側加速度情報に基づいて、車両2の傾斜角度を算出することができる。車両2の傾斜角度は、車両2が走行している道路の傾斜角度に相当する。したがって、車両側加速度情報は、道路傾斜情報に相当する。
外気温センサユニット24は、車両2の外部の気温(以下「外気温」という場合がある)を測定する。外気温センサユニット24は、測定した車両2の外気温に関する外気温情報を生成し、車載ネットワーク29を介して、車載情報装置1に与える。外気温情報は、外気温そのものを表す情報であってもよいし、外気温に関係する情報であってもよい。外気温情報は、環境情報に相当する。
エンジンECU25は、不図示のエンジンの動作を制御する。エンジンは、車両2の駆動手段に相当する。エンジンECU25は、エンジンが起動されると、エンジンが起動されたことを表すエンジン起動情報を、車載ネットワーク29を介して、車載情報装置1に与える。エンジンECU25は、エンジンが停止されると、エンジンが停止されたことを表すエンジン停止情報を、車載ネットワーク29を介して、車載情報装置1に与える。
ブレーキ26は、不図示のブレーキペダルによって操作される。ブレーキペダルが踏まれると、ブレーキ26がオンになる、すなわち作動する。ブレーキ26が作動すると、ブレーキ26が作動したことを表すブレーキ作動情報が、車載ネットワーク29を介して、車載情報装置1に与えられる。
ブレーキペダルの踏込みが解除されると、ブレーキ26がオフになる、すなわち解除される。ブレーキ26が解除されると、ブレーキ26が解除されたことを表すブレーキ解除情報が、車載ネットワーク29を介して、車載情報装置1に与えられる。ブレーキ作動情報およびブレーキ解除情報は、ブレーキ情報に相当する。以下の説明では、ブレーキ作動情報およびブレーキ解除情報を合わせて、「オン(ON)/オフ(OFF)情報」という場合がある。
エアバックECU27には、衝撃センサ28が接続される。衝撃センサ28は、車両2に与えられる衝撃の大きさを測定する。衝撃センサ28は、測定した衝撃の大きさを表す衝撃情報をエアバックECU27に与える。エアバックECU27は、衝撃センサ28から与えられる衝撃情報が表す衝撃の大きさが、予め定める閾値を超えたと判断すると、不図示のエアバックを作動させる。エアバックECU27は、エアバックを作動させると、エアバックを作動させたことを表すエアバック作動情報を、車載ネットワーク29を介して、車載情報装置1に与える。
衝撃センサ28は、走行中に車両2に与えられる振動の大きさを測定する振動センサとしても機能する。衝撃情報は、振動情報に相当し、衝撃情報が表す衝撃の大きさは、車両2に与えられる振動の大きさに相当する。
GNSS受信機30は、車載情報装置1に接続される。GNSS受信機30は、GNSS衛星3から送信される電波信号を受信する。GNSS受信機30は、受信した電波信号を車載情報装置1、具体的には車載側処理部14に与える。
車載側処理部14は、GNSS受信機30から与えられる電波信号(以下「GNSS信号」という場合がある)に基づいて、地図データ記憶部18に記憶される地図情報を用いたマップマッチングを行うことによって、車両2の現在位置を取得する。ここで、「マップマッチング」とは、地図情報に含まれる道路情報と、右左折を含む車両2の走行軌跡などとを勘案し、検出された車両2の現在位置と対比して一番確からしい位置を車両の現在位置として割り出す方法の1つである。
また車載側処理部14は、GNSS信号から求めた車両2の位置、角速度センサユニット22または車載側ジャイロセンサ12によって求めた回転角データ、および車速パルス信号を用いて、マップマッチングによって、車両2の走行距離を表す走行距離情報を求めることができる。
カメラ31は、車載情報装置1に接続される。カメラ31は、車両2の外部を撮像する。カメラ31は、撮像した画像または映像(以下、まとめて「映像」という場合がある)を表す撮像情報を車載情報装置1に与える。カメラ31は、たとえば車両2が走行している道路を撮像する。この場合、撮像情報は、車両2が走行している道路の状況を表しており、道路状況情報に相当する。道路状況情報は、環境情報に相当する。
車載情報装置1の車載側無線通信部11は、たとえばWi−Fi(登録商標)またはブルートゥース(Bluetooth(登録商標))によって、携帯端末装置4の端末側無線通信部41と無線通信可能に構成される。端末側無線通信部41は、基地局5を介してインターネット網6に接続される。車載側無線通信部11は、端末側無線通信部41および基地局5を介して、インターネット網6に接続される。
車載情報装置1は、具体的には図2に示すように、車載側無線通信部11、車載側ジャイロセンサ12、車載側加速度センサ13、車載側処理部14、車載側メモリ16、車載側データ出力部17および地図データ記憶部18を備える。車載側処理部14は、車載側映像処理部15備える。車載側処理部14は、取得部およびシビアコンディション判断部に相当する。車載側メモリ16は、蓄積部に相当する。車載側データ出力部17は、出力部に相当する。
車載側ジャイロセンサ12は、角速度センサであり、車両2の角速度を測定する。車載側ジャイロセンサ12は、測定した車両2の角速度を表す角速度情報(以下「車載側角速度情報」という場合がある)を生成し、車載側処理部14に与える。車載側角速度情報は、走行速度情報に相当する。
車載側加速度センサ13は、車両2の加速度を測定する。車載側加速度センサ13は、測定した車両2の加速度を表す加速度情報(以下「車載側加速度情報」という場合がある)を生成し、車載側処理部14に与える。車載側処理部14は、車載側加速度情報に基づいて、車両2の傾斜角度を算出することができる。車両2の傾斜角度は、車両2が走行している道路の傾斜角度に相当する。したがって、車載側加速度情報は、道路傾斜情報に相当する。
車載側処理部14は、たとえば中央演算処理装置(Central Processing Unit;略称:CPU)と、書き込み可能なRAM(Random Access Memory)などのメモリとによって構成される。メモリは、制御プログラムを記憶する。車載側処理部14は、車載側無線通信部11、車載側ジャイロセンサ12、車載側加速度センサ13、車載側メモリ16、車載側データ出力部17および地図データ記憶部18と接続されている。車載側処理部14は、メモリに記憶された制御プログラムに従って、車載側無線通信部11、車載側ジャイロセンサ12、車載側加速度センサ13、車載側メモリ16、車載側データ出力部17および地図データ記憶部18を統括的に制御する。
車載側処理部14は、取得した車両関連情報に基づいて、車両2の走行情報が、車両2に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断する。車両関連情報は、前述の振動情報、環境情報、走行距離情報、道路傾斜情報、走行速度情報およびブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む。
車載側メモリ16は、車載側処理部14の判断結果に基づいて、シビアコンディション状態における車両2の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する。
車載側データ出力部17は、車載側メモリ16に蓄積されたシビアコンディション走行距離情報を、予め定める操作に従って出力する。たとえば、ユーザから出力するように、不図示の操作部を介して指示されると、車載側データ出力部17は、シビアコンディション走行距離情報を出力する。車載側データ出力部17は、たとえば表示装置によって実現され、シビアコンディション走行距離情報によって表されるシビアコンディション走行距離を表示画面に表示する。
地図データ記憶部18は、たとえばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;略称:HDD)装置によって実現される。地図データ記憶部18は、地図を表す地図情報、および表示装置には表示されない情報を記憶する。
