JP6084788B2 - 終点検出方法、プログラム及び基板処理装置 - Google Patents

終点検出方法、プログラム及び基板処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板へ光を照射し、該基板からの反射光をモニタして基板に施す処理の終点を検出する終点検出方法、プログラム及び基板処理装置に関する。
基板としてのFPD(Flat Panel Display)用基板にプラズマによってエッチング処理を施して該基板の表面に特定の形状を形成する際、例えば、基板上に成膜された金属層をエッチングして配線パターンを形成する際、特定の形状の形成が完了したタイミング、いわゆる終点を検出することが求められている。
通常、プラズマを用いたエッチング処理の終点検出方法として、FPD用基板の処理に限らず半導体基板の処理等を含む基板の処理において基板上に発生するプラズマの発光状態を観察する方法が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、被処理層において特定の形状としてトレンチが形成されて該トレンチの底部に被処理層と別の層が現れたとき、プラズマのエッチングによって別の層を構成する元素が飛散するので、プラズマの発光をスペクトル分析して当該元素に対応する波長の光の強度が大きく変化したときに、トレンチの底部に別の層が現れた、すなわち、特定の形状の形成が完了したと判断することができる。
ところが、上述した終点検出方法は、エッチングされる層の種類が変わることをプラズマの発光のスペクトル分析によって見出しているに過ぎないため、エッチングされる層の種類が変わらない処理では用いることができない。例えば、トレンチの形成を被処理層の途中で止める必要がある処理では、トレンチが所望の深さに到達してもエッチングによって飛散する元素の種類は変わらないため、プラズマの発光をスペクトル分析しても、光の強度分布は変わらず、トレンチが所望の深さに到達したか否かを判断することができない。
そこで、エッチングされる層の種類が変わらないエッチング処理の終点検出方法として、特定の形状が形成される基板の表面に単一波長のレーザビームを照射し、該表面からの反射光を観察する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法では、特定の形状が表面に形成された際、該表面におけるレーザビームの反射率が変わり、反射光の強度が変わることに基づいて特定の形状の形成完了を判断する。具体的には、エッチングによって表面に段差が形成された際、段差による散乱により、レーザビームの反射率が急激に低下して反射光の強度が急激に低下することに基づいて段差形状の形成完了を判断する。
特開2011−199072号 特開昭62−171127号
しかしながら、特定の形状の形成完了においてレーザビームの反射率が急激に低下するか否かは、表面に形成される形状に依存する。例えば、同じ波長のレーザビームを照射する場合であっても、一の形状の形成完了ではレーザビームの反射率が急激に低下するのに対し、他の形状の形成完了ではレーザビームの反射率が急激に低下しないことがある。例えば、略垂直な側壁を有するトレンチとは異なり、テーパー面を有する錐形状から成るテクスチャー構造では、錐形状のテーパー角は様々であり、また、エッチングの進行につれてテーパー角も変化する。すなわち、テクスチャー構造の場合、顕著な変化を示すレーザビームの波長は一定であるとは限らない。
したがって、特許文献2に記載の技術のように単一波長のレーザビームを用いた場合、形成される形状が変化しても当該形状の形成処理の終点を検出できないおそれがある。
本発明の目的は、基板の表面に形成される形状が変化しても、形状形成処理の終点を確実に検出することができる終点検出方法、プログラム及び基板処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の終点検出方法は、基板の表面においてテクスチャー構造を形成する処理中に複数の波長を含む所定の波長域を有する照射光を前記基板の表面に照射する照射ステップと、前記基板の表面からの反射光を受光する受光ステップと、前記反射光に含まれる少なくとも1つの波長の光であるモニタ光の強度の時間変化をモニタするモニタステップと、特異的に変化するモニタ光の強度の時間変化が、前記テクスチャー構造の形成の完了に対応する予め設定された所定の特異点へ到達したか否かを判定する判定ステップと、前記モニタ光の強度の時間変化が前記所定の特異点へ到達したと判定された場合、前記テクスチャー構造の形成が完了したと判断する判断ステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、基板の表面におけるテクスチャー構造の形成の完了を検出する終点検出方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、基板の表面においてテクスチャー構造を形成する処理中に前記基板の表面へ照射された複数の波長を含む所定の波長域を有する照射光の前記基板の表面からの反射光に含まれる少なくとも1つの波長の光であるモニタ光の強度の時間変化をモニタするモニタモジュールを備え、前記モニタモジュールは、特異的に変化する前記モニタ光の強度の時間変化が、前記テクスチャー構造の形成の完了に対応する予め設定された所定の特異点へ到達したか否かを判定する判定モジュールと、前記モニタ光の強度の時間変化が前記所定の特異点へ到達したと判定された場合、前記テクスチャー構造の形成が完了したと判断する判断モジュールとを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の基板処理装置は、基板の表面においてテクスチャー構造を形成する処理中に複数の波長を含む所定の波長域を有する照射光を前記基板の表面に照射する照射ユニットと、前記基板の表面からの反射光を受光する受光ユニットと、前記反射光に含まれる少なくとも1つの波長の光であるモニタ光の強度の時間変化をモニタするモニタユニットとを備え、前記モニタユニットは、前記モニタ光の強度の時間変化が、前記テクスチャー構造の形成の完了に対応する予め設定された所定の特異点へ到達したか否かを判定し、前記モニタ光の強度が前記所定の特異点へ到達したと判定された場合、前記テクスチャー構造の形成が完了したと判断することを特徴とする。
本発明によれば、複数の波長を含む所定の波長域を有する照射光が基板の表面に照射されるため、基板の表面からの反射光は複数の波長を含む。したがって、基板の表面に形成される形状が変化しても、当該変化後の形状の形成が完了した際に強度が急激に変化する波長の反射光を選定することができる。すなわち、変化後の形状の形成が完了した際に強度が急激に変化する波長の反射光をモニタ光として選定し直し、当該モニタ光の強度をモニタすることにより、基板の表面に形成される形状が変化しても、照射光の光源を、変化前の形状の形成の完了時に強度が急激に変化する光の波長とは異なる波長の光を発する光源に交換すること無く、形状形成処理の終点を検出することができる。
本発明の実施の形態に係る終点検出方法を実行する基板処理装置の構成を概略的に示す断面図である。 テクスチャー構造を形成する際の反射光における強度分布の変化を示す図であり、図2(A)はエッチング処理の初期における反射光の強度分布のプロファイルであり、図2(B)はエッチング処理の初期における被処理領域の表面の形状を示す断面図であり、図2(C)はテクスチャー構造の形成完了時における反射光の強度分布のプロファイルであり、図2(D)はテクスチャー構造の形成完了時における被処理領域の表面の形状を示す断面図である。 反射光が含む一の波長の光の強度の時間変化を説明するための図であり、図3(A)は反射光が含む一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図3(B)はマスクパターンが基板に十分存在する場合の被処理領域の表面の形状を示す断面図であり、図3(C)はエッチング処理がある程度進んだ場合の被処理領域の表面の形状を示す断面図であり、図3(D)はテクスチャー構造の形成完了時における被処理領域の表面の形状を示す断面図である。 本実施の形態に係る終点検出方法を示すフローチャートである。 被処理領域において形成される特定の形状と、反射光に含まれる一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルとの関係を示す図であり、図5(A)は第1の形状が形成される場合の反射光に含まれる一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図5(B)は被処理領域の表面に形成される第1の形状の断面図であり、図5(C)は第2の形状が形成される場合の反射光に含まれる一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図5(D)は被処理領域の表面に形成される第2の形状の断面図である。 一連の処理において時間変化とともに被処理領域に形成される複数の特定の形状と、反射光に含まれる一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルとの関係を示す図であり、図6(A)は第3の形状が形成される場合の反射光に含まれる一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図6(B)は被処理領域の表面に形成される第3の形状の断面図であり、図6(C)は第4の形状が形成される場合の反射光に含まれる一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図6(D)は被処理領域の表面に形成される第4の形状の断面図である。 プラズマを利用した成膜処理における反射光が含む一の波長の光の強度の時間変化を説明するための図であり、図7(A)は反射光が含む一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図7(B)は膜が形成されていない場合の被処理領域の表面の形状を示す断面図であり、図7(C)は成膜処理がある程度進んだ場合の被処理領域の表面の形状を示す断面図であり、図7(D)は成膜完了時における被処理領域の表面の形状を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る終点検出方法を実行する基板処理装置の構成を概略的に示す断面図である。
