JP6091201B2 - 誤接続防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラグの接続部に、ホースの一端に設けられる継手部材を接続する接続構造に使用する誤接続防止装置に関する。
従来、ガス機器等に設けられるプラグは、当該プラグに継手部材が接続された正常接続状態で使用可能となるものであり、継手部材と一体に備えられているホースを介してガス機器等へ都市ガス等の燃料ガスが供給可能に構成されている。
以下、まず、当該技術の前提となる継手部材の構成、プラグの構成、プラグへの継手部材の接続動作、プラグから継手部材の分離動作を、図面に基づいて説明する。
図10(a)は、プラグ40と継手部材20との非接続状態を示しており、図10(b)は、プラグ40と継手部材20との接続状態を示している。
尚、図10(b)では、ホース10、継手部材20、プラグ40に渡って流体流路22が形成され、ホース10側からガス機器(図示せず)の側への燃料ガスの供給が可能な状態となっている。この状態では、継手部材20は、その先端からの流体の流出が許容される開放状態となっている。
(継手部材の構成)
図10(a)に示すように、継手部材20は、ホース10が接続されるコネクタ11と、コネクタ11に連結される筒状本体21と、筒状本体21の内側で軸方向(図10(a)で矢印Xに沿う方向)に移動自在な作動部材33と、筒状本体21の外周部位で軸方向に移動自在なスリーブ部材34と、筒状本体21の継手部材先端側(図10(a)で矢印Xの先端側)に位置されスリーブ部材34の内径面により径方向の位置が規制されるロック用ボール35と、当該ロック用ボール35を継手部材先端側から位置決めする先端部材24と、筒状本体21の継手部材基端側(図10(a)で矢印Xの基端側)の外周部位で筒状本体21に固定されているカバー部材23とを備えて構成されている。
コネクタ11と作動部材33との間には、コネクタ11に対して作動部材33を継手部材先端側(図10(a)で矢印Xの先端側)に付勢する第1コイルバネ31が設けられ、カバー部材23とスリーブ部材34との間には、カバー部材23に対してスリーブ部材34を継手部材先端側に付勢する第2コイルバネ32が設けられている。
スリーブ部材34は、継手部材20が閉止状態(図10(a)に示す状態)にある場合、その継手部材先端側(図10(a)で矢印Xの先端側)の端面が、先端部材24の端面と同じ位置となる引退位置に位置し、継手部材20が開放状態(図10(b)に示す状態)にある場合、その継手部材先端側の端面が、先端部材24に対して、継手部材先端側に突出する突出位置に位置する。
スリーブ部材34の継手部材先端側(図10(a)で矢印Xの先端側)の部位には、ロック用ボール35を外径側部位に規制する第1規制面25が設けられ、当該第1規制面25より継手部材基端側(図10(a)で矢印Xの基端側)には、ロック用ボール35を内径側部位に規制する第2規制面26が設けられている。
ロック用ボール35は、スリーブ部材34が引退位置(図10(a)に示す状態)に位置する場合、ロック用ボール35とスリーブ部材34との位置関係から、第1規制面25により径方向位置を規制される。このとき、作動部材33は、継手部材先端側に位置して流体流路22が閉止され、流体流路22における燃料ガスの流通が禁止される。即ち、継手部材20は、閉止状態となる。
一方、ロック用ボール35は、スリーブ部材34が突出位置(図10(b)に示す状態)に位置する場合、ロック用ボール35とスリーブ部材34との位置関係から、第2規制面26により径方向位置を規制される。このとき、作動部材33は、継手部材基端側に位置して流体流路22が開放され、流体流路22における燃料ガスの流通が許容される。即ち、継手部材20は、開放状態となる。
以上の如く構成することにより、継手部材20は、その閉止状態と開放状態との間で、その内部を流れる燃料ガスの流れ状態を切替自在に構成されている。
〔プラグの構成〕
