JP6086533B2 - 排気浄化装置及び排気浄化装置の制御方法 - Google Patents

排気浄化装置及び排気浄化装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、排気浄化装置及び排気浄化装置の制御方法に関する。
車両等に搭載された内燃機関から排出される排気ガスには窒素酸化物(NOx)が含まれる場合がある。このため、例えば下記の特許文献1に記載されているように、選択還元型NOx触媒装置(SCR)の上流に噴射弁を配置し、アンモニア系溶液供給装置から供給されるアンモニア系溶液を噴射弁から排気ガス通路に噴射して、排気ガス中の窒素酸化物を還元するシステムが知られている。
特開2009−216019号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来のシステムでは、還元触媒に対して排気ガスの流れ方向に沿って上流側からアンモニア(NH)が吸着していくため、還元触媒の上流から下流までの全ての領域に還元剤が吸着するまでに比較的長い時間を要するという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、窒素酸化物を還元する還元触媒に対して短時間で還元剤を吸着させることが可能な、新規かつ改良された排気浄化装置及び排気浄化装置の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、排気ガス中の窒素酸化物を還元する還元剤を排気通路に噴射する還元剤噴射弁と、前記還元剤噴射弁よりも下流の前記排気通路に設けられた還元触媒と、前記還元触媒における排気ガスの流れ方向を正方向と逆方向との間で切り換える切換機構と、を備える、排気浄化装置が提供される。
前記切換機構は、排気ガスを前記還元触媒の両端に導入する2つの通路と、排気ガスを前記還元触媒の両端から排出する通路と、排気ガスを前記2つの通路のいずれか一方に導入するバルブと、を有するものであっても良い。
また、前記切換機構を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記還元剤噴射弁の開閉時間に基づいて、前記還元触媒への還元剤の実吸着量を算出する実吸着量算出部と、前記還元触媒の触媒温度に基づいて、前記還元触媒への還元剤の目標吸着量の1/2に相当する目標中間吸着量を求める目標中間吸着量算出部と、前記実吸着量が前記目標中間吸着量以上の場合は、前記切換機構による切り換えを実行させる切換実行部と、を備えるものであっても良い。
また、前記制御部は、前記切換実行部により前記切り換えが実行されると前記実吸着量を初期化する実吸着量初期化部を更に有するものであっても良い。
また、前記切換機構は、前記排気通路を2つに分離して前記還元触媒の第1及び第2の端部にそれぞれ接続される第1及び第2の通路と、一端が前記還元触媒の前記第1の端部に接続され、他端が排気通路に接続される第3の通路と、一端が前記還元触媒の前記第2の端部に接続され、他端が排気通路に接続される第4の通路と、前記排気通路が前記第1及び第2の通路によって2つに分離される位置に設けられ、排気通路と前記第1及び第2の通路のいずれか一方とを接続する第1のバルブと、前記還元触媒の前記第1の端部に設けられ、前記第3の通路への排気ガスの流入を制御する第2のバルブと、前記還元触媒の前記第2の端部に設けられ、前記第4の通路への排気ガスの流入を制御する第3のバルブと、を有し、前記第1のバルブが前記排気通路と前記第1の通路を接続した状態では、前記第2のバルブが閉状態とされて前記第3のバルブが開状態とされ、前記第1のバルブが前記排気通路と前記第2の通路を接続した状態では、前記第2のバルブが開状態とされて前記第3のバルブが閉状態とされるものであっても良い。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、排気ガス中の窒素酸化物を還元する還元剤を排気通路に噴射するステップと、前記還元剤の噴射に基づいて、還元触媒への還元剤の実吸着量を算出するステップと、前記還元触媒の触媒温度に基づいて、前記還元触媒への還元剤の目標吸着量を求めるステップと、前記目標吸着量と前記実吸着量とを比較した結果に基づいて、前記還元触媒における排気ガスの流れ方向を正方向と逆方向との間で切り換える切換機構によって、前記還元触媒における排気ガスの流れ方向を切り換えるステップと、を備える、排気浄化装置の制御方法が提供される。