図1において、基板処理装置10は、FPD用基板などの基板Sを収容する筐体状のチャンバ11と、該チャンバ11の底部に配置されて基板Sを載置するステージ12と、チャンバ11の天井部に配置されてステージ12と対向するシャワーヘッド13と、チャンバ11の外部に設けられて複数の波長を含む所定の波長域を有する光、例えば、白色光を照射光Lとして照射する照射ユニット14と、チャンバ11の外部であってチャンバ11を挟んで照射ユニット14と対向するように配置される受光ユニット15とを備える。本実施の形態において、白色光は全ての波長の光が均質に含まれる光に厳密に限定されず、視覚的に白色と認識される程度の光であればよく、換言すれば、色相が一般に市販される照明器具の白色光とされる光程度の色相のばらつきの範囲内にある光であればよい。また、連続スペクトルで構成されるものに限られず、蛍光灯から発せられる光のように輝線スペクトルで構成される光であってもよい。
チャンバ11は照射ユニット14と対向する側壁11aにおいて照射光透過窓16を有し、受光ユニット15と対向する側壁11bにおいて反射光透過窓17を有する。照射光透過窓16は照射ユニット14及び基板Sの表面における特定の形状、例えば、テクスチャー構造が形成される被処理領域Aを結ぶ直線上に位置し、反射光透過窓17は被処理領域A及び受光ユニット15を結ぶ直線上に位置する。一般に、テクスチャー構造とは基板などの表面に形成される微小な凹凸で構成された表面構造であり、代表的なものとしては、複数の円錐や角錐等の錐形状によって微小な凸部が形成される凹凸構造や、その他、ハニカム状に凹凸が形成されるハニカムテクスチャー構造が挙げられるが、本実施の形態では、複数の円錐状若しくは角錐状の凸部から成るテクスチャー構造が形成される場合について説明する。
ステージ12は高周波電源18が接続されて下部電極として機能し、シャワーヘッド13は接地されて上部電極として機能し、ステージ12及びシャワーヘッド13は一対の平行平板電極を構成する。特に下部電極であるステージ12は、チャンバ11内におけるステージ12及びシャワーヘッド13の間の処理空間PSに高周波電力を印加する。また、シャワーヘッド13は外部の処理ガス供給ユニット(図示しない)に接続され、処理空間PSへ処理ガスを供給する。
基板処理装置10では、処理空間PSへ供給された処理ガスを高周波電力によって励起してプラズマを発生させ、該プラズマによって基板Sへ所定のプラズマ処理、例えば、エッチング処理を施す。このとき、被処理領域Aでは形成されたマスクパターンに応じて特定の形状、例えば、テクスチャー構造が形成される。例えば、図2(B)に示すように、多数のビーズをマスクとして使用してテクスチャー構造が形成される。
被処理領域Aにおいて特定の形状が形成される際、照射ユニット14は照射光Lを被処理領域Aに照射し、受光ユニット15は被処理領域Aからの照射光Lの反射光Rを受光する。受光ユニット15はコントローラ19に接続され、該コントローラ19は受光した反射光Rを分光分析する。
基板処理装置10では、エッチング処理が進むにつれて被処理領域Aの表面の形状が変化し、該領域Aにおける照射光Lの反射率が変化して反射光Rの強度が変化する。ここで、反射率とは照射ユニット14から被処理領域Aに照射された照射光Lの光量に対する受光ユニット15に向けて反射された反射光Rの光量の割合を意味する。図2は、テクスチャー構造を形成する際の反射光における強度分布の変化を示す図であり、図2(A)はエッチング処理の初期における反射光の強度分布のプロファイルであり、図2(B)はエッチング処理の初期における被処理領域の表面の形状を示す断面図であり、図2(C)はテクスチャー構造の形成完了時における反射光の強度分布のプロファイルであり、図2(D)はテクスチャー構造の形成完了時における被処理領域の表面の形状を示す断面図である。
エッチング処理が進み被処理領域Aの表面の形状が変化するにつれて、被処理領域Aからの反射光Rが含む複数の波長の強度分布(以下、単に「反射光Rの強度分布」という。)のプロファイルが変化する。具体的には、エッチング処理の初期では被処理領域Aにおいて底部がほぼ平面となる緩やかな曲面から成る凹部の割合が多いため(図2(B))、全体的に反射光の強度は高いが(図2(A))、エッチング処理が進むにつれて複数の錐形状が成長して凹部が深くなるため(図2(D))、各トレンチの凹部に入り込んで反射しない光が増えるとともに、照射光Lに対する反射面として機能する被処理領域Aにおける表面の角度も様々になり、散乱する光が増加して受光ユニット15へ向けて反射する反射光Rの強度が全体的に低下する(図2(D))。したがって、反射光Rの強度をモニタすることによってテクスチャー構造の形成完了を判断することができる。
しかしながら、一の光が凹部に吸収され、若しくは当該一の光の散乱形態が変化するのは、凹部の深さ、被処理領域Aの表面の角度及び当該一の光の波長に依存するため、図2(A)及び図2(C)に示すように、反射光Rの強度分布は一様に変化せず、強度が大きく変化する波長の光(図中「R」で示す。)や強度が余り変化しない波長の光(図中「R」で示す。)が混在する。したがって、テクスチャー構造の形成完了時、すなわち、終点を検出するためには、反射光Rのうち強度が大きく変化する波長(R)の光をモニタするのが好ましい。
