JP6089982B2 - 単語入力プログラム、情報処理装置及び単語入力方法 - Google Patents

単語入力プログラム、情報処理装置及び単語入力方法 Download PDF

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Description

本発明は、単語入力プログラム、情報処理装置及び単語入力方法に関する。
近年のスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末、Personal Digital Assistants(PDA)などのタッチパネルを備えた携帯端末機器の普及により、ハードウェアキーボードを用いた文字入力だけではなく、ソフトウェアキーボードを用いた文字入力を行なう機会も増えている。オペレータがこれらのキーボードを用いて単語を入力する際に、誤入力が生じることがある。
そこで、例えば、誤入力が生じた単語の一部の文字をキーボード上で周囲に配置されている文字に置き換えることによって、入力された単語を正しいものに修正する技術が知られている。
特開平5−046594号公報 特開2010−049304号公報 特開2011−209927号公報 特開平5−266007号公報 特開2001−75695号公報
しかしながら、このような従来の技術においては、端末の形態や使用状況に適した誤入力の修正ができないという課題がある。
例えば、ハードウェアキーボードを使用する場合には、キーを見ずにブラインドタッチで入力したために、キーの入力を飛ばしたり、キーの入力順を間違えたりすることがある。一方、スマートフォン等においてソフトウェアキーボードを使用する場合には、小さな画面上に表示された小さなキー領域をタップしなければならないために、誤って隣のキー領域をタップしてしまうことがある。
このように、端末の形態や使用状況に応じて多発する誤入力の要因は異なるため、端末の形態や使用状況に適した誤入力の補正をすることが望ましい。
1つの側面では、本発明は、誤入力の補正を効率的に行なうことを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
このため、この単語入力プログラムは、入力装置と通信可能に接続された情報処理装置に備えられるコンピュータに、前記入力装置によって誤入力された誤入力単語を検出し、当該情報処理装置の形態又は使用状況に応じて、前記誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定し、決定された前記優先順位に基づいて、検出された前記誤入力単語に対して前記補正処理を施す処理を実行させる。
開示の単語入力プログラムによれば、誤入力の補正を効率的に行なうことができる。
実施形態の一例としての情報処理システムの機能構成を模式的に示す図である。 実施形態の一例としての情報処理システムの機能構成を模式的に示す図である。 実施形態の一例としての情報処理システムの機能構成を模式的に示す図である。 実施形態の一例としての情報処理システムにおけるハードウェアキーボードが備えるキー配列を例示する図である。 (a),(b)は、実施形態の一例としての情報処理装置におけるソフトウェアキーボードを例示する図である。 (a)は実施形態の一例としての情報処理装置における英単語リストを例示する図であり、(b)はその日本語単語リストを例示する図である。 実施形態の一例としての情報処理装置における置換補正処理を説明する図である。 実施形態の一例としての情報処理装置における挿入補正処理を説明する図である。 実施形態の一例としての情報処理装置における削除補正処理を説明する図である。 実施形態の一例としての情報処理装置における入替補正処理を説明する図である。 実施形態の一例としての情報処理装置における連続文字削除補正処理を説明する図である。 実施形態の一例としての情報処理装置における優先パタンの一例を示す図である。 実施形態の一例としての情報処理装置における優先順位の一例を示す図である。 実施形態の一例としての情報処理装置における誤入力単語に対する補正処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としての情報処理装置における優先順位決定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
〔A〕一実施形態
以下、図面を参照して単語入力プログラム、情報処理装置及び単語入力方法に係る一実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
〔A−1〕システム構成
図1は、実施形態の一例としての情報処理システムの機能構成を模式的に示す図であり、情報処理装置10aの一例としてパーソナルコンピュータ(PC)を適用している。
以下、図中において、同一の各符号は同様の部分を示しているので、その説明は省略する。
図1に示す情報処理システム1aは、情報処理装置(PC)10a,入力装置(ハードウェアキーボード)20及び表示装置30aを備える。この情報処理システム1aにおいては、PC10aとハードウェアキーボード20とが通信可能に接続されており、又、PC10aと表示装置30aとが通信可能に接続されている。なお、これらの接続手段は既知の種々の手段を用いることができる。PC10aとハードウェアキーボード20との接続手段としては、例えば、Universal Serial Bus(USB)やPersonal System/2(PS/2)コネクタ,Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を用いることができる。
表示装置30aは、液晶ディスプレイやCathode Ray Tube(CRT)等であり、オペレータ等に対する各種情報を表示する。
図4は、実施形態の一例としての情報処理システムにおけるハードウェアキーボードが備えるキー配列を例示する図である。
ハードウェアキーボード20は、オペレータが各種の入力操作を行なうための装置であり、例えば図4に示すようなキー配列を有する。本実施形態の一例においては、オペレータがこのハードウェアキーボード20を介して単語入力を行なう。なお、図4に示すキー配列においては、一部のキーの図示を省略している。また、ハードウェアキーボード20のキー配列は、図4に示す例に限定されるものではない。
PC10aは、例えばデスクトップPCやノートPCであり、Central Processing Unit(CPU)11,メモリ12及び記憶装置13を備える。これらのCPU11,メモリ12及び記憶装置13は、例えば図示しないバス線で互いに通信可能に接続されている。
メモリ12は、Read Only Memory(ROM)及びRandom Access Memory(RAM)を含む記憶装置である。メモリ12のROMには、Basic Input/Output System(BIOS)等のプログラムが書き込まれている。メモリ12上のソフトウェアプログラムは、CPU11に適宜読み込まれて実行される。また、メモリ12のRAMは、一次記録メモリあるいはワーキングメモリとして利用される。
記憶装置13は、例えばHard Disk Drive(HDD)であり、CPU11が実行するOperating System(OS)、単語入力に係るソフトウェアプログラム(単語入力プログラム)やこのプログラム用のデータ類を格納し、又、CPU11によって行なわれた演算の結果を格納する。本実施形態の一例においては、この記憶装置13は、予め単語リスト130(英単語リスト130a及び日本語単語リスト130b;詳細は図6を用いて後述)を格納する。
CPU11は、種々の制御や演算を行なう処理装置であり、メモリ12に格納されたOSやプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。すなわち、CPU11は、図1に示すように、誤入力検出部111,優先順位決定部112,補正処理部113及び確定部114として機能する。
なお、これらの誤入力検出部111,優先順位決定部112,補正処理部113及び確定部114としての機能を実現するためのプログラム(単語入力プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体から図示しない読取装置を介してプログラムを読み取って内部記録装置または外部記録装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供してもよい。