プラグ40は、図10(a)に示すように、継手部材20が接続される接続部48を備えて構成されており、当該接続部48の外周部位には、プラグ先端側からプラグ基端側への方向(図10(a)で矢印Xの方向)へ向けて、第1環状部41、ロック用ボール35を受け入れるロック溝部42、及び第2環状部43を順に備えている。接続部48の内部には、軸方向(図10(a)で矢印Xに沿う方向)に沿って、プラグ先端側からプラグ基端側に亘って、内部流体流路46が設けられている。
図10(a)に示す例では、第1環状部41と第2環状部43とは略同径に構成されており、ロック溝部42は、断面視において、プラグ40の径方向で径外から径内へ向けて徐々に幅狭となる略三角形状の溝として構成されている。
尚、当該プラグ40には、第2環状部43よりプラグ基端側において、第2環状部43より大径の大径部44が設けられている。
〔プラグへの継手部材の接続動作〕
プラグ40への継手部材20の接続動作に際しては、作業者は、継手部材20のカバー部材23を保持し、プラグ40を継手部材20の内部へ挿入させる。挿入前の状態で、継手部材20は、閉止状態(図10(a)に示す状態)にある。挿入操作において、プラグ40のプラグ先端側(図10(a)で矢印Xの基端側)の端面47は、作動部材33の継手部材先端側(図10(a)で矢印Xの先端側)の先端に当接し、作動部材33を継手部材基端側(図10(a)で矢印Xの基端側)へ押し込む。これにより、ホース10、継手部材20、及びプラグ40に亘って、流体流路22が形成される。
当該プラグ40の継手部材20への挿入に伴って、ロック用ボール35がロック溝部42に嵌り込むと共に、ロック用ボール35によるスリーブ部材34の継手部材基端側(図10(a)で矢印Xの基端側)への位置保持が解除され、継手部材先端側に付勢されているスリーブ部材34が継手部材先端側へ突出する。
これにより、継手部材20は、図10(a)に示す閉止状態から図10(b)に示す開放状態へ切り替えられることとなる。
〔プラグから継手部材の分離動作〕
プラグ40から継手部材20の分離動作に際しては、作業者は、継手部材20のスリーブ部材34を持って、このスリーブ部材34を継手部材基端側(図10(a)で矢印Xの基端側)に移動させる。移動前の状態において、継手部材20は、図10(b)に示す開放状態にある。移動操作において、作業者が、スリーブ部材34を、第2コイルバネ32の付勢力に抗して継手部材基端側に移動されることで、スリーブ部材34の第1規制面25が軸方向(図10(a)で矢印Xに沿う方向)のロック用ボール35に相対する位置に移動し、ロック用ボール35がロック溝部42から脱離される。
これにより、スリーブ部材34が、ロック用ボール35により継手部材基端側に位置保持されて、継手部材20は、図10(b)に示す開放状態から図10(a)に示す閉止状態へ切り替えられることとなる。
これまで説明したように、従来のガス機器(図示せず)等に設けられるプラグ40には、継手部材20を介してホース10が接続されることで、プラグ40に対して継手部材20が確実に接続され、ガス漏洩等を防止できる正常接続状態を実現できるようになっている。
ここで、特許文献1に開示の技術では、プラグ40の接続部48に対し、ゴムホース80(このホースは先端に継手部材を備えず、一般にゴムホースと呼ばれるため、以下、継手部材を備えないホースを単に「ゴムホース」と呼ぶ)が直接接続される誤接続状態を防止すべく、プラグ40の周囲を外囲する外囲部材を設けている。当該外囲部材は、ゴムホース80がプラグ40に直接接続される際、ゴムホース80の周囲をクリップにより挟持することを防止するように設けられている。
特開平11−063344号公報
特許文献1に開示の技術では、プラグ40に対し直接ゴムホース80が接続される誤接続状態において、当該ゴムホース80をクリップにより挟持することは防止できる。しかしながら、プラグ40に対し直接ゴムホース80が接続される誤接続状態において、クリップによりゴムホース80が挟持されていない状態で、使用される虞があり、改善の余地があった。