また、反射光Rに含まれる一の波長の光の強度も、被処理領域Aの表面の形状が変化するにつれて一様に変化する訳ではなく、テクスチャー構造の凹部の深さや被処理領域Aの表面の角度の変化につれて様々に変化する。
図3は、反射光が含む一の波長の光の強度の時間変化を説明するための図であり、図3(A)は反射光が含む一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図3(B)はマスクパターンが基板に十分存在する場合の被処理領域の表面の形状を示す断面図であり、図3(C)はエッチング処理がある程度進んだ場合の被処理領域の表面の形状を示す断面図であり、図3(D)はテクスチャー構造の形成完了時における被処理領域の表面の形状を示す断面図である。
一の波長の光の凹部への吸収、若しくは当該一の波長の光の散乱形態の変化は、凹部の深さや被処理領域Aの表面の角度に依存するため、一の波長の光の強度はエッチング処理の進行、すなわち、時間の経過に伴って一様に変化する訳ではなく、例えば、図3(A)に示すように、形状が図3(B)乃至図3(D)に示すように変化するに従い、増減を繰り返す。なお、図3(A)中の横軸における時間「A」は図3(B)に示す被処理領域Aの表面の形状に対応し、時間「B」は図3(C)に示す被処理領域Aの表面の形状に対応し、時間「C」は図3(D)に示す被処理領域Aの表面の形状に対応する。
また、波長によっては当該波長の光の強度の時間変化のプロファイル(以下、単に「強度変化プロファイル」という。)における強度が特異的に変化する特異点の出現タイミングが、特定の形状の形成完了時に一致することがある。具体的には、図3(A)に示すプロファイルでは、極値Dの出現タイミングがテクスチャー構造の形成完了時に一致する。
本実施の形態では、特定の形状の形成完了時である終点を確実に検出するために、反射光Rが含む複数の波長の光の中から、特定の形状の形成完了時と、強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点の出現タイミングとが一致する波長の光をコントローラ19によってモニタするモニタ光として選定し、該モニタ光の強度の時間変化をモニタする。
図4は、本実施の形態に係る終点検出方法を示すフローチャートである。
図4において、まず、コントローラ19は、被処理領域Aにおいて形成される特定の形状の形成完了時と、強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点の出現タイミングとが一致する波長の光をモニタ光として選定し(ステップS41)(選定ステップ)、基板Sにプラズマを用いてエッチング処理を施す際、照射ユニット14によって基板Sの表面の被処理領域Aを照射光Lで照射し(照射ステップ)、受光ユニット15によって被処理領域Aからの反射光Rを受光し(受光ステップ)、受光ユニット15によって受光する反射光Rの中から選定されたモニタ光の強度の時間変化をモニタし(ステップS42)(モニタステップ)、モニタ光の強度の時間変化が強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したか否かを判定し(ステップS43)(判定ステップ)、モニタ光の強度の時間変化が強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達していないと判定された場合(ステップS43でNO)、ステップS42に戻り、モニタ光の強度の時間変化が強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したと判定された場合(ステップS43でYES)、被処理領域Aにおいて形成される特定の形状の形成が完了したと判断し(ステップS44)、本処理を終了する。
本処理のステップS43においてモニタ光の強度の時間変化が強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したか否かは、極値Dにおける特定の数値のみに基づいて判定されるのではなく、モニタ光の強度の時間変化のプロファイル全体における極値Dの位置の特定要素、例えば、時間変化のプロファイルにおける極大点や極小点の出現回数又はこれらの出現間隔の変化、時間変化のプロファイルにおいて極値Dと同一の値を持つ箇所のプロファイル曲線の微分値の比較、時間変化のプロファイルにおける極値Dの出現までの経過時間等に基づいて判定される。すなわち、モニタ光の強度の時間変化が所定の強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したか否かは、時間変化のプロファイルの特定箇所だけに基づいて判定されず、時間変化のプロファイル全体に基づいて判断される。すなわち、本明細書における「到達」とは、変化するモニタ光の強度が極値D(特異点における強度)に一致することだけを意味するものではなく、変化するモニタ光の強度が、モニタ開始からの変化履歴が考慮された上で特異点へ至ったと考えられる状態を言う。なお、極値Dの位置の特定要素は上述したものに限られない。
