JP2012094015A - 運転支援車載装置及び運転支援システム - Google Patents

運転支援車載装置及び運転支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】運転熟練者などの第三者が、運端中の状況を把握した上で運転者へのフィードバックを行える運転支援システムを提供する。
【解決手段】運転支援車載装置1が、問題運転状態の条件を記憶する問題条件記憶手段11と、運転関連情報取得手段12と、映像取得手段13と、前記運転関連情報が前記問題条件記憶手段11に記憶された前記条件に該当する場合に問題運転状態であることを検知する検知手段14と、自動車の運転状況を記憶する運転状況記憶手段15と、前記検知手段14によって前記問題運転状態が検知されるごとに前記映像を切り出す映像編集手段16と、前記切り出された映像と運転関連情報とを前記検知された問題運転状態に対応付けて前記運転状況として前記運転状況記憶手段15に記憶させる記憶制御手段17と、前記運転状況を宅内装置2に送信する車載装置側通信手段18と、を備えることを特徴とした。
【選択図】図2

Description

本願発明は、自動車の運転状況を取得する運転支援車載装置及び運転支援車載装置で取得した情報をもとに運転を支援する運転支援システムに関するものである。
従来から、自動車運転時のデータを収集し、運転を支援するシステムが発明されてきた。例えば、特開2008−46759号公報(特許文献1)に示される運転支援装置は、支援対象のドライバをタイプ分類し、そのタイプに応じて運転を支援することにより、効果的に運転支援を行うものである。
特開2008−46759号公報
しかしながら、上記特許文献1に示された従来の運転支援装置では、運転支援が車内で行われるため、非熟練運転者のみが乗車しているような状況下では運転支援を受けても効果的に活用できない場合がある、という問題が存在した。
本願発明は、このような従来の課題を解決するものであり、運転熟練者などの第三者が車外にて、運転中の状況を把握した上で運転者へのフィードバックを行える運転支援車載装置及び運転支援システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願発明の運転支援車載装置は、自動車の運転状況に関する情報を取得し運転を支援する運転支援システムに用いられる運転支援車載装置であって、抽出対象となる運転状態であることを判定するための検知条件を記憶する条件記憶手段と、自動車に関する運転関連情報を取得する運転関連情報取得手段と、運転中の映像を取得する映像取得手段と、運転関連情報取得手段によって取得された運転関連情報が条件記憶手段に記憶された検知条件に該当する場合に抽出対象運転状態であることを検知する検知手段と、自動車の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と、検知手段によって抽出対象運転状態が検知されるごとに、当該検知時点を基準としてあらかじめ設定された記録時間における映像を切り出す映像編集手段と、切り出された映像と記録時間における運転関連情報とを検知された抽出対象運転状態に対応付けて運転状況として運転状況記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、記憶された運転状況を宅内装置に送信する車載装置側通信手段と、を備えることを特徴としている。
条件記憶手段は問題運転状態であることを判定するための検知条件を記憶する問題条件記憶手段を有し、検知手段は、問題条件記憶手段に記憶された検知条件を参照して抽出対象運転状態として問題運転状態を検知することが望ましい。
さらに、運転中の車外の気象情報を取得する気象情報取得手段を備え、条件記憶手段は気象情報と対応付けた抽出対象運転状態の検知条件を有し、検知手段は、取得した運転関連情報と気象情報とを検知条件に照合して、検知条件に該当する場合に抽出対象運転状態であることを検知し、記憶制御手段は、切り出された映像と前記記録時間における運転関連情報及び気象情報とを、検知された抽出対象運転状態に対応付けて運転状況として運転状況記憶手段に記憶させることが望ましい。
加えて、条件記憶手段は優良運転状態であることを判定するための検知条件を記憶する優良条件記憶手段を有し、 検知手段は、優良条件記憶手段に記憶された検知条件を参照して抽出対象運転状態として問題運転状態を検知するようにしてもよい。
また、本願発明の運転支援システムは、この運転支援車載装置と宅内装置とを有し、運転支援車載装置で取得した情報を宅内装置に表示させる表示制御手段を備え、宅内装置は宅内装置側通信手段と表示手段とを備え、運転支援車載装置で取得した自動車の運転状況を表示制御手段によって宅内装置の表示手段に表示する。
この運転支援システムは、運転者が帰宅したかどうかを判断する帰宅判断手段を備え、宅内装置は宅内装置側記憶手段を備え、帰宅判断手段によって運転者の帰宅を判断すると運転支援車載装置で取得した運転状況を宅内装置側記憶手段に送信するようにしてもよい。
本願発明の運転支援車載装置及び運転支援システムは、検討すべき運転状況に関する情報を抜き出して記憶し、宅内装置に表示させる。これにより、自動車運転時に車内にいなかった者からもフィードバックを受けることができるので、従来からある運転を支援するシステムよりも効果的に支援内容を活用することが可能である。さらに、検討すべき運転状況に関する情報のみを記憶するため、運転中の全ての情報を記憶する場合に比べ記憶領域が小さくすむという効果がある。