本発明は、ガス機器(図示せず)に設けられるプラグ40に継手部材20を介してホース10が接続される正常接続状態と、プラグ40に直接ゴムホース80が接続される誤接続状態とが発生する点に鑑みてなされたものであり、その目的は、プラグ40に本願にいう誤接続防止装置を装着しておくことにより、誤接続状態の発生を積極的に防止できながらも、正常接続状態を円滑に実現できる誤接続防止装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本願の誤接続防止装置は、
プラグ基端側に凹欠部が形成されるプラグの接続部に、ホースの一端に設けられる継手部材を接続する接続構造に使用する誤接続防止装置であって、その特徴構成は、
前記プラグの接続部に装着可能であると共に、一対の連結部材を連結して構成される筒状部材が設けられ、
前記筒状部材の前記プラグの接続部への装着状態において、前記筒状部材の筒状部材基端側端部に当該筒状部材より内側へ突出すると共に、前記プラグの前記凹欠部に嵌合する嵌合部を備え、
前記装着状態において、前記筒状部材は、一の前記連結部材及び他の前記連結部材の内周部位で筒状部材先端側に、筒状部材先端側の外部から前記プラグの接続部を隔離する隔離壁を備え、
一対の前記連結部材のうち、一の前記連結部材には係合部が設けられると共に、他の前記連結部材には前記係合部に係合する被係合部が設けられ、
前記被係合部を備えた前記連結部材は、連結部材本体と、当該連結部材本体と一部で一体化され、他部が当該連結部材本体に対して揺動自在に構成される係合解除用弾性変形部とを有して構成され、
前記装着状態において、前記係合解除用弾性変形部に、前記筒状部材より内径側に突出すると共に、筒状部材先端側から筒状部材基端側に向かうに従って内径側突出量が増加する傾斜部を備え、
プラグ軸方向で筒状部材先端側から筒状部材基端側への前記継手部材の挿入に伴って、前記傾斜部に前記継手部材が当接して前記係合解除用弾性変形部が弾性変形し、前記係合部と前記被係合部との係合が解除され、前記筒状部材が前記プラグの接続部から脱離する点にある。
上記特徴構成によれば、筒状部材のプラグの接続部への装着状態において、係合解除用弾性変形部に、前記筒状部材より内径側に突出すると共に、筒状部材先端側から筒状部材基端側に向かうに従って内径側突出量が増加する傾斜部を備えているので、筒状部材への継手部材の挿入に伴って、継手部材が傾斜部に当接させ、係合解除用弾性変形部を弾性変形(揺動変形)させ、係合部と被係合部との係合を解除することができ、筒状部材をプラグの接続部から脱離させることができる
また、本発明は、装着対象が、プラグ基端側に凹欠部が形成されるプラグである場合に、当該凹欠部に嵌り合う嵌合部を備えるものであるから、筒状部材のプラグの接続部への装着状態において、凹欠部に嵌合部を嵌合させて、筒状部材をプラグの軸心周りで周り止めすることができる。
更には、装着状態において、筒状部材は、一の連結部材及び他の連結部材の内周部位で筒状部材先端側に、筒状部材先端側の外部からプラグの接続部を隔離する隔離壁を備えるから、装着状態においてゴムホース等がプラグの接続部へ接続されることを好適に防止できる。
本発明の誤接続防止装置の更なる特徴構成は、
前記一対の連結部材に関し、
前記プラグへの非装着状態において離間する前記連結部材の離間側端位置の一方に凸部が設けられると共に、他方に凹部が設けられ、
前記プラグへの装着状態において、前記凸部が前記凹部に進入して、前記一対の連結部材が互いに対して位置決めされる点にある。
上記特徴構成によれば、一対の連結部材が、非装着状態から装着状態へ移行する際に、その一方に設けられる凸部が、他方に設けられる凹部に進入するから、一対の連結部材の互いに対する位置決めを、確実に行うことができる。
本発明の誤接続防止装置の更なる特徴構成は、
前記一の連結部材に設けられる前記係合解除用弾性変形部の他部側端部は、前記一部側から前記他部側へ向けて膨出する膨出部を備え、
前記他の連結部材は、前記係合部と前記被係合部との係合状態において、前記膨出部を受け入れる受入部を備え、
前記受入部及び前記膨出部は、前記受入部が前記膨出部を受け入れる受け入れ状態において、前記係合解除用弾性変形部の弾性変形を抑制する弾性変形抑制機構として働く点にある。