なお、図4のステップS42においてモニタされるモニタ光の強度は、絶対値で表示してもよいが、反射光Rに含まれる他の複数の光との対比で規定されてもよく、例えば、強度が特異的に変化する特異点を有さない強度変化プロファイルを示す多数の波長の光を代表する光の強度によってモニタ光の強度が標準化され、モニタされるモニタ光の強度の単位はAU(Arbitrary Unit)で示されてもよい。これにより、モニタ光の強度の変化を容易に検知することができる。
また、強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点の出現タイミングが特定の形状の形成完了時に一致する光の波長は、被処理領域Aにおいて形成される特定の形状によって異なる。
図5は、被処理領域において形成される特定の形状と、反射光に含まれる一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルとの関係を模式的に示す図であり、図5(A)は第1の形状が形成される場合の反射光に含まれる一の波長(第1の波長)の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図5(B)は被処理領域の表面に形成される第1の形状の断面図であり、図5(C)は第2の形状が形成される場合の反射光に含まれる一の波長(第2の波長)の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図5(D)は被処理領域の表面に形成される第2の形状の断面図である。図5では、理解を容易にするため、トレンチ(図5(A)、(B))が形成される場合と段付きトレンチ(図5(C)、(D))が形成される場合とを比較して説明を行なう。
図5(B)に示す複数の平行なトレンチが形成される場合において、複数の平行なトレンチの形成完了時と、強度変化プロファイルにおいて極値Eの出現タイミングとが一致する光の波長が第1の波長であるとき、図5(D)に示す段付きトレンチが形成される場合では、上記第1の波長の光の強度変化プロファイルは破線で示すように急峻な変化を示さず、寧ろ、第1の波長とは異なる第2の波長の光の強度変化プロファイルが急峻に変化し、且つ当該第2の波長の光の強度変化プロファイルにおける極値Fの出現タイミングが、図5(D)に示す段付きトレンチの形成完了時と一致することがある。
このような場合、図5(B)に示す複数の平行なトレンチの形成完了時(終点)を検出するときには、反射光Rから第1の波長の光をモニタ光として選定し、図5(D)に示す段付きトレンチの形成完了時(終点)を検出するときには、反射光Rから第2の波長の光をモニタ光として選定する。
一方で、基板処理装置10では、照射光Lとして複数の波長を含む所定の波長域を有する光である白色光が被処理領域Aに照射されて反射光Rが発生するため、該反射光Rは複数の波長の光、例えば、第1の波長の光や第2の波長の光を含む。したがって、被処理領域Aにおいて形成される特定の形状が変化しても、変化後の形状の形成完了時と強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点の出現タイミングとが一致する波長の光を選定することができる。
すなわち、本実施の形態に係る終点検出方法を実行する基板処理装置10によれば、被処理領域Aにおいて形成される特定の形状が変化しても、コントローラ19が変化後の形状の形成完了時と強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点の出現タイミングとが一致する波長の光をモニタ光として選定し直し、当該モニタ光の強度の時間変化をモニタすることにより、照射ユニット14が照射する照射光Lや当該基板処理装置10そのものの構成を変えることなく、容易に、変化後の形状の形成完了時を検出することができる。
また、上述した図4の終点検出方法によれば、被処理領域Aにおいて形成される特定の形状の形成完了時と、強度が特異的に変化する特異点の出現タイミングとが一致する波長の光をモニタ光として選定し、当該モニタ光の強度の時間変化が特異点へ到達したと判定された場合、特定の形状の形成が完了したと判断する。すなわち、強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点に基づいて特定の形状の形成が完了したと判断するので、形状形成処理の終点を確実に検出することができる。
さらに、一連の処理において時間変化とともに複数の特定の形状が連続的に形成される場合、例えば、マスクパターンが消失し、その後、複数の平行なトレンチが形成される場合、各特定の形状に関し、各特定の形状の形成完了時と強度の時間変化のプロファイルにおける特異点の出現タイミングとが一致する光の波長は、互いに異なる。なお、図5では、基板Sの表面に形成されるトレンチ構造が異なれば、特異点を有する時間変化のプロファイルが異なることについて説明したが、基板Sの表面に形成される構造がテクスチャー構造等の他の凹凸構造であっても、同様に、凹凸構造が異なれば、特異点を有する時間変化のプロファイルは異なる。