地図情報は、予め定められた縮尺に対応する複数の地図が階層化されて構成されている。地図情報は、地図表示情報を含む。地図表示情報は、道路に関する道路情報、施設の種別、名称および位置などを表す施設情報、地名、施設名、交差点名および道路名などを表す各種文字情報、ならびに施設および道路番号などを表す各種アイコン情報のうちの少なくともいずれか1つを含む。
表示装置に表示されない情報は、たとえば、地図上の地点を表すノードの情報、各ノード間を接続する道路を表すリンクの情報、リンクを走行するために要する負荷としてのリンクコストの情報などを含む。
地図データ記憶部18は、車載情報装置1の外部に設けられてもよい。この場合、地図データ記憶部18は、半導体メモリ、たとえばSD(Secure Digital)メモリカードなどの記憶装置によって実現される。
車載側映像処理部15は、カメラ31から与えられる撮像情報を処理し、車両2が走行している道路の状況を分析する。
車載情報装置1は、車載ネットワーク29と接続されて使用されることが好ましい。車載情報装置1は、車載側ジャイロセンサ12および車載側加速度センサ13を備えており、また車速センサユニット21、GNSS受信機30およびカメラ31に接続される。したがって、車載ネットワーク29と接続されない場合でも、ある程度の情報を取得することができる。
本実施の形態では、車載側データ出力部17によって、シビアコンディション走行距離情報が出力される。車両2のユーザは、シビアコンディション走行距離情報に基づいて、車両2のメンテナンス、具体的には車両2に備えられる部品のメンテナンスを適切な時期に行うことが可能である。
車両2に備えられる部品のうち、車両2の価値に影響する部品の具体例としては、エンジンおよびブレーキ26がある。以下に、エンジンおよびブレーキ26について、それぞれ、劣化要因と劣化を判断する方法を説明する。
(1)エンジンを劣化させる要因
車両2の価値を落とさないためには、エンジンを劣化させないことが大切である。エンジンの劣化に影響を与える部品を以下に示す。
(1−1)エンジンオイル
エンジンオイルは、補充または交換するものであるが、エンジンオイルを適切な時期に交換しないと、エンジンを劣化させるおそれがある。エンジンオイルの交換時期は、カーメーカーから目安としての標準交換時期が提示されている。シビアコンディション状態での走行時は、この限りではなく、早めにエンジンオイルを交換する必要がある。
カーメーカーは、シビアコンディション状態での走行時には、標準交換時期の概ね半分でエンジンオイルを交換するように求めている。運転者側でシビアコンディション状態での走行かどうかを判断し、記録を管理することは困難であるので、エンジンオイルの交換時期を車両2の走行状態に応じて通知することは、ユーザにとってメリットがある。
ガソリン車の場合のエンジンオイルの交換時期は、たとえば、以下の式(1)によって表すことができる。
L1+2×L2≧5000[km] …(1)
式(1)において、L1は、標準走行距離を表し、L2は、シビアコンディション走行距離を表す。
前回のエンジンオイル交換時点からの総走行距離(以下「交換後総走行距離」という場合がある)をLとすると、L=L1+L2となる。交換後総走行距離Lは、オドメータ差分または自車位置差分の累積から算出可能であるので、標準走行距離L1またはシビアコンディション走行距離L2が分かれば、エンジンオイルの交換時期が判定できる。
ここで、シビアコンディション状態とは、次のような状態をいう。
(1)悪路での走行が多い。
(2)雪道での走行が多い。
(3)走行距離が多い。
(4)山道、または登降坂路での走行が多い。
(5)短距離走行の繰返しが多い。
(6)外気温が氷点下での繰り返し走行が多い。
(7)低速走行が多い。
(8)アイドリング状態が多い。
前記(1)の悪路としては、たとえば、凹凸路、砂利道、雪道および未舗装路などがある。悪路と判断する目安としては、たとえば、走行距離の30%以上が次の条件のいずれかに該当する場合が挙げられる。
(1a)運転者が体に衝撃、たとえば突き上げ感を感じる荒れた路面であること。
(1b)石を跳ね上げたり、轍などによって、下廻りを当てたりする機会の多い路面であること。
(1c)ほこりの多い路面であること。
前記(3)の走行距離が多いと判断する目安としては、たとえば、年間走行距離が20000km以上である場合が挙げられる。
前記(4)の山道または登降坂路と判断する目安としては、たとえば、走行距離の30%以上が次の条件に該当する場合が挙げられる。(4a)登り降りの走行が多く、ブレーキの使用回数が多いこと。
前記(5)の短距離走行の繰返しが多いと判断する目安としては、たとえば、走行距離の30%以上が次の条件に該当する場合が挙げられる。(5a)1回の走行距離が8km未満であること。
前記(7)の低速走行と判断する目安としては、たとえば、走行速度が30km/h未満であることが挙げられる。
前述の条件のうちの頻度を表す「多い」の判断基準について説明する。車載側処理部14は、前記(1),(2),(4),(6)の道路状況によるもの、または前記(5),(7),(8)の走行状態によるものが検出されたときは、たとえば、1週間の総走行距離のうち、それらの状況下での走行距離が30%以上であれば、シビアコンディション状態での走行と判断する。
前記(3)の走行距離によるものについては、車載側処理部14は、たとえば、過去1ヶ月の走行距離を積算した走行距離が予め定めた距離、たとえば1600km以上であるとき、走行距離が多いと判断する。目安は、20000km/年であるので、約1600km/月としている。
本実施の形態における、シビアコンディション状態であるか否かの判断方法について、以下に説明する。以下の説明では、前述の(1)〜(8)の各シビアコンディション状態に分けて、判断方法を示す。
(1)悪路での走行が多い。
地図データ記憶部18に記憶される地図データには、舗装路であるか、または未舗装路であるかを示すようなデータはない。車載側処理部14は、振動センサとして機能する衝撃センサ28、角速度センサユニット22または車載側ジャイロセンサ12、および加速度センサユニット23または車載側加速度センサ13によるセンサ出力を分析し、振動が継続する場合に悪路と判断する。予め悪路を走行して計測した、何種類かの振動パターンと照合してもよい。
(2)雪道での走行が多い。
車載側処理部14は、車両2に搭載されている外気温センサユニット24によって、外気温を表す外気温情報を取得するとともに、カメラ31で道路状況を撮像した画像データを車載側映像処理部15で分析し、雪道での走行か否かを判断する。
図3〜図5は、カメラ31で撮像された画像の一例を示す図である。たとえば、図3に示す画像からは、道路50の左右の路肩51,52に、雪かき後の雪53,54が積もっていることが判る。図4に示す画像からは、道路50から路肩51,52にわたって、一面が真っ白の雪で覆われていることが判る。図5に示す画像からは、道路50から路肩51,52にわたって一面が真っ白の雪で覆われ、さらに道路50に轍55が残っていることが判る。
図3〜図5に示すような画像が得られた場合、車載側処理部14は、雪道での走行であると判断する。車載側処理部14は、一部の国道および高速道路で提供されている積雪情報とマップマッチングとを組み合わせて、雪道での走行であるか否かを判断してもよい。
(3)走行距離が多い。
車載側処理部14は、走行距離情報に基づいて、走行距離が多いか否かを判断する。走行距離情報は、たとえば車載ネットワーク29から取得可能である。車載側処理部14は、演算によって走行距離情報を取得してもよい。この場合、車載側処理部14は、GNSS信号から求めた車両2の位置と、角速度センサユニット22または車載側ジャイロセンサ12によって求めた回転角データ、および車速パルス信号を用いて、マップマッチングによって、エンジンが起動されてから停止されるまでの1回の駆動期間に車両2が走行した距離を期間走行距離として計算する。