上記特徴構成によれば、係合解除用弾性変形部の他部側端部に設けられた膨出部は、係合部と被係合部との係合状態において、被係合部が備えられた他の連結部材に設けられる受入部に受け入れられ、係合解除用弾性変形部の弾性変形を抑制する弾性変形抑制機構として働くから、例えば、使用者が、筒状部材への継手部材の挿入を行わずに、プラグの接続部から筒状部材を取り外されることを、より適切に抑制できる。
本発明の誤接続防止装置の更なる特徴構成は、
前記膨出部は、前記受入部への受け入れ状態から脱離する脱離方向側において、前記受入部の内面に当接する当接部位が、平面形状を有している点にある。
上記特徴構成によれば、膨出部の受入部の受け入れ状態から脱離する脱離方向側において、受入部の内面に当接する当接部位が、平面形状を有しているから、例えば、当該当接部位が湾曲形状を有している場合等に比べて、脱離をより一層確実に抑制できる。
誤接続防止装置の係合部と被係合部とが係合状態にある場合の斜視図 誤接続防止装置の係合部と被係合部とが非係合状態にある場合の斜視図 誤接続防止装置を装着したプラグに継手部材を挿入する前の状態を示す斜視図 誤接続防止装置を装着したプラグに継手部材を挿入したことにより非係合状態へ移行したときの状態を示す斜視図 誤接続防止装置がプラグから脱離した状態を示す斜視図 (a)は誤接続防止装置を装着したプラグに継手部材を接続する場合のプラグの軸心での一部断面図、(b)は(a)におけるVIbでの断面図 (a)は誤接続防止装置を装着したプラグに継手部材を接続する場合のプラグの軸心での一部断面図、(b)は(a)におけるVIIbでの断面図 (a)は誤接続防止装置を装着したプラグに継手部材を接続する場合のプラグの軸心での一部断面図、(b)は(a)におけるVIIIbでの断面図 誤接続防止装置を装着したプラグにゴムホースを挿入する場合の一部断面図 プラグの接続部への継手部材の非接続状態と接続状態とを示す一部断面図
以下、ガス機器に設けられるプラグ40の接続部48への継手部材20の接続構造に関し、プラグ40に本発明の誤接続防止装置100を備えた場合の実施形態を、図面に基づいて説明する。尚、プラグ40の構成、継手部材20の構成、プラグ40への継手部材20の接続動作、及びプラグ40からの継手部材20の分離動作のうち、背景技術において図10に基づいて説明したものと同様の構成、及び同様の動作については、同様の符号を付すこととし、その説明を割愛することがある。
本発明の誤接続防止装置100は、特に、ゴムホース80が直接接続される誤接続状態を防止しながらも、プラグ40の接続部48へ継手部材20が正常に接続される正常接続状態を円滑に実行できるものである。
特に、プラグ40の接続部48へ当該誤接続防止装置100が装着されている装着状態において、プラグ40の接続部48へ継手部材20を接続させる場合に、その接続を円滑に実行させるべく、誤接続防止装置100を、積極的にプラグ40から脱離するように構成している。
誤接続防止装置100は、図1、2に示すように、一対の連結部材60が一体成型されて成る筒状部材50から構成されている。
筒状部材50は、図1、2に示すように、一の連結部材60bと他の連結部材60aとの間を、ヒンジ部60cにて連結する状態で一体成型されており、当該ヒンジ部60cを回転中心として、一の連結部材60bと他の連結部材60aとが互い対して回動自在に構成されている。
一方、上記ヒンジ部60cに対向する位置で、一の連結部材60bと他の連結部材60aとの間には、一の連結部材60bに係合部61が設けられると共に、他の連結部材60aには係合部61が係合する被係合部62が設けられている。
一の連結部材60bと他の連結部材60aとは、図3に示すように、係合部61と被係合部62とが係合する係合状態において、プラグ40の接続部48の軸心周りを外囲する円筒形状を有する筒状部材50を構成する。
図2に示すように、一対の連結部材60a、60bには、プラグ40への非装着状態(図2に示す状態)において離間する連結部材60aの離間端位置の一方に凸部92が設けられると共に、他方に凹部93が設けられている。これにより、プラグ40への装着状態(図1、3に示す状態)において、凸部92が凹部93に進入して、一対の連結部材60a、60bが互いに対して正しく位置決めされる。