また、前記目標吸着量を求めるステップでは、前記還元触媒への還元剤の目標吸着量の1/2に相当する目標中間吸着量を求め、前記排気ガスの流れ方向を切り換えるステップでは、前記実吸着量が前記目標中間吸着量以上の場合に、前記還元触媒における排気ガスの流れ方向を切り換えるものであっても良い。
また、前記還元触媒における排気ガスの流れ方向の切り換えとともに、前記実吸着量を初期化するステップを更に備えるものであっても良い。
本発明によれば、窒素酸化物を還元する還元触媒に対して短時間で還元剤を吸着させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置とその周辺の構成の一例を示す模式図である。 排気ガスの流れ方向の切換機構を備えた還元触媒を示す模式図である。 還元触媒へのアンモニア(NH)の吸着量(横軸)とNOx浄化効率(縦軸)との関係を触媒温度毎に示す特性図である。 触媒温度(横軸)とアンモニア(NH)の吸着密度(縦軸)との関係を示す特性図である。 アンモニアの吸着時間と噴射量との関係、及びアンモニアの吸着時間とアンモニアの充填量との関係を示す特性図である。 本実施形態に係る切り換え制御を行った場合に、アンモニアの吸着時間と噴射量との関係、及びアンモニアの吸着時間とアンモニアの充填量との関係を示す特性図である。 触媒温度(横軸)と目標中間吸着量(縦軸)との関係を示す特性図である。 図2(A)及び図2(B)の状態を切り換えるタイミングを示す特性図である。 制御装置の構成を機能的なブロックで示した模式図である。 図8の処理を説明するためのフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
1.排気浄化装置
(1)全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置10とその周辺の構成の一例を示している。この排気浄化装置10は、内燃機関5の排気通路11に接続されており、還元触媒20と、還元剤噴射装置30と、制御装置60等を備えており、内燃機関5から排出される排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を、還元剤としての尿素水溶液を用いて浄化する尿素SCRシステムとして構成されている。ただし、本実施形態において使用できる還元剤は尿素水溶液に限られるものではなく、例えばアンモニア水等、アンモニアが生成されるものであればよい。
内燃機関5は、ECU(Engine Control Unit)50によって制御される。制御装置60は、内燃機関5の制御に関する制御データ等をECU50から受信する。排気通路11において、内燃機関5と還元触媒20との間には酸化触媒12(DOC)が配置されている。酸化触媒10は、排気ガス中の炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)を酸化する機能を有する。酸化触媒12は公知の触媒が適宜用いられる。
本実施形態の排気浄化装置10に用いられる還元触媒20は、排気通路11内に噴射された尿素水溶液が加水分解することで生成されるアンモニアを吸着し、アンモニアとNOxとの還元反応を促進する機能を有している。具体的には、還元触媒20では、尿素水溶液中の尿素が分解することによって生成されるアンモニア(NH)がNOxと反応することにより、NOxが窒素(N)及び水(HO)に分解される。還元触媒20は公知の触媒が適宜用いられる。
還元触媒20の下流側には排気ガス中のNOx濃度を検出するためのNOxセンサ14が備えられている。また、還元触媒20の上流側には排気ガス中のNOx濃度を検出するためのNOxセンサ16が備えられている。これらのNOxセンサ14,16のセンサ信号は、制御装置60に送信され、制御装置60ではこのセンサ信号に基づいて排気ガス中のNOx濃度が算出される。また、還元触媒20の上流側には排気ガスの温度を検出する排気温度センサ18が設けられている。
(2)還元剤噴射装置