車載側処理部14は、期間走行距離が、予め定めるシビアコンディション走行距離以上であると判断すると、車両2の走行状態が、シビアコンディション状態であると判断する。本実施の形態では、車両2の駆動手段はエンジンであるが、モータであってもよい。
(4)山道、または登降坂路での走行が多い。
車載側処理部14は、加速度センサユニット23または車載側加速度センサ13から与えられる加速度情報に基づいて道路の傾斜角度を算出し、算出した傾斜角度が、ある閾値を超えるもの、たとえば2[度]以上(登り坂)または−2[度]以下(下り坂)であるものを登降坂路と判断する。すなわち、車載側処理部14は、車両2が走行している道路が、予め定める登り坂角度以上、たとえば2[度]以上の傾斜角度、または予め定める下り坂角度以下、たとえば−2[度]以下の傾斜角度を有する場合、登降坂路であると判断する。このとき、マップマッチングを併用してもよい。車載側処理部14は、登降坂路であると判断すると、シビアコンディション状態であると判断する。
(5)短距離走行の繰り返しが多い。
車載側処理部14は、走行距離情報で判断する。走行距離情報の取得方法は、前記(3)と同じである。車載側処理部14は、1回の駆動期間の走行距離である期間走行距離が、予め定める距離である短距離走行距離未満、たとえば8[km/回]未満の走行を短距離走行と判断する。車載側処理部14は、短距離走行が行われた回数である短距離走行回数を求め、求めた短距離走行回数が、予め定める回数である短距離基準回数以上であると判断すると、シビアコンディション状態であると判断する。
(6)外気温が氷点下での繰り返し走行が多い。
車載側処理部14は、車載ネットワーク29からの外気温情報、またはウェブ(WEB)による天候情報を取得し、外気温が0[℃]以下での走行である氷点下走行であるかを判断する。外気温が0[℃]付近の場合は、走行中の外気温は0[℃]より高くなったり低くなったりするが、その場合は、たとえば、1回の駆動期間の走行距離のうち50[%]以上で外気温が0[℃]以下であれば、その駆動期間の走行は氷点下走行であるとみなすことにする。車載側処理部14は、氷点下走行が行われた回数である氷点下走行回数を求め、求めた氷点下走行回数が、予め定める基準回数以上であると判断すると、シビアコンディション状態であると判断する。
(7)低速走行が多い。
車載側処理部14は、車載ネットワーク29からの車速情報、または車速パルス信号で判断する。車載側処理部14は、車速情報または車速パルス信号から求めた車両2の走行速度が、予め定める低速基準値未満、たとえば30[km/h]未満の場合は低速走行と判断する。車載側処理部14は、予め定める期間内、たとえば1回の駆動期間内に行われた低速走行の回数である低速走行回数を求め、求めた低速走行回数が、予め定める低速基準回数以上であると判断すると、シビアコンディション状態であると判断する。
(8)アイドリング状態が多い。
車載側処理部14は、車載ネットワーク29から車速情報とブレーキペダルのオン(ON)/オフ(OFF)情報を取得して判断する。車載側処理部14は、ブレーキが動作している、すなわちブレーキペダルが踏まれた状態であり、車速が、予め定めるアイドリング基準値未満、たとえば10[km/h]未満であるとき、アイドリング状態と判断する。車載側処理部14は、予め定める期間内、たとえば1回の駆動期間内にアイドリング状態になった回数であるアイドリング回数を求め、求めた前記アイドリング回数が、予め定めるアイドリング基準回数以上であると判断すると、シビアコンディション状態であると判断する。
車載情報装置1が単独で用いられる場合、車載側処理部14は、車速パルス信号とパーキングブレーキ信号を用いて、車速が0[km/h]であり、パーキングブレーキがオフ(OFF)であるとき、アイドリング状態と判定することもできる。
車載情報装置1が単独で用いられる場合、車載情報装置1では、イグニッションのON/OFFが判断できないので、アイドリング状態の判定は難しい。たとえば、パーキングブレーキをかけずに駐車場に停車し、アクセサリ(ACC)のみONして車載情報装置1を操作した場合には、アイドリング状態であると誤判定されるおそれがある。
これまでは、シビアコンディション状態での走行であるか否かを判断し、シビアコンディション状態での走行距離であるシビアコンディション走行距離L2を検出する方法について説明した。これとは逆に、シビアコンディション状態ではない標準状態で走行した場合の走行距離である標準走行距離L1を検出し、それ以外をシビアコンディション走行距離L2とすることも可能である。シビアコンディション走行距離L2は、総走行距離Lから標準走行距離L1を減算した値(L2=L−L1)となる。この場合は、たとえば次の(a)〜(c)のいずれかの条件を満たす走行距離を積算する。
(a)1回の走行距離が8[km]以上28[km]未満。
この範囲は、20000[km/年]÷365[日]÷2=27.4[km]から求めたものである。ここでは、往復していると考えて「2」で除算している。
(b)外気温が4[℃]以上。
この範囲は、地上で雪になる目安は、地上の気温が3[℃]以下であり、かつ上空1500[m]付近の気温が氷点下6[℃]以下のときであることから求めたものである。
(c)車速が30[km/h]以上。
以上のようにして、シビアコンディション走行距離L2または標準走行距離L1を算出することができる。車載側処理部14は、前回のエンジンオイル交換時点からの総走行距離Lと合わせて、以下のような走行履歴を作成し、車載側メモリ16に記憶する。
前回のエンジンオイル交換時点からの総走行距離L[km]
標準走行距離L1[km](xx%)
シビアコンディション走行距離L2[km](yy%)
(1−2)ラジエータ冷却水
車検毎に交換すればよいが、水温がいつもより高いといった異常がある場合は原因を調査した方がよい。
車載側処理部14は、車載ネットワーク29を介して、エンジン回転数、ラジエータ冷却水の水温、外気温、車両2内のエアコンの動作状況、具体的には、ON/OFF、設定温度、設定風量および外気取り込み有無などを取得し、車載側メモリ16に記憶しておく。
(2)ブレーキを劣化させる要因
(2−1)ブレーキパッドの摩耗量の推定
ブレーキパッドは、消耗品であるので、交換が前提となる。車両2の価値に影響するのは、交換を怠り、ディスクローターを傷つけた場合である。
ブレーキパッドの新品は、たとえば厚み寸法が、約10mmである。その半分の5mmを切れば、交換するのがよい。磨耗限界は、たとえば2mmである。ユーザは、ブレーキパッドが社外品なら1万〜2万km、純正品なら3万〜4万km走行を目安に残量をチェックすることが好ましい。また、充分残量があったとしても、年数が経過したものは、硬化して効きが低下しているので、注意が必要である。
(2−1−1)車載ネットワーク29と接続可能な場合
車載側処理部14は、たとえば、ブレーキパッドの厚みが50%減少した時点で交換を促し、80%の減少で警告するように設定する。ブレーキパッドの摩耗量は以下の式で計算できる。
ΔV=(W×fm×2πR×n)
ここで、ΔVは、ブレーキパッドの摩耗量、すなわちブレーキパッド厚み×摩擦面積を示し、Wは磨耗率、すなわち単位仕事量当たりの磨耗量を示し、fmは、平均摩擦力を示し、Rは、ディスクローターの半径を示し、nは、ディスクローターの回転数を示す。
摩耗率Wは、温度とブレーキパッドの材質による定数である。摩耗率Wは、ブレーキパッドの温度、またはブレーキパッドの周囲の温度を、車両2に設けられる不図示の温度センサよって取得し、取得した温度に基づいて、特性テーブルから算出される。ディスクローターの回転数nは、タイヤの回転数から算出される。
(2−1−2)ブレーキ回数による推定
車載側処理部14は、車載ネットワーク29と接続できない場合は、次のように推定する。