誤入力検出部111,優先順位決定部112,補正処理部113及び確定部114としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態ではメモリ12)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではCPU11)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行してもよい。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとOSとを含む概念であり、OSの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、OSが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、情報処理装置10a〜10cがコンピュータとしての機能を有しているのである。
図2は、実施形態の一例としての情報処理システムの機能構成を模式的に示す図であり、情報処理装置10bの一例として携帯端末を適用している。
図2に示す情報処理システム1bは、情報処理装置(携帯端末)10b及びハードウェアキーボード20を備える。この情報処理システム1bにおいては、携帯端末10bとハードウェアキーボード20とが通信可能に接続されている。なお、この接続手段は既知の種々の手段を用いることができ、例えばUSBやPS/2コネクタ,Bluetooth等の近距離無線通信を用いることができる。
この携帯端末10bは、例えばスマートフォンやタブレット端末,PDAであり、図1に示したPC10aと同様のCPU11,メモリ12及び記憶装置13に加えて、表示装置30bを備える。これらのCPU11,メモリ12,記憶装置13及び表示装置30bは、例えば図示しないバス線で互いに通信可能に接続されている。
表示装置30bは、液晶ディスプレイ等であり、図1に示した表示装置30aと同様にオペレータ等に対する各種情報を表示する。なお、この表示装置30bは、入力装置と組み合わされていても良く、例えばタッチパネルでも良い。
図3は、実施形態の一例としての情報処理システムの機能構成を模式的に示す図であり、情報処理装置10cの一例として携帯端末を適用している。
図3に示す情報処理システム1cは、情報処理装置(携帯端末)10cを備える。
この携帯端末10cは、図2に示した携帯端末10bと同様に例えばスマートフォンやタブレット端末,PDAであり、図1に示したPC10aと同様のCPU11,メモリ12及び記憶装置13に加えて、入力/表示装置(タッチパネル)40を備える。これらのCPU11,メモリ12,記憶装置13及びタッチパネル40は、例えば図示しないバス線で互いに通信可能に接続されている。
図5(a),(b)は、実施形態の一例としての情報処理装置におけるソフトウェアキーボードを例示する図である。
タッチパネル40は、入力装置及び表示装置を一体にした装置であり、オペレータによりタッチ入力された情報又は指示をCPU11へ渡し、又、図1及び図2にそれぞれ示した表示装置30a,30bと同様にオペレータ等に対する各種情報を表示する。このタッチパネル40は、例えば図5(a),(b)にそれぞれ示すようなソフトウェアキーボード400a,400bを表示する。
以下、ソフトウェアキーボード400a,400bをまとめてソフトウェアキーボード400という場合がある。
図5(a)はタッチパネル40の短手方向とソフトウェアキーボード400の水平方向とが一致する場合の表示例を示しており、図5(b)はタッチパネル40の長手方向とソフトウェアキーボード400の水平方向とが一致する場合の表示例を示している。本実施形態の一例においては、オペレータがこのソフトウェアキーボード400を介して単語入力を行なう。なお、ソフトウェアキーボード400においては、一部のキーの図示を省略している。また、ソフトウェアキーボード400は、図5(a),(b)に示す例に限定されるものではない。
以下、図1〜図3にそれぞれ示した情報処理システム1a〜1c及び情報処理装置10a〜10cを、それぞれまとめて情報処理システム1及び情報処理装置10という場合がある。また、以下、ハードウェアキーボード20及びタッチパネル40をまとめて入力装置20,40という場合がある。
本実施形態の一例における情報処理システム1においては、情報処理装置10と入力装置20(又は入力/表示装置40)とが通信可能に接続されていれば良い。また、図1及び図2に示したように入力装置20が情報処理装置10a,10bの外部に備えられていても良く、図3に示したように入力/表示装置40が情報処理装置10cに含まれていても良い。
図1〜図3に示したように、情報処理装置10のCPU11は、誤入力検出部111,優先順位決定部112,補正処理部113及び確定部114として機能する。
誤入力検出部111は、入力装置20,40によって誤入力された誤入力単語を検出する。
具体的には、誤入力検出部111は、入力装置20,40によって入力された単語が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するかを判定する。そして、誤入力検出部111は、入力された単語が単語リスト130内に登録された文字列と一致する場合には、その単語が正しい単語であると判定する。一方、誤入力検出部111は、入力された単語が単語リスト130内に登録された文字列と一致しない場合には、その単語を誤入力単語として検出する。
図6(a)は実施形態の一例としての情報処理装置における英単語リストを例示する図であり、(b)はその日本語単語リストを例示する図である。
図6(a)に示す英単語リスト130aには複数の英単語が登録されており、図6(b)に示す日本語単語リスト130bには複数の日本語の単語が登録されている。日本語単語リスト130bにおいては、例えば、それぞれの単語のひらがな表記とローマ字表記とが互いに対応づけて登録されている。図6(b)に示す例においては、“りんご”と“ringo”が対応づけられ、“ばなな”と“banana”とが対応づけられ、“いす”と“isu”とが対応づけられ、又、“とっきょ”と“tokkyo”とが対応付けられてそれぞれ登録されている。
なお、図6(a),(b)に示す単語リスト130は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。例えば、英単語リスト130a及び日本語単語リスト130bが結合された形式で登録されていても良いし、又、英単語リスト130a又は日本語単語リスト130bのいずれかを登録しないこととしても良い。更に、ひらがな表記で拗音や促音を含む単語については、複数のローマ字表記が対応づけて登録されていても良い(例えば、“x”の直後に入力された文字が拗音又は促音として取り扱われるシステムにおいては、“とっきょ”については、“tokkyo”及び“toxtukixyo”が対応づけて登録されていても良い)。また、単語リスト130は、国語辞典等の辞書に収録されているものを使用しても良いし、オペレータが任意に新しい単語を登録できるように構成されていても良い。
そして、誤入力検出部111は、入力装置20,40によって入力された単語が、記憶装置13に格納されている単語リスト130に登録されている文字列と一致しない場合に、その単語を誤入力単語として検出する。誤入力検出部111は、オペレータによってローマ字入力が選択されている場合には、英単語リスト130a及び日本語単語リスト130bのローマ字表記に基づいて誤入力単語を検出する。また、誤入力検出部111は、オペレータによってひらがな入力が選択されている場合には、日本語単語リスト130bのひらがな表記に基づいて誤入力単語を検出する。
なお、誤入力検出部111による入力単語が誤入力であるか否かを判定するタイミングは、例えば、英語が入力される場合にはスペースやカンマ,ピリオドが入力されたタイミングであり、又、日本語が入力される場合には変換キーが押されたり句読点が入力されたりしたタイミングである。
優先順位決定部112は、情報処理装置10の形態又は使用状況に応じて、誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定する。
例えば、ハードウェアキーボード20を使用する場合には、キーを見ずにブラインドタッチで入力したために、キーの入力を飛ばしたり、余計なキーを押したり、キーの入力順を間違えたりすることがある。一方、スマートフォン等(携帯端末10c)においてソフトウェアキーボード400を使用する場合には、小さな画面上に表示された小さなキー領域をタップしなければならないために、誤って隣のキー領域をタップしてしまうことがある。
そこで、本実施形態の一例においては、誤入力単語を補正する複数の補正処理を定義しておき、優先順位決定部112はこれらの補正処理の優先順位を決定する。例えば、複数の補正処理は置換補正処理,挿入補正処理,削除補正処理,入替補正処理及び連続文字削除補正処理のうち少なくとも2つを含む。
