JP6085496B2 - 樹脂被覆体 - Google Patents

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本発明は、芯材の外面に被覆樹脂層が被覆された樹脂被覆体に関するものである。
芯材の外面に被覆樹脂層が被覆された樹脂被覆体としては、本出願人は、金属製の芯材の外面に合成樹脂を用いて被覆樹脂層が形成され、断面の一部に被覆樹脂層が設けられていない無被覆部が設けられると共に、前記芯材の被覆樹脂層の端縁と無被覆部との境界付近に蟻溝状の抜け止め溝が設けられ、抜け止め溝に被覆樹脂層の一部が入り込んでいる樹脂被覆体からなる長尺体であって、該抜け止め溝の開口部を覆って被覆樹脂層が設けられると共に、抜け止め溝の開口部と前記被覆樹脂層の端縁とが異なる位置に設けられており、前記芯材は、断面矩形であって、該矩形の三面の外側に被覆樹脂層が設けられると共に、残りの一面が無被覆部となされている樹脂被覆体を提案している(特許文献1)。
特開2008−213198号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような従来の樹脂被覆体では、芯材が金属製であるため、金属の種類によっては、例えば鉄鋼に比べ、アルミニウム合金であれば、比較的軽量なものとすることができるが、そのアルミニウム合金であっても、ポリプロピレンやポリエチレンと言ったいわゆる熱可塑性合成樹脂材料と比べると、重量が嵩んでしまう。しかしながら、熱可塑性合成樹脂材料を芯材に用いると、金属材料と比べ、強度や剛性に劣るため、それが要求される用途への使用が制限されることになってしまう。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、金属材料と同程度の強度を備え、しかも熱可塑性合成樹脂材料並みの軽さを備えた芯材の外面に被覆樹脂層が被覆された樹脂被覆体を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち、本発明に係る樹脂被覆体は、炭素繊維強化樹脂からなる管状の芯材の外面に全周にわたって直接被覆樹脂層が押出被覆成形により形成され、前記被覆樹脂層には、木粉が配合されるとともに、該被覆樹脂層の主成分樹脂がエチレン−アクリル酸共重合体樹脂であって、前記エチレン−アクリル酸共重合体樹脂におけるアクリル酸の含有量は、重量で5〜10%であることを特徴とするものである。
また本発明に係る樹脂被覆体は、前記被覆樹脂層には雲母粉末が配合されていることを特徴とするものである。
本発明に係る樹脂被覆体よれば、炭素繊維強化樹脂からなる管状の芯材の外面に、被覆樹脂層を設けているため、金属材料と同程度の強度を備え、しかも熱可塑性合成樹脂材料並みの軽さを備えた樹脂被覆体を形成することができる。
また本発明に係る樹脂被覆体よれば、前記被覆樹脂層を、その主成分樹脂がエチレン−アクリル酸共重合体樹脂となされているため、被覆の対象物である炭素繊維強化樹脂からなる管状の芯材に対して高い接着性を得ることができる。
また本発明に係る樹脂被覆体よれば、前記被覆樹脂層に木粉あるいは雲母粉末のいずれか一方を配合しているため、木粉を配合した場合には、被覆樹脂層表面には木質感が備えられ、雲母粉末を配合した場合には、配合する雲母粉末の種類により、被覆樹脂層表面には種々の色彩や風合いを備えることができる。
本発明に係る樹脂被覆体の、実施の一形態を示す斜視図である。 図1に示した樹脂被覆体の被覆樹脂層を示す拡大断面図である。
本発明に係る最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
Pは樹脂被覆体であって、1は中空状で同一断面が連続して長手方向αに長尺に形成された炭素繊維強化樹脂からなる管状の芯材であり、その断面は中空部11を厚み方向γに横断してリブ12が幅方向βの途中に一個設けられており、かかる断面が長手方向αに延設されていることで、断面矩形で一個のリブ12が長手方向αに備えられることで中空部11が二つに分割された角パイプ状の基材1が形成されている。基材1の中空部11にリブ12が設けられることで断面二次モーメントが高められている。