車速情報から一定時間t[秒]ごとに車速の差分を取る。たとえばV1[km/h]からV2[km/h]になったとする。V1≦V2のときは加速または等速であるので、判定から除外する。V1>V2のときは減速である。減速レベルによって重み付けをして積算し、予め設定した閾値に積算値が達したら、ブレーキパッドの交換を促す。
本実施の形態によれば、振動情報、環境情報、走行距離情報、道路傾斜情報、走行速度情報およびブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報が、車載側処理部14によって取得される。この取得された車両関連情報に基づいて、車両の走行状態がシビアコンディション状態であるか否かが、車載側処理部14によって判断される。この判断結果に基づいて、シビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報が、車載側メモリ16に蓄積される。これによって、蓄積されたシビアコンディション走行距離情報に基づいて、年月経過後の車両2の状態を把握することができる。したがって、たとえば車両2のメンテナンスを適切な時期に行うことが可能となる。
シビアコンディション状態での走行は、前述の車両2の価値に影響する部品のうち、特にエンジンに影響する。したがって、メンテナンスとしては、前述のエンジンに関するメンテナンス、たとえばエンジンオイルの交換などを行うことが好ましい。ブレーキ26については、シビアコンディション状態での走行の影響を直接的に受けるものではないが、シビアコンディション走行距離の増加に伴って、ブレーキ26への影響も大きくなると推察される。したがって、シビアコンディション走行距離が特に大きい場合には、ブレーキ26に関するメンテナンス、たとえばブレーキパッドの交換などを行うことが好ましい。
また本実施の形態では、シビアコンディション走行距離情報は、予め定める操作にしたって、車載側データ出力部17から出力される。これによって、ユーザにシビアコンディション走行距離情報を通知することができる。したがって、ユーザに車両2のメンテナンスを促すことができる。
特に、本実施の形態では、車載側データ出力部17は、シビアコンディション走行距離情報として、少なくとも、予め定める累計期間内、具体的には前回のエンジンオイルの交換時点からこれまでの標準走行距離L1およびシビアコンディション走行距離L2を出力するか、または、少なくとも、累計期間内の車両2の総走行距離Lに対するシビアコンディション走行距離L2の割合を出力する。これによって、ユーザは、車両2の状態を容易に把握することができる。したがって、適切な時期に車両2のメンテナンスを行うことができる。
また本実施の形態では、振動情報、環境情報、走行距離情報、道路傾斜情報、走行速度情報およびブレーキ情報のうちの1つまたは複数を用いて、前述のようにしてシビアコンディション状態であるか否かが判断される。これによって、シビアコンディション状態であるか否かをより正確に判断することができる。したがって、より適切な時期に車両2のメンテナンスを行うようにユーザに促すことができる。
以上に述べた本実施の形態の車載情報装置1は、車両2に搭載されて情報を処理する情報処理装置として使用される車両用ナビゲーション装置、すなわちカーナビゲーション装置だけでなく、車両2に搭載可能な通信端末装置、およびサーバ装置などを適宜に組み合わせたシステムとして構築される情報処理装置にも適用することができる。通信端末装置は、たとえばサーバ装置と通信を行う機能を有するPND(Portable Navigation Device)および携帯通信装置である。携帯通信装置は、たとえば携帯電話機、スマートフォンおよびタブレット型端末装置である。
前述のように車載情報装置と通信端末装置とサーバ装置とを備えて、システムが構築される場合、本実施の形態の車載情報装置1の各機能および各構成要素は、前記システムを構築する各装置に分散して配置される。
たとえば、車載情報装置1の前述の機能のうち、車両2に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断する機能は、サーバ装置に配置されてもよい。このようなサーバ装置は、たとえば、以下の第2の実施の形態に示す構成を有する。
<第2の実施の形態>
図6は、本発明の第2の実施の形態である携帯端末装置4Aの構成を示すブロック図である。携帯端末装置4Aは、端末側無線通信部41、端末側ジャイロセンサ42、端末側加速度センサ43、端末側処理部44、端末側メモリ46、端末側データ出力部47、全地球測位システム(Global Positioning System;略称:GPS)受信機48および端末側カメラ49を備えて構成される。端末側処理部44は、端末側映像処理部45を備える。
前述の第1の実施の形態では、車載情報装置1が、シビアコンディション状態であるか否かの判断を行うが、本実施の形態では、携帯端末装置4Aが、シビアコンディション状態であるか否かの判断を行う。
本実施の形態における車載情報装置1Aは、シビアコンディション状態であるか否かの判断を行わないこと以外は、第1の実施の形態における車載情報装置1と同様に構成される。車載情報装置1Aは、車載側無線通信部11によって、携帯端末装置4Aと通信を行う。
携帯端末装置4Aの端末側無線通信部41、端末側ジャイロセンサ42、端末側加速度センサ43、端末側処理部44、端末側メモリ46および端末側データ出力部47は、第1の実施の形態における車載情報装置1の車載側無線通信部11、車載側ジャイロセンサ12、車載側加速度センサ13、車載側処理部14、車載側メモリ16および車載側データ出力部17とそれぞれ同様に構成される。GPS受信機48は、第1の実施の形態におけるGNSS受信機30と同様に構成される。端末側カメラ49は、第1の実施の形態におけるカメラ31と同様に構成される。
端末側処理部44は、第1の実施の形態における車載側処理部14と同様にして、シビアコンディション状態であるか否かの判断を行い、判断結果に基づいて、シビアコンディション走行距離情報を端末側メモリ46に蓄積する。端末側データ出力部47は、第1の実施の形態における車載側データ出力部17と同様にして、端末側メモリ46に蓄積されたシビアコンディション走行距離情報を、予め定める操作に従って出力する。
本実施の形態の構成は、第1の実施の形態における車載情報装置1の機能を行わせる情報処理方法を実行するアプリケーションプログラムを、携帯端末装置4Aに組み込むことによって実現することができる。これによって、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
車載情報装置1の前述の機能のうち、車両2に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断する機能は、携帯端末装置に配置されてもよい。このような携帯端末装置は、たとえば、以下の第3の実施の形態に示す構成を有する。
<第3の実施の形態>
図7は、本発明の第3の実施の形態であるサーバ装置7の構成を示すブロック図である。サーバ装置7は、通信処理部71、サーバ側処理部72、サーバ側メモリ73およびサーバ側データ出力部74を備えて構成される。サーバ装置7は、携帯端末装置4B、基地局5およびインターネット網6を介して、車載情報装置1Aと通信可能に構成される。
前述の第1の実施の形態では、車載情報装置1が、シビアコンディション状態であるか否かの判断を行うが、本実施の形態では、サーバ装置7が、シビアコンディション状態であるか否かの判断を行う。
本実施の形態における車載情報装置1Aは、シビアコンディション状態であるか否かの判断を行わないこと以外は、第1の実施の形態における車載情報装置1と同様に構成される。車載情報装置1Aは、車載側無線通信部11によって、携帯端末装置4Bと通信を行う。