なお、これらの置換補正処理,挿入補正処理,削除補正処理,入替補正処理及び連続文字削除補正処理の詳細については図7〜図11をそれぞれ用いて後述し、優先順位決定部112による優先順位の決定手法については図12及び図13を用いて後述する。
補正処理部113は、優先順位決定部112によって決定された優先順位に基づいて、誤入力検出部111によって検出された誤入力単語に対して補正処理を施す。
つまり、補正処理部113は、誤入力検出部111によって検出された誤入力単語に対して、置換補正処理,挿入補正処理,削除補正処理,入替補正処理又は連続文字削除補正処理を施す。
確定部114は、補正処理部113による補正処理後の誤入力単語が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。そして、確定部114は、補正処理部113による補正処理後の誤入力単語が、単語リスト130内に登録された文字列と一致する場合に、その補正処理を確定する。また、確定部114は、補正処理部113による補正処理を確定した単語や、誤入力検出部111によって正しい単語であると判定された単語について、入力確定を行なう。なお、確定部114は、補正処理の確定及び入力確定に際してオペレータに確認を行なわない。
図7は、実施形態の一例としての情報処理装置における置換補正処理を説明する図である。
以下、図7〜図11においては、オペレータが入力装置20,40によってローマ字入力で“tokkyo”(特許)と入力しようとしている例について説明する。
置換補正処理では、誤入力単語中の文字を入力装置20,40において隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する。
図7に示す例においては、“tokkyo”と入力すべきところ誤って“tikkyo”と入力している。そこで、補正処理部113は、“tikkyo”の最初の文字から順に各文字に対して、置換補正処理を繰り返す。
始めに、補正処理部113は、1番目の文字“t”を入力装置20,40において隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する。図4に示したハードウェアキーボード20においては、“t”に対応するキー(図4の斜線部参照)には“y”,“g”,“f”,“r”,“5”及び“6”にそれぞれ対応するキーが隣接している。よって、補正処理部113は、1番目の文字“t”を“y”,“g”,“f”,“r”,“5”及び“6”に1文字ずつ置換する(図7の矢印A1参照)。一方、図5(a),(b)に示したソフトウェアキーボード400においては、“t”に対応するキー(図5(a),(b)の斜線部参照)には“y”,“g”及び“r”にそれぞれ対応するキーが隣接している。よって、補正処理部113は、1番目の文字“t”を“y”,“g”及び“r”に1文字ずつ置換する。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“yikkyo”,“gikkyo”,“fikkyo”,“rikkyo”,“5ikkyo”及び“6ikkyo”(ソフトウェアキーボード400においては“yikkyo”,“gikkyo”及び“rikkyo”)が、それぞれ単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、これらの補正処理後の誤入力単語はいずれも単語リスト130に登録された文字列と一致しないと判定する。
次に、補正処理部113は、2番目の文字“i”を入力装置20,40において隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する。図4に示したハードウェアキーボード20においては、“i”に対応するキー(図4の網掛部参照)には“o”,“k”,“j”,“u”,“8”及び“9”にそれぞれ対応するキーが隣接している。よって、補正処理部113は、1番目の文字“i”を“o”,“k”,“j”,“u”,“8”及び“9”に1文字ずつ置換する(図7の矢印A2参照)。一方、図5(a),(b)に示したソフトウェアキーボード400においては、“i”に対応するキー(図5(a),(b)の網掛部参照)には“o”,“k”及び“u”にそれぞれ対応するキーが隣接している。よって、補正処理部113は、2番目の文字“i”を“o”,“k”及び“u”に1文字ずつ置換する。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokkyo”,“tkkkyo”,“tjkkyo”,“tukkyo”,“t8kkyo”及び“t9kkyo”(ソフトウェアキーボード400においては“tokkyo”,“tkkkyo”及び“tukkyo”)が、それぞれ単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、“tokkyo”が単語リスト130に登録された文字列と一致すると判定し、補正処理部113によって“tokkyo”と補正された処理を確定し(図7の矢印A3参照)、入力を確定する。なお、補正処理部113は、補正後の誤入力単語について1単語ずつ単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。よって、誤入力単語を“tokkyo”と補正する処理を最初に行なった場合には、補正処理部113は、それ以外の“tkkkyo”,“tjkkyo”,“tukkyo”,“t8kkyo”及び“t9kkyo”(ソフトウェアキーボード400においては “tkkkyo”及び“tukkyo”)と補正する処理を行なわない。
また、確定部114によって補正処理が確定されたため、補正処理部113は、誤入力単語の3文字目以降の補正処理は行なわない。
上述したように、スマートフォン等においてソフトウェアキーボード400を使用する場合には、小さな画面上に表示された小さなキー領域をタップしなければならないために、誤って隣のキー領域をタップしてしまうことがある。
そこで、優先順位決定部112は、入力装置40がソフトウェアキーボード400として機能しており、且つ、入力装置40の大きさが閾値未満である場合には、置換補正処理を最優先処理として決定することが好ましい。
図7に示す例においては、補正処理部113は、1番目の文字“t”を“y”,“g”,“f”,“r”,“5”及び“6”(ソフトウェアキーボード400においては“y”,“g”及び“r”)に1文字ずつ置換している(図7の矢印A1参照)。また、補正処理部113は、2番目の文字“i”を“o”,“k”,“j”,“u”,“8”及び“9” (ソフトウェアキーボード400においては“o”,“k”及び“u”)に1文字ずつ置換している(図7の矢印A2参照)。しかしながら、文字を置換する順序はこれらに限定されるものではない。
例えば、図5(a)に示す例においては、タッチパネル40の短手方向とソフトウェアキーボード400aの水平方向とが一致するようにソフトウェアキーボード400aが表示されている。そのため、ソフトウェアキーボード400a中の各キー領域は、鉛直(図中上下)方向よりも水平(図中左右)方向が短くなっている。つまり、オペレータが誤ってタップしてしまうのは、図中上下方向に隣接しているキー領域である確率よりも図中左右方向に隣接しているキー領域である確率の方が高い。
そこで、図5(a)に示す状態において、1番目の文字“t”を“y”,“g”及び“r”に置換する場合には、優先順位決定部112は、“t”を“y”及び“r”で置換する処理を“g”で置換する処理に優先して行なうように決定する。この場合には、誤入力単語“tikkyo”の全ての文字を“y”及び“r”で置換する処理を終えた後に“g”で置換する処理をしても良いし、各文字について“y”及び“r”で置換する処理をした後に“g”で置換処理をしてから次の文字の置換処理に移っても良い。
一方、図5(b)に示す例においては、タッチパネル40の長手方向とソフトウェアキーボード400bの水平方向とが一致するようにソフトウェアキーボード400bが表示されている。そのため、ソフトウェアキーボード400b中の各キー領域は、水平(図中左右)方向よりも鉛直(図中上下)方向が短くなっている。つまり、オペレータが誤ってタップしてしまうのは、図中左右方向に隣接しているキー領域である確率よりも図中上下方向に隣接しているキー領域である確率の方が高い。
そこで、図5(b)に示す状態においては、1番目の文字“t”を“y”,“g”及び“r”に置換する場合には、優先順位決定部112は、“t”を“g”で置換する処理を“y”及び“r”で置換する処理に優先して行なうように決定する。この場合には、誤入力単語“tikkyo”の全ての文字を“g”で置換する処理を終えた後に“y”及び“r”で置換する処理をしても良いし、各文字について“g”で置換する処理をした後に“y”及び“r”で置換処理をしてから次の文字の置換処理に移っても良い。