2は前記芯材1の外面に全周にわたって被覆されている被覆樹脂層であり、樹脂被覆体Pは前記芯材1の外面に直接被覆樹脂層2が押出被覆成形により長尺体として形成されている。該長尺体として形成された樹脂被覆体Pは、適宜長さでもって複数本並設され、主としてデッキ床の構築に用いられるものである。
前記被覆樹脂層2は、その主成分樹脂21がエチレン−アクリル酸共重合体樹脂からなり、その中にベイ栂等の木材を粉砕して形成された木粉22が略均一に分散されて形成されている。前記主成分樹脂21がエチレン−アクリル酸共重合体樹脂であることで、炭素繊維強化樹脂からなる芯材1と高い接着性が得られている。
また前記主成分樹脂21と木粉22とは、接着はしているものの相溶はしていないため、前記被覆樹脂層2に外力が加わった場合に応力は前記被覆樹脂層2と基材1との界面に集中せず、主成分樹脂21と木粉22との界面にも分散されることから、被覆樹脂層2に基材1に達するようなキズが生じても、そのキズから速やかな剥離が進行するのを防止でき、更に飛砂や温度変化に伴う膨張収縮等の外力がかかった場合にも、被覆樹脂層2と基材1との界面で剥離せず、主成分樹脂21と木粉22との界面で破壊するようにできることから、被覆樹脂層2の剥離や破壊が急激に進むことがなく、長期に亘って被覆樹脂層2による被覆状態を維持することができ得る。
さらに、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂は木粉22に対する接着力に優れることから、樹脂被覆体Pの表面に木粉22が露出してしまうことが防止できる。すなわち、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂を用いることで木粉22の表面が樹脂で被覆され易くなり木粉22の劣化を防止できるばかりでなく、木質系被覆層形成用組成物自体や木質系成形品を耐候性、耐水性、耐薬品性に優れたものとさせ得る。しかも、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂は、カルボキシル基が導入されているために表面に配向されたカルボキシル基や該カルボキシル基に結合された水分の作用により、しっとりした手触りがあり、木粉22の木質感と相俟ってあたかも生きている木肌にふれるよな感触を得ることができる。このような、木粉22に対する優れた接着性を有する点においてエチレン−アクリル酸共重合体樹脂におけるアクリル酸の含有量は、重量で5〜10%であることが好ましく、6〜9%であることがさらに好ましい。
また前記被覆樹脂層2に配合している木粉22に代えて、雲母粉末を配合するようにしてもよい。雲母粉末を配合する場合には、配合する雲母粉末の種類や配合重量により、被覆樹脂層2表面には、レンガ調や大理石調と言った種々の色彩や風合いを備えさせることができる。
なお本実施形態においては、芯材1の外面全周にわたって被覆樹脂層2を形成するようにしているが、特にこれに限定されるものではなく、芯材1に被覆樹脂層2が設けられていない無被覆部が形成されていてもよい。また、炭素繊維強化樹脂に含まれる炭素繊維は、長繊維を用いてもよいし、短繊維を用いてもよく、その繊維の向きについては、長手方向αの方向に向くようにしてもよいし、幅方向βの方向も向くようにしてもよく、必要とされる強度や加工のやりやすさにより、適宜選択されるようにすればよい。
1 芯材
11 中空部
12 リブ
2 被覆樹脂層
21 主成分樹脂
22 木粉
P 樹脂被覆体

Claims (2)

  1. 炭素繊維強化樹脂からなる管状の芯材の外面に全周にわたって直接被覆樹脂層が押出被覆成形により形成され、前記被覆樹脂層には、木粉が配合されるとともに、該被覆樹脂層の主成分樹脂がエチレン−アクリル酸共重合体樹脂であって、前記エチレン−アクリル酸共重合体樹脂におけるアクリル酸の含有量は、重量で5〜10%であることを特徴とする樹脂被覆体。
  2. 前記被覆樹脂層には雲母粉末が配合されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂被覆体。
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