本願発明の一例としての実施形態にかかる運転支援システムの構成図 本願発明の一例としての実施形態にかかる運転支援車載装置及び宅内装置のブロック図 本願発明の一例としての実施形態にかかる運転支援システムのフローチャート 運転状況記憶手段15における記憶テーブルの一例を示す表 本願発明の一例としての実施形態にかかるビジネス展開の例を示す図 本願発明の一例としての実施形態にかかる運転支援システムの、帰宅トリガを組み込んだフローチャート 天候により検知条件を変える場合の一例を示す一覧表
以下、本願発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。ただし、本実施形態は実施の一例を示したに過ぎず、本願発明はこれに限定されるものではない。
本願発明の一例としての実施形態を図1、図2に示す。まず、本実施形態の運転支援システムの概要を述べると、運転支援車載装置1は、抽出対象となる運転状態であることを判定するための検知条件を記憶する条件記憶手段10と、自動車に関する運転関連情報を取得する運転関連情報取得手段12と、運転中の映像を取得する映像取得手段13と、運転関連情報取得手段12によって取得された運転関連情報が条件記憶手段10に記憶された検知条件に該当する場合に抽出対象運転状態であることを検知する検知手段14と、自動車の運転状況を記憶する運転状況記憶手段15と、検知手段14によって抽出対象運転状態が検知されるごとに、当該検知時点を基準としてあらかじめ設定された記録時間における映像を切り出す映像編集手段16と、切り出された映像と記録時間における運転関連情報とを検知された抽出対象運転状態に対応付けて運転状況として運転状況記憶手段15に記憶させる記憶制御手段17と、記憶された運転状況を宅内装置2に送信する車載装置側通信手段18と、を備えてなり、条件記憶手段10は問題運転状態であることを判定するための検知条件を記憶する問題条件記憶手段11を有し、検知手段14は、問題条件記憶手段11に記憶された検知条件を参照して抽出対象運転状態として問題運転状態を検知することを特徴としている。また、本実施形態の運転支援システムはこの運転支援車載装置1と宅内装置2とを有し、運転支援車載装置1で取得した情報を宅内装置2に表示させる表示制御手段91を備え、宅内装置2は宅内装置側通信手段21と表示手段22とを備え、運転支援車載装置1で取得した自動車の運転状況を表示制御手段91によって宅内装置2の表示手段22に表示することを特徴とする。
宅内装置2は、ネットワーク3を通して運転情報収集装置4に接続されおり、運転情報収集装置4との間で情報のやり取りを行う。
ここから、本実施形態の運転支援システムを具体的に説明する。
運転支援車載装置1は、図2に示すように、中央処理装置1Aとメモリ1Bと車載カメラ1Cと衛星情報受信機1Dと車載センサ1Eとを備えてなり、中央処理装置1Aは検知手段14と映像編集手段16と運転関連情報編集手段16’と記憶制御手段17と車載装置側通信手段18との機能を有し、メモリ1Bは映像一時記憶領域1Bmと、運転関連情報一時記憶領域1Bdと、問題条件記憶手段11を有する条件記憶手段10と運転状況記憶手段15との機能と、を有し、車載カメラ1Cは映像取得手段13の機能を有し、衛星情報受信機1Dは運転関連情報取得手段12のうち位置情報を取得する部分の機能を有し、車載センサ1Eは運転関連情報取得手段12のうち衛星情報受信機1Dを必要としない部分の機能を有する。
宅内装置2は、宅内情報管理装置2Aと宅内表示器2Bとを備えてなり、宅内情報管理装置2Aは表示制御手段91と宅内装置側通信手段21との機能を有し、宅内表示器2Bは表示手段22の機能を有する。なお、本実施形態では表示制御手段91を宅内装置2に設けたが、運転支援車載装置1に設けてもよい。
ネットワーク3は、インターネットを構成している。ただし、インターネットに限るものではなく、宅内装置2と運転情報収集装置4との間で通信が可能であればよい。
運転情報収集装置4は宅外に設けられたセンターサーバなどであり、複数の宅内装置が接続可能で、利用者の情報を収集・蓄積する。
ここで、各構成要素について詳しく説明する。
検知手段14は、条件記憶手段10に記憶されている検知条件を参照しながら、運転関連情報取得手段12で取得された情報が検知条件に該当しているかを調べ、該当していれば抽出対象運転状態であることを検知する。
映像編集手段16は、映像取得手段13により取得された情報の、抽出対象運転状態が検知された時点を基準としてあらかじめ設定された記録時間における部分を抜き出す。検知時点を基準とした記録時間は、例えば抽出対象運転状態が検知されている間とその前後一定時間であり、具体的には抽出対象運転状態が検知される直前の20秒間と検知されている間と検知されている状態が終わった後の10秒間とである。ただし検知前や検知後の記録時間は20秒や10秒に限るものではない。また、抽出対象運転状態が検知されている間とその前の一定時間、抽出対象運転状態が検知されている間とその後の一定時間、抽出対象運転状態が検知された時点から一定時間、なども考えられる。具体的には検知直前の10秒間と検知中、検知中とその直後10秒間、検知が継続しているかに関わらず検知状態開始時点から30秒間、などである。また、抽出対象運転状態ごとに異なる記録時間を設定してもよい。なお、これらは例であるに過ぎず、記録時間を限定するものではない。
運転関連情報編集手段16’は、運転関連情報取得手段12により取得された情報の、抽出対象運転状態が検知された時点を基準としてあらかじめ設定された記録時間における部分を抜き出す。検知時点を基準とした記録時間については、前述の映像編集手段16と同様である。