すなわち、優先順位決定部112は、置換補正処理において、誤入力単語中の文字を入力装置40において短手方向に隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する処理を優先的に行なうように決定することが好ましい。
なお、この置換補正処理はひらがな入力の場合にも適用することができる。例えば、オペレータが“とっきょ”と入力すべきところ誤って“とっくょ”と入力した場合には、補正処理部113は、図4に示したハードウェアキーボード20において“く”に対応するキーに隣接して配置されているキーに対応する“ま”,“み”,“こ”,“き”,“ん”及び“な”で置換補正処理を施す。
図8は、実施形態の一例としての情報処理装置における挿入補正処理を説明する図である。
挿入補正処理では、誤入力単語中の文字間に新たな文字を挿入する。
図8に示す例においては、“tokkyo”と入力すべきところ誤って“tkkyo”と入力している。そこで、補正処理部113は、各文字の間(“t”と“k”の間,“k”と“k”の間,“k”と“y”の間及び“y”と“o”の間)について、挿入補正処理を繰り返す。
始めに、補正処理部113は、1番目の文字“t”と2番目の文字“k”との間に新たな文字“a”〜“z”(全てのアルファベット)を1つずつ挿入する(図8の矢印B1参照)。
確定部114は、“t”と“k”の間に“a”〜“z”をそれぞれ挿入した補正後の誤入力単語が、それぞれ単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、“tokkyo”が単語リスト130に登録された文字列と一致すると判定し、補正処理部113によって“tokkyo”と補正された処理を確定し(図8の矢印B2参照)、入力を確定する。なお、補正処理部113は、補正後の誤入力単語について1単語ずつ単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。よって、“a”〜“z”のアルファベット順に挿入補正処理を行なった場合には、補正処理部113は、アルファベット順で“o”よりも後である“p”〜“z”についての挿入補正処理は行なわない。
また、確定部114によって補正処理が確定されたため、補正処理部113は、“k”と“k”の間、“k”と“y”の間及び“y”と“o”の間については、挿入補正処理を行なわない。
上述したように、ハードウェアキーボード20を使用する場合には、キーを見ずにブラインドタッチで入力したために、キーの入力を飛ばしてしまうことがある。
そこで、優先順位決定部112は、入力装置がハードウェアキーボード20である場合には、挿入補正処理を最優先処理として決定することが好ましい。
図9は、実施形態の一例としての情報処理装置における削除補正処理を説明する図である。
削除補正処理では、誤入力単語のうち1文字を削除する。
図9に示す例においては、“tokkyo”と入力すべきところ誤って“tokkzyo”と入力している。そこで、補正処理部113は、“tokkzyo”の各文字について、削除補正処理を繰り返す。
始めに、補正処理部113は、1番目の文字“t”を削除する(図9の矢印C1参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“okkzyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“okkzyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致しないと判定する。
次に、補正処理部113は、2番目の文字“o”を削除する(図9の矢印C2参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tkkzyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tkkzyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致しないと判定する。
また、補正処理部113は、3番目の文字“k”を削除する(図9の矢印C3参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokzyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokzyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致しないと判定する。
更に、補正処理部113は、4番目の文字“k”を削除する(図9の矢印C4参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokzyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokzyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致しないと判定する。
そして、補正処理部113は、5番目の文字“z”を削除する(図9の矢印C5参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokkyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokkyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致すると判定し、補正処理部113によって“tokkyo”と補正された処理を確定し(図9の矢印C6参照)、入力を確定する。
確定部114によって補正処理が確定されたため、補正処理部113は、誤入力単語の6文字目以降の削除補正処理は行なわない。
なお、誤入力単語において同一文字が2つ連続する場合には、これらの連続する文字のいずれを削除しても補正後の誤入力単語は同一となるので、補正処理部113は、図9の矢印C3又は矢印C4のいずれかの削除補正処理を省略しても良い。
上述したように、ハードウェアキーボード20を使用する場合には、キーを見ずにブラインドタッチで入力したために、余計なキーを押してしまうことがある。
そこで、優先順位決定部112は、入力装置がハードウェアキーボード20である場合には、削除補正処理を高い優先順位に決定することが好ましい。
図10は、実施形態の一例としての情報処理装置における入替補正処理を説明する図である。
入替補正処理では、誤入力単語のうち隣接する文字を互いに入れ替える。
図10に示す例では、“tokkyo”と入力すべきところ誤って“tokkoy”と入力している。そこで、補正処理部113は、隣接する各文字(“t”と“o”,“o”と“k”,“k”と“k”,“k”と“o”及び“o”と“y”)について、入替補正処理を繰り返す。
始めに、補正処理部113は、1番目の文字“t”と2番目の文字“o”とを入れ替える(図10の矢印D1参照)。
補正処理部113は、補正処理後の誤入力単語“otkkoy”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“otkkoy”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致しないと判定する。
次に、補正処理部113は、2番目の文字“o”と3番目の文字“k”とを入れ替える(図10の矢印D2参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tkokoy”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tkokoy”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致しないと判定する。
また、補正処理部113は、3番目の文字“k”と4番目の文字“k”とを入れ替える(図10の矢印D3参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokkoy”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokkoy”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致しないと判定する。
更に、補正処理部113は、4番目の文字“k”と5番目の文字“o”とを入れ替える(図10の矢印D4参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokoky”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokoky”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致しないと判定する。