筒状部材50は、プラグ40の接続部48に装着される装着状態を維持すべく、図5、6、7に示すように、プラグ基端側(図5、6、7で矢印Xの基端側)でプラグ40の大径部44の外径部位に嵌合すると共に、プラグ軸方向(図5、6、7で矢印Xに沿う方向)でプラグ40のプラグ基端側部位49aに当接する当接部位50aを有する。
さらに、図5に示すように、プラグ基端側のプラグ基端側部位49aに凹欠部49cが設けられるプラグ40を装着対象とするため、筒状部材50のプラグ40の軸心周りでの位置決めをより確実にすべく、筒状部材50の筒状部材基端側(図5で矢印Xの基端側)の環状部位83には、当該筒状部材50の内径側へ突出すると共に、プラグ40の凹欠部49cに嵌合する嵌合部91を設けている。
上述の構成を採用することにより、図3に示すように、プラグ40がガス機器200の裏面200aに設けられるものである場合には、筒状部材50の係合部61及び被係合部62を、当該ガス機器200の裏面200a側に向けた状態で位置決めし、使用者に係合部61及び被係合部62を外部から操作され難い装着状態を実現できる。
ここで、係合部61及び被係合部62と、ガス機器200の裏面200aとの距離は、使用者の指が入らない適度の距離に設定される。
筒状部材50は、装着状態をより安定にすべく、図6に示すように、一の連結部材60b及び他の連結部材60aの内周部位に、接続部48のロック溝部42にその周方向に沿って嵌り込む円弧状嵌合部71を備えている。
さらに、筒状部材50は、図2、5〜8に示すように、一の連結部材60b及び他の連結部材60aの内周部位で、上記円弧状嵌合部71より筒状部材先端側(図2、5〜8で、矢印Xの先端側)に、筒状部材先端側の外部から、プラグ40の接続部48を隔離する隔離壁85を備えている。これにより、筒状部材50のプラグ40の接続部48への装着状態において、筒状部材先端側の外部から、プラグ40の接続部48を隔離することができ、接続部48にゴムホース80が直接接続されることを防止できる。また、プラグ40の接続部48に塵埃が付着することを防止できる。
〔筒状部材の脱離に係る構成〕
以上の構成により、筒状部材50は、プラグ40の接続部48に対しその接続状態を良好に維持可能に構成されているのであるが、本願の誤接続防止装置100では、以下に詳述するように、筒状部材50の内周部位に内径側への突出量が、筒状部材先端側から筒状部材基端側(図1、2で矢印Xの先端側から基端側)へ向けて増加する傾斜部86(図2参照)を備えることにより、筒状部材50への継手部材20の挿入により、円滑にプラグ40の接続部48から脱離するように構成されている。
図1、図2に示すように、一の連結部材60bには係合部61として係合爪61aが設けられると共に、他の連結部材60aには係合部61に係合する被係合部62として係合孔62aが設けられている。当該被係合部62を備えた他の連結部材60aには、連結部材本体60eと一部で一体化され、他部が連結部材本体60eに対して揺動自在に構成されている係合解除用弾性変形部62bが設けられている。
当該係合解除用弾性変形部62bには、図2、3に示すように、筒状部材50のプラグ40の接続部48への装着状態において、筒状部材50の内径側へ突出すると共に、継手部材20の挿入に伴う継手部材20の当接により、係合爪61aと係合孔62aとの係合を解除する傾斜部86が設けられている。
当該傾斜部86は、筒状部材先端側から筒状部材基端側(図2、3で矢印Xの矢示方向と逆側)へ向かうに従って、内径側への突出量が増加する傾斜面を備えている。
尚、傾斜部86の傾斜面の突出量の増加割合は、筒状部材先端側で大きく筒状部材基端側で小さく設定している。
当該構成により、図6(a)、図7(a)、図8(a)に状態遷移を示すように、筒状部材50のプラグ40の接続部48への装着状態において、継手部材20が筒状部材50へ挿入される場合、継手部材20が、傾斜部86へ当接し、係合爪61aと係合孔62aとの係合が解除される。
尚、係合解除用弾性変形部62bにおいては、その一部側(連結部材本体60eと一体化されている側)に、上述した傾斜部86が設けられ、その他部側に係合孔62aが設けられており、傾斜部86に継手部材20が当接したときに、係合孔62aと係合爪61aとの係合が解除され易い配置となっている。