記憶制御手段17は、映像編集手段16と運転関連情報編集手段16’とが編集した情報を、対応する抽出対象運転状態と関連付けて運転状況記憶手段15に記憶させる。
車載装置側通信手段18と宅内装置側通信手段21とは、無線または有線の電気通信によってデータの送受信を行う。
映像一時記憶領域1Bmは、映像取得手段13で取得した情報を一定時間保持する。
運転関連情報一時記憶領域1Bdは、運転関連情報取得手段12で取得した情報を一定時間保持する。
条件記憶手段10は、抽出対象の運転状態であることを検知するための検知条件を記憶する。
問題条件記憶手段11は、問題運転状態であることを検知するための検知条件を記憶する。
運転状況記憶手段15は、映像編集手段16と運転関連情報編集手段16’とによって取得情報から編集され、記憶制御手段17によって対応する抽出対象運転状態と関連付けられた運転状況を記憶する。
運転関連情報取得手段12は、GPS情報受信機能を持つカーナビゲーションシステムや各種センサなどの運転関連情報収集部を備え、運転関連情報を取得する。運転関連情報とは、自動車運転中に把握できる情報である。例えば、どの程度ハンドルを切ったのかを示すステアリング情報や、ブレーキをどの程度の強さでどれくらいの時間踏んだのかを示すブレーキ情報、自動車の速度情報、車間距離、ガソリンの残量、タイヤの空気圧、現在地の位置情報などである。GPSは全地球測位システム(Global Positioning System)のことであり、現在地の位置情報を取得する手段の一つである。ただし、位置情報の取得に必ずしもGPSカーナビゲーションシステムを用いなければならないわけではなく、また、本願発明において位置情報の取得が必須なわけではない。
映像取得手段13は、車載カメラなどの映像取得部を備え、車外の映像を動画情報として取得する。
表示制御手段91は、運転状況記憶手段15に記憶された情報を宅内装置2に送信させ、表示させる。
表示手段22は、液晶画面やブラウン管画面などのディスプレイを備え、自己に入力された情報を可視化して表示する。
次に、上述のように構成された運転支援システムの動作について説明する。図3は運転支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。
まず、運転前に予め条件記憶手段10の問題条件記憶手段11に問題運転状態の検知条件を記憶させておく(ステップS0)。問題運転状態とは、例えば速度の出しすぎや、速度が出ている中でのブレーキの踏みっぱなしのような、運転時に望ましくない状態のことである。例えば時速が100キロメートル以上の場合には速度の出しすぎであるとみなす、というように、問題運転状態と、当該問題運転状態とみなされる数値範囲と、を関連付けて検知条件として設定する。問題条件記憶手段11への入力は手入力でもよいし、運転情報収集装置4に蓄積されている情報を宅内装置2にネットワーク3を介してダウンロードし、それを運転支援車載装置1に転送することで問題条件記憶手段11に記憶するようにしてもよい。
このようにして問題条件記憶手段11に検知条件が記憶された状態で運転を開始する。運転中は、運転関連情報取得手段12、映像取得手段13により常時情報が取得される(ステップS1)。取得された映像情報は映像一時記憶領域1Bmに、取得された運転関連情報は運転関連情報一時記憶領域1Bdに、一定時間保存される。
検知手段14は、取得された運転関連情報を常時、検知条件に照合し、検知条件に該当するかどうかを判断する。運転関連情報が検知条件に該当しなければ(ステップS2でNo)、ステップS1、ステップS2を繰り返す。一方、検知条件に該当すると(ステップS2でYes)、検知条件に該当している間中、検知手段14は、映像編集手段16と運転関連情報編集手段16’とに検知信号を送り、記憶制御手段17に検知した問題運転状態の情報を送る。
検知信号を受信した映像編集手段16は、信号受信時を基準として一定の時間、映像一時記憶領域1Bmに記憶されている映像情報を記憶制御手段17へと送信する(ステップS3)。例えば、検知時点を基準とした記録時間を問題運転状態が検知されている間とその前後一定時間とした場合は、信号受信中と信号受信後の一定時間、映像一時記憶領域1Bmに記憶されている映像情報を送信する。映像一時記憶領域1Bmにはその瞬間から保持時間分前までの情報が記憶されており、これにより、検知時点より保持時間分前から検知後一定時間経過時までに取得された情報が抜き出されることになる。運転関連情報編集手段16’も同様にして情報を編集する。
記憶制御手段17は、映像編集手段16から送られた情報と運転関連情報編集手段16’から送られた情報とを、検知手段14から送られた問題運転状態の情報と対応付けて運転状況として運転状況記憶手段15に記憶させる(ステップS4)。例えば図4に示すような記憶テーブルで記憶される。なお、例えばタイヤの空気圧が低下している状態で高速道路を走行したような場合など、詳しい運転関連情報や映像情報が特に必要ない場合には、運転関連情報や映像情報は記憶せずに問題運転状態があったことのみを記憶するようにしてもよい。
これらステップS1〜S4の動作をデータ送信命令があるまで繰り返す(ステップS5でNo)。
手入力などにより表示制御手段91にデータ送信命令が出されると、(ステップS5でYes)、表示制御手段91によって、車載装置側通信手段18と宅内装置側通信手段21とを通して運転状況記憶手段15に記憶された運転状況が送信され、表示手段22に表示される(ステップS6)。