そして、補正処理部113は、5番目の文字“o”と6番目の文字“y”とを入れ替える(図10の矢印D5参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokkyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokkyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致すると判定し、補正処理部113によって“tokkyo”と補正された処理を確定し(図10の矢印D6参照)、入力を確定する。
なお、誤入力単語において同一文字が2つ以上連続する場合には、これらの連続する文字の順序を入れ替えても補正後の誤入力単語は補正前の誤入力単語と同一となるので、補正処理部113は、図10の矢印D3の入替補正処理を省略しても良い。
上述したように、ハードウェアキーボード20を使用する場合には、キーを見ずにブラインドタッチで入力したために、キーの入力順を間違えてしまうことがある。
そこで、優先順位決定部112は、入力装置がハードウェアキーボード20である場合には、入替補正処理を高い優先順位に決定することが好ましい。
図11は、実施形態の一例としての情報処理装置における連続文字削除補正処理を説明する図である。
連続文字削除補正処理では、誤入力単語のうち連続する同一文字を削除する。
図11に示す例では、“tokkyo”と入力すべきところ誤って“tokkyyo”と入力している。そこで、補正処理部113は、連続する同一文字(“k”及び“y”)について、連続文字削除補正処理を繰り返す。
始めに、補正処理部113は、連続する同一文字“k”のうち1文字を削除する(図11の矢印E1参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokyyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokyyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致しないと判定する。
次に、補正処理部113は、連続する同一文字“y”のうち1文字を削除する(図11の矢印E2参照)。
確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokkyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する。ここでは、確定部114は、補正処理後の誤入力単語“tokkyo”が、単語リスト130内に登録された文字列と一致すると判定し、補正処理部113によって“tokkyo”と補正された処理を確定し(図11の矢印E3参照)、入力を確定する。
タブレット端末等においてソフトウェアキーボード400を使用する場合には、大きな画面上に表示された比較的大きなキー領域をタップすることができるため、誤って隣のキー領域をタップしてしまう可能性は低い。しかし、オペレータがソフトウェアキーボード400上のキーを1回だけタップしたつもりでも、オペレータの指と画面との距離やタップの強さ等によって、タッチパネル40のセンサは複数回のタップを検出する可能性がある。
そこで、優先順位決定部112は、入力装置40がソフトウェアキーボード400として機能しており、且つ、入力装置40の大きさが閾値以上である場合には、連続文字削除補正処理を最優先処理として決定することが好ましい。
なお、誤入力単語において同一文字が3つ以上連続する場合には、これらの同一文字が誤入力箇所である可能性が高い。そこで、誤入力検出部111は、入力装置20,40によって入力された単語において同一文字が3つ以上連続するか否かを判定しても良い。そして、補正処理部113は、入力された単語において同一文字が3つ以上連続する場合には、図7〜図11を用いて上述した各補正処理に優先して、これらの連続する同一文字の一部を削除して2文字にしても良い。
図12は実施形態の一例としての情報処理装置における優先パタンの一例を示す図である。
上述したように、優先順位決定部112は、情報処理装置10の形態又は使用状況に応じて、誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定する。例えば、優先順位決定部112は、優先順位の決定に先立って、図12に示す表に基づいた優先パタン<あ>〜<お>のいずれかを選択(決定)する。
図12に示すように、優先順位決定部112は、情報処理装置10にハードウェアキーボード20が接続されている場合には、優先パタンとして<あ>を選択する。このように優先パタン<あ>が選択されるのは、例えば、情報処理装置10がPC10aやハードウェアキーボード20が接続された携帯端末10bである場合である
また、優先順位決定部112は、入力装置40がソフトウェアキーボード400として機能しており、入力装置40の大きさ(画面サイズ)が閾値以上であり、且つ、情報処理装置10(画面)を縦方向にして使用されている(図5(a)参照)場合には、優先パタンとして<い>を選択する。このように優先パタン<い>が選択されるのは、例えば、情報処理装置10がタブレット端末であり、且つ、画面を縦方向にして使用されている場合である。
更に、優先順位決定部112は、入力装置40がソフトウェアキーボード400として機能しており、入力装置40の大きさ(画面サイズ)が閾値以上であり、且つ、情報処理装置10(画面)を横方向にして使用されている(図5(b)参照)場合には、優先パタンとして<う>を選択する。このように優先パタン<う>が選択されるのは、例えば、情報処理装置10がタブレット端末であり、且つ、画面を横方向にして使用されている場合である。
また、優先順位決定部112は、入力装置40がソフトウェアキーボード400として機能しており、入力装置40の大きさ(画面サイズ)が閾値未満であり、且つ、情報処理装置10(画面)を縦方向にして使用されている(図5(a)参照)場合には、優先パタンとして<え>を選択する。このように優先パタン<え>が選択されるのは、例えば、情報処理装置10がスマートフォンであり、且つ、画面を縦方向にして使用されている場合である。
そして、優先順位決定部112は、入力装置40がソフトウェアキーボード400として機能しており、入力装置40の大きさ(画面サイズ)が閾値未満であり、且つ、情報処理装置10(画面)を横方向にして使用されている(図5(b)参照)場合には、優先パタンとして<お>を選択する。このように優先パタン<お>が選択されるのは、例えば、情報処理装置10がスマートフォンであり、且つ、画面を横方向にして使用されている場合である。
図13は、実施形態の一例としての情報処理装置における優先順位の一例を示す図である。
例えば、優先順位決定部112は、上述のようにして決定した優先パタンと図13に示す表に基づいて、優先順位を決定する。
具体的には、図13に示すように、優先順位決定部112は、優先パタンとして<あ>を決定した場合には、優先順位を高いものから順に挿入補正処理,削除補正処理,入替補正処理,置換補正処理,連続文字削除補正処理と決定する。そして、補正処理部113は、決定された優先順位に基づいて、誤入力単語に対して補正処理を施す。つまり、優先パタン<あ>が選択された場合には、補正処理部113は、誤入力単語に対して挿入補正処理,削除補正処理,入替補正処理,置換補正処理,連続文字削除補正処理の順で各補正処理を施す。なお、確定部114によって単語の補正が確定された場合には、補正処理部113は、確定された補正処理よりも優先順位の低い補正処理は行なわない。例えば、優先パタン<あ>が選択された場合において、確定部114によって削除補正処理が確定された場合には、補正処理部113は、誤入力単語に対して入替補正処理,置換補正処理及び連続文字削除補正処理を施さない。
優先順位決定部112は、優先パタンとして<い>〜<お>を決定した場合にも、上述した優先パタンとして<あ>を決定した場合と同様に優先順位を決定する。
なお、図12に示した優先パタン及び図13に示した優先順位はいずれも一例に過ぎず、これらに限定されるものではない。
〔A−2〕動作
上述の如く構成された実施形態の一例としての情報処理装置10における誤入力単語に対する補正処理を図14に示すフローチャート(ステップS10〜S90)に従って説明する。
始めに、オペレータは、入力装置20,40によって文字(単語)を入力する(ステップS10)。
誤入力検出部111は、入力装置20,40によって入力された単語において同一文字が3つ以上連続するか否かを判定する(ステップS20)。
入力された単語において同一文字が3つ以上連続する場合には(ステップS20のYESルート参照)、確定部114は、連続する同一文字の一部を削除して2文字にし(ステップS30)、ステップS40に移行する。