係合解除用弾性変形部62bの他部側端部には、図2に示すように、一部側(連結側)から他部側(図2で矢印Yの矢示側で、周方向で本体から離間する側の揺動端側)へ向けて膨出する膨出部82(当該実施形態では2つ)が設けられている。一方、図5に示すように、係合爪61aが設けられた一の連結部材60bには、係合爪61aと係合孔62aとの係合状態(図3に示す状態)において、膨出部82を受け入れる受入孔87(受入部の一例:当該実施形態では2つ)が設けられている。
当該膨出部82は、受入孔87への受け入れ状態から脱離する脱離方向側(図2で矢印Zの先端側)で受入孔87(図5に図示)の内面に当接する当接部位82aが、平面形状を有している。
当該膨出部82及び受入孔87は、受入孔87が膨出部82を受け入れる受け入れ状態において、係合解除用弾性変形部62bの弾性変形(揺動変形)を抑制する弾性変形抑制機構として働く。
<筒状部材の内径、継手部材の外径、ホースの外径の関係>
本発明にあっては、図6(a)(b)に示すように、筒状部材50のプラグ40の接続部48への装着状態で、傾斜部86のプラグ軸方向での筒状部材基端側部位とプラグ40の軸心との距離L1は、継手部材20の先端の軸心から外径までの距離L2よりも小さく構成されている。
これにより、継手部材20のプラグ40の接続部48への接続動作において、以下に示すように、プラグ40の接続部48から誤接続防止装置100が適切に脱離し、接続動作が実行できるようになっている。
<プラグへの継手部材の接続動作>
次に、本願の誤接続防止装置100をプラグ40の接続部48へ装着している場合に、プラグ40の接続部48への継手部材20の接続動作の各段階における、誤接続防止装置100の働きを、図面に基づいて説明する。
図3、図6(a)、図6(b)に示す継手部材20がプラグ40の接続部48へ接続される接続状態へ移行する前の状態において、筒状部材50は、プラグ40の接続部48の全周囲を外囲する状態で、プラグ40の接続部48に装着されている。このとき、プラグ40の接続部48には、後に図9で説明する様に、ゴムホース80を接続する、所謂、誤接続状態となることはない。また、プラグ40の接続部48は、外部から完全に隔離される状態となるため、接続部48に塵埃が付着することを防止できる。
尚、このとき、プラグ40の凹欠部49c(図5に図示)に、筒状部材基端側の環状部位83に設けられる嵌合部91が嵌合しており、プラグ40の軸心周りでの筒状部材50の周方向及び軸方向での位置が固定されている。
図4、図7(a)、図7(b)に示す接続状態への移行過程において、継手部材20が筒状部材50に挿入されると、継手部材20が、傾斜部86に当接し、係合解除用弾性変形部62bの弾性変形に伴って、係合爪61aの係合孔62aに対する係合が解除される。
このため、図8(a)、図8(b)に示す接続状態への移行過程において、一対の連結部材60a、60bのうち、他の連結部材60aが接続部48に嵌合している状態が維持され、一の連結部材60bのみが、プラグ40の接続部48から脱離する。
この後、使用者は、一方の連結部材60bをプラグ40の接続部48から取り外した後、図5に示すように、プラグ40の接続部48への継手部材20の接続を完了する。
<プラグへのゴムホースの誤った直接接続動作>
ゴムホース80は、継手部材20と一体に設けられているホース10とは、別のものを意味するものであり、一般的にホース10の外径よりも大きい外径を有するものである。本発明にあっては、当該ゴムホース80につき、以下の関係を満たすように構成されている。
即ち、図9(a)に示すように、筒状部材50のプラグ40の接続部48への装着状態で、傾斜部86のプラグ軸方向での筒状部材基端側部位とプラグ40の軸心との距離L1は、ゴムホース80の軸心から外径までの距離L3よりも大きく構成(L3<L1)されている。