上記のステップS0〜S6の処理により、自動車運転中における問題のある運転状況に関する情報だけを抜き出して、運転終了後に宅内装置2に表示することができる。このため、運転者や同乗者だけでなく、車内にいなかった者も運転者による運転状況を把握することができるので、運転状況について客観的な意見を得ることが可能となる。また、表示される情報には映像が含まれるため、問題のある運転状況が具体的に把握しやすくなり、より適切な意見が得やすくなる。さらに、位置情報も考慮に入れて問題のある運転状況を検出しているので、検討される事象の幅を広げることができる。特に運転者が非熟練者である場合、このシステムを用いて、同乗していなかった運転熟練者に運転状況を見せてアドバイスを得ることにより高い効果が期待できる。また、検討すべき運転状況の記録に関して、例えば、運転支援車載装置1にて運転中における映像等の情報を常時記録し、後にその常時記録した映像等の情報を宅内装置2などに送信する。そして、宅内側で抽出対象の運転状態を検知して、検討すべき運転状況に関する映像等の情報を編集することも考えられる。これに対し本願発明においては、運転支援車載装置1にて、抽出対象の運転状態を検知しそれに関する映像等の情報を抜き出してから、その抜き出した映像等の情報を記録している。従って、本願発明は抽出対象の運転状態を検知しそれに関する映像等の情報のみを記録することで足りるから、車内側で常時記録した後に宅内側で編集する場合に比べ、運転支援車載装置1に搭載しなければばらないメモリが大幅に少ない容量ですむ。
運転情報収集装置4で、取得された運転状況や利用者の問題運転状態検知条件などを収集・蓄積し、利用することも可能である。利用方法としては、前述のように、問題条件記憶手段11に問題運転状態の検知条件を記憶させる際に、運転情報収集装置4に蓄積されている情報を宅内装置2にネットワーク3を介してダウンロードし、それを運転支援車載装置1に転送するものや、図5に示すように、自動車の運転におけるヒヤリ・ハット事例としてビジネス展開するものが考えられる。ビジネス展開としては、例えば、運転情報収集装置4に蓄積された運転状況を、運転免許教習所や各都道府県の公安部などが運転者から許可を得て無償で取得、あるいは運転者に対価を支払って購入し、学科教習中や講習中にヒヤリ・ハット事例として提示する。これにより、経験した事例が今後発生しないように学科教習受講者や講習受講者などの第三者へ周知が図られることになり、結果として交通事故の削減にもつながる可能性がある。
なお、この運転支援車載装置1を、さらに運転中の車外の気象情報を取得する気象情報取得手段19を備え、条件記憶手段10は気象情報と対応付けた抽出対象運転状態の検知条件を有し、検知手段14は、取得した運転関連情報と気象情報とを検知条件に照合して、検知条件に該当する場合に抽出対象運転状態であることを検知し、記憶制御手段17は、切り出された映像と記録時間における運転関連情報及び気象情報とを、検知された抽出対象運転状態に対応付けて運転状況として運転状況記憶手段15に記憶させるものとしてもよい。
この場合、衛星情報受信機1Dはさらに気象情報取得手段19の機能を有する。この気象情報取得手段19は車外の気象情報を取得する。なお、例えばキーボードやタッチパネルといった入力端末などの入力部を備え、入力により気象情報を取得するものでもよい。検知手段14は、条件記憶手段10の問題条件記憶手段11に記憶されている検知条件を参照しながら、運転関連情報取得手段12及び気象情報取得手段19で取得された情報のそれぞれ、または組み合わせが、参照した検知条件に該当しているかを調べ、該当していれば問題運転状態であることを検知する。
動作フローでは、ステップS0において、気象が関係しない検知条件に加えて、例えば雨天時において時速60キロメートル以上の場合には雨天時にスピードを出しすぎているとみなす、というような気象と関連のある検知条件も予め問題条件記憶手段11に記憶させておく。また、ステップS1において、気象情報取得手段19でも常時情報が取得される。そして、ステップS2において、検知手段14は、取得された運転関連情報と気象情報とを常時、検知条件に照合し、運転関連情報と気象情報のいずれか、または組み合わせが検知条件に該当するかどうかを判断する。
この結果、気象情報も考慮に入れて問題のある運転状況を検出できるため、運転終了後に宅内で表示される情報の幅が広がり、検討される事象の幅をさらに広げることができる。要求される運転が気象により異なる場合も多いため、より効果的な検討が可能となる。
また、この運転支援車載装置1を、条件記憶手段10が優良運転状態であることを判定するための検知条件を記憶する優良条件記憶手段11’を有し、検知手段14は、優良条件記憶手段11’に記憶された検知条件を参照して抽出対象運転状態として優良運転状態を検知するものとしてもよい。
この場合、メモリ1Bの条件記憶手段10はさらに優良条件記憶手段11’を有する。この優良条件記憶手段11’は、優良運転状態の検知条件を記憶する。
動作フローでは、ステップS0において、問題運転状態の検知条件を問題条件記憶手段11に記憶させるのに加えて、優良運転状態の検知条件も予め優良条件記憶手段11’に記憶させておく。優良運転状態とは、例えば後続車への停止予告などのために数度に分けてブレーキを踏んで制動を行っているといった、自動車運転時に望ましい状態のことである。記憶方法は問題運転状態の場合と同様である。また、ステップS2において、検知手段14は、問題条件記憶手段11に記憶されている検知条件を参照しながら、運転関連情報取得手段12及び気象情報取得手段19で取得された情報のそれぞれ、または組み合わせが、参照した検知条件に該当しているかを調べ、該当していれば問題運転状態であることを検知するとともに、優良条件記憶手段11’に記憶されている検知条件を参照しながら、同様にして優良運転状態であることを検知する。優良運転状態が検知された場合も、問題運転状態が検知された場合と同様の処理がなされ、運転状況が運転状況記憶手段15に記憶される。