入力された単語において同一文字が3つ以上連続しない場合には(ステップS20のNOルート参照)、直接ステップS40に移行する。
誤入力検出部111は、入力装置20,40によって誤入力された誤入力単語を検出する。具体的には、誤入力検出部111は、入力装置20,40によって入力された単語が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する(ステップS40)。
入力された単語が単語リスト130内に登録された文字列と一致する場合には(ステップS40のYESルート参照)、確定部114は入力単語を確定して、処理が終了する。
入力された単語が単語リスト130内に登録された文字列と一致しない場合には(ステップS40のNOルート参照)、誤入力検出部111は、その単語を誤入力単語として検出する。そして、優先順位決定部112は、情報処理装置10の形態又は使用状況に応じて、誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定する(ステップS50)。この優先順位決定処理の詳細は、図15を用いて後述する。
補正処理部113は、優先順位決定部112によって決定された優先順位に基づいて、誤入力検出部111によって検出された誤入力単語に対して補正処理を施す(ステップS60)。具体的には、確定部114は、図7〜図11を用いて前述した複数の補正処理のうち、優先順位決定部112が最優先処理として決定した補正処理を、誤入力単語に対して施す。
確定部114は、補正処理部113による補正処理後の誤入力単語が、単語リスト130内に登録された文字列と一致するか否かを判定する(ステップS70)。
補正処理後の誤入力単語が単語リスト130内に登録された文字列と一致する場合には(ステップS70のYESルート参照)、確定部114は、その補正処理を確定し(ステップS80)、入力単語を確定して、処理が終了する。
補正処理後の誤入力単語が単語リスト130内に登録された文字列と一致しない場合には(ステップS70のNOルート参照)、補正処理部113は、全ての補正処理が完了したかを判定する(ステップS90)。
全ての補正処理が完了していない場合には(ステップS90のNOルート参照)、補正処理部113は、次に優先順位が高い補正処理を誤入力単語に対して施す(ステップS60)。
全ての補正処理が完了した場合には(ステップS90のYESルート参照)、確定部114は誤入力単語についてそのまま入力を確定して、処理が終了する。
なお、優先順位決定処理(ステップS50)のタイミングは、図14に示した例に限定されるものではない。例えば、文字入力処理(ステップS10)の直後に行なっても良いし、ハードウェアキーボード20が接続された時など図14に示す処理を開始する前に予め行なっても良い。
上述の如く構成された実施形態の一例としての情報処理装置10における優先順位決定処理(図14のステップS50)の詳細を図15に示すフローチャート(ステップS110〜S190)に従って説明する。
優先順位決定部112は、情報処理装置10にハードウェアキーボード20が接続されているか否かを判定する(ステップS110)。
ハードウェアキーボード20が接続されている場合には(ステップS110のYESルート参照)、優先順位決定部112は、優先パタン<あ>を選択し(ステップS120)、例えば図13に示した優先順位を決定して、処理を終了する。
ハードウェアキーボード20が接続されていない(入力装置40がソフトウェアキーボード400として機能している)場合には(ステップS110のNOルート参照)、優先順位決定部112は、入力装置40の大きさ(画面サイズ)が閾値以上か否かを判定する(ステップS130)。
画面サイズが閾値以上である場合には(ステップS130のYESルート参照)、優先順位決定部112は、情報処理装置10(画面)が縦方向で使用されているか否かを判定する(ステップS140参照)。すなわち、優先順位決定部112は、入力装置40の短手方向とソフトウェアキーボード400の水平方向とが一致するか否かを判定する。
画面が縦方向で使用されている場合には(ステップS140のYESルート参照)、優先順位決定部112は、優先パタン<い>を選択し(ステップS150)、例えば図13に示した優先順位を決定して、処理を終了する。
画面が縦方向で使用されていない(横方向で使用されている)場合には(ステップS140のNOルート参照)、優先順位決定部112は、優先パタン<う>を選択し(ステップS160)、例えば図13に示した優先順位を決定して、処理を終了する。
一方、画面サイズが閾値未満である場合には(ステップS130のNOルート参照)、優先順位決定部112は、情報処理装置10(画面)が縦方向で使用されているか否かを判定する(ステップS170参照)。すなわち、優先順位決定部112は、入力装置40の短手方向とソフトウェアキーボード400の水平方向とが一致するか否かを判定する。
画面が縦方向で使用されている場合には(ステップS170のYESルート参照)、優先順位決定部112は、優先パタン<え>を選択し(ステップS180)、例えば図13に示した優先順位を決定して、処理を終了する。
画面が縦方向で使用されていない(横方向で使用されている)場合には(ステップS170のNOルート参照)、優先順位決定部112は、優先パタン<お>を選択し(ステップS190)、例えば図13に示した優先順位を決定して、処理を終了する。
〔A−3〕効果
このように、実施形態の一例としての情報処理装置10によれば、優先順位決定部112が、情報処理装置10の形態又は使用状況に応じて、誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定する。そして、補正処理部113が優先順位の高い補正処理から順に誤入力単語に対して施すため、補正処理にかかる時間を短縮することができ、補正処理に割り当てられるCPU11の使用率を削減でき、誤入力の補正を効率的に行なうことができる。
また、誤入力検出部111によって誤入力と判断された場合に、優先順位決定部112が誤入力される確率の高い順に優先順位をつけて補正処理を施すことで、誤入力単語に対しての補正をより正しく行なうことができる。
例えば、スマートフォン等においてソフトウェアキーボード400を使用する場合には、小さな画面上に表示された小さなキー領域をタップしなければならないために、誤って隣のキー領域をタップしてしまうことがある。そこで、優先順位決定112が、置換補正処理を最優先処理として決定することにより、誤入力の補正を効率的に正しく行なうことができる。
ハードウェアキーボード20を使用する場合には、キーを見ずにブラインドタッチで入力したために、キーの入力を飛ばしてしまうことがある。そこで、優先順位決定112が、挿入補正処理を最優先処理として決定することにより、誤入力の補正を効率的に正しく行なうことができる。
ハードウェアキーボード20を使用する場合には、キーを見ずにブラインドタッチで入力したために、余計なキーを押してしまうことがある。そこで、優先順位決定112が、削除補正処理を高い優先順位に決定することにより、誤入力の補正を効率的に正しく行なうことができる。
ハードウェアキーボード20を使用する場合には、キーを見ずにブラインドタッチで入力したために、キーの入力順を間違えてしまうことがある。そこで、優先順位決定部112が、入替補正処理を高い優先順位に決定することにより、誤入力の補正を効率的に正しく行なうことができる。
タブレット端末等においてソフトウェアキーボード400を使用する場合には、大きな画面上に表示された比較的大きなキー領域をタップすることができるため、誤って隣のキー領域をタップしてしまう可能性は低い。しかし、オペレータがソフトウェアキーボード400上のキーを1回だけタップしたつもりでも、オペレータの指と画面との距離やタップの強さ等によって、タッチパネル40のセンサは複数回のタップを検出する可能性がある。そこで、優先順位決定112が、連続文字削除補正処理を最優先処理として決定することにより、誤入力の補正を効率的に正しく行なうことができる。
入力装置40がソフトウェアキーボード400として機能する場合には、入力装置40(画面)を縦方向にして使用されているか(図5(a)参照)、横方向にして使用されているかにか(図5(b)参照)によって、ソフトウェアキーボード400の表示形式が異なる。そこで、優先順位決定部112が、置換補正処理において、誤入力単語中の文字を入力装置40において短手方向に隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する処理を優先的に行なうように決定することにより、誤入力の補正を効率的に正しく行なうことができる。