携帯端末装置4Bは、第1の実施の形態における携帯端末装置4と同様に構成される。携帯端末装置4Bは、端末側無線通信部41によって、車載情報装置1Aおよび基地局5と通信を行う。
サーバ装置7の通信処理部71、サーバ側処理部72、サーバ側メモリ73およびサーバ側データ出力部74は、第1の実施の形態における車載情報装置1の車載側無線通信部11、車載側処理部14、車載側メモリ16および車載側データ出力部17とそれぞれ同様に構成される。GPS受信機48は、第1の実施の形態におけるGNSS受信機30と同様に構成される。
サーバ側処理部72は、第1の実施の形態における車載側処理部14と同様にして、シビアコンディション状態であるか否かの判断を行い、判断結果に基づいて、シビアコンディション走行距離情報をサーバ側メモリ73に蓄積する。
サーバ側データ出力部74は、第1の実施の形態における車載側データ出力部17と同様にして、サーバ側メモリ73に蓄積されたシビアコンディション走行距離情報を、予め定める操作に従って出力する。サーバ側データ出力部74は、シビアコンディション走行距離情報を、サーバ装置7から出力してもよいし、車載情報装置1Aまたは携帯端末装置4Bに与えて、車載情報装置1Aまたは携帯端末装置4Bから出力させてもよい。
本実施の形態の構成は、第1の実施の形態における車載情報装置1の機能を行わせる情報処理方法を実行するアプリケーションプログラムを、サーバ装置7に組み込むことによって実現することができる。これによって、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることが可能である。また、各実施の形態の任意の構成要素を適宜、変更または省略することが可能である。
1,1A 車載情報装置、2 車両、3 GNSS衛星、4,4A,4B 携帯端末装置、5 基地局、6 インターネット網、7 サーバ装置、11 車載側無線通信部、12 車載側ジャイロセンサ、13 車載側加速度センサ、14 車載側処理部、15 車載側映像処理部、16 車載側メモリ、17 車載側データ出力部、18 地図データ記憶部、21 車速センサユニット、22 角速度センサユニット、23 加速度センサユニット、24 外気温センサユニット、25 エンジンECU、26 ブレーキ、27 エアバックECU、28 衝撃センサ、29 車載ネットワーク、30 GNSS受信機、31 カメラ、41 端末側無線通信部、42 端末側ジャイロセンサ、43 端末側加速度センサ、44 端末側処理部、45 端末側映像処理部、46 端末側メモリ、47 端末側データ出力部、48 GPS受信機、49 端末側カメラ、71 通信処理部、72 サーバ側処理部、73 サーバ側メモリ、74 サーバ側データ出力部。

Claims (18)

  1. 走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の前記車両の周囲の環境に関する環境情報、前記車両の走行距離に関する走行距離情報、前記車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、前記車両の走行速度に関する走行速度情報、および前記車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記車両関連情報に基づいて、前記車両の走行状態が、前記車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断部と、
    前記シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、前記シビアコンディション状態における前記車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積部とを備え
    前記取得部は、少なくとも前記走行距離情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記シビアコンディション判断部は、
    前記走行距離情報に基づいて、前記車両の駆動手段が起動されてから停止されるまでの1回の駆動期間に前記車両が走行した距離である期間走行距離が、予め定める短距離走行距離未満である短距離走行が行われた回数である短距離走行回数を求め、
    求めた前記短距離走行回数が、予め定める短距離基準回数以上であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする情報処理装置。
  2. 走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の前記車両の周囲の環境に関する環境情報、前記車両の走行距離に関する走行距離情報、前記車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、前記車両の走行速度に関する走行速度情報、および前記車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記車両関連情報に基づいて、前記車両の走行状態が、前記車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断部と、
    前記シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、前記シビアコンディション状態における前記車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積部とを備え
    前記取得部は、少なくとも前記環境情報および前記走行距離情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記環境情報は、前記車両の外部の気温に関する外気温情報、および前記車両が走行している地域の天候に関する天候情報の少なくとも一方を含み、
    前記シビアコンディション判断部は、
    前記環境情報および前記走行距離情報に基づいて、前記車両の駆動手段が起動されてから停止されるまでの1回の駆動期間に前記車両が走行した距離である期間走行距離のうち、前記車両の外部の気温が0℃以下である環境下での走行距離の割合が、予め定める基準割合以上である氷点下走行が行われた回数である氷点下走行回数を求め、
    求めた前記氷点下走行回数が、予め定める基準回数以上であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする情報処理装置。
  3. 走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の前記車両の周囲の環境に関する環境情報、前記車両の走行距離に関する走行距離情報、前記車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、前記車両の走行速度に関する走行速度情報、および前記車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記車両関連情報に基づいて、前記車両の走行状態が、前記車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断部と、
    前記シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、前記シビアコンディション状態における前記車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積部とを備え
    前記取得部は、少なくとも前記道路傾斜情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記シビアコンディション判断部は、前記道路傾斜情報に基づいて、前記車両が走行している道路が、予め定める登り坂角度以上の傾斜角度、または予め定める下り坂角度以下の傾斜角度を有する登降坂路であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする情報処理装置。