これにより、優良運転までもが検討の対象となるので、改善すべき点だけでなく、定着させていくべき点などの確認も可能となる。また、ビジネス展開する場合には、優良運転の情報は、教材として用いられることで受講者の手本となり、結果として事故の削減につながる可能性がある。
この運転支援システムを、さらに運転者が帰宅したかどうかを判断する帰宅判断手段92を備え、宅内装置2は宅内装置側記憶手段23を備え、帰宅判断手段92によって運転者の帰宅を判断すると運転支援車載装置1で取得した運転状況を宅内装置側記憶手段23に送信するものとしてもよい。
この場合、宅内情報管理装置2Aはさらに宅内装置側記憶手段23と帰宅判断手段92との機能を有する。なお、表示制御手段91と同様、帰宅判断手段92を運転支援車載装置1に設けてもよい。この帰宅判断手段92は、例えばセンサなどの情報受信部を備え、自動車のキーが宅内に存在するかどうかで帰宅を判断する。このとき自動車のキーにはRFタグなどの無線タグが取り付けられている。他に、運転者が玄関の電気錠を開錠あるいは施錠したことで帰宅を判断するものでもよい。さらに、自動車駐車場のゲートの開閉情報や、駐車場ゲートへの自動車の侵入情報によって帰宅を判断するものも考えられる。これら単独ではなく、組み合わせで判断するものでもよい。また、入力端末などの入力部を備える構成とし、手入力によって帰宅を知らせるものでも構わない。この場合には、専用のUI画面上から情報送信要求の操作を実施する。宅内装置側記憶手段23は、運転支援車載装置1から送られてきた情報を記憶する。
この運転支援システムは図6に示すようなフローで動作する。ステップS1’〜S4’はステップS1〜S4と同様である。これらステップS1’〜S4’の動作を、帰宅トリガがあるまで繰り返す(ステップS5’でNo)。帰宅トリガとは、帰宅判断手段92により運転者が帰宅したと判断された場合に出される信号である。帰宅トリガがあれば(ステップS5’でYes)、それを受信した表示制御手段91によって、運転状況記憶手段15に記憶された運転状況が車載装置側通信手段18と宅内装置側通信手段21とを通して送信され(ステップS6’)、宅内装置側記憶手段23に記憶される。そして、表示制御手段91により、表示手段22に表示される(ステップS7’)。
これにより、運転支援車載装置1で取得された運転状況を、自動車が帰宅するタイミングに合わせて自動的に宅内に送信することができる。そのため、利用者の操作なしに、運転開始から運転終了までの間の検討すべき運転状況を全てまとめて一度に、しかも忘れることなく送信できる。
以下、この運転支援システムの活用例をいくつか紹介する。
急ブレーキをかけたことを検知する。自動車走行速度の差分、または加速度、またはフットブレーキの踏む度合いに関する情報などが検知条件の設定値以上であれば「急ブレーキをかけた」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「急ブレーキをかけた」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。一般道路でも危険であるが、特に高速道路で走行中には、急ブレーキをかけることで後続車を大変な危険にさらすことになりかねないので、急ブレーキをかけていないかを把握することは重要である。
走行中にブレーキを踏みっぱなしにしたことを検知する。自動車が停止していない状態でブレーキランプが点灯し続けている時間が検知条件の設定値以上になれば、「ブレーキを踏みっぱなしにしている」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「ブレーキを踏みっぱなしにしている」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。走行中にブレーキ継続中の状態が続くと、ブレーキパッドの磨耗によりブレーキが利かなくなるフェード現象や、液圧系統内部に蒸気による気泡が生じるためにブレーキが利かなくなるベーパーロック現象を引き起こすことになりかねないので、走行中のブレーキ継続時間が長すぎないかを把握することは重要である。
急発進したことを検知する。自動車発進時の速度の差分、または加速度が検知条件の設定値以上であれば、「急発進した」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「急発進した」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。飛び出しによる事故や先行車への衝突事故につながりかねないことから、急発進していないかを把握することは重要である。
ETCゲート付近で高速走行したことを検知する。取得した位置情報がETCゲート付近であることを示しており、かつ自動車走行速度が検知条件の設定値以上であれば、「ETCゲート付近で高速走行している」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「ETCゲート付近で高速走行している」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。ETCゲートのバーを折る事故につながりかねないことから、ETCゲート付近で高速走行していないかを把握することは重要である。