誤入力検出部111が入力単語において3つ以上連続する同一文字を検出した場合には、補正処理部113が補正処理に優先して連続する同一文字の一部を削除して2文字にすることにより、誤入力の補正を効率的に正しく行なうことができる。
また、実施形態の一例における単語入力プログラムは、情報処理装置10の形態依らず文字入力機能を備えた種々の装置に適応できるため、プログラムの製作コストを削減することができる。
〔B〕その他
開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述した実施形態の一例においては、記憶装置13が単語リスト130を格納するものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、単語リスト130は、フレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されていても良い。そして、情報処理装置10はその記録媒体から図示しない読取装置を介してプログラムを読み取って内部記録装置または外部記録装置に転送し格納して用いる。又、単語リスト130を、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介して情報処理装置10に提供してもよい。
〔C〕付記
(付記1)
入力装置と通信可能に接続された情報処理装置に備えられるコンピュータに、
前記入力装置によって誤入力された誤入力単語を検出し、
当該情報処理装置の形態又は使用状況に応じて、前記誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定し、
決定された前記優先順位に基づいて、検出された前記誤入力単語に対して前記補正処理を施す
処理を実行させることを特徴とする単語入力プログラム。
(付記2)
前記複数の補正処理は、
前記誤入力単語中の文字を前記入力装置において隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する置換補正処理と、
前記誤入力単語中の文字間に新たな文字を挿入する挿入補正処理と、
前記誤入力単語のうち1文字を削除する削除補正処理と、
前記誤入力単語のうち隣接する文字を互いに入れ替える入替補正処理と、
前記誤入力単語のうち連続する同一文字から1文字を削除する連続文字削除補正処理と、
のうち少なくとも2つを含むことを特徴とする付記1に記載の単語入力プログラム。
(付記3)
前記複数の補正処理は、少なくとも前記挿入補正処理を含み、
前記入力装置がハードウェアキーボードである場合には、前記挿入補正処理を最優先処理として決定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記2に記載の単語入力プログラム。
(付記4)
前記複数の補正処理は、少なくとも前記置換補正処理を含み、
前記入力装置がソフトウェアキーボードとして機能しており、且つ、前記入力装置の大きさが閾値未満である場合には、前記置換補正処理を最優先処理として決定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記2又は3に記載の単語入力プログラム。
(付記5)
前記複数の補正処理は、少なくとも前記連続文字削除補正処理を含み、
前記入力装置がソフトウェアキーボードとして機能しており、且つ、前記入力装置の大きさが閾値以上である場合には、前記連続文字削除補正処理を最優先処理として決定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記2〜4のいずれか1項に記載の単語入力プログラム。
(付記6)
前記置換補正処理において、前記誤入力単語中の文字を前記入力装置の短手方向に隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する処理を優先的に行なうように決定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記4又は5に記載の単語入力プログラム。
(付記7)
前記誤入力単語において同一文字が3つ以上連続する場合には、前記補正処理に優先して、当該連続する同一文字の一部を削除して2文字にする処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜6のいずれか1項に記載の単語入力プログラム。
(付記8)
前記入力装置によって入力された単語が、単語リスト内に登録された文字列と一致しない場合に、当該単語を前記誤入力単語として検出する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜7のいずれか1項に記載の単語入力プログラム。
(付記9)
補正処理後の誤入力単語が、単語リスト内に登録された文字列と一致する場合に、当該補正処理を確定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜8のいずれか1項に記載の単語入力プログラム。
(付記10)
入力装置と通信可能に接続された情報処理装置であって、
前記入力装置によって誤入力された誤入力単語を検出する誤入力検出部と、
当該情報処理装置の形態又は使用状況に応じて、前記誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定する優先順位決定部と、
前記優先順位決定部によって決定された前記優先順位に基づいて、前記誤入力検出部によって検出された前記誤入力単語に対して前記補正処理を施す補正処理部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記11)
前記複数の補正処理は、
前記誤入力単語中の文字を前記入力装置において隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する置換補正処理と、
前記誤入力単語中の文字間に新たな文字を挿入する挿入補正処理と、
前記誤入力単語のうち1文字を削除する削除補正処理と、
前記誤入力単語のうち隣接する文字を互いに入れ替える入替補正処理と、
前記誤入力単語のうち連続する同一文字から1文字を削除する連続文字削除補正処理と、
のうち少なくとも2つを含むことを特徴とする付記10に記載の情報処理装置。
(付記12)
前記複数の補正処理は、少なくとも前記挿入補正処理を含み、
前記優先順位決定部は、前記入力装置がハードウェアキーボードである場合には、前記挿入補正処理を最優先処理として決定することを特徴とする付記11に記載の情報処理装置。
(付記13)
前記複数の補正処理は、少なくとも前記置換補正処理を含み、
前記優先順位決定部は、前記入力装置がソフトウェアキーボードとして機能しており、且つ、前記入力装置の大きさが閾値未満である場合には、前記置換補正処理を最優先処理として決定することを特徴とする付記11又は12に記載の情報処理装置。
(付記14)
前記複数の補正処理は、少なくとも前記連続文字削除補正処理を含み、
前記優先順位決定部は、前記入力装置がソフトウェアキーボードとして機能しており、且つ、前記入力装置の大きさが閾値以上である場合には、前記連続文字削除補正処理を最優先処理として決定することを特徴とする付記11〜13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記15)
前記優先順位決定部は、前記置換補正処理において、前記誤入力単語中の文字を前記入力装置の短手方向に隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する処理を優先的に行なうように決定することを特徴とする付記13又は14に記載の情報処理装置。
(付記16)
前記補正処理部は、前記誤入力単語において同一文字が3つ以上連続する場合には、前記補正処理に優先して、当該連続する同一文字の一部を削除して2文字にすることを特徴とする付記10〜15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記17)
前記誤入力検出部は、前記入力装置によって入力された単語が、単語リスト内に登録された文字列と一致しない場合に、当該単語を前記誤入力単語として検出することを特徴とする付記10〜16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記18)
前記補正処理部による補正処理後の誤入力単語が、単語リスト内に登録された文字列と一致する場合に、当該補正処理を確定する確定部を備えることを特徴とする付記10〜17のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記19)
入力装置と通信可能に接続された情報処理装置を用いた単語入力方法であって、