還元剤噴射装置30は、貯蔵タンク31と、還元剤噴射弁34と、ポンプ41等を主たる要素として構成されている。貯蔵タンク31とポンプ41とは第1の還元剤供給通路57で接続され、ポンプ41と還元剤噴射弁34とは第2の還元剤供給通路58で接続されている。このうち第2の還元剤供給通路58には圧力センサ43が設けられている。圧力センサ43のセンサ信号は制御装置60に送信され、制御装置60ではこのセンサ信号に基づいて第2の還元剤供給通路58内の圧力が算出される。
また、第2の還元剤供給通路58の途中には、貯蔵タンク31に通じる循環通路59が接続されている。循環通路59にはオリフィス45が設けられており、循環通路59を介して貯蔵タンク31に戻される還元剤の流れに抵抗を与え、第2の還元剤供給通路58内の圧力が高められるようになっている。このような還元剤噴射装置自体は公知の構成のものを用いることができる。
ポンプ41としては、制御装置60により駆動制御される電動ポンプが用いられている。本実施形態において、ポンプ41は、圧力センサ43によって検出される第2の還元剤供給通路58内の圧力が所定値に維持されるように、その出力がフィードバック制御されるように構成されている。
還元剤噴射弁34は、制御装置60により開弁のオンオフが制御される電磁駆動式のオンオフ弁が用いられており、還元触媒20よりも上流側において排気通路11に固定されている。この還元剤噴射弁34は、基本的には、第2の還元剤供給通路58内の圧力が目標値に維持されている状態で通電制御が行われる。具体的には、演算によって求められる指示噴射量に応じて所定のDUTYサイクル中における開弁DUTY比を設定することにより、排気通路11内への還元剤の噴射量が調節される。
ここで、還元剤噴射弁34の指示噴射量Qは、以下の式(1)から算出することができる。
指示噴射量Q=(現在のNOx流量に相当する噴射量A)+(還元触媒の吸着可能量B)
・・・(1)
式(1)において、現在のNOx流量に相当する噴射量Aは、還元触媒20の上流を流れる排気ガス中のNOx流量に相当する噴射量であって、還元触媒20の上流を流れる排気ガス中のNOxを還元するために必要な噴射量である。還元触媒20の上流を流れる排気ガス中のNOx流量は、排気ガス流量にNOxセンサ16のセンサ信号から算出されるNOx濃度を乗算して求めることができる。排気ガス中のNOx流量に相当する噴射量Aよりも余分に噴射した量は還元触媒20に吸着されるため、還元触媒のアンモニア吸着量に相当する。また、還元触媒20の吸着可能量Bは、還元触媒20が最大限吸着可能な吸着量から現在の還元触媒20のアンモニア吸着量を減算した差分である。後述するように、還元触媒20が最大限吸着可能な吸着量は、触媒温度に応じて変動する。
制御装置60は、所定のサイクル毎に上式から指示噴射量Qを算出し、還元剤噴射弁34の噴射量を制御する。制御装置60は、所定のサイクル毎に触媒の吸着可能量Bを算出して、前回のサイクルで求めた吸着可能量Bの値に積算していくことで、所定のサイクル毎に還元触媒20のアンモニア吸着量(後述する実吸着量)を取得することができる。なお、吸着可能量Bの初期値は0である。
また、NOxセンサ14のセンサ信号に基づいて算出されたNOx濃度が基準値を超えている場合は、指示噴射量を更に増加して噴射を行い、還元触媒20の下流にNOxが流れないように制御を行う。
2.排気ガス流れ方向の切換機構
次に、図2に基づいて、本実施形態に係る排気ガスの流れ方向の切換機構について説明する。図2(A)及び図2(B)は、排気ガスの流れ方向の切換機構80を備えた還元触媒20を示す模式図である。本実施形態では、排気ガスの流れ方向の切換機構80により還元触媒20に流れる排気ガスの流れ方向を切り換えて、還元触媒20へのアンモニアの吸着時間(アンモニアの充填時間)を短縮し、NOxの排出量を低減させる。
図2(A)及び図2(B)に示すように、切換機構80は、排気通路11の流れを2つに分離する2つの流路82,84を備え、還元触媒20は排気ガスの流れ方向が排気通路11の延在する方向と直交するように配置されている。還元触媒20の一端は流路82と接続され、他端は流路84と接続されている。また、切換機構80は、還元触媒20を通過した排気ガスを排気通路11に送る流路86,88を備え、流路86は還元触媒20の一端と接続され、流路88は還元触媒20の他端と接続されている。