交差点付近で減速していないことを検知する。取得した位置情報が交差点付近であることを示しており、かつ自動車走行速度が検知条件の設定値以上であれば、「交差点付近で減速していない」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「交差点付近で減速していない」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。減速しないまま交差点に進入することで、特に歩行者との接触事故の危険性が高まり、また事故が発生したときに重大なものになる危険性が高まることから、減速しないまま交差点に進入していないかを把握することは重要である。
また、信号の情報が収集できるのであれば、黄信号での無理な進入や赤信号での進入を検知するという活用例も考えられる。信号情報が黄または赤でかつ自動車走行速度が検知条件の設定値以上であれば、「黄信号で無理な進入を行った」や「赤信号で進入を行った」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「黄信号で無理な進入を行った」や「赤信号で進入を行った」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。信号無視には事故の危険が伴うことから、黄信号での無理な進入や赤信号での進入がないかを把握することは重要である。
法定速度を逸脱していることを検知する。位置情報によりその道路における制限速度を取得し、自動車走行速度が検知条件の設定値以上に制限速度を上回っていれば、「スピードを出しすぎている」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「スピードを出しすぎている」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。重大事故につながりかねないことから、スピードを出しすぎていないかを把握することは重要である。
一方通行道路を逆走したことや進入禁止道路内へ進入したことを検知する。カーナビゲーションシステムなどから得た道路標識の情報が「一方通行」「進入禁止」を示し、かつGPSから得た情報により逆走や進入が判定されれば、「一方通行道路を逆走した」や「進入禁止道路内へ進入した」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「一方通行道路を逆走した」や「進入禁止道路内へ進入した」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。立ち往生や衝突事故につながりかねないことから、一方通行道路の逆走や進入禁止道路内への進入がないか把握することは重要である。
一時停止の標識前で一時停止していないことを検知する。カーナビゲーションシステムなどから得た道路標識の情報が「一時停止」を示す場所で、自動車走行速度が0キロメートルの状態になることなく先へ進めば、「一時停止の標識前で一時停止していない」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「一時停止の標識前で一時停止していない」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。接触事故につながりかねないことから、一時停止を無視していないか把握することは重要である。
車間距離が短いことを検知する。ミリ波センサなどにより測定された先行車との車間距離が、自動車走行速度によってそれぞれ検知条件に設定されている値以下であれば、「十分な車間距離を確保していない」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「十分な車間距離を確保していない」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。追突事故につながりかねないことから、車間距離が短すぎないかを把握することは重要である。
タイヤの空気圧が不足した状態で高速道路を走行したことを検知する。取得した位置情報が高速道路内を示しており、かつタイヤ空気圧が検知条件の設定値以下であれば、「タイヤの空気圧が不足した状態で高速道路を走行している」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「タイヤの空気圧が不足した状態で高速道路を走行している」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。なお、この場合は、運転状況ではなく単なるイベント情報として記憶し、宅内装置2でそのイベントを表示するだけにしてもよい。走行中にバランスを崩す原因や、タイヤがパンクする原因になりかねないことから、タイヤの空気圧が不足した状態で高速道路を走行していないかを把握することは重要である。
メンテナンス時期が過ぎたことを検知する。オイル交換時期や洗車時期などの自動車メンテナンス時期の情報(手入力でもよい)の更新が検知条件に設定された期間内になされなかった場合、「長期間メンテナンスがされていない」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「長期間メンテナンスがされていない」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。なお、この場合は、運転状況ではなく単なるイベント情報として記憶し、宅内装置2でそのイベントを表示するだけにしてもよい。思わぬ不具合が生じている危険性が高まることから、適正にメンテナンスを行っているかを把握することは重要である。
