JP6088636B2 - 器具の先端と筆記補助具との接触点の検出方法 - Google Patents

器具の先端と筆記補助具との接触点の検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、器具の先端と筆記補助具との接触点を検出するための方法及び装置に関する。本発明の主題はまた、筆記補助具上に器具の先端により描かれた線を記録する方法である。
器具は、ペン及び字消し道具で構成されるグループにおいて選ばれる。
ペンにより、ここでは、有形の筆記補助具上に線を描くために、人の手により直接操作され得る何らかの器具が意味される。典型的には、線は、有形の補助具上で直接的に、又は、表示スクリーン上で、裸眼で見ることができる。補助具上に直接見ることができる線を残すために、ペンは筆記補助具上に着色された液体又は固体を置いて、人が見ることができる線を形成する。着色された液体は典型的にはインク又はペンキである。着色された固体は例えば黒鉛である。
字消し道具により、ここでは、ペンにより残された線に遭遇したときに、このペンにより残された線を消す線を有形の筆記補助具上に描くために、人の手により直接操作され得る器具が意味される。消し跡は、ペンを用いて記録された線のデータのデジタルな消し跡、又は、補助具上の線の有形の消し跡であり得る。例えば、補助具上の線の有形の消し跡は、化学反応から、及び/又は、摩耗のような機械的な効果から生じ得る。ペンに比べて、字消し道具で描かれた線は裸眼で一般的に見ることができない。
ここでは、“描くこと”は、書く又は消すために、先端で筆記補助具を横切ることの事実を含む。
筆記補助具は一枚の紙、布、又は、その上に描くことが可能な他の補助具である。
筆記補助具上にこの先端により描かれた線を正確に記録するために、器具の先端と筆記補助具との接触点の存在を正確に検出することがとても重要である。実際に、先端が筆記補助具ともはや接触していない度に、記録された線は中断されるべきである。
筆記補助具上に器具の先端により描かれた線を記録するための既知の方法は、
・器具上に自由度無しで固定された磁性物体の位置及び向きを計測すること、
・磁性物体の計測された位置及び計測された向きに応じて先端の位置を計算すること、
・器具の先端と筆記補助具との接触点を検出すること、
・接触点が検出される度に、先端に関して計算された位置を記録すること、これらの計算された位置を連続的に記録して、筆記補助具上に器具の先端により描かれた線の記録を形成すること
を含む。
例えば、そのような方法が、特許文献1に開示されている。この特許出願では、接触点の検出は、先端に掛かる圧力を計測することにより行われる。実際に、ペンの先端に掛かる圧力は、先端が空中にあるときよりも、先端が筆記補助具上に位置するときの方が、より大きい。したがって、先端はペンの内部に摺動自在に変位可能に搭載され、ペンは先端の変位を接触点の存在を示す信号に変換することができる変換器を有している。
国際公開第02/043045号 仏国特許出願公開第2952450号明細書 米国特許出願公開第2008/106520号明細書
このように、ペンの先端と筆記補助具との接触点を検出することの必要性は、ペンの内部に変位変換器を追加して、製造を複雑にしていることにより証明される。
本発明は、ペン又は字消し道具のような器具の先端と筆記補助具との接触点を、先端変位変換器に頼ることなく、検出することを目的とする。その主題は、それゆえ、請求項1の通りのそのような検出方法である。
上記方法は、筆記中に器具の先端に掛かる機械的な圧力を接触点の存在を示す信号に変換することができる変換器を器具内部に使用することを避けることを可能にする。この方法は、それゆえ、器具の簡単な製造を許容する。
検出のこの方法の実施の形態は、従属請求項の特徴の1つ以上を有することができる。
これらの実施の形態は、その上、次の利点を示す。
・支持面に関して器具の先端の高さを使用することは、ユーザの交代に関して、方法をよりロバストにする。
・接触しきい値を選択するときに、高さの計測値の信頼性を考慮することは、接触点の検出の正確さを高める。
・高さの確率密度における最初の最大値に応じて、接触しきい値を自動で計算することは、この接触しきい値を筆記補助具の厚さに自動的に適用することを可能にする。
・先端に関して磁性物体の位置を自動で校正することは、器具の軸に沿って磁性物体を任意の位置に適用することを可能にする。
本発明の主題はまた、請求項9の通りの、筆記補助具上に器具の先端により描かれた線を記録する方法である。
先端の位置を決定するために、及び、接触点を検出するために同じ磁性物体を使用することは、方法の実行を容易にする。
本発明の主題はまた、請求項10の通りの、器具の先端と筆記補助具との接触点を検出するための装置である。
この装置の実施の形態は、請求項11の特徴を有することができる。
図面を参照しながら、何も限定しない例として単に与えられた次に続く明細書を読むことで、本発明は良く理解されるであろう。
これらの図面において、同じ構成要素を指し示すために、同じ参照番号が使用されている。
筆記補助具上のペンの先端の線を記録するためのシステムの概略図である。 図1のシステムで使用される磁力計のネットワークの一部の概略図である。 図1のシステムを用いて筆記補助具上のペンの先端の線を記録する方法のフローチャートである。 図1のシステムにおいて、ペンの先端の高さの分散を図示するグラフである。 図3の方法で使用されるヒストグラムの図である。 図3の方法で使用されやすい校正段階のフローチャートである。 図1のシステムのペンの2つの異なる傾きの概略図である。 図1のシステムのペンの他の実施の形態の概略図である。 図1のシステムを用いた線の記録の実験結果の図である。 図1のシステムを用いた線の記録の実験結果の図である。