流路82,84が分岐する位置には、第1のバルブ90が設けられている。また、流路86と還元触媒20の一端が接続される位置には第2のバルブ92が設けられ、流路88と還元触媒20の他端が接続される位置には第3のバルブ94が設けられている。第1のバルブ90は、排気通路11と流路82,84のいずれか一方とを接続する。第2のバルブ92は、開状態では還元触媒20と流路86とを接続し、閉状態では還元触媒20と流路86とを遮断する。第3のバルブ94は、開状態では還元触媒20と流路88とを接続し、閉状態では還元触媒20と流路88とを遮断する。
図2(A)に示す状態では、第1のバルブ90が排気通路11と流路82を接続するように設定される。また、第2のバルブ92は閉状態とされ、第3のバルブ94が開状態とされる。これにより、排気ガスは、排気通路11から流路82へ流入し、流路82から還元触媒20へ流入し、流路88から排気通路11へ流れる(図2(A)中の矢印方向)。つまり、図2(A)において、排気ガスは還元触媒20の左側から右側へ流れることになる。
一方、図2(B)に示す状態では、第1のバルブ90が排気通路11と流路84を接続するように設定される。また、第2のバルブ92は開状態とされ、第3のバルブ94が閉状態とされる。これにより、排気ガスは、排気通路11から流路84へ流入し、流路84から還元触媒20へ流入し、流路86から排気通路11へ流れる(図2(B)中の矢印方向)。つまり、図2(B)において、排気ガスは還元触媒20の右側から左側へ流れることになる。
これにより、図2(A)に示す状態と図2(B)に示す状態とでは、還元触媒20における排気ガスの流れ方向が反対向きとなる。還元剤噴射弁34から噴射された還元剤は加水分解されてアンモニアとなり、アンモニアは排気ガスの流れに従って還元触媒20へ流入し、流れ方向の上流側から還元触媒20に吸着していく。このため、図2(A)に示す状態と図2(B)に示す状態を切り換えることで、還元触媒20の両側からアンモニアを吸着させることが可能となる。従って、アンモニアの還元触媒20への充填速度を向上して、アンモニアの充填時間を短縮することが可能となる。
また、排気ガスの流れ方向を切り換えることにより、還元触媒20のコート層に排気ガス中の物質(HCや粒子状物質)が付着する触媒被毒によってNOx浄化性能が低下することを緩和できる。更に、図2(A)に示す状態と図2(B)に示す状態とでは、排気ガスの流れが還元触媒20を中心として交差するため、アンモニアが還元触媒20の位置で程よくミキシングされ、アンモニアの分布を均一化することができる。従って、還元触媒20へのアンモニアの充填の均一性を向上できる。
3.排気ガス流れ方向のスイッチングの制御
次に、本実施形態に係る排気ガスの流れ方向の切換制御について説明する。先ず、前提として、アンモニアの吸着量とNOx浄化率との関係、触媒温度とアンモニアの吸着量との関係について説明する。還元触媒20の性能は、触媒温度とアンモニアの吸着量によって異なる。図3は、還元触媒20へのアンモニア(NH)の吸着量(横軸)とNOx浄化効率(縦軸)との関係を触媒温度毎に示す特性図である。図3に示すように、還元触媒20へのアンモニアの吸着量が大きくなるほど、NOx浄化効率が向上する。また、触媒温度が高いほど、少ないアンモニア吸着量でNOx浄化効率を高めることができる。換言すれば、触媒温度が低い場合は、アンモニアの吸着量をより多くしないとNOx浄化効率を高めることができない。従って、アンモニアの吸着速度を高めることで、NOx浄化効率が向上することが判る。
また、図4は、触媒温度(横軸)とアンモニア(NH)の吸着密度(縦軸)との関係を示す特性図である。図4に示すように、触媒温度が200〜500℃程度の範囲が還元触媒20の使用温度域とされる。
還元触媒20の使用温度域では、触媒温度が高くなるほどアンモニア(NH)の吸着密度が低下する。吸着密度は還元触媒20における単位体積当たりの吸着量であり、還元触媒20自体の体積は一定である。このため、図4は、使用温度域においては触媒温度が高くなるほどアンモニア(NH)の吸着量が低下することを示している。従って、後述するように、図2(A)及び図2(B)の状態を切り換える場合は、触媒温度を考慮して適切なタイミングで切り換えを行う。