前記入力装置によって誤入力された誤入力単語を検出する誤入力検出ステップと、
当該情報処理装置の形態又は使用状況に応じて、前記誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定する優先順位決定ステップと、
前記優先順位決定ステップにおいて決定された前記優先順位に基づいて、前記誤入力検出ステップにおいて検出された前記誤入力単語に対して前記補正処理を施す補正処理ステップと、
を備えることを特徴とする単語入力方法。
(付記20)
前記複数の補正処理は、
前記誤入力単語中の文字を前記入力装置において隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する置換補正処理と、
前記誤入力単語中の文字間に新たな文字を挿入する挿入補正処理と、
前記誤入力単語のうち1文字を削除する削除補正処理と、
前記誤入力単語のうち隣接する文字を互いに入れ替える入替補正処理と、
前記誤入力単語のうち連続する同一文字から1文字を削除する連続文字削除補正処理と、
のうち少なくとも2つを含むことを特徴とする付記19に記載の単語入力方法。
(付記21)
前記複数の補正処理は、少なくとも前記挿入補正処理を含み、
前記優先順位決定ステップにおいて、前記入力装置がハードウェアキーボードである場合には、前記挿入補正処理を最優先処理として決定することを特徴とする付記20に記載の単語入力方法。
(付記22)
前記複数の補正処理は、少なくとも前記置換補正処理を含み、
前記優先順位決定ステップにおいて、前記入力装置がソフトウェアキーボードとして機能しており、且つ、前記入力装置の大きさが閾値未満である場合には、前記置換補正処理を最優先処理として決定することを特徴とする付記20又は21に記載の単語入力方法。
(付記23)
前記複数の補正処理は、少なくとも前記連続文字削除補正処理を含み、
前記優先順位決定ステップにおいて、前記入力装置がソフトウェアキーボードとして機能しており、且つ、前記入力装置の大きさが閾値以上である場合には、前記連続文字削除補正処理を最優先処理として決定することを特徴とする付記20〜22のいずれか1項に記載の単語入力方法。
(付記24)
前記優先順位決定ステップにおいて、前記置換補正処理において、前記誤入力単語中の文字を前記入力装置の短手方向に隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する処理を優先的に行なうように決定することを特徴とする付記22又は23に記載の単語入力方法。
(付記25)
前記補正処理ステップにおいて、前記誤入力単語において同一文字が3つ以上連続する場合には、前記補正処理に優先して、当該連続する同一文字の一部を削除して2文字にすることを特徴とする付記19〜24のいずれか1項に記載の単語入力方法。
(付記26)
前記誤入力検出ステップにおいて、前記入力装置によって入力された単語が、単語リスト内に登録された文字列と一致しない場合に、当該単語を前記誤入力単語として検出することを特徴とする付記19〜25のいずれか1項に記載の単語入力方法。
(付記27)
前記補正処理ステップにおける補正処理後の誤入力単語が、単語リスト内に登録された文字列と一致する場合に、当該補正処理を確定する確定ステップを備えることを特徴とする付記19〜26のいずれか1項に記載の単語入力方法。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 CPU(コンピュータ)
111 誤入力検出部
112 優先順位決定部
113 補正処理部
114 確定部
12 メモリ
13 記憶装置
130 単語リスト
20 ハードウェアキーボード(入力装置)
30 表示装置
40 タッチパネル(入力/表示装置)
400 ソフトウェアキーボード

Claims (11)

  1. 入力装置と通信可能に接続された情報処理装置に備えられるコンピュータに、
    前記入力装置によって誤入力された誤入力単語を検出し、
    当該情報処理装置の形態又は使用状況に応じて、前記誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定し、
    決定された前記優先順位に基づいて、検出された前記誤入力単語に対して前記補正処理を施す
    処理を実行させることを特徴とする単語入力プログラム。
  2. 前記複数の補正処理は、
    前記誤入力単語中の文字を前記入力装置において隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する置換補正処理と、
    前記誤入力単語中の文字間に新たな文字を挿入する挿入補正処理と、
    前記誤入力単語のうち1文字を削除する削除補正処理と、
    前記誤入力単語のうち隣接する文字を互いに入れ替える入替補正処理と、
    前記誤入力単語のうち連続する同一文字から1文字を削除する連続文字削除補正処理と、
    のうち少なくとも2つを含むことを特徴とする請求項1に記載の単語入力プログラム。
  3. 前記複数の補正処理は、少なくとも前記挿入補正処理を含み、
    前記入力装置がハードウェアキーボードである場合には、前記挿入補正処理を最優先処理として決定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載の単語入力プログラム。
  4. 前記複数の補正処理は、少なくとも前記置換補正処理を含み、
    前記入力装置がソフトウェアキーボードとして機能しており、且つ、前記入力装置の大きさが閾値未満である場合には、前記置換補正処理を最優先処理として決定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項2又は3に記載の単語入力プログラム。
  5. 前記複数の補正処理は、少なくとも前記連続文字削除補正処理を含み、
    前記入力装置がソフトウェアキーボードとして機能しており、且つ、前記入力装置の大きさが閾値以上である場合には、前記連続文字削除補正処理を最優先処理として決定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の単語入力プログラム。
  6. 前記置換補正処理において、前記誤入力単語中の文字を前記入力装置の短手方向に隣接して配置されたキーに対応する文字に置換する処理を優先的に行なうように決定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項4又は5に記載の単語入力プログラム。
  7. 前記誤入力単語において同一文字が3つ以上連続する場合には、前記補正処理に優先して、当該連続する同一文字の一部を削除して2文字にする処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の単語入力プログラム。
  8. 前記入力装置によって入力された単語が、単語リスト内に登録された文字列と一致しない場合に、当該単語を前記誤入力単語として検出する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の単語入力プログラム。
  9. 補正処理後の誤入力単語が、単語リスト内に登録された文字列と一致する場合に、当該補正処理を確定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の単語入力プログラム。
  10. 入力装置と通信可能に接続された情報処理装置であって、
    前記入力装置によって誤入力された誤入力単語を検出する誤入力検出部と、
    当該情報処理装置の形態又は使用状況に応じて、前記誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定する優先順位決定部と、
    前記優先順位決定部によって決定された前記優先順位に基づいて、前記誤入力検出部によって検出された前記誤入力単語に対して前記補正処理を施す補正処理部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 入力装置と通信可能に接続された情報処理装置を用いた単語入力方法であって、
    前記入力装置によって誤入力された誤入力単語を検出する誤入力検出ステップと、
    当該情報処理装置の形態又は使用状況に応じて、前記誤入力単語を補正する複数の補正処理の優先順位を決定する優先順位決定ステップと、
    前記優先順位決定ステップにおいて決定された前記優先順位に基づいて、前記誤入力検出ステップにおいて検出された前記誤入力単語に対して前記補正処理を施す補正処理ステップと、
    を備えることを特徴とする単語入力方法。
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