燃費の悪い運転をしたことを検知する。自動車の燃費に関する情報が検知条件の設定値以下であれば、「燃費の悪い運転をしている」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「燃費の悪い運転をしている」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。なお、この場合は、運転状況ではなく単なるイベント情報として記憶し、宅内装置2でそのイベントを表示するだけにしてもよい。燃費の悪い運転が事故に直結するわけではないが、環境にも十分配慮する必要があることから、燃費の悪い運転をしていないか把握することは重要である。
アイドリングが長時間に及んでいることを検知する。自動車停止中におけるエンジン回転数が検知条件の設定値以下という状態の継続時間が検知条件の設定値以上になれば、「長時間アイドリングをしている」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「長時間アイドリングをしている」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。長時間のアイドリングが事故に直結するわけではないが、環境にも十分配慮する必要があることから、アイドリングが長時間に及んでいないかを把握することは重要である。
また、気象情報を取り入れた場合の活用例として以下のようなものが考えられる。
雨天時に高速走行をしたことを検知する。例えばワイパー回転数「最大」というようなワイパー稼動状態でかつ自動車走行速度が検知条件の設定値以上であれば、あるいは、取得した気象がにわか雨などの激しい雨といった「雨天」とされる天候でかつ自動車走行速度が検知条件の設定値以上であれば、「雨天時に高速走行している」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「雨天時に高速走行している」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。ハイドロプレーニング現象が発生する恐れがあることから、雨天時に高速走行していないかを把握することは重要である。
降雪時に高速走行をしたことを検知する。取得した気象が「雪」とされる天候でかつ自動車走行速度が検知条件の設定値以上であれば、「降雪時に高速走行している」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「降雪時に高速走行している」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。スリップ現象が発生する恐れがあることから、降雪時に高速走行していないかを把握することは重要である。
霧が発生しているときにライトが適切に点灯されていないことを検知する。取得した気象が霧の中であることを示しておりかつ前照灯または霧灯が点灯されていなければ、あるいは、取得した気象が霧の中であることを示しておりかつ前照灯が上向きの状態で点灯されていれば、「霧中で前照灯または霧灯を点灯していない」「霧中で前照灯を上向きに点灯している」という問題運転状態が検知され、あらかじめ設定された記録時間の情報が「霧中で前照灯または霧灯を点灯していない」「霧中で前照灯を上向きに点灯している」という問題運転状態とともに運転状況として記憶される。霧中では視界が悪いため、ライトを点灯していないと追突などの事故の危険が高まることから、また、霧中で上向きにライトを点灯すると乱反射してさらに見通しを悪くさせかねないことから、霧発生時に不適切な点灯状態で運転していないかを把握することは重要である。
この他にも、図7の表に例を示すように、天候により問題運転状態の検知条件を変えることが考えられる。図7では、「通常」と異なる検知条件の場合のみ記入している。なお、図7は一例であり、検知条件はこの限りではない。例えば項目「ライト」について、季節によって検知条件の時間を変えたり、気象でなく照度センサなどによる明るさを用いたりしてもよいし、例えば天候「雨」について、降雨量によって検知条件を変えてもよい。
上記の例だけでなく、道路交通法などの交通規則に違反するような運転をしていないか、他の車や交通弱者に影響を及ぼすような危険な運転をしていないか、環境保全上問題のある運転をしていないか、などという観点から情報を収集し活用することが可能である。
以上で説明したように、本実施形態の運転支援システムでは、自動車運転中における検討すべき運転状況に関する情報だけを抜き出して、運転終了後に宅内の表示器に表示することができる。このため、運転者や同乗者だけでなく、車内にいなかった者も運転者による運転状況を把握することができるので、運転状況について客観的な意見を得ることが可能となる。また、表示される情報には映像が含まれるため、検討すべき運転状況が具体的に把握しやすくなり、より適切な意見が得やすくなる。さらに、位置情報や気象情報も併せて検討すべき運転状況を検出しているため、検討される事象の幅を広げることができる。特に運転者が非熟練者である場合、このシステムを用いて、同乗していなかった運転熟練者に運転状況を見せてアドバイスを得ることにより高い効果が期待できる。このとき、検討すべき運転状況の記録に関して、例えば、運転支援車載装置1にて運転中における映像等の情報を常時記録し、後にその常時記録した映像等の情報を宅内装置2などに送信して、宅内側で抽出対象の運転状態を検知し、検討すべき運転状況に関する映像等の情報を編集することも考えられる。これに対し本願発明においては、運転支援車載装置1にて、抽出対象の運転状態を検知しそれに関する映像等の情報を抜き出してから、その抜き出した映像等の情報を記録している。従って、本願発明は抽出対象の運転状態を検知しそれに関する映像等の情報のみを記録することで足りるから、車内側で常時記録した後に宅内側で編集する場合に比べ、運転支援車載装置1に搭載しなければばらないメモリが大幅に少ない容量ですむ。