これにより、図9(a)、(b)に示すように、ゴムホース80では傾斜部86に当接しない為、係合爪61aの係合孔62aに対する係合が解除できず、ゴムホース80は隔離壁85に邪魔され、プラグ40をゴムホース80に挿入することができない。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、一の連結部材60bと他の連結部材60aとが、ヒンジ部60cにて連結され、一体型に構成されている例を示した。
しかしながら、一の連結部材60bと他の連結部材60aとは、ヒンジ部60cにて連結されていなくても良く、例えば、その部位が、上述した係合爪61aと係合孔62aとの係合状態により、連結されるような構成を採用しても良い。
本発明の誤接続防止装置は、プラグに本願にいう誤接続防止装置を装着しておくことにより、誤接続状態の発生を防止しながらも、正常接続状態を円滑に実現できる誤接続防止装置として、有効に利用可能である。
20 :継手部材
40 :プラグ
48 :接続部
49c :凹欠部
50 :筒状部材
60a :連結部材
60b :連結部材
60e :連結部材本体
61 :係合部
61a :係合爪
62 :被係合部
62a :係合孔
62b :係合解除用弾性変形部
80 :ホース
82 :膨出部
82a :当接部位
86 :傾斜部
87 :受入部
91 :嵌合部
92 :凸部
93 :凹部
100 :誤接続防止装置
200 :ガス機器
200a :裏面

Claims (4)

  1. プラグ基端側に凹欠部が形成されるプラグの接続部に、ホースの一端に設けられる継手部材を接続する接続構造に使用する誤接続防止装置であって、
    前記プラグの接続部に装着可能であると共に、一対の連結部材を連結して構成される筒状部材が設けられ、
    前記筒状部材の前記プラグの接続部への装着状態において、前記筒状部材の筒状部材基端側端部に当該筒状部材より内側へ突出すると共に、前記プラグの前記凹欠部に嵌合する嵌合部を備え、
    前記装着状態において、前記筒状部材は、一の前記連結部材及び他の前記連結部材の内周部位で筒状部材先端側に、筒状部材先端側の外部から前記プラグの接続部を隔離する隔離壁を備え、
    一対の前記連結部材のうち、一の前記連結部材には係合部が設けられると共に、他の前記連結部材には前記係合部に係合する被係合部が設けられ、
    前記被係合部を備えた前記連結部材は、連結部材本体と、当該連結部材本体と一部で一体化され、他部が当該連結部材本体に対して揺動自在に構成される係合解除用弾性変形部とを有して構成され、
    前記装着状態において、前記係合解除用弾性変形部に、前記筒状部材より内径側に突出すると共に、筒状部材先端側から筒状部材基端側に向かうに従って内径側突出量が増加する傾斜部を備え、
    プラグ軸方向で筒状部材先端側から筒状部材基端側への前記継手部材の挿入に伴って、前記傾斜部に前記継手部材が当接して前記係合解除用弾性変形部が弾性変形し、前記係合部と前記被係合部との係合が解除され、前記筒状部材が前記プラグの接続部から脱離する誤接続防止装置。
  2. 前記一対の連結部材に関し、
    前記プラグへの非装着状態において離間する前記連結部材の離間側端位置の一方に凸部が設けられると共に、他方に凹部が設けられ、
    前記プラグへの装着状態において、前記凸部が前記凹部に進入して、前記一対の連結部材が互いに対して位置決めされる請求項1に記載の誤接続防止装置。
  3. 前記一の連結部材に設けられる前記係合解除用弾性変形部の他部側端部は、前記一部側から前記他部側へ向けて膨出する膨出部を備え、
    前記他の連結部材は、前記係合部と前記被係合部との係合状態において、前記膨出部を受け入れる受入部を備え、
    前記受入部及び前記膨出部は、前記受入部が前記膨出部を受け入れる受け入れ状態において、前記係合解除用弾性変形部の弾性変形を抑制する弾性変形抑制機構として働く請求項1又は2に記載の誤接続防止装置。
  4. 前記膨出部は、前記受入部への受け入れ状態から脱離する脱離方向側において、前記受入部の内面に当接する当接部位が、平面形状を有している請求項3に記載の誤接続防止装置。
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