なお、触媒温度が200℃以下の場合は、排気通路11に導入された尿素水溶液が熱分解せず、還元触媒20にアンモニアを十分に吸着させることができない。また、触媒温度が高温(例えば500℃以上)の場合は、いわゆるシンタリングにより還元触媒20が劣化し、本来の性能を発揮させることができない。このため、還元触媒20は、200〜500℃程度の使用温度域で使用される。
次に、図5に基づいて、還元触媒20へのアンモニアの吸着時間と還元剤噴射弁34からの噴射量との関係、及びアンモニアの吸着時間と還元触媒20へのアンモニアの充填量との関係について説明する。図5の上段の特性図は、アンモニアの吸着時間と噴射量との関係を示す特性図である。また、図5の下段の特性図は、アンモニアの吸着時間と充填量との関係を示す特性図である。図5の上段及び下段の特性図は、内燃機関5の運転状態が定常状態の場合に、触媒温度が高温時、中温時、低温時のそれぞれについて示している。
図3で説明したように、触媒温度が高温の場合は、吸着量が少なくても高い浄化効率が得られる。このため、図5の上段の特性図に示すように、触媒高温時は噴射開始から時刻t1までの比較的短時間の間は噴射量を多くし、還元触媒20にアンモニアが十分に吸着した後は定常的な噴射量(高温時目標噴射量)で噴射を行う。これにより、図5の下段の特性図に示すように、還元触媒20への還元剤の充填量は時刻t1では十分な量に達し、以降の噴射によって所定の充填量(高温時目標吸着量)が維持される。
一方、図3で説明したように、触媒温度が低温の場合は、浄化効率を高めるためには吸着量を多くする必要がある。このため、図5の上段の図に示すように、触媒低温時は噴射開始から時刻t3までの比較的長時間の間は噴射量を多くし、還元触媒20に還元剤が十分に吸着した後は定常的な噴射量(低温時目標噴射量)で噴射を行う。これにより、図5の下段の特性図に示すように、還元触媒20へのアンモニアの充填量は時刻t3では十分な量に達し、以降の噴射によって所定の充填量(低温時目標吸着量)が維持される。
なお、触媒高温時は、内燃機関5の負荷が高く、排気ガス量も多くなる。従って、排気ガス中に多く含まれるNOxを還元するために定常的な噴射量も低温時に比べて多くなる。
以上のように、還元触媒20にアンモニアを吸着させる際には、噴射開始から還元触媒20に十分な量のアンモニアが吸着するまでにはある程度の時間を要し、その間は噴射量を多くする制御が行われる。そして、図5に示すように、吸着時間と噴射量との関係、吸着時間と充填量との間の関係は、温度を変数として異なる特性となる。
本実施形態では、これらの温度を変数とするアンモニアの充填時間を短縮するため、図2(A)及び図2(B)の状態の切り換えを制御する。図3及び図4に示す特性は、還元触媒20の特性であるため、電子制御コントロールユニットである制御装置60に目標値として記憶させることができる。従って、制御装置60は、触媒温度に基づいて、図4を参照することで目標の吸着量(目標吸着量)を求めることができる。なお、触媒温度は、排気温度センサー18から検出される排気ガス温度から求めることができるが、還元触媒20の温度自体を温度センサで検出するようにしても良い。
また、還元剤噴射弁34から噴射される還元剤の実際の噴射量は、還元剤噴射弁34の開閉時間に基づいてモデル値から計算できるため、還元触媒20へのアンモニアの実際の吸着量(実吸着量)を計算することができる。具体的には、制御装置60は、式(1)の吸着可能量Bの値を所定サイクル毎に計算しているため、吸着可能量Bの積算値から実吸着量を求めることができる。従って、制御装置60は、現在のアンモニアの吸着量(実吸着量)が目標吸着量に対してどの程度追従しているかを演算できる。
本実施形態では、この演算を行うことで、還元剤噴射弁34からの実吸着量が目標吸着量の1/2に達した時点で図2(A)及び図2(B)の一方の状態から他方の状態に切り換える。これにより、還元触媒20の一端側から還元触媒20の1/2の領域までアンモニアを吸着させた後、アンモニアが十分に吸着していない他端側からアンモニアを吸着させることができ、充填時間の大幅な短縮を達成できる。
図6は、図5の触媒中温時の特性において、実吸着量が目標吸着量の1/2に達するまでは図2(A)の状態で還元触媒20への還元剤の吸着を行い、実吸着量が目標吸着量の1/2に達した後は図2(B)の状態へ切り換えて還元触媒20への還元剤の吸着を行った場合の特性を示している。なお、図6の特性は、基本的には図5の触媒中温時の特性と同一であるが、切り換えを行ったことにより、時刻t11以降の特性が破線の特性から実線の特性に変化している。