以下、この明細書において、当業者に良く知られた特徴及び機能は詳細に記述されない。
本発明は、器具がペンである特別な場合において、つぎに記述される。
図1は、筆記補助具6上のペン4の先端の線を記録するためのシステム2を示す。
ペン4は、システム2に自由度無しで固定されたフレームXYZにおいて、人の手により直接的に、自由に変位可能である。ここで、このフレームの方向X及びYは水平であり、方向Zは垂直である。この後、用語“上に”、“下に”、“上の方の”、“下の方の”は、垂直方向Zに関する。
ペン4は典型的には1kgよりも、好ましくは、200g又は100gよりも重くない。このペンの寸法はまた十分に小さく、人により片手を用いて保持される。ペン4は、楕円形状を呈する。ここでは、それは長手方向の軸7に沿って伸びる。
例えば、このペン4は、非磁性物質、すなわち、システム2により計測できる何かしらの磁気特性を示さない物質で完全にできている。
ペン4は、ここではボールペン、万年筆、羽ペン、フェルトペン、鉛筆、マーカー、ハイライトマーカー、葦ペン、羽ペン、毛筆で構成されるグループにおいて選ばれる。この実施の形態では、図示のために、ペン4はボールペンである。
ペン4は、筆記補助具6の上面10上に着色された液体又は固体を置く先端8を呈する。この目的のために、例えば、ペン4はカートリッジのような着色された液体のタンクが備えられる。着色された液体は例えばインクである。先端8は、ペン4の下端で軸7に位置される。この実施の形態では、先端8は軸7に関して回転対称を示す。このように、軸7に関して先端8の角度位置は、補助具6上にこの先端8により残される線の幅又は形を変更しない。
例えば、補助具6は、方向Zにおいて0以外の厚さeを呈する従来の筆記補助具である。ここでは、厚さeは面10の全体に渡って一定であると仮定される。厚さeは任意であって良い。特に、この厚さeは、一枚の紙又は布の場合に、とても小さても、すなわち、1mmよりも、又は0.5mmよりも小さくても良い。厚さeはまた、ノート又はメモ帳の場合に、とても大きくても、すなわち、5mmよりも大きくても良い。
補助具6は、曲がらなくても、又は、曲がりやすくても良い。例えば、曲がらない補助具は、ガラス又は金属板である。曲がりやすい補助具は、一枚の紙である。
面10の表面は十分に大きく、書くこと又は描くことを可能にする。この目的のために、それは典型的には6又は20よりも、又は100cmよりも大きい。
補助具6はまた、面10の反対側に下面12を呈する。
システム2は、物体14の計測された位置及び計測された向きに基づいて、XYZフレームにおいて先端8の位置を特定するための磁性物体14及び装置16を有する。図1では、垂直な波線は、装置16の一部が示されなかったことを示す。
物体14は、少なくとも1つの計測可能な磁気モーメントを呈する。典型的には、それは強磁性の、又は、フェリ磁性の物質でできている。ここでは、物体14は単一の永久磁石15で形成される。この磁石15は外部磁場が存在しなくても0以外の磁気モーメントを呈する。例えば、この磁石15の保磁力は100Am−1又は500Am−1よりも大きい。磁石15の強さは、典型的には0.01Am又は0.1Amよりも大きい。
ここでは、磁石15は直径がその高さよりも大きい輪の形状を有する。この磁石15の最大寸法はこの後Lで示される。ここでは、それは輪の外側の直径である。
物体14は、磁石15の磁気モーメントが長手方向の軸7と一致するようなやり方でペン4に自由度無しで固定される。この目的のために、輪の回転軸は軸7と一致する。ここでは、輪はペンの非磁性物質の剛性の本体を取り巻いている。図1では、磁石15の磁気モーメントの向きは矢印により示される。
先端8を物体14の重心の正投影から隔てる最短距離は、ここでは“a”で示される。
装置16は支持前面22及び後面24を呈する平板20を有する。この平板は典型的にはいかなる電気の、又は、電子の回路も有さない。それは例えば物質の単一の塊から製造される。
面22は水平方向に広がる。補助具6の下面12は面22上に直接置かれる。面22の表面は十分に大きく、書くこと又は描くことを可能にする。典型的には、それは20又は100cmよりも大きい。
平板20は非磁性の剛性の物質でできている。例えば、平板20のヤング率は25℃で2又は10又は50GPaよりも大きい。その上、その厚さは、補助具6上でペン4を用いて書くときに、ユーザの手により掛かる圧力で曲がらないために、十分である。例えば、平板20は厚さが1mm又は4mmよりも大きいガラス板である。
装置16はN個の3軸磁力計Mijのネットワークを有する。このネットワークはXYZフレームにおいて物体14の位置を特定することを可能にする。ここでは、位置を特定することは、XYZフレームでの物体14の位置x,y,zを決定すること、及び、またXYZフレームの方向X,Y及びZに関して物体14の向きを決定することを意味すると理解される。例えば、物体14の向きは、フレームの軸X,Y及びZに関してそれぞれ物体14の磁気モーメントの角度Θx,Θy及びΘzにより示される。
典型的には、Nは5よりも大きく、好ましくは、16又は32よりも大きい。ここでは、Nは64以上である。
この実施の形態では、磁力計Mijは行及び列に整列されてマトリックスを形成する。ここでは、このマトリックスは8行8列を有する。指数i及びjは磁力計Mijが設置される交点での、このマトリックスの行及び列をそれぞれ特定する。図1では、行iの磁力計Mi1,Mi2,Mi3,Mi4及びMi8だけが見られ得る。磁力計Mijのお互いに関する位置は、図2を参照してより詳細に記述される。
各磁力計Mijは、他の磁力計に対して自由度無しで固定される。この目的のために、磁力計Mijは、平板20の後面22に自由度無しで固定される。