  4. 走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の前記車両の周囲の環境に関する環境情報、前記車両の走行距離に関する走行距離情報、前記車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、前記車両の走行速度に関する走行速度情報、および前記車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記車両関連情報に基づいて、前記車両の走行状態が、前記車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断部と、
    前記シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、前記シビアコンディション状態における前記車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積部とを備え
    前記取得部は、少なくとも前記走行速度情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記シビアコンディション判断部は、
    前記走行速度情報に基づいて、前記車両の走行速度が、予め定める低速基準値未満である低速走行が、予め定める期間内に行われた回数である低速走行回数を求め、
    求めた前記低速走行回数が、予め定める低速基準回数以上であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする情報処理装置。
  5. 走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の前記車両の周囲の環境に関する環境情報、前記車両の走行距離に関する走行距離情報、前記車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、前記車両の走行速度に関する走行速度情報、および前記車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記車両関連情報に基づいて、前記車両の走行状態が、前記車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断部と、
    前記シビアコンディション判断部の判断結果に基づいて、前記シビアコンディション状態における前記車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積部とを備え
    前記取得部は、少なくとも前記走行速度情報および前記ブレーキ情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記シビアコンディション判断部は、
    前記走行速度情報および前記ブレーキ情報に基づいて、予め定める期間内に、前記車両のブレーキが動作しており、かつ前記車両の走行速度が、予め定めるアイドリング基準値未満であるアイドリング状態になった回数であるアイドリング回数を求め、
    求めた前記アイドリング回数が、予め定めるアイドリング基準回数以上であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、前記車両に搭載される車載情報装置であって、
    前記蓄積部に蓄積された前記シビアコンディション走行距離情報を、予め定める操作に従って出力する出力部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記出力部は、前記シビアコンディション走行距離情報として、少なくとも、予め定める累計期間内の前記シビアコンディション走行距離および前記シビアコンディション走行距離以外の前記車両の走行距離を出力するか、または、少なくとも、前記累計期間内の前記車両の総走行距離に対する前記シビアコンディション走行距離の割合を出力することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、前記車両に搭載される車載情報装置と通信可能に構成されるサーバ装置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記取得部は、少なくとも前記振動情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記シビアコンディション判断部は、前記振動情報に基づいて、前記車両に継続的に振動が与えられていると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態にあると判断することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記取得部は、少なくとも前記環境情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記環境情報は、前記車両の外部の気温に関する外気温情報、および前記車両が走行している道路の状況を表す道路状況情報を含み、
    前記シビアコンディション判断部は、前記外気温情報および前記道路状況情報に基づいて、前記車両が雪道を走行していると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記取得部は、少なくとも前記走行距離情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記シビアコンディション判断部は、前記走行距離情報に基づいて、前記車両の駆動手段が起動されてから停止されるまでの1回の駆動期間に前記車両が走行した距離である期間走行距離を求め、求めた前記期間走行距離が、予め定めるシビアコンディション走行距離以上であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  12. 走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の前記車両の周囲の環境に関する環境情報、前記車両の走行距離に関する走行距離情報、前記車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、前記車両の走行速度に関する走行速度情報、および前記車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された前記車両関連情報に基づいて、前記車両の走行状態が、前記車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断工程と、
    前記シビアコンディション判断工程における判断結果に基づいて、前記シビアコンディション状態における前記車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積工程とを備え
    前記取得工程では、少なくとも前記走行距離情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記シビアコンディション判断工程では、
    前記走行距離情報に基づいて、前記車両の駆動手段が起動されてから停止されるまでの1回の駆動期間に前記車両が走行した距離である期間走行距離が、予め定める短距離走行距離未満である短距離走行が行われた回数である短距離走行回数を求め、
    求めた前記短距離走行回数が、予め定める短距離基準回数以上であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする情報処理方法。