図6において、時刻0から噴射を開始した直後は、図2(A)に示す状態で還元触媒20へのアンモニアの吸着が行われる。そして、図6の下段の特性図に示すように、実吸着量が目標吸着量の1/2(目標中間吸着量)に達した時点(時刻t11)で、図2(A)に示す状態から図2(B)に示す状態へ切り換える。そして、時刻t11以降は噴射量を一時的に図5よりも増加させる。これにより、図6の下段の特性に示すように、時刻t11以降の充填量が多くなるため、時刻t12では、ほぼ目標吸着量に到達し、噴射量を中温時目標噴射量とする。従って、図5に示す触媒中温時にアンモニアの充填が完了する時刻t2に比べて、より早く目標吸着量に到達する。
これにより、図2(A)及び図2(B)の一方の状態から他方の状態に切り換えることで、還元触媒20へのアンモニアの充填時間が短縮され、NOx浄化効率を高めることが可能である。
図7は、触媒温度(横軸)と目標中間吸着量(縦軸)との関係を示す特性図である。図4で説明したように、触媒温度が高温になるほど吸着量は低下する。目標中間吸着量を目標吸着量の1/2とすると、図7に示すように、触媒温度が高温になるほど目標中間吸着量も低下する。実吸着量についても、目標中間吸着量に到達した時点で図2(A)及び図2(B)に示す状態を切り換えることで、図7に示す特性上で変化する。図4の特性は還元触媒20の固有の特性であり、図7に示す特性も還元触媒20の固有の特性である。従って、図2(A)及び図2(B)の状態を切り換える際には、図7に基づいて、触媒温度に応じた目標中間吸着量を求め、実吸着量が目標中間吸着量に達した時点で切り換えを行う。
図8は、図2(A)及び図2(B)の状態を切り換えるタイミングを示す特性図である。図8の上段の特性図は、内燃機関5の運転時間の経過に伴い還元触媒20の触媒温度が変動する様子を示している。図8の中段の特性図は、運転時間の経過に伴って取得される目標吸着量(○印)、目標中間吸着量(◎印)、実中間吸着量(×印)を示している。上述したように目標吸着量、及び目標中間吸着量は、図4及び図7の特性から得られる。また、実中間吸着量は、実吸着量と同様に吸着可能量Bの積算によって算出されるが、図2(A)及び図2(B)の状態の切り換えが行われると0にリセットされる点で実吸着量と相違する。理想的な状態では、実中間吸着量と目標中間吸着量は一致し、実中間吸着量は目標中間吸着量と同様に図7の特性上を変化する。
図8に示すように、触媒温度を一定の時間間隔で取得し、その時点での目標吸着量(○印)、目標中間吸着量(◎印)、及び実吸着量(×印)を演算する。そして、目標中間吸着量(◎印)に対する実吸着量(×印)の大きさを判定し、目標中間吸着量(◎印)よりも実吸着量(×印)が大きい場合は図2(A)及び図2(B)に示す状態の切り換えを行う。一方、目標中間吸着量(◎印)に対して実吸着量(×印)が小さい場合は図2(A)及び図2(B)に示す状態の切り換えは行わない。
図8の下段では、図2(A)及び図2(B)に示す状態の切り換えを示している。時刻0から時刻t21までは図2(A)に示す状態であり、排気ガスが還元触媒20の左から右へ流れる。時刻t21では、目標中間吸着量(◎印)よりも実吸着量(×印)が大きいため、図2(A)に示す状態から図2(B)に示す状態へ切り換えを行う。以降も時刻t22、t23、t24、t25、t26、・・・、t27の各時刻で同様の処理を行い、目標中間吸着量(◎印)よりも実吸着量(×印)が大きいt23の時点では図2(B)に示す状態から図2(A)に示す状態へ切り換えを行う。また、目標中間吸着量(◎印)よりも実吸着量(×印)が大きいt26の時点では図2(A)に示す状態から図2(B)に示す状態へ切り換えを行う。一方、時刻t22、t24、t25では、目標中間吸着量(◎印)に対して実吸着量(×印)が小さいため、切り換えは行わない。
図2(A)及び図2(B)に示す状態の切り換えを行った場合は、実中間吸着量を初期化して0にリセットを行う。この初期化を行うことで、実中間吸着量は、切り換えた後に還元触媒20に排気ガスが流入する上流側半分の領域のアンモニアの吸着量を表すものとなる。