また、運転支援車載装置1で取得した運転状況を、自動車が帰宅するタイミングに合わせて自動的に宅内に送信することにより、利用者の操作なしに、運転開始から運転終了までの間の検討すべき運転状況を全てまとめて一度に、しかも忘れることなく送信できる。
なお、本実施形態では、宅内装置2が宅内情報管理装置2Aと宅内表示器2Bなどの周辺機器からなる宅内ネットワークシステムの一部であり、この宅内ネットワークシステムと運転支援車載装置1が接続されて運転支援システムが構成されている。しかし、これは本願発明の実施の一例を示したに過ぎず、よって本願発明を限定するものではない。また、本願発明の運転支援システムは運転支援車載装置1と宅内装置2とで成立可能であり、ネットワーク3と運転情報収集装置4とがない構成でもよい。
1 運転支援車載装置
2 宅内装置
10 抽出対象条件記憶手段
11 問題条件記憶手段
12 運転関連情報取得手段
13 映像取得手段
14 検知手段
15 運転状況記憶手段
16 映像編集手段
17 記憶制御手段
18 車載装置側通信手段
19 気象情報取得手段
21 宅内装置側通信手段
22 表示手段
23 宅内装置側記憶手段
91 表示制御手段
92 帰宅判断手段

Claims (6)

  1. 自動車の運転状況に関する情報を取得し運転を支援する運転支援システムに用いられる運転支援車載装置であって、
    抽出対象となる運転状態であることを判定するための検知条件を記憶する条件記憶手段と、
    自動車に関する運転関連情報を取得する運転関連情報取得手段と、
    運転中の映像を取得する映像取得手段と、
    前記運転関連情報取得手段によって取得された前記運転関連情報が前記条件記憶手段に記憶された前記検知条件に該当する場合に抽出対象運転状態であることを検知する検知手段と、
    自動車の運転状況を記憶する運転状況記憶手段と、
    前記検知手段によって前記抽出対象運転状態が検知されるごとに、当該検知時点を基準としてあらかじめ設定された記録時間における前記映像を切り出す映像編集手段と、
    前記切り出された映像と前記記録時間における運転関連情報とを前記検知された抽出対象運転状態に対応付けて前記運転状況として前記運転状況記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    記憶された前記運転状況を宅内装置に送信する車載装置側通信手段と、
    を備えることを特徴とする運転支援車載装置。
  2. 前記条件記憶手段は問題運転状態であることを判定するための検知条件を記憶する問題条件記憶手段を有し、
    前記検知手段は、前記問題条件記憶手段に記憶された検知条件を参照して前記抽出対象運転状態として問題運転状態を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の運転支援車載装置。
  3. 運転中の車外の気象情報を取得する気象情報取得手段を備え、
    前記条件記憶手段は前記気象情報と対応付けた抽出対象運転状態の検知条件を有し、
    前記検知手段は、取得した前記運転関連情報と前記気象情報とを前記検知条件に照合して、前記検知条件に該当する場合に前記抽出対象運転状態であることを検知し、
    前記記憶制御手段は、前記切り出された映像と前記記録時間における運転関連情報及び気象情報とを、前記検知された抽出対象運転状態に対応付けて前記運転状況として前記運転状況記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の運転支援車載装置。
  4. 前記条件記憶手段は優良運転状態であることを判定するための検知条件を記憶する優良条件記憶手段を有し、
    前記検知手段は、前記優良条件記憶手段に記憶された検知条件を参照して前記抽出対象運転状態として優良運転状態を検知する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の運転支援車載装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の運転支援車載装置と宅内装置とを有し、
    前記運転支援車載装置で取得した情報を前記宅内装置に表示させる表示制御手段を備え、
    前記宅内装置は宅内装置側通信手段と表示手段とを備え、
    前記運転支援車載装置で取得した自動車の運転状況を前記表示制御手段によって前記宅内装置の前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする運転支援システム。
  6. 運転者が帰宅したかどうかを判断する帰宅判断手段を備え、
    前記宅内装置は宅内装置側記憶手段を備え、
    前記帰宅判断手段によって運転者の帰宅を判断すると前記運転支援車載装置で取得した前記運転状況を前記宅内装置側記憶手段に送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載の運転支援システム。
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