  13. 走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の前記車両の周囲の環境に関する環境情報、前記車両の走行距離に関する走行距離情報、前記車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、前記車両の走行速度に関する走行速度情報、および前記車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された前記車両関連情報に基づいて、前記車両の走行状態が、前記車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断工程と、
    前記シビアコンディション判断工程における判断結果に基づいて、前記シビアコンディション状態における前記車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積工程とを備え
    前記取得工程では、少なくとも前記環境情報および前記走行距離情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記環境情報は、前記車両の外部の気温に関する外気温情報、および前記車両が走行している地域の天候に関する天候情報の少なくとも一方を含み、
    前記シビアコンディション判断工程では、
    前記環境情報および前記走行距離情報に基づいて、前記車両の駆動手段が起動されてから停止されるまでの1回の駆動期間に前記車両が走行した距離である期間走行距離のうち、前記車両の外部の気温が0℃以下である環境下での走行距離の割合が、予め定める基準割合以上である氷点下走行が行われた回数である氷点下走行回数を求め、
    求めた前記氷点下走行回数が、予め定める基準回数以上であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする情報処理方法。
  14. 走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の前記車両の周囲の環境に関する環境情報、前記車両の走行距離に関する走行距離情報、前記車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、前記車両の走行速度に関する走行速度情報、および前記車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された前記車両関連情報に基づいて、前記車両の走行状態が、前記車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断工程と、
    前記シビアコンディション判断工程における判断結果に基づいて、前記シビアコンディション状態における前記車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積工程とを備え
    前記取得工程では、少なくとも前記道路傾斜情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記シビアコンディション判断工程では、前記道路傾斜情報に基づいて、前記車両が走行している道路が、予め定める登り坂角度以上の傾斜角度、または予め定める下り坂角度以下の傾斜角度を有する登降坂路であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする情報処理方法。
  15. 走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の前記車両の周囲の環境に関する環境情報、前記車両の走行距離に関する走行距離情報、前記車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、前記車両の走行速度に関する走行速度情報、および前記車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された前記車両関連情報に基づいて、前記車両の走行状態が、前記車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断工程と、
    前記シビアコンディション判断工程における判断結果に基づいて、前記シビアコンディション状態における前記車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積工程とを備え
    前記取得工程では、少なくとも前記走行速度情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記シビアコンディション判断工程では、
    前記走行速度情報に基づいて、前記車両の走行速度が、予め定める低速基準値未満である低速走行が、予め定める期間内に行われた回数である低速走行回数を求め、
    求めた前記低速走行回数が、予め定める低速基準回数以上であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする情報処理方法。
  16. 走行中に車両に与えられる振動に関する振動情報、走行中の前記車両の周囲の環境に関する環境情報、前記車両の走行距離に関する走行距離情報、前記車両が走行している道路の傾斜角度に関する道路傾斜情報、前記車両の走行速度に関する走行速度情報、および前記車両のブレーキの動作状況に関するブレーキ情報のうち、少なくとも1つを含む車両関連情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された前記車両関連情報に基づいて、前記車両の走行状態が、前記車両に対する負荷が比較的大きいシビアコンディション状態であるか否かを判断するシビアコンディション判断工程と、
    前記シビアコンディション判断工程における判断結果に基づいて、前記シビアコンディション状態における前記車両の走行距離であるシビアコンディション走行距離に関するシビアコンディション走行距離情報を蓄積する蓄積工程とを備え
    前記取得工程では、少なくとも前記走行速度情報および前記ブレーキ情報を含む前記車両関連情報を取得し、
    前記シビアコンディション判断工程では、
    前記走行速度情報および前記ブレーキ情報に基づいて、予め定める期間内に、前記車両のブレーキが動作しており、かつ前記車両の走行速度が、予め定めるアイドリング基準値未満であるアイドリング状態になった回数であるアイドリング回数を求め、
    求めた前記アイドリング回数が、予め定めるアイドリング基準回数以上であると判断すると、前記車両の走行状態が、前記シビアコンディション状態であると判断することを特徴とする情報処理方法。
  17. 前記蓄積工程で蓄積された前記シビアコンディション走行距離情報を、予め定める操作に従って出力する出力工程を備えることを特徴とする請求項12〜16のいずれか1つに記載の情報処理方法。
  18. 前記出力工程では、前記シビアコンディション走行距離情報として、少なくとも、予め定める累計期間内の前記シビアコンディション走行距離および前記シビアコンディション走行距離以外の前記車両の走行距離を出力するか、または、少なくとも、前記累計期間内の前記車両の総走行距離に対する前記シビアコンディション走行距離の割合を出力することを特徴とする請求項17に記載の情報処理方法。
JP2013172809A 2013-08-23 2013-08-23 情報処理装置および情報処理方法 Expired - Fee Related JP6091379B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013172809A JP6091379B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 情報処理装置および情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013172809A JP6091379B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 情報処理装置および情報処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015041304A JP2015041304A (ja) 2015-03-02