4.制御装置
図9は、本実施形態の排気浄化装置10に備えられた制御装置60の構成のうち、上述した排気ガス流れ方向の切換機構80の制御に係る部分について機能的なブロックで示したものである。図9に示すように、制御装置60は、実吸着量算出部62、目標吸着量算出部64、目標中間吸着量算出部66、切換実行部68、実吸着量初期化部70を有して構成される。この制御装置60は、公知の構成からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、各構成要素はマイクロコンピュータによるプログラムの実行によって実現される。
また、制御装置60には図示しない記憶部が備えられている。この記憶部には、各構成要素での演算結果やあらかじめ用意されたデータマップ等が記憶される。記憶部は、揮発性のメモリ(RAM:Random Access Memory)又は不揮発性のメモリから構成される。
実吸着量算出部62は、還元剤噴射弁34の開閉時間に基づいて、還元触媒20への還元剤の実吸着量を算出する。目標吸着量算出部64は、還元触媒20の触媒温度に基づいて、図4の特性から還元触媒20への還元剤の目標吸着量を求める。目標中間吸着量算出部66は、還元触媒20の触媒温度に基づいて、図7の特性から還元触媒20への還元剤の目標中間吸着量を求める。切換実行部68は、実吸着量が目標中間吸着量以上の場合は、切換機構による切り換えを実行させる。実吸着量初期化部70は、切換実行部68による切り換えが実行されると、実吸着量を初期化して0にリセットする。
図10は、図8の処理を説明するためのフローチャートである。図9に示す処理は、制御装置60において実行される。先ず、ステップS10では、内燃機関5を始動する。次のステップS12では、尿素水を噴射した際に熱分解が可能な排気温度(800℃程度)に達しているか否かを判定し、熱分解が可能な排気温度であればステップS14へ進む。一方、熱分解が可能な排気温度に達していない場合はステップS12で待機する。
ステップS14では、還元剤噴射弁34からの尿素水の噴射を開始する。次のステップS16では、タイマーによるA秒のカウントを開始する。ここで、A秒は図8の時刻t21、t22、t23、t24、t25、t26、・・・、t27の各間隔に相当する。次のステップS18では、還元剤噴射弁34への開弁指示値に基づいて、実吸着量を計算する。
次のステップS20では、タイマー時間のA秒が経過したことを検知する。次のステップS22では、触媒温度から目標吸着量と目標中間吸着量を計算する。次のステップS24では、A秒が経過した時点で実吸着量が目標中間吸着量よりも大きいか否かを判定し、実吸着量が目標中間吸着量よりも大きい場合はステップS26へ進む。ステップS26では、実吸着量の演算を初期化し、実吸着量を0にリセットする。一方、ステップS24において、実吸着量が目標中間吸着量以下の場合は、ステップS30へ進む。
ステップS26の後はステップS28へ進む。ステップS28では、排気ガスの流れ方向を切り換えるため、第1のバルブ90、第2のバルブ92、第3のバルブ94を作動させる。次のステップS30では、タイマー時間(A秒)をクリアにする(A=0)。
次のステップS32では、内燃機関5が停止状態であるか否か(イグニッションスイッチがオフであるか否か)を判定し、停止状態であれば処理を終了する(END)。一方、内燃機関5が停止状態でなければステップS16に戻り、タイマー時間(A秒)のカウントを開始し、以降の処理を再度行う。
以上説明したように本実施形態によれば、還元触媒20における排気ガスの流れ方向を正逆の2方向に切り換えることができる。従って、還元触媒20の両側からアンモニアを吸着させることが可能となり、アンモニアの還元触媒20への充填速度を向上することが可能となり、NOxの浄化効率を高めることが可能となる。また、還元触媒20における排気ガスの流れ方向を切り換えることで、還元触媒20内にアンモニアを均一に分布させることができる。これにより、還元触媒20へアンモニアの充填の均一性を向上できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 排気浄化触媒
11 排気通路
20 還元触媒
34 還元剤噴射弁
60 制御装置
62 実吸着量算出部