各磁力計Mijは物体14により生成された磁界の向き及び強度を計測する。したがって、各磁力計Mijは、この磁力計の3つの計測軸上のこの磁力計Mijの水準で物体14により生成される磁界の正投影のノルムを計測する。ここでは、これらの3つの計測軸はお互いに直交する。例えば、磁力計Mijのそれぞれについての計測軸は、フレームの方向X,Y及びZとそれぞれ平行である。磁力計Mijの感度は、例えば、10−6又はT10−7Tよりも小さい。
各磁力計Mijは、情報を伝達するためのバス28を介して処理装置30に接続されている。
処理装置30は、磁力計Mijにより計測されるXYZフレームにおける物体14の位置及び向きに基づいて、補助具6上の先端8の位置を決定することができる。この目的のため、装置30は、情報記録媒体に記録された指令を実行することができるプログラム可能な電子コンピュータ32を有する。装置30は、それゆえまた、図3又は6の方法のコンピュータ32による実行のために必要な指令を含むメモリ34を有する。特に、装置30は、磁力計Mijの各測定値と、XYZフレームにおける物体14の位置及び向きとを関連付ける数学的モデルを実行する。このモデルは、拡張カルマンフィルタの形式で実行される。このモデルは典型的には電磁気学の物理的な方程式に基づいて作成される。このモデルを作成するために、物体14は磁気双極子により近似される。この近似は、もしも物体14と磁力計Mijとの間の距離が2Lよりも大きい、好ましくは3Lよりも大きいならば、ほとんど誤りを導かない。ここでは、Lは物体14の最大寸法である。典型的には、Lは20cmよりも小さく、好ましくは、10又は5cmよりも小さい。
装置30はまた、この先端に関して決定されるさまざまな位置に基づいて、補助具6上に先端8により残される線を取得し、記憶することができる。
図2は、装置12の磁力計Mijの一部を示す。これらの磁力計Mijは方向Xに平行な行iに整列される。これらの磁力計はまた方向Yに平行な列jに整列され、マトリックスを形成する。行i及び列jは、増加する指数の順に配置される。
磁力計Mijの中心は、行iと列jとの交点に位置される。磁力計の中心は、磁界がこの磁力計により計測される箇所に対応する。ここでは、指数i及びjは区間[1;8]に属する。
行iに沿って直に相互に続く2つの磁力計Mij及びMi,j+1の中心は、距離di,j,j+1により隔てられる。同様に、まったく同一の列jに沿って直に相互に続く2つの磁力計Mij及びMi+1,jの中心は、距離dj,i,i+1により隔てられる。
ここでは、行iがどれであっても、距離di,j,j+1は同じである。この距離はそのためにdjと表される。同様に、列jがどれであっても、2つの磁力計の間の距離dj,i,i+1は同じである。この距離はそのためdiと表される。
この特別な実施の形態では、距離di及びdjはどちらもdに等しい。
・永久磁石の強さが0.5Amである、
・磁力計の感度が4x10−7Tである、そして、
・磁力計Mijの数が64である
ときに、典型的には、距離dは1及び4cmの間にある。
システム2の動作が図3の方法を参照して次に記述される。
ステップ60では、装置16は、前面22に自由度無しで結合されたXYZフレームにおける物体14の位置及び向きを永久に計測する。単純化するために、このフレームの方向X及びYは前面22の平面に含まれると仮定する。この後、面22に関する物体14の、h0で示される、高さは、XYZフレームにおける物体14のz座標の値と等しい。
この第1の実施の形態では、先端8を物体14から隔てる距離“a”及び平板20の厚さは既知であり、メモリ34にあらかじめ記録されていると仮定される。例えば、距離“a”は作成により固定され、ユーザにより計測され、そして、処理装置30に伝達され得る。この後、面22に関する先端8の高さhpは、物体14の位置及び向きが計測される度に認識される。先端8の位置は、物体14の磁気モーメントの方向に距離“a”だけシフトされた物体14の位置と等しい。例えば、高さhpは次の関係式を用いて計算される。

hp = h0 − a cosΘ

ここでは、Θは物体14の磁気モーメントと垂直方向Zとの間の角度である。角度Θ及び高さh0の値はステップ60で計測される。XYZフレームにおける先端8の位置座標は、ここではxp,yp及びzpで表される。ここでは、座標zpは高さhpに等しい。
並行して、校正段階62では、接触しきい値Scpが自動的に設定される。しきい値Scpは、補助具6との先端8の接触を検出することを可能にする。実際に、もしも高さhpがしきい値Scp以下であるならば、先端8と補助具6との接触点は存在するとみなされる。このしきい値Scpは補助具6の厚さに依存する。
このしきい値Scpを自動的に決定するために、ステップ64では、高さhpがしきい値Scpmaxよりも小さい間は、高さhpの計測値が、期間ΔTのスライディングウインドに渡って連続的に記録される。しきい値Scpmaxはあらかじめ決定される。典型的には、このしきい値Scpmaxは十分に小さく、高さhpがこのしきい値よりも小さいときはユーザが筆記中である可能性が高い。しきい値Scpmaxはまた十分に大きくなるように選択されており、補助具6の厚さeのとても大きな範囲に関して、しきい値Scpを計算することを許容する。例えば、しきい値Scpmaxは1cm又は3cmよりも大きい。それはまた好ましくは15cm又は20cmよりも小さい。
好ましくは、高さhpの計測値が記録される度に、コンピュータ32は同時に高さhpのこの計測値における推定誤差の分散値vpを記録する。例えば、この分散値vpは、この時点で拡張カルマンフィルタにより推定された状態の共分散行列に基づいて計算される。このように、メモリ34に含まれるテーブルは、分散値vpと高さhpの各計測値とを関連付ける。高さhpの計測値と関連付けられた分散値vpは、この計測値の信頼性を示す。実際に、磁力計Mijに関して、物体14の位置に応じて、高さhpの計測値の信頼性が変わる。例えば、もしも物体14が平板20の端部に位置されたならば、計測値の信頼性はより低い。
期間ΔTは、この期間に渡って記録される計測値の数が100又は1000よりも大きいようなものである。その上、期間ΔTは十分に長く、少なくとも5文字の完全な単語を書く間、好ましくは、少なくとも15又は20文字の表現を書く間に計測される高さhpの値を含む。例えば、期間ΔTは5s又は10s又は30sよりも長い。期間ΔTは一般的に1分よりも短い。
図4は、いくつかの単語の表現を書いている間に、ステップ64で記録される高さhpの計測された値を示す。この図4では、横軸は時間を示し、縦軸は計測され、cmで表現された高さhpを示す。
高さhpは、句読点を書くために、又は、2つの単語又は2つの一筆の間にスペースを置くために、ユーザがペン4を上げたときに大きくなる。一方、先端8が補助具10と接触しているときは、高さhpはほとんど変化しない。この観測は、補助具6の厚さ“e”を知ることを必要としないで、先端8が補助具6と接触する高さを特定することを可能にする。
その後は、ステップ70で、しきい値Scpがステップ64で記録された値に基づいて、自動的に決定される。
例えば、この目的のために、動作72では、装置30は記録された計測値に基づいて、高さhpの確率密度Dを作成する。この例では、密度Dはヒストグラム74である(図5)。このヒストグラム74は、いくつかの高さの範囲Pkに分割された横軸を有する。これらの範囲Pkは隣接し、直接連続する。指数kは範囲を特定する。ここでは、全ての範囲Pkは同じ幅Iを有する。幅Iは、取得することが望まれる正確さに依存する。例えば、幅が1mmよりも小さい一筆を描くボールペンの場合に必要とされる正確さは、一筆の太さが5mmよりも大きいマーカーに関して必要とされるものと同じではない。幅Iはそれゆえ実験的に決定される。この幅Iは典型的には1mmよりも小さく、好ましくは、0.5又は0.25又は0.1mmよりも小さい。例えば、ここでは、幅Iは0.1mmに等しい。それは、一般的には0.005mmよりも大きい。
図5を簡単にするために、5つの範囲P1からP6だけが示される。これらの範囲P1からP6はそれぞれ区間[0,0.1],[0.1,0.2],[0.2,0.3],[0.3,0.4],[0.4,0.5],[0.5,0.6]に対応する。
横軸上のダッシュ記号は、ヒストグラム74の一部だけが図5に示されていることを示す。
各範囲Pkは垂直の棒線Bkと関連付けられている。この例では、縦軸に沿ったこの棒線Bkの長さは、値が範囲Pk内にある高さhpに関して記録された計測値の数Ntkを示す。ここでは、長さは数Ntkに直に比例する。
図5では、棒線B1からB3の長さは0であり、それらは示されていない。
その後、動作76で、装置30が、増加する高さhpの順で横軸を走査したときに現れる、ヒストグラム74における最初の最大値、又は、最初の急上昇を特定する。もしも棒線Bkの長さが棒線Bk−1及び棒線Bk+1の長さよりも厳格に大きいならば、最大値は範囲Pk内で現れる。ここでは、この最大値は範囲P5で現れる。この範囲はこの後Pmaxで表される。
最初の最大値は、先端8が補助具6と接触する範囲Pmaxを特定することを可能にする。
その後、動作78では、装置32が範囲Pmaxに含まれる1つ以上の値に応じてしきい値Scpを選択する。例えば、ここでは、しきい値Scpは、範囲Pmaxの上限+εと等しくなるように選択される。ここでは、εは許容誤差である。許容誤差εは実験的に決定される。例えば、εは1mm又は0.5mm又は0.1mm又は0.05mm又は0.0025mm以下にここでは選択される。一般的に、確率密度が最初の急上昇を示す高さの計測値からこのように選択されたしきい値Scpは、5mm又は1mmよりも小さい。
先端8と補助具6との接触点の存在を検出するために高さhp及びしきい値Scpを使用することはロバストである。実際に、しきい値Scpはペンの傾きに依存しておらず、それゆえに、ユーザの交代に関して、よりロバストであることを可能にする。
ここで、厚さeの変更に動的に継続的に順応するために、段階62はループで繰り返される。
ひとたび、しきい値Scpが設定されると、装置30は補助具6の面10上にペン4により残された線を記録する段階90に着手する。
それに応じて、ステップ92で、装置30は、ステップ60で計測された物体14の位置及び向き、及び、既知の距離“a”に基づいて、XYZフレームにおける先端8の位置を計算する。その上、面10と接触しているときの先端の位置は、接触点の位置と等しい。例えば、先端8の位置は、上述のように計算される。
ステップ94で、装置30は先端8と面10との接触点を検出する。それに応じて、装置30は高さhpとしきい値Scpとを比較する。接触点は、高さhpがしきい値Scpよりも小さいときにもっぱら検出される。
その後、接触点が検出される度に、ステップ96で、装置30はこの接触点が現れたときの座標xp及びypを記録する。
その後、ステップ98で、装置30は、補助具6と接触しているときの先端8に関する計算された位置を、例えばメモリ34に記録する。
ステップ92から98はループで繰り返される。
面10における先端8の位置の連続的な記録は、この補助具6上に先端8により残された線の記録を構成する。例えば、ここでは、補助具6と接触しているときの先端8の各位置は発生順に記録される。逆に、補助具6と接触していないときの先端8の位置は、補助具6上に残された線の一部を形成しないように記録される。
図6は、図3の方法の他の実施の形態を示す。この他の実施の形態は、段階62が校正段階110で置換されたことを除いて、図3の方法と同一である。図6を簡単にするために、段階110だけが示されている。
最初に、ステップ112で、ユーザは、ペン4の先端8を面10と接触させておき、つぎに、ペン4の反対端を移動させて、この補助具6上の先端8の位置を変更することなく、補助具6に関してペンの傾きを変更する。図7は、ステップ112で得られたボールペン4の2つの位置を示す。この図では、軸7はボールペン4の第1の傾きに対応し、軸7aは第2の傾きに対応する。図7を簡単にするために、第2の傾きに関して、軸7aだけが示される。
並行して、ステップ114で、コンピュータ32は、磁力計のネットワークに基づいて計測された物体14の位置及び向きを記録する。このように、コンピュータ14は、先端8と補助具6の面10との接触点を全てが指し示す、向きの扇を記録する。図7では、この接触点は参照記号Itと記載する。
以下、この明細書では、しきい値Scp及び距離“a”の計算は、図7で示された第1及び第2の傾きの場合で示される。しかしながら、以下で記述されるものは、ペン4の2よりも多い傾きの場合に容易に一般化され得る。
ステップ116では、装置30は軸7及び7aの交点Itを計算する。好ましくは、それに応じて、装置30は軸7と7aとの間の距離を最小にするXYZフレームの点の座標を計算する。面22に関する交点Itの高さは、ここでは平板20の厚さを既知と仮定するので、補助具6の厚さeの推定値を得ることを可能にする。
その後、ステップ118で、しきい値Scpが厚さeのこの推定値に基づいて計算される。例えば、しきい値Scpは、この推定値に許容誤差を加えたものと等しくなるように選択される。許容誤差は例えば動作78で使用されたものと同じである。
最後に、ステップ120で距離“a”が計算される。例えば、装置30は距離“a”をステップ114で記録された位置及び向きに応じて計算する。実際に、先端8は面10との接触しているので、距離“a”は磁気モーメントの向きにおいて物体14を面10と隔てる距離に対応する。例えば、距離“a”は次の関係式を用いて計算される。

h0 = a cosΘ + e

ここでは、h0は面22に関する物体14の高さであり、Θは物体14の磁気モーメントと垂直方向Zとの角度であり、“e”はステップ116で得られた補助具6の厚さの推定値である。
角度Θと高さh0の値とは、ステップ114で生成された記録から推測される。ひとたび距離“a”が計算されると、それは“既知”と呼ばれる。
図8はシステムの他の実施の形態を示す。この実施の形態では、ペン4はペン130で置換される。ペン130は、それが先端132及び磁性物体134を有する事実以外はペン4と同一である。
先端8と比べて、先端132は軸7に関して回転対称を示さない。結果的に、補助具6上にこの先端132により残される線は軸7に関するそれの角度位置に依存する。例えば、先端132は葦ペンの先端である。
磁性物体134は、軸7に関して先端132の角度位置を決定することを可能にする。それに応じて、物体134は追加の永久磁石136を有することを除いて物体14と同一である。磁石136の磁気モーメントは、磁石15の磁気モーメントとは同一線上にない。例えば、好ましくは、それらは相互に直交する。
装置30は物体134の位置及び向きを計測するために適用される。例えば、もしも必要であるならば、物体134は、拡張カルマンフィルタを作成するために使用されるモデルにおいて、磁気双極子により各磁石15,136を近似することによりモデル化される。このシステムの動作方法は、補助具6上に先端132により残される線の記録を構成するために、XYZフレームにおいて先端132の向きが更に記録されることを除いて、図3又は6を参照して記述されたものから推論される。
図9及び10は、筆記補助具6上にペン130で生成された線、及び、このシステムの実験でシステムを用いて記録された線をそれぞれ示す。
数多くの他の実施の形態が可能である。例えば、筆記補助具は段ボール又は織物であっても良い。
他の実施の形態では、筆記補助具は平板20からなる。この場合、もしも着色された液体がペンにより置かれたならば、それは平板20の面22に直接置かれる。例えば、この場合、平板22は絵画、壁又は窓である。
もしも磁力計のネットワークの表面が十分に広ければ、システム2はいくつかの磁性物体15を同時に有し得る。この場合、これらの磁性物体のそれぞれに関して、並行して
上述された方法が適用される。これは、例えば、同じ補助具上に数名のユーザが同時に書く線を記録することを可能にする。
物体15の位置及び/又は向きを決定するための他のアルゴリズムが可能である。例えば、米国特許第6269324号明細書で記述された手順が使用可能である。これらの手順はカルマンフィルタを必ずしも使用しない。例えば、米国特許出願公開第2002/171427号明細書又は米国特許第6263230号明細書で記述された手順が可能である。
変形例として、磁力計の計測値は、最初に物体15の磁気による刻印を作成するために使用される。磁気による刻印はまた用語“磁気標識”により知られる。それは物体15に特有の1つ以上の特徴からなり、他の磁性物体からそれを見分けることを可能にする。これらの特徴は磁力計の計測値に基づいて得られる。作成された刻印はその後既知の物体の所定の磁気による刻印のデータベースと照合される。このデータベースは、各既知の物体と、例えば、磁気モーメントの値、距離“a”又はそのようなもののような相補的な情報とを関連付けている。もしも作成された刻印がデータベースのものの一つと対応するならば、この既知の物体と関連付けられた相補的な情報は、つぎにこの物体の位置特定を改善する又は容易にするために使用される。このように、有利な実施の形態では、磁性物体の刻印はその磁気モーメントの値であり、データベースは距離“a”の値を磁気モーメントの各値と関連付ける。これからは、この実施の形態では、距離“a”の値を符号化するのは、永久磁石の磁気モーメントの値である。
カルマンフィルタを作成するために使用される近似はまた、4次又はより高い次元の近似であり得る。すなわち、電磁気方程式が双極子近似に対応するものよりも高い次元に近似される。
磁力計のネットワークの磁力計は、必ずしも行及び列に配置されない。それらはまた他のパターンに従って配置され得る。例えば、磁力計は、平面のメッシュの各3角又は6角のメッシュセルの各頂点に配置される。
磁力計の相互に関する配置はまたランダム又は不規則であり得る。このように、ネットワークにおいて直に連続する2つの磁力計の間の距離は、直に連続する2つの磁力計の全ての組みに関して必ずしも同じではない。例えば、ネットワークの所与の領域での磁力計の密度は、他の場所よりも高くなり得る。所与の領域での密度を高くすることは、この領域での計測値の正確さを高めることを可能にできる。エッジ効果を制限するために、ネットワークの周辺に、より高い密度の領域を考えることも可能である。例えば、磁力計のネットワークは、磁力計が無い中心領域を有し得る。この場合、磁力計は、この中心領域の周辺だけで分散され、中心領域を囲い定める磁力計の細長い領域を形成する。典型的には、この細長い領域の幅は、同じ方向で計測される中心領域の幅よりも厳格に小さい。
ヒストグラム74の最初の最大値に応じて、しきい値Scpを自動で決定することは、異なる方法で実行され得る。例えば、しきい値Scpを計算するために採用された範囲Pmaxの値は、範囲Pmaxの中央値であり得る。範囲Pmaxに基づいてしきい値Scpを計算するための他の可能性が存在する。例えば、範囲Pmaxに含まれるいろいろな高さの計測値の平均を実行することが可能である。この平均では、高さの各計測値はこの高さの計測値の信頼性を示す重みにより重み付けされ得る。例えば、この重みはメモリ34に記憶されたテーブルにおいてこの高さと関連付けられた推定誤差の分散値vpの逆数に等しい。この平均を計算するために、範囲Pmaxに隣接する範囲Pkに含まれる高さの計測値を考慮することも可能である。以降、許容誤差εは計算された平均値に追加され得る。
他の実施の形態では、最初の最大値は、中間の高さにおいて最も小さい幅を有する確率密度の最大値であるとして特定される。実際に、先端と筆記補助具との接触だけが、高さhpの分散の強度を十分に削減することができる。
他の変形例では、ヒストグラムの各棒線Bkの長さは、計測値の数Ntkに依存するだけではなく、加えて、計測値の信頼性を示す重みにも依存する。この目的のために、各棒線Bkの長さは、例えば、範囲Pkに含まれる各高さの計測値と関連付けられた分散値vpに更に依存する。例えば、高さの計測値が範囲Pkに含まれる度に、装置30は棒線Bkの長さを、高さhpのこの計測値と関連付けられた分散値vpの逆数と等しい値により増加する。これは計測値の正確さを考慮することを可能にし、それゆえ、接触しきい値が決定される正確さを増加する。
高さhpの確率密度Dを作成するための動作72はまた各計測値の信頼性を示す重みを考慮することにより実行され得る。例えば、装置30は高さhpの各計測値hpiと、垂直位置がhkに等しい確率の分布値P(hk)とを関連付ける。ここでは、指数iは、計測値の通し番号の識別子である。例えば、もしも確率分布がガウシアンと仮定されるならば、各計測値hpiと次の関係式により定義される確率密度とを関連付ける。

P(hk) = (1/(2πσi1/2exp[−(hk−μi)/2σi

ここでは、P(hk)は高さhpがhkと等しくなる確率であり、σiは標準偏差であり、“exp”は指数の数値演算であり、μiは期待値である。
期待値μiは計測値hpiと等しくなるように選択される。標準偏差σiは計測値hpiと関連付けられた分散値vpに基づいて計算され得る。この確率密度P(hk)は高さhpの計測値hpiに中心が置れている。装置30はつぎに長時間の高さhpのいろいろな計測値に基づいて得られる密度P(hk)のそれぞれを合計することにより高さhpの確率密度Dを得る。その後、動作76で使用されるのは、合計により得られたこの密度Dである。この手順では、計測値はそれゆえ、標準偏差が分散値vpに依存する確率密度P(hk)により示される。密度Dに情報をこのように追加することの効果は、しきい値Scpの決定の信頼性を高めることである。
しきい値Scpは、記憶された計測値のヒストグラムの作成を伴うもの以外の方法により自動的に設定され得る。しかしながら、この場合でさえ、このように作成された値は、高さhpの確率密度の最初の最大値に依存する。例えば、しきい値Scpを決定するための他の可能性は、スライディングウインドでのhpの計測値のサンプルにおいて最小値だけを探すことにある。好ましくは、許容誤差がこの最小値に追加される。許容誤差は例えば2cmよりも小さく、好ましくは、5mm,1mm又は0.5mm又は実際は0.1mmよりも小さい。このマージンは使用される筆記装置に依存する。フェルトペンに関しては大きなマージンを、ボールペンに関しては小さなマージンを取ることが可能である。このようにこのしきい値よりも小さい計測値は接触点を検出することに対応する。スライディングウインドに含まれるサンプル又は計測値の数は、十分に大きく、そして、2つの連続する接触点の間の期間よりも長くなくてはならない。例えば、スライディングウインドの期間は、少なくとも5sであり、好ましくは、10s、30s又は1minよりも長い。これは、実行される計測値の組み全体に対応する期間のスライディングウインドに関してさえ行われ得る。スライディングウインドで最小値を決定する他の可能性は、スライディングウインドで実行される高さの最も低い計測値Fを平均することにある。好ましくは、この数Fはスライディングウインド内部に含まれる計測値の数に応じて選択される。例えば、数Fはスライディングウインドに含まれる計測値の数の分数である。例えば、この分数は1/1000と1/10との間にある。図示のために、Fは2,10又は50よりも大きい。しきい値Scpを決定するための後者の手順は雑音により感度を有しない。
その上、もしも面22に関してペン4の傾きがいつも一定であるとみなされるならば、接触点は高さhpの計測値に代えて高さh0の計測値を使用して決定され得る。この変形例では、距離“a”を知ることは必要ではない。
しきい値Scpを設定する段階は、自動的なやり方では実行されないかもしれない。例えば、しきい値Scpは、前に記述されたように自動的に設定される代わりに、ユーザにより選択されても良い。しきい値Scpはまた初期設定により固定され、あらかじめ記録され得る。これは補助具6の厚さがいつも同じ又は無視して良いときに可能である。例えば、平板20の面22に直接書く場合では、しきい値Scpはあらかじめ記憶され、このしきい値の自動で設定する段階に着手することは必要ではない。
段階62及び110は、ステップ60で実行された物体14又は134の位置及び向きの計測値で同時に実行されることは必要ではない。それどころか、これらの段階はまたステップ60で記録されたデータに基づき、ステップ60の後で実行され得る。
ステップ96は異なる方法で実行され得る。例えば、座標xp,ypの代わりに記録される座標は、物体の位置及び向きに基づいて生成された直線と、補助具6の面10との交点に対応する座標xi,yiである。ステップ96での他の手順は、座標xp,ypの代わりに、物体の位置及び向きに基づいて生成された直線と、面22に平行で、しかしながら、しきい値Scpにより上方にシフトされた平面との交点に対応する座標xh,yhを記録することにある。また、座標xp,ypの代わりに、ステップ96で、3つの座標xp,yp,xi,yi及びxh,yhの重み付けに対応する座標x,yを記録することも可能である。
変形例として、支持面22は必ずしも平面ではない。例えば、それは湾曲形状又は球形状であっても良い。
他の実施の形態では、ペンは筆記補助具上に着色された液体又は固体を置かない。例えば、ペンはスタイラスペンである。しかしながら、この実施の形態でさえ、システム2はスタイラスペンの先端と筆記補助具との接触点を検出し、スタイラスペンを用いて描かれた線を記録することを可能にする。好ましくは、この場合では、システム2は、線が記録される限り、記録された線を、理想的にはリアルタイムで、例えばスクリーン上に、示すことを可能にする人−機械インターフェイスを備えている。例えば、この場合では、平板20が、記録された線がリアルタイムで表示されるスクリーンである。
段階62を参照して記述されたようなしきい値Scpの自動設定は、高さhpを計測するためにどのようなセンサが使用されても、実行され得る。このように、この段階62は磁力計以外のセンサを使用して実行され得る。例えば、変形例として、高さhpは、カメラ、及び、面22に関してこの高さを決定することができる形状認識アルゴリズムを用いて、計測される。この場合、ペンは磁性物体を備えている必要はない。
ペンの特別な場合において上述された全てのことはまた、筆記補助具上の字消し道具の線を記録する場合に適用される。字消し道具はゴムであっても良く、又は、化学製品を置くことにより作用しても良い。ペンのように、字消し道具はまた簡単なスタイラスペンであっても良い。後者の場合には、スタイラスペンは、筆記補助具上に物理的に置かれた、着色された液体又は固体に何ら作用することなく、システム2により記録された線の一部を消すことだけを可能にする。ペンと比べて、字消し道具の先端と筆記補助具との接触は、メモリ34において、字消し道具の先端に関して記録された位置と同様に、ペンに関して記録された位置の消去のきっかけとなる。他の実施の形態では、字消し道具の先端と筆記補助具との接触は、メモリ34において、字消し道具の先端に関して記録された各位置に付属する所定の寸法の領域の内側に含まれるペンに関して記録された位置の消去のきっかけとなる。この字消し道具は、システム2を用いて、又は、他の、例えば従来の、システムを用いて、記録されたペンの線を消すために使用され得る。
段階62及び110は、前に記述されたように相互に独立して実行され、又は、それどころか、まったく同一の校正段階で連続的に実行され得る。

Claims (10)

  1. 器具の先端と筆記補助具との接触点を検出する方法であって、器具はペン及び字消し道具で構成されるグループにおいて選ばれ、この方法は器具に自由度無しで固定された磁性物体を用いて、平板の支持面に関して器具の点の高さを決定すること(92)を含み、この支持面は筆記補助具を構成し、又は、筆記補助具を補助し、方法は、
    ・決定された高さをあらかじめ設定された接触しきい値と比較すること(94)、及び
    ・もしも決定された高さが接触しきい値よりも小さいならば、器具の先端と筆記補助具との接触点を検出すること(94)、及び、逆の場合には、器具の先端と筆記補助具との接触点を検出しないこと
    を含み、
    接触しきい値を自動で設定する段階(62)を含み、この設定段階は、
    ・器具が筆記補助具上で書くために使用される時間間隔に渡って実行される器具の点の高さの全ての計測値を記録すること(64)、及び
    ・記録された高さの計測値に応じて接触しきい値を選択すること(78)
    を含むことを特徴とする。
  2. 器具の点の高さを決定することは、支持面に関して器具の先端の高さを決定することにあり、この決定することは、
    a)器具の先端に関して、既知の位置において器具に自由度無しで固定された磁性物体の位置及び向きを計測すること(60)、及び
    b)磁性物体の計測された位置及び計測された向き及び器具の先端に関して磁性物体の既知の位置に基づいて、支持面に関して先端の高さを計算すること(92)
    を含む請求項1記載の方法。
  3. ・記録すること(64)はまた記録された高さの各計測値と関連付けられた重みを記録することを含み、この重みはこの記録された高さの計測値の信頼性を示し、及び
    ・接触しきい値を選択すること(88)は、記録された高さの計測値、及び、これらの計測値のそれぞれに関して記録された重みに応じて実行される
    請求項1または2記載の方法。
  4. 接触しきい値を自動で設定する段階は、
    ・記録された計測値に基づいて、器具の点の高さの確率密度を作成すること(72)、及び
    ・作成された確率密度が最初の最大値を呈する高さからプラス側に1mm以下離れたある値に等しい接触しきい値を選択すること(88)、最初の最大値は増加する高さの順で確率密度の横軸を走査したときに遭遇される最初の最大値である
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 確率密度を作成することは、記録された計測値のヒストグラムを作成すること(72)を含み、
    ・高さのいくつかの連続する範囲に切断された横軸、各範囲の幅は1mmより小さい、及び
    ・各範囲と関連付けられた棒線、縦軸と平行なこの棒線の長さは、この棒線と関連付けられた高さの範囲に含まれる高さの記録された計測値の数に依存する
    請求項記載の方法。
  6. 方法は、先端に関して磁性物体の位置を自動で校正する段階(110)を含み、磁性物体の磁気モーメントの向きが特独のやり方で先端を通過する軸を特定するようなやり方で、この磁性物体は器具に固定されており、この方法は
    ・器具の先端と筆記補助具との接触点が存在するときに、磁性物体の計測された位置及び計測された向きを記録すること(114)、及び
    ・先端が筆記補助具と接触しているときに計測された、この磁性物体の位置及び向きに応じて、磁性物体に関して先端の位置を計算すること(120)
    を含む請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  7. 方法は、
    ・ステップa)で、磁性物体の磁気モーメントを計測すること
    ・ステップa)で計測された磁気モーメントに対応するあらかじめ記録された磁気モーメントをデータベースにおいて選択すること、このデータベースはあらかじめ記録された各磁気モーメントと、器具の先端に関して磁性物体の特定の位置を符号化する情報の項目とを対応付けており、
    ・ステップb)で、器具の先端に関して磁性物体の既知の位置を装って、データベースから選択されたあらかじめ記録された磁気モーメントと関連付けられた情報の項目により符号化された位置を使用すること
    を含む請求項2記載の方法。
  8. 筆記補助具上に器具の先端により描かれた線を記録する方法であって、この器具はペン及び字消し道具で構成されるグループにおいて選ばれ、この方法は、
    ・器具に自由度無しで固定された磁性物体の位置及び向きを計測すること(60)、
    ・磁性物体の計測された位置及び計測された向きに応じて先端の位置を計算すること(92)、
    ・器具の先端と筆記補助具との接触点を検出すること(94)、
    ・接触点が検出される度に、先端に関して計算された位置を記録すること(98)、これらの計算された位置を連続して記録することは筆記補助具上に器具の先端により描かれた線の記録を形成する
    を含み、
    ・接触点の検出が、請求項1乃至のいずれか1項に従う方法により実行され、及び
    ・接触点を検出するために使用される磁性物体が、筆記補助具上の先端の位置を決定するために使用されるものと同じであること
    を特徴とする方法。
  9. 器具の先端と筆記補助具との接触点を検出するための装置であって、器具はペン及び字消し道具で構成されるグループにおいて選ばれ、この装置は、
    ・平板(20)の支持面(22)に関して、器具に自由度無しで固定された磁性物体の高さを計測することができる磁力計(Mij)のネットワーク、この支持面は筆記補助具を構成し、又は、筆記補助具を補助し、
    ・磁力計のネットワークの計測値に基づいて、平板の支持面に関して器具の点の高さを決定することができるコンピュータ(32)、
    を含み、
    このコンピュータ(32)は更に、
    ・決定された高さとあらかじめ設定された接触しきい値とを比較し、及び
    ・もしも決定された高さが接触しきい値よりも小さいならば、器具の先端と筆記補助具との接触点を検出し、及び、逆の場合には、器具の先端と筆記補助具との接触点を検出しない
    ようにプログラムされ
    接触しきい値を自動で設定するようにプログラムされ、この設定は、
    ・器具が筆記補助具上で書くために使用される時間間隔に渡って実行される器具の点の高さの全ての計測値を記録すること(64)、及び
    ・記録された高さの計測値に応じて接触しきい値を選択することを含む
    ことを特徴とする。
  10. 磁力計(Mij)のネットワークは、支持面(22)に自由度無しで固定されて支持面に平行な少なくとも2つの同一線上にない軸に沿って配置された3軸磁力計のネットワークであり、このネットワークはこれらの磁力計のそれぞれの間の既知の距離を維持するために自由度無しでお互いに結合されたN個の3軸磁力計を有し、ここではNは5以上の整数である
    請求項記載の装置。
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