図6は、一連の処理において時間変化とともに被処理領域に形成される複数の特定の形状と、反射光に含まれる一の波長の光の強度の時間変化のプロファイルとの関係を示す図であり、図6(A)は第3の形状が形成される場合の反射光に含まれる一の波長(第3の波長)の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図6(B)は被処理領域の表面に形成される第3の形状の断面図であり、図6(C)は第4の形状が形成される場合の反射光に含まれる一の波長(第4の波長)の光の強度の時間変化のプロファイルであり、図6(D)は被処理領域の表面に形成される第4の形状の断面図である。
図6(B)に示すマスクパターン(破線)が消失する場合において、マスクパターンの消失時と強度変化プロファイルにおいて極値Gの出現タイミングとが一致する光(図6(A)参照。)の波長が第3の波長であるとき、マスクパターンの消失後に図6(D)に示すテクスチャー構造が形成される場合では、上記第3の波長の光の強度変化プロファイルはテクスチャー構造形成完了時に対応するタイミングH’で急峻な変化を示さず、寧ろ、図4(C)に示すように、第3の波長とは異なる第4の波長の光の強度変化プロファイルが急峻に変化し、且つ当該第4の波長の光の強度変化プロファイルにおける極値Hの出現タイミング(図6(A)のH’に対応)がテクスチャー構造の形成完了時と一致することがある。
このような場合、図6(B)に示すマスクパターンの消失時(終点)を検出するときには、反射光Rから第3の波長の光をモニタ光として選定し、図6(D)に示すテクスチャー構造の形成完了時(終点)を検出するときには、反射光Rから第4の波長の光をモニタ光として選定する。これにより、一連の処理において時間変化とともに複数の特定の形状が形成される場合であっても、各特定の形状の形成完了時(終点)を確実に検出することができる。
また、被処理領域Aにおいて一の特定の形状が形成される場合であっても、当該一の特定の形状の形成完了時と、強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点の出現タイミングとが一致する光の波長が複数存在する場合がある。
このような場合、複数のチェック回路を有する論理回路をコントローラ19内に構築し、各チェック回路において各波長のモニタ光の強度が対応する強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したか否かを判定し、全てのチェック回路においてモニタ光の強度の時間変化が強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したと判定された場合にのみ、一の特定の形状の形成が完了したと判断してもよい。
例えば、一の特定の形状の形成完了時と、強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点の出現タイミングとが一致する光の波長が3つ(第5の波長、第6の波長、第7の波長)存在する場合、3つのチェック回路を有する論理回路をコントローラ19内に構築し、第5の波長に対応するチェック回路において、第5の波長のモニタ光の強度が第5の波長の光の強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したか否かを判定し、第6の波長に対応するチェック回路において、第6の波長のモニタ光の強度が第6の波長の光の強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したか否かを判定し、且つ、第7の波長に対応するチェック回路において、第7の波長のモニタ光の強度が第7の波長の光の強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したか否かを判定し、第5乃至第7の波長のモニタ光の強度が、それぞれ対応する強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したと判定された場合にのみ、一の特定の形状の形成が完了したと判断してもよい。これにより、一の特定の形状の形成完了を正確に検出することができる。
また、上述の例とは異なり、第5の波長、第6の波長、第7の波長の少なくとも1つがそれぞれの波長の光の強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達すれば、一の特定の形状の形成が完了したと判断してもよい。プラズマ処理においては、しばしば反応生成物が発生し、該反応生成物が特定の波長の光を強く吸収することがある。このような反応生成物が被処理領域Aに付着したり、あるいは照射光透過窓16や反射光透過窓17に付着し、第5の波長、第6の波長、第7の波長のいずれかの波長のモニタ光が反応生成物に吸収されて当該モニタ光を用いた強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点への到達の判定が不可能となった場合であっても、他の波長のモニタ光が吸収されなければ、他の波長のモニタ光の強度の時間変化の強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点への到達判定に基づいて一の特定の形状の形成が完了したと判断することができる。係る場合においてもコントローラ19において、例えば、論理和により判定する論理回路を構成することができる。
また、図4の終点検出方法を適用可能なプラズマ処理は、エッチングによりテクスチャー構造を形成する処理に限られず、トレンチ形状やホール形状、その他被処理領域Aの表面に凹凸構造を形成する処理を含み、さらに、図4の終点検出方法を適用可能な処理は、エッチング処理に限られず、処理の進行に伴って被処理領域Aの表面の形状が変化する処理であってもよい。
例えば、プラズマを利用した成膜処理において被処理領域Aに成膜される膜20が多数の空孔を有し、膜20が成長するほど当該膜20の表面の面粗度が大きくなるような場合(図7(B)乃至図7(D))、特定の厚さの膜20の成膜完了時と強度の時間変化のプロファイル(図7(A))における極値Iの出現タイミングとが一致する波長の光を反射光Rからモニタ光として選定し、被処理領域Aに照射光Lを照射し、該被処理領域Aからの反射光Rを受光しながら、反射光Rにおける上記モニタ光の強度の時間変化をモニタするのが好ましい。これにより、特定の厚さの膜20の成膜完了を確実に検出することができる。
以上、本発明について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上述した実施の形態では、特異点として極値を用いたが、特異点は極値に限られず、光の強度変化プロファイルが極端に変化する箇所、例えば、屈曲点のような箇所であってもよい。また、特定の形状の形成完了時の判定は、図3に示すように、一の強度変化プロファイルにおいて特異点である極値Dと同じ強度が数回現れること(図3中のDやD)があり、このような場合、モニタ光の強度が極値Dと同じ値に達したか否かだけに基づいてモニタ光の強度が特異点へ到達したかどうかを正確に判定するのは困難であるため、極値Dと同じ値のモニタ光の強度の出現回数をモニタしたり、あるいは、モニタ光の強度の変化度合い、例えば、微分値を併せてモニタするのが好ましい。これにより、特定の形状の形成完了時の誤検出を防止することができる。
また、上記実施の形態においては、照射ユニット14が白色光を照射する場合について説明したが、照射される光は白色光に限られず、一定の波長幅を有する光等、波長の選択に自由度が確保できる複数の周波数の光を含む光であれば、一定の色相を有する光であってもよい。
本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体を、コンピュータ等に供給し、コンピュータのCPUが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても達成される。当該プログラムは、上述した実施の形態に係る終点検出方法を実行するために、少なくとも、上述のモニタ光の強度の時間変化をモニタするモニタモジュールと、モニタ光の強度の時間変化が、特定の形状の形成の完了に対応する予め設定された、強度変化プロファイルにおける強度が特異的に変化する特異点へ到達したか否かを判定する判定モジュールと、モニタ光の強度の時間変化が予め設定された特異点へ到達したと判定された場合、特定の形状の形成が完了したと判断する判断モジュールとを有することが望ましく、判定モジュール及び判断モジュールは、モニタモジュールから呼び出される呼び出し関数で表されてもよく、また、モニタモジュールと時系列的に並べられて表されてもよい。なお、上記プログラムは、上述した実施の形態に係る終点検出方法だけでなく、上述した変形例を含む全ての終点検出方法について実行しうるように構成される。
上述の場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、プログラム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。或いは、上記プログラムは、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることによりコンピュータに供給されてもよい。
また、コンピュータのCPUが読み出したプログラムを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、CPU上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
D,E,F,G,H,I 極値
L 白色光
S 基板
R 反射光
10 基板処理装置
14 照射ユニット
15 受光ユニット
19 コントローラ

Claims (13)

  1. 基板の表面においてテクスチャー構造を形成する処理中に複数の波長を含む所定の波長域を有する照射光を前記基板の表面に照射する照射ステップと、
    前記基板の表面からの反射光を受光する受光ステップと、
    前記反射光に含まれる少なくとも1つの波長の光であるモニタ光の強度の時間変化をモニタするモニタステップと、
    特異的に変化するモニタ光の強度の時間変化が、前記テクスチャー構造の形成の完了に対応する予め設定された所定の特異点へ到達したか否かを判定する判定ステップと、
    前記モニタ光の強度の時間変化が前記所定の特異点へ到達したと判定された場合、前記テクスチャー構造の形成が完了したと判断する判断ステップとを有することを特徴とする終点検出方法。
  2. 前記テクスチャー構造錐形状から成ることを特徴とする請求項1記載の終点検出方法。
  3. 前記テクスチャー構造の形成完了時と、前記所定の特異点の出現タイミングとが一致する波長の光を前記モニタ光として予め選定する選定ステップをさらに有することを特徴とする請求項1又は2記載の終点検出方法。
  4. 前記基板の表面の形状は前記処理中に時間変化とともに変化し、
    前記選定ステップでは、前記処理中に順次現れる互いに異なる複数の前記テクスチャー構造のそれぞれについて、前記所定の特異点を有する前記モニタ光を選定し、
    前記モニタステップでは、前記複数のテクスチャー構造について選定された複数の前記モニタ光の強度の時間変化をモニタし、
    前記判定ステップでは、前記複数のモニタ光のそれぞれの強度の時間変化が、対応する前記所定の特異点へ到達したか否かを判定することを特徴とする請求項3記載の終点検出方法。
  5. 前記選定ステップでは、1つの前記テクスチャー構造について、前記所定の特異点を有する前記モニタ光を複数選定し、
    前記モニタステップでは、前記選定された複数の前記モニタ光の強度の時間変化をモニタし、
    前記判定ステップでは、前記複数のモニタ光のそれぞれの強度の時間変化が、対応する前記所定の特異点へ到達したか否かを判定し、
    前記判断ステップでは、前記複数のモニタ光の強度の時間変化の全てが対応する前記所定の特異点へ到達したと判定された場合、前記1つのテクスチャー構造の形成が完了したと判断することを特徴とする請求項3記載の終点検出方法。
  6. 前記選定ステップでは、1つの前記テクスチャー構造について、前記所定の特異点を有する前記モニタ光を複数選定し、
    前記モニタステップでは、前記選定された複数の前記モニタ光の強度の時間変化をモニタし、
    前記判定ステップでは、前記複数のモニタ光のそれぞれの強度の時間変化が、対応する前記所定の特異点へ到達したか否かを判定し、
    前記判定ステップでは、前記複数のモニタ光の強度の時間変化の少なくとも1つが対応する前記所定の特異点へ到達したと判定された場合、前記1つのテクスチャー構造の形成が完了したと判断することを特徴とする請求項3記載の終点検出方法。
  7. 前記モニタ光の強度は、前記反射光に含まれる他の波長の光との対比で規定されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の終点検出方法。
  8. 前記所定の波長域を有する照射光は白色光であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の終点検出方法。
  9. 基板の表面におけるテクスチャー構造の形成の完了を検出する終点検出方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    基板の表面においてテクスチャー構造を形成する処理中に前記基板の表面へ照射された複数の波長を含む所定の波長域を有する照射光の前記基板の表面からの反射光に含まれる少なくとも1つの波長の光であるモニタ光の強度の時間変化をモニタするモニタモジュールを備え、
    前記モニタモジュールは、
    特異的に変化する前記モニタ光の強度の時間変化が、前記テクスチャー構造の形成の完了に対応する予め設定された所定の特異点へ到達したか否かを判定する判定モジュールと、
    前記モニタ光の強度の時間変化が前記所定の特異点へ到達したと判定された場合、前記テクスチャー構造の形成が完了したと判断する判断モジュールとを有することを特徴とするプログラム。
  10. 前記テクスチャー構造錐形状から成ることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  11. 前記テクスチャー構造の形成完了時と、前記所定の特異点の出現タイミングとが一致する波長の光を前記モニタ光として予め選定する選定モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項9又は10記載のプログラム。
  12. 基板の表面においてテクスチャー構造を形成する処理中に複数の波長を含む所定の波長域を有する照射光を前記基板の表面に照射する照射ユニットと、
    前記基板の表面からの反射光を受光する受光ユニットと、
    前記反射光に含まれる少なくとも1つの波長の光であるモニタ光の強度の時間変化をモニタするモニタユニットとを備え、
    前記モニタユニットは、前記モニタ光の強度の時間変化が、前記テクスチャー構造の形成の完了に対応する予め設定された所定の特異点へ到達したか否かを判定し、前記モニタ光の強度が前記所定の特異点へ到達したと判定された場合、前記テクスチャー構造の形成が完了したと判断することを特徴とする基板処理装置。
  13. 前記テクスチャー構造錐形状から成ることを特徴とする請求項12記載の基板処理装置。
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