64 目標吸着量算出部
66 目標中間吸着量算出部
68 切換実行部
70 実吸着量初期化部
80 切換機構
82,84,86,88 流路
90 第1のバルブ
92 第2のバルブ
94 第3のバルブ

Claims (7)

  1. 排気ガス中の窒素酸化物を還元する還元剤を排気通路に噴射する還元剤噴射弁と、
    前記還元剤噴射弁よりも下流の前記排気通路に設けられた還元触媒と、
    前記還元触媒における排気ガスの流れ方向を正方向と逆方向との間で切り換える切換機構と、
    前記切換機構を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記還元剤噴射弁の開閉時間に基づいて、前記還元触媒への還元剤の実吸着量を算出する実吸着量算出部と、
    前記還元触媒の触媒温度に基づいて、前記還元触媒への還元剤の目標吸着量の1/2に相当する目標中間吸着量を求める目標中間吸着量算出部と、
    前記実吸着量が前記目標中間吸着量以上の場合は、前記切換機構による切り換えを実行させる切換実行部と、を備えることを特徴とする、排気浄化装置。
  2. 前記切換機構は、
    排気ガスを前記還元触媒の両端に導入する2つの通路と、
    排気ガスを前記還元触媒の両端から排出する通路と、
    排気ガスを前記2つの通路のいずれか一方に導入するバルブと、
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 前記制御部は、
    前記切換実行部により前記切り換えが実行されると前記実吸着量を初期化する実吸着量初期化部を更に有する、請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
  4. 前記切換機構は、
    前記排気通路を2つに分離して前記還元触媒の第1及び第2の端部にそれぞれ接続される第1及び第2の通路と、
    一端が前記還元触媒の前記第1の端部に接続され、他端が排気通路に接続される第3の通路と、
    一端が前記還元触媒の前記第2の端部に接続され、他端が排気通路に接続される第4の通路と、
    前記排気通路が前記第1及び第2の通路によって2つに分離される位置に設けられ、排気通路と前記第1及び第2の通路のいずれか一方とを接続する第1のバルブと、
    前記還元触媒の前記第1の端部に設けられ、前記第3の通路への排気ガスの流入を制御する第2のバルブと、
    前記還元触媒の前記第2の端部に設けられ、前記第4の通路への排気ガスの流入を制御する第3のバルブと、を有し、
    前記第1のバルブが前記排気通路と前記第1の通路を接続した状態では、前記第2のバルブが閉状態とされて前記第3のバルブが開状態とされ、
    前記第1のバルブが前記排気通路と前記第2の通路を接続した状態では、前記第2のバルブが開状態とされて前記第3のバルブが閉状態とされることを特徴とする、請求項1に記載の排気浄化装置。
  5. 排気ガス中の窒素酸化物を還元する還元剤を排気通路に噴射するステップと、
    前記還元剤の噴射に基づいて、還元触媒への還元剤の実吸着量を算出するステップと、
    前記還元触媒の触媒温度に基づいて、前記還元触媒への還元剤の目標吸着量を求めるステップと、
    前記目標吸着量と前記実吸着量とを比較した結果に基づいて、前記還元触媒における排気ガスの流れ方向を正方向と逆方向との間で切り換える切換機構によって、前記還元触媒における排気ガスの流れ方向を切り換えるステップと、
    を備えることを特徴とする、排気浄化装置の制御方法。
  6. 前記目標吸着量を求めるステップでは、前記還元触媒への還元剤の目標吸着量の1/2に相当する目標中間吸着量を求め、
    前記排気ガスの流れ方向を切り換えるステップでは、前記実吸着量が前記目標中間吸着量以上の場合に、前記還元触媒における排気ガスの流れ方向を切り換える、ことを特徴とする、請求項に記載の排気浄化装置の制御方法。
  7. 前記還元触媒における排気ガスの流れ方向の切り換えとともに、前記実吸着量を初期化するステップを更に備えることを特徴とする、請求項5又は6に記載の排気浄化装置の制御方法。
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