JP6091379B2 true JP6091379B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=52695412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013172809A Expired - Fee Related JP6091379B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 情報処理装置および情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6091379B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6292544B2 (ja) * 2016-03-25 2018-03-14 マツダ株式会社 エンジンオイル劣化診断装置
CN105844905A (zh) * 2016-06-07 2016-08-10 北京智驾互联信息服务有限公司 车队管理方法
WO2019111337A1 (ja) * 2017-12-05 2019-06-13 みなと観光バス株式会社 デジタルタコグラフ、及び運行管理システム
JP6612003B1 (ja) * 2019-04-15 2019-11-27 三菱電機株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7372772B2 (ja) 2019-07-16 2023-11-01 カワサキモータース株式会社 状態監視装置および状態監視プログラム
JP2021048493A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 自動車用電子制御装置
JP7230888B2 (ja) 2020-07-17 2023-03-01 トヨタ自動車株式会社 ブレーキパッド状態推定装置及びブレーキパッド状態推定方法
JP7230887B2 (ja) * 2020-07-17 2023-03-01 トヨタ自動車株式会社 ブレーキパッド状態推定装置及びブレーキパッド状態推定方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5619407A (en) * 1979-07-27 1981-02-24 Hino Motors Ltd Recorder for car
JPS5621937A (en) * 1979-07-27 1981-02-28 Hino Motors Ltd Automobile condition evaluating system
DE3104197C2 (de) * 1981-02-06 1983-07-21 Bayerische Motoren Werke AG, 8000 München Anzeigevorrichtung für Kraftfahrzeuge
JP3301995B2 (ja) * 1999-07-30 2002-07-15 富士重工業株式会社 ステレオ式車外監視装置
JP2002370630A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Hitachi Ltd 自動車の予防保全サービスシステム
JP2005016949A (ja) * 2003-04-28 2005-01-20 Tsubasa System Co Ltd 車輌点検支援方法、車輌点検支援プログラム、車輌点検支援システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015041304A (ja) 2015-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6091379B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
US10293829B2 (en) Road surface submergence estimation device
CN107000751B (zh) 用于提供建议驾驶速度的设备及方法
US6995663B2 (en) Driving workload estimation
US8996234B1 (en) Driver performance determination based on geolocation
JP5893953B2 (ja) 車両運行管理システム
CA2736855C (en) Vehicle telemetry system and method for evaluating and training drivers
EP2258588B1 (en) Device for monitoring vehicle driving
US11276305B2 (en) System for predicting road surface friction coefficient
US11536579B2 (en) Methods and systems for determining a vehicle route based on an estimation of the weight of the vehicle
JP6786921B2 (ja) 運転支援システム及び運転支援方法
US11332149B1 (en) Determining acceptable driving behavior based on vehicle specific characteristics
JP5121416B2 (ja) 車両情報管理装置、方法およびプログラム
EP3861288A1 (en) Method and system for estimating a residual range of a vehicle
US20220172280A1 (en) Incentivizing and/or penalizing vehicle renters based on telematics data
KR20180070127A (ko) 차량 및 그 제어방법
JP5456444B2 (ja) 走行情報収集システム及びサーバ装置
EP3891512B1 (en) System and method for providing an indication of driving performance
JP2012094015A (ja) 運転支援車載装置及び運転支援システム
GB2579559A (en) System and method for providing an indication of driving performance
JP7388000B2 (ja) 路面摩擦係数予測システム
AU2012202024A1 (en) A System and Method for Collecting an Operator Behavioural Profile
JP2024047901A (ja) タイヤ空気圧判定装置
CN114750543A (zh) 轮胎更换提醒方法、装置、设备及存储介质
Druta et al. phase I.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6091379

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees